JP2002254994A - 車載アクチュエータ制御システム - Google Patents

車載アクチュエータ制御システム

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JP2002254994A
JP2002254994A JP2001056277A JP2001056277A JP2002254994A JP 2002254994 A JP2002254994 A JP 2002254994A JP 2001056277 A JP2001056277 A JP 2001056277A JP 2001056277 A JP2001056277 A JP 2001056277A JP 2002254994 A JP2002254994 A JP 2002254994A
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JP
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vehicle
door
drive
actuator
switch
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Application number
JP2001056277A
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Inventor
Hidefumi Abe
秀文 阿部
Tsukasa Naganuma
司 永沼
Takaharu Sugawara
貴治 菅原
Hitoshi Sugano
均 菅野
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Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載電装ユニットが多くなっても複雑な配線
を車両内に必要としない車載アクチュエータ制御システ
ムを提供する。 【解決手段】 各々がアクチュエータを有しそのアクチ
ュエータを駆動する複数の車載アクチュエータ駆動部
と、複数の車載アクチュエータ駆動部を個別に制御する
制御部とを備え、複数の車載アクチュエータ駆動部と制
御部とは共通の通信ラインを介して互いに接続され、複
数の車載アクチュエータ駆動部と制御部との間で通信を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
各アクチュエータを制御する車載アクチュエータ制御シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、モータ等のアクチュエ
ータを使用した車載電装ユニットとしては、パワースラ
イドドア、パワーウインドウやワイパーがある。このよ
うなアクチュエータを使用した各車載電装ユニットは車
両の単一のコントローラに接続され、コントローラによ
って各車載電装ユニットの駆動動作が制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各車載
電装ユニットはコントローラに個別に接続されているの
で、各車載電装ユニットとコントローラとの間を結ぶハ
ーネス等の配線が車両内に張り巡らされ、車載電装ユニ
ットが多くなるほど配線が複雑になるという問題点があ
った。
【0004】そこで、本発明の目的は、車載電装ユニッ
トが多くなっても複雑な配線を車両内に必要としない車
載アクチュエータ制御システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車載アクチュエ
ータ制御システムは、各々がアクチュエータを有しその
アクチュエータを駆動する複数の車載アクチュエータ駆
動部と、複数の車載アクチュエータ駆動部を個別に制御
する制御部とを備えた車載アクチュエータ制御システム
であって、複数の車載アクチュエータ駆動部と制御部と
は共通の通信ラインを介して互いに接続され、複数の車
載アクチュエータ駆動部と制御部との間で通信を行うこ
とを特徴としている。
【0006】かかる本発明の車載アクチュエータ制御シ
ステムによれば、車載電装ユニットが多くなっても共通
の通信ラインに接続するだけで済むので、複雑な配線を
車両内に必要とすることがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図1は本発明の車載アクチュ
エータ制御システムの実施例としてパワースライドドア
の制御システムの構成を示している。図1に示すよう
に、車両11の左側面にはスライドドア12が車両11
の前後方向に移動自在に備えられている。スライドドア
12は車両前方の左側のものであるが、車両11の右側
面にもスライドドア(図2の19)は設けられている。
【0008】スライドドア12は図2に示すように、メ
インコントローラ13によって駆動ユニット14を介し
て開閉制御され、スライドドア19も同様にメインコン
トローラ13によって駆動ユニット20を介して開閉制
御される。メインコントローラ13と駆動ユニット1
4,20との間は通信ライン15によって接続されてい
る。通信ライン15はバスとして形成されている。メイ
ンコントローラ13は、例えば、マイクロコンピュータ
からなり通信機能を内蔵している。メインコントローラ
13にはスライドドア12の開閉を可能にするメインス
イッチ16が接続されている。メインスイッチ16は通
常、運転席の前方パネル(図示せず)に設けられる。
【0009】駆動ユニット14,20各々は、共に図3
に示すように、3相ブラシレスモータからなるドアモー
タ10、入出力インターフェース21、CPU22、プ
リドライバ23、FET24〜29、ホール素子30a
〜30c、電源回路31及びリレー32を備えている。
これらの駆動ユニット14の構成素子はドアモータ10
と一体に形成されている。入出力インターフェース2
1、CPU22、プリドライバ23、FET24〜2
9、ホール素子30a〜30c、電源回路31及びリレ
ー32は図3に一点破線で示す基板41上に配置され、
各駆動ユニット14,20の電気回路が形成されてい
る。
【0010】図4(a)はドアモータ10の内部構造を示
し、図4(b)は図4(a)のドアモータ10のA−A部分の
断面を示している。ドアモータ10は、図4(a)及び(b)
に示すように、ステータ(固定子)部36とロータ(回
転子)部37とをケース35内に備えている。ケース3
5は円筒状になっており、一方端は閉塞されてるが他方
端は開放されている。他方端はカバー35aによって閉
塞されている。ステータ部36は3つのコイル36a〜
36cが鉄心38に形成されている。コイル36a〜3
6cは互いに図3に示すようにY結線されている。鉄心
38は円環状に形成され、内側に120度間隔で3つの
コアをなす突出部38a〜38cを備えている。その突
出部38a〜38cに対応するコイル36a〜36cが
形成されている。ロータ部37はケース35の閉塞端及
びカバー35aの中心部に各々設けられた図示しない軸
受に回転自在に支持される回転シャフト39を有し、回
転シャフト39にはS極とN極とが回転方向に交互に表
面に配置された磁石40が固定されている。磁石40は
ロータ部37の突出部38a〜38cに対面するように
位置されている。
【0011】ケース35内の開放端側には円形の基板4
1が配置され、図示しない手段によってケース35に固
定されている。基板41の中心には貫通孔42が形成さ
れ、回転シャフト39がその貫通孔42に非接触の状態
で貫通している。基板41には、上記した入出力インタ
ーフェース21、CPU22、プリドライバ23、FE
T24〜29、ホール素子30a〜30c、電源回路3
1及びリレー32が配置されている。なお、図4にはこ
れらの配置された部品の一部しか示していない。
【0012】図4に示したように、電源回路31には電
圧+V及びアース電位が供給される。電源回路31はC
PU22に安定化した電圧を供給する。CPU22はモ
ータ10の回転駆動時にはリレー32のリレーコイル3
2aを励磁させる。リレー32はリレーコイル32aの
励磁によってリレースイッチ32bがオンとなるように
構成されている。
【0013】入出力インターフェース21は通信ライン
15に接続され、メインコントローラ13とCPU22
との間のデータの送受信動作を制御する。CPU22は
メインコントローラ13から供給されるデータに基づい
てプリドライバ23に駆動指令を発生する。CPU22
とプリドライバ23との間には6本の接続ラインU,
V,W,U’,V’,W’が設けられている。プリドラ
イバ23は接続ラインU,V,W,U’,V’,W’に
対応した6つの出力端子u,v,w,u’,v’,w’
を有している。出力端子u,v,w,u’,v’,w’
の各々にはFET24〜29のいずれか1のゲートが接
続されている。すなわち、出力端子uはFET24のゲ
ートに接続され、出力端子vはFET25のゲートに接
続され、出力端子wはFET26のゲートに接続されて
いる。また、出力端子u’はFET27のゲートに接続
され、出力端子v’はFET28のゲートに接続され、
出力端子w’はFET29のゲートに接続されている。
FET24〜26各々のドレインは共通接続され、リレ
ー32のリレースイッチ32bに接続されている。リレ
ースイッチ32bのオン時には電圧+BがFET24〜
26各々のドレインには供給される。FET24のソー
スはFET27のドレインに接続され、その接続ライン
はコイル36aの一端に接続されている。同様に、FE
T25のソースはFET28のドレインに接続され、そ
の接続ラインはコイル37aの一端に接続されている。
FET26のソースはFET29のドレインに接続さ
れ、その接続ラインはコイル36aの一端に接続されて
いる。FET27〜29各々のソースはアース接続され
ている。
【0014】ホール素子30a〜30c各々は基板41
のロータ部37側面に120度間隔で設けられており、
ホール素子30a〜30c各々には電圧Vccが印加され
る。ホール素子30a〜30c各々はロータ部37の回
転による磁気変化に応じたパルス信号を発生する。ホー
ル素子30a〜30c各々の出力信号はCPU22に供
給されるようになっている。CPU22はホール素子3
0a〜30c各々の出力信号に応じてFET24〜29
のオン駆動信号をプリドライバ23に供給する。オン駆
動信号はFET24〜29のうちのオンさせるべきFE
Tを指定する。このオン駆動信号によりモータ10の正
回転駆動時にはFET24〜29はFET24,28、
FET25,29、そしてFET26,27の順にオン
を繰り返すように駆動制御され、モータ10の逆回転駆
動時にはFET24〜29はFET24,29、FET
26,28、そしてFET25,27の順にオンを繰り
返すように制御される。
【0015】ドアモータ10の回転シャフト39はスラ
イドドア12にドライブプーリを有する連動機構(図示
せず)を介して機械的に連結し、その連動機構は回転シ
ャフト39の正回転によってスライドドア12を開移動
させ、逆回転によってスライドドア12を閉移動させる
ように構成されている。通信ライン15には、左右ドア
開スイッチ51,71、左右ドア閉スイッチ52,7
2、左右タッチスイッチ53,73、左右カーテシスイ
ッチ54,74、車速センサ55等の入力素子が入力イ
ンターフェース17を介して接続されている。左ドア開
スイッチ51は運転者等のユーザがスライドドア12の
開を指令するスイッチであり、左ドア閉スイッチ52は
ユーザがスライドドア12の閉を指令するスイッチであ
る。左タッチスイッチ53はスライドドア12の縁部分
に設けられたゴムラバー(図示せず)の中に埋め込まれ
た感圧センサであり、スライドドア12が閉まる際の人
や物の挟み込みを検知する。左カーテシスイッチ54は
スライドドア12が全閉状態ではないとき、すなわち僅
かでもスライドドア12が開くとオンとなるスイッチで
ある。スライドドア19に関する右ドア開スイッチ7
1、右ドア閉スイッチ72、右タッチスイッチ73、右
カーテシスイッチ74も左側のものと同様である。車速
センサ55は車両11の車輪の所定角度毎の回転に応じ
てパルスを発生するセンサである。
【0016】また、通信ライン15には左右リリースモ
ータ61,81、左右電磁クラッチ62,82、左右ブ
ザー63,83、左右クロージャーユニット64,8
4、左右表示ランプ65,85等の出力素子が出力イン
ターフェース18を介して接続されている。左リリース
モータ61はスライドドア12のハーフラッチの状態か
らフルラッチの状態まで引き込むモータである。また、
左リリースモータ61は全閉位置でロックされているス
ライドドア12を開ける際にジャンクション(図示せ
ず)を解除することも行う。左電磁クラッチ62はモー
タ10の回転シャフト39と上記のドライブプーリとの
間を機械的に接続するものである。ブザー63はスライ
ドドア12の移動時に警報音を発生するものである。左
クロージャーユニット64はスライドドア12の半ドア
を検出してリリースモータ61に対して引き込みを指令
する。表示ランプ65はスライドドア12の異常時に点
灯する。スライドドア19に関する右リリースモータ8
1、右電磁クラッチ82、右ブザー83、右クロージャ
ーユニット84及び右表示ランプ85も左側のものと同
様である。これらの出力素子はメインコントローラ13
の指令に応じて動作する。
【0017】次に、かかる構成のパワースライドドアの
制御システムによるスライドドアの開閉制御動作につい
て説明する。なお、開閉制御はスライドドア12,19
毎に個別に行われるので、ここではスライドドア12に
ついてのみ説明するが、スライドドア19についても同
様である。先ず、スライドドア12の開制御においてメ
インコントローラ13は、図5に示すように、車両11
のイグニッションスイッチ(図示せず)がオンであるか
否かを判別する(ステップS1)。イグニッションスイ
ッチがオンである場合には、メインスイッチ16及び車
両11のパーキングブレーキスイッチ(図示せず)が共
にオンでかつ車速センサ55によって車速が0km/hであ
るか否かを判別する(ステップS2)。一方、イグニッ
ションスイッチがオフである場合には、メインスイッチ
16がオンであるか否かを判別する(ステップS3)。
【0018】ステップS2においてメインスイッチ16
及び車両11のパーキングブレーキスイッチが共にオン
でかつ車速センサ55によって車速が0km/hであると判
別した場合、或いはステップS3においてメインスイッ
チ16がオンであると判別した場合には、手動による開
操作であるか否かを判別する(ステップS4)。手動に
よる開操作はCPU22によって検出される。手動によ
るスライドドア12の移動にロータ部37が連動して回
転する故、CPU22はホール素子30a〜30cの出
力信号からスライドドア12の開方向への移動を検出す
ることができるので、ドアモータ10の駆動がないとき
にそのスライドドア12の開方向への移動を検出した場
合にはメインコントローラ13に手動による開操作を示
すデータを送信する。ステップS4において手動による
開操作であると判別した場合には後述のステップS7に
進む。
【0019】ステップS4において手動による開操作は
ないと判別した場合には、ドア開スイッチ51の操作が
あるか否かを判別する(ステップS5)。ドア開スイッ
チ51の操作が行われているならば、リリースモータ6
1を動作させ(ステップS6)、ジャンクションを外す
ことによりスライドドア12のロックが解除される。ス
テップS6の実行後、メインコントローラ13はCPU
22に対してスライドドア12の開駆動を指令する(ス
テップS7)。メインコントローラ13は開駆動指令と
して、送り先及び例えば、デューティ比からなる駆動指
令内容を示すデータを送出する。送り先はここでは駆動
ユニット14であり、デューティ比はモータ10の回転
速度に対応する。また、以下に示す駆動停止指令や反転
駆動指令等の指令も送り先やその指令内容を含むデータ
からなる。
【0020】メインコントローラ13は、ステップS7
において開駆動指令を発した後、メインスイッチ16及
び車両11のパーキングブレーキスイッチ(図示せず)
が共にオンでかつ車速センサ55によって車速が0km/h
であるか否かを判別する(ステップS8)。メインスイ
ッチ16及び車両11のパーキングブレーキスイッチが
共にオンでかつ車速センサ55によって車速が0km/hで
あると判別した場合には、ドア閉スイッチ52の操作が
あるか否かを判別する(ステップS9)。ドア閉スイッ
チ52の操作がない場合には、ステップS7に戻ってC
PU22に対してスライドドア12の開駆動を指令す
る。
【0021】ステップS8においてメインスイッチ16
及び車両11のパーキングブレーキスイッチの少なくと
も一方がオンである、又は車速が0km/hより大であると
判別した場合には、メインコントローラ13はCPU2
2に対してスライドドア12の駆動停止を指令する(ス
テップS10)。ステップS9においてドア閉スイッチ
52の操作が行われたと判別した場合にもステップS1
0が実行される。
【0022】ステップS10の実行後、スライドドア1
2の開移動に対してブレーキを掛けるためにメインコン
トローラ13はCPU22に対してスライドドア12の
所定期間の反転駆動を指令する(ステップS11)。そ
して、メインコントローラ13はCPU22に対してス
ライドドア12の駆動停止を指令する(ステップS1
2)。
【0023】スライドドア12の閉制御においてメイン
コントローラ13は、図6に示すように、ステップS2
1〜S23の判別を実行する。ステップS21〜S23
の判別は上記の開制御のステップS1〜S3と同一であ
る。ステップS22においてメインスイッチ16及び車
両11のパーキングブレーキスイッチが共にオンでかつ
車速センサ55によって車速が0km/hであると判別した
場合、或いはステップS23においてメインスイッチ1
6がオンであると判別した場合には、手動による閉操作
であるか否かを判別する(ステップS24)。手動によ
る閉操作はCPU22によって検出される。CPU22
はホール素子30a〜30cの出力信号からスライドド
ア12の閉方向への移動を検出することができるので、
ドアモータ10の開又は閉駆動がないときにそのスライ
ドドア12の閉方向への移動を検出した場合にはメイン
コントローラ13に手動による閉操作を示すデータを送
信する。ステップS24において手動による閉操作であ
ると判別した場合には後述のステップS27に進む。
【0024】ステップS24において手動による閉操作
はないと判別した場合には、ドア閉スイッチ52の操作
があるか否かを判別する(ステップS25)。ドア閉ス
イッチ52の操作が行われているならば、メインコント
ローラ13はCPU22に対してスライドドア12の閉
駆動を指令する(ステップS26)。メインコントロー
ラ13は、ステップS26において閉駆動指令を発した
後、メインスイッチ16及び車両11のパーキングブレ
ーキスイッチ(図示せず)が共にオンでかつ車速センサ
55によって車速が0km/hであるか否かを判別する(ス
テップS27)。
【0025】ステップS27においてメインスイッチ1
6及び車両11のパーキングブレーキスイッチの少なく
とも一方がオンである、又は車速が0km/hより大である
と判別した場合には、メインコントローラ13はCPU
22に対してスライドドア12の駆動停止を指令する
(ステップS28)。ステップS28の実行後、スライ
ドドア12の閉又は開移動に対してブレーキを掛けるた
めにメインコントローラ13はCPU22に対してスラ
イドドア12の所定期間の反転駆動を指令する(ステッ
プS29)。そして、メインコントローラ13はCPU
22に対してスライドドア12の駆動停止を指令する
(ステップS30)。
【0026】ステップS27においてメインスイッチ1
6及び車両11のパーキングブレーキスイッチが共にオ
ンでかつ車速センサ55によって車速が0km/hであると
判別した場合には、ドア開スイッチ51の操作があるか
否かを判別する(ステップS31)。ドア開スイッチ5
1の操作がない場合には、タッチスイッチ53がオンで
あるか否かを判別する(ステップS32)。タッチスイ
ッチ53がオフならば、ステップS26に戻ってCPU
22に対してスライドドア12の閉駆動を指令する。一
方、タッチスイッチ53がオンである場合には、スライ
ドドア12に搭乗者等の人や物が挟み込まれたので、メ
インコントローラ13はCPU22に対してスライドド
ア12の駆動停止を指令し(ステップS33)、更に、
CPU22に対してスライドドア12の挟み込み解除の
ための反転駆動を指令する(ステップS34)。その
後、ステップS28に移行する。
【0027】なお、メインコントローラ13は図5及び
図6に示した動作を交互に繰り返し実行する。メインコ
ントローラ13が個別に発する開駆動指令、閉駆動指
令、反転駆動及び駆動停止指令は通信ライン15を介し
て駆動ユニット14に供給される。駆動ユニット14に
おいてはCPU22は入出力インターフェース21を介
してその各指令を受信する。
【0028】CPU22は図7に示すように、入出力イ
ンターフェース21を介して指令を受信するとそれが開
駆動指令か否かを判別する(ステップS41)。開駆動
指令を受信した場合には、そのときのホール素子30a
〜30c各々の出力信号に応じてドアモータ10を正回
転させるためにオン駆動信号をプリドライバ23に対し
て供給する(ステップS42)。更に、正回転のオン駆
動信号を発生したことを示すためにフラグFに1をセッ
トする(ステップS43)。プリドライバ23は正回転
用のオン駆動信号に応じてFET24〜29をFET2
4,28、FET25,29、そしてFET26,27
の順にオンを繰り返すように駆動する。FET24,2
8のオン時には電圧+Bによる電流がFET24のドレ
イン・ソース間、コイル36a、コイル36b、及びF
ET28のドレイン・ソース間を介してアースに流れ込
む。FET25,29のオン時には電圧+Bによる電流
がFET25のドレイン・ソース間、コイル36b、コ
イル36c、及びFET29のドレイン・ソース間を介
してアースに流れ込む。FET26,27のオン時には
電圧+Bによる電流がFET25のドレイン・ソース
間、コイル36c、コイル36a、及びFET27のド
レイン・ソース間を介してアースに流れ込む。これら3
組のオン時毎にホール素子30a〜30c各々の出力信
号の状態は異なるので、CPU22はホール素子30a
〜30c各々の出力信号の状態に対応してオンすべきF
ETの組を決定する。このようにコイル36a〜36c
に流す電流によって生じる磁力によってコイル36a〜
36cとロータ部37の磁石40との間にロータ部37
を正回転させる力が作用する。すなわち、ドアモータ1
0が正回転するので、スライドドア12を開移動させる
ことになる。
【0029】CPU22は駆動停止指令を受信したか否
かを判別する(ステップS49)。駆動停止指令を受信
した場合には、オン駆動停止信号をプリドライバ23に
対して供給する(ステップS50)。プリドライバ23
はオン駆動停止信号に応じてFET24〜29を全てオ
フ状態にさせる。CPU22は閉駆動指令を受信したか
否かを判別する(ステップS44)。閉駆動指令を受信
した場合には、そのときのホール素子30a〜30c各
々の出力信号に応じてドアモータ10を逆回転させるた
めにオン駆動信号をプリドライバ23に対して供給する
(ステップS45)。更に、逆回転のオン駆動信号を発
生したことを示すためにフラグFに0をセットする(ス
テップS46)。プリドライバ23は逆回転用のオン駆
動信号に応じてFET24〜29をFET24,29、
FET26,28、そしてFET25,27の順にオン
を繰り返すように駆動する。FET24,29のオン時
には電圧+Bによる電流がFET24のドレイン・ソー
ス間、コイル36a、コイル36c、及びFET29の
ドレイン・ソース間を介してアースに流れ込む。FET
26,28のオン時には電圧+Bによる電流がFET2
6のドレイン・ソース間、コイル36c、コイル36
b、及びFET28のドレイン・ソース間を介してアー
スに流れ込む。FET25,27のオン時には電圧+B
による電流がFET25のドレイン・ソース間、コイル
36b、コイル36a、及びFET27のドレイン・ソ
ース間を介してアースに流れ込む。これら3組のオン時
毎にホール素子30a〜30c各々の出力信号の状態は
異なるので、CPU22はホール素子30a〜30c各
々の出力信号の状態に対応してオンすべきFETの組を
決定する。このようにコイル36a〜36cに流す電流
によって生じる磁力によってコイル36a〜36cとロ
ータ部37の磁石40との間にロータ部37を逆回転さ
せる力が作用する。すなわち、ドアモータ10が逆回転
するので、スライドドア12を閉移動させることにな
る。CPU22はステップS49によって駆動停止指令
を受信したことを判別した場合には、オン駆動停止信号
をプリドライバ23に対して供給する(ステップS5
0)。プリドライバ23はオン駆動停止信号に応じてF
ET24〜29を全てオフ状態にさせる。
【0030】CPU22は閉駆動に対する駆動停止指令
を受信した直後に反転駆動指令を受信した場合にも上記
の開駆動指令の受信の場合と同様の動作が駆動ユニット
14では行われる。すなわち、CPU22は反転駆動指
令を受信したか否かを判別し(ステップS47)、反転
駆動指令を受信した場合には、フラグFが1に等しいか
否かを判別する(ステップS48)。F=1ならば、ス
テップS45に進んでドアモータ10を逆回転させるた
めにオン駆動信号をプリドライバ23に対して供給す
る。
【0031】同様にCPU22は開駆動に対する駆動停
止指令を受信した直後に反転駆動指令を受信した場合に
も上記の閉駆動指令の受信の場合と同様の動作が駆動ユ
ニット14では行われる。すなわち、CPU22は上記
のステップS48においてF=0と判別した場合には、
ステップS42に進んでドアモータ10を正回転させる
ためにオン駆動信号をプリドライバ23に対して供給す
る。
【0032】なお、上記した実施例においては、メイン
コントローラ13から駆動ユニット14又は20への一
方向の通信が行われることだけが示されているが、駆動
ユニット14又は20のCPUはメインコントローラ1
3からの指令を受信した場合や指令に対する動作を行っ
た場合に応答信号をメインコントローラ13に送信して
も良い。
【0033】図8は本発明の他の実施例としてパワース
ライドドアの制御系を示している。この図8において図
2に示した制御系と同一部分は同一符号を用いて示して
いる。この実施例においては、通信ライン15に送受信
機91が接続されている。送受信機91にはアンテナ9
1aが設けられている。駆動ユニット14,20各々に
はアンテナ14a,20aを有する送受信機(図8には
図示せず)が設けられている。例えば、駆動ユニット1
4においては図9に示すように送受信機33が入出力イ
ンターフェース21に接続されている。すなわち、送受
信機91と駆動ユニット14,20各々の送受信機との
間においては無線通信が行われ、上記した図5〜図7の
同様の動作が実現される。
【0034】また、上記した実施例においては、車載ア
クチュエータ駆動部としてパワースライドドアの駆動モ
ータを有する駆動ユニットに適用した場合について説明
したが、更にパワーウインドウ等の他の装置の駆動モー
タを有する駆動ユニットを有するシステムに本発明を適
用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、車載電装
ユニットが多くなっても共通の通信ラインに接続するだ
けで済むので、複雑な配線を車両内に必要とすることが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムを適用したパワースライドド
アを搭載した車両を示す図である。
【図2】パワースライドドアの制御系を示すブロック図
である。
【図3】駆動ユニット内の回路構成を示す図である。
【図4】ドアモータの内部及び断面を示す図である。
【図5】メインコントローラのスライドドア開制御を示
すフローチャートである。
【図6】メインコントローラのスライドドア閉制御を示
すフローチャートである。
【図7】駆動ユニット内のCPUのモータ駆動制御を示
すフローチャートである。
【図8】本発明の他の実施例としてパワースライドドア
の制御系を示すブロック図である。
【図9】図8の駆動ユニット内の回路構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 ドアモータ 11 車両 12,19 スライドドア 13 メインコントローラ 14,20 駆動ユニット 15 通信ライン 35 ケース 36 ステータ部 37 ロータ部 38 鉄心 39 回転シャフト 41 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅原 貴治 栃木県塩谷郡高根沢町宝積寺サギノヤ東 2021番地8株式会社ケーヒン栃木開発セン ター内 (72)発明者 菅野 均 栃木県塩谷郡高根沢町宝積寺サギノヤ東 2021番地8株式会社ケーヒン栃木開発セン ター内 Fターム(参考) 5K033 AA04 BA06 DA19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々がアクチュエータを有しそのアクチ
    ュエータを駆動する複数の車載アクチュエータ駆動部
    と、前記複数の車載アクチュエータ駆動部を個別に制御
    する制御部とを備えた車載アクチュエータ制御システム
    であって、 前記複数の車載アクチュエータ駆動部と前記制御部とは
    共通の通信ラインを介して互いに接続され、前記複数の
    車載アクチュエータ駆動部と前記制御部との間で制御デ
    ータの通信を行うことを特徴とする車載アクチュエータ
    制御システム。
  2. 【請求項2】 前記通信ラインに接続された第1無線送
    受信機と、複数の車載アクチュエータ駆動部各々に備え
    られ、前記第1無線送受信機と双方向の無線通信を行う
    第2無線送受信機と、を有することを特徴とする請求項
    1記載の車載アクチュエータ制御システム。
JP2001056277A 2001-03-01 2001-03-01 車載アクチュエータ制御システム Pending JP2002254994A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100494910B1 (ko) * 2002-11-22 2005-06-13 현대자동차주식회사 지능형 네트워크의 후면부 통신모듈
KR100494912B1 (ko) * 2002-11-26 2005-06-13 현대자동차주식회사 지능형 네트워크에서 전면부 통신모듈

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100494910B1 (ko) * 2002-11-22 2005-06-13 현대자동차주식회사 지능형 네트워크의 후면부 통신모듈
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