JP2002254881A - 吸入式万年筆 - Google Patents

吸入式万年筆

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JP2002254881A
JP2002254881A JP2001058401A JP2001058401A JP2002254881A JP 2002254881 A JP2002254881 A JP 2002254881A JP 2001058401 A JP2001058401 A JP 2001058401A JP 2001058401 A JP2001058401 A JP 2001058401A JP 2002254881 A JP2002254881 A JP 2002254881A
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Mitsuki Saito
光樹 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インキ吸入の際に、インキ吸入効率が良く、イ
ンキ瓶等に収容されたインキを最後まで吸入でき、イン
キの吸入の際にペンや軸筒の首部等をインキで汚さない
ですむ吸入式万年筆を提供する。 【解決手段】軸筒内にインキタンク筒を回転することな
く摺動可能に設ける。インキタンク筒の先端にインキ吸
入パイプを付設する。インキタンク筒内に中芯を配設す
る。中芯の先端には、インキタンク筒内のインキ及び空
気を排出しインキタンク筒内を前方空間部と後方空間部
に分割する弁体を設ける。かつ弁体により仕切られた前
方空間と後方空間を、弁体の前後動により連通したり連
通を遮断する流体流通路を設ける。中芯の後端を尾冠に
連接し、尾冠をインキタンク筒の後端にねじ嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インキ吸入時にイ
ンキを吸入するためのインキ吸入パイプがペンの先端近
傍に繰り出されて、インキを吸入する方式の吸入式万年
筆に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インキ吸入時に尾冠を回転するこ
とにより、インキを吸入するためのインキ吸入パイプが
ペンの先端近傍に繰り出される構造のいわゆる「シュノ
ーケル式」と呼ばれている吸入式万年筆は知られてい
る。こうした吸入式万年筆における吸入動作について図
面を用いて簡単に説明すると、図8に示すように、「シ
ュノーケル式」の吸入式万年筆51は、軸筒52内にイ
ンキを収容するためのゴムチューブ53を内在させた摺
動体54が、軸筒52に対し回転することなく摺動可能
に配設してある。摺動体54の前方には、インキ吸入パ
イプ55が連接してあり、該インキ吸入パイプ55を軸
筒52の先端の首部64に装着したペン芯60内に挿入
してある。インキ吸入パイプ55内には、インキを保持
しかつインキの導入・導出路を形成する内芯56を挿着
してある。軸筒52の後端には、回転かつ摺動可能に尾
冠57が配設してある。該尾冠57には、回転コマ58
が尾冠57に連動して回転かつ摺動可能に連結してあ
り、回転コマ58と摺動体54とはねじ嵌合59してい
る。
【0003】図9に示すように、尾冠57を回転させる
と、該尾冠57に連接した回転コマ58も回転し、ねじ
嵌合59した摺動体54が前進し、ペン芯60の先端部
からインキ吸入パイプ55が繰り出され、インキ吸入パ
イプ55の先端がペン61の先端近傍に位置する。次
に、図10に示すように、尾冠57を回転させて摺動体
54とのねじ嵌合59が解除し、尾冠57を軸筒52の
後端から後方へ引き出し、尾冠57を軸筒52内に押し
込むと、軸筒52内は気密手段(気密パッキン)62に
より気密が保たれているので、図11に示すように、軸
筒52内の空気が圧縮され空気圧が上昇し、インキ吸入
パイプ55の後端に連接したゴムチューブ53が空気圧
で潰れる。さらに尾冠57を軸筒52内に押し込むと、
図12に示すように、気密手段62が回転コマ58に形
成した気密調整部63に位置し、軸筒52内の空気圧が
逃げゴムチューブ53が復元する。その際に、インキは
ゴムチューブ53内に吸入される。図示してないが、イ
ンキを吸入後は、尾冠57を元の状態に押し込み、前と
は逆方向に尾冠57を回転することにより、インキ吸入
パイプ55はペン芯60内に収容され元の状態に戻る。
【0004】また従来、軸筒内に設けたインキタンク室
内に、先端にインキタンク室の内壁面に当接してインキ
タンク室内を前方空間部と後方空間部に分割する弁部を
有した中芯を、インキタンク室の後端部に設けた保持部
にインキ及び空気が漏出することなく密接かつ摺動可能
に保持し、中芯の後端を尾冠に連接し、尾冠を軸筒の後
方側に繰り出したり軸筒の先端側へ押し入れたりして中
芯の弁部をインキタンク室内で摺動させることにより、
インキタンク室内にインキを吸入・排出する、いわゆる
「ピストン式」と呼ばれている吸入式万年筆については
よく知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の「シュノーケル
式」の吸入式万年筆においては、インキタンク筒がゴム
チューブであり該ゴムチューブの復元力でインキを吸入
するために、他の構造のものに比べて元々インキ吸入効
率が悪いうえに、ゴムの劣化によりさらにインキ吸入効
率が低下するという問題がある。後者の「ピストン式」
の吸入万年筆においては、インキを吸入するにはペン及
びペン芯をインキに浸けて吸入するために、インキがイ
ンキ瓶等にある程度の深さ収容していなければならな
い。言い換えればインキ瓶等のインキを最後まで吸入す
ることができないという問題がある。また、インキを吸
入するために、ペンのみならず人によっては首部先端を
インキに浸けてしまうので、ペンや首部先端をインキで
汚してしまうという現実問題がある。
【0006】「シュノーケル式」の吸入万年筆の利点
は、「ピストン式」等の吸入式万年筆に比べて、インキ
吸入の際に、ペンや軸筒の首部等を汚さないですむ。本
発明者は、こうした事実に鑑みて、「ピストン式」のイ
ンキ吸入構造を有する吸入式万年筆に、インキを吸入す
る際に繰り出すインキを吸入するためのインキ吸入パイ
プを付設することにより、インキ吸入の際に前述したよ
うなお互いの構造の利点を有した、インキ吸入効率が良
く、インキ瓶等に収容されたインキを最後まで吸入で
き、インキの吸入の際にペンや軸筒の首部等をインキで
汚さないですむ吸入式万年筆を得るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸筒内に、先
端側に大径空間部と該大径空間部の後方に小径空間部を
有したインキタンク筒を回転することなく摺動可能にか
つコイルスプリングにより軸筒の先端側に付勢して配設
し、インキタンク筒の先端にインキ吸入パイプを付設
し、インキタンク筒内に、先端にインキタンク筒の大径
空間部の内径より小径で小径空間部の内壁面に当接して
インキタンク筒内を前方空間部と後方空間部に分割する
弁体と、該弁体により弁体が小径空間部内を後方へ摺動
時は前方空間と後方空間を連通し、前方へ摺動時は前方
空間と後方空間の連通を遮断する流体流通路を有した弁
部を設けた中芯を、インキタンク筒の後端部にインキ及
び空気が漏出することなく密接に保持して摺動可能に配
設し、中芯のインキタンク筒の後端より突出した後端を
軸筒の後端に回転かつ摺動可能に配設した尾冠に連接
し、該尾冠をインキタンク筒の後端に、尾冠が軸筒の後
方側にに繰り出された際にはねじ嵌合が解除されるよう
にねじ嵌合して連接した構造であって、尾冠の回転によ
り、インキタンク筒が前進してインキ吸入パイプを突出
し、インキタンク筒の前進が止まって尾冠が軸筒の後方
側に移動して、尾冠とインキタンク筒とのねじ嵌合が解
除し、尾冠を軸筒の後方側に繰り出して中芯を後方側に
摺動することにより、弁部を大径空間部から後方の小径
空間部に後退させて後方空間部の空気を流体流通路を通
して排出し、尾冠を軸筒の先端側へ押仕入れることによ
り中芯を前方側に摺動し、弁部を大径空間部側へ前進さ
せて流体流通路の遮断により後方空間を負圧状態とし、
弁体がインキタンク筒の大径部に達することにより前記
負圧状態が一挙に解除されてインキタンク筒内にインキ
を吸入することを特徴とする吸入式万年である。
【0008】本発明において、例えばインキタンク筒の
後端に尾冠をねじ嵌合により連接するが、連接とは、尾
冠とインキタンク筒の後端とが直接にねじ嵌合により接
続しても良いし、尾冠に他の部材を固定し他の部材とイ
ンキタンク筒の後端とをねじ嵌合により接続しても良い
ことを意味する。
【0009】中芯の先端に設けた弁体は、インキタンク
筒内の小径空間部の内壁面に密接して摺動するが、その
形状は適宜決定すればよく特に限定されない。しかし、
弁体が小径空間部の内壁面に密接して前方側へ摺動時
は、空気が前方空間から後方空間に流入しないような形
状・構造にすることが重要である。弁部の材質として
は、ゴム、テフロン(登録商標)、テフロン以外のフッ
素系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン、ポリ
アセタール、ナイロン等が使用可能である。
【0010】また、本発明において、インキタンク筒の
先端にインキ吸入パイプをインキタンク筒に付設する
が、付設箇所からインキや空気が漏出しないようにする
ことが重要である。
【0011】
【本発明の実施の形態】本発明の吸入式万年筆の実施の
形態を図面を用いて説明する。本実施の形態の吸入式万
年筆において、キャップの構造は従来から知られた一般
的な構造のものであり、そのキャップについての説明を
省略するが、本発明の吸入式万年筆がキャップを有さな
い構造に限定されるものではない。
【0012】図1〜図7に示す本実施の形態の吸入式万
年筆1は、胴部2の先端部に連結体3a、3bを介して
首部4を螺着してある。連結体3の先端に設けた装着孔
5に、ペン6及びインキを一時的に溜める櫛溝7を有し
たペン芯8を装着してある。前記装着孔5の後方には、
小径の連絡孔9を設けてあり、その後方の胴部2内にイ
ンキを収容するインキタンク筒10を摺動可能に配設し
てある。
【0013】インキタンク筒10は、連結体3bに挿入
する小径の挿入部11と大径空間部12を有する大径部
13とからなる前筒14と、該前筒14の後端に装着し
た小径空間部15を有する後筒16と、該後筒16の後
端に装着した後栓17とで構成されている。前筒14の
挿入部11の外周面には、図3に示すように、周状に等
間隔に外方に突出し軸心方向に沿って延びた8個の突状
部18が形成してあり、該突状部18を連結体3bに形
成した凹溝19に係合させて、インキタンク筒10が連
結体3b及び胴部2に対して回転することなく摺動可能
にしてある。インキタンク筒10は、コイルスプリング
20により前方へ付勢してある。
【0014】インキタンク筒10の先端には、インキ吸
入パイプ21を密栓部材22によりインキや空気が漏れ
出さないように付設してあり、インキタンク筒10に連
動して摺動可能としてある。インキ吸入パイプ21の先
端部は、ペン芯8の中央部に形成した貫通孔23に挿入
してある。また、ペン6等を装着した装着孔5には、イ
ンキ吸入パイプ21の外周面に密接するパッキン24を
ペン芯8の後端と連絡孔9を構成する壁面9aとで挟持
して設けてあり、ペン芯8側から胴部2側にインキが逆
流しないようにしてある。インキ吸入パイプ21の内部
には、インキを保持しかつインキの導入・導出路である
インキ溝(図示せず)を有した内芯25を挿着してあ
る。
【0015】インキタンク筒10内には、中芯26を後
栓16に設けた第1パッキン27と第2パッキン28に
よりインキ及び空気が漏れることなく摺動可能に密接に
保持して配設してある。胴部2の後端には回転・摺動自
在に配設した尾冠29を配設してあり、該尾冠29には
中芯26の後端を遊嵌して保持する支持体30が固定し
てある。中芯26の後端は支持体30により支持され、
中芯26は尾冠29が回転しても回転することなく尾冠
29の摺動に伴い連動して摺動可能にしてある。中芯2
6の先端には、大径空間部12の内径より小径で小径空
間部15より外径がわずかに大きく、図5に示すよう
に、小径空間部15に位置するときは小径空間部15の
内壁面に当接して前方空間31と後方の後方空間32に
分割するゴムで形成した弁体33を配設して弁部34を
設けてある。
【0016】弁体33は、図5に示すように、中芯26
の先端に螺着した尾冠29側に位置する後方ストッパー
部材35と、先端を円錐状で軸心に沿って数カ所の切欠
部36を有するペン6側に位置する前方ストッパー部材
37との間に前後動可能に配設してある。前方ストッパ
ー部材37及び後方ストッパー部材35は、インキタン
ク筒10(後筒16)の小径空間部15より小径に形成
されている。また弁体33は、円錐台状の形状をしてお
り、小径端面38を後方ストッパー部材35側に位置さ
せて配設してある。小径端面38には、後方ストッパー
部材35に向かって突出したリング状の突部39を設け
てある。図5において、弁体33と前方ストッパー部材
37及び後方ストッパー部材35との間に形成される隙
間で構成される矢印で示した通路を、空気やインキが流
通するための流体流通路40としてある。
【0017】尾冠29は該尾冠29に固定した支持体3
0を介してインキタンク筒10の後栓16とねじ嵌合4
1しており、インキタンク筒10は尾冠29の回転に伴
い連動して回転可能としてある。
【0018】次に、インキを吸入する際の吸入動作につ
いて説明する。先ず、図1に示す状態の吸入式万年筆1
の尾冠29を例えば左回転させると、尾冠29に固定し
た支持体30とインキタンク筒10の後栓17とのねじ
嵌合41により、図3に示すように、連結体3bに係合
したインキタンク筒10は、コイルスプリング20のペ
ン6側への付勢により前進し、図2に示すように、イン
キタンク筒10の先端に付設したインキ吸入パイプ21
がペン芯8の先端部から突出する。
【0019】インキタンク筒10が前進して、先端(本
実施の形態では密栓部材22の先端)が連絡孔9を構成
する壁面9aに当接すると、今度は、図4に示すよう
に、尾冠29が後方へ移動し、尾冠29とインキタンク
筒10のねじ嵌合41が外れる。尾冠29を胴部2から
引き出して中芯26を後方へ移動させる。弁部34がイ
ンキタンク筒10(後筒16)の小径空間部15を後方
へ移動する際は、弁体33が小径空間部15の内壁面に
当接して小径空間部15を、前方空間31と後方空間3
2とに仕切り、後方空間32内の空気を、図5で矢印に
示すように流体流通路40を通って前方空間31へと流
出する。
【0020】次に、図6において矢印に示すように尾冠
29をペン6側へ押し入れることにより、中芯26は前
方へ移動し、図7に示すように、弁部34の弁体33が
後方へ移動して突部39が後方ストッパー部材35に当
接する。そのことにより、図5に示した流体流通路40
は閉塞される。そして、弁部34の前進により後方空間
32は負圧の状態となる。弁部34が前進すればする
程、後方空間32の負圧の状態は強くなる。さらに、尾
冠29を押し入れると、図示していないが、弁部34が
大径空間部12に達し、弁体33と大径空間部12の内
壁面との間に形成される隙間により、後方空間32の負
圧状態が一挙に解除され、インキ吸入パイプ21を通し
てインキタンク筒10内の大径空間部12及び小径空間
部15に空気が流入する。この時に、インキ吸入パイプ
21の先端をインキ瓶等に収容されたインキ内に挿入し
ていれば、インキタンク筒10内にインキを吸入する。
【0021】吸入作動終了後は、尾冠29ペン6側へ押
しながら右回転させ、尾冠29固定した支持体30とイ
ンキタンク筒10の後栓17とをねじ嵌合41させてイ
ンキタンク筒10を後退させ、インキ吸入パイプ21を
ペン芯8内に没入させて元の状態に戻す。なお、筆記時
におけるインキの流れは、インキタンク筒10からイン
キ吸入パイプ21に導出し、インキ吸入パイプ21内に
設けた内芯25によりペン芯8側へ流出し、インキ吸入
パイプ21の先端部分に形成した切欠溝(図示せず)に
より、ペン芯8にインキが導出しペン6にインキが供給
される。
【0022】
【発明の効果】本発明の吸入式万年筆は、インキ吸入時
にインキ吸入パイプが繰り出し、インキ吸入口の先端が
ペンの先端近傍に位置してインキを吸入するので、イン
キ瓶等に収容されたインキを最後まで吸入でき、また、
ペンをインキに浸けて吸入する必要がないために、ペン
や軸筒の首部がインキで汚すということがない。また、
ゴムチューブの復元力によりインキを吸入するのではな
く、従来知られている、インキタンク筒内に配設した先
端に弁部を有した内芯をピストン運動させることにより
インキを吸入するいわゆるピストン式のインキ吸入構造
なので、インキ吸入効率が良い。また、構造も従来のピ
ストン式のインキ吸入構造を基とするものであり、複雑
な構造を要しないで得られるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す、吸入式万年筆の縦
端面図である。
【図2】本実施の形態の吸入式万年筆におけるインキ吸
入動作を示す図で、インキ吸入パイプが突出した状態を
示す図である。
【図3】図2における、I−I線部分の横端面図であ
る。
【図4】本実施の形態の吸入式万年筆におけるインキ吸
入動作を示す図で、尾冠の回転により尾冠が後方へ繰り
出した状態を示す図である。
【図5】本実施の形態の吸入式万年筆におけるインキ吸
入動作を示す図で、中芯の弁部がインキタンク筒の小径
空間部を後方に移動している時の、弁部の状態を示す要
部の拡大図である。
【図6】本実施の形態の吸入式万年筆におけるインキ吸
入動作を示す図で、尾冠を後方へ引き出した状態を示す
図である。
【図7】本実施の形態の吸入式万年筆におけるインキ吸
入動作を示す図で、中芯の弁部がインキタンク筒の小径
空間部を前方へ移動している時の、弁部の状態を示す要
部の拡大図である。
【図8】従来の吸入式万年筆の縦端面図である。
【図9】従来の吸入式万年筆におけるインキ吸入動作を
示す図で、インキ吸入パイプが突出した状態を示す図で
ある。
【図10】従来の吸入式万年筆におけるインキ吸入動作
を示す図で、一旦尾冠を軸筒の胴部の後端から繰り出し
た状態を示す図である。
【図11】従来の吸入式万年筆におけるインキ吸入動作
を示す図で、尾冠を軸筒内に戻した際にゴムチューブが
空気圧で押し潰された状態を示す図である。
【図12】従来の吸入式万年筆におけるインキ吸入動作
を示す図で、さらに尾冠を軸筒内に戻すことにより軸筒
内に空気圧が逃げ、ゴムチューブが元の状態に戻りイン
キを吸入する状態を示す図である。
【符号の説明】
1 吸入式万年筆 2 胴部 10 インキタンク筒 12 大径空間部 15 小径空間部 20 コイルスプリング 21 インキ吸入パイプ 26 中芯 29 尾冠 31 前方空間 32 後方空間 33 弁体 34 弁部 40 流体流通路 41 ねじ嵌合

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸筒内に、先端側に大径空間部と該大径空
    間部の後方に小径空間部を有したインキタンク筒を回転
    することなく摺動可能にかつコイルスプリングにより軸
    筒の先端側に付勢して配設し、インキタンク筒の先端に
    先端部を軸筒に装着したペン芯内に収容してインキ吸入
    パイプを付設し、インキタンク筒内に、先端にインキタ
    ンク筒の大径空間部の内径より小径で小径空間部の内壁
    面に当接してインキタンク筒内を前方空間部と後方空間
    部に分割する弁体と、該弁体により弁体が小径空間部内
    を後方へ摺動時は前方空間と後方空間を連通し、前方へ
    摺動時は前方空間と後方空間の連通を遮断する流体流通
    路を有した弁部を設けた中芯を、インキタンク筒の後端
    部にインキ及び空気が漏出することなく密接に保持して
    摺動可能に配設し、中芯のインキタンク筒の後端より突
    出した後端を軸筒の後端に回転かつ摺動可能に配設した
    尾冠に連接し、該尾冠をインキタンク筒の後端にねじ嵌
    合により連接し、尾冠の回転により、インキタンク筒が
    前進してインキ吸入パイプの先端をペン芯より突出し、
    インキタンク筒の前進が止まって尾冠を後方に移動して
    尾冠とインキタンク筒とのねじ嵌合を解除し、尾冠を後
    方に繰り出して中芯を後方側に摺動することにより、弁
    部を大径空間部から後方の小径空間部に後退させて後方
    空間部の空気を流体流通路を通して排出し、尾冠を軸筒
    の先端側へ押仕入れることにより中芯を前方側に摺動
    し、弁部を大径空間部側へ前進させて流体流通路の遮断
    により後方空間を負圧状態とし、弁体がインキタンク筒
    の大径部に達することにより前記負圧状態が一挙に解除
    されてインキタンク筒内にインキを吸入することを特徴
    とする吸入式万年筆。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014161435A1 (zh) * 2013-04-02 2014-10-09 林格实业(深圳)有限公司 吸注两用笔胆

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WO2014161435A1 (zh) * 2013-04-02 2014-10-09 林格实业(深圳)有限公司 吸注两用笔胆

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