JP2002254816A - 相変化型光記録媒体 - Google Patents

相変化型光記録媒体

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JP2002254816A
JP2002254816A JP2001059585A JP2001059585A JP2002254816A JP 2002254816 A JP2002254816 A JP 2002254816A JP 2001059585 A JP2001059585 A JP 2001059585A JP 2001059585 A JP2001059585 A JP 2001059585A JP 2002254816 A JP2002254816 A JP 2002254816A
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Masato Harigai
眞人 針谷
Eiko Suzuki
栄子 鈴木
Kazunori Ito
和典 伊藤
Nobuaki Onaki
伸晃 小名木
Katsunari Hanaoka
克成 花岡
Yuji Miura
裕司 三浦
Takashi Shibakuchi
孝 芝口
Hajime Yuzurihara
肇 譲原
Hiroko Tashiro
浩子 田代
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期結晶化工程を必要とせず、しかも記録後
のアモルファス状態にある記録マークの保存特性が良好
な相変化型光記録媒体を提供する。 【解決手段】 基板上に0.3eV以下のバンドギャッ
プの小さい半導体からなる結晶化促進層と、Ia族元素
とIIIb族元素とSbとTeと、さらにIb族元素、IIb
族元素、VIb族元素から選ばれる少なくとも一つの元素
とからなる化合物によってなる相変化記録層とで構成さ
れる二層型の記録層を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相変化型光記録媒
体、特には、初期結晶化工程を必要としない相変化型光
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】相変化記録媒体は、結晶状態とアモルフ
ァス状態(非晶質状態)で得られる安定した光の反射率
の差を利用して、記録点を読み取るものである。通常、
レーザ光により記録層を結晶状態とアモルファス状態に
変化させ、二相間の相転移をさせるやり方を利用してい
る。この場合、「記録」がアモルファス状態で、「消
去」が結晶状態となっている。
【0003】しかし、スパッタ法等で記録層を成膜形成
すると、一般的にアモルファス状態(「記録」に相当)
となってしまう傾向がある。この理由から、成膜形成さ
れた記録層をアモルファス状態から結晶状態(「消去」
に相当)に変化させるため、初期結晶化(初期化)の工
程が必要となっている。現在、この初期化工程は1Wク
ラスの出力パワーを有する半導体レーザを用いて60秒
から90秒かけて記録媒体の前面を結晶状態にしてい
る。そのため、この初期化工程導入に伴うコスト上昇が
問題となっている。
【0004】この問題を解決するための方法として、結
晶化温度が120℃以下の結晶化補助層を設けて初期結
晶化を容易にし、所要時間を短縮することが知られてい
る(例えば、特開平5―342629号公報)。また、
同様の対策から、結晶化促進層としてSb―Te合金層
を用いる方法が知られている(例えば、特開平9―16
1316号公報)。しかし、これらはいずれも初期化時
間は短縮されるが、初期化工程を省くことはできず、工
程として必須のものとなっているため、コスト上昇の問
題がある。
【0005】一方、初期化工程を必要とせず、成膜後に
すでに結晶化がなされる方法として、Ge―Sb―Te
系光記録材料の結晶化促進層に、Sb、Bi、Bi―T
e合金等を用いることが知られている(例えば、特開平
11―96596号公報)。しかし、Bi、Bi2Te3
等を結晶化促進層としたときに初期化工程は必要としな
いが、Bi、Bi―Te合金は極めて結晶化速度が速い
ため、記録後の非晶質である記録マークの保存特性が低
下し、記録マークが消失し易いという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点を解決するためなされたものであり、初期結晶
化工程を必要とせず、しかも記録後の非晶相からなる記
録マークの保存特性の良好な相変化型光記録媒体を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】基板上に0.3eV以下
のバンドギャップの小さい半導体からなる結晶化促進層
と、Ia族元素とIIIb族元素とSbとTeと、さらにI
b族元素、IIb族元素、VIb族元素から選ばれる少なく
とも一つの元素との化合物からなる相変化記録層とで構
成される二層型の記録層を設けることにより、初期結晶
化工程を必要としない相変化型光記録媒体が提供され
る。以下、本発明について詳細に説明する。
【0008】請求項1,2の発明は、基板上に記録層を
少なくとも備えて層構成をなし、光を照射することによ
ってその光学定数を変化させて記録,再生、消去する相
変化型光記録媒体において、前記記録層が結晶化促進層
と相変化記録層との二層からなり、該結晶化促進層が
0.3eV以下のバンドギャップを有する半導体であ
り、該相変化記録層がIa族元素とIIIb族元素とSbと
Teと、さらにIb族元素、IIb族元素、VIb族元素か
ら選ばれる少なくとも一つの元素とからなる化合物であ
ることを特徴とする相変化型光記録媒体である。ここ
で、前記半導体はSn、SnTe、PbTe、Ag2
e、Mg3Bi2、ZnBiから選ばれる少なくとも一つ
の元素もしくは化合物を含むものとする。これによっ
て、初期結晶化工程を必要としない相変化型光記録媒体
が提供される。
【0009】請求項3,4の発明は、前記半導体がS
n、SnTe、PbTe、Ag2Te、Mg3Bi2、Z
nBiから選ばれる少なくとも一つの元素もしくは化合
物とNa、Ca、Mg、Ba、K、P、Al、Cl、B
r、Iから選ばれる少なくとも一つの元素と含むことを
特徴とする請求項1記載の相変化型光記録媒体である。
ここで、Na、Ca、Mg、Ba、K、P、Al、C
l、Br、Iから選ばれる少なくとも一つの元素の添加
量をXとするとき、Xの範囲は前記半導体の組成中、0
<X≦5(重量%)で選択できる。
【0010】請求項5,6の発明は、前記Ia族元素と
IIIb族元素とSbとTeと、さらにIb族元素、IIb族
元素、VIb族元素から選ばれる少なくとも一つの元素と
からなる化合物の組成式をIaxIIIbySbzTec
(式中x+y+z+c+d=100重量%)とすると
き、IaがNa、Kから選ばれた少なくとも一つの元素
であり、MがAg,Cu、B、Ge,Siから選ばれた
少なくとも一つの元素であることを特徴とする請求項1
記載の相変化型光記録媒体である。ここで、組成式の各
元素の組成量x、y、z、c、dがそれぞれ;0<x≦
7、0<y≦10、50≦z<80、20<c≦40、
0<d≦5(但し、x+y+z+c+d=100(重量
%))の範囲で選択できる。
【0011】請求項7の発明は、前記基板と前記相変化
記録層との間に耐熱保護層を設けることを特徴とする請
求項1記載の相変化型光記録媒体である。
【0012】請求項8の発明は、光照射により前記結晶
化促進層と相変化記録層とが溶融合金化して記録され、
該合金化部分中の結晶化促進層成分と相変化記録層成分
との割合(重量%)を結晶化促進層成分/相変化記録層
成分=Yとするとき、0<Y<0.1であることを特徴
とする請求項1記載の相変化型光記録媒体である。
【0013】請求項1〜8によれば、初期結晶化工程を
必要とせず、しかも記録後において、非晶質の記録マー
クの保存特性が良好な相変化型光記録媒体が提供され
る。
【0014】即ち、結晶化促進層は0.3eV以下の微
小なバンドギャップの半導体が選ばれるが、これはスパ
ッタ時のArガスによるグロー放電の光を吸収し、光結
晶化を促進させる目的を持っている。一般に結晶化は熱
による結晶化と、光による結晶化があるが、本発明では
熱だけでなく光による結晶化を促進するため、結晶化促
進層にバンドギャップの際めて小さな材料を選んでい
る。その例として、Sn、SnTe、PbTe、Ag2
Te、Mg3Bi2、ZnBiが用いられる。
【0015】また、相変化記録層はNa、Kから選ばれ
た少なくとも一つの元素と、In、Ga、Alから選ば
れた少なくとも一つの元素、そしてSbとTeを主成分
とするもので、これにAg,Cu、B、Ge,Siから
選ばれた少なくとも一つの元素が添加される。
【0016】結晶化促進層は、通常スパッタ法によって
形成され、成膜中に多数の結晶核が生じている。該核に
よって相変化記録層の結晶化をさらに促すための成分と
してNa,K、そしてIn、Ga、Alが用いられる。
この理由は、Na,Kは結合が一配位のため、ターミネ
ータとして働くので原子の動きを容易にし、速やかに結
晶化させることができるためである。また、In、G
a、Alは、原子半径が大きく結晶核となりやすいため
である。
【0017】SbとTeは、相変化記録層の主成分で母
体を形成する元素である。この成分は光照射による結晶
化と非晶質化、即ち、記録,再生、消去等の繰り返し特
性を向上させるために重要である。
【0018】二層構成により記録層は、成膜後、初期結
晶化工程を必要としないが、高温高湿環境下での保存特
性、即ち記録マークが消失するのを改良するため、A
g,Cu、B、Ge,Siから選ばれた少なくとも一つ
の元素が加えられる。この理由は、これらの結合配位数
が3以上であるため、常温下での結晶化時間を遅くする
効果があるためである。
【0019】結晶化促進層の結晶化をより促進させるた
め、Na、Ca、Mg、Ba、K、P、Al、Cl、B
r、Iから選ばれる少なくとも一種の元素が加えられ
る。その理由は、Na、K、Cl、Br、Iは結合にお
けるターミネータとして結晶化への再配列を促進させ、
Ca,Mg,Baは原子半径が大きく結晶核となりやす
いためである。この場合、これらの元素の添加量をXと
すると、前記半導体の組成中、0<X≦5(重量%)で
ある。5重量%より添加量が多いと保存特性が劣化する
傾向が出てくる。
【0020】IaxIIIbySbzTec(式中x+y
+z+c+d=100(重量%))で示される相変化記
録層の各元素の組成量x、y、z、c、dはそれぞれ;
0<x≦7、0<y≦10、50≦z<80、20<c
≦40、0<d≦5の範囲にある。この範囲を逸脱する
と信号特性、繰り返し特性等が劣化する。
【0021】本発明において、前記基板と前記記録層と
の間に耐熱保護層(例えば、ZnS・SiO2)を設け
た構成とした場合、相変化記録層の結晶化が効果的に進
行する傾向が認められる。耐熱保護層上の結晶化促進層
と相変化記録層の順序はいずれが上下の構成でも構わな
い。
【0022】記録時には、結晶化促進層と相変化記録層
はいずれも融点が1000℃以下であり、結晶化促進層
と相変化記録層がレーザ光エネルギーを充分に吸収して
溶融するため、二層は合金化する。これにより、記録さ
れる。光照射により前記結晶化促進層と相変化記録層と
が溶融合金化して記録され、該合金化部分中の結晶化促
進層成分と相変化記録層成分との割合(重量%)を結晶
化促進層成分/相変化記録層成分=Yとするとき、0<
Y<0.1の範囲となるようにする必要がある。この理
由は、合金化した際Yが10より大きくなると結晶化を
促進し、保存特性が劣化するためである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の構成を図面を参照し
て具体的に説明する。図1は、相変化型光記録媒体の構
成例を示す概略断面図で、光ガイド用の案内溝を有する
基板1の上に、下部耐熱保護層2、記録層3、上部耐熱
保護層4、反射放熱層5が設けられている。ここで、記
録層3は、結晶化促進層3Aと相変化記録層3Bから構
成されている。
【0024】基板1の材料は通常、ガラス、セラッミッ
クス、あるいは樹脂が用いられるが、樹脂基板が成形性
の点で好ましい。代表例としては、ポリカーボネート樹
脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シリコーン樹
脂、フッ素樹脂、ABS樹脂、ウレタン樹脂等が挙げら
れるが、加工性、光学特性などの点からポリカーボネー
ト樹脂が好ましい。また、基板の形状はディスク状、カ
ード状、あるいはシート状のいずれであってもよい。
【0025】耐熱保護層2および4は、各種気相成長
法、例えば真空蒸着法、スパッタ法、電子ビーム法等に
より形成できる。また、その膜厚は機能、即ち、耐熱
性、多重干渉性としての機能によっても異なるが、下部
耐熱保護層は500Å〜3000Å、好ましくは800
Å〜2000Åとするのがよい。また、上部耐熱保護層
は100Å〜1000Å、好ましくは150Å〜350
Åとするのがよい。耐熱保護層として使用する材料とし
ては、ZnSとSiO2の複合系誘電材料が好適であ
る。記録層3は、結晶化促進層3Aと相変化記録層3B
からなり、各種気相成長法を利用して成膜される。結晶
化促進層3Aは、10Å〜70Å、好ましくは、20Å
〜40Åの膜厚がよく、相変化記録層3Bは100Å〜
300Å、好ましくは、150Å〜200Åの膜厚がよ
い。また、反射放熱層5は、各種金属、合金が使用可能
であるが、特にAl―Ti、Al―Ni、Al―Mn、
Al―Cr、Al―Zr、Al―Si等のAl合金やA
g―Pd等のAg合金が望ましい。これらの層は真空蒸
着法、スパッタ法、電子ビーム法等により形成され、そ
の膜厚は200Å〜3000Å、好ましくは、50Åか
ら2000Åがよい。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに説明す
る。ピッチ0.74μm、深さ400Åの案内溝付き
で、厚さ0.6mm、直径120mmφのポリカーボネ
ート基板1上に、表1、2、3に示す構成により、それ
ぞれ下部耐熱保護層2、結晶化促進層3A、相変化記録
相3B、上部耐熱保護層4、および反射放熱層5を順次
スパッタ法により積層した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】このようにして得られた膜の構造をX線回
折により解析し、成膜後の結晶化が成されているかどう
かを確認した。
【0031】そして、次に初期の信号特性とオーバライ
ト特性、保持特性を評価した。記録線速は7.0m/
s、記録パワー13mW、再生線速は3.5m/s、再
生パワー0.8mWで行った。記録信号はEFMランダ
ムパターンである。また、保存特性はあらかじめ記録し
た記録媒体を80℃、85%相対湿度雰囲気下に100
時間保存後の信号特性を3T信号のジッターにより評価
した。以上の結果を表4に示す。
【0032】
【表4】
【0033】表4から、本発明の結晶化促進層3Aと相
変化記録層3Bからなる記録層3を用いた記録媒体は、
成膜後全て結晶化しており、初期結晶化工程を必要とし
ないことが判る。
【0034】一方、比較例4では、結晶化促進層に(S
nTe)95Ba5を用い、相変化記録層にAg2In8
65Te25を用いたとき、成膜後の記録層はアモルファ
ス(非晶質)であり、結晶化はしていなかった。このこ
とから、結晶化促進層により、相変化記録層を成膜後結
晶化させるためには、本発明の記録材料構成が必要なこ
とが判った。なお、非晶質中に部分的に結晶核があり、
結晶化促進層を有しない時と比較して結晶化促進層3A
の機能そのものはあることが確認された。
【0035】また、比較例1では、結晶化促進層3Aと
して(SnTe)95Ba5、を、また相変化記録層3B
としてNa2In5Sb63Te30を用いているが、この場
合、保存中に記録マークが消失している。これは、相変
化記録層3Bに用いられている組成が本発明と異なり、
Ag、Cu、Bi、Ge、Siの中の少なくとも一つの
元素が加えられていないために結晶化が進行したもので
ある。
【0036】比較例2では、結晶化促進層にBiを用
い、相変化記録層として本発明のNa 2Sb13Te27
3を用いているが、この場合保存特性において記録マ
ークが消失している。これはBiは結晶化促進としては
有効な材料であるが、記録マークを保持する点からは不
充分である。
【0037】さらに、比較例3は、Biの替わりにBi
2Te3を用いたが、この場合も記録マークは消失してい
る。
【0038】実施例1〜8 記録層として本発明の結晶化促進層3Aと相変化記録層
3Bを用いた場合には、全て成膜後NaCl型の結晶構
造を持つ多結晶となっており、初期結晶化の工程を必要
としない。またマークの消失も認められず、優れた保存
特性を持つことが確認された。
【0039】
【発明の効果】記録媒体を構成する記録層が二層からな
り、その記録層の結晶化を促進する結晶化促進層が0.
3eV以下の微小バンドギャップ半導体である、Sn、
SnTe、PbTe、Ag2Te、Mg3Bi2、ZnB
iから選ばれ、これにNa、Ca、Mg、Ba、K、
P、Al、Cl、Br、Iから選ばれた少なくとも一つ
の元素を加えた組成とし、かつ相変化記録層がSbとT
eとNaとKから選ばれた少なくとも一つの元素とIn
とGaとAlから選ばれた少なくとも一つの元素を主成
分とし、これにAg、Cu、B、Ge、Siから選ばれ
た少なくとも一つの元素を加えた組成とすることによ
り、初期結晶化工程を必要とせず、保存性、および繰り
返し特性の良好な相変化型光記録媒体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板上に結晶化促進層と相変化記録層の二層構
成からなる記録層を設けた相変化型光記録媒体の概略断
面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 下部耐熱保護層 3 記録層 3A 結晶化促進層 3B 相変化記録相層 4 上部耐熱保護層 5 反射放熱層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小名木 伸晃 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 花岡 克成 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 三浦 裕司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 芝口 孝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 譲原 肇 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田代 浩子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H111 EA03 EA12 EA23 EA48 FA01 FA14 FA23 FA37 FB06 FB07 FB10 FB12 FB17 FB18 FB19 FB20 FB26 FB30 GA03 5D029 JA01 JA10 JB03 JB05 JC17 MA38

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に記録層を少なくとも備えて層構
    成をなし、光を照射することによってその光学定数を変
    化させて記録,再生、消去を行う相変化型光記録媒体に
    おいて、前記記録層が結晶化促進層と相変化記録層との
    二層からなり、該結晶化促進層が0.3eV以下のバン
    ドギャップを有する半導体であり、該相変化記録層がI
    a族元素とIIIb族元素とSbとTeと、さらにIb族元
    素、IIb族元素、VIb族元素から選ばれる少なくとも一
    つの元素とからなる化合物であることを特徴とする相変
    化型光記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記半導体がSn、SnTe、PbT
    e、Ag2Te、Mg3Bi2、ZnBiから選ばれる少
    なくとも一つの元素もしくは化合物を含むことを特徴と
    する請求項1記載の相変化型光記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記半導体がSn、SnTe、PbT
    e、Ag2Te、Mg3Bi2、ZnBiとNa、Ca、
    Mg、Ba、K、P、Al、Cl、Br、Iから選ばれ
    る少なくとも一つの元素とを含むことを特徴とする請求
    項1記載の相変化型光記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記Na、Ca、Mg、Ba、K、P、
    Al、Cl、Br、Iから選ばれる少なくとも一つの元
    素の添加量をXとするとき、Xの範囲が前記半導体の組
    成中、0<X≦5(重量%)であることを特徴とする請
    求項3記載の相変化型光記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記Ia族元素とIIIb族元素とSbとT
    eと、さらにIb族元素、IIb族元素、VIb族元素から
    選ばれる少なくとも一つの元素とからなる化合物の組成
    式をIaxIIIbySbzTec(式中x+y+z+c
    +d=100(重量%))とするとき、IaがNa、K
    から選ばれた少なくとも一つの元素であり、MがAg,
    Cu、B、Ge,Siから選ばれた少なくとも一つの元
    素であることを特徴とする請求項1記載の相変化型光記
    録媒体。
  6. 【請求項6】 前記組成式の各元素の組成量x、y、
    z、c、dがそれぞれ;0<x≦7、0<y≦10、5
    0≦z<80、20<c≦40、0<d≦5(但し、x
    +y+z+c+d=100(重量%))であることを特
    徴とする請求項5記載の相変化型光記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記基板と前記相変化記録層との間に耐
    熱保護層を設けることを特徴とする請求項1記載の相変
    化型光記録媒体。
  8. 【請求項8】 光照射により前記結晶化促進層と相変化
    記録層とが溶融合金化して記録され、該合金化部分中の
    結晶化促進層成分と相変化記録層成分との割合(重量
    %)を結晶化促進層成分/相変化記録層成分=Yとする
    とき、0<Y<0.1であることを特徴とする請求項1
    記載の相変化型光記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005049333A1 (en) * 2003-11-10 2005-06-02 Ricoh Company, Ltd. Optical recording medium and process for producing the same, spattering target, using process of optical recording medium, and optical recording apparatus
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