JP2002254658A - インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents
インクジェットヘッドの製造方法Info
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Abstract
のないインクジェットヘッドの製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 42合金製のキャビティプレート10
に、スパッタ法等を用いてSi膜51を形成する。次
に、Si膜51が形成されたキャビティプレート10と
圧電アクチュエータ20とを重ね合わせ、ゾルゲル法に
よりSiO2膜50を形成する。次に、キャビティプレ
ート10を陽極に、圧電アクチュエータ20を陰極にし
て所定の電圧を印加し、Si膜51とSiO2膜とを陽
極接合により接合する。従って、圧電アクチュエータ2
0とキャビティプレート10は、接着剤を用いることな
く接合されることになる。
Description
ットプリンタヘッドの製造方法の技術分野に属する。
るインクジェットプリンタヘッドにおいて、キャビティ
の圧力室に隣接して設けられた圧電素子を用いて、この
圧電素子に電圧を印加することで圧力室の容積を小さく
してインクをオリフィスから噴射させて印刷を行う圧電
式インクジェットプリンタヘッドが知られている。
では、特開平4−341851号公報に示されるよう
に、シート状の圧電セラミック層上に、スクリーン印刷
により内部電極層を印刷すると共に、各圧電セラミック
層及び電極層を設けていないセラミックス層等を交互に
積層してプレスして焼成し、焼成後、別途接着剤等を用
いて変形拘束材を接着して製造していた。
エータとしての圧電素子と、圧力室を形成するキャビテ
ィプレートとを接着し、更にキャビティプレートにポリ
イミド等から形成されたノズルプレートを接着すること
により、圧電式インクジェットプリンタヘッドを製造し
ていた。また、キャビテイプレートは、特開昭62−1
11758号公報に示されるように、各種の流路パター
ンを形成した複数のシート状材料を積層することによっ
て構成することが知られている。
来の方法では、キャビティプレートを構成する各シート
状材料の上、あるいはキャビティプレート上に、スピン
コート法、ディッピング法、ローラ転写法、あるいはス
タンピング法等により接着剤を塗布していたため、塗布
厚が厚すぎたり、接着剤の粘度が低下した場合等には、
インク流路内に接着剤が流れ出してしまい、インク流路
の閉塞が生じるという問題があった。
それぞれの接着剤を混合した時点から硬化反応が進んで
しまうので、重ね合わせる際に硬化の程度にばらつきが
出易く、接着剤の流れ込みを制御することが困難であっ
た。また、加熱硬化型の接着剤の場合には、加熱硬化の
際に接着剤が動くので、接着剤の流れ込みを制御するこ
とが困難であった。
20μm程度の凹凸があるため、接着剤を比較的厚く塗
る必要がある。しかし、この厚さが厚過ぎると、流れ込
みが発生し易い。一方、薄過ぎると、接着剤の欠落部分
が生じ、インク流路間でインクがリークしてしまうとい
う問題が発生する。
は、キャビティプレートを構成するシート材料を積層し
てその積層方向に圧力をかけたり、また、キャビティプ
レート上に圧電素子を重ねて圧力をかけた時に、接着剤
がはみ出すことで発生するものであるが、特にインク流
路の断面積を狭くしたところでは、流路の閉塞を発生し
やすく、インク吐出を行うことが出来なくなるという問
題があった。
で、インク室の接着剤による詰まりを発生させることの
ないインクジェットヘッドの製造方法を提供することを
課題としている。
ェットヘッドの製造方法は、前記課題を解決するため
に、内部にインク流路を有するそれぞれのシート状部材
を接合することにより積層し、当該積層されたシート状
部材とアクチュエータ素子と接合することにより、イン
クジェットプリンタのインクジェットヘッドを製造する
方法であって、前記シート状部材あるいは前記アクチュ
エータ素子の接合面に金属を薄膜形成する工程と、前記
シート状部材と、他のシート状部材あるいは前記アクチ
ュエータ素子とを重ね合わせる工程と、前記シート状部
材と、他のシート状部材あるいは前記圧電アクチュエー
タとの隙間にゾルゲル液を充填する工程と、前記ゾルゲ
ル液を充填した前記シート状部材と他のシート状部材、
あるいは前記シート状部材と前記アクチュエータ素子を
加熱して前記ゾルゲル液を焼成する工程と、前記焼成し
た前記シート状部材と他のシート状部材、あるいは前記
シート状部材と前記アクチュエータ素子を陽極接合によ
り接合する工程とを備えたことを特徴とする。
造方法によれば、まず、内部にインク流路を有するシー
ト状部材あるいはアクチュエータ素子の接合面に、金属
を薄膜形成する。次に、この金属が薄膜形成されたシー
ト状部材と、他のシート状部材あるいは前記アクチュエ
ータ素子とを重ね合わせる。次に、前記シート状部材
と、他のシート状部材あるいは前記圧電アクチュエータ
との隙間に、ゾルゲル液を充填する。次に、前記ゾルゲ
ル液を充填した前記シート状部材と他のシート状部材、
あるいは前記シート状部材と前記アクチュエータ素子を
加熱し、前記ゾルゲル液を焼成する。次に、前記焼成し
た前記シート状部材と他のシート状部材、あるいは前記
シート状部材と前記アクチュエータ素子を陽極接合によ
り接合する。このように、ゾルゲル液を用いることによ
り、完全な陽極接合を行うことが出来、また、接着剤を
用いないので、接着剤のはみ出しによるインク流路の閉
塞が発生しない。従って、優れたインクジェットヘッド
を歩留まり良く製造出来る。
造方法は、前記課題を解決するために、請求項1記載の
インクジェットヘッドの製造方法において、前記シート
状部材は、42合金で形成された部材であることを特徴
とする。
造方法によれば、前記シート状部材は、42合金で形成
された部材なので、当該シート状部材を陽極または陰極
として用いて上述の陽極接合により接合が可能となる。
造方法は、前記課題を解決するために、請求項1または
2記載のインクジェットヘッドの製造方法において、前
記シート状部材の接合面には、前記金属としてSiまた
はTiあるいはNiを薄膜形成することを特徴する。
造方法によれば、前記シート状部材の接合面には、前記
金属としてSiまたはTiあるいはNiが薄膜形成さ
れ、この薄膜と、前記ゾルゲル液から形成される薄膜と
の陽極接合による接合が行われる。従って、十分な接合
強度が得られる。
造方法は、前記課題を解決するために、請求項1ないし
3のいずれか1記載のインクジェットヘッドの製造方法
において、前記ゾルゲル液は、ゾルゲルSiO2である
ことを特徴とする。
造方法によれば、前記ゾルゲル液は、ゾルゲルSiO2
なので、焼成後にはSiO2膜が形成され、前記金属の
薄膜との間で良好な陽極接合が行われることになる。
造方法は、前記課題を解決するために、請求項1ないし
4のいずれか1記載のインクジェットヘッドの製造方法
において、前記シート状部材は、前記アクチュエータ素
子によって容積を増減する複数の圧力室を形成するプレ
ートと、その圧力室に連通しインクを吐出するノズルを
形成するプレートと、各圧力室にインクを供給する共通
インク室を形成するプレートとを含むことを特徴とす
る。
造方法によれば、前記シート状部材として、前記アクチ
ュエータ素子によって容積を増減する複数の圧力室を形
成するプレート、その圧力室に連通しインクを吐出する
ノズルを形成するプレート、各圧力室にインクを供給す
る共通インク室を形成するプレートが、上述のように接
着剤を用いることなく陽極接合により接合される。従っ
て、接着剤のインク流路への流れ込みが発生せず、優れ
たインク吐出動作の可能なインクジェットヘッドが製造
されることになる。
を添付図面に基づいて説明する。以下の説明は、圧電式
インクジェットヘッドに対して本発明を適用した場合の
実施形態である。
ジ(図示せず)に搭載される本体フレーム1は、図3に
示すように、上面開放の略箱状に形成されており、その
上方から4つのインクカートリッジ(図示せず)を着脱
自在に装着できる搭載部3を有し、該搭載部3の一側部
位3aには、各インクカートリッジのインク放出部(図
示せず)に接続できるインク供給通路4a、4b、4
c、4dが本体フレーム1の底板5の下面まで連通して
いる。なお、この搭載部3の一側部位3aの上面には、
各インクカートリッジのインク放出部(図示せず)と密
接できるようにしたゴム製等のパッキング(図示せず)
が配置されている。
ようにして水平状に形成され、図1及び図2並びに図4
に示すように、該底板5の下面側には、後述するフロン
トヘッドユニット6を2つ並列させて配置するための2
つの支持部8を段付き状に形成する。該各支持部8に
は、UV接着剤にて固定するための複数の空所9a、9
bが上下に貫通するように形成されている。
図を示すものである。図6は、フロントヘッドユニット
の断面図を示すものである。フロントヘッドユニット6
は、図5及び図6に示すように、複数枚の積層型のキャ
ビティプレート10と、該キャビティプレート10に対
して接着剤または接着シートを介して接着・積層される
プレート型の圧電アクチュエータ20と、その上面に外
部機器との電気的接続のために、フレキシブルフラット
ケーブル40が接着剤にて重ね接合されて構成されてお
り、最下層のキャビティプレート10の下面側に開口さ
れたノズル15から下向きにインクが吐出する。
視図を示すものである。図8は、キャビティプレート1
0の分解拡大斜視図を示すものである。キャビティプレ
ート10は、図8に示すように、ノズルプレート11、
2枚のマニホールドプレート12、スペーサプレート1
3、ペースプレート14の5枚の薄い金属板をそれぞれ
接着剤にて重ね接合して積層した構造である。本実施形
態では、これらの各プレート11〜14は、42%ニッ
ケル合金鋼板(42合金)製で、50μm〜150μm
程度の厚さを有している。なお、これらの各プレート1
1〜14は、金属に限らず、例えば、樹脂により形成し
てもよい。
形態では、25μm程度)の複数のインク吐出用のノズ
ル15が、当該ノズルプレート11における長手方向の
中心線11a、11bに沿って、微小ピッチPの間隔で
千鳥状配列で穿設されている。2枚のマニホールドプレ
ート12に対するノズルプレート11及びスペーサプレ
ート13の積層により密閉される構造になっている。
すように、長手方向の中心線14a、14bに対して直
交する方向に延びる細幅の複数の圧力室16が千鳥状配
列で穿設されている。また、ベースプレート14には、
各圧力室16と接続される絞り部16dが穿設されてい
る。さらに当該絞り部16dと接続されるインク供給孔
16bが穿設されている。各インク供給孔16bは、ス
ペーサプレート13における左右両側部位に穿設された
インク供給孔18を介して、マニホールドプレート12
における共通インク室12aに連通している。ここで、
各絞り部16dにおけるインクが流れる方向と直交する
断面積は、各圧力室16における当該断面積より小さい
構造となっている。これは、絞り部16dの断面積を小
さくすることにより、流路抵抗を増すためである。な
お、各圧力室16の断面形状については後述する。
レート14における千鳥状配列のノズル15に、スペー
サプレート13及び2枚のマニホールドプレート12に
同じく千鳥状配列で穿設されている微小径の貫通孔17
を通って、各圧力室16に対応するノズル15に至るこ
ととなる。
大斜視図を示すものである。圧電アクチュエータ20
は、図9に示すように、3枚のセラミックスシート2
1、22、23を積層した構造である。最下段のシート
21の上面には、キャビティプレート10における各圧
力室16毎に対応した細幅の複数の駆動電極24が、千
鳥状配列で設けられている。また、各駆動電極24の一
端部24aは、圧電アクチュエータ20の表裏面20
a、20bと直交する左右側面20cに露出するように
形成されている。
室16に対して共通のコモン電極25が、設けられてい
る。コモン電極25の一端部25aも、各駆動電極24
の一端部24aと同様、左右側面20cに露出するよう
に形成されている。
極24の各々に対する表面電極26と、コモン電極25
に対する表面電極27とが、左右側面20cに沿って並
ぶように設けられている。
4の一端部24aに第1の凹み溝30が、コモン電極2
5の一端部25aに第2の凹み溝31が、それぞれ積層
方向に延びるように設けられている。各第1の凹み溝3
0内には、図6に示すように、各駆動電極24と各表面
電極26とを電気的に接続する側面電極32が、第2の
凹み溝31内には、コモン電極25と表面電極27とを
電気的に接続する側面電極33が、それぞれ形成されて
いる。なお、符号28及び29の電極は、捨てパターン
の電極である。
極25とに挟まれた圧電シート22の各領域は、分極処
理されて圧電特性が付与され、各圧力室16に対応した
圧力発生部となる。
0と圧電アクチュエータ20とは、キャビティプレート
10における各圧力室16と、圧電アクチュエータ20
における駆動電極24とが対応するように積層される。
また、圧電アクチュエータ20における上側の表面20
aには、フレキシブルフラットケーブル40が重ね押圧
されることにより、このフレキシブルフラットケーブル
40における各種の配線パターン(図示せず)が、各表
面電極26、27に電気的に接合される。
ータ20における各駆動電極24のうち任意の駆動電極
24と、コモン電極25との間に電圧を印加することに
より、圧電シート22のうち電圧を印加した駆動電極2
4の部分、即ち、圧力発生部に、圧電効果による積層方
向の歪みが発生する。そして、この歪みによる圧力に
て、各駆動電極24に対応する圧力室16の内容積が縮
小されることにより、この圧力室16内のインクが、ノ
ズル15から液滴状に吐出して、所定の印字が行われ
る。
造方法について説明する。まず、強誘電性を有するチタ
ン酸ジルコン酸鉛(PZT(PbTiO3・PbZr
O3))系のセラミック粉末、バインダ、溶剤を混合す
る。
ンテレフタレート)等のプラスチックフィルム上に、ド
クターブレード法を用いて所定の厚さに塗布し、3枚の
セラミックスシート21、22、23から成るグリーン
シートを形成する。
4等の電極となる部分に、金属材料をスクリーン印刷に
より印刷する。
シートを積層し、加熱プレスし、グリーンシートの積層
ブロックを得る。
ることにより、バインダーを焼き飛ばした後、焼成炉に
より所定の温度で焼成する。そして、ブロックを所定の
大きさに切断し、個々の圧電アクチュエータ20を得
る。
面電極32、33を印刷し、焼成炉を用いて前記側面電
極32、33の焼付を行う。
ることで、両電極間のセラミックスシート21の分極処
理を行う。
クジェットヘッドに用いられる圧電アクチュエータ20
が製造される。
ェットヘッドの製造方法について説明する。
キャビティプレート10と、圧電アクチュエータ20と
を接合することにより製造する。但し、本実施形態にお
いては、従来のように接着剤を用いてこれらの接合を行
うのではなく、ゾルゲル液を用いて陽極接合によりキャ
ビティプレート10と圧電アクチュエータ20とを接合
する。
0に、スパッタ法等を用いて、図10(A)に示すよう
に、0.1μm程度のSi膜51を形成する。
ティプレート10と、圧電アクチュエータ20とを重ね
合わせる。
示すように、SiO2膜50を形成する。つまり、前記
重ね合わせの際に形成される隙間に、毛細管現象を利用
して、SiO2を注入し、例えば450℃の温度で焼成
する。これにより、Si膜51及び圧電アクチュエータ
20に密着したSiO2膜が形成される。
ト10を陽極に、圧電アクチュエータ20を陰極にし
て、600V〜800Vの電圧を印加する。この電圧印
加によって、Si膜51とSiO2膜とが陽極接合によ
り接合される。従って、圧電アクチュエータ20とキャ
ビティプレート10は、接着剤を用いることなく接合さ
れることになる。このようにして、圧電式インクジェッ
トヘッドが製造される
しにより、図8に示すペースプレート14の絞り部16
d等の流路が詰まってしまうことがあったが、本実施形
態の製造方法によれば、重ね合わせた材料間の毛細管現
象が絞り部16d等の流路よりも大きいため、このよう
な不具合を発生させることがない。
不足、あるいは接着層に気泡部が形成される等の原因に
より、図8に示す各圧力室16間でインクがリークして
しまうことがあったが、本実施形態の製造方法によれ
ば、ゾルゲル法によりSiO2膜50が形成されるの
で、各圧力室16間のリークが確実に防止される。
優れた圧電式インクジェットヘッドを歩留まり良く製造
することが出来る。
タ20とキャビティプレート10の接合に本発明を適用
したが、本発明はこのような例に限定されるものではな
く、例えば、図7に示すようなキャビティプレート10
の各プレートの接合にも適用可能である。
レート14のスペーサプレート13に対する接合面に、
スパッタ法等により図10(B)に示すように0.1μ
m程度のSi膜51を形成し、また、同じく42合金製
のスペーサプレート13のペースプレート14に対する
接合面に、スパッタ法等により図10(B)に示すよう
に0.1μm程度のSi膜51を形成し、これらを重ね
合わせる。
示すように、SiO2膜50を形成する。つまり、前記
重ね合わせの際に形成される隙間に、毛細管現象を利用
して、SiO2を注入し、例えば450℃の温度で焼成
する。これにより、各Si膜51に密着したSiO2膜
が形成される。
4を陽極に、スペーサプレート13を陰極にして、60
0V〜800Vの電圧を印加する。この電圧印加によっ
て、各Si膜51とSiO2膜とが陽極接合により接合
される。従って、ペースプレート14とスペーサプレー
ト13は、接着剤を用いることなく接合されることにな
る。
とマニホールドプレート12、2枚のマニホールドプレ
ート12、マニホールドプレート12とノズルプレート
11のそれぞれを、ゾルゲル法により形成したSiO2
膜を用いて陽極接合により接合すれば良い。
ニホールドプレート12、スペーサプレート13、及び
ペースプレート14のそれぞれの接合面にSi膜51を
形成し、これらの5枚のプレートを重ね合わせ、それぞ
れの重ね合わせ部にゾルゲル法によりSiO2膜を形成
し、一度に陽極接合により接合を行うようにしても良
い。
を形成したが、本発明はこのような構成に限定されるも
のではなく、TiあるいはNiを薄膜形成して、陽極接
合を行うようにしても良い。
製造方法によれば、内部にインク流路を有するシート状
部材あるいはアクチュエータ素子の接合面に金属を薄膜
形成し、この金属が薄膜形成されたシート状部材と、他
のシート状部材あるいは前記アクチュエータ素子とを重
ね合わせ、この隙間にゾルゲル法により薄膜を形成した
後に陽極接合により接合を行うので、完全な陽極接合を
行うことが出来、また、接着剤を用いないので、接着剤
のはみ出しによるインク流路の閉塞が発生しない。従っ
て、優れたインクジェットヘッドを歩留まり良く製造出
来る。
造方法によれば、前記シート状部材は、42合金で形成
された部材なので、当該シート状部材を陽極または陰極
として用いて上述の陽極接合により良好な接合を行うこ
とが出来る。
造方法によれば、前記シート状部材の接合面には、前記
金属としてSiまたはTiあるいはNiが薄膜形成さ
れ、この薄膜と、前記ゾルゲル液から形成される薄膜と
の陽極接合による接合が行われるので、十分な接合強度
を得ることが出来る。
造方法によれば、前記ゾルゲル液は、ゾルゲルSiO2
なので、焼成後にはSiO2膜が形成され、前記金属の
薄膜との間で良好な陽極接合を行うことが出来る。
造方法によれば、前記シート状部材として、前記アクチ
ュエータ素子によって容積を増減する複数の圧力室を形
成するプレート、その圧力室に連通しインクを吐出する
ノズルを形成するプレート、各圧力室にインクを供給す
る共通インク室を形成するプレートが、上述のように接
着剤を用いることなく陽極接合により接合されるので、
接着剤のインク流路への流れ込みが発生せず、優れたイ
ンク吐出動作の可能なインクジェットヘッドを製造する
ことが出来る。
ットヘッドのノズル側を上にした斜視図である。
解斜視図である。
見た部品の分解斜視図である。
ームの底板を下面側から見た下面図である。
ロントヘッドユニットの斜視図である。
ロントヘッドユニットの断面図である。
ャビティプレートの分解斜視図を示すものである。
ャビティプレートの分解拡大斜視図を示すものである。
電アクチュエータの分解拡大斜視図を示すものである。
ティプレートと圧電アクチュエータとの接合方法を説明
する図、(B)はベースプレートとキャビティプレート
との接合方法を説明する図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 内部にインク流路を有するそれぞれのシ
ート状部材を接合することにより積層し、当該積層され
たシート状部材とアクチュエータ素子と接合することに
より、インクジェットプリンタのインクジェットヘッド
を製造する方法であって、 前記シート状部材あるいは前記アクチュエータ素子の接
合面に金属を薄膜形成する工程と、 前記シート状部材と、他のシート状部材あるいは前記ア
クチュエータ素子とを重ね合わせる工程と、 前記シート状部材と、他のシート状部材あるいは前記ア
クチュエータ素子との隙間にゾルゲル液を充填する工程
と、 前記ゾルゲル液を充填した前記シート状部材と他のシー
ト状部材、あるいは前記シート状部材と前記アクチュエ
ータ素子を加熱して前記ゾルゲル液を焼成する工程と、 前記焼成した前記シート状部材と他のシート状部材、あ
るいは前記シート状部材と前記アクチュエータ素子を陽
極接合により接合する工程と、 を備えたことを特徴とするインクジェットヘッドの製造
方法。 - 【請求項2】 前記シート状部材は、42合金で形成さ
れた部材であることを特徴とする請求項1記載のインク
ジェットヘッドの製造方法。 - 【請求項3】 前記シート状部材の接合面には、前記金
属としてSiまたはTiあるいはNiを薄膜形成するこ
とを特徴する請求項1または2記載のインクジェットヘ
ッドの製造方法。 - 【請求項4】 前記ゾルゲル液は、ゾルゲルSiO2で
あることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記
載のインクジェットヘッドの製造方法。 - 【請求項5】 前記シート状部材は、前記アクチュエー
タ素子によって容積を増減する複数の圧力室を形成する
プレートと、その圧力室に連通しインクを吐出するノズ
ルを形成するプレートと、各圧力室にインクを供給する
共通インク室を形成するプレートとを含むことを特徴と
する請求項1ないし4のいずれか1記載のインクジェッ
トヘッドの製造方法。
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US7926910B2 (en) | 2006-07-05 | 2011-04-19 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Nozzle plate for inkjet head and method of manufacturing the nozzle plate |
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JP4529298B2 (ja) | 2010-08-25 |
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