JP2002254456A - 熱伝導性シート状物、回路基板および熱伝導性シート状物の製造方法 - Google Patents

熱伝導性シート状物、回路基板および熱伝導性シート状物の製造方法

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JP2002254456A JP2001059430A JP2001059430A JP2002254456A JP 2002254456 A JP2002254456 A JP 2002254456A JP 2001059430 A JP2001059430 A JP 2001059430A JP 2001059430 A JP2001059430 A JP 2001059430A JP 2002254456 A JP2002254456 A JP 2002254456A
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heat conductive
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Seiichi Fukunaga
精一 福永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化され、低価格かつ高性能な熱伝導性シ
ート状物とその製造方法、及びこのような熱伝導性シー
ト状物を備えた回路基板を提供する。 【解決手段】 連続気泡を内包する軟質樹脂発泡体5
に、微細な熱伝導性材料を含浸させ、これを加熱しつつ
1/2〜1/20厚みに圧縮する熱伝導性シートの製造
方法と、この方法により得られた熱伝導性シートと、こ
の熱伝導性シートを備えた回路基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱伝導性シート状
物、回路基板および熱伝導性シート状物の製造方法に関
し、詳しくは、各種電子機器内に装着可能な軽量かつ軟
質の熱伝導性シート状物とこれを備えた回路基板および
熱伝導性シート状物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器は、一般に、多数の能動あ
るいは受動素子を有する、いわゆる電子デバイスのよう
な電子部品を実装した回路基板を備えており、個々の電
子デバイスはこれから発散される熱を効果的に放出し
て、電子デバイスの過熱を阻止するヒートシンクあるい
はラジエータといった金属製の放熱体が装着されること
が多い。そして、電子デバイスと放熱体とを熱的に結合
させるため、熱伝導率に優れたシート状物(以下、「熱
伝導性シート」ということがある)が介在される。
【0003】このような熱伝導性シートとして、古くは
薄いマイカ板が使用されている。これは、熱伝導性に優
れると共に電気絶縁性にも優れるので、各種電子機器に
多用されてきたが、脆くて欠け易いという欠点があり、
しかも平面以外には使用し難く、多少とも凹凸があるよ
うな箇所では熱伝導性に劣るという欠点がある。
【0004】そのため最近では、マイカ板に替えて熱伝
導性粉体を充填したシリコン樹脂シートや、シリコン樹
脂をパテ状、あるいはグリース状にしたもの等が使用さ
れている。その他、パソコン等の電子機器では集積回路
への熱的影響が大きいため、冷却ファンや冷却装置を備
えて強制的に冷却している場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
電子機器に対する小形化、軽量化の要請に伴い、電子デ
バイスも小形・軽量化、高機能化が進む趨勢にあり、一
層軽量化された熱伝導性シートの出現の要請は依然とし
て強いものがあることに加えて、上記従来技術のシリコ
ン樹脂はバインダー効果を維持させるために、熱伝導性
粉体を高密度に充填させることができないという問題が
ある。
【0006】そのような実情に鑑み、本発明者は、通気
性を有する樹脂発泡体の内部に微細な熱伝導性粒子を高
密度に充填させることにより、比較的安価に、樹脂発泡
体のもつ軽量性、および加工し易さを発揮して、優れた
熱伝導性シートを実現できることを見出して、本発明を
完成した。
【0007】従って、本発明の目的は、軽量化され、低
価格かつ高性能な熱伝導性シート状物とその製造方法、
及びこのような熱伝導性シート状物を備えた回路基板を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は各請求項記載
の発明により達成される。すなわち、本発明に係る熱伝
導性シート状物の製造方法の特徴構成は、連続気泡を内
包する軟質樹脂発泡体に、微細な熱伝導性材料を含浸さ
せ、これを加熱しつつ1/2〜1/20厚みに圧縮する
ことにある。
【0009】この構成によれば、軟質樹脂発泡体の連続
気泡内に、微細な熱伝導性材料を含浸させて、これを熱
圧着するので、単位体積当たりの熱伝導性材料が極めて
多い高密度な熱伝導性シート状物を製造することができ
る。しかも、圧縮体であることから、小形化した電子デ
バイスにぴったりと密着させることができ、効率よく熱
伝達が可能となると共に、パイプ状の放熱体を内包させ
るような場合にも、パイプ形状に沿って密着させること
ができ、加工性にも優れて都合がよい。この場合、熱圧
縮による最終厚みが当初の厚みの1/2を越えると、含
浸された熱伝導性材料の密度が低く、単位体積当たり含
浸量が少なくなり、高い熱伝導性を発揮しえなくて好ま
しくなく、当初の厚みの1/20未満であると、熱伝導
性を阻害する気泡を著しく減少させることはできるが、
シート自体が過剰に圧縮されて好ましくなく、かつ密度
は高くなるが、軽量性に欠けるために好ましくない。そ
の結果、軽量化され、低価格かつ高性能な熱伝導性シー
ト状物の製造方法を提供できた。尚、本明細書において
シート状物とは、シートあるいはフィルムなど、長さあ
るいは幅に対して厚みの薄い物を総称した概念として使
用するものとする。
【0010】前記軟質樹脂発泡体はその独立気泡率が5
0%以下であると共に、前記熱伝導性材料を20〜99
wt%含むことが好ましい。
【0011】この構成によれば、一層高密度に熱伝導性
材料を含ませた熱伝導性シート状物の製造方法を提供す
ることができ都合がよい。軟質樹脂発泡体の独立気泡体
が50%を越えると、微細な熱伝導性材料を付着させる
泡面が少なくなって好ましくない。独立気泡体は0〜3
0%であることがより好ましい。
【0012】更に、含浸される熱伝導性材料が20wt
%未満では、熱伝導性が小さくて好ましくなく、熱伝導
性材料が99wt%を越えると、バインダー等を含ませ
た場合に、バインダーの機能が発揮できなくなったり、
重量が重くなったりして好ましくない。尚、バインダー
としては、特に限定されるものではないが、各種合成樹
脂を含む有機バインダーをエマルジョンにして用いるこ
とが好ましい。この有機バインダーに熱伝導性材料をス
ラリー状に分散させた後、これを樹脂発泡体に含浸させ
て乾燥すると、樹脂発泡体の連続気泡内面に、強固に熱
伝導性材料を付着させることができるからである。
【0013】前記軟質樹脂発泡体がポリウレタン樹脂、
シリコン樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノール樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂から選ばれたもの
であると共に、前記熱伝導性材料がアルミナ、シリカ、
酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ニッケル、酸
化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、炭化珪素、炭化チタン、
炭化タンタル、窒化珪素、窒化アルミニウム、窒化ホウ
素、酸化ベリリウム、銀、銅、アルミニウム、ニッケ
ル、ガラス、グラファイトのいずれか又はこれらの混合
物であることが好ましい。上記した酸化物、炭化物、窒
化物はいずれも熱伝導率が10W/m・K以上あって都
合がよく、この内、特にアルミナ、シリカ、酸化亜鉛、
炭化珪素は安価であって好ましい。
【0014】この構成によれば、軟質樹脂発泡体として
連続気泡を多く形成可能であって都合がよく、特にポリ
ウレタン樹脂からなる発泡体は、微細な熱伝導性材料の
含浸処理がし易く、しかも安価であって都合がよい。
又、熱伝導性材料としては、装着される箇所に絶縁性が
要求される場合には、無機系の酸化物、炭化物、窒化物
などからなる材料が好ましく、使用される電子デバイス
がLSIパッケージのようにそれ自体が絶縁されている
場合には、上記した金属系の材料やグラファイトであっ
てもよく、これらの適宜の組み合わせからなる混合物を
用途に応じて用いてもよい。
【0015】熱伝導性材料の平均粒子径は、0.1〜5
00μmであることが好ましい。平均粒子径が0.1μ
m未満の粉体は高価であり、製造コストが高くなって好
ましくなく、500μmを越えると樹脂発泡体の連続気
泡の内面に高密度に付着させ難くなって好ましくない。
【0016】樹脂発泡体の比重は、0.01〜0.2で
あることが好ましい。比重が0.01未満であると、成
形体にしたときの強度が弱くて好ましくなく、0.2を
越えると成形体として柔軟性に欠け、かつ重くなって好
ましくない。
【0017】本発明に係る熱伝導性シート状物の特徴構
成は、請求項1〜3のいずれか1の熱伝導性シート状物
の製造方法により製造されたことにある。
【0018】この構成によれば、軽量化され、低価格、
かつ熱伝導性材料が高密度に充填されると共に柔軟性に
も優れ、高性能な熱伝導性シート状物を提供することが
できる。
【0019】熱伝導性シート状物にパイプ状放熱体を内
在するようにしてもよい。
【0020】例えば、熱伝導性の良い銅などの金属製パ
イプに冷却水を含ませた構造を備える放熱体を、熱伝導
性シート状物に内在させるようにすると、電子デバイス
が小さく放熱面を大きくできないような場合にも、確実
に熱を外部に伝達することができ放熱させることができ
て都合がよい。
【0021】更に、本発明に係る回路基板の特徴構成
は、請求項4又は5の熱伝導性シート状物を電子デバイ
スと放熱体との間に配設したことにある。
【0022】この構成によれば、軽量化され、低価格、
かつ熱伝導性材料が高密度に充填されると共に柔軟性に
も優れ、高性能な熱伝導性シート状物を備えた回路基板
を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して詳細に説明する。図1は、回路基板の1種である
プリント基板1上に実装された電子デバイス2に、本実
施形態の熱伝導性シート3を装着した断面構造を示す。
すなわち、電子デバイス2の外表面には、熱を効果的に
放散するためアルミニウム押出形材などからなるヒート
シンク4が接合されているが、このヒートシンク4と電
子デバイス2とを熱的に結合させるため、所定サイズの
カット状に形成された熱伝導性シート5a’が介在され
ている。
【0024】このカット状熱伝導性シート5a’は、軟
質樹脂発泡体の1種であるポリウレタン樹脂発泡体(ウ
レタンフォームということがある)に、平均粒子径0.
1〜500μmの範囲から適宜選択されたグラファイト
等の熱伝導材料粉を、20〜99wt%の高密度に含浸
させて、当初の厚みの1/2〜1/20となるように熱
圧縮され形成されている。
【0025】次に、熱伝導性シート5の製造方法を、図
2を参照して説明する。従来のポリウレタン樹脂発泡体
の製造技術により独立気泡を50%以下とし連続気泡を
多くした比重0.01〜0.2の長尺のウレタンフォー
ムシート5を製造し、これをロール状に巻回したものを
用意する。このようなウレタンフォームとして、炭酸ガ
ス発泡法あるいは水発泡法などの方法により製造された
ものを採用することができる。
【0026】ロール状をしたウレタンフォームシート5
を、その先端部から順次粉状のグラファイトなどの微細
な熱伝導材料を懸濁させた槽6に浸漬する。粉体状の熱
伝導材料を均一に懸濁させるために、攪拌装置を設けて
適宜槽内を攪拌することが好ましい。熱伝導材料粉を十
分含浸させたウレタンフォームシート5を、槽6から引
上げ乾燥炉7に導入し、熱伝導材料粉をウレタンフォー
ムシート5中の連続気泡表面に乾燥させ固着させる。乾
燥終了後、カッタ8により所定サイズに切断してカット
状の熱伝導性シート5aとし、これを、ヒータなどの加
熱機構9aを備えたプレス機9の上下金型内に装填し
て、カット状熱伝導性シート5aを加熱しながら当初の
厚みの1/2〜1/20程度に熱圧縮する。このように
して、カット状の熱圧縮された熱伝導性シート5a’を
得る。このカット状熱伝導性シート5a’を、必要に応
じて更に切断や打抜加工し、最終サイズに容易にするこ
とができる。
【0027】このように熱圧縮されたカット状熱伝導性
シート5a’は、単位体積当たりの熱伝導材料粉の密度
が極めて高く、熱伝導作用が大きいため、小形化の要求
の高いプリント配線基板などに装着する場合にも適した
ものとなる。
【0028】槽6には、熱伝導材料粉などの他にウレタ
ン系エマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン等の有機
バインダーを適量含ませることが好ましい。有機バイン
ダーを含ませると、樹脂発泡体内に熱伝導材料粉を強固
に固着できて都合がよい。有機バインダーとしては、他
にアクリル系エマルジョン、エポキシ系エマルジョン、
フェノール系エマルジョン、あるいはこれらの共重合物
などが好適である。
【0029】
【実施例】次に、本実施形態に従い熱伝導性シート状物
を作成し、熱伝導特性を調べた。その結果を比較例と共
に以下に示すと共に、その測定結果を表1に示す。
【0030】(実施例1)ウレタン系水性エマルジョン
(固形分45%)100重量部に、平均粒子径1.5μ
mのアルミナ粒子120重量部を分散させたスラリー
に、厚み10mm、密度0.02g/m3 の軟質ウレタ
ンフォーム(連続気泡率99%以上)を浸漬して、スラ
リー含浸ウレタンフォームを作成した。この含浸ウレタ
ンフォームを、ゲージ幅5mmのロール間を通過させ、
余分なスラリーを絞り出し、その後、120℃で2時間
乾燥・硬化させた。このようにして作成したシートを2
0cm角に切り出した後、180℃に加熱した2枚の熱
板に挟み、3mmのスペーサーを端部に設置して厚み規
制をし、120秒間プレス圧縮してフォームAを作成し
た。
【0031】(実施例2)酢酸ビニル系水性エマルジョ
ン(固形分30%)100重量部に、平均粒子径1μm
の炭化珪素粒子80重量部および平均粒子径0.5μm
のシリカ粉末20重量部を分散させたスラリーに、厚み
10mm、密度0.02g/m3 の軟質ウレタンフォー
ム(連続気泡率99%以上)を浸漬して、スラリー含浸
ウレタンフォームを作成した。この含浸ウレタンフォー
ムを、ゲージ幅2mmのロール間を通過させ、余分なス
ラリーを絞り出し、その後、100℃で5時間乾燥・硬
化させた。このようにして作成したシートを20cm角
に切り出した後、200℃に加熱したゲージ間隔1mm
のロールに5回通して圧縮し、フォームBを作成した。
【0032】(比較例1)ウレタン系水性エマルジョン
(固形分45%)100重量部に、平均粒子径1.5μ
mのアルミナ粒子120重量部を分散させたスラリー
に、厚み10mm、密度0.02g/m3 の軟質ウレタ
ンフォーム(連続気泡率99%以上)を浸漬して、スラ
リー含浸ウレタンフォームを作成した。この含浸ウレタ
ンフォームを、ゲージ幅5mmのロール間を通過させ、
余分なスラリーを絞り出し、その後、120℃で2時間
乾燥・硬化させて、フォームCを作成した。
【0033】(比較例2)厚み10mm、密度0.02
g/m3 の軟質ウレタンフォーム(連続気泡率99%以
上)を20cm角に切り出した後、180℃に加熱した
2枚の熱板に挟み、1.5mmのスペーサーを端部に設
置して厚み規制をし、120秒間プレス圧縮してフォー
ムDを作成した。
【0034】
【表1】 表1の結果より、実施例1、2のフォームA,Bは薄い
にも関わらず、優れた熱伝導特性を示すのに比べて、比
較例1、2のフォームC、Dは熱伝導電特性に劣るもの
であることが明らかである。
【0035】〔別実施の形態〕 (1)上記実施形態では、電子デバイスがプリント配線
基板に装着されている例を示したが、図3に示すよう
に、電子デバイスが電子機器を構成する筐体10に装着
されるものであってもよい。この場合、カット状熱伝導
性シート5a’は電子デバイス2と筐体10との間に介
在される。そして、熱伝導性シート5に含浸させる熱伝
導性材料としては、筐体10の材質が金属製で、電子デ
バイスの放熱部を筐体から電気的に絶縁する必要のある
場合には、絶縁性の熱伝導性材料を含浸させたものを使
用できる。
【0036】(2)図4に示すように、電子デバイス2
とプリント配線板4との間に介在されたカット状熱伝導
性シート5a’内に、パイプ状放熱体11を埋設する構
成としてもよい。このパイプ状放熱体11は、銅製の細
径パイプからなり、内部に冷却水が充填されていて、図
示はしないが、両端部が閉鎖された構造となっている。
このように構成すると、電子デバイス2が小さく放熱面
を大きくできないような場合に、確実に熱を外部に排出
して放熱させることができて都合がよい。
【0037】(3)熱伝導性シートをプリント基板、あ
るいは筐体と一層強固に密着させるため、予め熱伝導性
シートの表面に接着剤を塗布してもよい。更に、パテ
状、グリース状、ゲル状、オイル状の樹脂を併用して、
密着強度を高めるようにしてもよい。又、用途に応じて
軟質樹脂発泡体に、熱伝導性材料以外に難燃材などを加
えて多機能化させてもよい。
【0038】(4)上記実施形態では、熱伝導性材料を
含浸させた樹脂発泡体を加熱し圧縮する方法として、予
めカッタでカットしてから加熱圧縮する例を示したが、
本発明の実施において熱圧縮する方法はこれに限定され
るものではなく、加熱された双ロールの間を、シート状
の熱伝導性材料を連続的に通過させて圧縮させる連続方
式を採用してもよい。その場合、加熱はロール自体にヒ
ータ等の加熱機構を備えさせて加熱する方式を採用して
もよいし、双ロールとこれに圧縮されるシートとを加熱
雰囲気に晒すことにより、熱圧縮させる方式を採用して
もよい。
【0039】(5)熱伝導性材料としては、上記した材
料以外にも熱伝導率が10W/m・K以上あるものは好
適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る熱伝導性シートの使
用状態を示す断面図
【図2】図1の熱伝導性シートの製造方法を示す説明図
【図3】別実施形態に係る熱伝導性シートの使用状態を
示す断面図
【図4】更に別実施形態に係る熱伝導性シートの使用状
態を示す断面図
【符号の説明】
2 電子デバイス 4 放熱体 5 軟質樹脂発泡体 11 パイプ状放熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/36 H05K 7/20 F H05K 7/20 M B29K 105:04 // B29K 105:04 B29L 7:00 B29L 7:00 H01L 23/36 D Fターム(参考) 4F071 AA15 AA20 AA22 AA41 AA53 AA67 AB03 AB07 AB08 AB09 AB11 AB18 AB22 AB26 AB27 AB28 AH13 BA01 BB03 BC01 4F204 AA04 AA11 AA13 AA33 AA37 AA42 AB16 AB17 AB18 AG01 AG20 AH36 FA01 FB01 FF06 FG04 FN11 4J002 BB031 BB121 BC031 CC041 CK021 CP031 DA026 DA076 DA086 DA096 DB016 DE076 DE086 DE096 DE106 DE116 DE136 DE146 DF016 DJ006 DJ016 DK006 DL006 FD206 5E322 AA07 AB06 FA04 5F036 AA01 BB21 BC05 BD21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続気泡を内包する軟質樹脂発泡体に、
    微細な熱伝導性材料を含浸させ、これを加熱しつつ1/
    2〜1/20厚みに圧縮する熱伝導性シート状物の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記軟質樹脂発泡体はその独立気泡率が
    50%以下であると共に、前記熱伝導性材料を20〜9
    9wt%含む請求項1の熱伝導性シート状物の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記軟質樹脂発泡体がポリウレタン樹
    脂、シリコン樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノール樹
    脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂から選ばれ
    たものであると共に、前記熱伝導性材料がアルミナ、シ
    リカ、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ニッケ
    ル、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、炭化珪素、炭化チ
    タン、炭化タンタル、窒化珪素、窒化アルミニウム、窒
    化ホウ素、酸化ベリリウム、銀、銅、アルミニウム、ニ
    ッケル、ガラス、グラファイトのいずれか又はこれらの
    混合物である請求項1又は2の熱伝導性シート状物の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1の熱伝導性シ
    ート状物の製造方法により製造された熱伝導性シート状
    物。
  5. 【請求項5】 パイプ状放熱体を内在する請求項4の熱
    伝導性シート状物。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5の熱伝導性シート状物を
    電子デバイスと放熱体との間に配設した回路基板。
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