JP2002254131A - 引張りコイルばねの成形方法および装置 - Google Patents

引張りコイルばねの成形方法および装置

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JP2002254131A JP2001054108A JP2001054108A JP2002254131A JP 2002254131 A JP2002254131 A JP 2002254131A JP 2001054108 A JP2001054108 A JP 2001054108A JP 2001054108 A JP2001054108 A JP 2001054108A JP 2002254131 A JP2002254131 A JP 2002254131A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 両端に第1フックと第2フックとを具える引
張りコイルばねの成形において、切断の衝撃によりフッ
クの対向角度精度が悪くなる問題、第2フックの起し作
用によりその起し角度精度が悪くなる問題、コイル部が
短い引張りコイルばねの第2フックの起しができない問
題などの解決を目的とする。 【解決手段】 第1フック湾曲部Wb、第1フック直線
部Wc、第1フック折曲部Wd、コイル部Weを形成し
た後、起し工具の引掛け突出部をコイル部Weの側面に
係合させながら線材繰り出し方向に移動させることで、
コイル部Weを起して第2フック折曲部Wfを形成し、
起し工具を退避させて線材を繰り出すことで第2フック
直線部Wgを形成し、湾曲成形工具の湾曲成形溝をクイ
ル側方からクイルと対向するように進出させて線材を繰
り出し、湾曲成形溝に衝合させることで第2フック湾曲
部Whを形成した後に切断するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両端にばね掛け用
として湾曲状または環状の第1フックと第2フックとを
具える引張りコイルばねの成形方法および装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この発明に係る従来の技術としては、例
えば、独乙式フックを具える引張りコイルばねを製造す
る方法および装置に係る特公平2−18654号公報
(以下、従来技術公報という)、に開示された発明が知
られている。 なお、この従来技術の以下の説明におい
ては、その公報に記載された符号を用いるために、本発
明の符号と重複するが、この従来技術の符号は本欄およ
び「発明が解決しようとする課題」の欄のみに限定して
適用するものである。
【0003】従来技術公報に開示された発明は、案内具
43(本願発明のクイルに相当)前面の成形位置で第1
フックの先端直線部(イ)、円弧部(ロ)および直線部
(ハ)と、1/4巻きコイル部(ニ)、折曲部およびボ
ディ部(ホ;本願発明のコイル部に相当)と、第2フッ
クの直線部(ヘ)、円弧部(ト)および先端直線部
(チ)とを形成した後に、第1保持レバー84,88に
より第1フック側のボディ部(ホ)を把持し、カッタ9
3と案内具43とで第2フックの先端直線部(チ)を切
断する。
【0004】そして、第1保持レバー84,88により
引張りコイルばねを案内具43前面の成形位置から屈曲
位置に移送し、第2保持レバー101,102により第
2フック側のボディ部(ホ)を把持するとともに、第1
保持レバー84,88による把持を解除し、第2フック
の直線部(ヘ)がボディ部(ホ)の軸線と平行になるよ
うに、当て板105と曲げ工具111とによりボディ部
(ホ)の生成後端部と第2フックの直線部(ヘ)との交
点を折り曲げて、第2フックを起すようにした引張りコ
イルばねの製造方法および装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来技
術公報に係る発明は、第1保持レバー84,88により
第2フックを起す前の引張りコイルばねを把持し、カッ
タ93と案内具43とで第2フックの先端直線部(チ)
を切断するので、この切断の衝撃により、第1保持レバ
ー84,88による引張りコイルばねの把持位置が、当
初の把持位置からずれやすいという問題がある。 特
に、細線材で加工される引張りコイルばねまたはコイル
径と線材径との比であるD/dが大きい引張りコイルば
ねにおいては、把持力を強くできないので把持位置のず
れ量が大きくなる。
【0006】このように第1保持レバー84,88によ
る引張りコイルばねの把持位置がずれると、当然のよう
に、第2保持レバー101,102による把持位置が設
定位置からずれるので、曲げ工具111により起される
第2フックは、第1フックに対向する対向角度が設定対
向角度に対して誤差を生じ、その対向角度精度が悪くな
るという問題があった。
【0007】また、第2フックの起しは、第2保持レバ
ー101,102により引張りコイルばねを把持し、当
て板105と曲げ工具111とで折り曲げることにより
第2フックを起すので、第2保持レバー101,102
に把持されたボディ部(ホ)の軸線が傾斜しやすいとい
う問題がある。 特に、細線材で加工される引張りコイ
ルばね、または、コイル径と線材径との比であるD/d
が大きい引張りコイルばねにおいては把持力を強くでき
ないので、ボディ部(ホ)の軸線傾斜角度が大きくな
る。
【0008】このように把持された引張りコイルばねの
ボディ部(ホ)の軸線が傾斜すると、当然のように、当
て板105と曲げ工具111とにより折り曲げられる第
2フックの起し角度は、ボディ部(ホ)の軸線に対する
設定起し角度に対して誤差を生じ、その起し角度精度が
悪くなるという問題があった。
【0009】さらに、第2フックの起しに際しては、第
1保持レバー84,88により第1フック側のボディ部
(ホ)を把持して当該引張りコイルばねを案内具43前
面の成形位置から屈曲位置に移送し、この屈曲位置で第
2保持レバー101,102により第2フック側のボデ
ィ部(ホ)を把持しなおす構成であるので、コイル巻回
数が少なくボディ部(ホ)が短い引張りコイルばねにお
いては、第1保持レバー84,88と第2保持レバー1
01,102とによる把持が不能となり、第2フックの
起しができないという問題があった。
【0010】仮に、把持できたとしても、切断による衝
撃力と、第2フックの起しの折り曲げ力とに対応する耐
把持力を得るための第1保持レバー84,88と第2保
持レバー101,102との有効把持幅が得られず、第
1フックに対する第2フックの対向角度精度と、ボディ
部(ホ;コイル部)の軸線に対する第2フックの起し角
度精度とが著しく悪くなるという問題があった。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、切断の衝
撃により引張りコイルばねの第1フックに対向する第2
フックの対向角度精度が悪くなるという問題、第2フッ
クの起し作用によりコイル部軸線に対する第2フックの
起し角度精度が悪くなるという問題、コイル部が短い引
張りコイルばねの第2フックの起しができないか、また
は、第1フックに対向する第2フックの対向角度精度
と、コイル部軸線に対する第2フックの起し角度精度と
が著しく悪くなるという問題などを解決しようとするも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に係る発明は、両端にばね掛
け用として湾曲状の第1フックと第2フックとを具える
引張りコイルばねの成形方法であって、クイル前面の湾
曲成形位置に湾曲成形工具前面に形成した湾曲成形溝を
クイル側方からクイルと対向するように進出させてクイ
ルから線材を繰り出し前記湾曲成形溝にその線材を衝合
させることで第1フック湾曲部Wbを形成し、前記湾曲
成形工具を退避させてクイルから線材を繰り出すことで
前記第1フック湾曲部Wbと連なる第1フック直線部W
cを形成し、前記湾曲成形工具側面の折曲成形面を前記
第1フック湾曲部Wbの湾曲面側からクイル前面を横断
させて前記第1フック直線部Wcを押し倒すことで第1
フック折曲部Wdを形成し、クイル前面のコイル成形位
置に前記湾曲成形溝をクイル側方からクイルと対向する
ように進出させてクイルから線材を繰り出し前記湾曲成
形溝にその線材を衝合させることで前記第1フック折曲
部Wdと連なるコイル部Weをクイル軸線と直交するコ
イル軸線上に形成し、起し工具の引掛け突出部を前記コ
イル部Weのコイル生成後端の線材に係合させて線材繰
り出し方向に移動させることで前記コイル部Weをその
コイル軸線がクイル軸線と平行になるように第2フック
折曲部Wfを形成し、前記起し工具を退避させてクイル
から線材を繰り出すことで第2フック折曲部Wfと連な
る第2フック直線部Wgを形成し、クイル前面の湾曲成
形位置に前記湾曲成形溝をクイル側方からクイルと対向
するように進出させてクイルから線材を繰り出し前記湾
曲成形溝にその線材を衝合させることで第2フック湾曲
部Whを形成するようにしたものである。
【0013】この請求項1の発明によれば、引張りコイ
ルばねのコイル部Weをクイル軸線と直交するコイル軸
線上に形成した後、引き続き、起し工具の引掛け突出部
をコイル部Weのコイル生成後端の線材に係合させて線
材繰り出し方向に移動させることで、コイル部Weをそ
のコイル軸線がクイル軸線と平行になるように第2フッ
ク折曲部Wfを形成するようにしたので、起し工具の引
掛け突出部を線材繰り出し方向に移動させることによ
り、コイル部Weを起して第2フック折曲部Wfを折り
曲げても、第1フックに対向する第2フックの対向角度
精度が悪くなるという課題を解決することができる。
【0014】すなわち、この発明による第2フック折曲
部Wfの形成は、従来の技術で引用した発明のように、
引張りコイルばねをクイル前面から移送するものではな
く、コイル部Weのコイル生成後端と連なる第2フック
直線部Wgを形成する前の線材が、クイル内に停留した
状態で起し工具によりコイル部Weを起すから、外因や
移送に係る2次的要因の影響を受けずに第2フック折曲
部Wfを折り曲げることができる。
【0015】したがって、コイル部Weの軸線に対する
第2フックの起し角度精度が悪くなるという課題や、コ
イル部Weが短い引張りコイルばねの第2フックの起し
ができないか、または、第1フックに対向する第2フッ
クの対向角度精度と、コイル部Weの軸線に対する第2
フックの起し角度精度とが著しく悪くなるという課題を
も解決することができる。
【0016】また、請求項2に係る発明は、両端にばね
掛け用として環状の第1フックと第2フックとを具える
引張りコイルばねの成形方法であって、クイル前面の環
状成形位置に湾曲成形工具前面に形成した湾曲成形溝を
クイル側方からクイルと対向するように進出させてクイ
ルから線材を繰り出し前記湾曲成形溝にその線材を衝合
させることで第1フック環状部Wkを形成し、前記湾曲
成形工具を退避させてクイルから線材を繰り出すことで
前記第1フック環状部Wkと連なる第1フック直線部W
mを形成し、前記湾曲成形工具側面の折曲成形面を前記
第1フック環状部Wkの環状面側からクイル前面を横断
させて前記第1フック直線部Wmを押し倒すことで第1
フック折曲部Wnを形成し、クイル前面のコイル成形位
置に前記湾曲成形溝をクイル側方からクイルと対向する
ように進出させてクイルから線材を繰り出し前記湾曲成
形溝にその線材を衝合させることで前記第1フック折曲
部Wnと連なるコイル部Woをクイル軸線と直交するコ
イル軸線上に形成し、起し工具の引掛け突出部を前記コ
イル部Woのコイル生成後端の線材に係合させて線材繰
り出し方向に移動させることで前記コイル部Woをその
コイル軸線がクイル軸線と平行になるように第2フック
折曲部Wpを形成し、前記起し工具を退避させてクイル
から線材を繰り出すことで第2フック折曲部Wpと連な
る第2フック直線部Wqを形成し、クイル前面の環状成
形位置に前記湾曲成形溝をクイル側方からクイルと対向
するように進出させてクイルから線材を繰り出し前記湾
曲成形溝にその線材を衝合させるとともにコイル部Wo
がクイルの切欠き部に衝突しないようにクイルを回動さ
せることで第2フック環状部Wrを形成するようにした
ものである。
【0017】この請求項2の発明によれば、引張りコイ
ルばねのコイル部Woをクイル軸線と直交するコイル軸
線上に形成した後、引き続き、起し工具の引掛け突出部
をコイル部Woのコイル生成後端の線材に係合させて線
材繰り出し方向に移動させることで、コイル部Woをそ
のコイル軸線がクイル軸線と平行になるように第2フッ
ク折曲部Wpを形成するようにしたので、起し工具の引
掛け突出部を線材繰り出し方向に移動させることによ
り、コイル部Woを起して第2フック折曲部Wpを折り
曲げても、第1フックに対向する第2フックの対向角度
精度が悪くなるという課題を解決することができる。
【0018】すなわち、この発明による第2フック折曲
部Wpの形成は、従来の技術で引用した発明のように、
引張りコイルばねをクイル前面から移送するものではな
く、コイル部Woのコイル生成後端と連なる第2フック
直線部Wqを形成する前の線材が、クイル内に停留した
状態で起し工具によりコイル部Woを起すから、外因や
移送に係る2次的要因の影響を受けずに第2フック折曲
部Wpを折り曲げることができる。
【0019】したがって、コイル部Woの軸線に対する
第2フックの起し角度精度が悪くなるという課題や、コ
イル部Woが短い引張りコイルばねの第2フックの起し
ができないか、または、第1フックに対向する第2フッ
クの対向角度精度と、コイル部Woの軸線に対する第2
フックの起し角度精度とが著しく悪くなるという課題を
も解決することができる。
【0020】さらに、第2フック環状部Wrを形成する
際には、クイル前面の環状成形位置に湾曲成形溝をクイ
ル側方からクイルと対向するように進出させて、クイル
から線材を繰り出し湾曲成形溝にその線材を衝合させる
とともに、コイル部Woがクイルの切欠き部に衝突しな
いようにクイルを回動させることで第2フック環状部W
rを形成するようにしたので、第2フックの形状が半円
状に限定されることなく形成できる。 すなわち、製造
する引張りコイルばねの品種切り替えにより第2フック
の形状が、環状から半円状に、または、半円状から環状
に変更されても、装置の段取り替えなどを必要とせず容
易に対応できる。
【0021】また、請求項3に係る発明は、両端にばね
掛け用として湾曲状または環状の第1フックと第2フッ
クとを具える引張りコイルばねの成形装置であって、線
材を案内する線材案内孔に沿って切欠き部が形成され線
材案内孔を中心にして回動可能なクイルと、クイル前面
位置でクイル軸線に対して平行な円板状の外縁部に複数
個の工具を放射状に取着可能な工具保持部が設けられク
イル軸線と直交する放射中心線を回動中心にして回動可
能で、かつクイル軸線を旋回中心にして旋回可能で、さ
らにクイル軸線に対して平行に進退移動可能な工具保持
板と、クイルから繰り出される線材を衝合させることで
その線材を湾曲に形成可能な湾曲成形溝が前端部に形成
され前記工具保持部に取着された湾曲成形工具と、引張
りコイルばねのコイル部のコイル生成後端の線材に係合
可能な引掛け突出部が前端部に形成され前記工具保持部
に取着された起し工具と、前記工具保持板をその放射中
心線を回動中心にして回動させる回動駆動手段と、前記
工具保持板をクイル軸線を旋回中心にして旋回させる旋
回駆動手段と、前記工具保持板をクイル軸線に対して平
行に進退移動させる直進駆動手段と、前記工具保持板に
取着された前記湾曲成形工具と前記起し工具とを引張り
コイルばね各部の加工設定位置に位置決めすべく回動駆
動手段と旋回駆動手段と直進駆動手段とを関連的に制御
する数値制御手段とを含むようにしたものである。
【0022】この請求項3の発明によれば、クイル前面
位置でクイル軸線に対して平行な円板状の工具保持部が
設けられ、クイル軸線と直交する放射中心線を回動中心
にして回動可能で、かつクイル軸線を旋回中心にして旋
回可能で、さらにクイル軸線に対して平行に進退移動可
能な工具保持板を設けて、この工具保持板の工具保持部
に、湾曲成形工具と起し工具とを放射状に取着するよう
にしたので、第2フック折曲部Wf(Wp)の形成は、
従来の技術で引用した発明のように、引張りコイルばね
をクイル前面から移送することなく、コイル部We(W
o)のコイル生成後端と連なる第2フック直線部Wg
(Wq)を形成する前の線材が、クイル内に停留した状
態で起し工具によりコイル部We(Wo)を起すことが
できる。
【0023】したがって、第2フック折曲部Wf(W
p)の形成に際して、外因や移送に係る2次的要因の影
響を受けずに第2フック折曲部Wf(Wp)を折り曲げ
ることができ、上記請求項1,2で説明したように、第
1フックに対向する第2フックの対向角度精度が悪くな
るという課題を解決することができる。 また、コイル
部We(Wo)の軸線に対する第2フックの起し角度精
度が悪くなるという課題や、コイル部We(Wo)が短
い引張りコイルばねの第2フックの起しができないか、
または、第1フックに対向する第2フックの対向角度精
度と、コイル部We(Wo)の軸線に対する第2フック
の起し角度精度とが著しく悪くなるという課題をも解決
することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の引張りコイルばねの成形
方法および装置に係る実施の形態について、引張りコイ
ルばねの成形装置、成形方法の第1発明および第2発明
の順に、図1〜図33を参照して以下のとおり説明す
る。
【0025】まず、引張りコイルばねの成形装置につい
て、図1〜図4を参照して説明する。 図1は線材を送
出す線材送出し機構を示し、図2は各工具を位置決めす
る工具保持機構を示し、図3は線材を湾曲に形成する湾
曲成形工具を示し、図4は第2フック折曲部を折り曲げ
る(第2フックに対してコイル部を起す)起し工具を示
す。
【0026】引張りコイルばねの成形装置は、図1に示
す線材送出し機構1と、この線材送出し機構1と対峙す
る位置に設けられた図2に示す工具保持機構2とから構
成する。 線材送出し機構1は線材を送出す機構であっ
て、成形装置本体の前面に前板10が立設され、その内
側にブラケット14が締着され、中心部に軸受筒13が
締着されている。 この軸受筒13には、軸受13bを
介して歯車筒22が回動可能に支承され、その前端部に
クイルホルダ21が一体的に締着されている。このクイ
ルホルダ21の中心部にはクイル20が締着され、その
中心に線材を案内する線材案内孔20aが穿孔され、こ
の線材案内孔20aに沿って切欠き部が形成されている
(図5参照)。
【0027】そして、このクイル20は歯車筒22によ
り、クイルホルダ21を介して線材案内孔20aを回動
中心として回動される。 このクイル20の回動は、ブ
ラケット14に締着されたサーボモータ26によって駆
動される。 すなわち、サーボモータ26の出力軸に止
着された第1駆動歯車25、この第1駆動歯車25と噛
合するように歯車軸23に止着された第1従動歯車2
4、歯車軸23に刻設された第2駆動歯車23a、歯車
筒22に刻設された第2従動歯車22a、歯車筒22お
よびクイルホルダ21を経て回動される。
【0028】また、クイル20の後方にはクイルライナ
12が、軸受筒13の中空穴内に締着され、中心部に線
材挿通孔12bが穿孔されている。 このクイルライナ
12の後端部には、図示しないサーボモータによって回
動される円板状のフィードローラ11が支承されてい
る。 このフィードローラ11は、図示されている下側
(紙裏側)のフィードローラと、図示されない上側(紙
表側)のフィードローラとの一対で構成され、各々の外
周で線材Wを挟持して回動することで、線材Wをクイル
20側の前方に送出すか、または後退させる。 その線
材Wは、クイルライナ12の線材挿通孔12b、クイル
20の線材案内孔20aを経てクイル20前面の成形空
間に繰り出される。
【0029】次に、図2に示す工具保持機構2は、後述
する湾曲成形工具30と起し工具31とをクイル20前
面の設定位置に移動させる機構であって、クイル20の
前面位置に箱状のフレーム40が成形装置本体と一体的
に設けられており、その前板と後板とにはボールねじ4
4がクイル20軸線(すなわち、図1に示す線材案内孔
20aの中心軸線)と平行に支承され、後板にはZ軸サ
ーボモータ42が取着されている。
【0030】これらのうち、ボールねじ44上の可動部
44aにはユニット本体41が止着されており、このユ
ニット本体41は、Z軸サーボモータ42の駆動により
クイル20軸線上のZ軸に沿って進退移動する。 すな
わち、Z軸サーボモータ42の出力軸に止着された駆動
プーリ48、シンクロベルト43、ボールねじ44に止
着された従動プーリ49を経てボールねじ44が回動さ
れ、このボールねじ44の回動により可動部44aにと
もなってユニット本体41が進退移動する。
【0031】このユニット本体41のクイル20軸線上
には、軸受筒45が回動可能に支承されており、その前
端部に旋回板46と、中央部にウォームホイール47と
が一体的に回動可能に止着されている。 旋回板46の
前面には歯車箱60が止着され、この歯車箱60は、C
軸サーボモータ52によって、クイル20軸線上のZ軸
と同軸上の回転軸であるC軸を中心にして旋回する。
すなわち、ユニット本体41に取着されたC軸サーボモ
ータ52の出力軸に連結された図示しないウォーム、こ
のウォームと噛合するウォームホイール47を経て、軸
受筒45と旋回板46と歯車箱60とが一体的に旋回す
る。
【0032】この歯車箱60には直交軸56が、クイル
20軸線上のZ軸と直交するY軸上で回動可能に支承さ
れており、その一端部には円板状の工具保持板54が締
着されている。 したがって、工具保持板54は、その
円板面がクイル20軸線上のZ軸と平行な状態を維持し
ながら、Z軸上のC軸を旋回中心として旋回する。この
工具保持板54の外縁部には放射状に複数個の工具を取
着可能な工具保持部が設けられ、引張りコイルばねのフ
ック湾曲部、フック環状部、コイル部を形成する湾曲成
形工具30と、第1フックおよびコイル部が形成された
後にコイル部を引き起す起し工具31とが取着されてい
る。
【0033】また、クイル20軸線上の軸受筒45の中
空穴には、歯車軸61が回動可能に支承されており、そ
の前端部に駆動歯車62と、後端部に従動プ−リ63と
が一体的に回動可能に止着されている。 他方、ユニッ
ト本体41の後端部には、側板64が止着され、その上
方にB軸サーボモータ65が取着されている。 このB
軸サーボモータ65により、前記の工具保持板54は湾
曲成形工具30、起し工具31とともに、クイル20軸
線(Z軸)と直交するY軸と同軸上の回転軸であるC軸
を中心にして回動する。
【0034】すなわち、B軸サーボモータ65の出力軸
に止着された駆動プ−リ66、シンクロベルト67、従
動プ−リ63、歯車軸61、駆動歯車62、旋回板46
に駆動歯車62と噛合して回動可能に支承された従動歯
車70、この従動歯車70と同軸上の図示しないウォー
ム、このウォームと噛合して直交軸56に止着されたウ
ォームホイール55を経て、B軸サーボモータ65の駆
動で直交軸56と工具保持板54とが一体的に回動し、
湾曲成形工具30と起し工具31とを周回移動させる。
【0035】これら工具のうち湾曲成形工具30は図6
に示すクイル20側の前端部に、図3に示す湾曲成形溝
30aが、クイル20から繰り出される線材Wを衝合さ
せることで、その線材Wを湾曲に形成可能に形成されて
おり、締着片30cが図6に示す工具保持板54にボル
ト32により締着されている。 なお、図3に示す調整
ねじ穴30dは、クイル20軸心に対して湾曲成形溝3
0aの位置調整をする図示しない調整ねじ用のねじ穴で
ある。
【0036】また、起し工具31は図12に示すクイル
20側の前端部に、図4に示す引掛け突出部31aが突
設されて、締着片31cが図12に示す工具保持板54
にボルト33により締着されている。 引掛け突出部3
1aは、コイル部Weのコイル生成後端の線材Wに係合
可能に、図4(c)に示す軸線に沿った起し斜面31b
を有する三角柱状に形成されている。 なお、図4に示
す調整ねじ穴31dは、クイル20軸心に対して引掛け
突出部31aの位置調整をする図示しない調整ねじ用の
ねじ穴である。 そして、これらの工具は、図2,図5
に示す工具保持板54に放射状に取着されている。
【0037】このように構成された引張りコイルばねの
成形装置は、引張りコイルばねの各成形工程に対応し
て、図2に示すZ軸サーボモータ42によって工具保持
板54をクイル20軸線上のZ軸に沿って進退移動さ
せ、C軸サーボモータ52によって工具保持板54をク
イル20軸線上のZ軸と平行な状態を維持しながらC軸
を中心にして旋回させ、B軸サーボモータ65によって
工具保持板54に取着された湾曲成形工具30と起し工
具31とをY軸上のB軸を中心にして周回移動させて位
置決めする。
【0038】これらの湾曲成形工具30、起し工具31
の位置決め制御に対応して、図1に示すフィードローラ
11の図示しないサーボモータによって線材Wを前進ま
たは後退させるとともに、サーボモータ26によってク
イル20を回動位置決めする。 これらのサーボモータ
は、図示しない数値制御手段によって回動位置決めされ
る。
【0039】引き続いて、引張りコイルばねの成形装置
のうち第1発明について、図5〜図18を参照して以下
のとおり説明する。
【0040】図5は第1フック端部の成形工程を示し、
図6は第1フック湾曲部の成形工程を示し、図7は第1
フック直線部の成形工程を示し、図8は第1フック折曲
部の成形工程を示し、図9はコイル部の成形準備工程を
示し、図10はコイル部の成形工程を示し、図11は第
2フック折曲部の成形準備工程を示し、図12,図13
は第2フック折曲部の成形工程を示し、図14は第2フ
ック直線部の成形工程を示し、図15は第2フック湾曲
部の成形工程を示し、図16は第2フック端部の成形工
程を示し、図17は第2フック切断の成形工程を示し、
図18は第1発明により形成された引張りコイルばねを
示す。
【0041】引張りコイルばね加工サイクルの初期にお
けるクイル20の回動位置は、切欠き部が図5(a)に
示す右側に位置決めされ、工具保持板54に取着された
湾曲成形工具30と起し工具31とは、図5(a)に示
す旋回位置の図5(b)に示す回動位置において後退端
で待機している。 また、図1に示す線材Wの前端は、
クイル20の前端面と略同一面上で待機している。
【0042】この状態から第1フック端部の成形工程に
おいて、線材Wを図5の矢印3方向に送出してクイル2
0の前方に繰り出し、図18に示す第1フック端部Wa
を形成する。
【0043】ついで第1フック湾曲部の成形工程におい
て、工具保持板54を図5の矢印4f方向に前進させる
とともに、矢印5t方向に回動させることで、湾曲成形
工具30の図3に示す湾曲成形溝30aをクイル20の
図5(b)に示す側方から図6に示すクイル20の前面
に進出させて、第1フック端部Waに係合させるととも
に、線材Wを矢印3方向に繰り出し、湾曲成形溝30a
に線材Wを衝合させて第1フック湾曲部Wbを形成す
る。
【0044】ついで第1フック直線部の成形工程におい
て、工具保持板54を図6の矢印6h方向に旋回させる
とともに、矢印5h方向に回動させることで、湾曲成形
工具30をクイル20の前面から図7に示す位置に退避
させて、線材Wを矢印3方向に繰り出し第1フック直線
部Wcを形成する。
【0045】ついで第1フック折曲部の成形工程におい
て、工具保持板54を図7の矢印5h方向に回動させる
ことで、湾曲成形工具30の折曲成形面30bを図7
(a)に示す側方から図8(a)に示す位置までクイル
20の前面を横断させて、第1フック直線部Wcを湾曲
成形溝30aで案内しながら押し倒すことで直角に折曲
して第1フック折曲部Wdを形成する。
【0046】ついでコイル部の成形準備工程において、
工具保持板54を図8の矢印4b方向に次のコイル部W
eの湾曲成形位置まで後退させるとともに、矢印6t方
向に旋回させることで、湾曲成形工具30を図9に示す
位置まで退避させて、線材Wを矢印3方向に微小量だけ
繰り出し、次のコイル部Weの巻回初期に湾曲成形工具
30の湾曲成形溝30aと係合させるための直線部W
e′を形成する。
【0047】ついでコイル部の成形工程において、工具
保持板54を図9の矢印5t方向に回動させることで、
湾曲成形工具30の図3に示す湾曲成形溝30aを図9
(b)に示すクイル20側方から図10(b)に示すク
イル20の前面に進出させて、直線部We′に係合させ
るとともに、線材Wを矢印3方向に繰り出し、湾曲成形
溝30aに線材Wを衝合させて、クイル20の軸線と直
交するコイル軸線上にコイル部Weを形成する。
【0048】ついで第2フック折曲部の成形準備工程に
おいて、工具保持板54を図10の矢印4b方向に後退
させるとともに、矢印6t方向に旋回させ、かつ、矢印
5h方向に回動させることで、湾曲成形工具30を図1
1(a)に示す位置まで退避させるとともに、起し工具
31を次工程の待機位置まで周回させる。
【0049】ついで第2フック折曲部の成形工程におい
て、工具保持板54を図11の矢印4f方向に前進させ
ながら、矢印5t方向に回動させることで、起し工具3
1の図4(c)に示す引掛け突出部31aの起し斜面3
1bおよびその尖端を、図12に示すコイル部Weのコ
イル生成後端の線材Wに係合させる。
【0050】そして、工具保持板54を図12の矢印4
b方向に後退させながら、矢印5t方向に回動させるこ
とで、起し工具31の引掛け突出部31aをクイル20
の切欠き部の図示下側から、図13に示すクイル20の
前面に斜行させて、コイル部Weの軸線が図13(a)
に示すクイル20の軸線を微小角度だけ超えるスプリン
グバックを見越した角度位置まで起し、第2フック折曲
部Wfを形成する。すなわち、この第2フック折曲部W
fは、起し工具31の引掛け突出部31aとの係合を解
除することにより、コイル部Weの軸線は図14に示す
ように、クイル20の軸線と平行になる。
【0051】ついで第2フック直線部の成形工程におい
て、工具保持板54を図13の矢印5h方向に回動させ
て起し工具31の引掛け突出部31aを第2フック折曲
部Wfとの係合から解除した後、矢印4b方向に後退さ
せるとともに、矢印6h方向に旋回させ、かつ、矢印5
t方向に回動させることで、起し工具31を退避させる
とともに、湾曲成形工具30を図14に示す次工程の待
機位置まで周回させて、線材Wを矢印3方向に繰り出し
第2フック直線部Wgを形成する。 なお、起し工具3
1が退避し湾曲成形工具30が周回する間に、クイル2
0も並行して、図13に示す矢印7t方向に回動させる
ことで、次工程の第2フック湾曲部Whを形成する回動
角度位置に待機させる。
【0052】ついで第2フック湾曲部の成形工程におい
て、工具保持板54を図14の矢印4f方向に前進させ
るとともに、矢印5t方向に回動させることで、湾曲成
形工具30の図3に示す湾曲成形溝30aをクイル20
の図14(b)に示す側方から図15に示すクイル20
の前面に進出させて、第2フック直線部Wgに係合させ
るとともに、線材Wを矢印3方向に繰り出し、湾曲成形
溝30aに線材Wを衝合させて第2フック湾曲部Whを
形成する。
【0053】ついで第2フック端部の成形工程におい
て、工具保持板54を図15の矢印4b方向に後退させ
るとともに、矢印5h方向に回動させることで、湾曲成
形工具30を次の引張りコイルばね加工サイクルの図1
6に示す開始位置まで退避させて、線材Wを矢印3方向
に繰り出し第2フック端部Wiを形成する。
【0054】ついで第2フック切断の成形工程におい
て、クイル20を図16に示す矢印7h方向に回動させ
て図17に示す切断回動位置に位置決めし、図1に示す
前板10に設けられた図示しない切断工具によって、第
2フック端部Wiと次の引張りコイルばねの第1フック
端部Waとの境界位置で線材Wを切断することで、引張
りコイルばね加工サイクルの1サイクルを終了する。
なお、図17に示すクイル20、湾曲成形工具30、起
し工具31の各位置は、次の引張りコイルばね加工サイ
クルの開始位置であって、図5と同一位置である。
【0055】引き続いて、引張りコイルばねの成形装置
のうち第2発明について、図19〜図33を参照して以
下のとおり説明する。
【0056】図19は第1フック端部の成形工程を示
し、図20は第1フック環状部の成形工程を示し、図2
1は第1フック直線部の成形工程を示し、図22は第1
フック折曲部の成形工程を示し、図23はコイル部の成
形準備工程を示し、図24はコイル部の成形工程を示
し、図25は第2フック折曲部の成形準備工程を示し、
図26,図27は第2フック折曲部の成形工程を示し、
図28は第2フック直線部の成形工程を示し、図29,
図30は第2フック環状部の成形工程を示し、図31は
第2フック切断の成形準備工程を示し、図32は第2フ
ック切断の成形工程を示し、図33は第2発明により形
成された引張りコイルばねを示す。
【0057】なお、この第2発明の引張りコイルばね
は、前記第1発明と第1フック,第2フックの形状のみ
が相違し他は同一であり、装置と成形工程も同一である
ので、同一部分に係る説明は省略する。 また、図33
に示す第2発明の引張りコイルばね各部の符号は第1発
明の図18と対比すると、第1フック端部WjはWa
に、第1フック環状部Wkは第1フック湾曲部Wbに、
第1フック直線部WmはWcに、第1フック折曲部Wn
はWdに、コイル部WoはWeに、第2フック折曲部W
pはWfに、第2フック直線部WqはWgに、第2フッ
ク環状部Wrは第2フック湾曲部Whに、第2フック端
部WsはWiに各々相当する。
【0058】引張りコイルばね加工サイクルの初期にお
ける各工具の待機位置は、図19に示すように、第1発
明の図5と同一位置で待機し、図1に示す線材Wの前端
は、クイル20の前端面と略同一面上で待機している。
この状態から第1フック端部の成形工程において、線
材Wを図19のクイル20前方に繰り出し、図33に示
す第1フック端部Wjを形成する。 ついで第1フック
環状部の成形工程において、図20に示す湾曲成形溝3
0aに線材Wを衝合させて第1フック環状部Wkを形成
する。
【0059】ついで第1フック直線部の成形工程におい
て、湾曲成形工具30を図21に示す位置に退避させて
線材Wを繰り出し第1フック直線部Wmを形成する。
ついで第1フック折曲部の成形工程において、図22
(a)に示す湾曲成形工具30の折曲成形面30bによ
り第1フック直線部Wmを押し倒すことで、直角に折曲
して第1フック折曲部Wnを形成する。 ついでコイル
部の成形準備工程において、湾曲成形工具30を図23
に示す位置まで退避させて、線材Wを微小量だけ繰り出
し直線部Wo′を形成する。
【0060】ついでコイル部の成形工程において、湾曲
成形工具30を図23(b)に示すクイル20の前面に
進出させて、線材Wを繰り出し湾曲成形溝30aに衝合
させて、クイル20の軸線と直交するコイル部Woを形
成する。 ついで第2フック折曲部の成形準備工程にお
いて、起し工具31を図25(a)に示す次工程の待機
位置まで周回させる。
【0061】ついで、第2フック折曲部の成形工程にお
いて、起し工具31の図4(c)に示すの起し斜面31
bおよびその尖端を図26に示すコイル部Woのコイル
生成後端の線材Wに係合させ、 図27に示すクイル2
0の前面に斜行させて、コイル部Woの軸線が図27
(a)に示すクイル20の軸線を微小角度だけ超えるス
プリングバックを見越した角度位置まで起し、第2フッ
ク折曲部Wpを形成する。 ついで第2フック直線部の
成形工程において、湾曲成形工具30を図28に示す次
工程の待機位置まで周回させて、線材Wを矢印3方向に
繰り出し第2フック直線部Wqを形成する。
【0062】ついで第2フック環状部の成形工程におい
て、工具保持板54を図28の矢印4f方向に前進させ
るとともに、矢印5t方向に回動させることで、湾曲成
形工具30の図3に示す湾曲成形溝30aをクイル20
の図28(b)に示す側方から図29に示すクイル20
の前面に進出させ、かつ、クイル20を図28の矢印7
h方向に回動させることで、図28(c)の回動位置か
ら図29(c)の回動位置に回動させる。
【0063】そして、湾曲成形溝30aを第2フック直
線部Wqに係合させるとともに、線材Wを矢印3方向に
繰り出し、湾曲成形溝30aに線材Wを衝合させて第2
フック環状部Wrの約半円分を形成する。 この第2フ
ック環状部Wrの約半円分の状態で停止することなく、
引き続き線材Wを矢印3方向に繰り出すとともに、クイ
ル20を図29の矢印7h方向に回動させることで、図
29(c)の回動位置から図30(c)の回動位置に回
動させて、図30に示す第2フック環状部Wrを形成す
る。
【0064】ついで第2フック端部の成形工程におい
て、湾曲成形工具30を次の引張りコイルばね加工サイ
クルの図31に示す開始位置まで退避させて、線材Wを
繰り出し第2フック端部Wsを形成する。 ついで第2
フック切断の成形工程において、図1に示す前板10に
設けられた図示しない切断工具によって、第2フック端
部Wsと次の引張りコイルばねの第1フック端部Wjと
の境界位置で線材Wを切断することで、引張りコイルば
ね加工サイクルの1サイクルを終了する。 なお、図3
2に示すクイル20、湾曲成形工具30、起し工具31
の各位置は、次の引張りコイルばね加工サイクルの開始
位置であって、図19と同一位置である。
【0065】なお、本発明に係る引張りコイルばねの成
形方法および装置は、上述した実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いてさまざまな形態に構成することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明は、上述のとおりであるので、以
下に記載するような効果を奏する。
【0067】請求項1の発明によれば、引張りコイルば
ねのコイル部Weをクイル軸線と直交するコイル軸線上
に形成した後、引き続き、起し工具の引掛け突出部をコ
イル部Weのコイル生成後端の線材に係合させて線材繰
り出し方向に移動させることで、コイル部Weをそのコ
イル軸線がクイル軸線と平行になるように折り曲げて第
2フック折曲部Wfを形成するようにしたので、第1フ
ックに対向する第2フックの対向角度精度の向上を図る
ことができる。 また、コイル部Weの軸線に対する第
2フックの起し角度精度の向上を図ることや、コイル部
Weが短い引張りコイルばねの第2フックの起しが容易
にできる効果を奏する。
【0068】次の請求項2の発明によれば、引張りコイ
ルばねのコイル部Woをクイル軸線と直交するコイル軸
線上に形成した後、引き続き、起し工具の引掛け突出部
をコイル部Woのコイル生成後端の線材に係合させて線
材繰り出し方向に移動させることで、コイル部Woをそ
のコイル軸線がクイル軸線と平行になるように折り曲げ
て第2フック折曲部Wpを形成するようにしたので、第
1フックに対向する第2フックの対向角度精度の向上を
図ることができる。 また、コイル部Woの軸線に対す
る第2フックの起し角度精度の向上を図ることや、コイ
ル部Woが短い引張りコイルばねの第2フックの起しが
容易にできる効果を奏する。
【0069】また、第2フック環状部Wrを形成する際
には、クイル前面の環状成形位置に湾曲成形溝をクイル
側方からクイルと対向するように進出させて、クイルか
ら線材を繰り出し湾曲成形溝にその線材を衝合させると
ともに、コイル部Woがクイルの切欠き部に衝突しない
ようにクイルを回動させることで第2フック環状部Wr
を形成するようにしたので、第2フックの形状が半円状
に限定されることなく形成できる。 すなわち、製造す
る引張りコイルばねの品種切り替えにより第2フックの
形状が、環状から半円状に、または、半円状から環状に
変更されても、装置の段取り替えなどを必要とせず容易
に対応できる。
【0070】次の請求項3の発明によれば、第2フック
折曲部Wf(Wp)の形成は、コイル部We(Wo)の
コイル生成後端と連なる第2フック直線部Wg(Wq)
を形成する前の線材が、クイル内に停留した状態で起し
工具によりコイル部We(Wo)を起すようにしたの
で、外因や移送に係る2次的要因の影響を受けずに第2
フック折曲部Wf(Wp)を折り曲げることができ、第
1フックに対向する第2フックの対向角度精度の向上を
図ることができる。 また、コイル部We(Wo)の軸
線に対する第2フックの起し角度精度の向上を図ること
や、コイル部We(Wo)が短い引張りコイルばねの第
2フックの起しが容易にできる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形装置の説明図であって、線材
送出し機構を示す断面図である。
【図2】同じく、工具保持機構を示す断面図である。
【図3】同じく、湾曲成形工具を示し、(a)は側面
図、(b)は正面図、(c)は上面図である。
【図4】同じく、起し工具を示し、(a)は正面図、
(b)は側面図、(c)は上面図である。
【図5】本発明に係る成形方法のうち第1発明の工程説
明図であって、第1フック端部の成形工程を示し、
(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)のク
イル部正面図である。
【図6】同じく、第1フック湾曲部の成形工程を示し、
(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)のク
イル部正面図である。
【図7】同じく、第1フック直線部の成形工程を示し、
(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)のク
イル部正面図である。
【図8】同じく、第1フック折曲部の成形工程を示し、
(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)のク
イル部正面図である。
【図9】同じく、コイル部の成形準備工程を示し、
(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)のク
イル部正面図である。
【図10】同じく、コイル部の成形工程を示し、(a)
は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)のクイル部
正面図である。
【図11】同じく、第2フック折曲部の成形準備工程を
示し、(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図12】同じく、第2フック折曲部の成形工程を示
し、(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図13】同じく、第2フック折曲部の成形工程を示
し、(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図14】同じく、第2フック直線部の成形工程を示
し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)
のクイル部正面図である。
【図15】同じく、第2フック湾曲部の成形工程を示
し、(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図16】同じく、第2フック端部の成形工程を示し、
(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図17】同じく、第2フック切断の成形工程を示し、
(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)のク
イル部正面図である。
【図18】本発明に係る成形方法のうち第1発明により
形成された引張りコイルばねの説明図であって、(a)
は上面図、(b)は側面図である。
【図19】本発明に係る成形方法のうち第2発明の工程
説明図であって、第1フック端部の成形工程を示し、
(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)のク
イル部正面図である。
【図20】同じく、第1フック環状部の成形工程を示
し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)
のクイル部正面図である。
【図21】同じく、第1フック直線部の成形工程を示
し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)
のクイル部正面図である。
【図22】同じく、第1フック折曲部の成形工程を示
し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)
のクイル部正面図である。
【図23】同じく、コイル部の成形準備工程を示し、
(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)のク
イル部正面図である。
【図24】同じく、コイル部の成形工程を示し、(a)
は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)のクイル部
正面図である。
【図25】同じく、第2フック折曲部の成形準備工程を
示し、(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図26】同じく、第2フック折曲部の成形工程を示
し、(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図27】同じく、第2フック折曲部の成形工程を示
し、(a)は上面図、(b)は側面図である。
【図28】同じく、第2フック直線部の成形工程を示
し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)
のクイル部正面図である。
【図29】同じく、第2フック環状部の成形工程を示
し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)
のクイル部正面図である。
【図30】同じく、第2フック環状部の成形工程を示
し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)
のクイル部正面図である。
【図31】同じく、第2フック切断の成形準備工程を示
し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)
のクイル部正面図である。
【図32】同じく、第2フック切断の成形工程を示し、
(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は(a)のク
イル部正面図である。
【図33】本発明に係る成形方法のうち第2発明により
形成された引張りコイルばねの説明図であって、(a)
は上面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 線材送出し機構 2 工具保持機構 20 クイル 20a 線材案内孔 21 クイルホルダ 26 サーボモータ 30 湾曲成形工具 30a 湾曲成形溝 30b 折曲成形面 31 起し工具 31a 引掛け突出部 31b 起し斜面 41 ユニット本体 42 Z軸サーボモータ 44 ボールねじ 44a 可動部 45 軸受筒 52 C軸サーボモータ 54 工具保持板 56 直交軸 61 歯車軸 65 B軸サーボモータ W 線材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端にばね掛け用として湾曲状の第1フ
    ックと第2フックとを具える引張りコイルばねの成形方
    法であって、 クイル前面の湾曲成形位置に湾曲成形工具前面に形成し
    た湾曲成形溝をクイル側方からクイルと対向するように
    進出させてクイルから線材を繰り出し前記湾曲成形溝に
    その線材を衝合させることで第1フック湾曲部Wbを形
    成し、 前記湾曲成形工具を退避させてクイルから線材を繰り出
    すことで前記第1フック湾曲部Wbと連なる第1フック
    直線部Wcを形成し、 前記湾曲成形工具側面の折曲成形面を前記第1フック湾
    曲部Wbの湾曲面側からクイル前面を横断させて前記第
    1フック直線部Wcを押し倒すことで第1フック折曲部
    Wdを形成し、 クイル前面のコイル成形位置に前記湾曲成形溝をクイル
    側方からクイルと対向するように進出させてクイルから
    線材を繰り出し前記湾曲成形溝にその線材を衝合させる
    ことで前記第1フック折曲部Wdと連なるコイル部We
    をクイル軸線と直交するコイル軸線上に形成し、 起し工具の引掛け突出部を前記コイル部Weのコイル生
    成後端の線材に係合させて線材繰り出し方向に移動させ
    ることで前記コイル部Weをそのコイル軸線がクイル軸
    線と平行になるように第2フック折曲部Wfを形成し、 前記起し工具を退避させてクイルから線材を繰り出すこ
    とで第2フック折曲部Wfと連なる第2フック直線部W
    gを形成し、 クイル前面の湾曲成形位置に前記湾曲成形溝をクイル側
    方からクイルと対向するように進出させてクイルから線
    材を繰り出し前記湾曲成形溝にその線材を衝合させるこ
    とで第2フック湾曲部Whを形成するようにしたことを
    特徴とする引張りコイルばねの成形方法。
  2. 【請求項2】 両端にばね掛け用として環状の第1フッ
    クと第2フックとを具える引張りコイルばねの成形方法
    であって、 クイル前面の環状成形位置に湾曲成形工具前面に形成し
    た湾曲成形溝をクイル側方からクイルと対向するように
    進出させてクイルから線材を繰り出し前記湾曲成形溝に
    その線材を衝合させることで第1フック環状部Wkを形
    成し、 前記湾曲成形工具を退避させてクイルから線材を繰り出
    すことで前記第1フック環状部Wkと連なる第1フック
    直線部Wmを形成し、 前記湾曲成形工具側面の折曲成形面を前記第1フック環
    状部Wkの環状面側からクイル前面を横断させて前記第
    1フック直線部Wmを押し倒すことで第1フック折曲部
    Wnを形成し、 クイル前面のコイル成形位置に前記湾曲成形溝をクイル
    側方からクイルと対向するように進出させてクイルから
    線材を繰り出し前記湾曲成形溝にその線材を衝合させる
    ことで前記第1フック折曲部Wnと連なるコイル部Wo
    をクイル軸線と直交するコイル軸線上に形成し、 起し工具の引掛け突出部を前記コイル部Woのコイル生
    成後端の線材に係合させて線材繰り出し方向に移動させ
    ることで前記コイル部Woをそのコイル軸線がクイル軸
    線と平行になるように第2フック折曲部Wpを形成し、 前記起し工具を退避させてクイルから線材を繰り出すこ
    とで第2フック折曲部Wpと連なる第2フック直線部W
    qを形成し、 クイル前面の環状成形位置に前記湾曲成形溝をクイル側
    方からクイルと対向するように進出させてクイルから線
    材を繰り出し前記湾曲成形溝にその線材を衝合させると
    ともにコイル部Woがクイルの切欠き部に衝突しないよ
    うにクイルを回動させることで第2フック環状部Wrを
    形成するようにしたことを特徴とする引張りコイルばね
    の成形方法。
  3. 【請求項3】 両端にばね掛け用として湾曲状または環
    状の第1フックと第2フックとを具える引張りコイルば
    ねの成形装置であって、 線材を案内する線材案内孔に沿って切欠き部が形成され
    線材案内孔を中心にして回動可能なクイルと、クイル前
    面位置でクイル軸線に対して平行な円板状の外縁部に複
    数個の工具を放射状に取着可能な工具保持部が設けられ
    クイル軸線と直交する放射中心線を回動中心にして回動
    可能で、かつクイル軸線を旋回中心にして旋回可能で、
    さらにクイル軸線に対して平行に進退移動可能な工具保
    持板と、 クイルから繰り出される線材を衝合させることでその線
    材を湾曲に形成可能な湾曲成形溝が前端部に形成され前
    記工具保持部に取着された湾曲成形工具と、引張りコイ
    ルばねのコイル部のコイル生成後端の線材に係合可能な
    引掛け突出部が前端部に形成され前記工具保持部に取着
    された起し工具と、 前記工具保持板をその放射中心線を回動中心にして回動
    させる回動駆動手段と、 前記工具保持板をクイル軸線
    を旋回中心にして旋回させる旋回駆動手段と、前記工具
    保持板をクイル軸線に対して平行に進退移動させる直進
    駆動手段と、 前記工具保持板に取着された前記湾曲成形工具と前記起
    し工具とを引張りコイルばね各部の加工設定位置に位置
    決めすべく回動駆動手段と旋回駆動手段と直進駆動手段
    とを関連的に制御する数値制御手段とを含むようにした
    ことを特徴とする引張りコイルばねの成形装置。
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