JP2002254034A - 除塵機能を備えた穀類選別装置 - Google Patents
除塵機能を備えた穀類選別装置Info
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Abstract
変更や設置向きの変更などを簡易かつ迅速にできる除塵
機能を備えた穀類選別装置を提供する。 【解決手段】 除塵機能を備えた穀類選別装置1を構成
する穀類選別機2、唐箕3およびサイクロン4を共通の
基台5に設置して一体構成とする。
Description
している屑粒を選別して整粒を得る除塵機能を備えた穀
類選別装置に関する。
被選別穀類を回転螺旋体で揚上移動させながら選別網筒
により屑粒を選別排出する穀類選別機は、例えば、特開
平11−300283号公報または特開2000−93
75号公報に記載されており、そのうち、特開平11−
300283号公報に記載された穀類選別機は、細塵を
風力により除去する唐箕を備えている。また、風力除塵
によって発生する排風から細塵を除去するのにサイクロ
ンを備えたものは、例えば、実開昭63−25147号
公報に記載されている。
類選別機は、通常、籾摺機と併設して玄米の選別に用い
たり、または精米機と併設して白米の選別に用いるが、
穀類選別機、サイクロン、および籾摺機や精米機との間
に被選別穀類の供給のための昇降機を設置する場所は、
その設置面に少なからず段差があったり、さらに空間的
な制約がある場合が多いので、従来のように、穀類選別
機、唐箕およびサイクロンをそれぞれ個別に設置する場
合には、穀類選別機と唐箕、唐箕とサイクロンをダクト
などの接続に特注品を用意しなければならなかったり、
設置施工が煩雑であるなどの問題がある。また、穀類選
別機に唐箕を付設したものでは、穀類選別機と唐箕との
接続作業を要しないとしても、穀類選別機と一体に備え
られている唐箕が必ずしもサイクロンとの接続に好適が
部位にあるとは限らないので、唐箕とサイクロンとの接
続に少なからず支障を生じているのが実情である。
選別装置を構成する穀類選別機、唐箕およびサイクロン
を共通の基台に設置して一体構成としたことにより、こ
の穀類選別装置を、籾摺機や精米機またはそれらから被
選別穀類を供給する昇降機と単に併設するのみで、従来
のもののような煩雑な接続作業を要せず、また、その保
守、点検などにあたっての移動や、作業場内の配置換え
などの設置位置の変更や設置向きの変更なども簡易かつ
迅速に設置施工ができるようにすることを目的とするも
のである。
クロンおよび唐箕とサイクロン間の接続構造体を少なく
とも基台の2つの辺の輪郭内に収めたことにより、除塵
機能を備えた穀類選別装置の設置にあたって、基台の上
記2つの辺を作業場の壁面に沿わせたり、また隣接する
他の構成物や機器等に沿わせて設置することができて、
設置空間の有効利用を図ることを目的とするものであ
る。
口および屑粒排出口、またサイクロンの細塵収集筺の細
塵排出口を基台の前記2つの辺と反対側に設けたことに
より、除塵機能を備えた穀類選別装置を前記のように隣
接する他の構成物や機器等に沿わせて設置した場合で
も、整粒および屑粒の収集搬出、また細塵の収集搬出作
業側が他の構成物や機器等の陰とならず、その作業をし
易くしかつ安全性の向上を図ることを目的とするもので
ある。
成するため請求項1ないし5に記載した構成の除塵機能
を備えた穀類選別装置を提供する。すなわち、請求項1
は、被選別穀類に混在している屑粒を選別して整粒を得
る穀類選別機と、穀類選別機に供給する被選別穀類に混
在する細塵を風力により除去する唐箕と、唐箕からの排
風を導入して細塵を分離するサイクロンとで構成された
穀類選別装置であって、穀類選別機、唐箕およびサイク
ロンを共通の基台に設置して一体構成としたことを特徴
とする除塵機能を備えた穀類選別装置である。
て、穀類選別機は、正面側に整粒送出口を有し、かつ一
側面に屑粒排出口を有しており、穀類選別機の背面側に
唐箕を、かつ穀類選別機の背面側には上記唐箕を挟んで
サイクロンをそれぞれ配置して成り、これら穀類選別
機、唐箕、サイクロン間の接続構造体を少なくとも基台
の2つの辺の輪郭内に収めて成ることを特徴とする除塵
機能を備えた穀類選別装置である。
において、サイクロンは、細塵収集筺を備えていて、そ
の細塵排出口を穀類選別機の屑粒排出口と同じ側に設け
たことを特徴とする除塵機能を備えた穀類選別装置であ
る。
において、唐箕の被選別穀類投入口に接続する穀類供給
筒は、互いに突き合わせて接続バンドで接続したことを
特徴とする除塵機能を備えた穀類選別装置である。
て、サイクロンの細塵排出口と細塵収集筺の細塵落とし
口とは、互いに突き合わせて接続バンドで接続したこと
を特徴とする除塵機能を備えた穀類選別装置である。
る装置の側面図、図2は同上平面図、図3は図1の反対
側を示す側面図、図4は本発明の他の実施の形態に係る
装置の側面図、図5は本発明のさらに他の実施の形態を
示す一部の分解斜視図、図6は本発明のまたさらに他の
実施の形態を示す側面図、図7は各実施の形態において
サイクロンと細塵収集筺との接続構造を示す一部の分解
斜視図、図8は細塵収集筺の他の構成例を示す斜視図で
ある。
塵機能を備えた穀類選別装置1は、次のように構成され
ている。すなわち、穀類選別装置1は、穀粒選別機2、
唐箕3、サイクロン4から成り、これらは共通の基台5
に設置して一体構成を成している。なお、図示の実施の
形態では、唐箕3は穀類選別機2に付設して基台5に設
置した構造となっている。
る屑粒を選別して整粒を得るためのものであって、6は
その選別部、7は整粒タンク、8は整粒送出口、9は屑
粒排出樋である。整粒送出口8はシャッタ機能を備えて
おり、屑粒排出樋9はシャッタ10により交互に切り替
える2つの屑粒排出口11,11を有している。12,
12は屑粒収集袋を示している。唐箕3は、穀粒選別機
2に供給する被選別穀類に混在する細塵を風力により除
去するためのものであって、図示の実施の形態にあって
は穀粒選別機2の背面側に付設されている。サイクロン
4は、唐箕3からの排風を導入して細塵を分離するため
のものである。唐箕3とサイクロン4の導風筒13はダ
クト14により接続されている。15は吸引送風機であ
って、唐箕3からの吸引風をダクト16により穀粒選別
機2の下部に送風し、穀粒選別機2の下部から上記ダク
ト14を経てサイクロン4に圧送風を送風するものであ
る。17はサイクロン4の排風口である。
にあり、かつ屑粒排出口11,11は穀粒選別機2の一
側面に設けられている。また、唐箕3は穀類選別機2の
背面側に配置されている。そして、穀粒選別機2の背面
側には上記唐箕3を挟んでサイクロン4が配置されてい
る。穀粒選別機2には唐箕3を介して被選別穀類が供給
されるようになっており、唐箕3の被選別穀類投入口1
8は、唐箕3の上面に位置している。穀粒選別機2は、
穀類選別機能だけのもの、または穀類選別機能と自動計
量機能を備えたものである。
イクロン4間の接続構造体、すなわちダクト14および
ダクト16、さらには吸引送風機15は基台5の2つの
辺19,20の輪郭内に収まっており、基台5の上記2
つの辺19,20の輪郭仮想垂直面が装置の最大輪郭を
成している。すなわち、本発明に係る穀類選別装置1
は、その基台5の上記2つの辺19,20の輪郭外に何
も突出する部分の無い構成である。
籾摺機または精米機(いずれも図示せず)から被選別穀
類(玄米または白米)を穀類選別機2に唐箕3を介して
供給するためのものである。昇降機20の穀類供給筒2
2は、唐箕3の被選別穀類投入口18に接続されてい
る。その接続構造は、図1および図3に示すように嵌合
接続するか、または図5に示すように、唐箕3の被選別
穀類投入口18に接続筒部23を形成して、それと昇降
機21の穀類供給筒22の先端を突き合わせて、接続バ
ンド24によって接続するものである。嵌合接続による
ものでは、図4に示すように穀類供給樋22の先端寄り
部位を蛇腹状などのフレキシブル部25とすると、被選
別穀類投入口18と穀類供給筒22の接続および離脱が
容易である。また、図5に示すように突き合わせ接続に
よるものも同様に被選別穀類投入口18の接続筒部23
と穀類供給筒22の接続および離脱が容易である。
6を備えている。この細塵収集筺26は、図7に示すよ
うに、その細塵落とし口27をサイクロン4の細塵排出
口28に突き合わせて、接続バンド29によって接続さ
れている。このため、細塵収集筺26は、接続バンド2
9を外すことにより容易に着脱することができる。ま、
細塵収集筺26の前面蓋30はその下辺を軸心として手
前方向に開放自在であって、それが図7に示すように細
塵排出樋となるものであり、細塵排出樋により形成され
る細塵取出口31は、通常、穀粒選別機2の屑粒排出口
11,11と同じ側とするが、細塵収集筺26の細塵落
とし口27とサイクロン4の細塵排出口28が突き合わ
せ接続されているので、細塵排出口31を他の向きに変
えることもできる。
の前面蓋30で形成される細塵排出樋に排出方向に樋口
を狭める案内板32,32を取り付けた構成とすること
により、細塵を収集袋などに容易かつ確実に収集するこ
とができる。
箕3、サイクロン4、唐箕3とサイクロン4とを接続す
るダクト14などの構成体が、全て穀粒選別機2の最大
高さより少なくとも低く設けられている。そして、図示
の実施の形態では、穀粒選別機2の上面が平面状である
から、穀類選別装置1の設置場所の空間高さが少なくと
も基台5の高さを加えた穀粒選別機2の高さを少し超え
ていれば、設置および移動が可能である。なお、設置し
た穀類選別装置1の移動にあたっては、唐箕3の被選別
穀類投入口18に接続した昇降機21の穀類供給筒22
を離脱しなければならないが、それが嵌合接続であって
も、図3に示すように穀類供給筒22にフレキシブル部
25を設けてあれば、その接続解除が容易にできる。ま
た、図4に示すように、突き合わせ接続とすれば、接続
バンド24を外すだけで穀類選別装置1の移動が可能で
あるから、穀類選別装置1の設置、保守、点検または撤
去などの作業を容易かつ安全に行うことができる。
別機2と略同高とし、その被選別穀類投入口18の接続
筒部23と昇降機21の穀類供給筒22の先端を突き合
わせ位置を穀粒選別機2より高くしておけば、接続バン
ド24を外すことにより、穀類選別装置1を何れの方向
にも移動が可能である。なお、図6において図1ないし
図5に示すものと同構成の部分には同符号を付してあ
る。
記のように穀類選別機2、唐箕3、サイクロン4および
唐箕3とサイクロン4間のダクト14などは、基台5の
2つの辺19,20の輪郭内に収まっており、基台5の
上記2つの辺19,20の輪郭仮想垂直面が装置の最大
輪郭を成しているので、穀類選別装置1の設置にあたっ
て、基台5の上記2つの辺19,20を作業場の壁面に
沿わせたり、また隣接する他の構成物や機器等に沿わせ
て設置することができて、設置空間の有効利用を図るこ
とができる。
よび屑粒排出口11,11、またサイクロン4の細塵収
集筺26の細塵排出口31を基台5の前記2つの辺1
9,20と反対側に設けてあるので、穀類選別装置1を
前記のように隣接する他の構成物や機器等に沿わせて設
置した場合でも、整粒および屑粒の収集搬出作業側、ま
た細塵の収集搬出作業側が何れも他の構成物や機器等の
陰とならず、その作業がし易くかつ安全である。基台5
は、細塵収集筺26の前面蓋30を開くと形成される細
塵排出樋による細塵取出口31から細塵を取り出し易い
ように、その高さを高くしてある。なお、基台5は平坦
面を形成する構造であっても、またフレーム状のもので
あってもよい。さらに、基台5は平板状であってもよ
く、また穀粒選別機2やサイクロン4など各構成ブロッ
クごとに分割した構成としてそれらを連結一体化するも
のであってもよい。
選別装置を構成する穀類選別機、唐箕およびサイクロン
を共通の基台に設置して一体構成としたことにより、こ
の穀類選別装置を、籾摺機や精米機またはそれらから被
選別穀類を供給する昇降機等に単に併設するのみで、従
来のもののような煩雑な接続作業を要せず、また、その
保守、点検などにあたっての移動や、作業場内の配置換
えなどの設置位置の変更や設置向きの変更なども簡易か
つ迅速に設置施工ができるようにすることができる。
箕、サイクロンおよび唐箕とサイクロン間の接続構造体
を少なくとも基台の2つの辺の輪郭内に収めたことによ
り、除塵機能を備えた穀類選別装置の設置にあたって、
基台の上記2つの辺を作業場の壁面に沿わせたり、また
隣接する他の構成物や機器等に沿わせて設置することが
できて、設置空間の有効利用を図ることができる。
粒送出口および屑粒排出口、またサイクロンの細塵収集
筺の細塵排出口を基台の前記2つの辺と反対側に設けた
ことにより、除塵機能を備えた穀類選別装置を前記のよ
うに隣接する他の構成物や機器等に沿わせて設置した場
合でも、整粒および屑粒の収集搬出、また細塵の収集搬
出作業側が他の構成物や機器等の陰とならず、その作業
をし易くしかつ安全性の向上を図ることができる。
る。
る。
ある。
解斜視図である。
図である。
との接続構造を示す一部の分解斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 被選別穀類に混在している屑粒を選別し
て整粒を得る穀類選別機と、穀類選別機に供給する被選
別穀類に混在する細塵を風力により除去する唐箕と、唐
箕からの排風を導入して細塵を分離するサイクロンとで
構成された穀類選別装置であって、穀類選別機、唐箕お
よびサイクロンを共通の基台に設置して一体構成とした
ことを特徴とする除塵機能を備えた穀類選別装置。 - 【請求項2】 穀類選別機は、正面側に整粒送出口を有
し、かつ一側面に屑粒排出口を有しており、穀類選別機
の背面側に唐箕を、かつ穀類選別機の背面側には上記唐
箕を挟んでサイクロンをそれぞれ配置して成り、これら
穀類選別機、唐箕、サイクロン間の接続構造体を少なく
とも基台の2つの辺の輪郭内に収めて成ることを特徴と
する請求項1記載の除塵機能を備えた穀類選別装置。 - 【請求項3】 サイクロンは、細塵収集筺を備えてい
て、その細塵排出口を穀類選別機の屑粒排出口と同じ側
に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の除塵
機能を備えた穀類選別装置。 - 【請求項4】 唐箕の被選別穀類投入口に接続する穀類
供給筒は、互いに突き合わせて接続バンドで接続したこ
とを特徴とする請求項1または2記載の除塵機能を備え
た穀類選別装置。 - 【請求項5】 サイクロンの細塵排出口と細塵収集筺の
細塵落とし口とは、互いに突き合わせて接続バンドで接
続したことを特徴とする請求項3記載の除塵機能を備え
た穀類選別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001054164A JP3920034B2 (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 除塵機能を備えた穀類選別装置 |
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- 2001-02-28 JP JP2001054164A patent/JP3920034B2/ja not_active Expired - Fee Related
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