JP2002253551A - 媒体注入セット - Google Patents

媒体注入セット

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JP2002253551A
JP2002253551A JP2001054321A JP2001054321A JP2002253551A JP 2002253551 A JP2002253551 A JP 2002253551A JP 2001054321 A JP2001054321 A JP 2001054321A JP 2001054321 A JP2001054321 A JP 2001054321A JP 2002253551 A JP2002253551 A JP 2002253551A
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Japan
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medium
injection tube
outer sheath
sheath
tube
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Application number
JP2001054321A
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English (en)
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Hiroaki Wakabayashi
洋明 若林
Keiji Kato
恵司 加藤
Tetsuo Watanabe
哲夫 渡邉
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プローブユニットを構成するアウターシース
内に音響媒体を注入するために注入用チューブを挿入す
るが、アウターシースと注入用チューブと音響媒体が透
明部材で形成されていると、音響媒体の注入量を外部か
ら把握するのが難しかった。 【解決手段】 第1注入用チューブ12に着色を施し、
アウターシース22を透明性を有する材質で形成する。
アウターシース22内に第1注入用チューブ12を挿入
して音響媒体32を注入する際にアウターシース22を
介して外部から容易にその注入量を認識できるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体注入セットに
関し、特にプローブユニットにおけるシース内に音響媒
体を注入する器具に関する。
【0002】
【従来の技術】気管又は胃などの体腔組織内において超
音波診断を行う際には、体腔内挿入型プローブが利用さ
れている。また、このプローブを利用して、より良好な
超音波画像を得るために、そのプローブをバルーン付き
アウターシース(以下、アウターシースと呼ぶ)内に挿
入してなるプローブユニットが利用される。ここで、プ
ローブは、超音波振動子とそれが先端に設けられたトル
クワイヤとからなるプローブ軸がインナーシース内に挿
入された構成をなしている。プローブユニットによる超
音波診断に先立って、先ずインナーシース内に音響媒体
を充填する。その後、インナーシース内にプローブ軸を
挿入しプローブを組み立てる。一方、アウターシース内
に音響媒体を充填し、その充填の後にプローブを挿入し
プローブユニットを組み立てる。このとき、プローブの
超音波振動子はバルーンの位置に定位される。
【0003】プローブユニットは、その使用時におい
て、体腔内の診断部位まで挿入される。その後、アウタ
ーシースとプローブとの間の隙間にさらに音響媒体を注
入することによってバルーンを膨張させ、診断部位の体
腔壁にそのバルーンを密着させることで、振動子と内腔
壁との間の空気層を排除し、良好な超音波伝搬経路を形
成する。
【0004】このプローブユニットは、例えば、内視鏡
に形成されたチャンネル(孔)に挿入され、内視鏡の先
端からプローブユニットの先端を突出させて用いられ
る。
【0005】ここで、アウターシースの外径は極めて小
さく形成され、それに伴ってその内径も小さく形成され
る。したがって、プローブユニットの組み立てる際に、
アウターシースの他方端側からその内部に音響媒体を直
接注入しようとしても、アウターシース内の空気層によ
って速やかに音響媒体を注入することが困難である。
【0006】そこで、その組み立て作業の際にアウター
シース内に効率よく音響媒体を注入して空気層を追い出
すために、例えば、アウターシース内に媒体注入用チュ
ーブ(以下、注入用チューブと呼ぶ)を挿入し、その注
入用チューブの先端をシース内の一方端付近まで挿通さ
せて注入用チューブの基端側から音響媒体を供給すると
いった手法が考えられる。これによれば、注入用チュー
ブの先端から音響媒体が流出し、音響媒体を各シースの
先端部から充填させるとともに、空気層をアウターシー
ス外へ追い出すことができる。
【0007】なお、インナーシース内に音響媒体を注入
する際にもアウターシースの場合と同じ問題が生じる
が、アウターシースにおける上述の手法と同様に、注入
用チューブを利用することによってインナーシース内の
先端部から音響媒体を充填させることができるととも
に、空気層をインナーシース外へ追い出すことができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において、点
滴用のカテーテルをはじめとする一般的なカテーテルの
ように無色透明又は白色透明の材質でシース(アウター
シース及びインナーシース)及び注入用チューブを形成
することが考えられる。しかしその場合、シース内に注
入用チューブを挿入したとしても、外部から見て注入用
チューブが有る部分と無い部分における色の濃淡に大き
な差が生じない。したがって、注入用チューブの先端が
シース内のいずれの位置まで到達しているかを視認する
ことが困難である。
【0009】また、シース内に注入される音響媒体とし
て、一般的には蒸留水や生理食塩水などの無色透明な媒
体が利用される。したがって、そのような音響媒体が、
上述のような透明なシース及び注入用チューブと共に利
用されると、シース内のいずれの位置まで音響媒体が充
填されているのかを視認することが困難である。
【0010】また、注入用チューブを利用してシース内
に音響媒体を注入した場合にも、超音波伝搬経路をはじ
めとする特定の部位に気泡が残留していないかを確認す
ることが望ましい。しかしながら、シース、注入用チュ
ーブ及び音響媒体がそれぞれ透明であると、気泡のある
部分とない部分とのコントラストに大きな差が生じな
い。したがって、気泡の有無を確認することが困難であ
る。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、シース内へ音響媒体を注入する際の
注入作業性がよい媒体注入用具を提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、シース内に注
入用チューブを挿入した際に、注入用チューブがシース
内のいずれの位置まで到達しているかを容易に視認する
ことができる媒体注入用セットを提供することにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、シース内に注
入用チューブを挿入した際に、シース内のいずれの領域
に音響媒体が充填されているのかを容易に視認すること
ができる媒体注入用セットを提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、注入用チュー
ブによってシース内に音響媒体が注入された際に、気泡
の有無を容易に確認することができる媒体注入用セット
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、カテーテル状プローブが内部に挿通され
るバルーン付きのアウターシースに対し、前記カテーテ
ル状プローブの挿入に先立って音響媒体を注入する媒体
注入セットにおいて、先端開口と基端開口とそれらを連
通する連通孔とを有し、前記アウターシース内に挿入さ
れる注入用チューブと、前記注入用チューブの基端開口
に接続され、前記注入用チューブ内に音響媒体を供給し
て前記先端開口から前記アウターシース内に音響媒体を
流出させる媒体供給器と、を含み、前記注入用チューブ
の少なくとも一部分に着色が施され、前記アウターシー
スを介して外部から前記着色が視認可能であることを特
徴とする。
【0016】上記構成によれば、アウターシース内に注
入用チューブを挿入した状態において、媒体供給器から
基端開口を介して注入用チューブ内に音響媒体を供給す
ることによって、注入用チューブの先端開口からアウタ
ーシース内に音響媒体が流入される。このとき、媒体供
給器から引き続いてアウターシース内に音響媒体が注入
されると、注入された音響媒体は、注入用チューブの先
端開口周辺からアウターシースの基端側に充填されてい
く。したがって、アウターシース内において任意の位置
から所望量の音響媒体を満たすことができる。ここで、
注入用チューブの少なくとも一部分には着色が施され、
またアウターシース内に注入用チューブを挿入した際に
外部からアウターシースを介してその着色が視認するこ
とができる。したがって、アウターシース内における注
入用チューブの存在を容易に認識することができる。
【0017】また、注入用チューブの特定の部分に着色
を施すことによって、その特定部分の外周囲に音響媒体
が満たされた際に、アウターシースの外部からその特定
部分を見たときレンズ効果などによって、例えば着色部
分が太く見えるなどの観察形態の変化が生ずる。したが
って、その特定部分の外周囲における音響媒体の有無を
容易に観察することができる。また、アウターシース内
に音響媒体が注入され、その特定部分を音響媒体の水位
が移行するとき、レンズ効果などによって、水位を境と
して音響媒体が充填されている部分が音響媒体が充填さ
れていない部分に比べて例えば太く見えるなど観察形態
が変化する。したがって、その特定部分の水位が容易に
観察することができる。
【0018】また、注入用チューブの特定の部分に着色
を施すことによって、その特定部分の外周囲に音響媒体
が満たされた際に、仮にその部分において気泡等が形成
されたとしても、気泡等が存在している部分と存在して
いない部分とでは、上述のレンズ効果などによって観察
形態が変化する。したがって、音響媒体が充填された部
分において気泡や空気層などを容易に確認することがで
きる。ここで、媒体供給器としてはシリンジ等が考えら
れる。
【0019】ここで、アウターシースは、バルーンを含
めた全体において、それを介して外部から媒体注入用チ
ューブの着色を視認可能とする構成であってもよく、ま
た、バルーン以外のアウターシースの部分において、そ
れを介して外部から媒体注入用チューブの着色を視認可
能とする構成であってもよい。さらに、挿入された媒体
注入用チューブの着色を視認したいアウターシースの特
定部分において、その特定部分を介して外部から媒体注
入用チューブの着色を視認可能とする構成としてもよ
い。
【0020】本発明の好適な態様では、前記注入用チュ
ーブの少なくとも先端部に着色が施されていることを特
徴とする。
【0021】上記構成によれば、注入用チューブをアウ
ターシース内に挿入した際にアウターシースを介して外
部から注入用チューブの先端部に施された着色が視認可
能であるので、注入用チューブの先端がアウターシース
内へ挿入されているか否かを容易に確認することができ
る。また、アウターシース内の注入用チューブの先端部
とアウターシースとの相対的な位置関係が容易に把握で
きる。
【0022】本発明の好適な態様では、前記注入用チュ
ーブの少なくとも水位確認領域に着色が施され、前記着
色を背景として前記水位が観察可能であることを特徴と
する。
【0023】上記構成によれば、水位を確認したい領域
に着色を施せば、その着色を背景としてその領域におけ
る水位をアウターシースを介して外部から観察すること
ができる。
【0024】本発明の好適な態様では、前記注入用チュ
ーブの全体に着色が施されていることを特徴とする。
【0025】上記構成によれば、アウターシース内の音
響媒体で満たされた位置において、仮に気泡(空気層を
含む)が残存していた場合でも、レンズ効果などによっ
て気泡や空気層などが存在していない部分と異なって見
える。したがって、気泡を容易に観察することができ
る。
【0026】また、注入用チューブからアウターシース
内に音響媒体を流入させると、アウターシースのいずれ
の位置においても、レンズ効果などによって、その音響
媒体の水位を容易に観察することができる。
【0027】さらに、注入用チューブからアウターシー
ス内に引き続き音響媒体が流入されることによって音響
媒体の水位が注水用チューブの基端部側へ移行するが、
そのときの音響媒体の水位の移動状態を容易に観察する
ことができる。
【0028】ここで、アウターシースの全体に着色を施
す上で、特定の間隔で異なる色を付したり、または特定
の間隔で印等を付すことで、例えば、目盛り機能を持た
せることも可能である。
【0029】本発明の好適な態様では、前記注入用チュ
ーブに付されている色は寒色系の色であることを特徴と
する。
【0030】上記目的を達成するために、本発明は、超
音波振動子を有するプローブ軸が内部に挿通されるイン
ナーシースに対し、前記プローブ軸の挿入に先立って音
響媒体を注入し、前記プローブ軸と前記インナーシース
とから構成されるカテーテル状プローブが内部に挿通さ
れるバルーン付きアウターシースに対し、前記カテーテ
ル状プローブの挿入に先立って音響媒体を注入する媒体
注入セットにおいて、第1先端開口と第1基端開口とそ
れらを連通する第1連通孔とを有し、前記アウターシー
ス内に挿入される第1注入用チューブと、前記第1注入
用チューブの第1基端開口に接続され、前記第1注入用
チューブ内に音響媒体を供給して前記第1先端開口から
前記アウターシース内に音響媒体を流出させる第1媒体
供給器と、第2先端開口と第2基端開口とそれらを連通
する第2連通孔とを有し、前記インナーシース内に挿入
される第2注入用チューブと、前記第2注入用チューブ
の第2基端開口に接続され、前記第2注入用チューブ内
に音響媒体を供給して前記第2先端開口から前記インナ
ーシース内に音響媒体を流出させる第2媒体供給器と、
を含み、前記第1注入用チューブの少なくとも一部分に
着色が施され、前記アウターシースを介して外部から前
記着色が視認可能であり、また前記第2注入用チューブ
の少なくとも一部分に着色が施され、前記インナーシー
スを介して外部から前記着色が視認可能であることを特
徴とする。
【0031】第1注入用チューブ及び第2注入用チュー
ブは、それぞれインナーシース及びアウターシースの専
用の注入用チューブであってもよく、また兼用の注入用
チューブであってもよい。また、第1媒体供給器及び第
2媒体供給器は、それぞれ第1注入用チューブ及び第2
注入用チューブの専用の媒体供給器であってもよく、ま
た兼用の媒体供給器であってもよい。
【0032】本発明の好適な態様では、前記第1注入用
チューブに付された色と、前記第2注入用チューブに付
された色とが異なることを特徴とする。
【0033】上記構成によれば、例えば、第1注入用チ
ューブがアウターシース用であり、また第2注入用チュ
ーブがインナーシース用であることが容易に認識するこ
とができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面を参照しなが
ら説明する。
【0035】図1は、アウターシース22の内部に第1
媒体注入セット10の第1媒体注入用チューブ12が挿
入されている状態を正面から見た断面図であり、アウタ
ーシース22内に音響媒体32を注入する工程を概略的
に示した図である。
【0036】アウターシース22は、図5に示すプロー
ブユニット100の外郭ケースを構成する部材であり、
プローブユニット100の組み立て時において、内部に
カテーテル状プローブ102が挿入される細管形状の部
材である。このアウターシース22の内部には、その組
み立てに先立って音響媒体32が注入される。その注入
には、第1媒体注入セット10が用いられる。
【0037】アウターシース22は、アウターチューブ
24とその先端側に設けられたバルーン26とその基端
側に設けられた第1連結部28とから構成されている。
【0038】バルーン26が、アウターチューブ24の
第1先端口24aを封止している。アウターチューブ2
4の基端側には第1基端口24bが形成されている。こ
れによりバルーン26の内側部分から、第1先端口24
aを介して、第1基端口24bまでを連通する第1空洞
部22cが形成されている。例えばアウターチューブ2
4の外径は2mmであり、内径は1.9mmである。ま
た、その全長は1.5mである。アウターチューブ24
は、例えばテフロン(登録商標)で形成され、透明性と
柔軟性を有する素材で形成されれば他の素材でもよい。
アウターチューブ24が透明性を有することで、着色が
施された第1媒体注入用チューブ12が第1空洞部22
cに挿入された際に、外部から第1媒体注入用チューブ
12を容易に観察することができる。
【0039】第1連結部28は、第1先端連結口28a
と第1基端連結口28bが形成されており、これらを連
通する第1連結孔28cが形成されている。また、第1
連結部28には、その外周部分に円筒形状の突出部30
が形成されており、その先端部には突出開口30aが形
成されている。突出開口30aは第1連結孔28cと連
通している。
【0040】アウターチューブ24の第1基端口24b
は、第1連結部28の第1先端連結口28aと嵌合して
おり、第1空洞部22cと第1連結孔28cとが連通し
ている(以下、第1空洞部22cと第1連結孔28cと
を合わせて第1空間部23という)。
【0041】一方、第1媒体注入セット10は、第1媒
体注入用チューブ12、第1インジェクタ14、及び第
1接続部20とから構成されている。この第1媒体注入
セット10によって、アウターシース22と後述の諸部
材とを組み合わせてプローブユニット100を形成させ
る前段階として、そのアウターシース22の第1空間部
23に音響媒体32が注入される。
【0042】第1媒体注入用チューブ12の先端部は第
1先端開口12aであり、また、基端部は第1基端開口
12bである。第1媒体注入用チューブ12の内部に
は、その第1先端開口12aと第1基端開口12bとを
連通する第1連通孔12cがある。例えば、第1媒体注
入用チューブ12の外径は1mmであり、内径は0.5
mmである。また、その全長は1.6mである。第1媒
体注入用チューブ12は、本実施形態では、緑色又は青
色などの寒色系の色に着色されている。この着色は第1
媒体注入用チューブ12の表面にたとえば塗布されたも
のであってもよく、また、第1媒体注入用チューブ12
自体の素材が色を有するものであってもよい。
【0043】第1インジェクタ14は、第1シリンダ1
6と第1ピストン18とからなる。第1シリンダ16の
先端部には第1供給口16aが設けられている。第1イ
ンジェクタ14の内部には、第1空間部23に注入する
音響媒体32が充填されており、第1ピストン18を押
し込むことによって第1供給口16aから音響媒体32
が吐出される。
【0044】第1接続部20は、第1インジェクタ14
の第1供給口16aと第1媒体注入用チューブ12の第
1基端開口12bとを連結する部材であり、第1供給口
16aから吐出される音響媒体32を第1媒体注入用チ
ューブ12の内部に供給する機能を有する。
【0045】第1接続部20は、その内部に設けられた
第1貫通孔20cによって、第1媒体注入用チューブ1
2の第1基端開口12bと第1インジェクタ14の第1
供給口16aとを連通させている。これにより、第1イ
ンジェクタ14の第1ピストン18が押し込まれた際
に、第1供給口16aから吐出された音響媒体32が、
第1媒体注入用チューブ12の第1連通孔12cに供給
される。
【0046】アウターシース22内へ音響媒体32を注
入する工程を図1及び図2を参照しながら説明する。
【0047】まず、第1媒体注入用チューブ12を第1
空間部23に挿入する。第1媒体注入用チューブ12の
外壁とアウターシース22の内壁との間には第1隙間2
5が形成される。ここで、その第1隙間25には音響媒
体32が充填される。第1媒体注入用チューブ12の全
体は、着色が施されており、また、アウターシース22
とバルーン26とは、透明性を有する素材で形成されて
いる。したがって、作業者は実際に眼で確認しながらア
ウターシース22内に第1媒体注入用チューブ12を挿
入することができる。
【0048】第1媒体注入用チューブ12の第1先端開
口12aは、バルーン26の端に当たる程度まで挿入さ
れることが望ましい。第1媒体注入用チューブ12の先
端部分の位置を眼で確認しながら、第1媒体注入用チュ
ーブ12の挿入を行い、第1先端開口12aをバルーン
26の先端部付近に定位させる。
【0049】その後、第1媒体注入用チューブ12の第
1基端開口12bを第1接続部20の第1貫通孔20c
の一方開口に嵌合させる。第1貫通孔20cの他方開口
に、第1インジェクタ14の第1供給口16aを嵌合さ
せる。
【0050】第1インジェクタ14の第1ピストン18
を押し込むことによって、第1インジェクタ14内の音
響媒体32が第1媒体注入用チューブ12を通り第1隙
間25に音響媒体32が流入する。このとき、音響媒体
32は、バルーン26内を充填した後アウターシース2
2内の先端側から徐々に充填され、それに伴って、第1
隙間25内の空気層がアウターシース22の外へ追い出
される。引き続き第1隙間25内に音響媒体32が流入
することによって、音響媒体32の水位は、第1基端口
24b側へ徐々に移動していく。
【0051】第1ピストン18をさらに押し込むことに
よって、第1隙間25に音響媒体32を流入させ、アウ
ターシース22内の全体を音響媒体32で満たす。そう
した後に、第1隙間25から第1媒体注入用チューブ1
2を抜き出す。第1媒体注入用チューブ12が取り出さ
れたアウターシース22内には、カテーテル状プローブ
102(図4参照)が挿入される。カテーテル状プロー
ブ102についての説明は後に行う。
【0052】図2は、音響媒体32が部分的に流入して
いるアウターシース22内の領域をアウターシース22
の外部から観察したときの概念図である。
【0053】上述したように、アウターチューブ24内
の第1隙間25には、第1媒体注入用チューブ12が挿
入されている。図1に示すように第1媒体注入用チュー
ブ12は、実際には長手方向に同一の径を有する細管形
状の部材である。第1媒体注入用チューブ12の外周囲
には着色が施されており(C及びD参照)、アウターチ
ューブ24を介して外部から観察可能となっている。こ
こで、図2中におけるメッシュの部分は第1媒体注入用
チューブ12に施されている着色を示している。図2に
おいては、音響媒体32の水位32Aが示されており、
その水位32Aよりも左側の第1隙間25(25a)に
は、すでに音響媒体32で満たされている(図中B参
照)。水位32Aの右側の第1隙間25(25b)に
は、まだ音響媒体32が充填されておらず、空気層Eが
残存している。音響媒体32で満たされた第1媒体注入
用チューブ12の着色部分Dは、レンズ効果によって、
音響媒体32が充填されていない着色部分Cに比べて太
く見える。したがって、外部から観察される着色部分の
段差によって水位32Aの位置を容易に認識することが
できる。
【0054】また、音響媒体32で満たされている部分
では、気泡Fが形成されている部分の着色が気泡Fが存
在しない部分(図中G参照)の着色と異なって見える。
したがって、気泡Fが仮に形成されたとしても、その気
泡Fを容易に確認することができる。
【0055】図3は、インナーシース33の内部に第2
媒体注入セット42の第2媒体注入用チューブ44が挿
入されている状態を正面から見た断面図であり、インナ
ーシース33内に音響媒体32を注入する工程を概略的
に示した図である。まず、インナーシース33について
説明する。
【0056】インナーシース33は、図4に示すカテー
テル状プローブ102の外郭ケースを構成する部材であ
り、プローブユニット100の組み立て時において、内
部にプローブ軸104が挿入される細径管状の部材であ
る。プローブ軸104の挿入に先立って、インナーシー
ス33の内部には音響媒体32が注入される。そのイン
ナーシース33内への音響媒体32の注入には、第2媒
体注入セット42が用いられる。
【0057】インナーシース33は、インナーチューブ
34と第2連結部38とから構成されている。
【0058】インナーチューブ34は、その基端側に第
2基端口34cが形成されている。インナーチューブ3
4の内部には第2空洞部34cが形成されており、第2
基端口34cと連通している。例えばインナーチューブ
34の外径は1.8mmであり、内径は1.6mmであ
る。また、その全長は1.4mである。インナーチュー
ブ34は、例えばテフロン(登録商標)で形成される
が、これに限らず、透明性を有し、且つ柔軟性を有する
素材で形成されれば他の素材でもよい。インナーチュー
ブ34が透明性を有することで、着色が施された第2媒
体注入用チューブ44が第2空洞部34cに挿入された
際に、外部から第2媒体注入用チューブ44を容易に観
察することができる。
【0059】第2連結部38は、第2先端連結口38a
と第1基端連結口38bが形成されており、これらを連
通する第2連結孔38cが形成されている。
【0060】インナーチューブ34の第2基端口34c
は、第2連結部38の第2先端連結口38aと嵌合して
おり、第2空洞部34cと第2連結孔38cとが連通し
ている(以下、第2空洞部34cと第2連結孔38cと
を合わせて第2空間部40という)。
【0061】第2媒体注入セット42は、第2媒体注入
用チューブ44、第2インジェクタ50、及び第2接続
部48とから構成されている。この第2媒体注入セット
42によって、インナーシース33と後述の諸部材とを
組み合わせてプローブユニット100を形成させる前段
階として、そのインナーシース33の第2空間部40に
音響媒体32が注入される。
【0062】第2媒体注入用チューブ44の先端部は第
2先端開口44aであり、また、基端部は第2基端開口
44bである。第2媒体注入用チューブ44の内部に
は、その第2先端開口44aと第2基端開口44bとを
連通する第2連通孔44cがある。例えば、第2媒体注
入用チューブ44の外径は1mmであり、内径は0.5
mmである。また、その全長は1.5mである。本実施
形態において第2媒体注入用チューブ44は、青色又は
緑色などの寒色系の色に着色されている。第2媒体注入
用チューブ44に付した色と上述の第1媒体注入用チュ
ーブ12に付した色とを変えることが望ましい。それに
よって、各媒体注入用チューブの取り違いを防止するこ
とができる。
【0063】第2インジェクタ50は、第2シリンダ5
2と第2ピストン54とからなる。第2シリンダ52の
先端部には第2供給口52aが設けられている。第2イ
ンジェクタ50の内部には、第2空間部40に注入する
音響媒体が充填されており、第2ピストン54を押し込
むことによって第2供給口52aから音響媒体が吐出さ
れる。
【0064】第2接続部48は、第2インジェクタ50
の第2供給口52aと第2媒体注入用チューブ44の第
2基端開口44bとを連結する部材であり、第2供給口
52aから吐出される音響媒体を第2媒体注入用チュー
ブ44の内部に供給する機能を有する。
【0065】第2接続部48は、その内部に設けられた
第2貫通孔48cによって、第2媒体注入用チューブ4
4の第2基端開口44bと第2インジェクタ50の第2
供給口52aとを連通させている。
【0066】インナーシース33内へ音響媒体を注入す
る工程を図3を参照しながら説明する。
【0067】まず、第2媒体注入用チューブ44の先端
を第2空間部40に挿入する。第2媒体注入用チューブ
44の外壁とインナーシース33の内壁との間には第2
隙間46が形成される。ここで、その第2隙間46には
音響媒体が充填される。第2媒体注入用チューブ44の
全体は、着色が施されている。また、インナーシース3
3は、透明性を有する素材で形成されている。したがっ
て、作業者は実際に眼で確認しながらインナーシース3
3内に第2媒体注入用チューブ44を挿入することがで
きる。
【0068】第2媒体注入用チューブ44の第2先端開
口44aは、第2空間部40の先端まで挿入されること
が望ましい。第2媒体注入用チューブ44の先端部分の
位置を眼で確認しながら、第2媒体注入用チューブ44
の挿入を行い、第2先端開口44aを第2空間部40の
先端部付近に定位させる。
【0069】その後、第2媒体注入用チューブ44の第
2基端開口44bを第2接続部48の第2貫通孔48c
の一方開口に嵌合させる。第2貫通孔48cの他方開口
に、第2インジェクタ50の第2供給口52aを嵌合さ
せる。
【0070】第2インジェクタ50の第2ピストン54
を押し込むことによって、第2インジェクタ50内の音
響媒体32が第1連通孔44cに供給される。引き続き
第1連通孔44c内に音響媒体32が供給されることに
よって、第2媒体注入用チューブ44を通り、第2隙間
46に音響媒体32が流入する。このとき、音響媒体3
2は、インナーシース33内の先端側から徐々に充填さ
れ、それに伴って、第2隙間46内の空気層がインナー
シース33の外へ追い出される。引き続き第2隙間46
内に音響媒体32が流入することによって、音響媒体3
2の水位は、第2基端口34c側へ徐々に移動してい
く。
【0071】インナーシース33の内部へ注入される音
響媒体32の量は、インナーシース33内から第2媒体
注入用チューブ44を抜き出して、プローブ軸104を
挿入した際に(図4参照)、超音波振動子56の超音波
伝搬経路上(56A)が常に音響媒体32で満たされる
量以上であることが必要である。
【0072】インナーシース33内に音響媒体32を注
入する場合においても、図2を用いて上述したように、
第2媒体注入用チューブ44の着色を背景として音響媒
体32が充填されている部分と充填されていない部分と
ではその見え方が異なるので、仮に気泡が形成されたと
しても、その気泡を容易に認識することができる。
【0073】インナーシース33内に音響媒体32を満
たした後、第2空間部40から第2媒体注入用チューブ
44を抜き出す。
【0074】図4は、カテーテル状プローブ102を正
面から見た断面図である。
【0075】カテーテル状プローブ102は、前述した
ようにして音響媒体を満たしたインナーシース33と、
プローブ軸104と、握持部60とから構成されてい
る。握持部60にはプローブ軸104を駆動する駆動部
(図示せず)が内蔵されている。図4には、握持部60
の先端部が示されている。
【0076】プローブ軸104は、トルクワイヤ58と
その先端部に設けられた超音波振動子56とから構成さ
れている。
【0077】超音波振動子56は、超音波の送受波を行
う単振動子或いはアレイ振動子である。
【0078】トルクワイヤ58は、駆動部(図示せず)
による機械的な回転駆動を超音波振動子56に伝達する
機能を有する。また、トルクワイヤ58の内部には、超
音波振動子56と超音波診断装置本体(図示せず)との
間で伝達される送信信号と受信信号を伝送するケーブル
(図示せず)が挿通されている。
【0079】カテーテル状プローブ102は、インナー
シース33に、握持部60に機械的、電気的に接続され
たプローブ軸104を挿入することによって組立てられ
る。
【0080】図5はプローブユニット100の使用状態
における概念図であり、プローブユニット100を横か
ら見た断面図である。
【0081】図5を用いてプローブユニット100の構
成及びプローブユニット100を組み立てる工程につい
て説明する。
【0082】プローブユニット100は、図4に示すカ
テーテル状プローブ102と、アウターシース22とバ
ルーンインジェクタ62とから構成されている。
【0083】バルーンインジェクタ62は、第3シリン
ダ64と第3ピストン66とからなる。第3シリンダ6
4の先端部には第3供給口64aがある。バルーンイン
ジェクタ62の内部には、プローブユニット100の使
用時においてアウターシース22を通り、バルーン26
内に注入される音響媒体32が充填されている。
【0084】上述のようにして、第1空間部23に音響
媒体32が充填されているアウターシース22を用意す
る。その第1空間部23にカテーテル状プローブ102
を挿入する。アウターシース22を構成する第1連結部
28をカテーテル状プローブ102を構成する第2連結
部38に当接させ、図示されていない機構によって密閉
固定する。超音波振動子56で送受波される超音波ビー
ムにおけるアウターシース22内の伝搬経路は、図に示
されるように音響媒体32に完全に浸される。
【0085】次に、第1連結部28の突出開口30aに
バルーンインジェクタ64の供給口64aを嵌合させ
る。
【0086】次に、図5を利用してプローブユニット1
00の使用方法について説明する。
【0087】本実施形態のプローブユニット100は、
気管や胃等の体腔内に挿入され、体腔組織の超音波診断
に利用される。
【0088】なお、この診断対象の体腔内に内視鏡を挿
入し、内視鏡を利用した手術などの医療行為に伴って、
そのプローブユニット100によって当該体腔組織の超
音波診断を行う場合が考えられる。
【0089】内視鏡106に設けられたチャンネル
(孔)106c内にプローブユニット100を挿入し、
プローブユニット100の先端部を内視鏡106から突
出させる。なお、プローブユニット100を内視鏡10
6に挿入する段階では、まだバルーン26は変形(膨
張)していない。内視鏡106によって、プローブユニ
ット100の先端部の突出量を調整し、対象体腔部位に
バルーン26が来るように調節する。
【0090】バルーン26を対象体腔部位に定位させた
後、バルーンインジェクタ62の第3ピストン66を押
し込む。これにより、バルーンインジェクタ62の内部
に充填されている音響媒体32がアウターシース22内
を通り、プローブユニット100の先端に設けられてい
るバルーン26が変形膨張する。対象体腔部位の体腔壁
にバルーン26が密着するまで膨張させる。これによ
り、超音波振動子56と体腔壁との間から空気層を排除
することができ、良好な超音波伝搬経路が形成される。
【0091】次に、超音波診断装置本体を作動させる。
また、握持部60に設けられた駆動スイッチ(図示せ
ず)で駆動開始する。超音波診断装置本体から超音波振
動子56に送信信号が出力され、超音波振動子56は超
音波を送波し、ラジアルスキャンを行う。ここで、駆動
スイッチは、超音波診断装置本体(図示せず)に設けら
れていてもよい。
【0092】また、超音波振動子56は各ビーム方向か
らエコーデータを受信する。超音波診断装置本体では、
各ビーム方向における受信信号から2次元のラジアルス
キャン画像が形成される。
【0093】超音波診断が終了した後、バルーンインジ
ェクタ62の第3ピストン66を引き戻すことにより、
バルーン26の音響媒体32がアウターシース22を通
りバルーンインジェクタ64に戻る。バルーン26は変
形(膨張)前の状態に戻る。その後、内視鏡106から
プローブユニット100が取り出される。
【0094】なお、本実施形態では、専用のバルーンイ
ンジェクタ64を用いているが、媒体注入セットに用い
られているインジェクタを兼用してもよい。
【0095】なお、本実施形態では、アウターシース2
2とインナーシース33のそれぞれに専用の媒体注入セ
ットを用いているが兼用の媒体注入セットを用いてもよ
い。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、アウターシース22や
インナーシース33の内部へ音響媒体を注入する際にお
いて、注入作業性のよい媒体注入セットを提供すること
ができる。また、シース内に注入用チューブを挿入した
際に、注入用チューブがシース内のいずれの位置まで到
達しているかを容易に視認することができる媒体注入用
セットを提供することができる。また、シース内に注入
用チューブを挿入した際に、シース内のいずれの領域に
音響媒体が充填されているのかを容易に視認することが
できる媒体注入用セットを提供することができる。ま
た、注入用チューブによってシース内に音響媒体が注入
された際に、気泡の有無を容易に確認することができる
媒体注入用セットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アウターシースの内部に第1媒体注入セット
の第1媒体注入用チューブが挿入されている状態を正面
から見た断面図である。
【図2】 アウターシース内であって音響媒体が部分的
に流入している領域をアウターシースの外部から観察し
たときの概念図である。
【図3】 インナーシースの内部に第2媒体注入セット
の第2媒体注入チューブが挿入されている状態を正面か
ら見た断面図である。
【図4】 カテーテル状プローブを正面から見た断面図
である。
【図5】 プローブユニットの使用状態における概念図
であり、プローブユニットを横から見た断面図である。
【符号の説明】
10 第1媒体注入セット、12 第1媒体注入用チュ
ーブ、22 アウターシース、33 インナーシース、
42 第2媒体注入セット、44 第2媒体注入用チュ
ーブ、100 プローブユニット、102 カテーテル
状プローブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邉 哲夫 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロカ 株式会社内 Fターム(参考) 4C167 AA01 AA06 BB10 CC20 CC21 HH12 4C301 EE12 EE13 FF09 GC02 GC11 GC22 GC23 GC24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カテーテル状プローブが内部に挿通され
    るバルーン付きのアウターシースに対し、前記カテーテ
    ル状プローブの挿入に先立って音響媒体を注入する媒体
    注入セットにおいて、 先端開口と基端開口とそれらを連通する連通孔とを有
    し、前記アウターシース内に挿入される注入用チューブ
    と、 前記注入用チューブの基端開口に接続され、前記注入用
    チューブ内に音響媒体を供給して前記先端開口から前記
    アウターシース内に音響媒体を流出させる媒体供給器
    と、 を含み、 前記注入用チューブの少なくとも一部分に着色が施さ
    れ、前記アウターシースを介して外部から前記着色が視
    認可能であることを特徴とする媒体注入セット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の媒体注入セットにおい
    て、 前記注入用チューブの少なくとも先端部に着色が施され
    ていることを特徴とする媒体注入セット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の媒体注入セットにおい
    て、 前記注入用チューブの少なくとも水位確認領域に着色が
    施され、 前記着色を背景として前記水位が観察可能であることを
    特徴とする媒体注入セット。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の媒体注入セットにおい
    て、 前記注入用チューブの全体に着色が施されていることを
    特徴とする媒体注入セット。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の媒体注入セットにおい
    て、 前記注入用チューブに付されている色は寒色系の色であ
    ることを特徴とする媒体注入セット。
  6. 【請求項6】 超音波振動子を有するプローブ軸が内部
    に挿通されるインナーシースに対し、前記プローブ軸の
    挿入に先立って音響媒体を注入し、 前記プローブ軸と前記インナーシースとから構成される
    カテーテル状プローブが内部に挿通されるバルーン付き
    アウターシースに対し、前記カテーテル状プローブの挿
    入に先立って音響媒体を注入する媒体注入セットにおい
    て、 第1先端開口と第1基端開口とそれらを連通する第1連
    通孔とを有し、前記アウターシース内に挿入される第1
    注入用チューブと、 前記第1注入用チューブの第1基端開口に接続され、前
    記第1注入用チューブ内に音響媒体を供給して前記第1
    先端開口から前記アウターシース内に音響媒体を流出さ
    せる第1媒体供給器と、 第2先端開口と第2基端開口とそれらを連通する第2連
    通孔とを有し、前記インナーシース内に挿入される第2
    注入用チューブと、 前記第2注入用チューブの第2基端開口に接続され、前
    記第2注入用チューブ内に音響媒体を供給して前記第2
    先端開口から前記インナーシース内に音響媒体を流出さ
    せる第2媒体供給器と、 を含み、 前記第1注入用チューブの少なくとも一部分に着色が施
    され、前記アウターシースを介して外部から前記着色が
    視認可能であり、また前記第2注入用チューブの少なく
    とも一部分に着色が施され、前記インナーシースを介し
    て外部から前記着色が視認可能であることを特徴とする
    媒体注入セット。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の媒体注入セットにおい
    て、 前記第1注入用チューブに付された色と、前記第2注入
    用チューブに付された色とが異なることを特徴とするプ
    ローブユニット用媒体注入セット。
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