JP2000126184A - 超音波探触子及び注水方法 - Google Patents
超音波探触子及び注水方法Info
- Publication number
- JP2000126184A JP2000126184A JP10299216A JP29921698A JP2000126184A JP 2000126184 A JP2000126184 A JP 2000126184A JP 10299216 A JP10299216 A JP 10299216A JP 29921698 A JP29921698 A JP 29921698A JP 2000126184 A JP2000126184 A JP 2000126184A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catheter tube
- probe
- ultrasonic
- liquid
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
全に排除する。また注水を円滑に行う。 【解決手段】 例えば血管内等に挿入されるカテーテル
チューブ10の先端部は通気性部材10Aで形成されて
いる。注水口24から注水を行うと、カテーテルチュー
ブ10内のエアが通気性部材10Aを介して外部に追い
出される。これによって、気泡を完全に排除できる。
Description
水方法に関し、特に、超音波振動子が容器内で駆動され
る場合における気泡除去に関する。
ニカルセクタ探触子や体腔内又は血管内挿入用探触子な
どが知られている。前者の探触子は例えば生体表面に当
接して用いられ、その探触子においては、容器内に生理
食塩水などの液体が充填され、その容器内において超音
波振動子が揺動駆動される。これにより超音波ビームが
セクタ走査される。後者の探触子は、例えば血管などに
挿入されるもので、注水されたカテーテルチューブ内に
回転ワイヤが挿通され、その先端部に設けられた超音波
振動子が回転駆動される。これにより超音波ビームがラ
ジアル走査される。
は、超音波伝搬を確保するためである。容器内に気泡が
存在し、超音波ビーム経路がその気泡上にあると、超音
波はその気泡によって散乱・反射され、超音波画像の画
質が劣化する。
に気泡を完全に除去するために、容器に特殊な蓋を設け
たり、気泡を注射器のようなもので吸引したりすること
が行われていた。
いては、その内径が極めて細いため注水は非常に困難で
ある。注水を容易化するため、カテーテルチューブの先
端の一部に開口を設け、そこから気泡を追い出すものも
実用化されている。しかし、体腔内に探触子を挿入した
状態において、その開口を介して血液がカテーテルチュ
ーブ内に進入したり、カテーテルチューブ内から血管内
へ液体が流出するという面がある。そのような開口が形
成されていない封止タイプの探触子も実用化されてい
る。そのような探触子の場合、例えば、カテーテルチュ
ーブ内へより細い注水チューブを挿入し、その注水チュ
ーブを介してカテーテルチューブの先端より注水を行っ
ていき、基端側へ気泡を追い出すことが行われている。
しかし、カテーテルチューブへの注水チューブの挿入は
面倒かつ困難で、カテーテルチューブが極めて細いタイ
プの場合、注水チューブの挿入自体が不可能になるとい
う問題がある。
ものであり、その目的は、注水が必要な超音波探触子に
おいて、気泡を残存させずに、より円滑に注水を行える
ようにすることにある。
に、本発明は、液体が充填される探触子容器と、前記探
触子容器内に収容される超音波振動子と、前記探触子容
器内において前記超音波振動子を機械的に駆動する駆動
機構と、を含み、前記探触子容器の少なくとも一部が、
気体通過性且つ液体非通過性をもった部材で構成された
ことを特徴とする。
も一部が通気性をもった部材で構成され、その部材を介
して探触子容器内のエアを追い出すことができる。よっ
て、探触子容器にエアを追い出すための穴(液体も流通
してしまうような開口)を形成する必要がなく、また、
注水のための特別な部材を不要にできる。
は、体腔内又は血管内に挿入され、内部に液体が注入さ
れるカテーテルチューブと、前記カテーテルチューブ内
に挿通される回転ワイヤと、前記回転ワイヤの先端部に
設けられた超音波振動子と、を含み、前記カテーテルチ
ューブにおける少なくとも前記超音波振動子よりも先端
側は気体通過性且つ液体非通過性をもった部材で構成さ
れたことを特徴とする。
基端側から注水を行うと、カテーテルチューブの先端側
に設けられた通気性をもった部材からエアが外部へ追い
出される。よって、少なくとも超音波振動子周囲におけ
るエアを排除して、良好な精度で超音波の送受波を行え
る。
ルチューブ内に回転ワイヤが挿通され、その先端部に設
けられた超音波振動子にて超音波の送受波が行われる超
音波探触子に対する注水方法であって、前記カテーテル
チューブにおける少なくとも前記超音波振動子よりも先
端側を気体通過性且つ液体非通過性をもった部材で構成
し、前記カテーテルチューブの基端開口側から注水を行
って、その内部の空気を前記部材から外部へ追い出すこ
とを特徴とする。
い出し効果を高められる。
図面に基づいて説明する。
適な実施形態が示されている。また、図1に示される超
音波探触子には本発明に係る注水方法が適用される。
て、例えば食道などの体腔あるいは血管に挿入される超
音波探触子である。もちろん、本発明を例えばメカニカ
ルセクタ探触子などに適用してもよい。
構成される柔らかい細径チューブでありその外径は例え
ば1mmであり、その内径は例えば0.8mmである。
カテーテルチューブ10内には回転ワイヤ12が挿通さ
れている。
送受波を行う振動子16が設けられている。この振動子
16は例えば単振動子であるが、アレイ振動子を設けて
もよい。カテーテルチューブ10の基端側には駆動部1
8が設けられている。この駆動部18は駆動モータ20
を有し、その駆動モータ20による回転力が回転機構2
2を介して回転ワイヤ12に伝達される。すなわち、駆
動モータ20の回転により回転ワイヤ12が回転し、そ
の結果、振動子16が回転する。これにより超音波ビー
ムのラジアル走査を実現できる。駆動部18には注水口
24が設けられており、その注水口24にシリンジなど
を接続してカテーテルチューブ10内に生理食塩水など
を注入することができる。ちなみに、その注水はカテー
テルチューブ10内に回転ワイヤ12を挿入した状態で
行われ、あるいは回転ワイヤ12を挿入する前の状態で
行われる。
も先端部14より前方は通気性部材10Aによって構成
されている。すなわち、カテーテルチューブ10はテフ
ロンなどで構成される本体と通気性部材10Aとで構成
されている。それらの部材間は例えば生体に悪影響を与
えないような物質で構成された接着剤で接着され、ある
いは溶着により両部材が接合される。もちろん、カテー
テルチューブ10の全体を通気性部材10Aで構成する
こともできる。
体は透過させない多孔質部材であり、例えばスポーツウ
エアなどで利用されている特殊なフィルムである。通気
性部材10Aには多数の微小孔が形成され、その微小孔
を介してエアを外部に追い出すことができる。もちろ
ん、カテーテルチューブ10内の生理食塩水は外部に漏
れ出ず、また例えばカテーテルチューブ10を血管内に
挿入した場合において通気性部材10Aを介して血液が
カテーテルチューブ10内に進入することもない。
テーテルチューブ10内に回転ワイヤ12を入れる前あ
るいは入れた後において注水口24から注水を行えば、
基端側から徐々に注水が行われ、内部のエアが通気性部
材10Aを介して外部に追い出され、最終的にカテーテ
ルチューブ10内に液体が満たされることになる。この
構成によれば、気泡が完全に排除されるため、振動子1
6にて超音波の送受波を行ったような場合においても画
質の劣化を極力排除できる。このようにエアの追い出し
が行われた後、カテーテルチューブ10が例えば血管内
等に挿入されることになる。
なすカテーテルチューブ10が血管などに挿入されてい
たが、例えば体表面に当接して用いられるメカニカルセ
クタ探触子においては、機械的に走査される振動子を収
納した容器の上部に通気性部材10Aを設ければよい。
そして、そのような容器に注水を行えば、通気性部材を
介してエアを外部に追い出すことができ、特別な構造を
設けることなくあるいは注射器等でエアを吸い出すこと
なく容器内に水を充填することが可能となる。
注水が必要な超音波探触子において、気泡を残存させず
により円滑に注水を行える。
回転ワイヤ、14先端部、16 振動子。
Claims (3)
- 【請求項1】 液体が充填される探触子容器と、 前記探触子容器内に収容される超音波振動子と、 前記探触子容器内において前記超音波振動子を機械的に
駆動する駆動機構と、を含み、 前記探触子容器の少なくとも一部が、気体通過性且つ液
体非通過性をもった部材で構成されたことを特徴とする
超音波探触子。 - 【請求項2】 体腔内又は血管内に挿入され、内部に液
体が注入されるカテーテルチューブと、 前記カテーテルチューブ内に挿通される回転ワイヤと、 前記回転ワイヤの先端部に設けられた超音波振動子と、 を含み、 前記カテーテルチューブにおける少なくとも前記超音波
振動子よりも先端側は気体通過性且つ液体非通過性をも
った部材で構成されたことを特徴とする超音波探触子。 - 【請求項3】 カテーテルチューブ内に回転ワイヤが挿
通され、その先端部に設けられた超音波振動子にて超音
波の送受波が行われる超音波探触子に対する注水方法で
あって、 前記カテーテルチューブにおける少なくとも前記超音波
振動子よりも先端側を気体通過性且つ液体非通過性をも
った部材で構成し、 前記カテーテルチューブの基端開口側から注水を行っ
て、その内部の空気を前記部材から外部へ追い出すこと
を特徴とする注水方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10299216A JP2000126184A (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | 超音波探触子及び注水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10299216A JP2000126184A (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | 超音波探触子及び注水方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000126184A true JP2000126184A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17869665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10299216A Pending JP2000126184A (ja) | 1998-10-21 | 1998-10-21 | 超音波探触子及び注水方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000126184A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004528889A (ja) * | 2001-03-21 | 2004-09-24 | セレレーション | 超音波カテーテル薬剤移送方法及び装置 |
JP2011152274A (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-11 | Terumo Corp | 生体内診断装置およびその制御方法 |
JP2014000122A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Seiko Epson Corp | 超音波プローブおよび超音波検査装置 |
WO2014150373A1 (en) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Muffin Incorporated | Internal ultrasound assembly with port for fluid injection |
US9579080B2 (en) | 2012-10-16 | 2017-02-28 | Muffin Incorporated | Internal transducer assembly with slip ring |
JP2018514319A (ja) * | 2015-05-08 | 2018-06-07 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 留置的に保持された充填物を有する血管内装置 |
US10595823B2 (en) | 2013-03-15 | 2020-03-24 | Muffin Incorporated | Internal ultrasound assembly fluid seal |
WO2020145888A1 (en) * | 2019-01-11 | 2020-07-16 | Biobot Surgical Pte Ltd | A probe coupler apparatus and method of forming an ultrasonic probe assembly |
US11317892B2 (en) | 2015-08-12 | 2022-05-03 | Muffin Incorporated | Over-the-wire ultrasound system with torque-cable driven rotary transducer |
-
1998
- 1998-10-21 JP JP10299216A patent/JP2000126184A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004528889A (ja) * | 2001-03-21 | 2004-09-24 | セレレーション | 超音波カテーテル薬剤移送方法及び装置 |
JP2011152274A (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-11 | Terumo Corp | 生体内診断装置およびその制御方法 |
JP2014000122A (ja) * | 2012-06-15 | 2014-01-09 | Seiko Epson Corp | 超音波プローブおよび超音波検査装置 |
US9579080B2 (en) | 2012-10-16 | 2017-02-28 | Muffin Incorporated | Internal transducer assembly with slip ring |
WO2014150373A1 (en) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Muffin Incorporated | Internal ultrasound assembly with port for fluid injection |
US9675323B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-06-13 | Muffin Incorporated | Internal ultrasound assembly with port for fluid injection |
US10595823B2 (en) | 2013-03-15 | 2020-03-24 | Muffin Incorporated | Internal ultrasound assembly fluid seal |
US11071521B2 (en) | 2013-03-15 | 2021-07-27 | Muffin Incorporated | Internal ultrasound assembly with port for fluid injection |
JP2018514319A (ja) * | 2015-05-08 | 2018-06-07 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 留置的に保持された充填物を有する血管内装置 |
US11317892B2 (en) | 2015-08-12 | 2022-05-03 | Muffin Incorporated | Over-the-wire ultrasound system with torque-cable driven rotary transducer |
WO2020145888A1 (en) * | 2019-01-11 | 2020-07-16 | Biobot Surgical Pte Ltd | A probe coupler apparatus and method of forming an ultrasonic probe assembly |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3134726B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JPH11318918A (ja) | 超音波外科器具 | |
JP2000126184A (ja) | 超音波探触子及び注水方法 | |
JPH0445187B2 (ja) | ||
JPH11137555A (ja) | 超音波診断装置 | |
JPH10272134A (ja) | 超音波プローブ | |
JP2006102240A (ja) | 超音波診断医用カプセル | |
JP2006325874A (ja) | カプセル超音波内視鏡、及びカプセル超音波内視鏡装置 | |
JPH08229044A (ja) | 機械走査型3次元超音波プローブ | |
JP3519181B2 (ja) | 超音波カテーテル | |
JP2005334107A (ja) | 超音波探触子 | |
JPH0556977A (ja) | 超音波探触子 | |
CN113599732A (zh) | 透超声薄膜介质囊、超声治疗装置及治疗方法 | |
JPS6230012B2 (ja) | ||
JP3634262B2 (ja) | 超音波探触子 | |
JP4179659B2 (ja) | 超音波プローブ | |
JP2001037759A (ja) | 超音波内視鏡における超音波伝達媒体の密封方法 | |
JP2002253551A (ja) | 媒体注入セット | |
JPS63281044A (ja) | 超音波メカニカルスキャナ装置 | |
JPH07184897A (ja) | 超音波プローブの媒体封入方法 | |
JP3966971B2 (ja) | 超音波探触子及びその注水方法 | |
JPH11276487A (ja) | 超音波プローブ用バルーン | |
JP2706104B2 (ja) | 超音波プローブ | |
JP2004261358A (ja) | 超音波診断用カプセル | |
JPH074377B2 (ja) | 超音波内視鏡 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050615 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050615 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071102 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071113 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080311 |