JP3519181B2 - 超音波カテーテル - Google Patents
超音波カテーテルInfo
- Publication number
- JP3519181B2 JP3519181B2 JP16557995A JP16557995A JP3519181B2 JP 3519181 B2 JP3519181 B2 JP 3519181B2 JP 16557995 A JP16557995 A JP 16557995A JP 16557995 A JP16557995 A JP 16557995A JP 3519181 B2 JP3519181 B2 JP 3519181B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catheter
- ultrasonic
- drive shaft
- liquid
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
内に挿入して用いられる超音波カテーテルに関する。
或いは胆管等の脈管に挿入して、管腔断面像の表示や血
流測定等を行う超音波カテーテルが知られている。この
超音波カテーテルは例えば、図1に示すように体腔内に
挿入される中空のカテーテルシャフト2の先端部に超音
波振動子3を設け、これを回転或いは往復させる駆動力
を伝達する駆動伝達シャフト6と、振動子3と外部電気
回路5及び駆動源8を接続する信号線7を内蔵し、駆動
シャフトを外部駆動源8により機械的に駆動させること
に依って超音波を走査し、画像表示装置1により超音波
画像を表示する超音波カテーテルが知られている。この
場合、超音波振動子3とカテーテルシャフト2の間隙に
は超音波を効率よく送受信するためや、駆動シャフト6
とカテーテルシャフト2の摺動性を良くするために水等
の超音波伝達液9で満たされていなければならない。
際には、超音波伝達液9をカテーテルシャフト内に予め
満たすプライミング作業が必要であり、体腔内に挿入後
には伝達液に含まれている気泡の振動子への付着や、血
液の流入を防ぐためにフラッシング作業が必要である。
そのため、カテーテル手元側にはこの超音波伝達液をカ
テーテル内に注入するためのポート11が設けられてい
る。又、この手元側にはプライミングやフラッシングに
おいて、超音波伝達液がカテーテルの手元端から漏出せ
ず、駆動シャフト6の回転や並進運動を損なわないよう
なシール12が設けられている。
脈などの細径血管に挿入する外径3mm以下であって、特
に外径1mm以下の極細径超音波カテーテルに於いては、
駆動シャフト6とカテーテルシャフト2の間隙が非常に
狭くなるために、超音波伝達液9をカテーテル先端部ま
で注入するためには、ポート11から数気圧以上の圧力
で注入しなければならない。この際、従来のシールでは
駆動シャフト6とシール12の僅かな間隙から液が漏出
してしまうために、カテーテル先端部まで超音波伝達液
を注入することは困難であった。
ルにおいて伝達液を高い圧力で注入しても漏出しないシ
ール機構を提供することを目的とする。
内に挿入して用いられるカテーテルに手元側から先端側
まで機械的駆動力を伝達する駆動シャフトを内蔵し、該
カテーテルの先端側内部に超音波振動子を有し、該振動
子を直接或いは間接的に回転或いは並進走査させる機構
を有する超音波カテーテルであって、該カテーテルの手
元側に設けた液体の注入口と、該注入口の手元側に位置
し、手元側と先端側の間を液密にするシール部材を有
し、該シール部材が該駆動シャフトを機械的に固定およ
び解除できるものであることを特徴とする超音波カテー
テルによって達成される。
密が少なくとも1気圧以上であることが好ましい。
いることが好ましい。
部の構造を示す軸方向断面図であり、図3は本発明の超
音波カテーテルのトランスデューサ20の構造を示す断
面図である。カテーテルの先端部にPZT(チタン酸ジ
ルコン酸鉛)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等の
圧電体21の両面に電極22を蒸着、印刷等により形成
した超音波振動子23を備え、振動子23の背面側に超
音波吸収、減衰させるエポキシ、ウレタン、アクリル系
等の樹脂製の背面材24を設ける。ここで背面材24
は、図3(a)に示すように背面側に厚みの差Dがλ/
4(λは送信周波数における背面材中の波長)となる凹
凸25を設けることに依って背面材24の背面からの反
射波を干渉により打ち消すようにした背面材、または図
3(b)に示すように、低音響インピーダンス層26
(Z=1×106Kg/m2s〜8×106Kg/m2s )と高イン
ピーダンス層27(Z=20×106kg/m2s 以上)を交
互積層させることに依って背面材24の背面からの反射
波の影響を減じた背面材であってもよい。
波伝達液との音響的整合を取るための整合層28が形成
されている。整合層の音響インピーダンスZは、圧電体
の音響インピーダンスをZ0、超音波伝達液の音響イン
ピーダンスZ1とした場合、Z0≦Z≦Z1となる特性を
有するものである。例えば、超音波伝達液として水(Z
0=約1.5×106Kg/m2s)を用い、圧電体としてPZ
T(Z1=約30×106Kg/m2s)を用いた場合は、整合
層はZ=3〜7×106Kg/m2sが適している。整合層5
0の厚さは、約λ/4(λは送信周波数における整合層
中の波長)が適している。本例では、整合層が1層の場
合を示しているが、2層以上であってもよい。
縁体72に被覆された信号線7の導体71が接続され
る。
手元操作部を示す軸方向断面図である。図4に示すよう
に、信号線7は駆動シャフト6に内蔵され手元側操作部
40のコネクタ31の電気接点51、52を介して外部
駆動源8のリセプタクル32の61、62と電気的に接
続される。
動部8と手元操作部40の勘合部33で脱着可能に機械
的に接続される。
ム、エラストマ等樹脂性の弾性体であって円筒状且つ内
径が一部狭くなった内面形状を有するシール41とこの
シール41を押しつぶすためのネジ機構を有するシール
操作部42と超音波伝達液9を外部から注入するための
注入口43を備えている。
(登録商標)、シリコン、フッ素系樹脂等の弾性体が上
げられる。
にプライミングする場合は、図4に示すようにシール操
作部42を回転させ、シール41をカテーテル先端側に
押しつぶすことで、シール41内腔を狭くさせ駆動シャ
フト6を機械的に固定し、カテーテルシャフト2を液密
状態にする。次に注入口43から超音波伝達液9をカテ
ーテルシャフト2内にシリンジ、PTCAバルーン用の
インフレーター等を用いて注入する。注入圧は、カテー
テルシャフト2と駆動シャフトとの間隙にもよるが、1
気圧〜20気圧ゲージ圧程度である。
たした後、図5に示すようにシール操作部42を逆回転
させシール41を元形状に戻し、シール41と駆動シャ
フト6の間に間隙54を設け、駆動シャフト6を機械的
に解放する。
部40の手元側端部からの注入液の漏出が無く簡単にプ
ライミングが完了でき、駆動シャフトとカテーテルシャ
フトの間隙が小さく10μm〜100μmの場合でも短時
間でプライミングが可能となる。
示す。本変形例では、シール操作部57を回転させるこ
とで、ゴム、エラストマー等樹脂性の弾性体で形成され
るシール56を駆動シャフト6に密着させることによ
り、駆動シャフト6を機械的に固定し且つカテーテルシ
ャフト内を液密状態にし(図6)、プライミング作業を
行う。
部57を逆回転させることでシール56を駆動シャフト
6より解放する(図7)。
操作部は図示せず)カテーテル先端部に設けた超音波反
射板4を駆動シャフトにより回転或いは往復駆動させて
超音波を走査する方式の場合でも同様な効果が得られ
る。
いられるカテーテルに手元側から先端側まで機械的駆動
力を伝達する駆動シャフトを内蔵し、該カテーテルの先
端側内部に超音波振動子を有し、該振動子を直接或いは
間接的に回転或いは並進走査させる機構を有する超音波
カテーテルであって、該カテーテルの手元側に設けた液
体の注入口と、該注入口の手元側に位置し、手元側と先
端側の間を液密にするシール部材を有し、該シール部材
が該駆動シャフトを機械的に固定、および解除できるも
のであることから、カテーテルシャフトと駆動シャフト
の間隙が非常に狭く、10μm〜100μmの場合であっ
ても簡単に、短時間でプライミング操作が可能となる。
テムの構成図である。
図である。
の断面図である。
方向断面図である。
方向断面図である。
操作部を示す軸方向断面図である。
操作部を示す軸方向断面図である。
部を示す軸方向一部断面図である。
3、23:振動子 4:反射板 5:外部電気回路
6:駆動シャフト 7:信号線 71:導体
72:絶縁体 8:外部駆動源 9:超音波伝達液 10:超音波カテーテル本体 11、43:注入ポート
12:シール 13:外部駆動ユニット 20:トランスデューサ
21:圧電体 22:電極 24、26、27:背面材
25:背面材凹凸部 28:整合層 31:コネクタ
32:リセプタクル 33:勘合部 40:手元操作部 4
1、56:弾性体シール 42、57:シール操作部 51、52、6
1、62:電気接点 53:軸受け 54:間隙
Claims (3)
- 【請求項1】 体腔内に挿入して用いられるカテーテル
に手元側から先端側まで機械的駆動力を伝達する駆動シ
ャフトを内蔵し、該カテーテルの先端側内部に超音波振
動子を有し、該振動子を直接或いは間接的に回転或いは
並進走査させる機構を有する超音波カテーテルであっ
て、該カテーテルの手元側に設けた液体の注入口と、該
注入口の手元側に位置し、手元側と先端側の間を液密に
するシール部材を有し、該シール部材が該駆動シャフト
を機械的に固定、および解除できるものであることを特
徴とする超音波カテーテル。 - 【請求項2】 前記シール部材によって得られる液密が
少なくとも1気圧以上であることを特徴とする超音波カ
テーテル。 - 【請求項3】 該シール部材として可撓性樹脂を用いた
ことを特徴とする請求項1記載の超音波カテーテル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16557995A JP3519181B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 超音波カテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16557995A JP3519181B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 超音波カテーテル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0910214A JPH0910214A (ja) | 1997-01-14 |
JP3519181B2 true JP3519181B2 (ja) | 2004-04-12 |
Family
ID=15815044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16557995A Expired - Fee Related JP3519181B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 超音波カテーテル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3519181B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108042293A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-05-18 | 刘瑞兰 | 一种新生儿科护理装置及其使用方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6319227B1 (en) * | 1998-08-05 | 2001-11-20 | Scimed Life Systems, Inc. | Automatic/manual longitudinal position translator and rotary drive system for catheters |
US6390985B1 (en) * | 1999-07-21 | 2002-05-21 | Scimed Life Systems, Inc. | Impedance matching transducers |
JPWO2014162492A1 (ja) * | 2013-04-01 | 2017-02-16 | テルモ株式会社 | 画像診断用カテーテル |
JP7227052B2 (ja) * | 2019-03-28 | 2023-02-21 | テルモ株式会社 | 画像診断装置、画像診断システム及びプライミング方法 |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP16557995A patent/JP3519181B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108042293A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-05-18 | 刘瑞兰 | 一种新生儿科护理装置及其使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0910214A (ja) | 1997-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11998389B2 (en) | Focused rotational IVUS transducer using single crystal composite material | |
US8353839B2 (en) | Intracavity probe with continuous shielding of acoustic window | |
US8313438B2 (en) | Integrated bias circuitry for ultrasound imaging devices configured to image the interior of a living being | |
EP1430838B1 (en) | Ultrasonic probe | |
US20080125658A1 (en) | Low-profile acoustic transducer assembly | |
ATE14832T1 (de) | Ultraschallgeraet zur untersuchung der bauchhoehle. | |
JPS61293439A (ja) | 超音波内視鏡 | |
US4802458A (en) | Dual function ultrasonic transducer probes | |
JP3519181B2 (ja) | 超音波カテーテル | |
US20210068780A1 (en) | Endoscope conduit switching device and endoscope | |
JP2000126184A (ja) | 超音波探触子及び注水方法 | |
JP2004298463A (ja) | 超音波探触子 | |
JPH07184902A (ja) | 体腔内超音波プローブ | |
US20210076915A1 (en) | Endoscope conduit switching device and endoscope | |
JPS6230012B2 (ja) | ||
JP3119702B2 (ja) | 体腔内用超音波探触子 | |
JP6944885B2 (ja) | 超音波振動子及び超音波内視鏡 | |
JP3631416B2 (ja) | 超音波プローブ | |
JPH0362415B2 (ja) | ||
JPH0928706A (ja) | 超音波プローブ及び内視鏡用プローブアダプター | |
JPH0626243Y2 (ja) | 超音波内視鏡走査装置 | |
JP2000070268A (ja) | 超音波プローブ | |
JPH048355A (ja) | 超音波プローブ | |
CN117481696A (zh) | 4d心腔内超声成像装置和4d成像方法 | |
JP2002253551A (ja) | 媒体注入セット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040128 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080206 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |