JP2000070268A - 超音波プローブ - Google Patents

超音波プローブ

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JP2000070268A
JP2000070268A JP10248507A JP24850798A JP2000070268A JP 2000070268 A JP2000070268 A JP 2000070268A JP 10248507 A JP10248507 A JP 10248507A JP 24850798 A JP24850798 A JP 24850798A JP 2000070268 A JP2000070268 A JP 2000070268A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波プローブの先端部を細径化させる。 【解決手段】 超音波プローブ1先端の超音波透過窓1
6内部には、超音波プローブ1長手方向と垂直にシャフ
ト3が固定され、回転枠9等が回転可能に取り付けられ
ている。回転枠9周面には、超音波素子10が取り付け
られ、その背面には背面音波吸収体14が取り付けら
れ、これに対向してシャフト3にモータコイル15が取
り付けられている。背面音波吸収体14は、着磁され
て、モータを構成する界磁束供給体の役割を持ってお
り、回転枠9は回転するようになっている。背面音波吸
収体14が界磁束供給体を兼ねるため、その分回転体の
径が小さくなり、先端部を細径化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体腔内に挿入さ
れ、超音波振動子を機械的に走査する機械走査式の超音
波プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば直腸や膣等の体腔内に挿入
し、体腔内に向けて発信した超音波ビームのエコー信号
を取得する超音波プローブを備え、このエコー信号を画
像化して診断を行う超音波診断装置が広く用いられるよ
うになった。
【0003】一般に、超音波プローブの先端部には、超
音波を送受信するための超音波振動子が配設されてお
り、この超音波振動子をモータの駆動力により回転運動
或いは揺動運動させて超音波ビームの走査を行ってい
る。
【0004】従来、この種の機械走査式の超音波プロー
ブは、超音波振動子がこの超音波振動子を保持する回転
枠に取り付けられ、この回転枠がシャフトを中心にして
回転運動或いは揺動運動するようになっている構成が一
般的である。
【0005】超音波振動子は、超音波素子やこの超音波
素子の背面側への超音波の送信や背面側からの受信を防
止するための背面音波吸収体等を有して構成され、背面
音波吸収体は回転枠の超音波素子の背面側の位置に取り
付けられている。
【0006】回転枠がシャフトの周りを回転或いは回動
する構成の場合、モータからの駆動力は例えばプーリや
タイミングベルト等からなる回転駆動伝達系を介して回
転枠に伝えられる構成が一般的であった。
【0007】ところが、このような回転駆動伝達系を介
してモータの駆動力を伝達する構成では、画像ひずみや
画像揺れが生じる場合があるという問題、回転駆動伝達
系から超音波伝搬媒体が漏れることを防止するシールを
設けるので回転負荷の増大や信頼性に影響を及ぼす場合
があるという問題等が例えば特開平7−128312号
で指摘されている。
【0008】そこで、特開平7−128312号では、
例えば回転枠にモータ磁石を配設し、シャフトにモータ
コイルを配設し、回転枠及びシャフト自体をモータとし
て構成することで、回転駆動伝達系を廃した構成を提案
している。この構成では、回転駆動伝達系を介して駆動
力を伝達することに起因する上記問題を回避できるよう
になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−128312号で提案される従来の技術では、回転
枠及びシャフトに、モータ磁石及びモータコイルが配設
されるので、超音波振動子や回転枠等からなる回転体の
径が太くなってしまい、超音波プローブの先端部の細径
化を追求する上での妨げとなっていた。
【0010】本発明は、上述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、先端部を細径化できる超音波プローブを
提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】超音波透過材質で形成さ
れた先端部のケースを兼ねる超音波透過窓と、超音波を
送受信する超音波素子と、前記超音波素子を保持し、回
転軸を中心とした運動が可能なように取り付けられた部
材である回転枠と、前記回転枠を運動させるための電動
機を構成する該電動機の運動部側に配設された界磁束供
給体としての役割を兼ね備え、前記超音波素子から発せ
られる超音波が前記超音波素子の背面側へ伝搬すること
を防止するための、前記回転枠に取り付けられた背面音
波吸収体と、非運動部側に取り付けられた前記電動機を
構成するコイルと、前記超音波透過窓内に充填された流
動体である超音波伝搬媒体と、を具備することによっ
て、前記界磁束供給体分の厚みを省き、先端部を細径化
させる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0013】(第1の実施の形態)図1ないし図3は本
発明の第1の実施の形態に係り、図1は超音波プローブ
の先端部の構造を示す断面図、図2は超音波プローブの
先端部の構造を示す別の断面図、図3は超音波プローブ
の先端部の径の形状を説明する図2のB矢視図である。
【0014】なお、図1ないし図3内の二点鎖線は、従
来技術で超音波プローブを構成した際の超音波透過窓の
形状を比較のために描いたものである。
【0015】(構成)図1及び図2を使用して、超音波
プローブ1の先端部の構造を説明する。
【0016】超音波プローブ1の先端部のフレーム2に
は、後述する回転体の回転軸に位置するシャフト3が固
定されている。
【0017】シャフト3には、エンコーダ4及びスリッ
プリング6が回転可能に取り付けられており、エンコー
ダ4及びスリップリング6は、後述する超音波素子10
を保持する両端部に内向きフランジが形成された略円筒
状の回転枠9に取り付けられている。つまり、エンコー
ダ4、スリップリング6、回転枠9からなる回転体が構
成されている。
【0018】エンコーダ4及びスリップリング6には、
シャフト3の周りを滑らかに回転するためのベアリング
8がシャフト3とのそれぞれの接触部に備えられてい
る。
【0019】回転枠9の外周の2箇所には、切り欠きが
形成されており、これらの切り欠きには、超音波を送受
するための超音波素子10がそれぞれ配設されている。
【0020】超音波素子10は、チタン酸ジルコン酸鉛
やチタン酸鉛等の圧電素子からなる。また、高分子圧電
体や複合圧電体でもよい。
【0021】超音波素子10の上層には音響整合層1
1、音響整合層11の上層には音響レンズ12が配設さ
れている。
【0022】超音波素子10の背面側には、音響的制動
作用を行う背面音波吸収体14が、回転枠9の内向きフ
ランジの内側に挟み込まれるように配設されている。
【0023】これら音響レンズ12、音響整合層11、
超音波素子10、背面音波吸収体14により、超音波振
動子13が構成されている。
【0024】背面音波吸収体14は、例えばフェライト
入りのポリクロロプレンゴムで形成されている。ポリク
ロロプレンゴムは、音響インピーダンスの高いエポキシ
系の樹脂に比して、効果的に超音波を吸収することがで
きる。背面音波吸収体14は、同様の効果を有する他の
材質でも当然良い。
【0025】フレーム2の外周には、先端側から超音波
透過性の材質例えばポリメチルペンテンで形成された超
音波透過窓16が嵌合して固定され、先端部に配設され
る超音波振動子13等の部材はこの超音波透過窓16の
内部に収納される。
【0026】超音波透過窓16で囲まれた内部には、電
気絶縁油である超音波伝搬媒体17が充填されている。
【0027】フレーム2には、スリップリング6に接触
する位置にブラシ7が固定されている。スリップリング
6は、図示しない電線で超音波素子10と電気的に接続
されており、ブラシ7は、図示しない電線で手元側の図
示しない駆動回路等と接続されており、スリップリング
6とブラシ7とが接触していることで、回転体が回転し
ても、回転体側の超音波素子10と手元側の駆動回路等
とは電気的に接続されるようになっている。
【0028】シャフト3の背面音波吸収体14と対向す
る位置には、モータコイル15が配設されており、手元
側から図示しない電線を通じて電流が供給されるように
なっている。
【0029】また、背面音波吸収体14は、着磁されて
おり、界磁束供給体としての役割を併せ持っている。
【0030】これらモータコイル15及び界磁束供給体
としての背面音波吸収体14により電動機が構成されて
おり、モータコイル15に電流を供給すると、回転体が
回転するようになっている。
【0031】回転体が回転すると、超音波振動子13に
よりシャフト3を回転軸とした回転走査が行われ、回転
走査した超音波のエコー信号は、スリップリング6、ブ
ラシ7を介して手元側に送られるようになっている。
【0032】エンコーダ4は、回転体の回転角度を検出
するための回転角度検出手段である。エンコーダ4から
は、図示しない電線が延出し、手元側の図示しない制御
回路等に接続されている。
【0033】超音波振動子13及びエンコーダ4から手
元側に送られた信号により、超音波断層像が生成され、
モニタ表示することができるようになっている。
【0034】エンコーダ4から送られる回転角度の情報
は、相対的な回転角度であり、超音波断層像を生成する
ことはできるが、超音波プローブ1先端部の挿入されて
いる向きと超音波断層像の向きとの関係を知る情報が含
まれていない。
【0035】そこで、エンコーダ4外周の一部に磁石を
配設し、この磁石に対向するフレーム2の位置に磁石の
通過を検出するMRセンサ5を配設し、MRセンサ5か
ら延出する図示しない電線を通じて手元側へ送られる信
号を得ることで、回転体が1回転する毎の原点を検出す
ることができ、超音波プローブ1先端部の向きと超音波
断層像の向きとの関係を知ることができるようになって
いる。つまり、MRセンサ5は原点位置検出手段を構成
している。
【0036】(作用・効果)以上述べた本実施の形態に
よる作用・効果を挙げる。
【0037】本実施の形態では、電動機を構成する界磁
束供給体を背面音波吸収体14が兼ねる構成としたの
で、界磁束供給体の厚み分だけ回転体の径が小さくなっ
た。これにより、図2及び図3に示すように、二点鎖線
の形状に比べて、超音波透過窓16のシャフト3に垂直
な方向の径を小さくでき、超音波プローブ1先端部を細
径化できる。
【0038】また、回転体の径が小さくなったことで、
図1に示すように、回転軸を含む断面での超音波透過窓
16の形状は、二点鎖線の形状に比べて、曲率中心が手
元側に移動した形状となり、図2に示すように、回転軸
に垂直な断面での超音波透過窓16の形状は、2点鎖線
の形状に比べて、曲率半径が小さくなった形状となって
おり、つまり、超音波透過窓16の先端位置が手元側に
移動している。これにより、超音波振動子13と超音波
透過窓16との距離が短くなり、超音波伝搬媒体17を
通過する超音波の経路が短くなる。本実施の形態では、
スリップリング6及びブラシ7の接触箇所で導電体が露
出しているので、超音波伝搬媒体17は、水よりも超音
波減衰の大きい電気絶縁油を使用している。従って、超
音波伝搬媒体17を通過する超音波の経路が短くなる
と、超音波の送受信感度が向上する。
【0039】また、図1に示すように、二点鎖線の形状
に比べて、超音波透過窓16先端の形状が扁平になっ
た。先端形状が鋭利でなくなる分、超音波プローブ1を
体腔内に挿入した際の安全性が向上する。
【0040】また、本実施の形態では、背面音波吸収体
14をフェライト入りのポリクロロプレンゴムで形成し
たことで、音響インピーダンスの高いエポキシ系の樹脂
に比して、効果的に超音波を吸収することができる。
【0041】(第2の実施の形態)図4は本発明の第3
の実施の形態に係り、図4は超音波プローブの先端部の
構造を示す断面図である。
【0042】なお、図4内の二点鎖線は、従来技術で超
音波プローブを構成した際の超音波透過窓の形状を比較
のために描いたものである。
【0043】また、本実施の形態で述べない部位の構成
は、第1の実施の形態で述べた構成と同様である。
【0044】(構成)図4に示すように、本実施の形態
では、第1の実施の形態のスリップリング6及びブラシ
7の代わりに、非接触に信号を伝えるロータリトランス
を構成するコイル21及びコイル22を設けた。
【0045】回転枠9の内周の一部には、コイル21が
配設され、コイル21に対向するシャフト3の位置に
は、コイル22が配設されている。コイル21とコイル
22とは非接触であり、電磁的に結合している。
【0046】コイル21は、図示しない電線により超音
波素子10と接続されている。超音波素子10からの信
号は、コイル21とコイル22との電磁的結合により、
コイル22から図示しない電線で手元側に伝えられるよ
うになっている。
【0047】(作用・効果)以上述べた本実施の形態で
は、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0048】また、ロータリトランスを使用したので、
スリップリング及びブラシを使用した場合よりも回転ト
ルクが減り、電動機の消費電流が減少し、発熱が減少す
る。
【0049】(第3の実施の形態)図5は本発明の第3
の実施の形態に係り、超音波プローブの先端部の構造を
示す断面図である。
【0050】なお、図5内の二点鎖線は、従来技術で超
音波プローブを構成した際の超音波透過窓の形状を比較
のために描いたものである。
【0051】また、本実施の形態で述べない部位の構成
は、第1の実施の形態で述べた構成と同様である。
【0052】(構成)図5に示す本実施の形態の超音波
プローブ31は、第1ないし第2の実施の形態と異な
り、超音波をラジアル走査つまり超音波プローブ31長
手方向に垂直な平面を回転走査する構成となっている。
【0053】フレーム32と超音波透過窓46の先端中
央部との間には、超音波プローブ31長手方向と平行に
シャフト33が固定されている。シャフト33は、フレ
ーム32と超音波透過窓46とで両持ちとなっているが
片持ちであっても良い。
【0054】シャフト33の周りには、回転枠39が回
転可能に取り付けられ、回転枠39には、第1の実施の
形態と同様に、超音波素子40、音響整合層41、音響
レンズ42、界磁束供給体としての役割を兼ねた背面音
波吸収体44からなる超音波振動子43が取り付けられ
ている。
【0055】背面音波吸収体44に対向するシャフト3
3の位置には、界磁束供給体としての背面音波吸収体4
4とともに電動機を構成するモータコイル45が固定さ
れている。
【0056】回転枠39の手元側には、回転枠39とと
もにシャフト33周りを回転する回転角度検出手段とし
てのエンコーダ34が取り付けられている。エンコーダ
34外周の一部には、磁石が配設されている。
【0057】また、エンコーダ34の手元側には、エン
コーダ34とともにシャフト33周りを回転するスリッ
プリング36が取り付けられている。
【0058】フレーム32の前端には、超音波透過窓4
6内壁面の一部に沿って、突起部が形成されており、エ
ンコーダ34に対向する突起部の位置には、エンコーダ
34に配設された磁石とともに原点検出手段を構成する
MRセンサ35が取り付けられている。また、スリップ
リング36に対向する突起部の位置には、スリップリン
グ36外周に接触するようにブラシ37が取り付けられ
ている。
【0059】なお、スリップリング36及びブラシ37
の代わりに、ロータリトランスを設けても良い。
【0060】(効果)以上述べた本実施の形態よるる効
果を以下に挙げる。
【0061】背面音波吸収体44が電動機の界磁束供給
体としての役割を併せ持っているので、ラジアル走査の
場合でも、界磁束供給体の厚さ分だけ回転体の径を小さ
くすることがでる。従って、図5内の二点鎖線の形状よ
りも、超音波透過窓46を細径化することができる。
【0062】なお、本発明は、上述の実施の形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
【0063】例えば、電動機は直流電動機に限らず、交
流電動機であってもよいし、無刷子直流電動機であって
もよい。
【0064】また、例えば、回転体の運動は、第1ない
し第2の実施の形態で述べた超音波プローブ1長手方向
に垂直な回転軸周りの回転運動や第3の実施の形態で述
べた超音波プローブ31長手方向に平行な回転軸周りの
回転運動といった回転運動に限らず、揺動運動であって
もよい。この場合、電動機は、1方向に回転するのでは
なく、一定の角度の範囲で回転方向が逆転するように構
成する。
【0065】また、例えば、超音波振動子13の数は2
個に限らず、1個であってもよいし、3個以上であって
もよい。この時、超音波振動子13を多く設けると、フ
レームレートつまり単位時間に得られる超音波断層像の
数を増やすことができる。超音波振動子43も同様であ
る。
【0066】また、複数の超音波振動子13は、異なる
周波数の超音波を送受信するように構成してもよい。こ
うすることにより、1つの超音波プローブ1で、複数の
異なる周波数の超音波断層像を同時に得ることができ
る。超音波振動子43も同様である。
【0067】[付記] (付記項1)超音波透過材質で形成された先端部のケー
スを兼ねる超音波透過窓と、超音波を送受信する超音波
素子と、前記超音波素子を保持し、回転軸を中心とした
運動が可能なように取り付けられた部材である回転枠
と、前記回転枠を運動させるための電動機を構成する該
電動機の運動部側に配設された界磁束供給体としての役
割を兼ね備え、前記超音波素子から発せられる超音波が
前記超音波素子の背面側へ伝搬することを防止するため
の、前記回転枠に取り付けられた背面音波吸収体と、非
運動部側に取り付けられた前記電動機を構成するコイル
と、前記超音波透過窓内に充填された流動体である超音
波伝搬媒体と、を具備したことを特徴とする超音波プロ
ーブ。
【0068】(付記項2)付記項1に記載の超音波プロ
ーブであって、前記超音波伝搬媒体は電気的絶縁性媒体
からなり、前記超音波素子に電気的に接続された、前記
電動機の運動部と非運動部との間で接触的に電気信号を
送受するためのスリップリング又は非接触的的に電気信
号を送受するためのロータリトランスが設けられてい
る。
【0069】(付記項3)付記項1ないし付記項2に記
載の超音波プローブであって、前記回転枠に、回転角度
検出手段及び原点検出手段の両者、或いはいづれか一方
が設けられている。
【0070】(付記項4)付記項1ないし付記項3に記
載の超音波プローブであって、前記背面音波吸収体は、
フェライト入りのポリクロロプレンゴムで形成される。
【0071】(付記項5)付記項1ないし付記項4に記
載の超音波プローブであって、前記回転軸は、前記先端
部の挿入方向と直交し、前記超音波透過窓の形状の曲率
中心は、少なくとも前記回転軸より手元寄りの点を含
む。
【0072】
【発明の効果】超音波透過材質で形成された先端部のケ
ースを兼ねる超音波透過窓と、超音波を送受信する超音
波素子と、前記超音波素子を保持し、回転軸を中心とし
た運動が可能なように取り付けられた部材である回転枠
と、前記回転枠を運動させるための電動機を構成する該
電動機の運動部側に配設された界磁束供給体としての役
割を兼ね備え、前記超音波素子から発せられる超音波が
前記超音波素子の背面側へ伝搬することを防止するため
の、前記回転枠に取り付けられた背面音波吸収体と、非
運動部側に取り付けられた前記電動機を構成するコイル
と、前記超音波透過窓内に充填された流動体である超音
波伝搬媒体と、を具備したことによって、前記界磁束供
給体分の厚みを省き、先端部を細径化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1の実施の形態に
係り、図1は超音波プローブの先端部の構造を示す断面
【図2】超音波プローブの先端部の構造を示す別の断面
【図3】超音波プローブの先端部の径の形状を説明する
図2のB矢視図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係り、超音波プロ
ーブの先端部の構造を示す断面図
【図5】本発明の第3の実施の形態に係り、超音波プロ
ーブの先端部の構造を示す断面図
【符号の説明】
1…超音波プローブ 2…フレーム 3…シャフト 4…エンコーダ 5…MRセンサ 6…スリップリング 7…ブラシ 8…ベアリング 9…回転枠 10…超音波素子 11…音響整合層 12…音響レンズ 13…超音波振動子 14…背面音波吸収体 15…モータコイル 16…超音波透過窓 17…超音波伝搬媒体 21…コイル 22…コイル 31…超音波プローブ 32…フレーム 33…シャフト 34…エンコーダ 35…MRセンサ 36…スリップリング 37…ブラシ 39…回転枠 40…超音波素子 41…音響整合層 42…音響レンズ 43…超音波振動子 44…背面音波吸収 45…モータコイル 46…超音波透過窓 47…超音波伝搬媒体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波透過材質で形成された先端部のケー
    スを兼ねる超音波透過窓と、 超音波を送受信する超音波素子と、 前記超音波素子を保持し、回転軸を中心とした運動が可
    能なように取り付けられた部材である回転枠と、 前記回転枠を運動させるための電動機を構成する該電動
    機の運動部側に配設された界磁束供給体としての役割を
    兼ね備え、前記超音波素子から発せられる超音波が前記
    超音波素子の背面側へ伝搬することを防止するための、
    前記回転枠に取り付けられた背面音波吸収体と、 非運動部側に取り付けられた前記電動機を構成するコイ
    ルと、 前記超音波透過窓内に充填された流動体である超音波伝
    搬媒体と、 を具備したことを特徴とする超音波プローブ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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