JP2002252478A - 密閉筐体におけるハッキン構造 - Google Patents
密閉筐体におけるハッキン構造Info
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Abstract
閉筐体を得る。 【解決手段】 上部に溝11を設けたケース6と、溝1
1底部に接着剤5で接着されるシールド板4と、シール
ド板4の上側に載置したパッキン8と、シールド板4と
パッキン8を挟んでケース6に締め付けられるカバー7
とを含んで構成される。
Description
ッキン構造、特に、高発熱体が実装され屋外に設置され
る密閉筐体におけるハッキン構造に関する。
装置がディジタル化、高速化されると共に、これらが広
範に普及してきたことに伴い、その電子装置から外部へ
放出される電磁波、あるいは、外部からその電子装置へ
照射される電磁波の影響が問題となってきた。そのた
め、電子装置を金属製のシールド筐体に収容して電磁波
の影響を防止するという工夫がなされている。このと
き、この種のシールド筐体では、開口部とその開口部を
閉塞する蓋体との隙間から電磁波が漏洩・侵入すること
を防止するために、電磁波シールド部材をこの隙間に配
置するのが一般的である。
ばシリコーン弾性材の芯材に金網を被せたものを使用す
ると、シールド筐体を屋外に設置した場合、雨水等が電
磁波シールド部材の金網の隙間から浸透し、収納されて
いる電子装置に絶縁不良を誘因するおそれがある。その
ため、特開平8−172289号公報には、電磁波シー
ルド部材と共に防水パッキンを上述した開口周辺部と蓋
体の周辺部に挟持させることが提案されている。
いて図面を参照して詳細に説明する。
(例えば、特開平11−317589号公報参照)。シ
ールド筐体構造100は、蓋体101の内側の面101
aと箱体102の開口周辺部102aとにシールド部材
103を挟持させて電磁波や雨水の侵入を防止してい
た。図では、外気に近い側に断面四角形の防水パッキン
103aが挟持され、その内側に断面円形の電磁波シー
ルド部材103bが挟持されている様子を示している。
に達成するためには、電磁波シールド部材及び防水パッ
キンをシールド筐体の開口周辺部及び蓋体の周辺部に十
分密着させるようにすることが必要であり、電磁波シー
ルド部材及びパッキンを圧縮する必要がある。例えば、
電磁波シールド部材は、少なくとも20〜30パーセン
ト以上圧縮するのが一般的である。従って、蓋体にてシ
ールド筐体の開口部を閉塞した状態では、常時、電磁波
シールド部材及び防水パッキンの弾性変形による反発力
が、シールド筐体の開口周辺部及び蓋体の周辺部に作用
することになる。特に、据置型の大型のシールド筐体で
は、蓋体の一辺が例えば1.5m〜2mと大きいため、
蓋体の特に中央付近が撓み易く、その結果、電磁波シー
ルド部材の圧縮率が低下し、シールド筐体の電磁波遮蔽
効果を著しく損ねる結果となる。そのため、蓋体を補強
する必要が生じ、結果としてシールド筐体が高価になる
という問題があった。
をシールド筐体の開口周辺部に並べて設置すると、箱体
の開口周辺部の幅が大きくなり、開口部が小さくなって
しまうという問題もあった。例えば図では、電磁波シー
ルド部材103bと防水パッキン103aが箱体102
の開口周辺部102aに並べて設置されているため、開
口部が小さくなってしまう。
体201に回路を入れ、蓋202をかぶせてネジで締め
付ける。筐体201と蓋202とのすき間から電磁気が
漏れたり、水分が筐体内に進入することを防ぐため、シ
ールドバネ205が設けられた金属板206を蓋202
の裏側に貼付し、蓋202をネジ止めしたときに筐体2
01と蓋202でシールドバネ205を挟み、電気導電
性を高めてシールドをよくするとともに、ゴムなどのパ
ッキング207を筐体201に設けられた溝の中に入
れ、筐体201と蓋202で挟んで防水している。
05の加工形状が複雑で加工コストが高いとともに、蓋
202の裏側のほぼ全面に金属板206を貼付するた
め、使用する金属の量が多くなりコスト高になる。また
シールドバネ205が曲り易いように、シールドバネ2
05と蓋202の縁との間に適度の隙間dを設ける必要
があり、そのため金属板206を正確に貼付するように
注意しなければならず作業性が悪い。
面図、部分斜視図および分解斜視図である。(例えば、
特開昭61−002391号公報参照)。金属片による
シールドバネ310が差し込まれたパッキング311
を、蓋309に設けられた溝に入れ、筐体308と蓋3
09とで挟んでいる。
9とで挟まれ、筐体308と蓋309との電気的導電性
を高め、シールドを良くしている。
まれたパッキング311の斜視図であり、シールドバネ
310はパッキング311の四辺のそれぞれの長さより
少し短かい金属片に切れ目を入れて作成され、筐体30
8と蓋309との接触点を多くしている。
1とシールドバネ310が取り付けられた蓋309を筐
体308にかぶせるとき、シールドバネ310の先端で
手を傷つけないように、上方に曲げてある。
体におけるハッキン構造は、屋外装置等において高発熱
体を実装する密閉筐体が多くなって来ているが、真夏の
夕立等で、急激に筐体が冷やされた時に内外差の温度差
によりパッキン部分から水滴が侵入し、内部機器の故障
の原因の一つとなっており、この原因に対応するため
に、別部材にて、内外の圧力差カを無くすようにすると
取付スペ−スが増大してしまうという欠点があった。
おけるハッキン構造は、上部に溝(11)を設けたケー
ス(6)と、溝(11)底部に接着剤(5)で接着され
るシールド板(4)と、シールド板(4)の上側に載置
したパッキン(8)と、シールド板(4)とパッキン
(8)を挟んでケース(6)に締め付けられるカバー
(7)とを含んで構成される。
造は、第1の発明において、シールド板(4)がバネ性
と導電性を有する。
造は、第1の発明において、パッキン(8)が、通気性
を有する内部素材(2)と、内部素材(2)くるむ外郭
素材(1)よりなる。
造は、第3の発明において、外郭素材(1)は水滴は遮
断するが、通気性は有するものである。
造は、第3の発明において、内部素材(2)が不織布ま
たは羽毛である。
造は、第3の発明において、外郭素材(1)の片面に導
電性のある繊維を付着させる。
して詳細に説明する。
斜視図である。図1に示す密閉筐体におけるハッキン構
造は、上部に溝11を設けたケース6と、溝11底部に
接着剤5で接着されるシールド板4と、シールド板4の
上側に載置したパッキン8と、シールド板4とパッキン
8を挟んでケース6に締め付けられるカバー7とを含ん
で構成される。
料、例えば燐青銅が用いられる。パッキン8が、通気性
を有する内部素材2と、内部素材2くるむ外郭素材1よ
りなる。外郭素材1は水滴は遮断するが、通気性は有す
るものである。このような材料としては、例えばジャパ
ンゴアテックス社製のゴアテックス(登録商標)メンブ
レンあるいはゴアテックス(登録商標)フアブリックが
ある。(特開2000−201962号公報参照)。
リテトラフロロエチレン(PTEE)を特殊延延伸加工
して作られる多孔質層のフィルム、他方の側が特殊ポリ
マーからなる複合膜である。多孔質層には1平方センチ
メートルあたり約億個の微細な穴があり、一つの穴の大
きさ(約0.2ミクロン)は、水滴の約2万分の1、水
蒸気の分子の約700倍である。そのため、水を通しに
くく(防水性)、かつ水蒸気は透過する(透湿性)とい
う特性が得られる。
スメンブレンにナイロンやポリエステルなどの生地をラ
ミネートした素材であり、その防水性は4.5kg/c
m2とされている。
通気性がある材料が選ばれる。
げてゴアテックスファブリックで全体をくるみ、所要の
パッキン形状を実現させるための硬質ゴムである。
断面図である。図2(a)はカバー7が取りつけられる
前の状態を示し、図2(b)はカバー7が取りつけらた
後の状態を示す。
形態を示す断面図である。パッキン8bは、上部が平坦
になっている。
形態を示す断面図である。パッキン8bの片側面と底面
に導電性のある繊維、例えば、銅繊維にニッケルメッキ
した布をを付着させで、シールド板と同様の効果を持た
せる。
蒸気を含む)を透過できる材料を用いたので、外部環境
の急激変化により外部気圧と防水筐体内部気圧との間に
差が生じないため、自蔵された電子機器からの発熱によ
り周囲温度よりも高くなっている屋外設置筐体に、豪雨
がかかり該筐体内の気体(空気)の温度が低下して収縮
した結果、外気圧よりも筐体内の圧力が低くなり、筐体
外部の液体(雨)が筐体内部に吸引される(浸水現象)
ことはない。
が筐体内部で結露して基板搭載部品きるさせる危険性は
あるが、シリカゲル等の吸湿剤を入れることにより対応
できる。
の第一の効果は、パッキンとシ−ルドイタを重ね合わせ
て溝に入れることで、小スペ−スの実装範囲で行えるこ
とであり、第二の効果は、パッキンの内側に金属性のシ
−ルドイタを配置する事で、シ−ルドイタの耐候性を考
慮せずとも、防水効果と電磁遮蔽対策が行えることであ
り、第三の効果は、実装範囲が小スペ−ス化できること
で、筐体の小型及び軽量化を考える上で有効な手段とな
ることであり、第四の効果は、パッキン内部構成を不織
布にする事で、押圧力の小さな力で、ケ−スとカバ−を
締め付けることができることである。
る。
ある。
である。
である。
よび斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 上部に溝(11)を設けたケース(6)
と、溝(11)底部に接着剤(5)で接着されるシール
ド板(4)と、シールド板(4)の上側に載置したパッ
キン(8)と、シールド板(4)とパッキン(8)を挟
んでケース(6)に締め付けられるカバー(7)とを含
むことを特徴とする密閉筐体におけるハッキン構造。 - 【請求項2】 シールド板(4)がバネ性と導電性を有
する請求項1記載の密閉筐体におけるハッキン構造。 - 【請求項3】 パッキン(8)が、通気性を有する内部
素材(2)と、内部素材(2)くるむ外郭素材(1)よ
りなる請求項1記載の密閉筐体におけるハッキン構造。 - 【請求項4】 外郭素材(1)は水滴は遮断するが、通
気性は有するものである請求項3記載の密閉筐体におけ
るハッキン構造。 - 【請求項5】 内部素材(2)が不織布または羽毛であ
る請求項3記載の密閉筐体におけるハッキン構造。 - 【請求項6】 外郭素材(1)の片面に導電性のある繊
維を付着させた請求項3記載の密閉筐体におけるハッキ
ン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001052191A JP2002252478A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | 密閉筐体におけるハッキン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001052191A JP2002252478A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | 密閉筐体におけるハッキン構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002252478A true JP2002252478A (ja) | 2002-09-06 |
Family
ID=18912860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001052191A Pending JP2002252478A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | 密閉筐体におけるハッキン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002252478A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7941196B2 (en) | 2006-09-28 | 2011-05-10 | Casio Hitachi Mobile Communications Co., Ltd. | Waterproof structure |
WO2011132473A1 (ja) * | 2010-04-22 | 2011-10-27 | シャープ株式会社 | 表示装置および表示装置に装着される緩衝材 |
-
2001
- 2001-02-27 JP JP2001052191A patent/JP2002252478A/ja active Pending
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