JP2002251815A - マルチディスクプレーヤのディスククランプ機構 - Google Patents

マルチディスクプレーヤのディスククランプ機構

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JP2002251815A
JP2002251815A JP2002045777A JP2002045777A JP2002251815A JP 2002251815 A JP2002251815 A JP 2002251815A JP 2002045777 A JP2002045777 A JP 2002045777A JP 2002045777 A JP2002045777 A JP 2002045777A JP 2002251815 A JP2002251815 A JP 2002251815A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスクを上下方向に重ねるように収容し、再
生手段を再生するディスクの高さに応じて昇降させるマ
ルチディスクプレーヤにおいて、省スペース化が達成さ
れ、製造コストの安いディスククランプ機構を提供す
る。 【構成】ディスクを上下方向に重ねるように収容し、再
生手段を再生するディスクの高さに応じて昇降させるマ
ルチディスクプレーヤにおいて、再生手段と共に昇降す
るカム従動部を通過させる縦溝とディスク収容枚数より
少なくない分岐溝からなるカム溝47aを有するクラン
プスライダ47を備え、クランプスライダ47の水平移
動により分岐溝47aがカム従動部を動かすことにより
ディスクをクランプするように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複数のディスクを
収納し、任意のディスクを選択して再生するマルチディ
スクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクを複数枚収容し、その中
から任意のディスクを選択して再生するいわゆるマルチ
ディスクプレーヤが知られている。このようなマルチデ
ィスクプレーヤとして、従来、複数枚のディスクを収容
したマガジンを装置本体に装着し、マガジン内のディス
クを選択して再生するマガジン方式マルチディスクプレ
ーヤがあった。
【0003】また、回転可能なテーブル上に複数のディ
スクを載置し、テーブルを回転してディスクを選択し再
生するいわゆるカローセル方式のマルチディスクプレー
ヤがあった。
【0004】さらに、装置内のストッカにディスクをト
レイに乗せた状態で収容し、任意のディスクを再生する
ときは、選択したディスクをトレイと共に再生ユニット
に移送して再生し、ストッカ内のディスクを交換すると
きは、トレイとディスクをスライドテーブルに乗せて装
置外に排出するバンク方式のマルチディスクプレーヤが
あった。
【0005】前述のマガジン方式マルチディスクプレー
ヤやバンク方式のマルチディスクプレーヤにおけるディ
スククランプ機構は上下動する再生ユニットに設けられ
たモータにより駆動されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したマガジン方式
マルチディスクプレーヤは、マガジンの製造に高いコス
トが掛り製造コストが高くなるとい問題があった。ま
た、1枚のディスクを交換する場合にもマガジンを装置
から取り出さなければならず、操作性が悪いという欠点
があった。
【0007】また、カローセル方式のマルチディスクプ
レーヤはディスクを平面上に並べて収容するためディス
クの収容枚数が5枚程度に限られるという問題があっ
た。さらに、装置が大型となると共に、装置の前方にテ
ーブルを突出させるためのスペースが必要となるという
問題があった。
【0008】バンク方式のマルチディスクプレーヤは、
ストッカ、トレイ、スライドテーブル等の部品が必要で
あり、部品点数が多くなるため、製造コストが高くなる
という問題があった。
【0009】また、前記ディスククランプ機構はクラン
プ動作を行うためのモータを上下動する再生ユニットに
取り付けるため必要スペースが大きくなり、製造コスト
が高くなるという問題があった。クランプ動作を行うた
めのモータを固定した位置に設けるものもあったが、上
下動する再生ユニットに動力を伝えるために、上下に長
い円筒ギヤや円筒カムが必要となり、やはり必要スペー
スが大きくなり、製造コストが高くなるという問題があ
った。再生ユニットを固定してディスクを上下に移動さ
せる搬送手段を設けたものもあるが、ディスク搬送手段
の機構が複雑となり、製造コストが高くかかるという問
題があった。
【0010】この発明の目的は、ディスクを上下方向に
重ねるように収容し、再生手段を再生するディスクの高
さに応じて昇降させるマルチディスクプレーヤにおい
て、省スペース化が達成され、製造コストの安いディス
ククランプ機構を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明のディスククラ
ンプ機構は、ディスクを上下方向に重ねるように収容
し、再生手段を再生するディスクの高さに応じて昇降さ
せるマルチディスクプレーヤにおいて、再生手段と共に
昇降するカム従動部を通過させる縦溝とディスク収容枚
数より少なくない分岐溝からなるカム溝を有するクラン
プスライダを備え、クランプスライダの水平移動により
前記分岐溝がカム従動部を動かすことによりディスクを
クランプするように構成したものである。このような構
成により、クランプスライダを駆動する駆動源すなわ
ち、クランプ機構の駆動源を固定することができ、機構
が簡素化される。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施例であるマルチデ
ィスクプレーヤを図面に基づいて説明する。先ず図1を
参照して実施例のマルチディスクプレーヤの動作の概要
を説明する。図1におけるディスクトレイ2、2…は図
4に詳しく形状が示されているごとく上面にディスクを
載置する凹みが設けられており、水平方向に移動自在に
支持されている。ディスクトレイ2は第1位置であるデ
ィスク収納位置と、装置外の第2位置と、ディスク再生
位置である第3位置との間で移送される。図1において
第1位置、第2位置および第3位置は夫々実線、点線お
よび鎖線で示している。ディスクトレイ2はトップギヤ
4とディスクトレイ2のラック2bとの噛合いにより第
1位置と第2位置との間を移送される。トップギヤ4は
図4に示すようにトリガ突起を有し、昇降することによ
り任意のディスクトレイ2のラック2bと噛合う位置に
移動される。トップギヤ4とその駆動機構により第1移
送手段が形成され、トップギヤ4の昇降機構により第1
選択手段が形成されている。
【0013】トラバースユニット34はディスクモータ
により回転されるターンテーブル34aおよび光ピック
アップを備えており、ディスクトレイ2、2…の各高さ
に対応する位置に位置決めされるように昇降される。ロ
ーディングフック46はトラバースユニット34の昇降
機構により昇降されトラバースユニット34の位置と対
応するディスクトレイ2の凹み2cと係合する。ローデ
ィングフック46はさらに水平方向に駆動され、係合し
たディスクトレイ2を第1位置と第3位置との間で移送
する。
【0014】トラバースユニット34は位置決めされた
位置で僅かに上昇され、ディスクトレイ2上のディスク
をターンテーブル34aで持上げてクランプし再生状態
となる。トラバースユニット34により再生手段が構成
され、ローディングフック46の水平方向の駆動手段に
より第2移送手段が構成される。また、トラバースユニ
ット34の昇降機構により第2選択手段が構成される。
【0015】次に、上記の各手段やクランプ手段等の構
成を図2〜図4により説明する。図に示すXYZの方向
は各図において共通である。X方向が前方向すなわちデ
ィスクトレイ2が筐体から突出する方向である。また、
各図において接続される中心線は同一の符号が付されて
いる。同一部材を2か所に描いた場合には一方の部材の
符号を括弧で示している。
【0016】図2に示すメインシャーシ1は装置全体を
支持する。図4に示すディスクトレイ2、2…は図3に
示すレール左1a、1a…およびレール右1bによりX
方向に移動自在に支持されている。レール左1a、1a
…およびレール右1bは上面ガイド1cと共にメインシ
ャーシ1に締着されている。ディスクトレイ2に設けら
れたストッパ2aにより筐体からの突出方向の位置が規
制される。図4に示す板ばね部材3はメインシャーシ1
に対して固定されておりディスクトレイ2を所定の位置
に安定させる。
【0017】図4に示すトップギヤ4はディスクトレイ
2の内面に設けられたラック2bと噛合いディスクトレ
イ2を第1位置と第2位置との間で移送する。トップギ
ヤ4の軸4aは図4に示すブラケット板1fの穴を挿通
しており、トップギヤ4はブラケット板1fにより昇降
自在に支持されている。
【0018】なお、ブラケット板1fはレール左1a、
1a…およびレール右1bの下側でメインシャーシ1に
締着されている。トップギヤ4の軸4aは圧縮コイルば
ね5および係合部材6を挿通しボトムギヤ7が下端に締
着されている。トップギヤ4は圧縮コイルばね5により
下方向に付勢されている。
【0019】係合部材6の軸6a、6aはセレクトアー
ム8の上側に位置しており、セレクトアーム8が回動す
ることによりトップギヤ4が昇降される。セレクトアー
ム8はメインシャーシ1に設けられた軸受1e、1eに
より回動自在に支持されている。セレクトアーム8の軸
8aはメインシャーシ1に回転自在に支持されたメイン
カム9の下面に設けられた階段状のカム面と当接する。
すなわち、トップギヤ4はメインカム9の回転により昇
降される。なお、メインカム9はブラケット板1fの下
側で回転自在にメインシャーシ1に支持されている。
【0020】階段状のカム面の段数はディスクトレイ2
の収容数+2段であり、トップギヤ4は各ディスクトレ
イ2のラック2bと噛合う位置およびディスクトレイ2
から下方に外れた位置およびディスクトレイ2から上方
に外れた位置(軸4aが全てのディスクトレイ2の穴2
dを挿通する位置であり出荷されるときの位置)に位置
決めされる。
【0021】メインカム9は図4に示すモータ10、プ
ーリ11、ベルト12、ウォームギヤ14およびヘリカ
ルギヤ16により回転駆動される。モータ10およびヘ
リカルギヤ16を支持する軸15はメインシャーシ1お
よびブラケット板1fに支持され、ウォームギヤ14を
支持する軸13はブラケット板1fに支持されている。
【0022】ベルト12はモータ10の回転軸に固着さ
れたプーリ11とウォームギヤ14のプーリ部との間に
掛けられており、ウォームギヤ14とヘリカルギヤ16
は噛合いさらにヘリカルギヤ16の小歯車はメインカム
9の外周面に形成されたギヤと噛合っている。これらの
メインカム9の回転駆動機構は第2駆動手段を構成して
いる。
【0023】メインカム9の回動位置はメインカム9の
突起により作動されホームポジションを検出するマイク
ロスイッチS2およびメインカム9の環状リブに設けら
れたスリットを検出する光センサP1により検出され、
メインカム9の回転はこれらの信号により制御される。
マイクロスイッチS2および光センサP1は図2に示す
プリント基板57に取り付けられており、プリント基板
57はメインシャーシ1の底面に締着されている。
【0024】トップギヤ4は図2に示すモータ18、プ
ーリ19、ベルト20、ギヤ付きプーリ22、太陽歯車
24、遊星歯車26、内歯歯車27および図4に示すフ
ァイナルギヤ29およびファイナルギヤ29と位相合わ
せされて噛合ったボトムギヤ7により回転駆動される。
モータ18、ギヤ付きプーリ22を支持する軸21、太
陽歯車24、内歯歯車27を支持する軸23はメインシ
ャーシ1に支持され、ファイナルギヤ29はメインシャ
ーシ1に設けられた軸に支持されている。
【0025】ベルト20はモータ18の回転軸に固着さ
れたプーリ19とギヤ付きプーリ22の間に掛けられて
おり、ギヤ付きプーリ22は太陽歯車24の大歯車と噛
合い太陽歯車24の小歯車はキャリア歯車25に回転自
在に支持された遊星歯車26、26と噛合っている。遊
星歯車26、26はまた内歯歯車27の内歯と噛合い内
歯歯車27の外歯は図4に示すファイナルギヤ29と噛
合いファイナルギヤ29はボトムギヤ7と噛合ってい
る。
【0026】キャリア歯車25はアイドラギヤ28と噛
合いアイドラギヤ28はリフトスライダ31のラック3
1aと噛合っている。アイドラギヤ28はメインシャー
シ1に回転自在に支持され、リフトスライダ31はメイ
ンシャーシ1に摺動自在に支持されている。太陽歯車2
4、キャリア歯車25、遊星歯車26および内歯歯車2
7は遊星歯車機構を構成しており、キャリア歯車25と
内歯歯車27の一方の回転が規制されると他方が太陽歯
車24により回転される。
【0027】上記モータ18および遊星歯車への動力伝
達系、遊星歯車機構およびそれと噛合う歯車およびラッ
クは第1駆動手段を構成している。遊星歯車機構の動力
伝達の切換えは図4に示す切換えレバー30により行わ
れる。切換えレバー30はメインシャーシ1に回動自在
に支持されており、切換えレバー30に立設された軸3
0aはメインカム9の下面に設けられたカム溝と係合し
ている。
【0028】切換えレバー30の一端30bはファイナ
ルギヤ29と係止可能であり、切換えレバー30の他端
30cはリフトスライダ31の直線カム31cと係止可
能となっている。メインカム9の回動位置により遊星歯
車機構がファイナルギヤ29とリフトスライダ31のい
ずれか一方を駆動する。
【0029】リフトスライダ31は図3に示すトラバー
スユニット34およびホルダ32を昇降させる。ホルダ
32はフレーム33の軸33a、33aを回動自在に支
持している。トラバースユニット34の−X方向の端部
はインシュレータ35、35を介してホルダ32のボス
32b、32bに支持されている。
【0030】トラバースユニット34の+X方向の端部
はインシュレータ36、36およびコイルばね37、3
7を介してフレーム33のボス33c、33cに支持さ
れている。トラバースユニット34はインシュレータを
介して支持されているのでホルダ32やフレーム33の
振動が伝えられない。
【0031】ホルダ32に立設された軸32a、32a
…はリフトスライダ31の階段状ガイド溝31b、31
bとメインシャーシ1に固定されたホルダガイド1dの
縦溝と係合している。ホルダ32は各ディスクトレイ
2、2…の高さと対応する位置にリフトスライダ31に
より位置決めされる。リフトスライダ31の位置はリフ
トスライダ31の直線カム31cで駆動されるレバー4
2、42およびマイクロスイッチS5およびS6で検出
される。
【0032】図3に示すクランパブラケット38はホル
ダ32に締着されている。クランパー39、永久磁石4
0およびヨーク41は一体となってクランパブラケット
38に遊嵌している。トラバースユニット34がフレー
ム33により上方向に回動されると、ターンテーブル3
4aはディスクと共にディスクの上に位置しているクラ
ンパ39を持上げクランパー39、永久磁石40および
ヨーク41はクランパブラケット38と非接触状態とな
る。この状態で永久磁石40はターンテーブル34aを
吸着してディスクがテーンテーブル34aにクランプさ
れる。
【0033】フレーム33は図2に示すクランプスライ
ダ47により回動される。クランプスライダ47はメイ
ンシャーシ1に摺動自在に支持されており、クランプス
ライダ47に立設された軸47bはメインカム9の下面
に設けられたカム溝と係合している。
【0034】フレーム33に立設された軸33bはクラ
ンプスライダ47のカム溝47aと係合している。カム
溝47aは3方向に分岐しており、ホルダ32と共に昇
降するフレーム33のいずれの位置においてもクランプ
スライダ47はフレーム33およびトラバースユニット
34を回動させる。クランパー39、永久磁石40、ヨ
ーク41、クランパブラケット38、フレーム33、ク
ランプスライダ47およびその駆動機構によりクランプ
手段が構成されている。
【0035】図5にクランプスライダ47とフレーム3
3に立設された軸33bとの位置関係が示されている。
図5(a)および(b)はフレーム33が上昇位置にあ
る状態を示しており、このとき上段のディスクトレイ2
が再生位置に送られ、その後、クランプスライダ47が
水平に移動されることによりディスクがクランプされ
る。図5(c)および(d)はフレーム33が中間位置
にある状態を示しており、このとき中間位置のディスク
トレイ2が再生位置に送られ、その後、クランプスライ
ダ47が水平に移動されることによりディスクがクラン
プされる。図5(e)および(f)はフレーム33が下
降位置にある状態を示しており、このとき下段のディス
クトレイ2が再生位置に送られ、その後、クランプスラ
イダ47が水平に移動されることによりディスクがクラ
ンプされる。
【0036】ディスクトレイ2、2…は図3に示すロー
ディングフック46により収納位置である第1位置と再
生位置である第3位置との間で移送される。ローディン
グフック46の凸部46aはディスクトレイ2、2…の
凹み2cと係合し、ローディングフック46の穴46b
にはローディングスライダ45の凸部45aが挿通して
いる。
【0037】ローディングフック46はホルダ32のレ
ール32cと係合しており、ホルダ32と共に昇降す
る。ホルダ32が昇降するとき、ローディングフック4
6は第1位置にあるディスクトレイ2の凹部2cと係合
する位置にありホルダ32の上下方向の位置決めがされ
たときいずれかのディスクトレイ2と係合する。
【0038】ローディングスライダ45はレール左1a
にX方向摺動自在に支持され、ローディングスライダ4
5に設けられたラック45bと噛合うファイナルギヤ4
3によりX方向に送られる。ファイナルギヤ43はトリ
ガギヤが設けられており、メインカム9の回転に伴いメ
インカム9の外周に設けられたギヤと噛合い回転するよ
うになる。
【0039】ファイナルギヤ43の下部にカムが形成さ
れており、そのカムと圧接するねじりコイルばね44は
ファイナルギヤ43の停止位置従ってディスクトレイ2
の停止位置を所定の位置に安定させる。このようなロー
ディングフック46の昇降機構により第2選択手段が構
成され、ローディングフック46の水平方向駆動機構に
より第2移送手段が構成されている。
【0040】図4に示すスライダ48、49および50
はブラケット板1fにX方向摺動自在に支持されてい
る。また、レバー54はブラケット板1fに回動自在に
支持されている。さらに、ドア駆動レバー51はメイン
シャーシ1に対して回動自在に支持され、ドア駆動レバ
ー51のギヤ51aはスライダ50のラック50aと噛
合っている。
【0041】ディスクガイド55は収納位置にあるディ
スクの中心穴と一致する位置に配置され、圧縮コイルば
ね56をメインシャーシ1と共に挟むようにしてメイン
シャーシ1に上下動自在に支持されている。レバー54
の先端はディスクガイド55の軸55aを係止してお
り、圧縮コイルばね56により上側に付勢されている。
スライダ48は引張りコイルばね52により+X方向に
付勢されている。スライダ48と49は引張りコイルば
ね53により互いに引合うように付勢されている。
【0042】スライダ48の突起48bはレバー54の
突起54aと当接し、スライダ48が−X方向に駆動さ
れたときレバー54を下方向に回動させディスクガイド
55を降下させる。図7(a)および(b)にディスク
ガイド55が上昇している状態が示されており、図7
(c)および(d)にディスクガイド55が下降した状
態が示されている。
【0043】図6にも詳しく示すように、スライダ48
の軸48aはメインカム9の上面に設けられたカム溝9
aと当接しスライダ48はメインカム9により−X方向
に駆動される。なお、メインカム9のカム溝9aはスラ
イダ48の−X方向の移動を妨げない。
【0044】スライダ49の軸49aはファイナルギヤ
29の上面に設けられたカム溝29aと係合し、スライ
ダ49はファイナルギヤ29の回転によりX方向に駆動
される。スライダ49が−X方向に移動するときはスラ
イダ48および50も−X方向に移動する。すなわち、
メインカム9およびファイナルギヤ29は互いに独立し
てディスクガイド55を降下させることができる。図6
(a)はメインカム9によりディスクガイド55が降下
されたときの状態を示し、図6(b)はファイナルギヤ
29によりディスクガイド55が降下されたときの状態
を示している。図6(c)はメインカム9およびファイ
ナルギヤ29のいずれもディスクガイド55を降下させ
る位置にない状態を示している。
【0045】ファイナルギヤ29がディスクガイド55
を降下させるときはスライダ50がドア駆動レバー51
を回動させ、図示していないディスクトレイの出入口に
設けられたドアを開く。
【0046】ディスクガイド55はディスクトレイが再
生位置または筐体外から収納位置に戻されたときは上昇
するがディスクトレイ上のディスク位置がずれてディス
クガイド55の上昇が妨げられると、レバー54の上方
に配置されたマイクロスイッチS4が作動しないことに
よりディスク位置ずれが検出される。ファイナルギヤ2
9の突起で作動される位置に配置されたマイクロスイッ
チS3はディスクトレイ2が筐体外に突出したことを検
出する。
【0047】なお、上記したモータやマイクロスイッチ
の他にトラバースユニット34に取り付けられたディス
クモータ、光ピックアップ送りモータおよび光ピックア
ップのホームポジション検出用のマイクロスイッチS1
がある。ディスクモータは回転軸にはターンテーブル3
4aが固着されておりディスクを回転させる。制御装置
は各マイクロスイッチや光センサおよび操作パネルのキ
ーからの信号に基づき各モータの回転を制御する。
【0048】図8、図9、図10は夫々メインカム9、
ファイナルギヤ29およびキャリア歯車25の回転角度
に対する各部材の作動状態を示している。図8(h)に
示すように、メインカム9のホームポジションはマイク
ロスイッチS2により検出される。図8(a)に示すよ
うに、メインカム9の回転角度が大きくなる途中におい
て、ローディングすなわちディスクトレイの収納位置か
ら再生位置への移送が行われる。なお、メインカム9の
ホームポジションの位置を回転角度0としているがメイ
ンカム9は正逆転される。図9、10の場合も同様であ
る。図8(c)に示すようにメインカム9の回転初期お
よび終期の段階でクランプ動作が行われる。但し、回転
初期の段階ではトラバースユニット上にディスクがない
のでディスクがクランプされることはない。
【0049】図8(d)および(e)にメインカム9の
回転初期および終期の段階でディスクガイド55が上昇
し、マイクロスイッチSW4が作動していることが示さ
れている。なお、ディスクガイド55は前述のようにフ
ァイナルギヤ29によっても昇降されるため、図8
(d)に示すUPの範囲でもファイナルギヤ29によっ
てディスクガイド55が下降される場合がある。
【0050】図8(f)および(g)にメインカム9の
回転初期および終期の段階でトップギヤ4が昇降され、
光センサP1が作動する状態が示されている。図におけ
る1〜3の数字はトップギヤ4の上昇段数を示す。1〜
3段はディスクトレイ2の対応する段数を示す。
【0051】図8(b)に示すように、トップギヤ4の
下降が終了し、ディスクトレイ2の再生位置への移送が
開始される前の段階で切換えレバー30はモータ18の
回転をキャリア歯車25に伝えるように動力伝達先を切
換える。
【0052】図8(i)に示すようにトップギヤ4が各
段のディスクトレイ2と対応する位置にあるときのみに
ディスクトレイ2のオープン(筐体外への移送)が許可
されるようになっている。
【0053】図9はファイナルギヤ29の回転に伴う状
態変化を示す。ファイナルギヤ29の回転初期および終
期は夫々マイクロスイッチS4(トレイクローズSW)
およびマイクロスイッチSW3(トレイオープンSW)
により検出される。ファイナルギヤ29の回転に伴いデ
ィスクトレイは筐体外へ移送(オープン)されるがその
前にディスクガイド55が降下されドアが開かれる。フ
ァイナルギヤ29を逆転させることにより、ディスクト
レイが筐体内へ移送され、その後ドアが閉じられまたデ
ィスクガイド55が上昇される。
【0054】図8および図9に示すようにディスクトレ
イが収納位置に移送されるとディスクガイド55が上昇
し、マイクロスイッチS4が作動するようになっている
が、そのときディスクガイド55の上昇がディスクの位
置ずれで妨げられるとマイクロスイッチS4が作動しな
い。その場合はディスクトレイをオープンして位置ずれ
を修正できるようにする。
【0055】図10はキャリア歯車25の回転に伴う状
態変化を示す。図に示すようにキャリア歯車25の回転
に伴いトラバースユニット(TU)が昇降される。図に
おける1〜3の数字はトラバースユニット34およびロ
ーディングフック46の上昇段数すなわちディスクトレ
イ2の対応する段数を示す。マイクロスイッチSW5お
よびSW6の信号の状態によりトラバースユニットの昇
降位置を検出することができる。
【0056】次に、図11により上記マルチディスクプ
レーヤのイニシャライズ動作を説明する。電源が投入さ
れると、ステップS1において、ピックアップがホーム
ポジションにあるか否かが判断されホームポジションに
ない場合にはピックアップをホームポジションに送る。
【0057】次に、ステップS2において、ディスクト
レイはクローズされているか否かが判断されクローズさ
れていない場合にはモータ18を駆動しディスクトレイ
をクローズする。この場合ディスクトレイがオープンさ
れた状態で電源が切られているのでトップギヤ4はオー
プンされたディスクトレイと噛合っている。
【0058】次に、ステップS3において、メインカム
9がホームポジションにあるか否かが判断されホームポ
ジションにない場合にはモータ10を駆動しメインカム
9がホームポジションとなるまで回転させる。
【0059】次に、ステップS4において、トラバース
ユニットがホームポジション(最下位置)にあるか否か
が判断され、ホームポジションにない場合は先ずモータ
10を駆動しメインカム9の位置を検出する光センサP
1のカウント数が−1となる位置(図8参照)としてモ
ータ18の動力伝達先をキャリア歯車25に切換える。
そして、モータ18を駆動してトラバースユニットをホ
ームポジションとする。トラバースユニットのホームポ
ジションはマイクロスイッチSW5およびSW6がON
となることにより検出される。
【0060】次に、ステップS5において、モータ10
を駆動しメインカム9がホームポジションとなるまで回
転させる。このようにして電源投入時のイニシャライズ
動作が行われる。
【0061】イニシャライズ動作終了後は、キー操作で
指定した任意の段のディスクトレイ上のディスクの演奏
または交換を行うことができる。例えばキー操作により
2段目のディスクトレイのディスクの演奏が指示された
場合、モータ10を駆動してメインカム9の位置を検出
する光センサP1のカウント数が−1となる位置として
モータ18の動力伝達先をキャリア歯車25に切換え
る。そして、モータ18を駆動してトラバースユニット
の位置を2段目のディスクトレイに合わせる。次に、モ
ータ10を駆動して2段目のディスクトレイを再生位置
に移送してさらにクランプして再生状態とする。
【0062】図8に示すように、ディスクがローディン
グされクランプされた状態でオープンするディスクトレ
イの選択が可能である。また、この状態でモータ18の
回転はファイナルギヤ29に伝えられる。従って、再生
中にも任意のディスクトレイをオープンさせてディスク
の交換を行うことができる。なお、ディスクが再生位置
から収納位置に移送された状態でも任意のディスクトレ
イをオープンさせてディスクの交換を行うことができる
ことは図8から明らかである。
【0063】
【発明の効果】この発明のマルチディスクプレーヤのデ
ィスククランプ機構によると、リフトスライダを駆動す
る駆動源すなわち、クランプ機構の駆動源を固定するこ
とができ、機構が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるマルチディスクプレー
ヤの動作説明図である。
【図2】この発明の実施例であるマルチディスクプレー
ヤの部分を示す分解斜視図である。
【図3】同マルチディスクプレーヤの他の部分を示す分
解斜視図である。
【図4】同マルチディスクプレーヤのさらに他の部分を
示す分解斜視図である。
【図5】図5(a)、(c)および(e)は同マルチデ
ィスクプレーヤの作用を説明するための概略部分正面
図、図5(b)、(d)および(f)は概略部分側面図
である。
【図6】同マルチディスクプレーヤの作用を説明するた
めの概略部分平面図である。
【図7】図7(b)および(d)は同マルチディスクプ
レーヤの作用を説明するための概略部分正面図、図7
(a)および(c)は概略部分側面図である。
【図8】同マルチディスクプレーヤのメインカム(9)
の動作を示すタイムチャートである。
【図9】同マルチディスクプレーヤのファイナルギヤ
(29)の動作を示すタイムチャートである。
【図10】同マルチディスクプレーヤのキャリア歯車
(25)の動作を示すタイムチャートである。
【図11】同マルチディスクプレーヤのイニシャライズ
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 メインシャーシ、1a レール左、1b レール
右、1c 上面ガイド 1d ホルダーガイド、1e 軸受、1f ブラケット
板 2 ディスクトレイ、2a ストッパ、2b ラック、
2c 凹み、2d 穴 3 板ばね部材 4 トップギヤ、4a 軸 5 圧縮コイルばね 6 係合部材 7 ボトムギヤ 8 セレクトアーム、8a 軸 9 メインカム、9a カム溝 10 モータ 11 プーリ 12 ベルト 13 軸 14 ウォームギヤ 15 軸 16 ヘリカルギヤ 18 モータ 19 プーリ 20 ベルト 21 軸 22 ギヤ付きプーリ 23 軸 24 太陽歯車 25 キャリア歯車 26 遊星歯車 27 内歯歯車 28 アイドラギヤ 29 ファイナルギヤ、29a カム溝 30 切換えレバー 31 リフトスライダ、31a ラック、31b ガイ
ド溝、31c 直線カム 32 ホルダ、32a 軸、32b ボス 33 フレーム、33a、33b 軸、33c ボス 34 トラバースユニット、34a ターンテーブル 35、36 インシュレータ 37 コイルばね 38 クランパーブラケット 39 クランパー 40 永久磁石 41 ヨーク 42 レバー 43 ファイナルギヤ 44 捩りコイルばね 45 ローディングスライダ、45a 凸部、45b
ラック 46 ローディングフック、46a 凸部、46b 軸 47 クランプスライダ、47a カム溝、47b 軸 48 スライダ、48a 軸、48b 突起 49 スライダ、49a 軸 50 スラライダ、50a ラック 51 ドア駆動レバー、51a ギヤ 52、53 引張りコイルばね 54 レバー、54a 突起 55 ディスクガイド、55a 軸 56 圧縮コイルばね 57 プリント基板 S2、S3、S4、S5、S6 マイクロスイッチ P1 光センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを上下方向に重ねるように収容
    し、再生手段を再生するディスクの高さに応じて昇降さ
    せるマルチディスクプレーヤにおいて、再生手段と共に
    昇降するカム従動部を通過させる縦溝とディスク収容枚
    数より少なくない分岐溝からなるカム溝を有するクラン
    プスライダを備え、クランプスライダの水平移動により
    前記分岐溝がカム従動部を動かすことによりディスクを
    クランプするように構成したディスククランプ機構。
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