JP2002250614A - 画像入力方法および画像入力装置 - Google Patents
画像入力方法および画像入力装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子部品の画像処理に基づく表面検査によっ
て判別した欠陥などの特定画素に対し、検査対象物上で
の欠陥などの前記特定画素の正確な位置情報を得ること
が可能な画像入力方法および画像入力装置を提供する。 【解決手段】 撮像対象物を撮像するラインセンサによ
る撮像ライン位置を検出する位置検出手段と、ラインセ
ンサからの各画素の画像データと位置検出手段からのデ
ータに基づく前記画素に対応した撮像対象物上でのライ
ン位置データとを格納する画像メモリとを備え、画像メ
モリに格納された任意画素のライン位置データを出力可
能に構成して、任意画素のライン位置データの取得を行
えるようにした。
て判別した欠陥などの特定画素に対し、検査対象物上で
の欠陥などの前記特定画素の正確な位置情報を得ること
が可能な画像入力方法および画像入力装置を提供する。 【解決手段】 撮像対象物を撮像するラインセンサによ
る撮像ライン位置を検出する位置検出手段と、ラインセ
ンサからの各画素の画像データと位置検出手段からのデ
ータに基づく前記画素に対応した撮像対象物上でのライ
ン位置データとを格納する画像メモリとを備え、画像メ
モリに格納された任意画素のライン位置データを出力可
能に構成して、任意画素のライン位置データの取得を行
えるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に半導体ウェ
ハ、液晶パネル、プラズマディスプレイ等の電子機器デ
バイス等の製造ラインにおいて、電子部品の画像処理に
よる表面検査によって判別した欠陥に対し、検査対象物
上での欠陥の正確な位置情報を得ることなどに適してい
る画像入力方法および画像入力装置に関するものであ
る。
ハ、液晶パネル、プラズマディスプレイ等の電子機器デ
バイス等の製造ラインにおいて、電子部品の画像処理に
よる表面検査によって判別した欠陥に対し、検査対象物
上での欠陥の正確な位置情報を得ることなどに適してい
る画像入力方法および画像入力装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハ、液晶パネル、プラズマデ
ィスプレイなどの電子機器デバイス等の製造ラインにお
いては、前記電子機器デバイスである電子部品に対して
画像処理による表面検査が行われている。この際の主な
方法として、低倍率のラインセンサと高倍率の顕微鏡と
を併用する方法がある。低倍率のラインセンサによる画
像入力、画像処理で欠陥判定を行った後、欠陥発生原因
の究明のため高倍率の顕微鏡による欠陥状態の詳細な観
測を行うものである。
ィスプレイなどの電子機器デバイス等の製造ラインにお
いては、前記電子機器デバイスである電子部品に対して
画像処理による表面検査が行われている。この際の主な
方法として、低倍率のラインセンサと高倍率の顕微鏡と
を併用する方法がある。低倍率のラインセンサによる画
像入力、画像処理で欠陥判定を行った後、欠陥発生原因
の究明のため高倍率の顕微鏡による欠陥状態の詳細な観
測を行うものである。
【0003】まず、固定したラインセンサの水平方向を
走査する撮像ラインに対し、垂直方向に対象物が移動す
ることによって得られた対象物の2次元画像を画像メモ
リに蓄え、画像処理により欠陥検出を行う。画像メモリ
上での欠陥の座標を、(水平座標,垂直座標)=(X1
[画素],Y1[画素])とする。その後、顕微鏡の視
野内に対象物を移動させ欠陥の詳細観察を行う。その
際、欠陥位置を(X2[μm],Y2[μm])とする
と、対象物の移動速度が一定、画像メモリ上に格納され
た画像データの各画素間の距離が一定であるとすれば 垂直位置(Y2)=水平1周期の時間での移動距離[μ
m]×Y1[画素] 水平位置(X2)=ラインセンサ分解能[μm]×X1
[画素] となる。
走査する撮像ラインに対し、垂直方向に対象物が移動す
ることによって得られた対象物の2次元画像を画像メモ
リに蓄え、画像処理により欠陥検出を行う。画像メモリ
上での欠陥の座標を、(水平座標,垂直座標)=(X1
[画素],Y1[画素])とする。その後、顕微鏡の視
野内に対象物を移動させ欠陥の詳細観察を行う。その
際、欠陥位置を(X2[μm],Y2[μm])とする
と、対象物の移動速度が一定、画像メモリ上に格納され
た画像データの各画素間の距離が一定であるとすれば 垂直位置(Y2)=水平1周期の時間での移動距離[μ
m]×Y1[画素] 水平位置(X2)=ラインセンサ分解能[μm]×X1
[画素] となる。
【0004】例えば、半導体ウェハ上での0.1μmの
異物欠陥の有無を検出する検査を、 ・ラインセンサ分解能:5[μm] ・水平1周期の時間での移動距離:5[μm] ・高倍率顕微鏡視野:20[μm]×20[μm] の条件下で行い、このときの欠陥座標が(X1[画
素],Y1[画素])=(100,2000)の場合、
欠陥位置(X2[μm],Y2[μm])は、 垂直位置(Y2)=5[μm]×2000=10000
[μm] 水平位置(X2)=5[μm]×100=500[μ
m] となる。
異物欠陥の有無を検出する検査を、 ・ラインセンサ分解能:5[μm] ・水平1周期の時間での移動距離:5[μm] ・高倍率顕微鏡視野:20[μm]×20[μm] の条件下で行い、このときの欠陥座標が(X1[画
素],Y1[画素])=(100,2000)の場合、
欠陥位置(X2[μm],Y2[μm])は、 垂直位置(Y2)=5[μm]×2000=10000
[μm] 水平位置(X2)=5[μm]×100=500[μ
m] となる。
【0005】こうして得られた欠陥位置を元に高倍率顕
微鏡の視野内への移動を行っている。
微鏡の視野内への移動を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法は対象物の移動速度を一定としたものであるが、実
際には、移動ステージの速度バラツキなどがあり、バラ
ツキの蓄積により画像入力ライン数が増えるほど、前述
の式で算出した垂直位置には誤差が生じる。一方、水平
位置精度はラインセンサの性能で決まり、一般的に±1
画素程度であり、検査に問題が生じることはない。
方法は対象物の移動速度を一定としたものであるが、実
際には、移動ステージの速度バラツキなどがあり、バラ
ツキの蓄積により画像入力ライン数が増えるほど、前述
の式で算出した垂直位置には誤差が生じる。一方、水平
位置精度はラインセンサの性能で決まり、一般的に±1
画素程度であり、検査に問題が生じることはない。
【0007】検査時間短縮のための移動ステージ速度の
向上に伴って、速度バラツキは、今後、ますます増加す
る傾向にあり、垂直位置誤差は無視できないものとなっ
ている。この場合、高倍率顕微鏡視野内に欠陥を移動で
きず、欠陥の詳細な観測ができないという問題点が発生
し、検査機に必要な機能を果たすことができなくなる。
向上に伴って、速度バラツキは、今後、ますます増加す
る傾向にあり、垂直位置誤差は無視できないものとなっ
ている。この場合、高倍率顕微鏡視野内に欠陥を移動で
きず、欠陥の詳細な観測ができないという問題点が発生
し、検査機に必要な機能を果たすことができなくなる。
【0008】本発明は上記問題を解決するもので、電子
部品の画像処理に基づく表面検査によって判別した欠陥
などの特定画素に対し、検査対象物上での欠陥などの前
記特定画素の正確な位置情報を得ることが可能な画像入
力方法および画像入力装置を提供することを目的とする
ものである。
部品の画像処理に基づく表面検査によって判別した欠陥
などの特定画素に対し、検査対象物上での欠陥などの前
記特定画素の正確な位置情報を得ることが可能な画像入
力方法および画像入力装置を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の画像入力方法な
らびに画像入力装置は、移動ステージに設置した位置検
出器であるリニアスケール等からのパルス信号の数をカ
ウントし、このカウント値データを画像データ格納用の
画像メモリ内の各ライン始点のアドレス空間に格納する
ものである。リニアスケールの信号は、パルス信号であ
り、一定距離の移動ごとに1パルス出力するので、パル
ス数をカウントすれば移動後の位置情報がわかる。
らびに画像入力装置は、移動ステージに設置した位置検
出器であるリニアスケール等からのパルス信号の数をカ
ウントし、このカウント値データを画像データ格納用の
画像メモリ内の各ライン始点のアドレス空間に格納する
ものである。リニアスケールの信号は、パルス信号であ
り、一定距離の移動ごとに1パルス出力するので、パル
ス数をカウントすれば移動後の位置情報がわかる。
【0010】これにより、任意のラインの位置情報は、
そのライン始点のアドレス空間にあるカウント値データ
の参照を行って、ライン位置情報=カウント値データ×
リニアスケールの1パルス分の移動距離という式で得る
ことができる。
そのライン始点のアドレス空間にあるカウント値データ
の参照を行って、ライン位置情報=カウント値データ×
リニアスケールの1パルス分の移動距離という式で得る
ことができる。
【0011】この画像入力方法および画像入力装置によ
り、移動ステージの移動速度に依存することなく、ライ
ンセンサのラインに対して直交する方向に対する正確な
位置情報を得ることが可能となる。また、画像データ格
納用の画像メモリの一部にライン位置データを挿入する
ことから、1つのメモリに画像データとライン位置デー
タとの両方を格納できるため、ライン位置データ用の新
規メモリ増設の必要がなくハードウェア構成が簡単にな
る。
り、移動ステージの移動速度に依存することなく、ライ
ンセンサのラインに対して直交する方向に対する正確な
位置情報を得ることが可能となる。また、画像データ格
納用の画像メモリの一部にライン位置データを挿入する
ことから、1つのメモリに画像データとライン位置デー
タとの両方を格納できるため、ライン位置データ用の新
規メモリ増設の必要がなくハードウェア構成が簡単にな
る。
【0012】さらに、画像メモリへの書き込み側のデー
タバス前段に、ラインセンサの画像データとライン位置
データの選択部とを持たせ、各ラインの先頭画素にライ
ン位置データを、その他の画素では画像データを選択出
力して画像メモリに格納することで、前述の手段をハー
ド処理によって高速化することが可能となる。
タバス前段に、ラインセンサの画像データとライン位置
データの選択部とを持たせ、各ラインの先頭画素にライ
ン位置データを、その他の画素では画像データを選択出
力して画像メモリに格納することで、前述の手段をハー
ド処理によって高速化することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。ここでは、ラインセンサから得られ
る2次元画像の画像入力で欠陥検査を行う場合を例に取
って、発明の実施の形態を説明する。
に基づき説明する。ここでは、ラインセンサから得られ
る2次元画像の画像入力で欠陥検査を行う場合を例に取
って、発明の実施の形態を説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態にかかる画像入
力装置の概略的に示す図である。図1において、1は半
導体ウェハなどの検査対象物(撮像対象物)、2は検査
対象物1が載せられる移動手段としての移動ステージ
で、この移動ステージ2はX方向(後述するラインセン
サ3のラインに沿う方向)およびY方向(後述するライ
ンセンサ3のラインに直交する方向)の両方向に移動可
能である。移動ステージ2には、Y方向の位置検出器と
してリニアスケール2aを設置している。また、3は移
動ステージ2上に載せられている検査対象物1を撮像す
るラインセンサ、4はこのラインセンサ3に接続されて
いる画像処理装置である。画像処理装置4は、アナログ
−デジタル変換するA/D変換器4aと、カウンタ4b
と、水平同期信号を発生する水平同期信号発生部4c
と、画像メモリ4dと、CPU4eとを備えている。ま
た、5は、画像処理により検出された欠陥判定箇所の観
察を行う顕微鏡である。
力装置の概略的に示す図である。図1において、1は半
導体ウェハなどの検査対象物(撮像対象物)、2は検査
対象物1が載せられる移動手段としての移動ステージ
で、この移動ステージ2はX方向(後述するラインセン
サ3のラインに沿う方向)およびY方向(後述するライ
ンセンサ3のラインに直交する方向)の両方向に移動可
能である。移動ステージ2には、Y方向の位置検出器と
してリニアスケール2aを設置している。また、3は移
動ステージ2上に載せられている検査対象物1を撮像す
るラインセンサ、4はこのラインセンサ3に接続されて
いる画像処理装置である。画像処理装置4は、アナログ
−デジタル変換するA/D変換器4aと、カウンタ4b
と、水平同期信号を発生する水平同期信号発生部4c
と、画像メモリ4dと、CPU4eとを備えている。ま
た、5は、画像処理により検出された欠陥判定箇所の観
察を行う顕微鏡である。
【0015】ラインセンサ3は画像処理装置4内の水平
同期信号発生部4cから出力される水平同期信号に同期
しながら、撮像ラインA上を始点Sから終点Eまでを一
定周期で走査しており、各走査点のアナログ画像データ
を画素クロック毎に順次、出力している。この状態で、
Y方向に移動ステージ2を移動することにより、ライン
センサ3は検査対象物1の2次元画像データを出力す
る。
同期信号発生部4cから出力される水平同期信号に同期
しながら、撮像ラインA上を始点Sから終点Eまでを一
定周期で走査しており、各走査点のアナログ画像データ
を画素クロック毎に順次、出力している。この状態で、
Y方向に移動ステージ2を移動することにより、ライン
センサ3は検査対象物1の2次元画像データを出力す
る。
【0016】そして、この画像データを画像処理装置4
内のA/D変換器4aで画素クロック単位にA/D変換
することで、デジタル化した画像データを得る。こうし
て得られた画像データのタイミングチャートを図2に示
す。水平同期信号を始点として、0,1,2…画素と連
続した画素の画像データとなる。このとき0画素目の画
像データは、始点Sの画像データであり、これ以降の画
像データは終点Eに向けて、等間隔でサンプリングされ
た画像データとなる。
内のA/D変換器4aで画素クロック単位にA/D変換
することで、デジタル化した画像データを得る。こうし
て得られた画像データのタイミングチャートを図2に示
す。水平同期信号を始点として、0,1,2…画素と連
続した画素の画像データとなる。このとき0画素目の画
像データは、始点Sの画像データであり、これ以降の画
像データは終点Eに向けて、等間隔でサンプリングされ
た画像データとなる。
【0017】Y方向の位置検出器として移動ステージ2
に設置されているリニアスケール2aからのリニアスケ
ール信号は、パルス信号であり、一定距離の移動ごとに
1パルス出力する。このリニアスケール2aからの出力
信号を画像処理装置4内のカウンタ4bで、図2に示す
ようにパルス信号の数をカウントすることにより、m,
m+1,m+2…のようにカウント値データを得る。こ
のカウント値データは、Y方向の位置を示す。
に設置されているリニアスケール2aからのリニアスケ
ール信号は、パルス信号であり、一定距離の移動ごとに
1パルス出力する。このリニアスケール2aからの出力
信号を画像処理装置4内のカウンタ4bで、図2に示す
ようにパルス信号の数をカウントすることにより、m,
m+1,m+2…のようにカウント値データを得る。こ
のカウント値データは、Y方向の位置を示す。
【0018】画像処理装置4のCPU4eは、常に水平
同期信号をリードしており、水平同期の始点を検出した
時すなわち水平同期信号が、Lowレベルの時、カウン
ト値データをリードする。Lライン目のカウント値とし
てm、L+1ライン目のカウント値としてnが、CPU
4eにリードされる。このカウント値データは各ライン
のY方向の位置を示す。そして、CPU4eから画像メ
モリ4dの各ライン始点のアドレス空間に対し、カウン
ト値データの格納を行う。
同期信号をリードしており、水平同期の始点を検出した
時すなわち水平同期信号が、Lowレベルの時、カウン
ト値データをリードする。Lライン目のカウント値とし
てm、L+1ライン目のカウント値としてnが、CPU
4eにリードされる。このカウント値データは各ライン
のY方向の位置を示す。そして、CPU4eから画像メ
モリ4dの各ライン始点のアドレス空間に対し、カウン
ト値データの格納を行う。
【0019】以上の水平同期信号・カウント値データの
リードとカウント値データの画像メモリ4dへの格納
は、CPU4eのソフト処理によって行う。また、各ラ
インの画像データは、ハード処理を使い、カウント値デ
ータを格納したアドレス以降に順次、格納していく。
リードとカウント値データの画像メモリ4dへの格納
は、CPU4eのソフト処理によって行う。また、各ラ
インの画像データは、ハード処理を使い、カウント値デ
ータを格納したアドレス以降に順次、格納していく。
【0020】図3に、2次元表示した画像メモリ格納デ
ータを示す。図3のように、各ラインの始点アドレスに
は、カウント値データが格納され、その他のアドレスに
は、画像データが格納される。
ータを示す。図3のように、各ラインの始点アドレスに
は、カウント値データが格納され、その他のアドレスに
は、画像データが格納される。
【0021】以上のようにして画像入力を完了した後
に、CPU4eによる検査対象物1の欠陥検査を画像処
理により行い、欠陥判定を行う。そして得られた欠陥点
に対して、その欠陥発生要因の究明のため、高倍率の顕
微鏡5を使って詳細な観察を行う。
に、CPU4eによる検査対象物1の欠陥検査を画像処
理により行い、欠陥判定を行う。そして得られた欠陥点
に対して、その欠陥発生要因の究明のため、高倍率の顕
微鏡5を使って詳細な観察を行う。
【0022】画素Jに欠陥の画像データがあるとする。
手順としては、まず、画素Jの存在するラインの先頭ア
ドレスからカウント値データKを取得して、以下の計算
式、画素JのY方向位置=カウント値データK×リニア
スケール2aの1パルス分の移動距離に基づいて、Y方
向の位置データを算出する。
手順としては、まず、画素Jの存在するラインの先頭ア
ドレスからカウント値データKを取得して、以下の計算
式、画素JのY方向位置=カウント値データK×リニア
スケール2aの1パルス分の移動距離に基づいて、Y方
向の位置データを算出する。
【0023】X方向については、検査対象物1上の各画
素間の距離はラインセンサ3の光学倍率と画素クロック
の周期とで決まり、これらの値は一定であることから、
X方向位置は、そのライン内で何画素目のデータである
かで、位置を容易に算出できる。
素間の距離はラインセンサ3の光学倍率と画素クロック
の周期とで決まり、これらの値は一定であることから、
X方向位置は、そのライン内で何画素目のデータである
かで、位置を容易に算出できる。
【0024】これらのX方向位置とY方向位置とをもと
に、顕微鏡5の下へ移動ステージ2を移動する。以上の
ようにして、実際にラインセンサ3が走査した地点のリ
ニアスケール2aのカウント値データを使ってY方向位
置を算出するため、移動ステージ2の速度ムラの影響で
位置誤差を生じることがなく、顕微鏡5の視野内に、欠
陥を納めることができる。また、本画像入力方法によれ
ば、欠陥のある画素だけでなく、任意の画素のY方向位
置データを得ることができる。
に、顕微鏡5の下へ移動ステージ2を移動する。以上の
ようにして、実際にラインセンサ3が走査した地点のリ
ニアスケール2aのカウント値データを使ってY方向位
置を算出するため、移動ステージ2の速度ムラの影響で
位置誤差を生じることがなく、顕微鏡5の視野内に、欠
陥を納めることができる。また、本画像入力方法によれ
ば、欠陥のある画素だけでなく、任意の画素のY方向位
置データを得ることができる。
【0025】次に、上述の発明のように水平同期信号の
リードとカウント値データのリードとカウント値データ
の画像メモリ4dへの格納とをCPU4eを用いたソフ
ト処理で行うのでなく、ハード処理で実現する場合につ
いて述べる。
リードとカウント値データのリードとカウント値データ
の画像メモリ4dへの格納とをCPU4eを用いたソフ
ト処理で行うのでなく、ハード処理で実現する場合につ
いて述べる。
【0026】図4は、水平同期信号のリードとカウント
値データのリードとカウント値データの画像メモリ4d
への格納とをハード処理化した画像処理装置4のブロッ
ク図である。この画像処理装置4には、A/D変換器4
a、カウンタ4b、水平同期信号発生部4c、画像メモ
リ4d、CPU4eに加えて、A/D変換器4aの出力
画像データとカウンタ4bによるカウント値データとの
何れかを選択して画像メモリ4dに出力する選択部4f
が設けられている。
値データのリードとカウント値データの画像メモリ4d
への格納とをハード処理化した画像処理装置4のブロッ
ク図である。この画像処理装置4には、A/D変換器4
a、カウンタ4b、水平同期信号発生部4c、画像メモ
リ4d、CPU4eに加えて、A/D変換器4aの出力
画像データとカウンタ4bによるカウント値データとの
何れかを選択して画像メモリ4dに出力する選択部4f
が設けられている。
【0027】A/D変換器4aの出力画像データとカウ
ンタ4bによるカウント値データとは選択部4fに入力
され、選択部4fの出力データが画像メモリ4dに格納
される。選択部4fは、水平同期信号発生部4cからの
水平同期信号により制御され、2個の入力データの内の
何れかのデータを出力する。
ンタ4bによるカウント値データとは選択部4fに入力
され、選択部4fの出力データが画像メモリ4dに格納
される。選択部4fは、水平同期信号発生部4cからの
水平同期信号により制御され、2個の入力データの内の
何れかのデータを出力する。
【0028】図5に、選択部4fの出力データのタイミ
ングチャートを示す。図5に示すように、選択部4f
は、水平同期信号を始点として、各ラインの始点ではカ
ウント値データを、その他は画像データを選択して出力
する。
ングチャートを示す。図5に示すように、選択部4f
は、水平同期信号を始点として、各ラインの始点ではカ
ウント値データを、その他は画像データを選択して出力
する。
【0029】以上のようなハードを構成することによっ
ても、前述のCPU4eのソフト処理を用いた方法と同
様に、画像メモリ4d内の各ラインの先頭アドレス空間
には、カウント値データ、その他メモリ空間には画像デ
ータを格納することができ、Y方向の位置データを容易
かつ正確に得ることができる。
ても、前述のCPU4eのソフト処理を用いた方法と同
様に、画像メモリ4d内の各ラインの先頭アドレス空間
には、カウント値データ、その他メモリ空間には画像デ
ータを格納することができ、Y方向の位置データを容易
かつ正確に得ることができる。
【0030】この画像入力装置によれば、画像メモリ4
dの書き込み側のデータバス前段に配置した選択部4f
により、ラインセンサ3の画像データとライン位置デー
タとをリアルタイムで切り換えて出力するデータを画像
メモリ4dに格納するので、CPU4eによるソフト処
理が軽減されて、画像処理装置4の処理速度が向上す
る。
dの書き込み側のデータバス前段に配置した選択部4f
により、ラインセンサ3の画像データとライン位置デー
タとをリアルタイムで切り換えて出力するデータを画像
メモリ4dに格納するので、CPU4eによるソフト処
理が軽減されて、画像処理装置4の処理速度が向上す
る。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像メモ
リ内に、各画素の画像データと、その画素に対応した対
象物上でのライン位置データとを格納することにより、
移動ステージの移動速度に依存することなく、ラインセ
ンサのラインに対して直交する方向に対する正確な位置
情報を得ることが可能となる。このライン位置データを
使うことで、任意の画素の対象物上での正確な位置デー
タを取得できる。
リ内に、各画素の画像データと、その画素に対応した対
象物上でのライン位置データとを格納することにより、
移動ステージの移動速度に依存することなく、ラインセ
ンサのラインに対して直交する方向に対する正確な位置
情報を得ることが可能となる。このライン位置データを
使うことで、任意の画素の対象物上での正確な位置デー
タを取得できる。
【0032】また、画像データ格納用の画像メモリの一
部にライン位置データを挿入することから、1つのメモ
リに画像データとライン位置データとの両方を格納でき
るため、ライン位置データ用の新規メモリ増設の必要が
なくハードウェア構成が簡単になる。
部にライン位置データを挿入することから、1つのメモ
リに画像データとライン位置データとの両方を格納でき
るため、ライン位置データ用の新規メモリ増設の必要が
なくハードウェア構成が簡単になる。
【0033】また、画像メモリへの書き込み側のデータ
バス前段に、ラインセンサの画像データとライン位置デ
ータとを選択して画像メモリに格納させる選択部を設け
たことにより、CPUによるソフト処理が軽減され、画
像処理装置の処理速度が向上する。
バス前段に、ラインセンサの画像データとライン位置デ
ータとを選択して画像メモリに格納させる選択部を設け
たことにより、CPUによるソフト処理が軽減され、画
像処理装置の処理速度が向上する。
【図1】本発明の実施の形態に係る画像入力装置の概略
構成を示す図
構成を示す図
【図2】同画像入力装置の画像データのタイミングチャ
ート
ート
【図3】同画像入力装置の画像メモリにおける2次元表
示した格納データを示す図
示した格納データを示す図
【図4】本発明の他の実施の形態に係る画像入力装置に
おける画像処理装置の概略構成を示す図
おける画像処理装置の概略構成を示す図
【図5】同画像入力装置の選択部からの出力データのタ
イミングチャート
イミングチャート
1 検査対象物(撮像対象物) 2 移動ステージ(移動手段) 2a リニアスケール(位置検出器) 3 ラインセンサ 4 画像処理装置 4a A/D変換器 4b カウンタ 4c 水平同期信号発生部 4d 画像メモリ 4e CPU 4f 選択部 5 顕微鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 AA49 AA51 BB13 CC19 CC25 DD06 DD07 FF04 FF26 FF67 JJ03 JJ09 KK01 MM03 MM24 PP02 PP12 PP24 QQ03 QQ24 QQ28 QQ51 SS02 UU05 2G051 AA51 AA65 AA90 AB02 AC02 CA03 CA04 DA07 EA11 EA14 5B047 AA12 BA01 BB02 BC14 BC23 CB09 CB23 DB01 5L096 AA03 AA06 BA03 CA16 FA17 FA69
Claims (3)
- 【請求項1】 ラインセンサで撮像対象物の2次元画像
を得るに際して、画像メモリ内に、各画素の画像データ
と、その画素に対応した対象物上でのライン位置データ
とを格納することにより、画像メモリに格納された任意
画素のライン位置データを得ることを特徴とする画像入
力方法。 - 【請求項2】 所定の直線方向であるX方向に沿って撮
像対象物を撮像するラインセンサと、このラインセンサ
に対して撮像対象物を前記所定直線方向に直交するY方
向に相対的に移動させる移動手段と、ラインセンサによ
るY方向の撮像ライン位置を検出する位置検出手段と、
ラインセンサからの各画素の画像データと位置検出手段
からのデータに基づく前記画素に対応した撮像対象物上
でのライン位置データとを格納する画像メモリとを備
え、画像メモリに格納された任意画素のライン位置デー
タを出力可能に構成したことを特徴とする画像入力装
置。 - 【請求項3】 画像メモリへの書き込み側のデータバス
前段に、ラインセンサの画像データとライン位置データ
とを入力し、これらのデータを切り換えて出力して画像
メモリに格納する選択部を設け、画像メモリにおける各
ラインの先頭画素にライン位置データを出力し、その他
の画素では画像データを選択出力して、画像メモリに格
納するように構成したことを特徴とする請求項2記載の
画像入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001051315A JP2002250614A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | 画像入力方法および画像入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001051315A JP2002250614A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | 画像入力方法および画像入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002250614A true JP2002250614A (ja) | 2002-09-06 |
Family
ID=18912122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001051315A Pending JP2002250614A (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | 画像入力方法および画像入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002250614A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020044784A1 (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | 株式会社Screenホールディングス | 基板検査装置、基板処理装置、基板検査方法および基板処理方法 |
-
2001
- 2001-02-27 JP JP2001051315A patent/JP2002250614A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020044784A1 (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | 株式会社Screenホールディングス | 基板検査装置、基板処理装置、基板検査方法および基板処理方法 |
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