JP2002250576A - 冷凍サイクル装置及びその運転方法 - Google Patents

冷凍サイクル装置及びその運転方法

Info

Publication number
JP2002250576A
JP2002250576A JP2001049646A JP2001049646A JP2002250576A JP 2002250576 A JP2002250576 A JP 2002250576A JP 2001049646 A JP2001049646 A JP 2001049646A JP 2001049646 A JP2001049646 A JP 2001049646A JP 2002250576 A JP2002250576 A JP 2002250576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
refrigerant
refrigeration cycle
cycle apparatus
oil recovery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001049646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4554098B2 (ja
JP2002250576A5 (ja
Inventor
Osamu Morimoto
修 森本
Yasuyori Hirai
康順 平井
Shiro Takatani
士郎 高谷
Tomohiko Kasai
智彦 河西
Masao Kawasaki
雅夫 川崎
Shinichi Wakamoto
慎一 若本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001049646A priority Critical patent/JP4554098B2/ja
Publication of JP2002250576A publication Critical patent/JP2002250576A/ja
Publication of JP2002250576A5 publication Critical patent/JP2002250576A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4554098B2 publication Critical patent/JP4554098B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/18Refrigerant conversion

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 旧冷媒を新冷媒に置換し既設配管を利用する
冷凍サイクル装置において、新潤滑油と既設配管中に残
留していた旧潤滑油との混合油から、旧潤滑油を分離回
収する。 【解決手段】 旧冷媒と旧潤滑油を用いた冷凍サイクル
装置に使用していた延長配管及び/又は利用側機を、新
冷媒と新潤滑油を用いた冷凍サイクル装置の延長配管及
び/又は利用側機として用いる冷凍サイクル装置におい
て、旧潤滑油と新潤滑油を含むガス冷媒に液冷媒を混合
して二相分離させ旧潤滑油を分離する油回収機構と、冷
媒から旧潤滑油を吸着する油吸着機構とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、既使用の冷媒を
別の種類の冷媒に置換して使用する冷凍サイクル装置と
その運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍サイクル装置における既設配
管利用の技術としては、例えば特開平6−249551
号公報に開示されたものがある。これは、既設配管中に
残留する鉱油を回収し、レイトロフィットにより既設配
管を利用可能とするものであり、主にカーエアコンを対
象としたものである。
【0003】しかし、このような技術では、カーエアコ
ンのような既設配管が短い場合は、洗浄作業を繰り返す
ことにより系内の旧冷媒用の潤滑油濃度を低減できる
が、延長配管の長いビル用マルチエアコン、利用側にシ
ョーケース等の様々な負荷を用い複雑な冷媒回路となる
冷凍機では、短時間の運転では容易に旧冷媒用の潤滑油
濃度を低減することは出来ない。また、この方法では、
二相分離した鉱油と冷媒を目視で確認しながら鉱油を分
離しなければならず、また、鉱油とエステル油の混合比
率において、鉱油の濃度が小さくなると冷媒液と混合し
ても二相分離せず、鉱油濃度が一定値以下にならなの
で、圧縮機内の鉱油濃度が高くなり、エステル油が劣化
したり、スラッジを生じるなどの冷凍サイクルの信頼性
の面で課題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
従来の課題を解決するためになされたものであり、旧冷
媒として用いられていた例えばHCFC系もしくはCFC系冷
媒を、新冷媒としての例えばHFC系冷媒に置換し、新冷
媒の潤滑油であるエステル油やエ−テル油等が、既設配
管中に残留していた旧冷媒の潤滑油である鉱油と混合し
た場合でも、通常の運転をしつつ、既設配管中に残留し
ていた鉱油を分離回収し、新規のエステル油もしくはエ
−テル油の劣化を抑え、既設配管を使用する冷凍・空調
機の施工を容易にし、冷凍サイクルの信頼性を高めるこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の冷凍サイクル
装置は、請求項1に記載のとおり、第一の冷媒と第一の
潤滑油を用いた冷凍サイクル装置に使用していた延長配
管及び/又は利用側機を、第二の冷媒と第二の潤滑油を
用いた冷凍サイクル装置の延長配管及び/又は利用側機
として用いる冷凍サイクル装置において、前記第一及び
第二の潤滑油を含むガス冷媒に液冷媒を混合して二相分
離させ前記第一の潤滑油を分離する油回収機構を備えた
ものである。
【0006】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項2
に記載のとおり、さらに、冷媒から前記第一の潤滑油を
吸着する油吸着機構を備えたものである。
【0007】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項3
に記載のとおり、前記油回収機構を、主冷媒回路のガス
冷媒配管に設置したものである。
【0008】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項4
に記載のとおり、前記油吸着機構を、前記油回収機構の
下流に設置したものである。
【0009】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項5
に記載のとおり、前記油吸着機構を、アキュムレータに
内蔵したものである。
【0010】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項6
に記載のとおり、前記油吸着機構を、前記油回収機構に
内蔵したものである。
【0011】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項7
に記載のとおり、前記油吸着機構を、前記油回収機構と
並列に設けた冷媒回路に設置したものである。
【0012】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項8
に記載のとおり、前記油吸着機構を、前記主冷媒回路の
液冷媒配管に設置したものである。
【0013】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項9
に記載のとおり、前記油吸着機構を、前記主冷媒回路の
液冷媒配管を分岐してアキュムレータに流入させる分岐
配管に設置したものである。
【0014】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項1
0に記載のとおり、前記油吸着機構を、圧縮機吐出側の
油分離器の下流を分岐して圧縮機の吸入側に流入させる
分岐配管に設置したものである。
【0015】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項1
1に記載のとおり、前記油吸着機構を、圧縮機吐出側の
油分離器からアキュムレータに返油する返油回路に設置
したものである。
【0016】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項1
2に記載のとおり、前記主冷媒回路に前記油回収機構を
バイパスする、流通制御可能なバイパス配管を設けたも
のである。
【0017】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項1
3に記載のとおり、前記油回収機構と前記油吸着機構の
運転を切換可能に設置したものである。
【0018】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項1
4に記載のとおり、前記油回収機構及び・又は前記油吸
着機構を冷媒回路から切り離し可能に設置したものであ
る。
【0019】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項1
5に記載のとおり、前記油回収機構の上流の主冷媒回路
に流通制御可能なバイパス回路を設け、別の油回収器を
切り離し可能に設置したものである。
【0020】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項1
6に記載のとおり、前記第一の冷媒がクロロフルオロカ
ーボン系冷媒またはハイドロクロロフルオロカーボン系
冷媒で、前記第一の潤滑油が鉱油であり、前記第二の冷
媒としてハイドロフルオロカーボン系冷媒を用い、前記
第二の潤滑油としてエステル油またはエーテル油を用い
るものである。
【0021】この発明の冷凍サイクル装置の運転方法
は、請求項17に記載のとおり、請求項13に記載の冷
凍サイクル装置を運転する運転方法において、前記油回
収機構を運転して前記油吸着機構を運転しない第一のモ
ードと、前記油回収機構を運転せず前記油吸着機構を運
転する第二のモードと、前記油回収機構と前記油吸着機
構とを同時に運転する第三のモードと、前記油回収機構
と前記油吸着機構とをともに運転しない第四のモードと
のいずれかを、運転条件に応じて適宜切り替えて運転す
るものである。
【0022】この発明の冷凍サイクル装置の運転方法
は、請求項18に記載のとおり、請求項14に記載の冷
凍サイクル装置を運転する運転方法において、運転条件
に応じて前記油回収機構及び・又は前記油吸着機構を冷
媒回路から切り離すものである。
【0023】この発明の冷凍サイクル装置の運転方法
は、請求項19に記載のとおり、請求項15に記載の冷
凍サイクル装置を運転する運転方法において、運転条件
に応じて前記別の油回収器を切り離すものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。なお、各図において、同
一又は相当する部分には同一の符号を付してその説明を
簡略化ないし省略する場合がある。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
冷凍・空調装置ないし冷凍サイクル装置の冷媒回路の概
略構成を示す図である。図1において、1は圧縮機、2
は熱源側熱交換器、3a,3bは第一の絞り装置、4
a,4bは負荷側熱交換器、5は四方弁、6は高圧側の
油分離器、7は油回収機構としての鉱油回収器、9は油
吸着機構としての油吸着器、10はアキュムレータであ
り、これらを接続して主冷媒回路を構成する。なお、図
において、符号3a,3b,4a,4bには英字の添え
字がついているが、これは複数系統存在することを示す
もので、以下の説明では簡略化のため添え字を省略す
る。
【0025】100は熱源機あるいは室外機、200は
利用側機あるいは室内機を示し、室外機100と室内機
200は液管17とガス管18で接続する。室外機10
0において、配管p1〜p8は、主冷媒回路を構成する
冷媒配管であり、圧縮機1から油分離器6と四方弁5を
経て熱源側熱交換器2から液管17へ続き、また、四方
弁5から鉱油回収器7、油吸着器9、アキュムレータ1
0を経て圧縮機1へ戻る主冷媒回路を示す。
【0026】熱源機100において、11は油分離器6
から返油用毛細管16を介してアキュムレータ10に至
る返油回路である。また、四方弁5からアキュムレータ
10に至る冷媒配管上には、鉱油回収器7と油吸着器9
を設置し、鉱油回収器7と鉱油貯溜器8とは逆止弁19
を介して接続されると共に、鉱油貯溜器8の上部は配管
20により圧縮機吸入配管p8と接続する。12は、油
分離器6と返油用毛細管16の間の配管を分岐し、第二
の絞り装置14を介して四方弁5と鉱油回収器7の間の
配管p5と接続する冷媒配管である。13は、熱源側熱
交換器2と液管17の間の配管p4を分岐し、第3の絞
り装置15を介して四方弁5と鉱油回収器7の間の配管
p5と接続する冷媒配管である。以上のように室外機1
00を構成する。室内機200は、第一の絞り装置3、
負荷側熱交換器4を複数系統接続して構成する。
【0027】旧冷媒である第一の冷媒、例えばHCFC
系もしくはCFC系の冷媒と、第一の冷凍機油(潤滑
油)、例えば鉱油もしくはハ−ドアルキルベンゼン油が
用いられていた既存の冷凍・空調装置を、新冷媒である
第二の冷媒、例えばHFC系冷媒と、第二の冷凍機油
(潤滑油)、例えばエステル油もしくはエ−テル油を用
いる冷凍・空調装置に置換して、上記のような冷媒回路
を形成する。すなわち、上記のような構成の冷凍・空調
機を施工する場合で、HCFC系もしくはCFC系の冷
媒を充填したユニット(以下、冷凍サイクル装置あるい
は冷凍・空調装置を適宜にユニットと略称する)に用い
られていた液管17およびガス管18、もしくは液管・
ガス管17,18および室内機200を流用し、HFC
系冷媒を用い、冷凍機油にエステル油もしくはエーテル
油を用いる室外機100を新設した場合、液管17とガ
ス管18および室内機100にはHCFC系またはCF
C系の冷凍機油として用いられていた鉱油が残留してい
る。このような状態で冷凍・空調機を運転した場合の動
作と、鉱油の回収方法について説明する。
【0028】先ず、冷房運転における動作について説明
する。圧縮機1から吐出した高温・高圧のガス冷媒は、
油分離器6で冷媒ガス中に含まれるエステル油を分離さ
れ、四方弁5を介して熱源側熱交換器2で凝縮・液化し
て液管17に流れる。液管17を流れる液冷媒は、液管
17中に残留する鉱油を押し流し、絞り装置3a,3b
で低圧まで絞られ、低圧の気液二相状態で負荷側熱交換
器4a,4bで蒸発・気化し、ガス管18に流れる。ガ
ス管18を流れるガス冷媒は、ガス管18に付着した鉱
油をせん断力により引きずりながら押し流して行き室外
機100に入る。
【0029】四方弁5と鉱油回収器7の間の配管p5で
は、冷媒ガスと液管17およびガス管18から回収した
鉱油、並びに、油分離器6で捕獲されずに冷媒回路中を
循環したエステル油が流れる。一方、熱源側熱交換器2
で液化された液冷媒が、第三の絞り装置15を介して配
管p5に流入し、両者が合流して、鉱油回収器7に流入
する。鉱油回収器7では、液冷媒と鉱油が二相分離し、
鉱油のみが逆止弁19を介して鉱油貯溜器8に貯溜され
る。
【0030】鉱油回収器7を流出したガス冷媒とエステ
ル油を含む液冷媒は油吸着器9に流入する。油吸着器9
では、冷媒液中に溶け込んだわずかな鉱油を吸着し、さ
らに鉱油を分離した状態とすることができる。油吸着器
9を流れたガス冷媒は、鉱油濃度の低くなった状態のエ
ステル油を含む液冷媒とともにアキュムレータ10を介
して圧縮機1に戻る。ここで、アキュムレータ10に溜
まった液冷媒は、高圧の液管等と熱交換させて蒸発・気
化させると、圧縮機1への液バックを抑えることができ
る。
【0031】鉱油回収器7内部の動作を、図2を用いて
説明する。図2は鉱油回収器7の内部構成の概略図であ
り、図2において、21は仕切管、22は流入管、23
は鉱油流出管、24は冷媒流出管、25はデミスタであ
る。ここで、流入管22から鉱油回収器7に流れ込んだ
冷媒ガス、液管およびガス管から回収した鉱油、油分離
器6で捕獲されずに冷媒回路中を循環したエステル油、
および第三の絞り装置15を介して合流した液冷媒は、
デミスタ25で液を分離され、ガス冷媒のみが仕切管2
1の上部から冷媒流出管24を介して鉱油回収器7の外
部に流出する。
【0032】デミスタ25で分離された液は重力の作用
で鉱油回収器7の底に溜り、鉱油に富む油の相が上部
に、エステル油を含む冷媒液の相が下部となって二相分
離する。下部の相は、仕切管21の下部から仕切管21
内部に流入し、冷媒流出管24の上部から流出すると共
に、冷媒流出管24の上端部に液面を形成する。また、
仕切管21の外部では液冷媒相の上部に鉱油に富む相が
形成され、この液面の位置は、ヘッドの関係から、冷媒
流出管24の上端部よりも高い位置にバランスしてお
り、その位置にある鉱油流出管23から鉱油に富む油が
流出し、逆止弁19を介して鉱油貯溜器8に貯溜され
る。
【0033】次に、油吸着器9内部の動作を、図3を用
いて説明する。図3は油吸着器9の内部構成の概略構成
図である。活性炭26はPP(ポリプロピレン)、PE
(ポリエチレン)等の熱可塑性樹脂で固められている。
そのため、活性炭26を容器に組み込む時も活性炭の粉
が舞うこともなく、現場での作業性が良い。また、P
P、PE等で出来たフィルター27、28でサイドを覆
われているため、壊れた粉が回路内に流出する恐れがな
い。また、クッション材29、32およびスプリング3
3でクッション性を持たせており、製造時押さえ込みな
がら容器を溶接等で封止できるようになっている。図
中、矢印で流れ方向を示したが、逆の方向でも問題な
い。かかる構成の油吸着器9において、冷媒ガスと共に
流入した鉱油およびエステル油を含む冷媒液並びに冷媒
ガスは、活性炭26中を流れる際に、鉱油成分のみが活
性炭26に吸着され、吸着器9を流出する時には、鉱油
濃度が低下する。
【0034】次に、暖房運転時の動作について説明す
る。圧縮機1から吐出した高温・高圧のガス冷媒は、油
分離器6で冷媒ガス中に含まれるエステル油を分離さ
れ、四方弁5を介してガス管18を流れる。ここで、ガ
ス管18中に残留する鉱油をせん断力により引きずりな
がら押し流して行き、負荷側熱交換器4で凝縮・液化す
る。液化した冷媒は、第一の絞り装置3で低圧まで絞ら
れ、低圧の気液二相状態で液管17に流れる。液管17
を流れる気液二相冷媒は、液管17に付着した鉱油を押
し流して行き室外機100に入る。
【0035】室外機100に流入した気液二相冷媒は、
熱源側熱交換器2で蒸発・気化し、四方弁5と鉱油回収
器7の間の配管p5では、冷媒ガスと、液管およびガス
管から回収した鉱油と、さらに油分離器6で捕獲されず
に冷媒回路中を循環したエステル油とが流れる。一方、
熱源側熱交換器2に流入する前の気液二相冷媒が第三の
絞り装置15を介して配管p5に流入し、両者が合流し
て鉱油回収器7に流入する。鉱油回収器7では、液冷媒
と鉱油が二相分離し、鉱油のみが逆止弁19を介して鉱
油貯溜器8に貯溜される。鉱油回収器7を流出したガス
冷媒とエステル油を含む液冷媒は油吸着器9に流入す
る。油吸着器9では、冷媒液中に溶け込んだわずかな鉱
油を吸着し、さらに鉱油を分離した状態とすることがで
きる。油吸着器9を流れたガス冷媒は、鉱油濃度の低く
なった状態のエステル油を含む液冷媒とともにアキュム
レータ10を介して圧縮機1に戻る。
【0036】以上説明したこの実施の形態の要点は次の
ようにも表現できる。この実施の形態の冷凍・空調装置
は、圧縮機1、凝縮器2等より構成される室外機100
と、蒸発器4等により構成される室内機200と、冷媒
に第二の冷媒(HFC系冷媒)と第二の潤滑油(例:エ
ステル油)を使用すると共に絞り手段3を室外機もしく
は室内機の少なくとも一方に備え、室外機100と室内
機200とを、第一の冷媒(例:HCFC系もしくはC
FC系)と第一の潤滑油(例:鉱油)で使用されていた
液管17およびガス管18で接続し、油回収機構7を備
え、第一の潤滑油と第二の潤滑油の混合油と液冷媒とが
二相分離するように油回収機構7内の温度・圧力、もし
くは第一の潤滑油と第二の潤滑油の混合油と第二の冷媒
(液冷媒)の混合比率を制御する手段を設け、前記二相
分離した上相の第一の潤滑油を分離回収する油回収機構
7と、冷凍サイクル中の液配管部に第一の潤滑油を選択
的に吸着させる油吸着機構9を設けた構成の冷凍・空調
装置において、油回収機構7において分離した液冷媒を
油吸着機構9に流すようにしたものである。このように
すれば、圧縮機内の鉱油濃度の一時的な増加を防ぎ、エ
ステル油の劣化・スラッジの発生を抑え、冷凍サイクル
の信頼性を高めることができる。
【0037】また、この実施の形態を次ぎのようにまと
めることもできる。すなわち、この実施の形態の冷凍サ
イクル装置は、第一の冷媒と第一の潤滑油を用いた冷凍
サイクル装置に使用していた延長配管17,18及び/
又は利用側機200を、第二の冷媒と第二の潤滑油を用
いた冷凍サイクル装置の延長配管及び/又は利用側機と
して用い、さらに油回収機構7を備えて、第一及び第二
の潤滑油を含むガス冷媒に液冷媒を混合して二相分離さ
せ、第一の潤滑油を分離する。また、この実施の形態の
冷凍サイクル装置は、油回収機構7に加えて冷媒から前
記第一の潤滑油を吸着する油吸着機構9を備え、冷媒中
に残存している第一の潤滑油を吸着して冷媒から分離す
る。また、好ましくは油回収機構7を、主冷媒回路のガ
ス冷媒配管に設置する。さらにまた、好ましい一態様と
して、油吸着機構9を、油回収機構7の下流に設置し、
油回収機構7で第一の潤滑油を分離回収した後の冷媒に
対して、さらに残存する第一の潤滑油を吸着除去するも
のである。
【0038】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2による冷凍・空調装置ないし冷凍サイクル装置の
冷媒回路の概略構成を示す図である。図4において、3
4,35は鉱油回収器7の前後の冷媒回路に設けられた
開閉弁、p9は開閉弁34,35と鉱油回収器7をバイ
パスする冷媒回路、36はその開閉弁を示す。その他の
符号は、図1に示したものと同等又は相当するものであ
り、説明を省略する。
【0039】この実施の形態の冷媒回路は、図1の冷媒
回路に、鉱油回収器7をバイパスする回路p9を負荷し
た構成である。ユニットのリプレース時において、ユニ
ット施工後の初期の運転では、液管17およびガス管1
8に残留する鉱油の量が多く、鉱油回収器7を使って鉱
油を効率よく回収する。その後、必要な運転時間を経過
する等の運転条件により、開閉弁34および35を閉
じ、開閉弁36を開くことで、鉱油回収器7を冷媒回路
から切り離し、回収した鉱油を鉱油回収器7および鉱油
貯溜器8に閉じ込め、回収した鉱油が冷媒回路に再流出
することを防止する。
【0040】なお、油吸着器9にも同様にバイパス回路
を設ければ、鉱油の回収が十分と判断された時点で油吸
着器9を冷媒回路から切り離すこともできる。
【0041】以上説明したこの実施の形態の冷凍・空調
装置では、油回収機構7をユニットの運転時間・運転モ
ード・冷凍サイクルのバランス圧力・室内機の運転容
量、圧縮機の容量に応じて冷媒回路から切り離すことが
できる。このようにすれば、油回収機構7からの鉱油の
流出を防止し、鉱油分離を確実に行い冷凍サイクルの信
頼性を高めることができる。
【0042】また、この実施の形態を次ぎのようにまと
めることもできる。すなわち、この実施の形態の冷凍サ
イクル装置では、主冷媒回路に油回収機構7をバイパス
する、流通制御可能なバイパス配管p9を設けた。ま
た、油回収機構7を冷媒回路から切り離し可能に設置し
た。したがって、この実施の形態の冷凍サイクル装置で
は、その運転方法において、運転条件に応じて前記油回
収機構7を冷媒回路から切り離すようにできる。
【0043】なお、図4の冷媒回路で、油吸着器9にも
開閉制御可能なバイパス回路を設けることができる。こ
の場合、運転初期の残留鉱油が多いときには冷媒を鉱油
回収器7にのみ通し、次いで鉱油回収器7と油吸着器9
とにシリーズに通し、次に油吸着器9にのみ通し、最終
的には鉱油回収器7と油吸着器9とを冷媒回路から切り
離すというように、鉱油除去の段階に応じて切り替えて
用いることができる。
【0044】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3による冷凍・空調装置ないし冷凍サイクル装置の
冷媒回路の概略構成を示す図である。図5において、油
吸着器9はバイパス配管p9に設置され、さらに弁37
が設けられている。その他の符号は、図1に示したもの
と同等又は相当するものであり、説明を省略する。
【0045】この実施の形態の冷媒回路は、図4の冷媒
回路において鉱油回収器7の下流に直列に設置されてい
た油吸着器9を、鉱油回収器7と並列なバイパス配管に
設けた仕様である。この仕様では、ユニットのリプレー
ス時において、ユニット施工後の初期の運転では、液管
17およびガス管18に残留する鉱油の量が多く、鉱油
回収器7を使って鉱油を効率よく回収し、油吸着器9に
は鉱油とエステル油が溶けた液冷媒を通さない。所定の
運転時間を経過する等の運転条件により、開閉弁34お
よび35を閉じ、開閉弁36および37を開くことで、
鉱油濃度が低下した油から、さらに、鉱油を吸着して鉱
油濃度を下げる。
【0046】なお、鉱回収器7と油吸着器9とに並列で
開閉弁を有するバイパス回路をさらに設ければ、鉱回収
器7と油吸着器9との回路を閉じて、パイパス回路だけ
を開くようにすることもできる。このようにすれば、冷
媒中からの鉱油の回収が十分に行われるなど運転条件に
応じて、鉱回収器7と油吸着器9とを冷媒回路から切り
離すことが出来る。
【0047】以上説明したこの実施の形態の要点は次の
ようにも表現できる。この実施の形態の冷凍・空調装置
は、圧縮機1、凝縮器2等により構成される室外機10
0と、蒸発器4等により構成される室内機200と、冷
媒に第二の冷媒(HFC系冷媒)と第二の潤滑油(例:
エステル油)を使用すると共に絞り手段3を室外機もし
くは室内機の少なくとも一方に備え、室外機100と室
内機200とを、第一の冷媒(例:HCFC系もしくは
CFC系)と第一の潤滑油(例:鉱油)で使用されてい
た液管17およびガス管18で接続し、油回収機構7を
備え、第一の潤滑油と第二の潤滑油の混合油と液冷媒と
が二相分離するように油回収機構7内の温度・圧力、も
しくは第一の潤滑油と第二の潤滑油の混合油と第二の冷
媒(液冷媒)の混合比率を制御する手段を設け、前記二
相分離した上相の第一の潤滑油を分離回収する油回収機
構7と、冷凍サイクル中の液配管部に第一の潤滑油を選
択的に吸着させる油吸着機構9を設けた構成の冷凍・空
調装置において、油回収機構7と油吸着機構9を、ユニ
ットの運転時間・運転モード・冷凍サイクルのバランス
圧力・室内機の運転容量、あるいは圧縮機の容量等、運
転条件に応じて切替えることができるようにしたもので
ある。このようにすれば、冷凍サイクル内で混合した鉱
油とエステル油を確実に分離し、エステル油の劣化を防
止し、リプレース時の圧縮機の信頼性を高め、スラッジ
の生成による毛細管のつまりを防止することで冷凍サイ
クルの信頼性を高めることができる。
【0048】また、この実施の形態を次ぎのようにまと
めることもできる。すなわち、この実施の形態の冷凍サ
イクル装置では、油吸着機構9を、油回収機構7と並列
に設けた冷媒回路p9に設置した。また、油回収機構7
と油吸着機構9の運転を切換可能に設置した。さらにま
た、油回収機構7及び・又は前記油吸着機構9を冷媒回
路から切り離し可能に設置した。したがって、この実施
の形態の冷凍サイクル装置では、その運転方法におい
て、運転条件に応じて油回収機構7及び・又は前記油吸
着機構9を冷媒回路から切り離して運転するようにでき
る。さらに、冷凍サイクル装置を運転する運転方法にお
いて、油回収機構7を運転して油吸着機構9を運転しな
い第一のモードと、油回収機構7を運転せず油吸着機構
9を運転する第二のモードと、油回収機構7と油吸着機
構9とを同時に運転する第三のモードと、油回収機構7
と油吸着機構9とをともに運転しない第四のモードとの
いずれかを、運転条件に応じて適宜切り替えて運転する
ことができる。
【0049】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4による冷凍・空調装置ないし冷凍サイクル装置の
冷媒回路の概略構成を示す図である。図6において、3
8は鉱油回収器7の底部に内蔵された活性炭を示す。そ
の他の符号は、図1に示したものと同等又は相当するも
のであり、説明を省略する。
【0050】この実施の形態の冷媒回路は、図1の冷媒
回路において鉱油回収器7と分離して設置されていた油
吸着器9を、鉱油回収器7の内部に収納した状態に相当
する。図2の鉱油回収器7の構造で言えば、容器内部の
底に活性炭を配置し、容器下部に溜まったエステル油を
含む冷媒液が活性炭を通過するようにする。鉱油回収器
7内で二相分離した下相の液冷媒中の鉱油を、活性炭3
8で吸着させることで、簡易に鉱油濃度を低下させるこ
とができる。
【0051】以上説明したこの実施の形態の冷凍・空調
装置では、油吸着機構としての活性炭38を油回収機構
7において分離した液冷媒中に配置した。また、油吸着
機構を、油回収機構7に内蔵した。このようにすれば、
簡易な構成で安価に鉱油分離効率を高めることができ
る。
【0052】実施の形態5.図7は、この発明の実施の
形態5による冷凍・空調装置ないし冷凍サイクル装置の
冷媒回路の概略構成を示す図である。この実施の形態
は、 図7に示すように、アキュムレータ10の内部に
活性炭38を内蔵した仕様である。活性炭38をアキュ
ムレータ10に内蔵することにより、鉱油回収器7の容
積を大きくすることなく、活性炭38の量を増加させる
ことができ、鉱油の吸着量を増加することができる。
【0053】以上のように、この実施の形態の冷凍サイ
クル装置では、油吸着機構としての活性炭38を、アキ
ュムレータ10に内蔵した。このようにすれば、簡易な
構成で安価に鉱油分離効率を高めることができる。
【0054】実施の形態6.図8は、この発明の実施の
形態6による冷凍・空調装置ないし冷凍サイクル装置の
冷媒回路の概略構成を示す図である。この実施の形態
は、 図8に示すように、油吸着器9を熱源側熱交換器
2と液管17の間の配管p4に配置した仕様である。こ
の仕様により、鉱油回収器7で鉱油を回収しながら、圧
縮機1から吐出した冷凍機油中の鉱油濃度を低減できる
ので、所定の鉱油濃度となるまでの時間を低減できる。
以上のように、この実施の形態では、油吸着機構7を、
主冷媒回路の液冷媒配管p4に設置した。このようにす
れば、鉱油に富む油は鉱油回収器7で抽出分離し、抽出
分離後、エステル油にわずかに混合した鉱油を吸着器9
で捕獲できるため、吸着器9に使用する活性炭の量を少
なくコンパクトにでき、かつ、鉱油を微量まで吸着除去
できる。また、液配管では、冷媒の速度が遅いので、冷
媒の流れにより活性炭が粉砕し、活性炭の微粉が冷媒回
路内に流出し、冷凍サイクルの信頼性を損なうという危
険を低減することができる。
【0055】発明の形態7.図9は、この発明の実施の
形態7による冷凍・空調装置ないし冷凍サイクル装置の
冷媒回路の概略構成を示す図である。図9において、4
1は液配管p4を分岐してアキュムレータ10に冷媒を
流入させるバイパス管であり、39はその第四の絞り装
置、40は冷媒熱交換器を示す。この実施の形態では、
図9に示すように、熱源側熱交換器2から液管17に至
る配管p4を分岐し、第四の絞り装置39と冷媒熱交換
器40を介してアキュムレータ10入口に至る冷媒回路
41を設け、熱源側熱交換器2から液管17に至る配管
p4からの分岐部と第四の絞り装置39の間に油吸着器
9を設ける。このことにより、油吸着器9で液冷媒中に
溶けた冷凍機油中の鉱油を吸着させて、冷媒熱交換器4
0で熱回収しながら冷媒回路中での鉱油濃度を低減する
ことができる。
【0056】以上のように、この実施の形態では、油吸
着機構9を、主冷媒回路の液冷媒配管p4を分岐してア
キュムレータ10に流入させる分岐配管41に設置し
た。このようにすれば、主冷媒回路の液冷媒配管p4で
の吸着器による圧力損失を無くすことができるので、冷
媒が減圧沸騰し、気液二相状態の冷媒が第一の絞り装置
3に流入し、冷媒音を発生することを防止することがで
きる。また、万一、吸着器9が閉塞した場合でも、主冷
媒回路が閉塞することがないので継続して装置を運転す
ることができる。
【0057】発明の形態8.図10は、この発明の実施
の形態8による冷凍・空調装置ないし冷凍サイクル装置
の冷媒回路の概略構成を示す図である。この実施の形態
は冷媒に非共沸混合冷媒を用いるもので、 図10に示
すように、油分離器6の下流の配管p2を分岐し、冷媒
熱交換器40および組成検知用毛細管47を介して低圧
ガス部、具体的には圧縮機1の吸入側、に至る組成検知
回路48を設けたものである。ここで、油吸着器9は冷
媒熱交換器40と組成検知用毛細管47の間に設置され
る。また、冷媒熱交換器40と組成検知用毛細管47の
間で温度を検知する第一の温度センサ42と、組成検知
用毛細管47の下流で温度を測定する第二の温度センサ
43と、組成検知用毛細管の下流で圧力を検知する圧力
センサ44を備え、さらにこれらのセンサから信号が入
力される制御器45を備える。この制御器45は、冷媒
の組成を検知し、検知した組成に応じて凝縮温度と蒸発
温度を算出し、算出した凝縮温度と蒸発温度と各々の目
標値との差に応じて、圧縮機1の運転容量と熱源機側熱
交換器2の容量を制御する。
【0058】冷媒の組成の検知方法は、まず、冷凍サイ
クルを循環する冷媒の組成αを仮定する。この仮定した
組成αと第一の温度センサの検知値T1から高圧液部の
エンタルピH1を算出する。次に、仮定した組成αと第二
の温度センサの検知値T2と圧力センサの検知値Pから
低圧二相部のエンタルピH2を算出する。ここで、組成検
知用毛細管47において冷媒が等エンタルピ変化するも
のとして、上記で算出したH1とH2が等しくなるまで組成
の仮定を繰り返し、H1とH2の差の絶対値がある値以下に
なったときの仮定した組成αを冷凍サイクル内を循環す
る冷媒の組成とする。従って、本構成とすることによ
り、混合冷媒の組成を推定し、かつ、組成検知回路48
中を流れる冷凍機油中の鉱油を油吸着器9で回収するこ
とができる。
【0059】以上のように、この実施の形態では、油吸
着機構9を、圧縮機1吐出側の油分離器6の下流を分岐
して圧縮機1の吸入側に冷媒を流入させる分岐配管48
に設置した。このようにすれば、非共沸混合冷媒を用い
た冷凍サイクルの能力制御を適正に行いつつ、既設配管
中に残留する鉱油を除去し、冷凍サイクルの信頼性を高
めることができる。
【0060】発明の形態9.図11は、この発明の実施
の形態9による冷凍サイクル装置の冷媒回路の概略構成
を示す図である。図11では、四方弁5から鉱油回収器
7に至る配管p5上に油回収器46を設けると共に、油
分離器6からアキュムレータ10への返油回路11上に
油吸着器9を設けたものである。油回収器46は、流れ
込んだ冷媒ガスと油を分離し、油を貯留する機能を有す
るものである。
【0061】動作は、まず、ユニットのリプレース時に
おいて、ユニット施工後の初期の運転では、液管17お
よびガス管18に残留する鉱油の量が多く、この鉱油に
富む油を油回収器46で回収する。所定時間運転後、開
閉弁35、36を閉じ、開閉弁34を開くことで油回収
器46を冷媒回路から切り離し、鉱油回収器7で鉱油を
回収する。さらに、圧縮機1に流入した鉱油がある場合
には、油分離器6で分離した油を油吸着器9に通すこと
で、鉱油を油吸着器9内の活性炭に吸着させ、速やかに
冷凍サイクル中の鉱油濃度を低下させることができる。
【0062】以上説明したこの実施の形態の要点は次の
ようにも表現できる。この実施の形態の冷凍・空調装置
は、油回収器46を、ガス管18と圧縮機1の間に、望
ましくは鉱油回収器7の上流に接続し、運転時間・運転
モード・冷凍サイクルのバランス圧力・室内機の運転容
量、圧縮機の容量に応じて冷媒回路から切り離す。この
ようにすれば、ユニット施工後の初期運転時に回収され
る鉱油に富む油を全て油回収器46に回収することで、
鉱油回収器7および油吸着器9をコンパクトで安価に製
造することができる。
【0063】また、この実施の形態を次ぎのようにまと
めることもできる。すなわち、この実施の形態では、油
吸着機構9を、圧縮機1の吐出側の油分離器6からアキ
ュムレータ10に返油する返油回路11に設置した。ま
た、油回収機構7の上流の主冷媒回路に流通制御可能な
バイパス回路を設け、このバイパス回路に油回収機構4
6を切り離し可能に設置した。したがって、この冷凍サ
イクル装置を運転する運転方法において、運転条件に応
じて油回収機構46を切り離すことができる。
【0064】
【発明の効果】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項
1〜11に記載のとおり、第一の冷媒と第一の潤滑油を
用いた冷凍サイクル装置に使用していた延長配管及び/
又は利用側機を、第二の冷媒と第二の潤滑油を用いた冷
凍サイクル装置の延長配管及び/又は利用側機として用
いる冷凍サイクル装置において、第一及び第二の潤滑油
を含むガス冷媒に液冷媒を混合して二相分離させ前記第
一の潤滑油を分離する油回収機構を備えた。また、さら
に冷媒から前記第一の潤滑油を吸着する油吸着機構を備
えた。これにより、圧縮機内の鉱油濃度の一時的な増加
を防ぎ、エステル油の劣化・スラッジの発生を抑え、冷
凍サイクルの信頼性を高めることができる。
【0065】また、この発明の冷凍サイクル装置は、請
求項12に記載のとおり、主冷媒回路に油回収機構をバ
イパスする、流通制御可能なバイパス配管を設けたもの
である。これにより、油回収機構からの第一の潤滑油の
流出を防止し、その分離を確実に行い冷凍サイクルの信
頼性を高めることができる。
【0066】また、この発明の冷凍サイクル装置は、請
求項13に記載のとおり、油回収機構と油吸着機構の運
転を切換可能に設置したものである。これにより、冷凍
サイクル内で混合した第一の潤滑油と第二の潤滑油とを
確実に分離し、第二の潤滑油の劣化を防止し、リプレー
ス時の圧縮機の信頼性を高め、スラッジの生成による毛
細管のつまりを防止することで冷凍サイクルの信頼性を
高めることができる。
【0067】また、この発明の冷凍サイクル装置は、請
求項14に記載のとおり、油回収機構及び・又は油吸着
機構を冷媒回路から切り離し可能に設置したものであ
る。これにより、油回収機構及び・又は油吸着機構から
の第一の潤滑油の流出を防止し、その分離を確実に行い
冷凍サイクルの信頼性を高めることができる。
【0068】また、この発明の冷凍サイクル装置は、請
求項15に記載のとおり、油回収機構の上流の主冷媒回
路に流通制御可能なバイパス回路を設け、別の油回収器
を切り離し可能に設置したものである。これにより、ユ
ニット施工後の初期運転時に回収される第一の潤滑油に
富む油を全て別の回収器に回収することで、油回収機構
および油吸着機構をコンパクトで安価に製造することが
できる。
【0069】この発明の冷凍サイクル装置は、請求項1
6に記載のとおり、新規の冷媒としてハイドロフルオロ
カーボン系冷媒を用い、潤滑油としてエステル油または
エーテル油を用いるものである。これにより、環境対策
上安全な冷凍サイクル装置を得ることができる。
【0070】また、この発明の冷凍サイクル装置の運転
方法は、請求項17に記載のとおり、油回収機構を運転
して油吸着機構を運転しない第一のモードと、油回収機
構を運転せず油吸着機構を運転する第二のモードと、油
回収機構と油吸着機構とを同時に運転する第三のモード
と、油回収機構と油吸着機構とをともに運転しない第四
のモードとのいずれかを、運転条件に応じて、適宜切り
替えて運転することができるものである。これにより、
冷凍サイクル内で混合した第一の潤滑油と第二の潤滑油
を確実に分離し、第二の潤滑油の劣化を防止し、リプレ
ース時の圧縮機の信頼性を高め、スラッジの生成による
毛細管のつまりを防止することで冷凍サイクルの信頼性
を高めることができる。
【0071】また、この発明の冷凍サイクル装置の運転
方法は、請求項18に記載のとおり、運転条件に応じ
て、油回収機構及び・又は油吸着機構を冷媒回路から切
り離すことができるものである。これにより、油回収機
構及び・又は油吸着機構からの第一の潤滑油の流出を防
止し、その分離を確実に行い冷凍サイクルの信頼性を高
めることができる。
【0072】また、この発明の冷凍サイクル装置の運転
方法は、請求項19に記載のとおり、運転条件に応じ
て、別に設けた油回収器を切り離すことができるもので
ある。これにより、ユニット施工後の初期運転時に回収
される第一の潤滑油に富む油を全て別の油回収器に回収
することで、油回収機構及び油吸着機構をコンパクトで
安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による冷凍サイクル
装置の冷媒回路の概略構成を示す図である。
【図2】 この発明の各実施の形態における鉱油回収器
の概略構成を示す断面図である。
【図3】 この発明の各実施の形態における油吸着器の
概略構成を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による冷凍サイクル
装置の冷媒回路の概略構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による冷凍サイクル
装置の冷媒回路の概略構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による冷凍サイクル
装置の冷媒回路の概略構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による冷凍サイクル
装置の冷媒回路の概略構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態6による冷凍サイクル
装置の冷媒回路の概略構成を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態7による冷凍サイクル
装置の冷媒回路の概略構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態8による冷凍サイク
ル装置の冷媒回路の概略構成を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態9による冷凍サイク
ル装置の冷媒回路の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1.圧縮機、 2.熱源側熱交換器、 3.絞り装置、
4.負荷側熱交換器、5.四方弁、 6.油分離器
7.鉱油回収器(鉱油回収機構)、 8.鉱油貯溜器、
9.油吸着器(油吸着機構)、 10.アキュムレー
タ、 11.返油回路、 12,13.冷媒配管、
14.第二の絞り装置、 15.第三の絞り装置、 1
6.返油用毛細管、 17.液管、 18.ガス管、
19.逆止弁、 20.冷媒配管、 21.仕切板、
22.流入管、 23.鉱油流出管、 24.冷媒流出
管、 25.デミスタ、 26.活性炭、 27,2
8.フィルター、 29.クッション材、 30,3
1.板、 32.クッション材、 33.スプリング、
34,35,36,37.開閉弁、 38.活性炭、
39.第四の絞り装置、 40.冷媒熱交換器、 4
1.バイパス管、 42.第一の温度センサ、 43.
第二の温度センサ、 44.圧力センサ、 45.制御
器、 46.回収器、 47.組成検知用毛細管、 4
8.組成検知回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 1/00 395 F25B 1/00 395Z // C10N 40:30 C10N 40:30 (72)発明者 高谷 士郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 河西 智彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 川崎 雅夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 若本 慎一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4H104 BB08A BB31A DA02A PA20

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の冷媒と第一の潤滑油を用いた冷凍
    サイクル装置に使用していた延長配管及び/又は利用側
    機を、第二の冷媒と第二の潤滑油を用いた冷凍サイクル
    装置の延長配管及び/又は利用側機として用いる冷凍サ
    イクル装置において、前記第一及び第二の潤滑油を含む
    ガス冷媒に液冷媒を混合して二相分離させ前記第一の潤
    滑油を分離する油回収機構を備えたことを特徴とする冷
    凍サイクル装置。
  2. 【請求項2】 さらに、冷媒から前記第一の潤滑油を吸
    着する油吸着機構を備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の冷凍サイクル装置。
  3. 【請求項3】 前記油回収機構を、主冷媒回路のガス冷
    媒配管に設置したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の冷凍サイクル装置。
  4. 【請求項4】 前記油吸着機構を、前記油回収機構の下
    流に設置したことを特徴とする請求項2又は3に記載の
    冷凍サイクル装置。
  5. 【請求項5】 前記油吸着機構を、アキュムレータに内
    蔵したことを特徴とする請求項4に記載の冷凍サイクル
    装置。
  6. 【請求項6】 前記油吸着機構を、前記油回収機構に内
    蔵したことを特徴とする請求項2又は3に記載の冷凍サ
    イクル装置。
  7. 【請求項7】 前記油吸着機構を、前記油回収機構と並
    列に設けた冷媒回路に設置したことを特徴とする請求項
    2に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 【請求項8】 前記油吸着機構を、前記主冷媒回路の液
    冷媒配管に設置したことを特徴とする請求項2に記載の
    冷凍サイクル装置。
  9. 【請求項9】 前記油吸着機構を、前記主冷媒回路の液
    冷媒配管を分岐してアキュムレータに流入させる分岐配
    管に設置したことを特徴とする請求項2に記載の冷凍サ
    イクル装置。
  10. 【請求項10】 前記油吸着機構を、圧縮機吐出側の油
    分離器の下流を分岐して圧縮機の吸入側に流入させる分
    岐配管に設置したことを特徴とする請求項2に記載の冷
    凍サイクル装置。
  11. 【請求項11】 前記油吸着機構を、圧縮機吐出側の油
    分離器からアキュムレータに返油する返油回路に設置し
    たことを特徴とする請求項2に記載の冷凍サイクル装
    置。
  12. 【請求項12】 前記主冷媒回路に前記油回収機構をバ
    イパスする、流通制御可能なバイパス配管を設けたこと
    を特徴とする請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  13. 【請求項13】 前記油回収機構と前記油吸着機構の運
    転を切換可能に設置したことを特徴とする請求項2に記
    載の冷凍サイクル装置。
  14. 【請求項14】 前記油回収機構及び・又は前記油吸着
    機構を冷媒回路から切り離し可能に設置したことを特徴
    とする請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  15. 【請求項15】 前記油回収機構の上流の主冷媒回路に
    流通制御可能なバイパス回路を設け、別の油回収器を切
    り離し可能に設置したことを特徴とする請求項2に記載
    の冷凍サイクル装置。
  16. 【請求項16】 前記第一の冷媒がクロロフルオロカー
    ボン系冷媒またはハイドロクロロフルオロカーボン系冷
    媒で、前記第一の潤滑油が鉱油であり、前記第二の冷媒
    としてハイドロフルオロカーボン系冷媒を用い、前記第
    二の潤滑油としてエステル油またはエーテル油を用いる
    ことを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の冷
    凍サイクル装置。
  17. 【請求項17】 請求項13に記載の冷凍サイクル装置
    を運転する運転方法において、前記油回収機構を運転し
    て前記油吸着機構を運転しない第一のモードと、前記油
    回収機構を運転せず前記油吸着機構を運転する第二のモ
    ードと、前記油回収機構と前記油吸着機構とを同時に運
    転する第三のモードと、前記油回収機構と前記油吸着機
    構とをともに運転しない第四のモードとのいずれかを、
    運転条件に応じて適宜切り替えて運転することを特徴と
    する冷凍サイクル装置の運転方法。
  18. 【請求項18】 請求項14に記載の冷凍サイクル装置
    を運転する運転方法において、運転条件に応じて前記油
    回収機構及び・又は前記油吸着機構を冷媒回路から切り
    離すことを特徴とする冷凍サイクル装置の運転方法。
  19. 【請求項19】 請求項15に記載の冷凍サイクル装置
    を運転する運転方法において、運転条件に応じて前記別
    の油回収器を切り離すことを特徴とする冷凍サイクル装
    置の運転方法。
JP2001049646A 2001-02-26 2001-02-26 冷凍サイクル装置及びその運転方法 Expired - Lifetime JP4554098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001049646A JP4554098B2 (ja) 2001-02-26 2001-02-26 冷凍サイクル装置及びその運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001049646A JP4554098B2 (ja) 2001-02-26 2001-02-26 冷凍サイクル装置及びその運転方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002250576A true JP2002250576A (ja) 2002-09-06
JP2002250576A5 JP2002250576A5 (ja) 2008-04-10
JP4554098B2 JP4554098B2 (ja) 2010-09-29

Family

ID=18910719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001049646A Expired - Lifetime JP4554098B2 (ja) 2001-02-26 2001-02-26 冷凍サイクル装置及びその運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4554098B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8844300B2 (en) 2003-02-07 2014-09-30 Daikin Industries, Ltd. Refrigerant pipe washing method, air conditioner updating method, and air conditioner
CN113654192A (zh) * 2021-07-15 2021-11-16 青岛海尔空调器有限总公司 室外换热器的管内自清洁控制方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10612825B2 (en) * 2016-05-10 2020-04-07 Trane International Inc. Lubricant blends to reduce refrigerant solubility

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH074789A (ja) * 1993-06-17 1995-01-10 Sanyo Electric Co Ltd Hfc系冷媒使用冷凍サイクル内の不純物除去フィルター
JPH08219596A (ja) * 1995-02-13 1996-08-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd オイルセパレータ
JPH08271098A (ja) * 1995-04-03 1996-10-18 Matsushita Refrig Co Ltd 冷凍システム
JPH10153362A (ja) * 1996-11-21 1998-06-09 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JP2001041613A (ja) * 1999-08-03 2001-02-16 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH074789A (ja) * 1993-06-17 1995-01-10 Sanyo Electric Co Ltd Hfc系冷媒使用冷凍サイクル内の不純物除去フィルター
JPH08219596A (ja) * 1995-02-13 1996-08-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd オイルセパレータ
JPH08271098A (ja) * 1995-04-03 1996-10-18 Matsushita Refrig Co Ltd 冷凍システム
JPH10153362A (ja) * 1996-11-21 1998-06-09 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JP2001041613A (ja) * 1999-08-03 2001-02-16 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8844300B2 (en) 2003-02-07 2014-09-30 Daikin Industries, Ltd. Refrigerant pipe washing method, air conditioner updating method, and air conditioner
CN113654192A (zh) * 2021-07-15 2021-11-16 青岛海尔空调器有限总公司 室外换热器的管内自清洁控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4554098B2 (ja) 2010-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020026800A1 (en) Refrigeration system, and method of updating and operating the same
JP5049889B2 (ja) 冷凍装置
WO2012098582A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP2003042603A (ja) 冷凍サイクル装置の製造方法、冷凍サイクル装置、及び冷凍サイクル装置の運転方法
JP4694365B2 (ja) オイルセパレータ付き減圧器モジュール
JP6022107B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP4889714B2 (ja) 冷凍サイクル装置及びこれを搭載した空気調和機
JP4554098B2 (ja) 冷凍サイクル装置及びその運転方法
JP3361771B2 (ja) 冷凍サイクル装置の運転方法
JP4472200B2 (ja) 冷凍・空調装置及びその運転方法
JP4128796B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP2001280763A (ja) 冷凍・空調装置
JP4289901B2 (ja) 空気調和装置の油回収方法及び空気調和装置
JP4376470B2 (ja) 冷凍サイクル装置およびその運転方法
EP4206565A1 (en) Refrigeration cycle device
JP4063229B2 (ja) 配管洗浄方法および配管洗浄装置
JP2004293986A (ja) 接続配管の洗浄方法及び冷凍装置の更新方法
JP4567182B2 (ja) 抽出分離機構、冷凍サイクル装置の熱源機、冷凍サイクル装置および冷凍サイクル装置の更新方法
JP4425457B2 (ja) 冷凍サイクル装置およびその運転方法
JP3473358B2 (ja) 冷凍・空調装置、及び冷媒回路組立方法
JP2002107011A (ja) 冷凍サイクル装置の洗浄運転方法
JP5119060B2 (ja) 冷凍サイクル
JP4258030B2 (ja) 冷媒循環装置
JP4176413B2 (ja) 冷凍サイクル装置の運転方法
JP2005024168A (ja) 空気調和装置及びその冷凍機油回収方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080221

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100714

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4554098

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term