JP2001280763A - 冷凍・空調装置 - Google Patents

冷凍・空調装置

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JP2001280763A JP2000092852A JP2000092852A JP2001280763A JP 2001280763 A JP2001280763 A JP 2001280763A JP 2000092852 A JP2000092852 A JP 2000092852A JP 2000092852 A JP2000092852 A JP 2000092852A JP 2001280763 A JP2001280763 A JP 2001280763A
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄剤を用いた配管洗浄では、洗浄剤を多量に
準備する必要があるとともに、配管内の洗浄剤を回収す
るのに時間がかかる。また、複数の室内ユニットを接続
するマルチ型冷凍・空調装置では、洗浄の際に、前記各
室内ユニットの接続配管の洗浄が不十分になる可能性が
あるという課題があった。 【解決手段】圧縮機、熱源側熱交換器等により構成され
る室外機ユニットと、負荷側熱交換器等により構成され
る室内機ユニットと、絞り手段とを備え、前記室外機ユ
ニットと前記室内機ユニットとを運転した経歴のある液
管とガス管とで接続してなる冷凍・空調装置において、
前記液管と前記ガス管に液もしくは気液二相冷媒を流す
制御手段を有し、冷凍サイクル内に充填された冷媒を用
いて、前記液管と前記ガス管を液もしくは気液二相冷媒
で洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、前の冷媒、冷凍
機油(第1の冷媒、冷凍機油)で使用した既設の延長配
管および既設の負荷側熱交換器のうち少なくとも一方を
再使用する冷凍・空調装置に関し、該冷凍・空調装置を
新たに使用する冷媒、冷凍機油(第2の冷媒、冷凍機
油)の冷媒で洗浄して使用するようにした冷凍・空調装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図30、特開平11‐083247号公報に記載
の既設の延長配管(既設の配管)の洗浄方法を示す図で
ある。図30において、1は圧縮機、2はサブ熱交換
器、3は四方弁、4aは第一搬送熱交換器、4bは第二
搬送熱交換器、5a〜5dはブリッジ整流回路、6は感
温式膨張弁、7は熱交換器であり、これらを接続して熱
ポンプ回路103を構成する。また、8は異物分離器、
9a〜9dは逆止弁、10、11、12は開閉弁、10
1は既設の液管、102は既設のガス管、13はタンク
であり、これらにより洗浄回路104を構成する。
【0003】既設の液管101および既設のガス管10
2を洗浄する動作について説明する。四方弁3を実線の
向きにした後、圧縮機1を起動する。圧縮機1を吐出し
た高温の冷媒ガスは、サブ熱交換器2にてある熱量を放
熱し、四方弁3を介して第一搬送熱交換器4aで凝縮す
る。この凝縮した冷媒液もしくは気液二相冷媒は、ブリ
ッジ回路5aを流れて異物分離器8内の熱交換器7に至
る。冷媒は熱交換器7を流れる際に、洗浄回路中を流れ
回収した異物を含む洗浄剤を加熱・蒸発させるととも
に、自身は冷却されて過冷却した液冷媒となる。この液
冷媒は感温式膨張弁6で低圧まで絞られて低温の気液二
相状態となり、ブリッジ回路5cを流れて第二搬送熱交
換器4bを流れ蒸発・気化し、四方弁3を介して圧縮機
1へ戻る。
【0004】以上のように冷媒が熱ポンプ回路103上
を流れた場合には、洗浄回路104において、第二搬送
熱交換器4b内には洗浄剤が凝縮液化し、やがて第二搬
送熱交換器内は洗浄液で満たされるようになる。この
時、熱ポンプ回路103上では、第二搬送熱交換器4b
内で蒸発しきれなかった液冷媒が圧縮機1へ吸入され
て、吐出温度が低下するので、この温度低下が所定値以
下になった場合には、四方弁3を破線の向きに切り替え
る。
【0005】四方弁3が破線の向きに切り替わった場合
の熱ポンプ回路103の冷媒の流れについて説明する。
圧縮機1を吐出した高温の冷媒は、サブ熱交換器2であ
る熱量を放熱し、四方弁3を介して第二搬送熱交換器4
bで凝縮する。この凝縮した冷媒液もしくは気液二相冷
媒は、ブリッジ回路5dを流れて異物分離器8内の熱交
換器7に至る。冷媒は熱交換器7を流れる際に、洗浄回
路中を流れ回収した異物を含む洗浄剤を加熱・蒸発させ
るとともに、自身は冷却されて過冷却した液冷媒とな
る。この液冷媒は感温式膨張弁6で低圧まで絞られて低
温の気液二相状態となり、ブリッジ回路5bを流れて第
一搬送熱交換器4aを流れ蒸発・気化し、四方弁3を介
して圧縮機1へ戻る。
【0006】ここで、洗浄回路104では、第二搬送熱
交換器4b内の洗浄剤が加熱され一部気化し、洗浄液が
逆止弁9dを介して第二搬送熱交換器4bから流出す
る。流出した洗浄液は液管101およびガス管102を
流れると共に、該配管中の鉱油等の異物を溶解し、異物
分離器8に流入する。異物を溶解した洗浄液は、熱交換
器7から吸熱して気化し異物を分離後、低温となってい
る第一搬送熱交換器4a内で凝縮・液化する。
【0007】かかる動作によって、第一搬送熱交換器4
aと第二搬送熱交換器4bとが交互に洗浄液を溜める動
作と洗浄液を放出する動作を所定の間繰返し行い、既設
の液管101およびガス管102を洗浄する。洗浄運転
後は、洗浄液をタンク13に回収し、洗浄を終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる構成の洗浄方法
は、配管内を完全に洗浄剤で満たすため、洗浄剤を多量
に準備する必要がある。特に、クロロフルオロカーボン
系(CFC系)冷媒やハイドロクロロフルオロカーボン系
(HCFC系)冷媒の冷凍機油として用いられる鉱油を洗浄
するためには、HCFC系の洗浄剤を用いる必要があり、環
境上、問題がある。また、配管内に液状態で存在する洗
浄剤を概ね回収する場合でも、洗浄剤の回収に時間がか
かる。また、1台の室外ユニットに対し、複数の室内ユ
ニットを接続するマルチ型冷凍・空調装置では、洗浄の
際に、洗浄剤を前記各室内ユニットと接続する冷媒配管
の1本ずつに流すための流量制御手段がなく、前記各室
内ユニットの高低差、接続配管長のアンバランスによっ
て、前記各室内ユニットの接続配管の洗浄が不十分にな
る可能性があるという課題があった。
【0009】この発明は、前記の問題点を解消するため
になされたものであり、既設配管や既設室内ユニットを
用いる冷凍・空調装置において、既設配管や既設室内ユ
ニットの洗浄に関し、環境に配慮しつつ、洗浄剤の回収
の必要がなく、制御が容易であり、洗浄効率の高い、洗
浄が迅速で、さらに、洗浄の信頼性が高い冷凍・空調装
置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に関わ
る冷凍・空調装置は、圧縮機、熱源側熱交換器等により
構成される室外機ユニットと、負荷側熱交換器等により
構成される室内機ユニットと、室内機ユニットもしくは
室外機ユニットの少なくとも一方に設けた絞り装置と、
室外機ユニットと室内機ユニットを接続する液管、ガス
管と、を備え、液管及びガス管、並びに室内機ユニット
のうち少なくとも一方が第1の冷媒、冷凍機油で使用し
たものの再使用である冷凍・空調装置において、第1の
冷媒、冷凍機油とは相違する第2の冷媒、冷凍機油を使
用するに際して、制御手段により、第2の冷媒を液もし
くは気液二相とし、該液もしくは気液二相の第2の冷媒
で前記再使用部分を洗浄するものである。
【0011】本発明の請求項2に関わる冷凍・空調装置
は、請求項1の冷凍・空調装置において、異物回収器と
冷媒熱交換器を有する洗浄回路を備えたものである。
【0012】本発明の請求項3に関わる冷凍・空調装置
は、請求項1または請求項2の冷凍・空調装置におい
て、負荷側熱交換器をバイパスするバイパス回路と、前
記バイパス回路の冷媒流量を制御する流量制御手段を設
けたものである。
【0013】本発明の請求項4に関わる冷凍、空調装置
は、請求項3の冷凍・空調装置において、流量制御手段
に、ロ−タリ−バルブを使用するものである。
【0014】本発明の請求項5に関わる冷凍・空調装置
は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の冷凍
・空調装置において、複数の負荷側熱交換器を備え、前
記負荷側熱交換器の接続配管である枝管は、1本ずつに
液もしくは気液二相冷媒を順次流して洗浄するものであ
る。
【0015】本発明の請求項6に関わる冷凍・空調装置
は、前記負荷側熱交換器の接続配管である枝管に、1本
ずつ液もしくは気液二相冷媒を順次流して洗浄する場
合、他の負荷側熱交換器の枝管には、小量の冷媒を流す
ものである。
【0016】本発明の請求項7に関わる冷凍・空調装置
は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の冷凍
・空調装置において、複数の負荷側熱交換器を備え、前
記負荷側熱交換器の接続配管である枝管の洗浄は、前記
枝管をグル−プに分けて液もしくは気液二相冷媒で洗浄
するものである。
【0017】本発明の請求項8に関わる冷凍・空調装置
は、請求項7記載の冷凍・空調装置において、洗浄する
枝管の配管断面積の和がほぼ等しくなるようにグル−プ
分けするものである。
【0018】本発明の請求項9に関わる冷凍・空調装置
は、請求項7記載の冷凍・空調装置において、負荷側熱
交換器の容量の和がほぼ等しくなるようにグル−プ分け
するものである。
【0019】本発明の請求項10に関わる冷凍・空調装
置は、請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の冷凍
・空調装置において、流量制御手段の開度を各負荷側熱
交換器の容量に応じた固定開度としたものである。
【0020】本発明の請求項11に関わる冷凍・空調装
置は、請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の冷凍
・空調装置において、流量制御手段の開度を負荷側熱交
換器の接続配管である枝管で生じる圧力損失以上の圧力
損失がつく固定開度とすること、または、そのような固
定絞りを設けるものである。
【0021】本発明の請求項12に関わる冷凍・空調装
置は、請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の冷凍
・空調装置において、流量制御手段の上流の圧力、下流
の圧力と流量制御手段の開度とから冷媒流量を算出し、
流量制御手段の開度を補正するものである。
【0022】本発明の請求項13に関わる冷凍・空調装
置は、請求項1乃至請求項12のいずれか1項の冷凍・空
調装置において、液管およびガス管の洗浄は、液管から
ガス管に向けて液もしくは気液二相冷媒を流すものであ
る。
【0023】本発明の請求項14に関わる冷凍・空調装
置は、請求項1乃至請求項12のいずれか1項の冷凍・空
調装置において、液管およびガス管の洗浄は、ガス管か
ら液管に向けて液もしくは気液二相冷媒を流すものであ
る。
【0024】本発明の請求項15に関わる冷凍・空調装
置は、請求項1乃至請求項12のいずれか1項の冷凍・空
調装置において、液管およびガス管の洗浄途中におい
て、冷媒の流れの向きを反転させるものである。
【0025】本発明の請求項16に関わる冷凍・空調装
置は、請求項1乃至請求項15の冷凍・空調装置におい
て、洗浄途中において、洗浄する冷媒に相溶な油を流す
ものである。
【0026】本発明の請求項17に関わる冷凍・空調装
置は、請求項1乃至請求項15の冷凍・空調装置におい
て、洗浄途中において、洗浄する冷媒に非相溶もしくは
わずかに相溶で、粘度が残留する油よりも低い油を流す
ものである。
【0027】本発明の請求項18に関わる冷凍・空調装
置は、請求項17記載の冷凍・空調装置において、洗浄
途中において、洗浄する冷媒に相溶もしくは非相溶な油
を流す時には、該油を冷媒ガスと共に循環させた後に、
液もしくは気液二相冷媒を流すものである。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明の実施の形
態1を示す冷媒回路図を図1に示す。図1において、1
は圧縮機、3は四方弁、14は熱源側熱交換器、15は
アキュムレ−タ、106は開閉弁34を有しホットガス
を導入するバイパス回路でありこれらによって室外機ユ
ニット50を構成する。また、16a、16bは絞り装
置、17a、17bは負荷側熱交換器(室内熱交換器)
であり、これらによって室内機ユニット51a、51b
を構成する。なお、室内機ユニットはa、bの2系統を
持つマルチ式空調機を示している。室外機ユニット50
と室内機ユニット51は既設の液管101(A〜B)お
よび既設のガス管102(C〜D)で接続される。この
際、既設の液管101の配管端部A、Bは、それぞれ、
室外ユニット50の熱源側熱交換器14側の配管端部、
室内機ユニット51の絞り装置16側の配管端部と接続
し、既設のガス管102の配管端部C、Dは、それぞ
れ、室外ユニット50の四方弁3側の配管端部、室内機
ユニット51の負荷側熱交換器17側の配管端部と接続
する。これらで冷凍サイクルの冷媒回路を構成する。但
し、室内機ユニット51は、既設のものを使用してもよ
く、室内機ユニット51は2系統に限らず、3系統以上
でも、さらに1系統でもよい。40、41は、それぞれ
圧縮機1の吐出圧力、吸入圧力を検知する圧力センサ、
42は吐出温度を検知する温度センサ、110は圧縮機
の容量および熱源側熱交換器の容量等を決定、制御する
制御器である。
【0029】この冷凍サイクルでは、例えば、R407C
のようなハイドロフルオロカーボン(HFC)系冷媒を
使用する。また、既設配管101、102には、R22
のようなハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)
系冷媒や、R502のようなクロロフルオロカーボン
(CFC)系冷媒を使った冷凍サイクルの潤滑油として
用いられる鉱油がハイドロフルオロカーボン(HFC)
系冷媒に対する残留異物として既設配管101、102
内に存在する(既設の室内機ユニット51使用時は室内
機ユニット51にも存在する)。残留した鉱油が、HF
C系冷媒の冷凍機油として用いられるエステル油のよう
な合成油と混合すると、冷凍機油の冷媒への溶解度が変
化し、二相分離温度が上昇することから、圧縮機1の潤
滑性が悪化したり、アキュムレータ15から圧縮機1へ
の返油ができず問題になる。このため、このような問題
がない鉱油の残留量を予め試験的に決定しておき、その
鉱油の残留量を洗浄の目標とする。
【0030】既設配管である液管101とガス管102
を洗浄する場合には、前記冷媒回路へ必要量の、例えば
R407Cのような冷媒を封入し、四方弁3を実線の向
きに切替え、圧縮機1を起動する。圧縮機1を吐出した
ガス冷媒は、熱源側熱交換器14で熱交換し、高圧の液
もしくは二相冷媒となって液管101を流れる。液管1
01を流れた冷媒は、絞り装置16a,16bによって
低圧の二相状態となって負荷側熱交換器17a,17b
およびガス管102を流れ四方弁3を介してアキュムレ
ータに流れ込む。
【0031】このように冷媒が流れた際に、液もしくは
二相状態の冷媒はせん断力によって、配管内壁面に付着
した鉱油を壁面より分離し、その分離した鉱油を冷媒液
中もしくは気液の界面を浮遊させながら輸送する。図2
に、配管内をガスの状態で洗浄した場合と、気液二相状
態で洗浄した場合の残油量を比較する。図2から、気液
二相状態で洗浄した場合の方が、残油量が少なく、洗浄
に適していることがわかる。一定時間、既設配管を洗浄
した後、既設配管から回収された鉱油は、アキュムレー
タ15の底部に滞留するので、開閉弁35を開いて回収
する。なお、アキュムレータ15に液冷媒がある場合に
は、鉱油が液冷媒の気液界面に浮くため、開閉弁34に
よりバイパス回路106を開きホットガスをアキュムレ
ータ15に導くこと、熱源側熱交換器14を最大容量と
すること、絞り装置16a,16bをより絞って運転す
ること、を適宜選択してアキュムレータ15の液冷媒を
予め蒸発させてから鉱油を回収することが望ましい。
【0032】従って、冷凍サイクル内に充填した冷媒に
よって配管内を洗浄した後、そのまま冷凍・空調運転を
行うことができるので、工事を簡略化することができる
とともに、スム−ズに冷凍・空調運転に移ることができ
る。
【0033】次に、洗浄運転時の制御器110の制御に
ついて図3の制御ブロック図で説明する。図1の冷媒回
路において、洗浄用の冷媒を液または二相状態とするた
めに、図3に示すように、制御器110は、圧力センサ
40、41及び温度センサ42の検出値により、圧縮機
1の運転周波数、絞り装置16の開度、熱源側熱交換器
14の容量(熱交換器自体の容量及びファン回転数
等)、開閉弁34の開度および負荷側熱交換器の容量
(熱交換器自体の容量及びファン回転数等)を決定、制
御する。一般的な制御として圧力センサ40、41によ
り、圧縮機1の運転周波数、絞り装置16の開度、熱源
側熱交換器14の容量(熱交換器自体の容量及びファン
回転数等)の設定、制御の例を説明する。図4はこの制
御のフロ−チャ−トである。図4において、ステップ1
(以下S1と記載する)で熱源側熱交換器14の容量A
K14を予め設定した容量に設定する。このAK14の
設定容量は外気温度、冷媒配管長等の条件によって適宜
変更してもよい。S2で圧力センサ40、41から圧縮
機1の吐出圧力Pd、圧縮機の吸入圧力Psを検知す
る。S3で予め設定しておいた目標吐出圧力Pdmと吐
出圧力Pdの差ΔPd、目標吸入圧力Psmと吸入圧力
Psの差ΔPsを算出する。これらの算出値により、S
4で圧縮機の運転周波数の補正値ΔFcompと絞り装
置16の補正値ΔA16を算出し、それぞれ算出値によ
り制御して、S1に戻る。なお、図4のa、b、c、d
は定数である。
【0034】また、圧縮機の吐出温度の過昇温及び液バ
ック防止のために、図5のフロ−チャ−トに示すよう
に、下記の制御をする。S11では、温度センサ42に
より圧縮機吐出温度Td、圧力センサ42から圧縮機吐
出圧力Pdを検知する。S12では、予め設定しておく
吐出温度の上限値Tdmaxと吐出温度の検出値Tdと
を比較し、Td<Tdmaxの場合はS13へ移り熱源
側熱交換器14の容量の変更を行わない。Td>Tdm
axの場合は、S14へ移りTdmaxとTdの差に応
じて、熱源側熱交換器14の容量の補正値ΔAK14を
算出し、制御する。S15ではTd−Tsat(吐出過
熱度であり、飽和温度Tsatは圧縮機吐出圧力Pdか
ら推定する)と予め設定しておく吐出過熱度の最小値Δ
TSHを比較し、Td−Tsat>ΔTSHの場合はS
16へ進み熱源側熱交換器14の容量の変更は行わな
い。Td−Tsat<ΔTSHの場合は、圧縮機への液
バックが大きいとしてS17へ進み、熱源側熱交換器1
4の容量AK14と予め設定しておく最小値AKmin
とを比較し、AK14>AKminの場合は、S18へ
移り、熱源側熱交換器14の容量の補正値ΔAK14を
求め、制御する。AK14<AKminの場合は、S1
9へ移り、開閉弁34の開度の補正値ΔA34を求め、
制御する。なお、図5のe、f、gは定数である。
【0035】前記は、既設の液管101、既設のガス管
102の洗浄とともに既設の室内機ユニット51も洗浄
可能とした場合(室内機ユニット51のみが既設の場合
は室内機ユニット51を洗浄)であったが、室内機ユニ
ット51を新規に設置する場合には、図6のように室内
機ユニット51をバイパスする室内機バイパス回路10
7を設置し、洗浄時、開閉弁30、31を閉じ、流量制
御手段である流量制御弁32を開き、絞り装置16a,
16bおよび室内熱交換器17a,17bをバイパスし
て液管101およびガス管102を洗浄後、開閉弁3
0、31を開き、流量制御弁32を閉じれば、室内機ユ
ニット51を新設し、既設の液管101およびガス管1
02のみを洗浄することも可能である。洗浄運転時にお
ける洗浄用の冷媒を液または二相状態とするための制御
器110の制御については、図6の冷媒回路において、
制御器110は、圧力センサ40、41及び温度センサ
42の検出値により、圧縮機1の運転周波数、熱源側熱
交換器14の容量(熱交換器自体の容量及びファン回転
数等)および開閉弁34の開度を決定、制御する。
【0036】また、本実施の形態では、冷凍サイクル内
に充填する冷媒としてHFC系冷媒を用いる例を示した
が、そのまま冷凍・空調運転を行う冷媒で、環境に配慮
した冷媒であればHFC系冷媒に限らなくてもよく、例
えば、プロパン系やイソブタン系のハイドロカーボン
(HC)系冷媒でもよい。また、絞り装置16を室内機
ユニット51側に設けたが、室外機ユニット50側で、
熱源側熱交換器14の下流に設けてもよい。
【0037】実施の形態2.図7は、本発明の実施の形
態2を示す冷媒回路図である。図中、実施の形態1と同
一部分には、同一の記号を付し、説明を省略する。図7
において、19は油分離器、20は異物回収器、21は
減圧装置、22は冷媒熱交換器、23は油戻し回路、2
4、25,26,27,28,29は開閉弁であり、こ
れらを配管接続して、洗浄回路である洗浄ユニット52
を構成する。洗浄ユニット52は、既設の液管101の
配管端部A、既設のガス管102の配管端部C及び室外
ユニット50の両配管端部間に配管接続される。
【0038】既設配管である液管101とガス管102
を洗浄する場合には、前記冷媒回路へ必要量の冷媒を封
入し、四方弁3を実線の向きに切替え、開閉弁26、2
9を閉とし、圧縮機1を起動する。圧縮機1を吐出した
ガス冷媒は、熱源側熱交換器14で熱交換し、ここで適
度の熱量を放熱し、開閉弁24を経て、洗浄ユニット5
2に入り、油分離器19に至る。油分離器19では、新
しくユニット内に充填された冷凍機油を分離し、分離し
た冷凍機油を油戻し回路23、開閉弁27を経て、室外
ユニット50へ戻す。油分離器19で油を分離したガス
冷媒は、冷媒熱交換器22で凝縮して液もしくは気液二
相状態の冷媒となって、開閉弁25を経て既設の液管1
01を流れる。液管101を流れた冷媒は、絞り装置1
6a、16bによって低圧の二相状態となって負荷側熱
交換器17a、17bおよび既設のガス管102を流れ
ると共に、液もしくは二相状態の冷媒のせん断力によっ
て、配管内壁面に付着した鉱油を壁面より分離し、その
分離した鉱油を冷媒液中もしくは気液の界面を浮遊させ
ながら輸送する。既設のガス管102を流れた気液二相
冷媒は、開閉弁28を経て洗浄ユニット52に入り、減
圧装置21で若干絞られた後、冷媒熱交換器22で油分
離器19から流出した高温の冷媒と熱交換し、自身は蒸
発気化して異物回収器20へ流れる。異物回収器20で
は、既設配管である液管101およびガス管102から
回収した鉱油を分離し、開閉弁27を経て冷媒のみを室
外ユニット50へ戻す。
【0039】よって、既存の配管内に残留している劣化
した冷凍機油を回収し、洗浄後、回収した冷凍機油が再
び冷媒回路内に散乱することを防止することができる。
また、洗浄運転中に必要な液もしくは気液二相状態の冷
媒を冷媒熱交換器22を使用することで得ることができ
るので、熱源側熱交換器14、負荷側熱交換器17のフ
ァンの駆動動力やファンの制御が不必要であり、経済的
であり、制御も簡易である。
【0040】また、図8には、液管101からガス管1
02の向きに冷媒を流した場合の冷媒の流れ方向の乾き
度の変化を、図9には、液管101からガス管102の
向きに冷媒を流した場合の冷媒の流れ方向の配管内の圧
力の分布を示す。図8から、液管101での冷媒の乾き
度の変化が大きく、ガス管102での乾き度の変化は小
さいことがわかる。さらに、図9から、圧力の変化は液
管101で大きいことがわかる。一般に同一流量におい
て配管での圧力損失は乾き度が小さいほど小さくなるの
で、配管が細くガス管102よりも流路抵抗が大きくな
る液管101で、冷媒の乾き度を小さくするれば、圧力
損失は小さくなる。冷凍サイクル内に充填した冷媒充填
量が一定の場合、液管101側からガス管102側に流
す場合の配管中の平均の乾き度はガス管102側から液
管101側へ冷媒を流した場合の配管中の平均の乾き度
よりも小さく、液管101からガス管102の向きに冷
媒を流すことによって、ガス管102から液管101の
向きに冷媒を流した場合よりも圧力損失を小さくするこ
とができる。従って、液管101からガス管102へ洗
浄することにより、配管全体の圧力損失を支配する液管
101での冷媒の乾き度を小さくすることで圧力損失を
低減でき、冷媒流量をより大きくし洗浄時間を短縮する
ことができる。
【0041】前記は、既設の液管101、既設のガス管
102の洗浄とともに既設の室内機ユニット51も洗浄
可能とした場合(室内機ユニット51のみが既設の場合
は室内機ユニット51を洗浄する)であったが、室内機
ユニット51を新規に設置する場合には、図10に示す
ように、負荷側熱交換器17および絞り装置16をバイ
パスする室内機バイパス回路108を設け、このバイパ
ス回路108上に流量制御手段である流量制御弁32を
設けると共に、既設の液管101と絞り16の間に開閉
弁30と、既設のガス管102と負荷側熱交換器17の
間に開閉弁31を設けることにより、室内機ユニット5
1を新設し、既設の液管101およびガス管102のみ
を洗浄することも可能である。
【0042】また、負荷側熱交換器17および絞り装置
16をバイパスする室内機バイパス回路108と、この
バイパス配管108上に設けた流量制御弁32と、液管
101と絞り16の間の開閉弁30と、ガス管102と
負荷側熱交換器17の間の開閉弁31とにより構成され
るバイパスユニット53において、流量制御弁32およ
び開閉弁30、31の変わりに、図11に示すロータリ
ーバルブを使用すると、洗浄の信頼性を高めることがで
きる。つまり、ロータリーバルブを、駆動モータ43、
ギヤ44、第一弁45、第二弁46等で構成し、第一弁
45のリフト量で挟部47の開度調節し、配管103b
と103dの間の流路抵抗を変更する。この時、配管1
03bおよび103dは、配管103a、103cをは
完全に分離された状態となっている。また、第一弁45
の下面と第二弁46の上面とが接した場合、第一弁45
と第二弁46は一体となって回転し、配管103bと1
03dを閉塞し、配管103aと103bが孔48を介
して流路を形成すると共に、配管103cと103dが
孔49を介して流路を形成する。このロータリーバルブ
の配管103aを負荷側熱交換器のガス管側と接続し、
配管103cを絞り装置16と接続する。また、室内機
バイパス回路108の一端を配管103b、他端を10
3dと接続する。
【0043】洗浄の際には、配管103bと配管103
dを前記挟部47を介して接続し、挟部47の開度を調
節しながら液管101およびガス管102を洗浄する。
また、洗浄終了後は、前記第一弁44をリフトし、第一
弁45と第二弁46を回転し、配管103aと配管10
3bとを流通させると共に、配管103cと配管103
dとを流通させることによって、通常の冷凍・空調運転
を行う。このことによって、バイパスユニット53を安
価に製造できると共に、開閉弁30、31を閉じて洗浄
する際の、メイン冷媒配管(既設の液管101、既設の
ガス管102に接続している主管)の枝管における室内
機バイパス回路108への分岐部(Ea、Eb、Fa、
Fb)から開閉弁30、31までの盲腸配管部への異物
の溜まり込みを防止し、洗浄の信頼性を高めることがで
きる。このロ−タリバルブは、実施の形態1の図6の冷
媒回路にも利用できる。
【0044】また、洗浄ユニット52は、既設配管10
1、102、室内機ユニット51を洗浄後は、開閉弁2
4,25,27,28を閉じ、開閉弁24,25,2
7,28を該冷凍・空調装置の一部として残した状態で
取外し(開閉弁26,29は開として残す)、他の冷凍
・空調装置の既設配管洗浄時に使用してもよい。また、
本実施の形態でも、絞り装置16を室内機ユニット51
側に設けたが、室外機ユニット50側で、熱源側熱交換
器14の下流に設けてもよい。なお、本実施の形態にお
いても、制御器により洗浄冷媒を液もしくは気液二相冷
媒に制御する。
【0045】実施の形態3.実施の形態3は、複数の室
内機ユニット51の洗浄に関するもので、その他の点は
実施の形態1、2と同様である。図12は、図1、図1
0に示すような冷媒回路構成において、負荷側熱交換器
17の接続台数の変化に対する負荷側熱交換器17の接
続配管(既設の液管101と既設のガス管102にそれ
ぞれ接続されている主管間の接続配管で、負荷側熱交換
器17が接続されている枝管)トータルの流路断面積お
よび単位断面積当りの冷媒流量の変化を示す。図12か
ら、負荷側熱交換器17の接続台数の増加に合せて負荷
側熱交換器17と接続する配管トータルの流路断面積が
増大し、この結果、これら複数の配管1本ずつに流れる
冷媒流量が減少するので、配管1本ずつを洗浄すること
により、洗浄に必要な冷媒流量を確保することが可能で
ある。
【0046】また、図13には、主管111と各室内機
ユニット51を接続する枝管112との接続部付近の洗
浄中の冷媒の流れの様子を示す。ここで主管111と
は、例えばガス管102に接続している配管で、複数の
負荷側熱交換器17が分岐している配管であり、枝管1
12とは、負荷側熱交換器17を主管111に接続する
配管である。図13のように、気液二相冷媒が枝管11
2を上昇し主管111へ流入する場合には、枝管112
内の流動様式は、気泡流もしくは環状流のような流動様
式となる。このため、開閉弁30、31を閉じて枝管1
12の流れを止めると、図14に示すように、冷媒ガス
が浮力によって上昇し、冷媒液は主管111から枝管1
12へ流れ込むようになる。この時、開閉弁30、31
を閉じる配管には、開閉弁30、31を完全に閉じず
に、少し開けて多少の冷媒流量を流すことによって、洗
浄配管への異物の逆流を防止することができる。また、
開閉弁30、31を閉じる配管への冷媒の寝込みによる
冷媒不足も解消できる。
【0047】さらに、複数の配管を1本ずつ洗浄する場
合には、1本ずつ所定の時間洗浄してもよいが、始めに
洗浄した枝管と最後に洗浄した枝管を比較すると、始め
に洗浄した枝管の方が枝管上流の残油量が多く、冷媒中
を流れる鉱油が洗浄中の枝管に再付着する可能性が大き
くなるので、まず、所定の洗浄時間のうち、例えば、1
/3の時間洗浄し、次の配管を洗浄して再度初めの配管
を洗浄する等、配管1本ずつを数回に分けて洗浄しても
よく、このようにすることで各枝管について、洗浄のば
らつきを低減することができる。
【0048】実施の形態4.図15は、図1、図10に
示す冷媒回路において、負荷側熱交換器17の接続台数
の変化に対する負荷側熱交換器17の接続配管(枝管)
トータルの流路断面積および単位断面積当りの冷媒流量
の変化を示す。ここで、負荷側熱交換器17と接続され
る枝管の管径は全て等しいとすると、配管を洗浄する場
合、1本ずつ洗浄するよりも、洗浄に必要な冷媒流量が
確保できる配管をグルーピングして、各グループ毎に洗
浄する方が洗浄時間を短縮できる。つまり、予め試験室
で試験をして洗浄に必要な冷媒流量を設定し、即ち、単
位断面積当りの必要な冷媒流量を設定し、図15から、
洗浄に必要な流量が得られるような台数nを設定し、n
台を1グル−プとして洗浄することによって、即ち、洗
浄に必要な冷媒流量が得られる配管断面積で、かつ、グ
ル−ピングされる配管の断面積の和が等しくなるように
枝管をグル−プ分けして(1本で1グル−プの場合もあ
る)洗浄することによって、1度で複数の枝管を洗浄す
ることができるので、洗浄時間を短縮できる。さらに、
負荷側熱交換器17の容量と該負荷側熱交換器17と接
続される配管径とは図16に示すような1対1の関係が
あるため、洗浄に必要な冷媒流量が得られる配管断面積
で、かつ、グル−ピングされる負荷側熱交換器17の容
量の和が等しくなるように枝管をグル−プ分けしても同
様の効果を奏する。但し、グル−ピングされる配管の断
面積の和、負荷側熱交換器17の容量の和が等しくなく
ても、洗浄に必要な冷媒流量が確保されるようにグル−
ピングしてもよい。
【0049】また、洗浄に必要な冷媒流量は、配管の長
さ・配管径のアンバランス、洗浄時間、冷媒流量、油の
種類、鉱油の粘度等によって変化するので、グループ分
けの際には、予め、最適なグループ台数を選定しておく
ことが望ましい。
【0050】また、図16は、各負荷側熱交換器17の
容量と、その負荷側熱交換器17に接続される液管また
はガス管の枝管の管径の対比を示す。図16に示すよう
に、一定の範囲内毎に、接続される配管径が決まってい
る。そこで、図16に示すように、負荷側熱交換器17の
容量と配管径との間には1対1の関係が成立ち、かつ、
図17に示すように、負荷側熱交換器17の容量と洗浄
に必要な冷媒流量にも1対1の関係が成立つので、流量
制御弁32の開度を負荷側熱交換器17の容量によって
決まる固定開度とすると、配管径に応じた冷媒流量分配
を行うことができるので、各配管ごとに洗浄に必要な冷
媒分配が可能となる。つまり、流量制御弁32の開度を
予め負荷側熱交換器17の容量に応じた固定開度とする
ことで、配管の施工状態を調べることなく、洗浄に必要
な冷媒流量が得られるように冷媒分配量をコントロ−ル
することができる。従って、各グル−プ内での各枝管へ
分配される冷媒流量のアンバランスを小さくし、洗浄の
信頼性を容易に確保できる。なお、枝管上に流量制御弁
32とは別の固定絞りを設けても同様の効果が得られ
る。
【0051】また、図18は、配管長さが異なるものが
同じグル−プにグル−ピングされた場合における、流量
制御手段である流量制御弁32での圧力損失の変化に対
する該グル−プ内での平均冷媒流量と該グル−プでの最
小流量の変化とを示している。図18に示すように、流
量制御弁32での圧力損失が大きくなるとともに、最小
流量は平均流量に漸近し、枝配管の圧力損失とほぼ同等
の圧力損失ΔP(図に実線で示したΔP値)をつけた場
合には、平均流量のおよそ3分の2以上とすることが可
能である。従って、各グル−プ内での各枝管へ分配され
る冷媒流量のアンバランスを小さくし、洗浄の信頼性を
容易に確保することができる。なお、洗浄に必要な冷媒
流量が得られる圧力損失を予め求めておけば、流量制御
弁32でつける圧力損失は枝管の圧力損失と同等以下で
もかまわない。さらに、グル−ピングされる配管の配管
径が異なる場合でも、枝配管の圧力損失とほぼ同等の圧
力損失ΔPをつけた場合には、各枝管へ分配される冷媒
流量のアンバランスを小さくし、洗浄の信頼性を容易に
確保することができる。
【0052】実施の形態5.図19は、発明の実施の形
態5を示す冷媒回路図である。図中、1は圧縮機、3は
四方弁、14は源側熱交換器、15はアキュムレータで
あり、これらによって室外機ユニット50を構成する。
16は流量制御手段である絞り装置、17は負荷側熱交
換器であり、これらによって室内機ユニットを構成す
る。101は、前記室外機ユニット50と前記室内機ユ
ニットを接続する既設配管である液管、102は前記室
外機ユニット50と前記室内機ユニットを接続する既設
配管であるガス管である。19は油分離器、20は異物
回収器、21は減圧装置、22は冷媒熱交換器、23は
油戻し回路、24、25,26,27,28,29は開
閉弁であり、これらによって、洗浄ユニット52を構成
する。さらに、34、35は、絞り装置16の入口側、
出口側の温度センサを示す。
【0053】既設配管である液管101とガス管102
を洗浄する場合には、前記冷媒回路へ必要量の冷媒を封
入し、四方弁3を実線の向きに切替え、開閉弁26,2
9を閉として、圧縮機1を起動する。圧縮機1を吐出し
たガス冷媒は、熱源側熱交換器14で熱交換し、ここで
適度の熱量を放熱し油分離器19に至る。油分離器19
では、新しくユニット内に充填された冷凍機油を分離
し、分離した冷凍機油を油戻し回路23を介して室外機
ユニット50へ戻す。油分離器19で油を分離したガス
冷媒は、冷媒熱交換器22で凝縮して液もしくは気液二
相状態の冷媒となって、液管101を流れる。液管10
1を流れた冷媒は、絞り装置16a,16bによって低
圧の二相状態となって負荷側熱交換器17a,17bお
よびガス管102を流れると共に、液もしくは二相状態
の冷媒のせん断力によって、配管内壁面に付着した鉱油
を壁面より分離し、その分離した鉱油を冷媒液中もしく
は気液の界面を浮遊させながら輸送する。ガス管102
を流れた気液二相冷媒は、減圧装置21で若干絞られた
後、冷媒熱交換器22で油分離器19から流出した高温
の冷媒と熱交換し、自身は蒸発気化して異物回収器20
へ流れる。異物回収器20では、既設配管である液管1
01およびガス管102から回収した鉱油を分離し、冷
媒のみを室外機ユニット50へ戻す。
【0054】図20は絞り装置16aおよび16bの開
度の設定方法を示すフローチャートである。図20に従
って、絞り装置16aおよび16bの開度の設定方法を
説明する。以下の記載において、添え字のiは、複数の
室内ユニットのi番目を示し、Pi1、Pi2は絞り装置16
の入口側、出口側の圧力であり、温度センサ34,35
の検出値から飽和圧力として推定する。Aiは絞り装置1
6の開度であり、Ci、kiは係数(定数)である。図2
0において、ステップ1(以下S1、S2…と記す)で
は、温度センサ34、35の検知値から圧力Pi1、Pi2を
推定する。S2では、差圧ΔPi= Pi1‐Pi2を算出す
る。S3では、各室内熱交換器を流れる配管の単位断面
当りの冷媒流量G i = Ci・Ai・√ΔPiを算出する。S4で
は、各室内機を流れる配管の単位断面積当りの冷媒流量
の平均値を算出する。S5では、各室内機を流れる配管
の単位断面積当りの冷媒流量の平均値Gmと先に算出した
冷媒流量G iとの差ΔG iを算出する。S6では、絞り装
置16の開度の変更値Ai’を算出、制御する。 S7で
は、洗浄運転終了時間を判断し、洗浄終了時間に達した
場合は絞り装置16の制御を終了する。洗浄終了時間に
達しない場合には、絞り装置16の開度を設定し、S1
に戻る。
【0055】以上のように、絞り装置16の開度を設定
することにより、配管長や配管径の違いによる枝管への
冷媒分配の不均一を低減し、配管長、配管径・高低差等
による各グループ内での配管への冷媒分配量のアンバラ
ンスを高精度に補正し、洗浄の信頼性を高めることがで
きる。図19の冷媒回路図は、負荷側熱交換器17に室内
機バイパス配管のない例であるが、図10のようにバイパ
ス配管108を有する場合は、流量制御手段としての流
量制御弁32を、その前後の圧力で前記の絞り装置16
と同様に制御する。
【0056】実施の形態6.図21は、本発明の実施の
形態6を示す冷媒回路図である。図中、実施の形態1と
同一部分には、同一の記号を付し、説明を省略する。図
21において、19は油分離器、20は異物回収器、2
1は減圧装置、22は冷媒熱交換器、23は油戻し回
路、24、25,26,27,28,29は開閉弁であ
り、これらによって洗浄ユニット52を構成する。
【0057】既設配管である液管101とガス管102
を洗浄する場合には、前記冷媒回路へ必要量の冷媒を封
入し、四方弁3を破線の向きに切替え、開閉弁26,2
9を閉とし、圧縮機1を起動する。圧縮機1を吐出した
ガス冷媒は、四方弁を介し、開閉弁27を経て油分離器
19に至る。油分離器19では、新しくユニット内に充
填された冷凍機油を分離し、分離した冷凍機油を油戻し
回路23および開閉弁24を介して室外ユニット50へ
戻す。油分離器19で油を分離したガス冷媒は、冷媒熱
交換器22で凝縮して液もしくは気液二相状態の冷媒と
なって、開閉弁28を経てガス管102を流れる。ガス
管102を流れた冷媒は、負荷側熱交換器17a、17
bと絞り装置16a、16bをバイパスし、バイパスユ
ニット53a、53bを流れ、流量制御弁32a、32
bによって若干絞られた後、液管101を流れるととも
に、液もしくは二相状態の冷媒のせん断力によって、配
管内壁面に付着した鉱油を壁面より分離し、その分離し
た鉱油を冷媒液中もしくは気液の界面を浮遊させながら
輸送する。液管101を流れた気液二相冷媒は、開閉弁
25を経て洗浄ユニット52に入り、減圧装置21で若
干絞られた後、冷媒熱交換器22で油分離器19から流
出した高温の冷媒と熱交換し、自身は蒸発気化して異物
回収器20へ流れる。異物回収器20では、既設配管で
ある液管101およびガス管102から回収した鉱油を
分離し、冷媒のみを開閉弁24を経て室外ユニット50
へ戻す。
【0058】図22に冷媒の流れ方向に対する冷媒の圧
力の変化を示す。図22から、圧力はガス管102部で
ほぼ一定値であり、圧力は液管101部で大きく低下す
ることがわかる。この結果、冷媒の流れ方向の温度分布
は、図23に示すようにガス管102部で一様に高圧の
飽和温度になることがわかる。
【0059】この結果、ガス管102には高温・高圧の
気液二相冷媒が流れるので、ガス管102中に残留する
鉱油の粘度を低減させ、冷媒のせん断力によってスムー
ズに移動させることができので、洗浄時間を低減するこ
とができる。
【0060】なお、ヘッダ等による分岐管を使った枝管
の分岐では、図24および図25に示すような袋小路の
配管が存在する場合がある。このとき、冷媒を流す向き
が、図24のように袋小路の先端に向かって垂直に流れ
る場合は、洗浄冷媒が袋小路の先端まで十分に行届かず
洗浄が不充分になる。そこで、図25に示すように袋小
路の先端に向かって平行に冷媒を流入させ、液冷媒の慣
性力によって袋小路先端部まで液冷媒を飛ばすことで、
袋小路の洗浄を行うことが望ましい。ところが、既設の
冷媒配管の場合には、配管の施工状態が予めわからない
ことがあるので、図26(図27)に示すように、四方
弁35を配置し(図21の冷媒回路図に四方弁35を配
管接続する)、冷媒の流れ方向を、洗浄途中で図26か
ら図27、または図27から図26のように反転させる
と、冷媒配管中に袋小路状の分岐管部を持つような冷媒
配管を洗浄する場合でも、十分に洗浄することができる
ので、洗浄の信頼性が高まる。また、熱源側熱交換器1
4は、既設配管での吸熱または放熱の加減から、高圧
側、もしくは、低圧側のどちらかに選択して使用するこ
とが望ましい。
【0061】実施の形態7.図28は、本発明の実施の
形態7を示す冷媒回路図である。図中、実施の形態1と
同一部分には、同一の記号を付し、説明を省略する。図
28において、36、37、38は開閉弁、39は油タ
ンクであり、配管等を用いてもよい。油タンク39内部
には、冷媒液に相溶な油を封入する。ここで油タンク3
9に封入する油は、室外ユニット50に内蔵された圧縮
機1の冷凍機油と同じでも、異なってもかまわない。
【0062】既設配管である液管101とガス管102
を洗浄する場合には、前記冷媒回路へ必要量の冷媒を封
入し、四方弁3を実線の向きに切替え、開閉弁26、2
9、37、38を閉とし、開閉弁36を開とし、圧縮機
1を起動する。圧縮機1を吐出したガス冷媒は、熱源側
熱交換器14で熱交換し、ここで適度の熱量を放熱し油
分離器19に至る。油分離器19では、新しく室外ユニ
ット50内に充填された冷凍機油を分離し、分離した冷
凍機油を室外ユニット50へ戻す。油分離器19で油を
分離したガス冷媒は、冷媒熱交換器22で凝縮して液も
しくは気液二相状態の冷媒となって、液管101を流れ
る。液管101を流れた冷媒は、絞り装置16a,16
bと負荷側熱交換器17a、17bをバイパスし、バイ
パスユニット53a、53bを流れ、流量制御弁32
a、32bによって若干絞られた後、ガス管102を流
れるとともに、液もしくは二相状態の冷媒のせん断力に
よって、配管内壁面に付着した鉱油を壁面より分離し、
その分離した鉱油を冷媒液中もしくは気液の界面を浮遊
させながら輸送する。ガス管102を流れた気液二相冷
媒は、減圧装置21で若干絞られた後、冷媒熱交換器2
2で油分離器19から流出した高温の冷媒と熱交換し、
自身は蒸発気化して異物回収器20へ流れる。異物回収
器20では、既設配管である液管101およびガス管1
02から回収した鉱油を分離し、冷媒のみを室外ユニッ
ト30へ戻す。
【0063】洗浄において、ある一定時間後において、
配管内に残留する鉱油の量が一定値以下になったと推定
される時間において、開閉弁36を閉じ、開閉弁37,
38を開放することによって、油タンク39内部の油を
既設配管である液管101およびガス管102へ導く。
この結果、油タンク39から流出した油と液管101お
よびガス管102内部に残留する油とが混合し、冷媒液
への溶解度が増加し、配管内面に液膜状に残留する鉱油
が液冷媒に相溶な油とともに液冷媒に溶解するので、鉱
油の回収速度が増大する。図29はこの効果を示した図
であり、横軸に洗浄時間、縦軸に配管内に残留する鉱油
の量をとっている。図中、ラインAは、油タンク39か
ら液冷媒に相溶な油を流さない場合の残油量であり、ラ
インBは、洗浄開始後、適当な時間後に油タンク39か
ら液冷媒に相溶な油を流した場合の残油量を示してい
る。図29からわかるように、油タンク39から液冷媒
に相溶な油を流した場合には、油タンク39から液冷媒
に相溶な油を流さない場合に比べて、配管内に残留する
鉱油の量が同一量となるまでの洗浄時間が半分以下にな
ることがわかる。したがって、適当な時間に油タンク3
9から液冷媒に相溶な油を流すことで、目標の残油量ま
で洗浄する時間を短縮する効果がある。ここで、適当な
時間とは、例えば、洗浄によって配管内壁面に付着した
油が液滴状もしくは膜状となるまでの時間のことであ
る。
【0064】ここで、油タンク39内に予め充填してお
く油の量は、洗浄中に油タンク39から油を投入する時
の液管およびガス管に残留する油の量を考えて、油タン
ク39内の油と液管およびガス管に残留する油とが混合
した際に、この混合油が冷媒液にある程度の溶解性が確
保できる量とする。
【0065】また、液管101およびガス管102の長
さが長い場合において、油タンク39に封入する油を冷
媒液に相溶な油とすると、液管およびガス管中の鉱油と
該相溶な油とが直接接触する前に、該相溶な油に液冷媒
が溶解し、該相溶な油が希釈されるので、配管中に残留
する鉱油を溶解する効果が小さくなることがある。この
場合には、油タンク39に封入する油を冷媒液に非相溶
な油とし、その油の粘度を配管中に残留する鉱油の粘度
よりも小さくすることで、該非相溶な油を液もしくは気
液二相冷媒とともに流しても該非相溶な油に冷媒が溶け
ることがなく、液管およびガス管内の鉱油と該非相溶な
油とを直接接触させて混合油とすることが可能となり、
さらに、この混合油は、もともと配管中に残留していた
鉱油の粘度よりも小さく流動性に富むので、液管および
ガス管中の鉱油をすばやく回収することができ、洗浄時
間を短縮することができる。
【0066】さらに、油タンク39に封入する油を液管
101およびガス管102へ導入する際には、冷媒熱交
換器22をバイパスし、ガス冷媒と共に油タンク39に
封入する油を液管101およびガス管102へ導くこと
で、油タンク39内の油は液管101およびガス管10
2の内壁面を薄い膜状になって流れ、液管101および
ガス管102内に存在する鉱油と一様に接触させること
が可能となるので、液管101およびガス管102内の
鉱油と油タンク39に封入する油との混合油を気液二相
冷媒を使って回収することで、油タンク内に相溶な油を
充填した場合には液冷媒に溶解することで鉱油の洗浄速
度を上げることができる。また、油タンク内に非相溶で
液管101およびガス管102中に残留する鉱油の粘度
より小さな油を充填した場合には鉱油と該非相溶油の混
合油の粘度を下げ、流動性を向上させることで、洗浄速
度を上げることが可能となり、洗浄の信頼性を高めるこ
とができる。
【0067】
【発明の効果】本発明の請求項1に関わる冷凍・空調装
置は、圧縮機、熱源側熱交換器等により構成される室外
機ユニットと、負荷側熱交換器等により構成される室内
機ユニットと、室内機ユニットもしくは室外機ユニット
の少なくとも一方に設けた絞り装置と、室外機ユニット
と室内機ユニットを接続する液管、ガス管と、を備え、
液管及びガス管、並びに室内機ユニットのうち少なくと
も一方が第1の冷媒、冷凍機油で使用したものの再使用
である冷凍・空調装置において、第1の冷媒、冷凍機油
とは相違する第2の冷媒、冷凍機油を使用するに際し
て、制御手段により、第2の冷媒を液もしくは気液二相
とし、該液もしくは気液二相の第2の冷媒で前記再使用
部分を洗浄するので、劣化した第1の冷凍機油を速やか
に洗浄・回収し、洗浄運転後には、そのまま、通常の冷
凍・空調機として使用できるので、工事が簡単にでき
る。
【0068】本発明の請求項2に関わる冷凍・空調装置
は、請求項1の冷凍・空調装置において、異物回収器と
冷媒熱交換器を有する洗浄回路を備えたので、既存の配
管内に残留している劣化した冷凍機油を回収し、洗浄
後、回収した冷凍機油が再び冷媒回路内に散乱すること
を防止することができる。また、洗浄運転中に必要な液
冷媒を冷媒熱交換器を使用することで得ることができる
ので、ファンの駆動動力やファンの制御が不必要であ
り、経済的であり、制御も簡易である。
【0069】本発明の請求項3に関わる冷凍・空調装置
は、請求項1または請求項2の冷凍・空調装置におい
て、負荷側熱交換器をバイパスするバイパス回路と、前
記バイパス回路の冷媒流量を制御する流量制御手段を設
けたので、室内機を新規に交換したときは、バイパス回
路を介して液管およびガス管の洗浄ができ、洗浄効率が
向上する。
【0070】本発明の請求項4に関わる冷凍・空調装置
は、請求項3の冷凍・空調装置において、流量制御手段
に、ロ−タリ−バルブを使用するので、簡易な構成で流
量を制御することができ、また、枝管にできる盲腸配管
部をなくし、洗浄時に劣化した冷凍機油が盲腸配管部に
に滞留することを防止することで、洗浄の信頼性を高め
ることができる。
【0071】本発明の請求項5に関わる冷凍・空調装置
は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の冷凍
・空調装置において、複数の負荷側熱交換器を備え、前
記負荷側熱交換器の接続配管である枝管は、1本ずつに
液もしくは気液二相冷媒を順次流して洗浄するので、枝
管を洗浄する冷媒流量が不足することがない。また、室
外機ユニットと室内機ユニットを接続する液管もしくは
ガス管の流路断面積よりも各負荷側熱交換器が接続する
枝管の流路断面積の和が大きくなる場合でも、配管の洗
浄に必要な冷媒流量を確保し洗浄の信頼性を高めること
ができる。
【0072】本発明の請求項6に関わる冷凍・空調装置
は、請求項5に記載の冷凍・空調装置において、負荷側
熱交換器の接続配管である枝管に、1本ずつ液もしくは
気液二相冷媒を順次流して洗浄する場合、他の負荷側熱
交換器の枝管には、小量の冷媒を流すので、負荷側熱交
換器へ連絡する液管およびガス管のうち、洗浄していな
い枝管へ冷媒が逆流し、洗浄した配管に劣化した冷凍機
油が再付着することを防止することができる。
【0073】本発明の請求項7に関わる冷凍・空調装置
は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の冷凍
・空調装置において、複数の負荷側熱交換器を備え、前
記負荷側熱交換器の接続配管である枝管の洗浄は、前記
枝管をグル−プに分けて液もしくは気液二相冷媒で洗浄
するので、洗浄時間を短縮することができる。
【0074】本発明の請求項8に関わる冷凍・空調装置
は、請求項7記載の冷凍・空調装置において、洗浄する
枝管の配管断面積の和がほぼ等しくなるようにグル−プ
分けするので、各グループ毎に配管へ一定の冷媒流量を
流すことができるので、洗浄の信頼性を高めることがで
きる。
【0075】本発明の請求項9に関わる冷凍・空調装置
は、請求項7記載の冷凍・空調装置において、負荷側熱
交換器の容量の和がほぼ等しくなるようにグル−プ分け
するので、液管およびガス管が建物に埋設されたり、配
管の施工図面がなく配管の断面積が直接わからない場合
でも、各グループ毎に一定の冷媒流量を配管へ流すこと
ができるので、洗浄の信頼性を高めることができる。
【0076】本発明の請求項10に関わる冷凍・空調装
置は、請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の冷凍
・空調装置において、流量制御手段の開度を各負荷側熱
交換器の容量に応じた固定開度としたので、グル−プ内
での各枝管へ分配される冷媒流量のアンバランスを小さ
くし、洗浄の信頼性を高めることができる。
【0077】本発明の請求項11に関わる冷凍・空調装
置は、請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の冷凍
・空調装置において、流量制御手段の開度を負荷側熱交
換器の接続配管である枝管で生じる圧力損失以上の圧力
損失がつく固定開度とすること、または、そのような固
定絞りを設けるので、グル−プ内での各枝管へ分配され
る冷媒流量のアンバランスを小さくし、洗浄の信頼性を
高めることができる。
【0078】本発明の請求項12に関わる冷凍・空調装
置は、請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の冷凍
・空調装置において、流量制御手段の上流の圧力、下流
の圧力と流量制御手段の開度とから冷媒流量を算出し、
流量制御手段の開度を補正するので、各グループ内での
流量のアンバランスを高精度に補正し配管長・高低差に
対する制御範囲を広げ、洗浄の信頼性をさらに高めるこ
とができる。
【0079】本発明の請求項13に関わる冷凍・空調装
置は、請求項1乃至請求項12のいずれか1項の冷凍・空
調装置において、液管およびガス管の洗浄は、液管から
ガス管に向けて液もしくは気液二相冷媒を流すので、前
記液管およびガス管内で圧力損失の影響から、配管内径
の小さな液管側の冷媒の乾き度を配管内径の大きなガス
管側の冷媒の乾き度よりも小さくすることができるの
で、液管とガス管を合せた圧力損失を最小に抑え、洗浄
に必要な冷媒流量を確保することができる。
【0080】本発明の請求項14に関わる冷凍・空調装
置は、請求項1乃至請求項12のいずれか1項の冷凍・空
調装置において、液管およびガス管の洗浄は、ガス管か
ら液管に向けて液もしくは気液二相冷媒を流すので、前
記液管およびガス管内で圧力損失の影響から、配管内径
が大きく、冷媒の速度が液管よりも遅くなるガス管にお
いて、冷媒温度を高くすることができるので、ガス管内
における油の粘度を低下させ、油の移動速度を増大させ
ることで、洗浄時間を短縮することができる。
【0081】本発明の請求項15に関わる冷凍・空調装
置は、請求項1乃至請求項12のいずれか1項の冷凍・空
調装置において、液管およびガス管の洗浄途中におい
て、冷媒の流れの向きを反転させるので、複数の負荷側
熱交換器へ連絡する液管およびガス管への冷媒分配器等
へ溜まりこむ油の滞留量を低減することができる。
【0082】本発明の請求項16に関わる冷凍・空調装
置は、請求項1乃至請求項15の冷凍・空調装置におい
て、洗浄途中において、洗浄する冷媒に相溶な油を流す
ので、既設の液管およびガス管中の劣化した油を該油と
混合させ、その混合油を冷媒に溶かして回収することに
よって、洗浄時間を短縮することができる。
【0083】本発明の請求項17に関わる冷凍・空調装
置は、請求項1乃至請求項15の冷凍・空調装置におい
て、洗浄途中において、洗浄する冷媒に非相溶もしくは
わずかに相溶で、粘度が残留する油よりも低い油を流す
ので、冷媒液により該油が希釈されることを防止し、該
油を既設配管中の劣化した油と確実に混合し、粘度を低
下させることで、前記混合油の移動速度を高め、洗浄時
間を短縮することができる。
【0084】本発明の請求項18に関わる冷凍・空調装
置は、請求項17記載の冷凍・空調装置において、洗浄
途中において、洗浄する冷媒に相溶もしくは非相溶な油
を流す時には、該油を冷媒ガスと共に循環させた後に、
液もしくは気液二相冷媒を流すので、該油と既設配管中
の冷凍機油の混合を確実にし、洗浄時間をさらに短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す冷凍・空調装置の
冷媒回路図である。
【図2】洗浄する冷媒の状態に対する配管内の残油量の
相違を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1の制御器の制御ブロック
図。
【図4】本発明の実施の形態1の一般的な制御のフロ−
チャ−ト図。
【図5】本発明の実施の形態1の過昇温、液バック防止
の制御フロ−チャ−ト図。
【図6】本発明の実施の形態1を示す他の冷凍・空調装
置の冷媒回路図である。
【図7】本発明の実施の形態2を示す冷凍・空調装置の
冷媒回路図である。
【図8】冷媒の流れ方向の乾き度の変化を示す図であ
る。
【図9】冷媒の流れ方向の圧力分布を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態2を示す他の冷凍・空調
装置の冷媒回路図である。
【図11】本発明の実施の形態2のロータリーバルブの
断面図である。
【図12】本発明の実施の形態3の負荷側熱交換器の接
続台数の変化に対するトータルの流路断面積および単位
断面積当りの冷媒流量の変化を示す図。
【図13】本発明の実施の形態3の主管と枝管の接続部
付近での冷媒の流動様式を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態3の枝管の開閉弁を閉じ
た場合の冷媒の挙動を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態4の負荷側熱交換器の接
続台数の変化に対するトータルの流路断面積および単位
断面積当りの冷媒流量の変化を示す図。
【図16】本発明の実施の形態4の負荷側熱交換器の容
量の変化に対する負荷側熱交換器と接続される液管また
はガス管の径の変化を示す図。
【図17】本発明の実施の形態4の負荷側熱交換器の容
量の変化に対する必要冷媒流量と流量制御弁の開度の変
化を示す図。
【図18】本発明の実施の形態4の流量制御弁の圧力損
失と平均冷媒流量、最小冷媒流量の関係を示す図。
【図19】本発明の実施の形態5を示す冷凍・空調装置
の冷媒回路図。
【図20】本発明の実施の形態5における絞り装置の制
御のフローチャート図。
【図21】本発明の実施の形態6を示す冷凍・空調装置
の冷媒回路図である。
【図22】本発明の実施の形態6の冷媒の流れ方向の圧
力の変化を示す図。
【図23】本発明の実施の形態6の冷媒の流れ方向の温
度の変化を示す図。
【図24】本発明の実施の形態6の袋小路状の配管の洗
浄を説明する図。
【図25】本発明の実施の形態6の袋小路状の配管の洗
浄を説明する別の図。
【図26】本発明の実施の形態6の反転洗浄を説明冷凍
・空調装置の冷媒回路図。
【図27】本発明の実施の形態6の反転洗浄説明する冷
凍・空調装置の別の冷媒回路図である。
【図28】本発明の実施の形態7を示す冷凍・空調装置
の冷媒回路図である。
【図29】本発明の実施の形態7の油タンクより油を投
入した場合と投入しない場合の残油量の時間変化を示す
図。
【図30】従来の冷凍・空調装置の冷媒回路図。
【符号の説明】
1圧縮機、14熱源側熱交換器、16絞り装置、17負
荷側熱交換器、20異物回収器、22冷媒熱交換器、3
2流量制御手段、50室外機ユニット、51室内機ユニ
ット、101液管、102ガス管、107、108バイ
パス回路、110制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高下 博文 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 畝崎 史武 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、熱源側熱交換器等により構成さ
    れる室外機ユニットと、負荷側熱交換器等により構成さ
    れる室内機ユニットと、前記室内機ユニットもしくは前
    記室外機ユニットの少なくとも一方に設けた絞り装置
    と、前記室外機ユニットと前記室内機ユニットを接続す
    る液管、ガス管と、を備え、前記液管及び前記ガス管、
    並びに前記室内機ユニットのうち少なくとも一方が第1
    の冷媒、冷凍機油で使用したものの再使用である冷凍・
    空調装置において、前記第1の冷媒、冷凍機油とは相違
    する第2の冷媒、冷凍機油を使用するに際して、制御手
    段により、前記第2の冷媒を液もしくは気液二相とし、
    該液もしくは気液二相の第2の冷媒で前記再使用部分を
    洗浄することを特徴とする冷凍・空調装置。
  2. 【請求項2】 異物回収器と冷媒熱交換器を有する洗浄
    回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の冷凍・空
    調装置。
  3. 【請求項3】 負荷側熱交換器をバイパスするバイパス
    回路と、前記バイパス回路の冷媒流量を制御する流量制
    御手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の冷凍・空調装置。
  4. 【請求項4】 流量制御手段に、ロ−タリ−バルブを使
    用することを特徴とする請求項3記載の冷凍・空調装
    置。
  5. 【請求項5】 複数の負荷側熱交換器を備え、前記負荷
    側熱交換器の接続配管である枝管は、1本ずつに液もし
    くは気液二相冷媒を順次流して洗浄することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の冷凍・
    空調装置。
  6. 【請求項6】 前記負荷側熱交換器の接続配管である枝
    管に、1本ずつ液もしくは気液二相冷媒を順次流して洗
    浄する場合、他の負荷側熱交換器の枝管には、小量の冷
    媒を流すことを特徴とする請求項5記載の冷凍・空調装
    置。
  7. 【請求項7】 複数の負荷側熱交換器を備え、前記負荷
    側熱交換器の接続配管である枝管の洗浄は、前記枝管を
    グル−プに分けて液もしくは気液二相冷媒で洗浄するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の冷凍・空調装置。
  8. 【請求項8】 洗浄する枝管の配管断面積の和がほぼ等
    しくなるようにグル−プ分けすることを特徴とする請求
    項7記載の冷凍・空調装置。
  9. 【請求項9】 負荷側熱交換器の容量の和がほぼ等しく
    なるようにグル−プ分けすることを特徴とする請求項7
    記載の冷凍・空調装置。
  10. 【請求項10】 流量制御手段の開度を各負荷側熱交換
    器の容量に応じた固定開度としたことを特徴とする請求
    項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の冷凍・空調装
    置。
  11. 【請求項11】 流量制御手段の開度を負荷側熱交換器
    の接続配管である枝管で生じる圧力損失以上の圧力損失
    がつく固定開度とすること、または、そのような固定絞
    りを設けることを特徴とする請求項7乃至請求項9のい
    ずれか1項に記載の冷凍・空調装置。
  12. 【請求項12】 流量制御手段の上流の圧力、下流の圧
    力と流量制御手段の開度とから冷媒流量を算出し、流量
    制御手段の開度を補正することを特徴とする請求項7乃
    至請求項9のいずれか1項に記載の冷凍・空調装置。
  13. 【請求項13】 前記液管および前記ガス管の洗浄は、
    前記液管から前記ガス管に向けて液もしくは気液二相冷
    媒を流すことを特徴とする請求項1〜12記載の冷凍・
    空調装置。
  14. 【請求項14】 前記液管および前記ガス管の洗浄は、
    前記ガス管から前記液管に向けて液もしくは気液二相冷
    媒を流すことを特徴とする請求項1〜12記載の冷凍・
    空調装置。
  15. 【請求項15】 前記液管および前記ガス管の洗浄途中
    において、冷媒の流れの向きを反転させることを特徴と
    する請求項1〜12記載の冷凍・空調装置。
  16. 【請求項16】 洗浄途中において、洗浄する冷媒に相
    溶な油を流すことを特徴とする請求項1〜15記載の冷
    凍・空調装置。
  17. 【請求項17】 洗浄途中において、洗浄する冷媒に非
    相溶もしくはわずかに相溶で、粘度が残留する油よりも
    低い油を流すことを特徴とする請求項1〜15記載の冷
    凍・空調装置。
  18. 【請求項18】 洗浄途中において、洗浄する冷媒に相
    溶もしくは非相溶な油を流す時には、該油を冷媒ガスと
    共に循環させた後に、液もしくは気液二相冷媒を流すこ
    とを特徴とする請求項16または請求項17記載の冷凍
    ・空調装置。
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