JP2002249842A - 傾斜複合材およびその製造方法 - Google Patents
傾斜複合材およびその製造方法Info
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Abstract
在し、かつ該均質部から内部に指向して硬度が低下する
傾斜複合材およびその製造方法を提供する。 【解決手段】金属粒子とセラミックス粒子の混合粉末を
成形して成形体とし、この成形体を焼結して多孔質焼結
体とする。この多孔質焼結体の内部に触媒含有溶液を含
浸して乾燥した後、多孔質焼結体の内部に触媒含有有機
溶液を含浸する。次いで、必要に応じて該多孔質焼結体
の表面にコーティング膜を形成した後、多孔質焼結体を
再焼結して緻密化し、製品としての緻密焼結体(傾斜複
合材10)とする。触媒含有有機溶液としては、金属ア
ルコキシドが好適である。
Description
属とを含有する傾斜複合材およびその製造方法に関し、
一層詳細には、硬度が略均一でかつ厚肉な均質部が表面
側に存在し、しかも、該均質部から内部に指向して硬度
が低下する傾斜複合材およびその製造方法に関する。
は、種々の分野で広汎に使用されている。例えば、コバ
ルトと炭化タングステンが焼結されてなる炭化タングス
テン−コバルト系超硬合金や、モリブデンと炭化チタン
が焼結されてなる炭化チタン系サーメットは、切削工具
の刃具として採用されている。
は、金属とセラミックスの組成比に依存して変化する。
すなわち、金属の組成比が高くなるほど強度および靱性
が向上し、一方、金属の組成比が低くなるほど硬度が向
上する。したがって、金属とセラミックスの組成比は、
複合材が所望の特性となるように選定される。例えば、
上記したような刃具においては、硬度や耐摩耗性を確保
して長寿命化を図るために、金属の組成比を低くする傾
向にある。
は、高硬度および高耐摩耗性を有するが、靱性が低い。
したがって、この種の刃具を使用した場合には、該刃具
に割れや欠けが生じることが懸念される。一方、靱性が
高い刃具には、耐摩耗性が低く寿命が短いという不具合
がある。
てセラミックスの組成比が減少し、かつ金属の組成比が
増加する傾斜複合材から刃具を構成することが提案され
ている。この場合、均質部が高硬度であるので長寿命を
有する刃具となり、かつ内部が高靱性であるので割れや
欠けが生じ難くなるからである。
積%の金属粒子、80体積%の金属粒子と20体積%の
非酸化物セラミックス粒子の混合粉末、60体積%の金
属粒子と40体積%の非酸化物セラミックス粒子の混合
粉末、40体積%の金属粒子と60体積%の非酸化物セ
ラミックス粒子の混合粉末、20体積%の金属粒子と8
0体積%の非酸化物セラミックス粒子の混合粉末、10
0体積%の非酸化物セラミックス粒子、20体積%の金
属粒子と80体積%の非酸化物セラミックス粒子の混合
粉末、40体積%の金属粒子と60体積%の非酸化物セ
ラミックス粒子の混合粉末、60体積%の金属粒子と4
0体積%の非酸化物セラミックス粒子の混合粉末、80
体積%の金属粒子と20体積%の非酸化物セラミックス
粒子の混合粉末、100体積%の金属粒子をこの順序で
積層し、次いでこの積層体を焼結させることにより製造
することができる。
子の焼結可能な温度と非酸化物セラミックス粒子の焼結
可能な温度は周知のように大きく異なり、後者の方がよ
り高温である。したがって、金属粒子が焼結可能な温度
で上記積層体を焼結した場合には、非酸化物セラミック
ス粒子が緻密化しないので低強度の傾斜複合材となる。
一方、非酸化物セラミックス粒子が焼結可能な温度で上
記積層体を焼結した場合には、金属が融解してしまうの
で所望の形状の傾斜複合材を製造することが困難とな
る。また、上記のように段階的に組成比が異なる積層体
の焼結を行うと、緻密化速度や焼結に伴う体積収縮の度
合いが各層において異なるために、焼結体(傾斜複合
材)が変形する。さらに、焼結の際に、焼結体にクラッ
クが発生することもある。
造方法には、実用に供することが可能な程度の硬度およ
び靱性を兼ね備える傾斜複合材を所望の形状で製造する
ことが著しく困難であるという不具合がある。
等として使用する場合、焼結体の均質部に対して旋削加
工等の後加工を施すことが一般的である。しかしなが
ら、この後加工によって該焼結体の肉厚が小さくなる。
すなわち、硬度が最も高い領域が除去される。このた
め、最終製品としての刃具や金型等を得る際に、これら
に硬度が最も高い領域を残留させることが困難となる。
されたもので、硬度が最も高い領域を製品に残留させる
ことが可能で、しかも、所望の形状をなす傾斜複合材お
よびその製造方法を提供することを目的とする。
めに、本発明は、非酸化物セラミックスと金属とを含有
し、ビッカース硬度の最大値と最小値との差が20以内
である均質部を表面側に有するとともに前記均質部から
内部に指向して硬度が低下する傾斜複合材であって、前
記均質部の肉厚が当該傾斜複合材の肉厚の15〜70%
を占めることを特徴とする。
は、均質部の硬度が略均一であり、しかも、その肉厚が
大きい。このため、該均質部に対して研削加工等を施し
て最終製品とする場合であっても、該最終製品に最も硬
度が高い領域を残留させることができる。
ス硬度の最小値と均質部のビッカース硬度の平均値との
差が50以上であることが好ましい。ビッカース硬度の
差が50未満であると、低硬度部(内部)の靱性が乏し
くなるからである。
しては、TiC、TiN、NbN、NbC、TaN、T
aC、WC、ZrN、ZrCおよびAlCの群から選択
された少なくとも1つを挙げることができ、金属の好適
な例としては、Fe、Ni、Coおよびこれらの2種以
上からなる合金の群から選択された少なくとも1つを挙
げることができる。この場合、傾斜複合材における金属
の組成比を5〜15%とする。非酸化物セラミックス粒
子の組成比が85重量%未満でかつ金属粒子の組成比が
15重量%を超えると、傾斜複合材10としては硬度に
乏しいものとなる。また、非酸化物セラミックス粒子が
95重量%を超えかつ金属粒子が5重量%未満である
と、靱性が乏しくなる。いずれの場合においても、金型
や切削工具の刃具等として使用することが困難となるか
らである。
金属とを含有し、ビッカース硬度の最大値と最小値との
差が20以内でありかつ肉厚が当該傾斜複合材の肉厚の
15〜70%を占める均質部を有するとともに前記均質
部から内部に指向して硬度が低下する傾斜複合材の製造
方法であって、非酸化物セラミックス粒子と金属粒子と
が混合されてなる混合粉末を成形して成形体とする成形
工程と、前記成形体を焼結して多孔質焼結体とする一次
焼結工程と、前記多孔質焼結体の内部に触媒含有溶液を
含浸する第1の含浸工程と、前記多孔質焼結体の内部に
含浸された触媒含有溶液を乾燥する第1の乾燥工程と、
前記多孔質焼結体の内部に触媒含有有機溶液を含浸する
第2の含浸工程と、前記多孔質焼結体の内部に含浸され
た触媒含有有機溶液を乾燥する第2の乾燥工程と、前記
多孔質焼結体を再焼結して傾斜複合材とする二次焼結工
程と、を有することを特徴とする。
と、該多孔質焼結体の内部深くまで触媒が到達する。こ
のため、該多孔質焼結体を緻密化すると、内部に存在す
るセラミックス粒子を比較的大きく粒成長させることが
できる。その結果、硬度が略均一な領域の肉厚が大きい
緻密焼結体が得られる。また、セラミックス粒子の粒成
長は、表面側に存在するものが促進される。したがっ
て、得られた緻密焼結体は、内部に比して均質部の硬度
が高い傾斜複合材となる。
結体(傾斜複合材)の形状に対応する。したがって、成
形体を所定の形状とすることによって所望の形状の傾斜
複合材を得ることができる。
含有有機溶液としては、金属アルコキシドが好適であ
る。この場合、第2の乾燥工程が行われても触媒が多孔
質焼結体の内部に残留するので、該内部に存在するセラ
ミックス粒子の粒成長を確実に誘起することができる。
このため、硬度が略均一な領域の肉厚が大きい緻密焼結
体を確実に得ることができるからである。また、金属ア
ルコキシドは、第1の含浸工程で多孔質焼結体の内部に
分散された触媒に対する溶解度が低いので、触媒を溶解
してしまう懸念がないからである。
C、TiN、NbN、NbC、TaN、TaC、WC、
ZrN、ZrCおよびAlCの群から選択された少なく
とも1つの非酸化物セラミックス粒子と、Fe、Ni、
Coおよびこれらの2種以上からなる合金の群から選択
された少なくとも1つの金属粒子とを含有するとともに
金属の組成比が5〜15重量%である場合、触媒含有溶
液または触媒含有有機溶液に溶解ないし分散される触媒
としては、Fe、Ni、Co、Mn、Cr、Ti、Zr
またはAlが好適である。これらはいずれも、上記した
セラミックス粒子の粒成長を促進する。
体の表面にホウ素化合物からなるコーティング膜を形成
する被覆工程を行うことが好ましい。ホウ素化合物の存
在によりセラミックス粒子の粒成長が一層促進されるの
で、均質部の硬度を一層向上させることができるからで
ある。
な例としては、六方晶系窒化ホウ素(h−BN)または
炭化ホウ素(B4C)を挙げることができる。また、こ
れらのコーティング膜は容易かつ簡便に形成することが
できるので、コスト的にも有利となる。
よびその製造方法につき好適な実施の形態を挙げ、添付
の図面を参照して詳細に説明する。
斜視図を図1に示す。この場合、傾斜複合材10は、直
径20mm、長さ40mmの円柱体であり、非酸化物セ
ラミックスと金属とを含有してなる。
に高硬度や耐摩耗性をもたらす成分である。非酸化物セ
ラミックスとしては、後述する二次焼結工程の際に、当
該傾斜複合材10を構成する金属の融点よりも低温で緻
密化が促進されるものであれば特に限定はされないが、
好適な例としては、TiC、TiN、NbN、NbC、
TaN、TaC、WC、ZrN、ZrCを挙げることが
できる。
す成分である。すなわち、金属の含有量が高いほど傾斜
複合材10の靱性が高くなる。したがって、該傾斜複合
材10を切削工具の刃具として用いる場合、この刃具は
割れや欠けが生じにくいものとなる。
ることのないもの、換言すれば、非酸化物セラミックス
粒子の粒成長が起こる温度よりも融点が高いものが選定
される。このような金属であれば特に限定はされない
が、非酸化物セラミックスとして上記したようなものが
選定された場合においては、Fe、Ni、Coおよびこ
れらの2種以上からなる合金の群から選択された少なく
とも1つを好適な例として挙げることができる。
クスの組成比が高くなると、必然的に金属の組成比が低
くなり、その結果、該傾斜複合材10の靱性が低下して
しまう。このため、非酸化物セラミックスと金属の組成
比は、得られる傾斜複合材10に必要とされる硬度や靱
性に応じて設定される。例えば、上記したような非酸化
物セラミックスおよび金属を含有する傾斜複合材10を
刃具とする場合、非酸化物セラミックスの組成比を85
〜95重量%、金属の組成比を5〜15重量%とするこ
とが好ましい。
面図を図2に示す。この傾斜複合材10では、硬度が略
均一な均質部12が表面側に存在し、かつ該均質部12
に比して硬度が低い低硬度部14が内部側に存在する。
一な均質部12とは、具体的には、傾斜複合材10にお
いて測定されたビッカース硬度の最大値との差が20以
内である領域を指称する。例えば、傾斜複合材10にお
いて測定されたビッカース硬度の最高値が1600であ
る場合、ビッカース硬度が1575を示す領域までを均
質部12とする。また、図2における均質部12と低硬
度部14とを区画する境界線は、傾斜複合材10に硬度
が略均一な領域(均質部12)と該均質部12に比して
低硬度な領域(低硬度部14)とが存在することを表す
ために便宜的に図示したものであり、均質部12と低硬
度部14との間に界面が存在することを意味するもので
はない。
高硬度となる理由は、該均質部12に存在する非酸化物
セラミックス粒子が、低硬度部14に存在する非酸化物
セラミックス粒子に比して大きく粒成長しているためで
ある。
15〜70%を占める。図2に示される傾斜複合材10
の場合、例えば、直径方向では表面から6mm程度ま
で、長さ方向では表面から12mm程度までを均質部1
2として設けることができる。このように、高硬度な領
域(均質部12)の肉厚を著しく大きくすることができ
るので、傾斜複合材10に研削加工等を施して該均質部
12の一部を除去する場合であっても、高硬度な領域を
確保した状態で最終製品とすることができる。
均質部12と低硬度部14とを区分する界面が存在しな
いので、傾斜複合材10の一部に熱応力や応力が集中す
ることを回避することができる。このため、傾斜複合材
10の耐久性を確保することができ、結局、傾斜複合材
10を金型や刃具として長期間に亘り使用することがで
きる。
度の最小値と、均質部12におけるビッカース硬度の平
均値との差は、50以上であることが好ましい。ビッカ
ース硬度の差が50未満であると、内部の靱性が乏しく
なり、このために割れや欠けが発生し易いものとなるか
らである。より好ましい両者の差は、100以上であ
る。
造することができる。
のフローチャートを図3示す。この製造方法は、成形体
を得る成形工程S1と、前記成形体を焼結して多孔質焼
結体とする一次焼結工程S2と、前記多孔質焼結体の内
部に触媒含有溶液を含浸する第1の含浸工程S3と、前
記触媒含有溶液の溶媒を乾燥する第1の乾燥工程S4
と、前記多孔質焼結体の内部に触媒含有有機溶液を含浸
する第2の含浸工程S5と、前記触媒含有有機溶液の有
機溶媒を乾燥する第2の乾燥工程S6と、前記多孔質焼
結体の均質部にコーティング膜を形成する被覆工程S7
と、前記多孔質焼結体を再焼結して緻密焼結体(傾斜複
合材)とする二次焼結工程S8とを備える。
ラミックス粒子と金属粒子の混合粉末を調製する。
な例としては、上記したようなTiC、TiN、Nb
N、NbC、TaN、TaC、WC、ZrN、ZrC等
の少なくとも1つを挙げることができる。これらの非酸
化物セラミックス粒子は、二次焼結工程S8において、
後述する触媒の作用により粒成長が促進される。また、
金属粒子の好適な例としては、Fe、Ni、Coおよび
これらの2種以上からなる合金の群から選択された少な
くとも1つを挙げることができる。
子と金属粒子との組成比は、傾斜複合材10の用途にも
よるが、上記したように、非酸化物セラミックス粒子:
金属粒子=85:15〜95:5(重量比、以下同じ)
とすることが好ましい。非酸化物セラミックス粒子の組
成比が85重量%未満でかつ金属粒子の組成比が15重
量%を超えると、傾斜複合材10としては硬度に乏しい
ものとなる。また、非酸化物セラミックス粒子の重量比
が95重量%を超えかつ金属粒子の重量比が5重量%未
満であると、靱性が乏しくなる。いずれの場合において
も、金型や切削工具の刃具等として使用することが困難
となる。
成形体を作製する。この際の成形荷重は、一次焼結工程
S2で多孔質焼結体が確実に得られるようにするため
に、成形体の開気孔が閉塞されることがない程度に設定
される。具体的には、成形荷重を100〜300MPa
程度とすることが好ましい。この場合、金属粒子が塑性
変形を起こすことを回避することができるので、成形体
の開気孔が閉塞されることはない。
孔が残留するように前記成形体を焼結して多孔質焼結体
とする。この時点で緻密焼結体とすると、第1の含浸工
程S3および第2の含浸工程S5において、触媒含有溶
液および触媒含有有機溶液を内部に含浸させることが困
難となるからである。
結温度や時間は、金属粒子同士の融着が起こり、該金属
粒子同士にネックが形成された状態で終了されるように
設定される。すなわち、一次焼結工程S2では、非酸化
物セラミックス粒子同士は融着されない。具体的には、
焼結温度を1050〜1330Kとし、かつ焼結時間を
1.5〜2時間とすれば充分である。
媒を含有する触媒含有溶液を前記多孔質焼結体の内部に
含浸させる。すなわち、例えば、触媒含有溶液中に前記
多孔質焼結体を浸漬する。この浸漬により、触媒含有溶
液が多孔質焼結体の開気孔を介してその内部へと浸透す
る。
非酸化物セラミックス粒子の成長を促進する物質であれ
ば特に限定されるものではないが、非酸化物セラミック
スが上記したようなものである場合、Fe、Ni、C
o、Mn、Cr、Ti、ZrまたはAl等を好適な例と
して挙げることができる。触媒含有溶液としては、上記
した金属を含有する硝酸塩や酢酸塩等の金属塩を溶媒に
溶解ないし分散させたものを使用すればよい。溶媒も特
に限定されるものではないが、水やアルコール等を好適
な例として挙げることができる。
燥工程S4において、自然放置により触媒含有溶液を乾
燥して溶媒を揮散除去させる。または、多孔質焼結体を
330〜390Kで30分程度加熱して触媒含有溶液を
乾燥するようにしてもよい。これにより、溶媒の大部分
が多孔質焼結体から揮散除去して触媒が残留する。
浸された溶媒が均質部に指向して移動することに伴い、
触媒も均質部に移動する。このため、多孔質焼結体の均
質部における触媒の濃度は、内部に比して高くなる。
媒が残留した多孔質焼結体を、触媒を含有する触媒含有
有機溶液中に浸漬する。この浸漬により、第1の含浸工
程S3と同様に、触媒含有有機溶液が多孔質焼結体の開
気孔を介してその内部へと浸透する。
が液体であるもの、または有機溶媒に触媒が分散ないし
溶解されたものが使用される。この理由は、水溶液を使
用した場合、第1の含浸工程S3および第1の乾燥工程
S4を行うことによって多孔質焼結体の内部に分散され
た触媒が第2の含浸工程S5で溶解ないし溶出してしま
うからである。
しては、触媒の溶解度が著しく低いものが選定される。
特に、触媒の溶解度が低く、かつゲル化ないしは固化し
て流動性が消失し、このために多孔質焼結体の内部に滞
留し易いことから、金属アルコキシドが好適である。こ
の場合、後述するように、傾斜複合材10において均質
部12の肉厚を大きくすることができるからである。
の好適な例としては、第1の含浸工程S3において使用
された触媒含有溶液に含有される触媒、すなわち、F
e、Ni、Co、Mn、Cr、Ti、ZrまたはAl等
が挙げられる。要するに、第2の含浸工程S5において
使用される触媒含有有機溶液としては、例えばチタニウ
ムイソプロポキシド等、これらの金属アルコキシドを使
用することが好ましい。
1の乾燥工程S4と同様にして触媒含有有機溶液の溶媒
を揮散除去させる。
体に僅かに残留した溶媒(水分)等によりゲル化ないし
は固化した状態で多孔質焼結体の内部に滞留している。
したがって、多孔質焼結体の内部に含浸された溶媒が均
質部12に指向して移動しても、触媒自体は内部に滞留
する。
結体の表面にホウ素化合物からなるコーティング膜を形
成する。これにより、傾斜複合材10の硬度を一層向上
させることができる。この理由は、ホウ素化合物が非酸
化物セラミックス粒子の粒成長を促進する粒成長促進剤
として機能するためであると考えられる。
系窒化ホウ素(h−BN)または炭化ホウ素(B4C)
を挙げることができる。これらを構成材料とするコーテ
ィング膜を形成した場合、傾斜複合材10の硬度が顕著
に向上する。具体的には、コーティング膜を形成しない
場合に比して、傾斜複合材10のビッカース硬度が50
〜100程度高くなる。
ーティング膜は、例えば、キシレンやトルエン、あるい
はアセトン等の溶媒にh−BNまたはB4Cの粉末が分
散された溶液を多孔質焼結体の表面に噴霧した後、溶媒
を揮散除去することにより容易にかつ低コストで形成す
ることができる。
部の一部にコーティング膜が形成された多孔質焼結体を
窒素雰囲気中で再焼結して緻密焼結体とする。すなわ
ち、非酸化物セラミックス粒子を粒成長させる。これに
より、製品としての傾斜複合材10が得られるに至る。
なお、緻密焼結体(傾斜複合材10)は、相対密度が9
0%以上であることが好ましい。相対密度が90%未満
では、強度や靱性が乏しくなるからである。
および時間は、それぞれ、1623〜1873K、30
分〜4時間とすることが好ましい。温度が1673K未
満である場合や時間が30分未満である場合、非酸化物
セラミックス粒子の粒成長が充分には進行し難い。一
方、1873Kを超えると、金属粒子の蒸発揮散を招く
ようになる。さらに、非酸化物セラミックス粒子の粒成
長は4時間以内で略終了するので、4時間を超える焼結
(緻密化)を行うと、傾斜複合材10の生産効率が低下
する。
ックス粒子の粒成長は、上記した触媒によって促進され
る。そして、上記したように、触媒の濃度は、多孔質焼
結体の均質部で最も大きい。このため、均質部に存在す
る非酸化物セラミックス粒子は、内部に存在するものに
比して大きく粒成長するので、金属粒子が内部に多く偏
在するような再配列が起こる。すなわち、均質部ではセ
ラミックスの組成比が高く、内部では金属の組成比が高
い傾斜複合材が得られる。その結果、得られる緻密焼結
体(傾斜複合材10)においては、低硬度部14に比し
て均質部12が高硬度となる。
キシドを使用した場合、多孔質焼結体の内部にも触媒が
高濃度で滞留している。このため、この内部においても
非酸化物セラミックス粒子の粒成長が促進され、その結
果、得られる傾斜複合材10においては、硬度が略均一
な領域、すなわち、均質部12の肉厚が大きくなる。
ホウ素化合物からなるコーティング膜を形成しているの
で、このコーティング膜によっても非酸化物セラミック
ス粒子の粒成長が促進される。このため、傾斜複合材1
0の硬度が一層向上する。
材の製造方法によれば、触媒含有溶液を多孔質焼結体に
含浸して一旦乾燥した後に触媒含有有機溶液を該多孔質
焼結体に含浸し、次いで二次焼結工程S8を行うことに
より、硬度が略均一な領域の肉厚が大きい傾斜複合材を
得ることができる。
の形態に係る傾斜複合材の製造方法によれば、成形体の
形状が緻密焼結体(傾斜複合材)の形状に対応する。し
たがって、成形体を所定の形状とすることにより、傾斜
複合材を所望の形状とすることができる。
グステン(WC)粒子を90重量%、平均粒径1.4μ
mのコバルト(Co)粒子10重量%を、ヘキサンを用
いて湿式混合して混合粉末とした。次いで、この混合粉
末を、静水圧加圧成形法において150MPaの加圧力
で円柱状に成形した。このようにして得られた円柱状成
形体を、加熱炉内を真空引きしながら1270Kで30
分間保持することにより多孔質焼結体とした。
硝酸ニッケル水溶液、硝酸ニッケルエタノール溶液、硝
酸マンガン水溶液に3分間浸漬することにより、多孔質
焼結体の内部にNiイオンを分散させた。さらに、多孔
質焼結体を350Kで1時間保持することにより乾燥し
た。
ソプロポキシド中に浸漬することにより、該多孔質焼結
体の内部にチタニウムイソプロポキシドを含浸させた。
含浸前後における重量差は3.5gであった。その後、
この多孔質焼結体を350Kで1時間保持することによ
り乾燥した。
溶液を多孔質焼結体の表面にスプレー塗布した。そし
て、室温にて放置してキシレンを揮散除去することによ
りh−BNのコーティング膜を形成した。
0mm、長さ40mmの円柱状の緻密焼結体とした。こ
れらを実施例1〜3とする。なお、加熱炉が室温から1
650Kに到達するまでは昇温速度を10K/分とし、
かつ窒素雰囲気下で圧力を5Paとした。その後、17
00Kで1.5時間保持することにより焼結を進行させ
た。この際、加熱炉内の圧力が0.15MPaとなるよ
うに窒素を流通した。
直径に沿って切断して該切断面を鏡面研磨仕上げした
後、一方の底面から内部へと長さ方向に沿ってビッカー
ス硬度を測定した。結果を図4にまとめて示す。この図
4から、得られた緻密焼結体には、ビッカース硬度が略
均一な領域(均質部)が12〜14mmに亘って存在す
ることと、該均質部からさらに内部に指向するにしたが
ってビッカース硬度が低下していくことが明らかであ
る。すなわち、得られた各緻密焼結体は、硬度が略均一
な均質部を有し、かつ該均質部から内部に指向して硬度
が低下する傾斜複合材である。
沿って電子顕微鏡にて観察したところ、均質部に存在す
るセラミックス粒子が内部に比して大きく粒成長してい
ることが認められた。
割合で混合して円柱状の成形体とした後、該成形体を上
記のパターンで焼結して直径20mm、長さ40mmの
円柱状の焼結体とした。これを比較例1とする。この焼
結体についても上記と同様に切断面の長さ方向に沿って
ビッカース硬度を測定したところ、いずれの箇所におい
ても1325〜1350程度であった。すなわち、上記
の緻密焼結体(傾斜複合材)に比してビッカース硬度が
著しく低く、また、均質部から内部に指向して硬度が低
下することも認められなかった。
径30mm、長さ50mmとしたことを除いては実施例
1〜3に準拠して緻密焼結体を作製した。これらをそれ
ぞれ実施例4〜6とする。また、チタニウムイソプロポ
キシドに含浸する工程(第2の含浸工程S5)およびそ
の後の乾燥工程(第2の乾燥工程S6)を行わなかった
ことを除いては実施例4に準拠して緻密焼結体を作製し
た。これを比較例2とする。
焼結体のビッカース硬度を上記と同様にして測定した。
結果を図5にまとめて示す。図5から、実施例4〜6の
緻密焼結体には肉厚が15mm程度の均質部が存在する
こと、一方、比較例2の緻密焼結体は、表面から内部に
指向してビッカース硬度が低下はするものの、ビッカー
ス硬度が略均一な領域が存在しないことが諒解される。
このことから、含浸工程を一度しか行わない場合には、
緻密焼結体の表面の硬度を向上させることはできるが、
硬度が略均一な領域を設けることは困難であるというこ
とがいえる。
可能であるか否かを調べるため、硝酸ニッケル水溶液お
よびチタニウムイソプロポキシドの濃度を種々変化させ
て70mm×70mm×70mmの緻密焼結体を作製し
た。なお、多孔質焼結体とする際の温度と時間を117
3K、30分間としたことを除き、その他の条件は実施
例1〜3と同様とした。チタニウムイソプロポキシドの
希釈には有機溶媒を使用した。
切断面を鏡面研磨仕上げした後、一端面から中心部に指
向してビッカース硬度を測定した。硝酸ニッケル水溶液
およびチタニウムイソプロポキシドの濃度と、ビッカー
ス硬度が略均一であった領域の肉厚との関係を図6に一
括して示す。この図6から、硝酸ニッケル水溶液および
チタニウムイソプロポキシドの濃度を種々変化させるこ
とにより均質部の肉厚を制御することができることが明
らかである。
複合材によれば、均質部は、硬度が高くかつ略均一で、
しかも、その肉厚が大きい。このため、該均質部に対し
て研削加工等を施すような場合であっても、最終製品に
高硬度な領域を残留させることができるという効果が達
成される。
によれば、触媒含有溶液を多孔質焼結体に含浸して一旦
乾燥した後に触媒含有有機溶液を該多孔質焼結体に含浸
し、次いで該多孔質焼結体を焼結して緻密化するように
している。このため、多孔質焼結体の均質部に存在する
セラミックス粒子が内部に存在するものに比して非酸化
物セラミックス粒子の粒成長が促進されるので、内部に
比して硬度が高くかつ肉厚が大きい均質部を有する傾斜
複合材を得ることができるという効果が達成される。
図である。
ローチャートである。
部に亘るビッカース硬度を示すグラフである。
ける表面から内部に亘るビッカース硬度を示すグラフで
ある。
チタニウムイソプロポキシドの濃度と、得られた傾斜複
合材における硬度が略均一な領域の肉厚との関係を示す
図表である。
Claims (8)
- 【請求項1】非酸化物セラミックスと金属とを含有し、
ビッカース硬度の最大値と最小値との差が20以内であ
る均質部を表面側に有するとともに前記均質部から内部
に指向して硬度が低下する傾斜複合材であって、 前記均質部の肉厚が当該傾斜複合材の肉厚の15〜70
%を占めることを特徴とする傾斜複合材。 - 【請求項2】請求項1記載の傾斜複合材において、前記
低硬度部のビッカース硬度の最小値と前記均質部のビッ
カース硬度の平均値との差が50以上であることを特徴
とする傾斜複合材。 - 【請求項3】請求項1または2記載の傾斜複合材におい
て、前記非酸化物セラミックスがTiC、TiN、Nb
N、NbC、TaN、TaC、WC、ZrN、ZrCお
よびAlCの群から選択された少なくとも1つであると
とともに、前記金属がFe、Ni、Coおよびこれらの
2種以上からなる合金の群から選択された少なくとも1
つであり、かつ金属の組成比が5〜15重量%であるこ
とを特徴とする傾斜複合材。 - 【請求項4】非酸化物セラミックスと金属とを含有し、
ビッカース硬度の最大値と最小値との差が20以内であ
りかつ肉厚が当該傾斜複合材の肉厚の15〜70%を占
める均質部を有するとともに前記均質部から内部に指向
して硬度が低下する傾斜複合材の製造方法であって、 非酸化物セラミックス粒子と金属粒子とが混合されてな
る混合粉末を成形して成形体とする成形工程と、 前記成形体を焼結して多孔質焼結体とする一次焼結工程
と、 前記多孔質焼結体の内部に触媒含有溶液を含浸する第1
の含浸工程と、 前記多孔質焼結体の内部に含浸された触媒含有溶液を乾
燥する第1の乾燥工程と、 前記多孔質焼結体の内部に触媒含有有機溶液を含浸する
第2の含浸工程と、 前記多孔質焼結体の内部に含浸された触媒含有有機溶液
を乾燥する第2の乾燥工程と、 前記多孔質焼結体を再焼結して傾斜複合材とする二次焼
結工程と、 を有することを特徴とする傾斜複合材の製造方法。 - 【請求項5】請求項4記載の製造方法において、前記触
媒含有有機溶液として金属アルコキシドを用いることを
特徴とする傾斜複合材の製造方法。 - 【請求項6】請求項4または5記載の製造方法におい
て、前記成形工程で、TiC、TiN、NbN、Nb
C、TaN、TaC、WC、ZrN、ZrCおよびAl
Cの群から選択された少なくとも1つの非酸化物セラミ
ックス粒子と、Fe、Ni、Coおよびこれらの2種以
上からなる合金の群から選択された少なくとも1つの金
属粒子とを含有するとともに金属の組成比が5〜15重
量%である混合粉末を成形して成形体とし、 かつ前記第1の含浸工程および前記第2の含浸工程で、
Fe、Ni、Co、Mn、Cr、Ti、ZrまたはAl
を触媒として含有する触媒含有溶液および触媒含有有機
溶液をそれぞれ使用することを特徴とする傾斜複合材の
製造方法。 - 【請求項7】請求項4〜6のいずれか1項に記載の製造
方法において、前記第2の乾燥工程の後に、多孔質焼結
体の表面にホウ素化合物からなるコーティング膜を形成
する被覆工程を有することを特徴とする傾斜複合材の製
造方法。 - 【請求項8】請求項7記載の製造方法において、前記ホ
ウ素化合物が六方晶系窒化ホウ素または炭化ホウ素であ
ることを特徴とする傾斜複合材の製造方法。
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JP2001050818A JP4445141B2 (ja) | 2001-02-26 | 2001-02-26 | 傾斜複合材の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010091088A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Honda Motor Co Ltd | 位置決めピン |
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-
2001
- 2001-02-26 JP JP2001050818A patent/JP4445141B2/ja not_active Expired - Lifetime
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