JP2002249120A - ラベル貼付け装置及びラベル貼付け方法 - Google Patents

ラベル貼付け装置及びラベル貼付け方法

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JP2002249120A
JP2002249120A JP2001043258A JP2001043258A JP2002249120A JP 2002249120 A JP2002249120 A JP 2002249120A JP 2001043258 A JP2001043258 A JP 2001043258A JP 2001043258 A JP2001043258 A JP 2001043258A JP 2002249120 A JP2002249120 A JP 2002249120A
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label
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lithographic printing
sticking
edge
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Masakazu Osada
正和 長田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平版印刷版の種類に関係なく、従来材質のラ
ベルの剥がれを防止することを課題とする。 【解決手段】 ラベル貼付け装置のドラムが、欠陥部と
対応した平版印刷版のエッジ部にラベルを貼り付ける。
このラベルは、後工程において検出され、ラベルが貼付
されている部分は不良品として処理される。ここで、平
版印刷版の種類が光重合性平版印刷版12Aの場合、油
圧シリンダーがラベル貼付け装置を平版印刷版の幅方向
へ移動させ、粘着面34の外側のエッジ部34Aが光重
合性平版印刷版12Aのエッジ部Eより内側にくるよう
に貼付ける。これは、光重合性平版印刷版では、感光層
とOC層との密着力がエッジ部では20g/20mmし
かないが、エッジ部以外では50g/20mmとなって
いることに基づくものであり、粘着面をOC層が剥がれ
易いエッジ部より内側にズラすことにより、OC層の剥
がれがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送中の平版印刷
版の欠陥部を表示するラベルを平版印刷版に貼り付ける
ラベル貼付け装置及びラベル貼付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版(以下「平版印刷版」
という)は、一般にシート状或いはコイル状のアルミニ
ウム製のウェブに、例えば、砂目立て、陽極酸化、シリ
ケート処理、その他化成処理等の表面処理を単独又は適
宜組み合わせて行い、次いで、感光液を塗布して感光層
を形成した後、所望のサイズに裁断することで製造され
る。
【0003】この裁断工程に移行する前に、感光層の欠
陥部(筋、傷、塗布ムラ、ゴミの付着等)が光学式の検
査装置で検出され、図8に示すように、欠陥部を識別す
るために平版印刷版12のエッジ付近に貼付けられるラ
ベルL1がある。また、生産工程で正常に生産された良
品部分と異常発生時の不良品部分(斜線表示)の範囲を
区別するラベルL2(OK/NGラベル)がある。
【0004】これらのラベルを裁断時にセンサ80で識
別して裁断後に不良品として排除し、欠陥製品の混入を
防止している。
【0005】ところで、平版印刷版には、感光性平版印
刷版、感熱性平版印刷版、及び光重合性平版印刷版があ
るが、光重合性平版印刷版の感光層の上には、酸素遮断
層(以下「OC層」という)が設けられている。
【0006】図9及び図10に示すように、光重合性平
版印刷版12Aの場合、OC層70と感光層68との密
着力が低いため、ラベルLに力が作用すると、アルミ支
持体66の上に塗布された感光層68のエッジ部分から
OC層70がラベルLと共に剥がれる恐れがある。
【0007】しかし、従来のラベル貼付け装置は、平版
印刷版の種類に関係なく、すなわち、光重合性平版印刷
版の場合でも、ラベルLの粘着面34のエッジ部34A
が光重合性平版印刷版12Aのエッジ部Eと一致するよ
うに貼られていた。
【0008】このため、加工工程(製品サイズに裁断す
る工程)において光重合性平版印刷版12Aがパスロー
ルを通過するときに生じる風によって、光重合性平版印
刷版12Aのエッジ部Eからはみ出したラベルLを引き
剥がそうとする方向に力が作用すると、OC層70と共
にラベルLが剥がれてしまう。
【0009】これを防止する方法として、腰がなく破れ
ない材質のラベルを使用するか、または、OC層と感光
層との密着力を大きくすることが考えられるが、コスト
高となる。
【0010】また、ラベルが剥がれた場合、製造工程の
欠陥位置情報に基づき、加工工程において欠陥位置まで
の長さを計測して欠陥位置を決定することもできるが、
誤差を考慮して欠陥位置の前後を余計に廃却するため得
率が低下していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、平版印刷版の種類に関係なく、従来材質のラベル
の剥がれを防止することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、搬送中の平版印刷版の欠陥部を表示するラベルを平
版印刷版のエッジ部に貼り付けるラベル貼付け装置にお
いて、欠陥部と対応させて前記平版印刷版のエッジ部に
ラベルを貼り付ける貼付手段と、前記平版印刷版の種類
に応じて貼付手段を移動させ、前記ラベルの粘着面の貼
付け位置を変更する貼付変更手段と、を有することを特
徴としている。
【0013】上記構成では、貼付手段が、欠陥部と対応
した平版印刷版のエッジ部にラベルを貼り付ける。この
ラベルは、後工程において検出され、ラベルが貼付され
ている部分は不良品として処理される。
【0014】ここで、貼付変更手段は、平版印刷版の種
類に応じて貼付手段を平版印刷版の幅方向へ移動させ、
エッジ部に貼付けるラベルの粘着面の位置を変更する。
例えば、光重合性平版印刷版のOC層にラベルを貼付け
る場合は、粘着面の外側のエッジ部がOC層のエッジ部
より内側にくるように貼付ける。
【0015】これは、光重合性平版印刷版では、感光層
とOC層との密着力がエッジ部では20g/20mmし
かないが、エッジ部以外では50g/20mmとなって
いることに基づくものであり、粘着面をOC層が剥がれ
易いエッジ部より内側にズラすことにより、OC層の剥
がれがなくなる。
【0016】請求項2に記載の発明は、前記平版印刷版
が光重合性平版印刷版のとき、光重合性平版印刷版のエ
ッジ部より、前記ラベルの粘着面の外側のエッジ部が、
2mm〜13mm内側の位置に貼り付けられることを特
徴としている。
【0017】光重合性平版印刷版のエッジ部を長さ方向
(搬送方向)に沿ってスリットする場合、粘着面以外の
部分を切断するとラベルが耳屑から離れて舞い上がり製
品サイズとされた光重合性平版印刷版の上に載る可能性
がある。
【0018】しかし、酸素遮断層のエッジ部より、ラベ
ルの粘着面の外側のエッジ部が、内側へ2mm〜13m
m寄せて貼り付けることで、スリットしても耳屑側にラ
ベルが付着するので、舞い上がることもない。
【0019】これは、製品サイズにスリットするときの
平版印刷版の耳屑幅が15mm、貼付け精度が±1mm
以内であることに基づいたもので、貼付け誤差があって
も、酸素遮断層のエッジ部と平版印刷版のエッジ部が一
致することがなく、ラベルだけを切断することがないか
らである。
【0020】請求項3に記載の発明は、前記ラベルの粘
着面の位置を変更したとき、前記光重合性平版印刷版の
エッジ部からはみ出す長さが所定値となるサイズのラベ
ルがセットされたことを特徴としている。
【0021】上記構成では、ラベルの粘着面の位置を変
更したとき、光重合性平版印刷版のエッジ部からはみ出
す長さが所定値となるラベルをセットする。これによっ
て、加工工程で欠陥部を排除するためにラベルを検出す
るラベル検出機による検出位置を移動させることなく、
ラベルを検出することができる。
【0022】請求項4に記載の発明は、搬送中の平版印
刷版の欠陥部を表示するラベルを平版印刷版のエッジ部
に貼り付けるラベル貼付け方法において、前記平版印刷
版の種類に応じて、エッジ部に貼付ける前記ラベルの粘
着面の位置を変更することを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】本形態に係るラベル貼付け装置が
設けられた平版印刷版の製造ラインは、表面処理工程、
塗布工程、及び乾燥工程から構成されており、平版印刷
版の支持体である印刷版用金属板が、コイルに巻かれた
状態から送り出し装置によって表面処理工程へ搬送さ
れ、この後、塗布工程及び乾燥工程を経て巻取り装置に
巻き取られる。
【0024】図1〜図4に示すように、ラベル貼付け装
置10の上流側には、平版印刷版12の欠陥部を検出す
るデジタルカメラ14が配置されている。このデジタル
カメラ14は、検査光に照射された平版印刷版12を撮
像し濃度変化に対応したデジタルデータを制御部16へ
送る。制御部16では、ノイズ成分を増幅して欠陥部を
検出する。
【0025】また、デジタルカメラ14の下流側に、ラ
ベル貼付け装置10が設けられている。このラベル貼付
け装置10は、制御部16から欠陥信号が出力された
後、所定のタイミングで平版印刷版12のエッジ部にラ
ベルLを貼り付ける。このラベルLを裁断時に識別し
て、不良品として排除するようになっている。
【0026】次に、ラベル貼付け装置10について説明
する。
【0027】ラベル貼付け装置10の構成部品を収納し
たハウジング18は、L型のブラケット20に固定され
ている。ブラケット20から張り出した脚板21は、平
版印刷版12の幅方向に延出する2本のガイドシャフト
22に沿って移動可能に支持されている。また、ブラケ
ット20の先端部には、EPCフォトヘッド24が取付
けられており、平版印刷版12のエッジ部Eを検出する
ようになっている。
【0028】EPCフォトヘッド24から出力されたエ
ッジ部検出信号に基づき、制御部16は、基台27に固
定された油圧シリンダー26のロッド28を進退させ
る。ロッド28の先端部はブラケット20に固定されて
おり、ブラケット20と共にガイドシャフト22に沿っ
てハウジング18を移動させ、ラベルLを貼付けるドラ
ム30を、平版印刷版12のエッジ部Eと対面させる。
ドラム30の外周部から一定の間隔で突出した吸着部3
2には、PET(ポリエチレンテレフタレート)をベー
スにしてアルミを蒸着した有色の腰のあるラベルLが吸
着されている。
【0029】このラベルLには、図5に示すように、幅
10mmの粘着面34が設けられており、帯状のラベル
担持体36に一定のピッチで貼付けられている。なお、
ラベル担持体36は表面が平滑化処理された透明フィル
ムであり、粘着面34が剥離することなく、ラベル担持
体36からラベルLが容易に剥がれるようになってい
る。
【0030】図2及び図3に示すように、ラベルLが貼
付けられたラベル担持体36が送り出しリール38に巻
き取られている。送り出しリール38から送り出された
ラベル担持体36は、パスローラ40、42に掛けら
れ、ガイドプレート44、46の間に案内される。
【0031】そして、ガイドプレート46の先端部で鋭
角にラベル担持体36が折り返されて、腰のあるラベル
Lをラベル担持体36から剥離させる。ラベルLが剥離
されラベル担持体36は、ガイドローラ48、50に掛
けられ、巻取りリール52に巻き取られる。
【0032】また、パスローラ40とパスローラ42と
の間には、一対のゴム製のローラ54が配置されてい
る。このローラ54によって、ラベル担持体36を挟持
搬送することにより、ラベル担持体36の弛みや捩りを
規制する。
【0033】さらに、ローラ54にニップ点には、フォ
トセンサ(図示省略)が設けられており、通過するラベ
ル担持体36に照射された検出光の透過率を見ることで
ラベルLのエッジ位置を検出する。
【0034】一方、ラベルLを平版印刷版12に貼り付
けるドラム30は、ガイドプレート46の先端部に配置
されている。そして、吸着部32の移動軌跡上に、ラベ
ル担持体36が鋭角に折り返されることにより剥がれた
ラベルLと対向するように、ドラム30がレイアウトさ
れている。
【0035】吸着部32の表面には、吸引孔31が形成
されており、ドラム30の内部に形成された空気室と連
通している。この空気室からエアをブロア等の吸引手段
で吸引することで、粘着面34が形成されていない側の
ラベルLの表面を、吸着部32が吸着する。
【0036】ドラム30は、一例としてパルスモータ5
6によって平版印刷版12の搬送方向と同一方向へ回転
駆動されるようになっており、ラベルLを吸着した吸着
部32が平版印刷版12の搬送速度と同じ周速度(相対
速度が0に近い)で平版印刷版12に接触するようにな
っている。
【0037】また、吸着部32の表面はゴム等の摩擦係
数が高く弾性に富む材料が使用されており、一旦、平版
印刷版12に貼付けられたラベルLが吸着部32に貼り
付いたりすることがなく、さらに、吸着部の弾性変形に
より平版印刷版12との離間距離の誤差を吸収するよう
になっている。
【0038】また、ドラム30の吸着部32と対面する
位置には、協働して平版印刷版12を一時的に挟持する
パスローラ58が設けられている。このパスローラ58
を受け台として、パスローラ58に巻き掛けられた平版
印刷版12のエッジ部EへラベルLを貼付する構成であ
る。
【0039】なお、パルローラ58の下流側には、ラベ
ル検出器60が配置されており、ラベルLが確実に平版
印刷版12のエッジ部Eへ貼付されたか否かを検出す
る。また、ラベル検出器60の下流側には、上述した構
成と同一のラベル貼付け装置10が配置されており、ラ
ベル検出器60がラベル検出信号を出力しなかった場
合、同じエッジ部にラベルを貼付ける構成である。
【0040】また、本形態では、傷の位置を表示するラ
ベルを例に採って、平版印刷版12の搬送方向の左側に
ラベルを貼り付ける構成について説明したが、NG/O
K品を区別するラベルを平版印刷版12の搬送方向の右
側に貼付けるラベル貼付け装置も同じ構成である。
【0041】次に、ラベル貼付け装置の作用を、傷の位
置を示すラベルを貼り付ける場合を例に採って説明す
る。
【0042】図1に示す欠陥検出装置としてのデジタル
カメラ14で平版印刷版12の欠陥が検出されると、制
御部16は、デジタルカメラ14と対応して配置された
測長ローラ(図示省略)からの送り量に基づき、ドラム
30を回転駆動させるタイミングを演算して、パルスモ
ータ56をパスル制御する。
【0043】また、制御部16には、平版印刷版12の
種類が入力されており、感光性平版印刷版及び感熱性平
版印刷版の場合は、図7に示すような、長さが30m
m、幅が30mm,粘着面34が10mm×26mmの
ラベルLを使用し、粘着面34のエッジ部34Aと平版
印刷版12のエッジ部Eが一致するように、ドラム30
の吸着部32の位置がセットされる。
【0044】すなわち、EPCフォトヘッド24から出
力されたエッジ部検出信号に基づき、油圧シリンダー2
6のロッド28が進退して、ハウジング18と共にドラ
ム30を移動させ、粘着面34と平版印刷版12のエッ
ジ部Eを一致させる。なお、本装置は、貼付目標に対し
て±1mm以内の位置精度となるように構成されてい
る。
【0045】感光性平版印刷版及び感熱性平版印刷版の
感光層の表面にはOC層が形成されていないので、ラベ
ルの貼付け位置が内外へ1mmズレてもOC層と共にラ
ベルが剥がれるということがない。また、感光性平版印
刷版及び感熱性平版印刷版の場合、製品サイズに裁断す
るために、幅方向両端部を15mm程度スリットするこ
とがあるが、ラベルの粘着面34が必ず耳屑側に付着し
ているので、ラベルが舞い上がることもない。
【0046】一方、光重合性平版印刷版の場合、感光層
の表面にはOC層が形成されているため、感光性平版印
刷版及び感熱性平版印刷版の場合と同じように、粘着面
と平版印刷版12のエッジ部を一致させるようにラベル
Lを貼付すると、OC層が剥がれてラベルLも剥がれる
ことがある。
【0047】このため、油圧シリンダー26を制御し
て、本例では、図6に示すように、粘着面34のエッジ
部34Aが光重合性平版印刷版12Aのエッジ部Eより
内側に5mm寄るようにラベルL3を貼り付ける。な
お、5mmは一例であり、ラベル貼付け装置の貼付け精
度を考慮して、2mm〜13mmのズレがあればよい。
【0048】このように、感光層とOC層との密着力が
大きい(50g/20mm)部分に粘着面34を貼付け
ることで、ラベルL3に風圧等による力が作用しても、
OC層が感光層から剥がれがなくなる。これにより、ラ
ベルの剥がれを防止することができる。
【0049】実験では、平版印刷版のエッジ部とラベル
の粘着面のエッジ部一致させて、ラベルを貼付したと
き、122枚のラベルのうち15枚のラベルが剥がれ、
剥がれの発生率が12.3%であったが、図6に示すよ
うに、光重合性平版印刷版12Aのエッジ部Eより内側
にラベルLの粘着面34のエッジ部34Aをズラした場
合、80枚のラベルすべてが剥がれることがなく、剥が
れ発生率が0%となった。
【0050】これにより、製造工程の欠陥位置情報に基
づき、加工工程において欠陥位置までの長さを計測して
欠陥位置を決定して、欠陥位置の前後を余計に廃却する
とういう作業負担がなくなり、得率も向上した。
【0051】このように、ラベルの貼付位置を平版印刷
版の種類に応じて変更することで、ラベルの舞い上が
り、ラベルの剥がれを無くすことができる。
【0052】なお、本例では、光重合性平版印刷版に貼
付するラベルとして、長さが35mm、幅が30mm,
粘着面34が:10mm×26mmのラベルLを使用
し、平版印刷版12のエッジ部からのはみ出し長さを2
0mmとすることで、加工工程で欠陥部を排除するため
にラベルを検出するラベル検出機による検出位置を移動
させなくてもよいようにしたが、感光性平版印刷版及び
感熱性平版印刷版の場合と同じように、長さ30mmの
ラベルを使用しても、光重合性平版印刷版からのラベル
の剥がれ発生率は同じである。
【0053】ここで、参考のために、光重合性平版印刷
版の概略を説明する。
【0054】近年、画像形成技術の発展に伴い、例えば
非接触型の投影露光製版や可視光レーザー製版等に適合
するような、可視領域の光線に対し高い感光性を有する
フォトポリマーが要請されている。そのような感光材料
としては、光重合系が最も高感度であり、該可視光レー
ザーとしてはArレーザーの488、514.5nm
光、半導体レーザーの第2高調波光(SHG−LD、3
50〜600nm)、SHG−YAGレーザーの532
nm光などが挙げられる。
【0055】このように感光層にある種の高感度な光重
合性感光層を用いることで、細くビームを絞ったレーザ
ー光をその版面上に走査させ、文字原稿、画像原稿など
を直接版面上に形成させ、フイルム原稿を用いず直接製
版が可能となる。これが、光重合性平版印刷版である。
【0056】そして、光重合性平版印刷版の光重合性感
光層の上には、OC層(酸素遮断層)が設けられてい
る。OC層に含まれる水溶性ビニル重合体としては、ポ
リビニルアルコール、及びその部分エステル、エテー
ル、及びアセタール、又はそれらに必要な水溶性を有せ
しめるような実質的量の未置換ビニルアルコール単位を
含有するその共重合体が挙げられる。ポリビニルアルコ
ールとしては、71から100%加水分解され、重合度
が300から2400の範囲のものが挙げられる。
【0057】また、OC層を塗布する際に用いる溶媒と
しては、純水が好ましいが、メタノール、エタノール等
のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケ
トン類を純水と混合してもよい。そして、塗布溶液中の
固形分の濃度は1から20重量%が適当であり、塗布装
置において、搬送されるウェブの光重合性感光層の上に
流し込むような格好で塗布される。
【0058】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、平版印刷
版の種類に関係なく、従来材質のラベルの剥がれを防止
することできる。また、平版印刷版をスリットしたとき
のラベルの舞い上がりを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係るラベル貼付け装置の斜視図であ
る。
【図2】本形態に係るラベル貼付け装置の側面図であ
る。
【図3】本形態に係るラベル貼付け装置の拡大側面図で
ある。
【図4】本形態に係るラベル貼付け装置の平面図であ
る。
【図5】ラベルとラベル担持体を示す斜視図である。
【図6】光重合性平版印刷版にラベルが貼付けられた状
態を示す平面図である。
【図7】感光性平版印刷版にラベルが貼付けられた状態
を示す平面図である。
【図8】欠陥部を示すラベルの貼付け位置を示す説明図
である。
【図9】光重合性平版印刷版にラベルが貼付けられた状
態を示す正面図である。
【図10】光重合性平版印刷版にラベルが剥がれた様子
を示す平面図である。
【符号の説明】
L ラベル 10 ラベル貼付け装置 20 ブラケット(貼付変更手段) 22 ガイドシャフト(貼付変更手段) 26 油圧シリンダー(貼付変更手段) 30 ドラム(貼付手段) 34 粘着面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H096 AA06 BA05 LA30 2H114 AA04 AA23 BA01 BA10 EA01 EA06 GA31 3E095 AA12 BA03 CA01 DA03 DA11 DA15 DA22 DA42 DA56 DA82 DA86 EA02 EA03 EA09 EA13 EA24 EA26 FA30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送中の平版印刷版の欠陥部を表示する
    ラベルを平版印刷版のエッジ部に貼り付けるラベル貼付
    け装置において、 欠陥部と対応させて前記平版印刷版のエッジ部にラベル
    を貼り付ける貼付手段と、 前記平版印刷版の種類に応じて貼付手段を移動させ、前
    記ラベルの粘着面の貼付け位置を変更する貼付変更手段
    と、を有することを特徴とするラベル貼付け装置。
  2. 【請求項2】 前記平版印刷版が光重合性平版印刷版の
    とき、光重合性平版印刷版のエッジ部より、前記ラベル
    の粘着面の外側のエッジ部が、2mm〜13mm内側の
    位置に貼り付けられることを特徴とする請求項1に記載
    のラベル貼付け装置。
  3. 【請求項3】 前記ラベルの粘着面の位置を変更したと
    き、前記光重合性平版印刷版のエッジ部からはみ出す長
    さが所定値となるサイズのラベルがセットされたことを
    特徴とする請求項2に記載のラベル貼付け装置。
  4. 【請求項4】 搬送中の平版印刷版の欠陥部を表示する
    ラベルを平版印刷版のエッジ部に貼り付けるラベル貼付
    け方法において、 前記平版印刷版の種類に応じて、エッジ部に貼付ける前
    記ラベルの粘着面の位置を変更することを特徴とするラ
    ベル貼付け方法。
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