JP2003284994A - 塗布方法および装置 - Google Patents

塗布方法および装置

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JP2003284994A
JP2003284994A JP2002087823A JP2002087823A JP2003284994A JP 2003284994 A JP2003284994 A JP 2003284994A JP 2002087823 A JP2002087823 A JP 2002087823A JP 2002087823 A JP2002087823 A JP 2002087823A JP 2003284994 A JP2003284994 A JP 2003284994A
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JP
Japan
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coating
coating head
web
projection
defect
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Pending
Application number
JP2002087823A
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English (en)
Inventor
Ippei Takahashi
一平 高橋
Yoshinobu Katagiri
良伸 片桐
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェブ上の突起検出・除去工程を簡素化し
て、製品の生産コストを低減する。 【解決手段】 ウェブ8上の突起欠陥を検出する突起欠
陥検出装置20を、送り出し部3と塗布ヘッド5との間
に配置する。突起欠陥検出装置20からの信号を、突起
欠陥を検出してから突起欠陥が塗布ヘッド5を通過する
直前までの時間だけ遅延させて出力する信号遅延出力手
段としてのシフトレジスタ21と、このシフトレジスタ
21からの信号により塗布ヘッド5を所定の塗布位置か
ら突起欠陥と接触しない位置まで一時的に離脱させる塗
布ヘッド離脱装置22とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブ上に塗布ヘ
ッドで塗布液を塗布する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙、金属板、プラスチックフイルムなど
の支持体(ウェブ)上に各種物質を塗布した製品、例え
ば液晶ディスプレイの偏光板、位相差板などの光学補償
フィルム、写真フィルム、あるいは動画用セルや光学フ
ィルタ、さらにはOHPフィルムなどの光学材料は、シ
ート状またはロール状のウェブを送り出し部から塗布ヘ
ッドへと連続搬送させ、ウェブ上に塗布ヘッドで各種物
質を塗布して製造されている。このような塗布装置で
は、ウェブと塗布ヘッドとが互いに接触することにより
発生する塗布欠陥を防止するために、これらの間隔を一
定に保っている。
【0003】ウェブには、製造工程で発生する異物が付
着するなどしてその表面に突起ができることがある。特
にウェブと塗布ヘッドとの間隔が僅かである場合には、
この突起が塗布ヘッドに接触してウェブの搬送を妨げ、
最悪の場合ウェブが破損したり、塗布ヘッドが損傷する
などの不具合が発生する。したがって、従来の塗布装置
では、ウェブの表面に存在する突起欠陥を、ウェブ製造
時またはその直後に検出して、ウェブが塗布装置に送ら
れる前に突起を除去している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような装置は、塗布工程の前処理として突起の検出・除
去を行うので、工程および装置の複雑化、生産コストの
増大という問題は避けられない。また、突起除去後に異
物が付着する可能性もあり、上記のような装置構成では
適切に処置することができない。
【0005】本発明は、ウェブ上の突起検出・除去工程
を簡素化するとともに、製品の生産コストを低減するこ
とができる塗布方法および装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、送り出し部から送り出されて支持部材に
より支持されたウェブ上に、塗布ヘッドで塗布液を塗布
する方法において、前記送り出し部と塗布ヘッドとの間
で前記ウェブ上の突起欠陥を検出する工程と、前記突起
欠陥が前記塗布ヘッドを通過するタイミングで、前記塗
布ヘッドが前記突起欠陥と接触しない位置まで前記塗布
ヘッドまたは支持部材を一時的に離脱させる工程とを備
えたことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、送り出し部から送り出さ
れて支持部材により支持されたウェブ上に、塗布ヘッド
で塗布液を塗布する装置において、前記送り出し部と塗
布ヘッドとの間に配置され、前記ウェブ上の突起欠陥を
検出する突起欠陥検出手段と、前記突起欠陥検出手段か
らの信号を、前記突起欠陥を検出してから突起欠陥が前
記塗布ヘッドを通過する直前までの時間だけ遅延させて
出力する信号遅延出力手段と、この信号遅延出力手段か
らの信号により、前記塗布ヘッドが前記突起欠陥と接触
しない位置まで前記塗布ヘッドまたは支持部材を一時的
に離脱させる離脱手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に、本発明を実施した塗布装
置の概略を示す。塗布装置2は、送り出し部3、搬送ロ
ーラ4、塗布ヘッド5、乾燥装置6、および巻き取り部
7から構成される。送り出し部3は、送り出し軸3aを
備えており、この送り出し軸3aには、ロール状に巻き
取られたウェブ8がセットされる。
【0009】送り出し部3から送り出されたウェブ8
は、搬送ローラ4により連続搬送され、塗布ヘッド5へ
と送られる。塗布ヘッド5では、支持部材としてのバッ
クアップロール9で支持されたウェブ8上に塗布液を塗
布する。塗布ヘッド5は、ウェブ8との間隔Lが20μ
m〜1mm程度に設定され、例えば、後述する突起欠陥
と干渉を起こすスロットダイ、スライドダイなどから構
成されている。乾燥装置6は、ウェブ8上の塗布液を乾
燥させて塗布膜(図示せず)を形成させる。その後、塗
布膜が形成されたウェブ8は、巻き取り部7の巻き取り
軸7aによりロール状に巻き取られる。
【0010】ウェブ8は、塗布ヘッド5と間隔Lだけ離
して搬送される。この間隔Lは、例えば0.4mm程度
に保たれ、塗布ヘッド5とウェブ8とが互いに接触する
ことにより発生する塗布欠陥を防止する。
【0011】送り出し部3と塗布ヘッド5との間には、
突起欠陥検出装置20が配置されている。この突起欠陥
検出装置20は、例えば特開平7−229850号公報
に記載される表面検査装置を用い、ウェブ8上の突起欠
陥を検出してその信号を信号遅延出力手段としてのシフ
トレジスタ21に送信する。ここで突起欠陥とは、間隔
Lと同等か、あるいはそれよりも高い突起のことであ
り、ウェブ8が塗布ヘッド5を通過する際に塗布ヘッド
5と接触して塗布欠陥を引き起こすおそれのある突起を
いう。
【0012】シフトレジスタ21は、例えば竹中電子工
業株式会社製のシフトレジスタ(型式SRB800、S
RB800F)を用いる。このシフトレジスタ21は、
突起欠陥検出装置20からの信号を、突起欠陥検出装置
20の検出位置から塗布ヘッド5の塗布位置までウェブ
8が移動する時間だけ遅延させて塗布ヘッド離脱装置2
2に送信する。具体的には、搬送ラインの測長パルスを
入力し、対象となる突起欠陥の信号をその測長パルス数
に応じて遅延出力させる。
【0013】塗布ヘッド離脱装置22は、シフトレジス
タ21からの信号を受信して、突起欠陥が塗布ヘッド5
を通過する直前に、塗布ヘッド5を所定の塗布位置から
突起欠陥と接触しない位置まで離脱させ、突起欠陥の通
過後、再び塗布ヘッド5を所定の塗布位置まで移動させ
る。
【0014】突起欠陥検出装置20でウェブ8上の突起
欠陥が検出されると、その信号がシフトレジスタ21に
送信される。シフトレジスタ21では、突起欠陥を検出
してから突起欠陥が塗布ヘッド5を通過する直前までの
時間だけ信号を遅延させて塗布ヘッド離脱装置22に送
信する。塗布ヘッド離脱装置22は、シフトレジスタ2
1からの信号により、突起欠陥が塗布ヘッド5を通過す
る直前に、塗布ヘッド5を所定の塗布位置から突起欠陥
と接触しない位置まで離脱させる。そして、突起欠陥が
塗布ヘッド5を通過する時間だけウェブ8が搬送された
後、再び塗布ヘッド5を所定の塗布位置まで移動させ、
塗布を再開する。このように、突起欠陥に対応させて塗
布ヘッド5を進退させるので、突起欠陥の除去工程が不
要となり、製品の生産コストが低減される。また、従来
のように、別途に突起検出・除去を行うことがないの
で、このような工程における異物付着が抑制され、この
異物に起因する塗布欠陥やウェブ破損などの発生がなく
なる。
【0015】なお、塗布ヘッド5を離脱させたウェブ8
の箇所を送り長さなどで特定し、この位置データを塗布
装置2の制御部などで記憶しておくことが好ましい。こ
の場合には、位置データに基いてその箇所が製品として
出荷することがないように後工程で廃棄処分する。ま
た、上記実施形態では、ロール状のウェブを挙げて説明
しているが、シート状で搬送されるウェブについても本
発明を適用することができる。
【0016】本発明における塗布ヘッドとしては種々の
ものがある。例えば、スライドコータやエクストルージ
ョンコータの場合には、塗布ヘッド(塗布ダイ)または
支持部材としてのバックアップロールを突起欠陥の通過
に対応させて退避させる。また、カーテンコータの場合
には、塗布ダイそのものはウェブから5cm〜30cm
程度離されており、突起欠陥との干渉という問題はない
が、クリアランスの狭いエアシールド(遮風装置)をウ
ェブ付近に設けているため、このエアシールドを突起欠
陥の通過に対応させて退避させるようにすることができ
る。遮風装置に利用する場合には、スライド、エクスト
ルージョンコータの場合と比べて、ウェブとの間隔がよ
り広いので、突起の大きさがより大きいものを検出した
場合に退避させるようにすることができる。さらに、ワ
イヤーバーコータでは、突起欠陥の通過に対応させてバ
ーを退避させるか、ウェブがラップしないように移動さ
せることにより、同様に突起欠陥によるウェブの切断や
塗布欠陥の発生が抑制される。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明の塗布方法および
装置によれば、送り出し部と塗布ヘッドとの間に配置さ
れた突起欠陥検出手段でウェブ上の突起欠陥を検出し、
この突起欠陥検出手段からの信号を、信号遅延出力手段
で突起欠陥を検出してから突起欠陥が塗布ヘッドを通過
する直前までの時間だけ遅延させて出力し、突起欠陥が
塗布ヘッドを通過するタイミングで、離脱手段により塗
布ヘッドが突起欠陥と接触しない位置まで塗布ヘッドま
たは支持部材を一時的に離脱させるので、ウェブ上の突
起検出・除去工程を簡素化することができる。したがっ
て、製品の生産コストを低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した塗布装置の概略を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 塗布装置 3 送り出し部 5 塗布ヘッド 8 ウェブ 20 突起欠陥検出装置(突起欠陥検出手段) 21 シフトレジスタ(信号遅延手段) 22 塗布ヘッド離脱装置(離脱手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC01 AC72 AC97 CA47 CB01 DA04 DB01 DB18 DC24 DC27 EA05 4F041 AA12 AB01 4F042 AA22 AB00 BA08 BA22 DB01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り出し部から送り出されて支持部材に
    より支持されたウェブ上に、塗布ヘッドで塗布液を塗布
    する方法において、 前記送り出し部と塗布ヘッドとの間で前記ウェブ上の突
    起欠陥を検出する工程と、前記突起欠陥が前記塗布ヘッ
    ドを通過するタイミングで、前記塗布ヘッドが前記突起
    欠陥と接触しない位置まで前記塗布ヘッドまたは支持部
    材を一時的に離脱させる工程とを備えたことを特徴とす
    る塗布方法。
  2. 【請求項2】 送り出し部から送り出されて支持部材に
    より支持されたウェブ上に、塗布ヘッドで塗布液を塗布
    する装置において、 前記送り出し部と塗布ヘッドとの間に配置され、前記ウ
    ェブ上の突起欠陥を検出する突起欠陥検出手段と、 前記突起欠陥検出手段からの信号を、前記突起欠陥を検
    出してから突起欠陥が前記塗布ヘッドを通過する直前ま
    での時間だけ遅延させて出力する信号遅延出力手段と、 この信号遅延出力手段からの信号により、前記塗布ヘッ
    ドが前記突起欠陥と接触しない位置まで前記塗布ヘッド
    または支持部材を一時的に離脱させる離脱手段とを備え
    たことを特徴とする塗布装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008531275A (ja) * 2005-02-28 2008-08-14 フジフイルム ディマティックス インコーポレイテッド 印刷システム及び方法
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