JP2002248818A - プリンタ装置、及びプリンタ装置におけるプラテンの取り付け方法 - Google Patents

プリンタ装置、及びプリンタ装置におけるプラテンの取り付け方法

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JP2002248818A
JP2002248818A JP2001048669A JP2001048669A JP2002248818A JP 2002248818 A JP2002248818 A JP 2002248818A JP 2001048669 A JP2001048669 A JP 2001048669A JP 2001048669 A JP2001048669 A JP 2001048669A JP 2002248818 A JP2002248818 A JP 2002248818A
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Munenori Susa
宗憲 周佐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引機能を損なうことなく、プラテンの着脱
を簡易にかつ精度良く行うプリンタ装置を提供する。 【解決手段】 プラテン1は、その両端の任意の部位に
てプリンタシャーシ7のプラテン搭載部7bと接触し、
かつダクト3とは非接触の状態で、記録媒体載置面と記
録ヘッド9のインク吐出面との間の間隔を決定する特定
位置に着脱自在に取り付けられている。プラテン1とダ
クト3とは、非接触に係合されており、プラテン1とダ
クト3との境界部分には、両者が互いに接触しないよう
な櫛歯状の隙間が形成されている。また、プラテン1
は、板バネ5の矢印A方向の付勢力によってプリンタシ
ャーシ7に押し付けられ固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体を載置す
る載置手段と、載置手段上に載置された記録媒体に記録
を行う記録手段を保持するための保持手段とを備えたプ
リンタ装置に関し、特に、載置手段の構成に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット方式と称されるタ
イプのプリンタ装置の進化は著しく、画質的にも印刷速
度的にも実用上十分な性能を持ってきており、様々なプ
リンタシステムで採用されてきている。
【0003】以下に、従来のインクジェット方式のプリ
ンタ装置の構造について説明する。
【0004】図3は、従来のインクジェット方式のプリ
ンタ装置の概略構成を示す斜視図である。また、図4
は、図3に示したプリンタ装置を矢印5A方向から見た
断面図である。
【0005】図3及び図4に示すように本従来例におい
ては、インク吐出ノズル509を具備する記録ヘッド5
01と、ヘッド駆動モータ503と、タイミングベルト
505と、従動プーリ506と、走査軸507と、走査
ガイド508と、紙送りローラ510と、紙送りピンチ
ローラ511と、ピンチローラバネ512と、排紙ロー
ラ513と、排紙補助ローラ514と、プラテン515
とが設けられている。
【0006】上記のように構成されたプリンタ装置にお
いては、まず、用紙等である記録媒体502が、紙送り
ローラ510と紙送りピンチローラ511との間に挟ま
れ、紙送りピンチローラ511及びピンチローラバネ5
12による圧接力、紙送りローラ510との摩擦、及
び、紙送りモータ(不図示)の駆動による紙送りローラ
510の矢印5B方向の回転によって矢印5C方向に進
んでいく。なお、紙送りピンチローラ511は、ピンチ
ローラバネ512とともに紙送りのための摩擦力を発生
させる役割が主であるため、モータ等の動力によっては
駆動されず、記録媒体502が進むことによって受動的
に回転するようになっている。
【0007】記録媒体502が、印刷台としての役割を
もつプラテン515上の印刷開始位置まで進むと、紙送
りローラ510の矢印5B方向の回転が一旦停止し、ヘ
ッド駆動モータ503が矢印5D方向に回転する。
【0008】ヘッド駆動モータ503が回転すると、ヘ
ッド駆動モータ503及び従動プーリ506に係合して
いるタイミングベルト505が回転し、タイミングベル
ト505に固着されている記録ヘッド501が、走査軸
507及び走査ガイド508に沿って矢印5E方向に移
動する(この動きを走査と呼ぶ)。
【0009】そして、記録ヘッド501の走査中にイン
ク吐出ノズル509から記録媒体502の表面にインク
が吐出されることで印刷が行われる。記録ヘッド501
は、印刷範囲を矢印5E方向に走査した後に逆方向に走
査し、印刷範囲を往復走査する。なお、インク吐出ノズ
ル509からのインク吐出は、この往復走査のうちいず
れか一方向または双方向の走査中に行われる。
【0010】一方向または双方向の走査により印刷が行
われると、今度は記録ヘッド501が一旦停止し、紙送
りローラ510が矢印5B方向に回転し、記録媒体50
2が矢印5C方向に送られて次の走査が行われる印刷開
始位置で停止する。以降、印刷が終了するまで、上述し
た手順が繰り返される。
【0011】記録媒体502の先端が排紙ローラ513
と排紙補助ローラ514との間に挟まれると、排紙ロー
ラ513及び排紙補助ローラ514は、紙送りローラ5
10及び紙送りピンチローラ511とほぼ同様の役割を
担うことになる。ただし、記録媒体502の紙送り精度
は紙送りローラ510及び紙送りピンチローラ511に
よって保証される場合が多く、その動きを妨げることの
ないように、排紙ローラ513及び排紙補助ローラ51
4は動作を行うことになる。このため、排紙ローラ51
3及び排紙補助ローラ514は、紙送りピンチローラ5
11のようには強く加圧されないか、加圧されても非常
に小さいものとなり、記録媒体502の駆動という役割
を積極的には担わない。また、排紙ローラ513は紙送
りローラ510と同じ駆動モータを用いて駆動される場
合が多い。その中で、排紙ローラ513と紙送りローラ
510との間における紙のたるみを防止するため、紙送
りローラ510と排紙ローラ513とを適当な減速比の
ギア(不図示)を介して駆動することにより、排紙ロー
ラ513は紙送りローラ510に対して僅かに速く回転
している。
【0012】上記のような構造を持つインクジェット方
式のプリンタ装置においては、更なる高精細記録を追求
するために様々な提案がなされている。
【0013】その1つとして、記録ヘッド501を記録
媒体502に可能な限り接近させることでインクの飛翔
距離を小さくし、その経路の乱れを抑制することによ
り、記録媒体502の所望の地点におけるインクの確実
な着弾を実現する、紙間の極小化というものが提案され
ている。
【0014】しかしながら、紙間の極小化を不用意に行
ってしまうと、記録媒体502に反りや波打ち等の平面
性の乱れがある場合に、記録ヘッド501と記録媒体5
02とが接触し、記録ヘッド501を傷つけたり、記録
ヘッド501に付着したインク滴が記録媒体502と擦
れて記録媒体502を汚す可能性がある。
【0015】そこで、プラテン515をダクト構造と
し、記録媒体搭載面に多数の微細な通気孔を設けるとと
もに記録媒体搭載面以外の任意の部分にファンを装着
し、このファンによりダクト内部に負圧を発生させて記
録媒体搭載面に記録媒体502を吸着させることで用紙
の平面性を保ち、紙間の極小化を実現する方法が提案さ
れている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
ジェット方式のプリンタ装置内部には、記録媒体に吐出
される主インク滴以外にも微細なインク滴や紙粉が浮遊
しているため、時間の経過とともにこれらがプラテンの
微細な通気孔に溜り、通気孔を塞いでしまうことがあ
る。そのため、定期的にプラテンを取り外して清掃する
必要があるが、プラテンがファンと一体のダクト構造で
ある場合は、取り外す対象が大きすぎたり、ファン配線
を着脱する必要もある等、作業性が悪いという問題があ
る。
【0017】そこで、プラテンをダクト部分と記録媒体
搭載面部分との分割構造とし、比較的小型な記録媒体搭
載面部分のみを着脱する方法も提案されている。この方
法では、一般にダクト部分と記録媒体搭載面部分との接
合部に弾性部材等を挟み込むことによって、両者の密着
性を確保して吸引効果を保ちつつ、弾性部材の変形に期
待して記録媒体搭載面の高さ方向位置精度を接合部分の
形状精度に拠らないようにする工夫がなされている。し
かしながら、この場合にも、弾性部材の変形応力がプラ
テンの平面性を損なったり、別部材の装着によって組立
性やコスト面で不利になる等の問題もある。
【0018】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、記録媒体を吸
引する機能を損なうことなく、プラテンの着脱を簡易に
かつ精度良く行うことができるプリンタ装置を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、記録媒体を載置する載置手段と、前記記録
媒体に記録剤を吐出することで記録を行う記録手段を前
記載置手段上に載置された記録媒体に対して任意の間隔
を介して対向して保持するための保持手段と、を備えた
プリンタ装置において、前記載置手段は、複数の小孔が
形成された記録媒体載置面を具備し、該記録媒体載置面
と前記記録手段の記録剤吐出面との間の間隔を決定する
特定位置に着脱自在に取り付けられるプラテンと、前記
プラテンの記録媒体載置面に形成された複数の小孔の近
傍に負圧を発生させ該複数の小孔を通して該記録媒体載
置面上の記録媒体を吸引するための送風手段が装着され
たダクト部とを有し、前記プラテンは、その両端の任意
の部位にてプリンタ装置内のシャーシと接触し、かつ前
記ダクト部とは非接触の状態で、前記特定位置に取り付
けられることを特徴とする。
【0020】また、前記プラテンと前記ダクト部との境
界部分には、両者が互いに接触しないような凹凸形状の
隙間が形成されていることを特徴とする。
【0021】また、前記プラテンは、その両端が前記シ
ャーシに取り付けられた弾性部材により該シャーシに押
し付けられて前記特定位置に固定されることを特徴とす
る。
【0022】また、前記送風手段により前記プラテンと
前記ダクト部との間の隙間に発生する負圧は、前記送風
手段により前記複数の小孔の近傍に発生する負圧と比較
して小さいことを特徴とする。
【0023】また、記録媒体が載置される記録媒体載置
面を具備するプラテンと、前記記録媒体に記録剤を吐出
することで記録を行う記録手段を前記プラテン上に載置
された記録媒体に対して任意の間隔を介して対向して保
持するための保持手段とを備えたプリンタ装置における
プラテンの取り付け方法であって、前記プラテンを、そ
の両端の任意の部位にてプリンタ装置内のシャーシと接
触させ、前記プラテンの両端を弾性部材により前記シャ
ーシに押し付けることで、前記プラテンの記録媒体載置
面と前記記録手段の記録剤吐出面との間の間隔を決定す
る特定位置に取り付けることを特徴とする。
【0024】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、プラテンが、その両端の任意の部位にてプリ
ンタ装置内のシャーシと接触し、かつダクト部とは非接
触の状態で、プラテンの記録媒体載置面と保持手段に保
持される記録手段の記録剤吐出面との間の間隔を決定す
る特定位置に取り付けられるため、シャーシを介在させ
るだけでプラテンの着脱を精度良く行うことが可能とな
る。
【0025】また、プラテンとダクト部との境界部分
に、両者が互いに接触しないような略凹凸形状の隙間が
形成される場合には、プラテンとダクト部との境界部分
では気流経路としての抵抗が大きくなるため、その境界
部分に送風手段により気流が発生したとしても、その気
流の負圧が複数の小孔近傍に発生する負圧に影響を与え
ることがない。これにより、記録媒体を吸引する吸引機
能の低下を極力抑えることが可能となる。
【0026】また、プラテンの両端がシャーシに取り付
けられた弾性部材により該シャーシに押し付けられてプ
ラテンが特定位置に固定される場合には、プラテンの着
脱を弾性部材を利用して簡易に行うことが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、本発明のプリンタ
装置は、図3及び図4に示したプリンタ装置に対して、
プラテン周辺の構成要素が異なるものであり、それ以外
の基本構成は図3及び図4に示したプリンタ装置と同様
である。このため、以下に説明する実施形態において
は、プラテン周辺以外の構成要素であって図3及び図4
に示した構成要素と同一名称の構成要素については、図
3及び図4に示した構成要素と同様の作用・機能を備え
ているものとし、その詳細な記述は割愛する。
【0028】図1は、本発明のプリンタ装置の実施の一
形態を示す図であり、図3に示したプリンタ装置を矢印
5Cの反対方向から見た断面図に相当する。
【0029】図1に示すように本実施形態は、記録媒体
10が載置される記録媒体載置面を具備し、その記録媒
体搭載面に複数の通気孔2が形成されたプラテン1と、
該記録媒体搭載面に形成された複数の通気孔2の近傍に
負圧を発生させるための吸引ファン4が一体に装着され
たダクト3とからなる載置手段を備えている。
【0030】ここで、ダクト3は本体シャーシ8に固定
に取り付けられているが、プラテン1は、記録媒体載置
面と記録ヘッド9のインク吐出面との間の間隔を決定す
る特定位置に着脱自在に取り付けられている。なお、図
1においては、プラテン1が上述した特定位置に取り付
けられた状態が示されている。また、図1においては、
プラテン1の一方の端部周辺の構成が示されているが、
プラテン1の他方の端部周辺も同様の構成であるものと
する。
【0031】プリンタシャーシ7は本体シャーシ8に取
り付けられており、そのプリンタシャーシ7には、走査
軸6、走査ガイド(不図示)及び弾性部材としての板バ
ネ5がビスやカシメ或いはその他の手段によって容易に
は取り外せないように取り付けられている。ここで、走
査軸6及び走査ガイドに沿って記録ヘッド9が移動する
構成は、上述したように図3及び図4に示したプリンタ
装置と同様である。なお、図示していないが、記録ヘッ
ド9はキャリッジ等の保持手段に保持された状態で走査
軸6及び走査ガイドに沿って移動している。
【0032】プラテン1は、その両端の任意の部位にて
プリンタシャーシ7のプラテン搭載部7bに接触した状
態で上述した特定位置に取り付けられており、このプリ
ンタシャーシ7のみに依存して高さ方向(矢印D方向)
の位置精度が決定される。
【0033】なお、プラテン1は、直接的にはプリンタ
シャーシ7のプラテン搭載部7b上に載っているだけで
あるが、板バネ5がプリンタシャーシ7との接合部5b
を中心に矢印A方向の付勢力を具備しているため、この
付勢力によって両端がプリンタシャーシ7に押し付けら
れる。
【0034】プラテン1及びダクト3は、それぞれ周囲
に櫛歯状のプラテン係合部1b及びダクト係合部3bを
具備し、適当な隙間を介して非接触に係合されており、
プラテン1とダクト3との境界部分には、両者が互いに
接触しないような櫛歯状の隙間が形成されている。
【0035】上記のように構成されたプリンタ装置にお
いては、吸引ファン4が作動すると、プラテン1及びダ
クト3の内部には矢印B方向の気流が発生し、通気孔2
の近傍が負圧となって記録媒体10はプラテン1の記録
媒体搭載面(通気孔2が設けられている面)に吸着され
る。
【0036】このとき、プラテン1及びダクト3の内部
では矢印B方向の気流以外にも、プラテン1とダクト3
との間の隙間に矢印C方向の僅かな気流が発生する。し
かしながら、プラテン1とダクト3との隙間は櫛歯状に
なっており、気流経路としての抵抗が大きい。これによ
り、矢印C方向に発生する気流は矢印B方向に発生する
気流よりも負圧が十分に小さなものとなるため、記録媒
体10を吸着させるための矢印B方向の負圧が損なわれ
る程の空気漏れは生じない。
【0037】ここで、プラテン1の着脱方法について図
1及び図2を参照して説明する。
【0038】図2は、図1に示したプリンタ装置の構成
を補足して説明するための図であり、プラテン1が上述
した特定位置から取り外された状態を示している。な
お、図2は、図3に示したプリンタ装置を図1と同じ方
向から見た断面図に相当し、プラテン1の一方の端部周
辺の構成を示しているが、図1と同様に、プラテン1の
他方の端部周辺も同様の構成であるものとする。
【0039】まず、プラテン1を取り外す場合、図1に
示すように、プラテン1の両端において、板バネ5の斜
面部5cを指等で矢印Aと反対方向に押し広げ、その状
態でプラテン1を矢印D方向に持ち上げる。これによ
り、プラテン1を簡単に取り外すことができる。
【0040】また、プラテン1を再度取り付ける場合、
図2に示すように、プラテン1を矢印E方向へ押し下げ
ていく。すると、プラテン1の両端において、プラテン
1の端部が板バネ5の斜面部5cに案内されつつ板バネ
5を押し広げていき、板バネ5の屈曲部5dを超えた辺
りで板バネ5の付勢力によって、プラテン1がプリンタ
シャーシ7に押し付けられ固定される。これにより、プ
ラテン1を簡単に取り付けることができる。
【0041】上述したように本実施形態においては、プ
ラテン1の記録媒体載置面の高さ方向(矢印D及びE方
向)の位置精度がプリンタシャーシ7のみに依存してお
り、櫛歯状に非接触に係合するダクト3に影響されるこ
とはない。
【0042】従って、載置手段としては、記録媒体10
を吸引する吸引機能に寄与するダクト3及び吸引ファン
4という比較的大型の部分は、それほど位置精度を気に
することなく吸引機能の追求を第一として本プリンタ装
置内(本実施形態では本体シャーシ8)に取り付けるこ
とができる。
【0043】そして、プラテン1の着脱をプリンタシャ
ーシ7を介在させて行うだけで、プラテン1の記録媒体
載置面と記録ヘッド9のインク吐出面との間の間隔の精
度を追求することが可能となるため、記録ヘッド9を記
録媒体10に可能な限り接近させて記録を行う、紙間の
極小化を実現することができる。
【0044】なお、プリンタ装置全体としても、記録ヘ
ッド9の高さ方向の位置精度が走査軸6のみに依存する
ことを考慮すると、最低限の部品点数(本実施形態では
プリンタシャーシ7及び走査軸6)を介在させるだけ
で、プラテン1の記録媒体載置面と記録ヘッド9のイン
ク吐出面との間の間隔の精度を追求することができる。
【0045】また、本実施形態においては、プラテン1
の両端の任意の部位がプリンタシャーシ7のプラテン搭
載部7b上に接触し、板バネ5の付勢力を利用してプラ
テン1の取り付け或いは取り外しが行われるため、プラ
テン1の着脱が容易となる。
【0046】このように、本実施形態においては、プラ
テンの着脱の容易化と紙間の極小化とを両立させる載置
手段の構成を提供することができる。
【0047】なお、本実施形態においては、具体例(例
えば、板バネや櫛歯等)を挙げて本発明の構成について
説明してきたが、これらの具体例はあくまで本発明の一
例であり、本発明は上記の効果・作用を実現することが
できる全ての手段が包括されることをここに明記する。
【0048】このため、例えば、プラテンとダクトとの
間に形成される隙間を、凹凸形状が連続する櫛歯状に限
定せずに、単一の凹凸形状とする構成や、また、インク
以外の記録剤を用いて記録を行う構成とすることも可能
である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
プラテンが、その両端の任意の部位にてプリンタ装置内
のシャーシと接触し、かつダクト部とは非接触の状態
で、プラテンの記録媒体載置面と保持手段に保持される
記録手段の記録剤吐出面との間の間隔を決定する特定位
置に取り付けられるような構成としたため、シャーシを
介在させるだけでプラテンの着脱を精度良く行うことが
可能となる。
【0050】これにより、プラテンの記録媒体載置面と
記録手段の記録剤吐出面との間の間隔の精度を追求する
ことが可能となるため、記録手段を記録媒体に可能な限
り接近させて記録を行う、紙間の極小化を実現すること
ができる。
【0051】また、ダクト部や該ダクト部に装着される
送風手段の取り付け位置については、上述したプラテン
の特定位置の位置精度に影響を与えることがないため、
ダクト部や送風手段は、記録媒体を吸引する吸引機能の
追求を第一としてプリンタ装置内に取り付けることがで
きる。
【0052】また、プラテンとダクト部との境界部分
に、両者が互いに接触しないような略凹凸形状の隙間が
形成された場合においては、プラテンとダクト部との境
界部分では気流経路としての抵抗が大きくなるため、そ
の境界部分に送風手段により気流が発生したとしても、
その気流の負圧により、記録媒体載置面に形成された複
数の小孔近傍に発生する負圧が影響されることがない。
これにより、記録媒体を吸引する吸引機能の低下を極力
抑えることができる。
【0053】また、プラテンの両端がシャーシに取り付
けられた弾性部材により該シャーシに押し付けられるこ
とにより、プラテンが特定位置に固定される場合におい
ては、プラテンの着脱を弾性部材を利用して簡易に行う
ことができる。
【0054】このように、本発明においては、プラテン
を簡易に取り外して清掃・交換等可能でありながら、高
精細記録のために紙間極小化を実現する機能追求を損な
わない載置手段の構成を提供することができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタ装置の実施の一形態を示す断
面図である。
【図2】図1に示したプリンタ装置の構成を補足して説
明するための断面図である。
【図3】従来のプリンタ装置の概略構成を示す斜視図で
ある。
【図4】図3に示したプリンタ装置を矢印5A方向から
見た断面図である。
【符号の説明】
1 プラテン 2 通気孔 3 ダクト 4 吸引ファン 5 板バネ 6 走査軸 7 プリンタシャーシ 8 本体シャーシ 9 記録ヘッド 10 記録媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を載置する載置手段と、前記記
    録媒体に記録剤を吐出することで記録を行う記録手段を
    前記載置手段上に載置された記録媒体に対して任意の間
    隔を介して対向して保持するための保持手段と、を備え
    たプリンタ装置において、 前記載置手段は、 複数の小孔が形成された記録媒体載置面を具備し、該記
    録媒体載置面と前記記録手段の記録剤吐出面との間の間
    隔を決定する特定位置に着脱自在に取り付けられるプラ
    テンと、 前記プラテンの記録媒体載置面に形成された複数の小孔
    の近傍に負圧を発生させ該複数の小孔を通して該記録媒
    体載置面上の記録媒体を吸引するための送風手段が装着
    されたダクト部とを有し、 前記プラテンは、その両端の任意の部位にてプリンタ装
    置内のシャーシと接触し、かつ前記ダクト部とは非接触
    の状態で、前記特定位置に取り付けられることを特徴と
    するプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 前記プラテンと前記ダクト部との境界部
    分には、両者が互いに接触しないような凹凸形状の隙間
    が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプ
    リンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記プラテンは、その両端が前記シャー
    シに取り付けられた弾性部材により該シャーシに押し付
    けられて前記特定位置に固定されることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記送風手段により前記プラテンと前記
    ダクト部との間の隙間に発生する負圧は、前記送風手段
    により前記複数の小孔の近傍に発生する負圧と比較して
    小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項
    に記載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体が載置される記録媒体載置面を
    具備するプラテンと、前記記録媒体に記録剤を吐出する
    ことで記録を行う記録手段を前記プラテン上に載置され
    た記録媒体に対して任意の間隔を介して対向して保持す
    るための保持手段とを備えたプリンタ装置におけるプラ
    テンの取り付け方法であって、 前記プラテンを、その両端の任意の部位にてプリンタ装
    置内のシャーシと接触させ、前記プラテンの両端を弾性
    部材により前記シャーシに押し付けることで、前記プラ
    テンの記録媒体載置面と前記記録手段の記録剤吐出面と
    の間の間隔を決定する特定位置に取り付けることを特徴
    とするプラテンの取り付け方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013022897A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Seiko Epson Corp プラテンユニット及び液体噴射装置
JP7488119B2 (ja) 2020-06-10 2024-05-21 ローランドディー.ジー.株式会社 印刷物載置テーブル及び印刷装置

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