JP2001335183A - インクジェットプリンタにおける記録媒体搬送機構 - Google Patents
インクジェットプリンタにおける記録媒体搬送機構Info
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- JP2001335183A JP2001335183A JP2000155244A JP2000155244A JP2001335183A JP 2001335183 A JP2001335183 A JP 2001335183A JP 2000155244 A JP2000155244 A JP 2000155244A JP 2000155244 A JP2000155244 A JP 2000155244A JP 2001335183 A JP2001335183 A JP 2001335183A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 プラテン下流側の用紙ガイド機構を、ユニッ
ト化した複数の用紙バキューム搬送機構により構成し、
バキューム力の均一化及び部品の共通化を図りプリンタ
の用紙ガイド機構部の組み立てを容易にする。 【解決手段】 駆動装置に連結する用紙搬送ローラ50
と加圧ローラ54とで記録媒体を挟持搬送するととも
に、プラテン28上で記録ヘッド48を媒体搬送方向と
直角方向に往復動し、印字作画を行う。用紙バキューム
搬送ユニット24を、吸着ローラホルダ10と、吸気装
置と、吸着ローラ16とより構成し、プラテンの下流側
に複数並列配置する。搬送ユニットの各吸着ローラを軸
継手で結合しその一端を駆動装置に連結する。記録媒体
は吸着ローラに吸着されながら下流方向に搬送される。
プラテンの用紙支持面に吸気穴34を設け、吸気穴を吸
着ローラホルダ内部と連通し、記録媒体を吸着させる。
ト化した複数の用紙バキューム搬送機構により構成し、
バキューム力の均一化及び部品の共通化を図りプリンタ
の用紙ガイド機構部の組み立てを容易にする。 【解決手段】 駆動装置に連結する用紙搬送ローラ50
と加圧ローラ54とで記録媒体を挟持搬送するととも
に、プラテン28上で記録ヘッド48を媒体搬送方向と
直角方向に往復動し、印字作画を行う。用紙バキューム
搬送ユニット24を、吸着ローラホルダ10と、吸気装
置と、吸着ローラ16とより構成し、プラテンの下流側
に複数並列配置する。搬送ユニットの各吸着ローラを軸
継手で結合しその一端を駆動装置に連結する。記録媒体
は吸着ローラに吸着されながら下流方向に搬送される。
プラテンの用紙支持面に吸気穴34を設け、吸気穴を吸
着ローラホルダ内部と連通し、記録媒体を吸着させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタにおける記録媒体搬送機構に関する。
ンタにおける記録媒体搬送機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェットプリンタは、プラ
テンの下流側で基板にファンを一列に並べて取り付け、
ファンの上を板金製の一体型のペーパーガイドで覆っ
て、用紙案内機構を構成している。複数のファン間はス
ポンジで仕切っている。プラテン上でインクジェット型
記録ヘッドにより作画された用紙は、駆動ローラと加圧
ローラとでプラテンの下流方向に搬送され、プラテン下
流側のペーパーガイド上に搬送される。このペーパーガ
イド上の用紙は、ペーパーガイドに多数設けられた吸気
穴によってペーパーガイド上面に密着しつつペーパーガ
イド上を用紙排出方向に案内される。
テンの下流側で基板にファンを一列に並べて取り付け、
ファンの上を板金製の一体型のペーパーガイドで覆っ
て、用紙案内機構を構成している。複数のファン間はス
ポンジで仕切っている。プラテン上でインクジェット型
記録ヘッドにより作画された用紙は、駆動ローラと加圧
ローラとでプラテンの下流方向に搬送され、プラテン下
流側のペーパーガイド上に搬送される。このペーパーガ
イド上の用紙は、ペーパーガイドに多数設けられた吸気
穴によってペーパーガイド上面に密着しつつペーパーガ
イド上を用紙排出方向に案内される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラテン上で用紙が浮
き上がると、記録ヘッドと用紙間距離が変化し、高品質
の作画が行えない。プラテンの下流側で用紙をバキュー
ム力によりペーパーガイドの用紙支持面に密着させるこ
とで、プラテン上での用紙浮きを阻止しようとすると、
用紙支持面と用紙との間に摩擦が加わり、スムーズな搬
送が阻害されてしまう。プラテンの下流側に、駆動装置
に連結する吸着ローラを配置し、バキューム力で吸着ロ
ーラの表面に用紙を吸着し、吸着ローラの回転により用
紙を強制的に搬送する構成とすることで用紙のスムーズ
な搬送を実現できる。しかしながら、プリンタを大型サ
イズとしたとき、長い1本の吸着ローラを採用すると、
組み立て時における吸着ローラの位置決めが容易でな
く、また、長い吸着ローラの全域に均一なバキューム力
を作用させるのが難しいという問題点があった。本発明
は上記問題点を解決することを目的とするものである。
き上がると、記録ヘッドと用紙間距離が変化し、高品質
の作画が行えない。プラテンの下流側で用紙をバキュー
ム力によりペーパーガイドの用紙支持面に密着させるこ
とで、プラテン上での用紙浮きを阻止しようとすると、
用紙支持面と用紙との間に摩擦が加わり、スムーズな搬
送が阻害されてしまう。プラテンの下流側に、駆動装置
に連結する吸着ローラを配置し、バキューム力で吸着ロ
ーラの表面に用紙を吸着し、吸着ローラの回転により用
紙を強制的に搬送する構成とすることで用紙のスムーズ
な搬送を実現できる。しかしながら、プリンタを大型サ
イズとしたとき、長い1本の吸着ローラを採用すると、
組み立て時における吸着ローラの位置決めが容易でな
く、また、長い吸着ローラの全域に均一なバキューム力
を作用させるのが難しいという問題点があった。本発明
は上記問題点を解決することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、駆動装置に連結する用紙搬送ローラ50
とこれに接する加圧ローラ54とで記録媒体を挟持し、
用紙搬送ローラ50を回転させて記録媒体を所定方向に
搬送する一方、用紙支持面を有するプラテン28上で記
録ヘッド48を記録媒体搬送方向に対して直角方向に往
復動し、プラテン28上で記録媒体に印字作画を行うよ
うにしたインクジェットプリンタにおいて、前記プラテ
ン28の下流側に吸着ローラ16を備えた用紙バキュー
ム搬送ユニット24を複数並列配置し、前記用紙バキュ
ーム搬送ユニット24の各吸着ローラ16を軸継手で結
合するとともにその一端を駆動装置に連結し、記録媒体
が前記プラテン28の下流側で前記吸着ローラ16に吸
着されながら該吸着ローラ16の回転により下流方向に
搬送されるように成し、前記用紙バキューム搬送ユニッ
ト24を、ボックス状の吸着ローラホルダ10と、前記
吸着ローラホルダ10に固設され前記吸着ローラホルダ
10のボックス内に吸気力を発生させる吸気装置12
と、両端部が前記吸着ローラホルダ10の両側部に回転
自在に支承され円筒部の表面が記録媒体と接することが
できるように前記吸着ローラホルダ10の内部から露出
し該円筒部に前記吸着ローラホルダ10のボックス内部
と連通する多数の通気孔22が形成された吸着ローラ1
6とより構成したものである。また、本発明は前記プラ
テン28の用紙支持面に吸気穴34を設け、該吸気穴3
4を前記吸着ローラホルダ10のボックス内部と連通
し、前記吸気穴34に前記プラテン28の用紙支持面に
記録媒体を吸着させる吸気力を発生せしめたものであ
る。
め、本発明は、駆動装置に連結する用紙搬送ローラ50
とこれに接する加圧ローラ54とで記録媒体を挟持し、
用紙搬送ローラ50を回転させて記録媒体を所定方向に
搬送する一方、用紙支持面を有するプラテン28上で記
録ヘッド48を記録媒体搬送方向に対して直角方向に往
復動し、プラテン28上で記録媒体に印字作画を行うよ
うにしたインクジェットプリンタにおいて、前記プラテ
ン28の下流側に吸着ローラ16を備えた用紙バキュー
ム搬送ユニット24を複数並列配置し、前記用紙バキュ
ーム搬送ユニット24の各吸着ローラ16を軸継手で結
合するとともにその一端を駆動装置に連結し、記録媒体
が前記プラテン28の下流側で前記吸着ローラ16に吸
着されながら該吸着ローラ16の回転により下流方向に
搬送されるように成し、前記用紙バキューム搬送ユニッ
ト24を、ボックス状の吸着ローラホルダ10と、前記
吸着ローラホルダ10に固設され前記吸着ローラホルダ
10のボックス内に吸気力を発生させる吸気装置12
と、両端部が前記吸着ローラホルダ10の両側部に回転
自在に支承され円筒部の表面が記録媒体と接することが
できるように前記吸着ローラホルダ10の内部から露出
し該円筒部に前記吸着ローラホルダ10のボックス内部
と連通する多数の通気孔22が形成された吸着ローラ1
6とより構成したものである。また、本発明は前記プラ
テン28の用紙支持面に吸気穴34を設け、該吸気穴3
4を前記吸着ローラホルダ10のボックス内部と連通
し、前記吸気穴34に前記プラテン28の用紙支持面に
記録媒体を吸着させる吸気力を発生せしめたものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
した図面を参照して詳細に説明する。図3において、2
はインクジェットプリンタであり、機体4(図5参照)
に架台6,8が固設され、該架台6,8は脚体(図示省
略)に支承されている。10は、合成樹脂又は金属から
成るボックス状の吸着ローラホルダであり、取付板12
(図4参照)を介して架台6に固定されている。吸着ロ
ーラホルダ10は、図4に示すように、複数個(本実施
形態では3個)、横方向に同一高さで互いに所定の間隔
を存して配置されている。
した図面を参照して詳細に説明する。図3において、2
はインクジェットプリンタであり、機体4(図5参照)
に架台6,8が固設され、該架台6,8は脚体(図示省
略)に支承されている。10は、合成樹脂又は金属から
成るボックス状の吸着ローラホルダであり、取付板12
(図4参照)を介して架台6に固定されている。吸着ロ
ーラホルダ10は、図4に示すように、複数個(本実施
形態では3個)、横方向に同一高さで互いに所定の間隔
を存して配置されている。
【0006】前記吸着ローラホルダ10の夫々には吸気
装置12が固設内蔵され、その吸気口12a(図7参
照)が吸着ローラホルダ10の内部に開口している。前
記吸着ローラホルダ10の上部壁の一方側には、用紙搬
送方向に対して直角な方向にスリット14が形成され、
該スリット14に円筒状の吸着ローラ16が配置されて
いる。前記吸着ローラ16の両端の軸部にはボールベア
リング18の内輪が嵌着され、該ボールベアリング18
の外輪は、対応する吸着ローラホルダ10の両側壁に形
成された半円形の嵌合凹部20に支承されている。
装置12が固設内蔵され、その吸気口12a(図7参
照)が吸着ローラホルダ10の内部に開口している。前
記吸着ローラホルダ10の上部壁の一方側には、用紙搬
送方向に対して直角な方向にスリット14が形成され、
該スリット14に円筒状の吸着ローラ16が配置されて
いる。前記吸着ローラ16の両端の軸部にはボールベア
リング18の内輪が嵌着され、該ボールベアリング18
の外輪は、対応する吸着ローラホルダ10の両側壁に形
成された半円形の嵌合凹部20に支承されている。
【0007】前記吸着ローラ16の上部は、外部に露出
するように前記スリット14より若干上方に突出して配
置され、スリット14の両端縁14a,14bは、吸着
ローラ16の周面に僅かの隙間を存して対向している。
前記吸着ローラ16の筒部には、通気孔22が多数穿設
され、吸気装置12のバキュームファンの駆動によっ
て、吸着ローラホルダ10内に生じた吸気力が吸着ロー
ラ16の外部露出表面に伝達されるように構成されてい
る。前記吸着ローラホルダ10、吸気装置12及び吸着
ローラ16は用紙バキューム搬送ユニット24を構成し
ている。
するように前記スリット14より若干上方に突出して配
置され、スリット14の両端縁14a,14bは、吸着
ローラ16の周面に僅かの隙間を存して対向している。
前記吸着ローラ16の筒部には、通気孔22が多数穿設
され、吸気装置12のバキュームファンの駆動によっ
て、吸着ローラホルダ10内に生じた吸気力が吸着ロー
ラ16の外部露出表面に伝達されるように構成されてい
る。前記吸着ローラホルダ10、吸気装置12及び吸着
ローラ16は用紙バキューム搬送ユニット24を構成し
ている。
【0008】複数の用紙バキューム搬送ユニット24の
夫々に配設された吸着ローラ16の両端は、同一軸線上
で、架台6に固設されたベアリングボックス26によっ
て支持され、ベアリングボックス26上で互いに軸継手
28(図8参照)を介して連結している。複数の短尺吸
着ローラ16が連結した長尺状の1本の吸着ローラの一
端は、動力伝達機構(図示省略)を介して、X軸モータ
(図示省略)に連結している。並列配置された前記吸着
ローラホルダ10の側壁には、用紙の横幅全域を支持案
内するための用紙支持面を有する断面コ字状のプラテン
28が対向配置され、該プラテン28の底部は前記架台
8に固定されている。
夫々に配設された吸着ローラ16の両端は、同一軸線上
で、架台6に固設されたベアリングボックス26によっ
て支持され、ベアリングボックス26上で互いに軸継手
28(図8参照)を介して連結している。複数の短尺吸
着ローラ16が連結した長尺状の1本の吸着ローラの一
端は、動力伝達機構(図示省略)を介して、X軸モータ
(図示省略)に連結している。並列配置された前記吸着
ローラホルダ10の側壁には、用紙の横幅全域を支持案
内するための用紙支持面を有する断面コ字状のプラテン
28が対向配置され、該プラテン28の底部は前記架台
8に固定されている。
【0009】前記プラテン28の開放部の端面は、図2
に示すように、吸着ローラホルダ10の側壁に当接し、
プラテン28の内部に略密閉されたバキューム室30を
構成している。バキューム室30は、対向する吸着ロー
ラホルダ10のエリアごとに仕切板(図示省略)によっ
て仕切られ、バキューム室30に吸気装置12の吸気力
により低圧状態が形成されるように構成されている。前
記吸着ローラホルダ10の側壁には通気孔32が穿設さ
れ、前記バキューム室30とこれに接する吸着ローラホ
ルダ10の内部は、前記通気孔32により連通してい
る。
に示すように、吸着ローラホルダ10の側壁に当接し、
プラテン28の内部に略密閉されたバキューム室30を
構成している。バキューム室30は、対向する吸着ロー
ラホルダ10のエリアごとに仕切板(図示省略)によっ
て仕切られ、バキューム室30に吸気装置12の吸気力
により低圧状態が形成されるように構成されている。前
記吸着ローラホルダ10の側壁には通気孔32が穿設さ
れ、前記バキューム室30とこれに接する吸着ローラホ
ルダ10の内部は、前記通気孔32により連通してい
る。
【0010】前記プラテン28の上部壁にはバキューム
室30と連通する吸気穴34が多数穿設されている。更
に前記プラテン18の上部壁には、図1に示すようにカ
ッター38を案内するためのカッター溝40が前記スリ
ット14と平行に一本穿設され、該カッター溝40に対
して直角な方向に、用紙の搬送摩擦を軽減するための複
数の凹溝42が穿設されている。前記吸気穴34は、前
記凹溝42内に配置されている。44は、プリンタの機
体4に支承されたYレール(図3参照)であり、これに
コロを介して、Y軸駆動装置に連係するキャリッジ46
が移動可能に取り付けられている。前記キャリッジ46
には、インクジェット型の記録ヘッド48とカッター3
8が取り付けられ、該記録ヘッド48のインク吐出面
は、ブラテン28の上部壁に形成された用紙支持面に対
向している。50は、短尺型の用紙搬送ローラであり、
複数のローラ50が同軸上に、前記吸着ローラ16と平
行に配置され、各ローラ50の両端は、ベアリングボッ
クス52(図4参照)上で互いにカップリングにより連
結している。ベアリングボックス52は、架台8に固定
されている。
室30と連通する吸気穴34が多数穿設されている。更
に前記プラテン18の上部壁には、図1に示すようにカ
ッター38を案内するためのカッター溝40が前記スリ
ット14と平行に一本穿設され、該カッター溝40に対
して直角な方向に、用紙の搬送摩擦を軽減するための複
数の凹溝42が穿設されている。前記吸気穴34は、前
記凹溝42内に配置されている。44は、プリンタの機
体4に支承されたYレール(図3参照)であり、これに
コロを介して、Y軸駆動装置に連係するキャリッジ46
が移動可能に取り付けられている。前記キャリッジ46
には、インクジェット型の記録ヘッド48とカッター3
8が取り付けられ、該記録ヘッド48のインク吐出面
は、ブラテン28の上部壁に形成された用紙支持面に対
向している。50は、短尺型の用紙搬送ローラであり、
複数のローラ50が同軸上に、前記吸着ローラ16と平
行に配置され、各ローラ50の両端は、ベアリングボッ
クス52(図4参照)上で互いにカップリングにより連
結している。ベアリングボックス52は、架台8に固定
されている。
【0011】前記互いに同軸上で連結する用紙搬送ロー
ラ50の一端は、動力伝達機構を介してX軸モータに連
結している。プリンタ駆動時における前記用紙搬送ロー
ラ50の周速は、用紙などの記録媒体に引張り方向にテ
ンションが付与されるように、前記吸着ローラ16の周
速よりも僅かに遅く設定されている。尚、この両者の周
速は同一であっても良い。54は、加圧ローラ(図3参
照)であり、前記Yレール44に、用紙搬送ローラ50
に対して昇降可能に、支持され、スプリングによって、
前記用紙搬送ローラ50に弾接している。
ラ50の一端は、動力伝達機構を介してX軸モータに連
結している。プリンタ駆動時における前記用紙搬送ロー
ラ50の周速は、用紙などの記録媒体に引張り方向にテ
ンションが付与されるように、前記吸着ローラ16の周
速よりも僅かに遅く設定されている。尚、この両者の周
速は同一であっても良い。54は、加圧ローラ(図3参
照)であり、前記Yレール44に、用紙搬送ローラ50
に対して昇降可能に、支持され、スプリングによって、
前記用紙搬送ローラ50に弾接している。
【0012】図3において、56,58は、金属板から
成る用紙ガイドであり、用紙搬送ローラ50を基準とし
て、用紙搬送路の上流側と、下流側に夫々配置され、各
々の一方が架台6,8に固定されている。上流側の用紙
ガイド58は、ロール用紙60の引き出し部を用紙搬送
ローラ54に案内するガイド面を有し、下流側の用紙ガ
イド56は、吸着ローラ16から開放された用紙を、所
定距離水平方向に案内した後、下方に導くガイド面を有
している。
成る用紙ガイドであり、用紙搬送ローラ50を基準とし
て、用紙搬送路の上流側と、下流側に夫々配置され、各
々の一方が架台6,8に固定されている。上流側の用紙
ガイド58は、ロール用紙60の引き出し部を用紙搬送
ローラ54に案内するガイド面を有し、下流側の用紙ガ
イド56は、吸着ローラ16から開放された用紙を、所
定距離水平方向に案内した後、下方に導くガイド面を有
している。
【0013】前記用紙搬送ローラ50の用紙支持面、プ
ラテン28の用紙支持面、吸着ローラ16の用紙支持面
及び用紙ガイド56,58の用紙支持面はほぼ同一平面
上に設定されている。尚、図1及び図4において、用紙
ガイド56,58は図示省略されている。次に本実施形
態の動作について説明する。
ラテン28の用紙支持面、吸着ローラ16の用紙支持面
及び用紙ガイド56,58の用紙支持面はほぼ同一平面
上に設定されている。尚、図1及び図4において、用紙
ガイド56,58は図示省略されている。次に本実施形
態の動作について説明する。
【0014】用紙60をプラテン28上にセットする場
合には、オペレータによるレバー操作により、加圧ロー
ラ54を用紙搬送ローラ50に対して上方向に離反させ
る。該加圧ローラ54のアップ状態において、用紙ガイ
ド58上に導いたロール紙などの用紙60を用紙搬送ロ
ーラ50と加圧ローラ54間に通し、しかる後に、加圧
ローラアップレバーを元の位置に戻して加圧ローラ54
を下降させ、用紙60の上から用紙搬送ローラ50に弾
接させる。
合には、オペレータによるレバー操作により、加圧ロー
ラ54を用紙搬送ローラ50に対して上方向に離反させ
る。該加圧ローラ54のアップ状態において、用紙ガイ
ド58上に導いたロール紙などの用紙60を用紙搬送ロ
ーラ50と加圧ローラ54間に通し、しかる後に、加圧
ローラアップレバーを元の位置に戻して加圧ローラ54
を下降させ、用紙60の上から用紙搬送ローラ50に弾
接させる。
【0015】このとき、吸気装置12は駆動されている
ため、用紙60の先端はプラテン28に密着する。その
ため、用紙60の先端に巻き癖があっても、用紙60の
先端はプラテン28から浮き上がることがなく、記録ヘ
ッド48のインク吐出面をこすることがない。インクジ
ェットプリンタが印字作画動作に移行すると、用紙搬送
ローラ50と吸着ローラ16とが、図3中、反時計方向
に回転駆動される。
ため、用紙60の先端はプラテン28に密着する。その
ため、用紙60の先端に巻き癖があっても、用紙60の
先端はプラテン28から浮き上がることがなく、記録ヘ
ッド48のインク吐出面をこすることがない。インクジ
ェットプリンタが印字作画動作に移行すると、用紙搬送
ローラ50と吸着ローラ16とが、図3中、反時計方向
に回転駆動される。
【0016】プラテン28上の用紙60は、プラテン2
8を基準として、用紙搬送路の上流側が用紙搬送ローラ
50と加圧ローラ54とで挟持され、下流側が吸着ロー
ラ16の上部の表面にバキューム力で吸着され、用紙6
0にテンションが付与された状態で、用紙60は、プラ
テン28の上面に密着しながら、両ローラ50,16の
回転により、用紙ガイド56,58上を、図3中、左方
向の用紙排出方向に搬送される。用紙60が左方向に搬
送される一方、記録ヘッド48がYレール44に沿っ
て、図3中、紙面垂直方向に往復動し、記録ヘッド48
から吐出されるインク滴により、用紙に印字作画が行わ
れる。
8を基準として、用紙搬送路の上流側が用紙搬送ローラ
50と加圧ローラ54とで挟持され、下流側が吸着ロー
ラ16の上部の表面にバキューム力で吸着され、用紙6
0にテンションが付与された状態で、用紙60は、プラ
テン28の上面に密着しながら、両ローラ50,16の
回転により、用紙ガイド56,58上を、図3中、左方
向の用紙排出方向に搬送される。用紙60が左方向に搬
送される一方、記録ヘッド48がYレール44に沿っ
て、図3中、紙面垂直方向に往復動し、記録ヘッド48
から吐出されるインク滴により、用紙に印字作画が行わ
れる。
【0017】印字作画の終了後、プラテン28上でカッ
ター38を下降し、該カッター38をカッター溝40に
沿って移動して、用紙60を切断し、用紙搬送ローラ5
0側の用紙60を吸着ローラ16の吸着力から開放して
も、用紙60の切断部近傍が巻き癖によって、プラテン
28から浮き上がることがない。上記実施形態では、プ
ラテン28に用紙吸着作用を保有させているが、図9に
示すように、吸着ローラホルダ10の側壁に通気孔を設
けないで、プラテン62に用紙吸着作用を持たせない構
成としても良い。
ター38を下降し、該カッター38をカッター溝40に
沿って移動して、用紙60を切断し、用紙搬送ローラ5
0側の用紙60を吸着ローラ16の吸着力から開放して
も、用紙60の切断部近傍が巻き癖によって、プラテン
28から浮き上がることがない。上記実施形態では、プ
ラテン28に用紙吸着作用を保有させているが、図9に
示すように、吸着ローラホルダ10の側壁に通気孔を設
けないで、プラテン62に用紙吸着作用を持たせない構
成としても良い。
【0018】上記実施形態において、プラテン下流側で
の用紙吸着搬送機構を、ユニット化した複数の用紙バキ
ューム搬送ユニット24を結合することにより構成して
いるので、各用紙バキューム搬送ユニット24を小型化
できる。そのため、吸着ローラに対するバキューム力も
均一になり、吸着ローラ16による用紙搬送が安定す
る。また、吸着ローラ16を短尺型とすることができる
ので、吸着ローラ16の用紙搬送路上の位置合わせ等の
微調整がユニット単位ででき、用紙の全幅を横切る1本
の長い吸着ローラを調整する場合に比しこの位置合わせ
を極めて簡単に行うことができる。また、各種の寸法の
異なるプリンタにも用紙バキューム搬送ユニットを用い
ることができるので、部品即ちユニットの共通化が図
れ、きわめて経済的であり、しかも組み立て性が向上す
る。
の用紙吸着搬送機構を、ユニット化した複数の用紙バキ
ューム搬送ユニット24を結合することにより構成して
いるので、各用紙バキューム搬送ユニット24を小型化
できる。そのため、吸着ローラに対するバキューム力も
均一になり、吸着ローラ16による用紙搬送が安定す
る。また、吸着ローラ16を短尺型とすることができる
ので、吸着ローラ16の用紙搬送路上の位置合わせ等の
微調整がユニット単位ででき、用紙の全幅を横切る1本
の長い吸着ローラを調整する場合に比しこの位置合わせ
を極めて簡単に行うことができる。また、各種の寸法の
異なるプリンタにも用紙バキューム搬送ユニットを用い
ることができるので、部品即ちユニットの共通化が図
れ、きわめて経済的であり、しかも組み立て性が向上す
る。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上述の如くプラテン後方の用
紙バキューム搬送機構をユニット化したので、製造コス
トの低減を図ることができ、しかも、プリンタの組み立
て及び調整を容易に行うことができる等の効果が存す
る。
紙バキューム搬送機構をユニット化したので、製造コス
トの低減を図ることができ、しかも、プリンタの組み立
て及び調整を容易に行うことができる等の効果が存す
る。
【図1】インクジェットプリンタの要部の外観説明図で
ある。
ある。
【図2】インクジェットプリンタの要部の側面断面図で
ある。
ある。
【図3】インクジェットプリンタの側面図である。
【図4】インクジェットプリンタの側面図である。
【図5】インクジェットプリンタの側面図である。
【図6】用紙バキューム搬送ユニットの外観図である。
【図7】用紙バキューム搬送ユニットの一部を切り欠い
た外観図である。
た外観図である。
【図8】吸着ローラの結合機構を示す外観説明図であ
る。
る。
【図9】本発明の他の実施形態を示す側面断面図であ
る。
る。
2 インクジェットプリンタ 4 機体 6 架台 8 架台 10 吸着ローラホルダ 12 吸気装置 12a 吸気口 14 スリット 16 吸着ローラ 18 ボールベアリング 20 嵌合凹部 22 通気孔 24 用紙バキューム搬送ユニット 26 ベアリングボックス 28 プラテン 30 バキューム室 32 通気孔 34 吸気穴 38 カッター 40 カッター溝 42 凹溝 44 Yレール 46 キャリッジ 48 記録ヘッド 50 用紙搬送ローラ 52 ベアリングボックス 54 加圧ローラ 56 用紙ガイド 58 用紙ガイド 60 ロール用紙 62 プラテン
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 HA29 HA30 2C058 AB03 AB05 AB17 AC07 AD01 AE02 AE09 AF15 AF20 AF25 AF31 AF64 DA11 DA38 DB04 2C059 CC02 CC03 CC05 CC11 3F049 AA01 AA05 AA10 FC17 FC19 LA07 LB03
Claims (2)
- 【請求項1】 駆動装置に連結する用紙搬送ローラ(5
0)とこれに接する加圧ローラ(54)とで記録媒体を
挟持し、用紙搬送ローラ(50)を回転させて記録媒体
を所定方向に搬送する一方、用紙支持面を有するプラテ
ン(28)上で記録ヘッド(48)を記録媒体搬送方向
に対して直角方向に往復動し、プラテン(28)上で記
録媒体に印字作画を行うようにしたインクジェットプリ
ンタにおいて、前記プラテン(28)の下流側に吸着ロ
ーラ(16)を備えた用紙バキューム搬送ユニット(2
4)を複数並列配置し、前記用紙バキューム搬送ユニッ
ト(24)の各吸着ローラ(16)を軸継手で結合する
とともにその一端を駆動装置に連結し、記録媒体が前記
プラテン(28)の下流側で前記吸着ローラ(16)に
吸着されながら該吸着ローラ(16)の回転により下流
方向に搬送されるように成し、前記用紙バキューム搬送
ユニット(24)を、ボックス状の吸着ローラホルダ
(10)と、前記吸着ローラホルダ(10)に固設され
前記吸着ローラホルダ(10)のボックス内に吸気力を
発生させる吸気装置(12)と、両端部が前記吸着ロー
ラホルダ(10)の両側部に回転自在に支承され円筒部
の表面が記録媒体と接することができるように前記吸着
ローラホルダ(10)の内部から露出し該円筒部に前記
吸着ローラホルダ(10)のボックス内部と連通する多
数の通気孔(22)が形成された吸着ローラ(16)と
より構成したことを特徴とする記録媒体搬送機構。 - 【請求項2】 前記プラテン(28)の用紙支持面に吸
気穴(34)を設け、該吸気穴(34)を前記吸着ロー
ラホルダ(10)のボックス内部と連通し、前記吸気穴
(34)に前記プラテン(28)の用紙支持面に記録媒
体を吸着させる吸気力を発生せしめたことを特徴とする
「請求項1」に記載のインクジェットプリンタにおける
記録媒体搬送機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000155244A JP2001335183A (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | インクジェットプリンタにおける記録媒体搬送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000155244A JP2001335183A (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | インクジェットプリンタにおける記録媒体搬送機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001335183A true JP2001335183A (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=18660216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000155244A Pending JP2001335183A (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | インクジェットプリンタにおける記録媒体搬送機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001335183A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN108422759A (zh) * | 2018-03-23 | 2018-08-21 | 深圳弘美数码纺织技术有限公司 | 打印机 |
US12043025B2 (en) | 2019-10-07 | 2024-07-23 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Print apparatus |
-
2000
- 2000-05-25 JP JP2000155244A patent/JP2001335183A/ja active Pending
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