JP2002248549A - 金属薄帯の製造装置および製造方法 - Google Patents

金属薄帯の製造装置および製造方法

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JP2002248549A JP2001050944A JP2001050944A JP2002248549A JP 2002248549 A JP2002248549 A JP 2002248549A JP 2001050944 A JP2001050944 A JP 2001050944A JP 2001050944 A JP2001050944 A JP 2001050944A JP 2002248549 A JP2002248549 A JP 2002248549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属薄帯の製造時に溶解炉体からタンディッ
シュへの溶湯の供給に際し、タンディッシュにクラック
やノズル部に詰まりを発生させない金属薄帯の製造装置
および製造方法を提供すること。 【解決手段】 タンディッシュ20の本体部21および
ノズル部22の内面に近接して装入され得る立体形状で
誘導加熱される加熱体(グラファイト)14をタンディ
ッシュ20内に装入し、タンディッシュ20の外周側に
巻装された誘導加熱コイル27で誘導加熱して温度上昇
させ、その加熱体14からの熱伝達によってタンディッ
シュ20を予熱した後、加熱体14を取り出して高温の
溶湯Mを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属薄帯の製造装置
および製造方法関するものであり、更に詳しくは、溶解
炉からタンディッシュへ溶湯を供給する場合のヒートシ
ョックによるタンディッシュの損傷や、タンディッシュ
から冷却ロールへ注湯するノズル部の詰まりを発生させ
ないタンディッシュの予熱方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば厚さ0.1mm以下の金属薄帯を
製造する場合には、一般的には溶解炉で原料金属を溶解
させ、溶解炉から高温度(例えば温度1400℃)の溶
湯をタンディッシュ(または同等の容器)へ出湯し、タ
ンディッシュの底部に設けられたノズル部のスリットか
ら溶湯を冷却ロールの表面へ定量的に注湯し急冷するこ
とが行われる。
【0003】図6は従来例の金属薄帯製造装置10の溶
解鋳造室2を概略的に示す断面図である。溶解鋳造室2
は隔壁3によって溶解室4と、鋳造室5とに画成されて
おり、溶解室4には真空排気配管28、不活性ガスとし
てのアルゴン(Ar)ガス導入配管29が接続され、鋳
造室5には真空排気配管48、Arガス導入配管49が
接続されている。また、隔壁3に設けられた開口3hに
上方からタンディッシュ20が装入されており、その外
周に誘導加熱コイル27が巻装されている。タンディッ
シュ20は耐熱性のセラミクスを材料として作製され、
例えばSm−Fe系非晶質合金の温度1400℃の溶湯
Mが収容される。そして、タンディッシュ20の上端部
の外周に設けたフランジ20fと隔壁3の開口3hの周
縁部との間に、シーリング部材24を介在させて溶解室
4と鋳造室5との間がシールされており、溶解室4と鋳
造室5とはタンディッシュ20のノズル部22に設けら
れた後述のスリット23によって連通される。
【0004】溶解室4内には、ルツボ25を備えた溶解
炉体26が設けられており、図の実線で示す姿勢で金属
類の溶解が行われ、図示を省略した機構によって一点鎖
線で示すように傾動されて、溶湯量の減少したタンディ
ッシュ20内へ溶湯が補給される。鋳造室5には、タン
ディッシュ20のノズル部22の直下に直径400mm
φで水冷の冷却ロール41が設けられており、ノズル部
22の下端と冷却ロール41の外周冷却面との間隔は
0.5mmとされている。冷却ロール41は矢印で示す
方向へ回転速度1600rpmで回転されるので、その
周速度は33.5m/secと算出される。また、タン
ディッシュ20のノズル部22内に設けられたスリット
23の細長い矩形状の開口(例えば縦0.5mm×横5
0mm)が冷却ロール41の外周冷却面の回転方向と直
角に設けられている。
【0005】そして、鋳造室5は真空排気して1×10
-1Paの圧力に維持され、タンディッシュ20内の溶湯
Mのヘッドも考慮して、溶解室4の圧力を鋳造室5の圧
力よりは常に5kPaだけ高いように調整し、溶湯Mを
ノズル部22のスリット23から冷却ロール41の外周
冷却面へ供給することによって、厚さと幅が長さ方向に
均一で表面の平滑なSm−Fe系やNd−Fe−B系の
非晶質合金の金属薄帯Mを連続する長尺のリボン状とし
て製造する装置である。
【0006】タンディッシュは、当初、石英(SiO
2 )を材料としノズル部と一体的に作製されたが、長時
間の使用によって軟化し変形すること、また溶湯と反応
して不純物を形成することから、最近では、耐熱性およ
び溶湯の保温性を考慮してセラミックス、例えば、アル
ミナ(Al2 3 )、窒化珪素(Si3 4 )、窒化
ホウ素(BN)等を材料とするものが使用されている。
【0007】しかし、上記のようなセラミックスによる
タンディッシュであっても、溶解炉から高温度の溶湯を
常温のタンディッシュへ供給すると、ヒートショックに
よってクラック等の損傷を招き易く、またノズル部の狭
幅のスロット内で溶湯が凝固して詰りを生じ易いのが実
情である。従って、金属薄帯の製造に当っては、タンデ
ィッシュの予熱は重要な事項となっている。
【0008】この予熱ついて、特開昭57ー13705
7号公報には、耐熱材料による溶湯容器の例えば側壁に
加熱コイルを埋設すると共に、容器の下方に設けるセラ
ミックス製ノズル部を通電可能な導電性耐熱材(例えば
黒鉛)からなる支持板によって嵌着支持してノズル部を
予熱する装置が開示されている。また、特開昭62ー2
20252号公報には、セラミックス製のノズル部を予
熱するために、例えばノズル部の外周に巻き付けた抵抗
線のような加熱手段を備えた装置が開示されている。更
には特開平5ー123835号公報には、ノズル部のス
リットの近傍にノズル部予熱用発熱体を埋め込んだ製造
装置が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開昭57ー1370
57号公報によるノズル部の予熱は支持板の抵抗による
発熱をノズル部に対して均等化させることに難がある。
また、特開昭62ー220252号公報によるノズル部
の加熱手段は水冷された金属製ルツボを使用することを
前提とするものであり、かつ抵抗線を巻き付ける加熱手
段は何ら新しい技術ではない。更には、特開平5ー12
3835号公報によるノズル部の予熱はノズル部のスリ
ットの近傍に埋め込む発熱体として炭化珪素を使用した
場合が例示されているが、ノズル部材料と発熱体材料と
の熱膨張率が異なる場合には、発熱体の膨張が大でノズ
ル部に割れを生じたり、ノズル部の膨張が大で発熱体か
らノズル部への熱伝達が不均等になったりすることがあ
る。
【0010】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、溶解
炉体からの溶湯を収容した時に、タンディッシュに損傷
やノズル部に詰りを発生させない金属薄帯の製造装置お
よび製造方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は請求項1ま
たは請求項7の構成によって解決されるが、その解決手
段を説明すれば、次の如くである。
【0012】請求項1の金属薄帯の製造装置は、溶解炉
からの金属類の溶湯をタンディッシュに収容し、タンデ
ィッシュのノズル部のスリット又は小孔から冷却ロール
の表面へ注湯し凝固させる金属薄帯の製造装置におい
て、タンディッシュの本体部およびノズル部の内面に近
接して装入され得る立体形状を有し誘導加熱の可能な加
熱体と、タンディッシュの外周側に巻装される誘導加熱
コイルとからなるタンディッシュの予熱装置が設けられ
ているものである。このような金属薄帯の製造装置は、
タンディッシュ内へ装入した加熱体を誘導加熱コイルに
よって加熱することにより、加熱体からの熱伝達によっ
て、タンディッシュの本体部およびノズル部を任意の温
度に予熱することができる。
【0013】請求項1に従属する請求項2の金属薄帯の
製造装置は、加熱体がタンディッシュ内へ装入された状
態で、タンディッシュの装入開口から外周側へ張り出さ
れた形状のフランジ部を有している装置である。このよ
うな金属薄帯の製造装置は、加熱体をタンディッシュ内
へ装入した状態で、フランジ部がタンディッシュの装入
開口を塞ぐので、異物がタンディッシュ内へ落下、侵入
することを防ぐ。また、タンディッシュからの熱拡散を
防止する。請求項1に従属する請求項3の金属薄帯の製
造装置は、加熱体が炭素系材料の成型物からなる装置で
ある。このような金属薄帯の製造装置は、加熱体をタン
ディッシュの内部形状に即して成型することが容易であ
り、かつ金属類と比較して軽量で取扱いを容易化させ
る。
【0014】請求項1に従属する請求項4の金属薄帯の
製造装置は、加熱体内の、タンディッシュの少なくとも
ノズル部に対応する部分に温度計測用端子が挿入されて
いる装置である。このような金属薄帯の製造装置は、タ
ンディッシュのノズル部を任意の予熱温度に高い精度で
把握することができ、ノズル部の温度管理を可能にす
る。
【0015】請求項1に従属する請求項5の金属薄帯の
製造装置は、誘導加熱コイルが加熱体の、タンディッシ
ュの本体部に対応する部分を加熱するコイルと、ノズル
部に対応する部分を加熱するコイルとによって構成され
ているものである。このような金属薄帯の製造装置は、
タンディッシュの本体部とは独立してノズル部の加熱が
可能であり、ノズル部の厳密な温度管理を可能ならしめ
る。請求項1に従属する請求項6の金属薄帯の製造装置
は、加熱体を加熱するための誘導加熱コイルが金属薄帯
の製造中におけるタンディッシュ内の溶湯を加熱するた
めの誘導加熱コイルと兼用されている装置である。この
ような金属薄帯の製造装置は、溶解鋳造室内の構成を簡
素化させる。
【0016】請求項7の金属薄帯の製造方法は、溶解炉
から出湯される金属類の溶湯をタンディッシュに収容
し、タンディッシュのノズル部のスリット又は小孔から
冷却ロールの表面へ注湯し凝固させる金属薄帯の製造方
法において、タンディッシュおよびノズル部の内面に近
接して装入され得る立体形状を有し誘導加熱の可能な加
熱体を、タンディッシュの本体部およびノズル部へ装入
し、タンディッシュの外周側に巻装された誘導加熱コイ
ルによって加熱体を加熱し、温度上昇した加熱体からの
熱伝達によってタンディッシュおよびノズル部を予熱す
る方法である。
【0017】このような金属薄帯の製造方法は、溶解炉
からの出湯前の常温にあるタンディッシュ内へ加熱体を
装入し誘導加熱することによってタンディッシュ本体部
およびノズル部を予熱し得るので、任意の予熱温度に達
した後に溶解炉から出湯させることにより、タンディッ
シュがサーマルショックによって損傷を受けたり、溶湯
がノズル部内で凝固して詰りを生ずることを防止し得
る。
【0018】請求項7に従属する請求項8の金属薄帯の
製造方法は、加熱体の上端部に連結される昇降機構によ
って、加熱体を下降させてタンディッシュ内へ装入し、
加熱体を誘導加熱することによってタンディッシュの本
体部およびノズル部を所定の温度に予熱した後、昇降機
構によって加熱体をタンディッシュ内から引き上げて、
溶解炉体から溶湯をタンディッシュへ供給する方法であ
る。このような金属薄帯の製造方法はタンディッシュの
予熱を円滑に進行させる。
【0019】
【発明の実施の形態】上述したように、本発明の金属薄
帯の製造装置および製造方法は、溶湯が供給されるタン
ディッシュの本体部およびノズル部の内面に近接して装
入される立体形状を有し誘導加熱される加熱体と、タン
ディッシュの本体部およびノズル部の外周側に巻装され
た誘導加熱コイルとからなる予熱装置によって、タンデ
ィッシュの内面に近接して装入した状態の加熱体を誘導
加熱して温度上昇させ、加熱体からの熱伝達によってタ
ンディッシュの本体部およびノズル部を予熱するもので
ある。
【0020】タンディッシュの形状は特に限定されず、
円筒形状、角筒形状、逆円錐台形状等であってもよく、
また、タンディッシュに設けられるノズル部の位置や形
状も特に限定されない。タンディッシュの材料には、耐
熱性のセラミックスであるAl2 3 、Si3 4 、B
N等が使用されるが、これらは何れも電気絶縁体であ
り、誘導加熱ができない。そのために加熱体を装入する
のであるから、加熱体は容易に装入し、また取り出し得
る形状であることが望まれる。そして、本発明における
加熱体はタンディッシュの本体部およびノズル部の内面
には接触しない程度の大きさで、内容積部分に対応する
立体形状を持つように成型される。加熱体の材料は誘導
加熱が可能で、所定の加熱湿度より高い融点を持つもの
であればよく炭素系材料や高融点金属が使用される。
【0021】誘導加熱が可能な加熱体の材料として、炭
素、中でも黒鉛は、高融点金属であるタングステン
(W)、モリブデン(M)、タンタル(Ta)等と比較
して、廉価、軽量であり、機械加工が容易で、誘導加熱
され易いことから好適な材料である。加熱体はタンディ
ッシュへ出し入れされることを考えると、一体として成
型されたものであることが望ましいが、勿論、分割され
た部材をタンディッシュ内で組み立てる構成のものであ
ってもよい。
【0022】また、加熱体はタンディッシュに巻装され
る誘導加熱コイルによって予熱されるが、誘導加熱コイ
ルは加熱体のタンディッシュに相当する部分とノズル部
に相当する部分とを共に加熱するように巻装されている
ことが望ましい。すなわち、ノズル部では溶湯量に比し
てノズル部材料の量が大であり、更には、タンディッシ
ュの材料にBNが使用される場合には、BNは熱伝導率
が大であることから、ノズル部は温度低下し易く、十分
な予熱は必須の要件である。従って、誘導加熱コイルは
1本のコイルによって、加熱体のタンディッシュの本体
部に相当する部分とノズル部に相当する部分とを加熱す
るように巻装してもよいが、2本のコイルを使用し、一
方は本体部に相当する部分を加熱し、他方はノズル部に
相当する部分を加熱するものとしてもよい。
【0023】従ってまた、加熱体はタンディッシュの本
体部に相当する部分とノズル部に相当する部分との温度
を正確に求めて温度制御することが必要である。そのた
めには、温度計測用端子、例えば熱電対の測温端子をタ
ンディッシュの本体部に取り付けると共にノズル部に相
当する加熱体の部分に、少なくとも1本を埋め込んだも
のとするとが必要である。なおタンディッシュの本体部
には複数個の温度計測用端子を取りつけることによって
詳しい温度分布の把握が可能になる。
【0024】なお、タンディッシュの予熱が完了し、溶
解炉からタンディッシュへ出湯されノズル部のスリット
又は小孔から冷却ロールへ注湯される金属薄帯の製造時
には、タンディッシュの本体部の溶湯、ノズル部の溶湯
を加熱して一定の温度に維持することを要するが、その
加熱は一般的には誘導加熱によって行われるので、溶湯
加熱用の誘導加熱コイルを出湯前における上記の加熱体
の加熱、すなわちタンディッシュの予熱に兼用すること
ができる。勿論、溶湯の加熱とタンディッシュの予熱と
に独立した誘導加熱コイルを使用してもよい。
【0025】加熱体はその加熱前にタンディッシュの装
入開口から装入されるが、加熱体は一体物として装入し
てもよく、また分割された部材を装入開口からタンディ
ッシュ内へ搬入し組み立てるようにしてもよい。何れに
しても、加熱体は所定の温度まで誘導加熱され、タンデ
ィッシュは温度上昇した加熱体からの熱伝達によって予
熱される。従って、加熱体は所定の湿度に上昇した状態
でタンディッシュの本体部およびノズル部の内面に可及
的に近接した状態となるように装入されることが望まし
い。そして、タンディッシュの予熱が完了すると、加熱
体はタンディッシュから取り出されるが、この加熱体の
出し入れは、加熱体を一体物とし、上方に設けた昇降機
構によってタンディッシュ内へ装入し、引き上げるよう
にすることによってを簡易化される。昇降機構にはチェ
インブロックや空気圧または油圧のシリンダーを使用し
得る。
【0026】
【実施例】次に、本発明の金属薄帯の製造装置および製
造方法を実施例によって、図面を参照して具体的に説明
する。
【0027】(実施例)図1は実施例の金属薄帯製造装
置1の溶解鋳造室2を概略的に示す断面図である。その
基本的な構成は図6に示した従来例の金属薄帯製造装置
10の溶解鋳造室2と同様であるので、共通する構成要
素には同一の符号を付してそれらの説明は省略し、以
下、異なる部分について説明する。
【0028】図1は、金属薄帯製造装置1のタンディッ
シュ20内に収容された溶湯Mがノズル部22のスリッ
ト23から冷却ロール41の外周冷却面へ供給されて金
属薄帯Fが製造されている状態を示すが、溶解室4の天
井面のレール11に水平方向へ走行可能に取り付けられ
たチェインブロック12のチェイン13のフック13f
に加熱体14がその吊り手部15を引っ掛けられて懸吊
されている。この加熱体14は、金属薄帯製造装置1の
起動時等において、タンディッシュ20の本体部21お
よびノズル部22の温度が低い場合に、高温度の溶湯M
をタンディッシュ20へ供給して生ずるタンディッシュ
20の本体部21のクラックやノズル部22の詰まりを
回避するべく、溶湯Mの供給前に上方からタンディッシ
ュ20内へ挿入して、これらを予熱することに使用され
る。
【0029】図2は、図1に示した金属薄帯製造装置1
の例えば起動前に、懸吊されている加熱体14がチェイ
ン13によって下降されて、温度が低いタンディッシュ
20内へ装入され、誘導加熱コイル27によって加熱さ
れており、温度上昇した加熱体14からの熱伝達によっ
てタンディッシュ20が予熱されている状態を示す。
【0030】図3はタンディッシュ20の本体部21お
よびノズル部22の内部へ装入された加熱体14を拡大
して示す縦断面図である。加熱体14はグラファイトの
成型物であり、タンディッシュ20の本体部21に対応
する部分14aとノズル部22に対応する部分14bと
からなり、装入された状態でタンディッシュ20の本体
部21とノズル部22との内面に近接する立体形状とさ
れている。また、上端側はカーボン繊維の成型物であ
り、タンディッシュ20の側壁上に被さって外周側へ張
り出すフランジ部14fとされているが、このフランジ
部14fは断熱作用を持たせると共にタンディッシュ2
0の装入開口を塞いで、異物等がタンディッシュ20内
へ落下するのを防止している。
【0031】更には、加熱体14には中央の上端部から
下方へ向けて1本の垂直孔16が穿設されており、底部
には保護管を被せた熱電対の温度計測用端子17が挿入
されている。すなわち、タンディッシュ20のノズル部
22に対応する部分14bの温度の計測用である。な
お、タンディッシュ20の本体部21には熱電対の温度
計測用端子17’が取り付けられている。
【0032】図3に示すような状態において、誘導加熱
コイル27に高周波が通電されて、温度計測用端子17
によって計測される加熱体14の温度が所定の温度、例
えばタンディッシュ20へ供給される溶湯Mの温度と同
じ温度(Sm−Fe系非晶質合金の場合では約1400
℃)に達するまで加熱される。従って、その熱が伝達さ
れることにより、タンディッシュ20の本体部21およ
びノズル部22が予熱される。そして、図示を省略した
温度計によって、タンディッシュ20の本体部21およ
びノズル部22が所定の温度に予熱されたことが確認さ
れると、図1を参照し、加熱体14はチェインブロック
12によって引き上げられて待機場所へ移動された後、
溶解炉体26からタンディッシュ20内へ溶湯Mが供給
される。従って、溶湯Mが高温度であってもタンディッ
シュ20の本体部21にクラックを生じたり、ノズル部
22のスロット23内で溶湯Mが凝固して詰まりを発生
することはない。
【0033】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明
の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0034】例えば本実施の形態においては、加熱体1
4が一体物である場合を示したが、水平方向または垂直
方向に分割されたもので、タンディッシュ31内で組立
てるような加熱体であってもよい。
【0035】また本実施の形態においては、加熱体14
の内部に1本の温度計測用端子17を挿入して加熱温度
を計測するようにしたが、少なくともタンディッシュ本
体部21とノズル部22とに各1本を設けるようにして
もよい。
【0036】また本実施の形態においては、図3に示し
たように、タンディッシュ20の外周側に巻装する誘導
加熱コイル27を1本のコイルからなるものとしたが、
図4に示すように、タンディッシュ20の本体部21に
対応する加熱体14の部分14aを加熱する誘導加熱コ
イル27Aと、ノズル部22に対応する加熱体の部分1
4bを加熱する誘導加熱コイル27Bとの2本のコイル
に分割してもよい。
【0037】また本実施の形態においては、タンディッ
シュの本体部21とノズル部22とが一体物であるタン
ディッシュ20を例示したが、図5に示すように、タン
ディッシュ20’がAl23 製の本体部21’とBN
製のノズル部22’の組み合わせとされている場合を含
む。
【0038】
【発明の効果】本発明の金属薄帯の製造装置および製造
方法は以上に説明したような形態で実施され、次に述べ
るような効果を奏する。
【0039】請求項1の金属薄帯の製造装置によれば、
タンディッシュの内へ装入される加熱体とタンディッシ
ュの外周側に巻装される誘導加熱コイルとによって、タ
ンディッシュの本体部およびノズル部を任意の温度に予
熱することができるので、予熱し、加熱体を取り出した
後、溶解炉体から溶湯を供給しても、タンディッシュが
溶湯との温度差によるクラック等の損傷や、ノズル部で
の溶湯の凝固による詰まりを解消することができる。請
求項2の金属薄帯の製造装置によれば、加熱体には、タ
ンディッシュ内へ装入された状態で、タンディッシュの
装入開口を塞いで外周側へ張り出したフランジ部が設け
られているので、予熱時に異物がタンディッシュ内へ落
下、侵入することを防ぐ。
【0040】請求項3の金属薄帯の製造装置によれば、
加熱体が炭素系材料の成型物であるので、タンディッシ
ュ内の形状に即した加熱体の成型が容易であり、金属と
比べて軽量で取扱いが容易である。請求項4の金属薄帯
の製造装置によれば、加熱体内の、タンディッシュの少
なくともノズル部に対応する部分に温度計測用端子が挿
入されているので、タンディッシュのノズル部の予熱温
度を高い精度で把握し得る。
【0041】請求項5の金属薄帯の製造装置によれば、
誘導加熱コイルが、加熱体のタンディッシュの本体部に
対応する部分を加熱するコイルと、ノズル部に対応する
部分を加熱するコイルとによって構成されているので、
タンディッシュの本体部とは独立してノズル部を加熱す
ることが可能であり、ノズル部の厳密な温度管理を可能
にする。請求項6の金属薄帯の製造装置によれば、加熱
体用の誘導加熱コイルが金属薄帯の製造中におけるタン
ディッシュ内の溶湯を加熱するための誘導加熱コイルと
兼用されているので、金属薄帯の製造装置の溶解、鋳造
室が簡素化される。
【0042】請求項7の金属薄帯の製造方法によれば、
タンディッシュの内面に近接して装入される加熱体と、
タンディッシュの外周側に巻装された誘導加熱コイルに
よって加熱体を加熱し、温度上昇した加熱体によってタ
ンディッシュの本体部およびノズル部を予熱するので、
溶解炉体から高温度の溶湯を供給しても、サーマルショ
ックによってタンディッシュが損傷を受けたり、ノズル
部内で溶湯が凝固し詰りを生ずることを防ぎ得る。請求
項8の金属薄帯の製造方法によれば、加熱体の上端部に
連結される昇降機構によって加熱体を下降させてタンデ
ィッシュ内へ装入し、加熱してタンディッシュを予熱
し、予熱の終了後は昇降機構によって加熱体をタンディ
ッシュ内から引き上げるので、タンディッシュの予熱を
円滑に進行させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の金属薄帯の製造装置によって金属薄帯
が製造されている状態を示す図である。
【図2】同装置において、タンディッシュが予熱される
状態を示す図である。
【図3】タンディッシュ内に装入された加熱体が誘導加
熱コイルによって加熱されることにより、タンディッシ
ュが予熱される状態を示す図である。
【図4】誘導加熱コイルの変形例を示す図である。
【図5】本体部とノズル部とが異なる材料でなるタンデ
ィッシュを示す図である。
【図6】従来例の金属薄帯の製造装置を示す図であり、
図1に対応する図である。
【符号の説明】
1 実施例の金属薄帯の製造装置 12 チェインブロック 13 チェイン 14 加熱体 17 温度計測用端子 20 タンディッシュ 21 本体部 22 ノズル部 23 スロット 25 ルツボ 26 溶解炉体 27 誘導加熱コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27B 14/06 F27B 14/06 14/14 14/14 14/18 14/18 14/20 14/20 F27D 11/06 F27D 11/06 A 21/00 21/00 G Fターム(参考) 4E004 DB02 DB17 NB07 SE06 TA00 TB07 4K046 AA01 AA07 BA01 BA02 CA01 CA04 CD02 CD11 CE05 DA05 EA02 4K056 AA06 BA03 BB07 CA01 CA02 CA04 FA12 4K063 AA04 AA12 BA02 BA03 CA03 CA05 FA31 FA34 FA36

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶解炉からの金属類の溶湯をタンディッ
    シュに収容し、前記タンディッシュのノズル部のスリッ
    ト又は小孔から冷却ロールの表面へ注湯し凝固させる金
    属薄帯の製造装置において、 前記タンディッシュの本体部および前記ノズル部の内面
    に近接して装入され得る立体形状を有し誘導加熱の可能
    な加熱体と、前記タンディッシュの外周側に巻装される
    誘導加熱コイルとからなる前記タンディッシュの予熱装
    置が設けられていることを特徴とする金属薄帯の製造装
    置。
  2. 【請求項2】 前記加熱体が、前記タンディッシュ内へ
    装入された状態で、前記タンディッシュの装入開口から
    外周側へ張り出されたフランジ部を有している請求項1
    に記載の金属薄帯の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱体が炭素系材料の成型物からな
    る請求項1または請求項2に記載の金属薄帯の製造装
    置。
  4. 【請求項4】 前記加熱体内の、前記タンディッシュの
    少なくとも前記ノズル部に対応する部分に温度計測用端
    子が挿入されている請求項1から請求項3までの何れか
    に記載の金属薄帯の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記誘導加熱コイルが前記加熱体の前記
    タンディッシュの前記本体部に対応する部分を加熱する
    コイルと、前記ノズル部に対応する部分を加熱するコイ
    ルとによって構成されている請求項1から請求項4まで
    の何れかに記載の金属薄帯の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記誘導加熱コイルが前記金属薄帯の製
    造中における前記タンディッシュ内の溶湯を加熱するた
    めの誘導加熱コイルと兼用されている請求項1から請求
    項5までの何れかに記載の金属薄帯の製造装置。
  7. 【請求項7】 溶解炉から出湯される金属類の溶湯をタ
    ンディッシュに収容し、前記タンディッシュのノズル部
    のスリット又は小孔から冷却ロールの表面へ注湯し凝固
    させる金属薄帯の製造方法において、 前記タンディッシュの本体部および前記ノズル部の内面
    に近接して装入され得る立体形状を有し誘導加熱の可能
    な加熱体を、前記タンディッシュ内へ装入し、前記タン
    ディッシュの外周側に巻装された誘導加熱コイルによっ
    て前記加熱体を加熱し、温度上昇した前記加熱体からの
    熱伝達によって前記タンディッシュの前記本体部および
    前記ノズル部を予熱することを特徴とする金属薄帯の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記加熱体の上端部に連結される昇降機
    構によって、前記加熱体を下降させて前記タンディッシ
    ュ内へ装入し、前記加熱体を誘導加熱して前記タンディ
    ッシュの前記本体部および前記ノズル部を所定の温度に
    予熱した後、前記昇降機構によって前記加熱体を前記タ
    ンディッシュ内から引き上げ、前記溶解炉から溶湯を前
    記タンディッシュ内へ供給する請求項7に記載の金属薄
    帯の製造方法。
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