JP2002248543A - 作動工具 - Google Patents

作動工具

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JP2002248543A
JP2002248543A JP2001051483A JP2001051483A JP2002248543A JP 2002248543 A JP2002248543 A JP 2002248543A JP 2001051483 A JP2001051483 A JP 2001051483A JP 2001051483 A JP2001051483 A JP 2001051483A JP 2002248543 A JP2002248543 A JP 2002248543A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切替弁として作用するスプールが固着状態に
置かれた場合、わざわざキャップを外さずとも、スプー
ルに対して押し操作を加えることができ、該スプールの
固着状態を簡単に解除することができる作動工具を提供
する。 【解決手段】 本発明は、貫通孔23aにスライド可能
に内装されるスプール28と、貫通孔23aの両端に配
されてスプール28のスライド幅を規制する係止部材2
5,25とを備え、貫通孔23aに供給されるエアの作
用によってスプール28が一方側にスライドした際、エ
アが貫通孔23aに連通する通孔を介してエア室5内に
供給されるよう構成され、外部からの付勢力により前記
スプール28を一方側にスライド可能とすべく、少なく
とも一方の前記係止部材25に、該スプール28に接触
可能な貫通孔25aが形成されてなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアの供給を受け
て作動する作動工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の作動工具として例示され
るリベットかしめ工具は、上下にスライド可能なエアピ
ストンが内装されたエアシリンダを有するハウジング
と、前記エアシリンダのエア室にエアホースからのエア
を供給するエア供給機構と、リベットのピンを把持可能
なチャック機構を前端に有して前後にスライド可能なオ
イルピストンが内装されたオイルシリンダ、及び前記エ
アピストンに固着されたピストンロッドの上下スライド
によってオイルを前記オイルシリンダに供給するオイル
収容室を有する本体とを備えた構成となっている。
【0003】前記エア供給機構は、図4に示す如く、ハ
ウジング1’の底面に取り付けられるブロック体23’
と、該ブロック体23’に形成された貫通孔23a’内
にスライド可能に内装されたスプール28’とを主要な
構成としている。前記貫通孔23a’の中間位置には、
エアホース(図示しない)からのエアが供給されるよう
になっており、本体に設けられたトリガー(図示しな
い)を引き操作すると、貫通孔23a’内の左端側と2
3b’側とに圧力差が生じて、スプール28’が左側に
スライドするようになっている。そして、この状態にあ
っては、エアホースからのエアがブロック体23’に形
成された通孔23d’及びハウジング1’の底面に形成
された通孔10b’を介してエアシリンダのエア室5’
内に流通し、この結果、エアピストン2及びピストンロ
ッド3が上昇して、オイルシリンダ内にオイルが供給さ
れて、チャック機構がリベットのピンを把持しつつ、オ
イルピストンが後退し、かしめ処理が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記リ
ベットかしめ工具においては、エア供給機構内でのエア
漏れを防止するため、前記スプール28’の適宜箇所に
Oリングが装着されている。従って、上記リベットかし
め工具が寒冷地や一定期間未使用状態に置かれると、O
リングが貫通孔23a’の内周面に固着して、スプール
28’が動かなくなることがある。この場合、作業者
は、貫通孔23a’の両端に螺着されたキャップ(係止
部材)25’を外し、中のスプール28’を強制的に押
して、スプール28’の固着状態を解除する必要がある
が、このキャップ25’の取り付け・取り外し作業が非
常に面倒であった。
【0005】そこで、本発明は上記の如き問題点に鑑み
てなされたもので、切替弁として作用するスプールが固
着状態となった場合、わざわざキャップを外さずとも、
スプールに対して押し操作若しくは引き操作を加えるこ
とができ、該スプールの固着状態を簡単に解除すること
ができる作動工具を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の作動工具は、貫通孔23aにスライド可能
に内装されるスプール28と、貫通孔23aの両端に配
されて前記スプール28のスライド幅を規制する係止部
材25,25とを備え、貫通孔23aに供給されるエア
の作用によってスプール28が一方側にスライドした
際、該エアが貫通孔23aに連通する通孔23d,10
bを介してエアシリンダ4のエア室5内に供給されるよ
う構成されてなる作業工具において、外部からの付勢力
により前記スプール28を一方側にスライド可能とすべ
く、少なくとも何れかの前記係止部材25に、該スプー
ル28に接触可能な貫通孔25aが形成されてなること
を特徴とする。
【0007】上記構成からなる作動工具によれば、貫通
孔25aを介して外部からスプール28に力を付勢する
ことで、スプール28をスライドさせることができ、こ
れにより、スプール28の固着状態を解除することがで
きる。貫通孔25aがスプール28の他方側に配される
係止部材25に形成されている場合は、スプール28に
対して押し操作となり、貫通孔25aがスプール28の
一方側に配される係止部材25に形成されている場合
は、スプール28に対して引き操作となる。
【0008】また、本発明に係る作動工具は、請求項2
記載の如く、前記貫通孔25aが、前記スプール28の
他方側に配される係止部材25に形成されると共に、前
記スプール28の他端側28eが、該貫通孔25aに内
装されてなる構成を採用することができる。
【0009】上記構成からなる作動工具によれば、スプ
ール28の他端側28eが外部から接触可能となるた
め、作業者は、該部位に対して押し操作するものであ
る。この部位は、貫通孔25aの途中位置で終端となる
場合や、貫通孔25aから外部に臨出する場合が含まれ
る。
【0010】さらに、本発明に係る作動工具は、請求項
3記載の如く、前記貫通孔25aが、前記スプール28
の他方側に配される係止部材25に形成されると共に、
スプール28の他端側28dと当接する押圧部材29
が、該貫通孔25aにスライド可能に内装されてなる構
成を採用することができる。
【0011】上記構成からなる作動工具によれば、スプ
ール28の他端側28dが押圧部材29と当接すること
で、スプール28の他方側のスライドが規制される。こ
の状態で、押圧部材29に対して外部より押し操作する
ことで、スプール28は、一方側にスライドすることと
なる。この際、押圧部材29がスプール28と共に、ス
ライドする場合や、押圧部材29とスプール28とが離
間する場合が含まれる。
【0012】また、別の発明に係る作動工具は、貫通孔
23aにスライド可能に内装されるスプール28と、貫
通孔23aの両端に配されて前記スプール28のスライ
ド幅を規制する係止部材25,25とを備え、貫通孔2
3aに供給されるエアの作用によってスプール28が一
方側にスライドした際、該エアが貫通孔23aに連通す
る通孔23d,10bを介してエアシリンダ4のエア室
5内に供給されるよう構成されてなる作業工具におい
て、前記貫通孔25aの外部から変位操作可能な押圧部
材9が、一部を貫通孔25a内に突出させて設けられる
と共に、該押圧部材9と前記スプール28の所定部位に
形成された段部28bとが当接可能に構成されてなるこ
とを特徴とする。
【0013】上記構成からなる作動工具によれば、押圧
部材9の変位操作により、スプール28の段部28に当
接する押圧部材9の一部がスプール28を一方側に押圧
して、該スプール28をスライドさせる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る作動工具の一
態様であるリベットかしめ工具について説明する。
【0015】本実施形態に係るリベットかしめ工具は、
図1に示す如く、ピストンロッド3が固着されたエアピ
ストン2が上下にスライド可能に内装されてなるエアシ
リンダ4を有するハウジング1と、該ハウジング1の上
方に取付けられる本体10と、前記エアピストン2の下
面のエア室5にエアホース21からのエアを供給するエ
ア供給機構22と、前記本体10の後端に取付けられ、
前記エアの一部を利用してリベットの締結後の分離され
たピンを収容するバキューム装置30とを備えている。
【0016】前記本体10は、供給されるオイルによっ
て前後にスライド可能なオイルピストン11が内装され
たオイルシリンダ12と、前記ピストンロッド3の上下
スライドによって内部のオイルを通孔10aを介してオ
イルピストン11とオイルシリンダ12の底面との間の
オイル室13に供給するオイル収容室14とを有してい
る。
【0017】また、前記オイルピストン11の前端11
aには、リベットのピンを把持可能なチャック機構15
が取付けられている。該チャック機構15は、前記オイ
ルピストン11の前端11aに螺着され、雌型テーパ体
16と係合する筒体17と、ピストン11の先端11a
から離間するように付勢され、筒体17内をスライド可
能な内装体18と、該内装体18に取付けられ、前記雌
型テーパ体16内に内装される二分割された雄型テーパ
体19とを有してなる。
【0018】そこで、オイルピストン11が後退した際
には、雌型テーパ体16は、オイルピストン11と共に
後退する筒体17に係止されて後退し、雄型テーパ体1
9と雌型テーパ体16との相対位置が変化することで、
雄型テーパ体19は、雌型テーパ体16の内側テーパ面
の押圧を受けて縮径し、雄型テーパ体19内に挿通され
たリベットのピンが把持される。
【0019】前記エア供給機構22は、図2(イ)にも
示す如く、ハウジング1の底面に取り付けられるブロッ
ク体23と、該ブロック体23に形成された貫通孔23
a内にスライド可能に内装されたスプール28(図1で
は図示しない)とを主要な構成としている。尚、方向性
の表現として、便宜上、図1及び図2の左側を一(一一
方、一方側、一側面、一端)とし、右側を他(他方、他
方側、他側面、他端)と称することもある。
【0020】前記貫通孔23aは、ブロック体23の一
側面から対向する他側面にかけて横方向に貫通された孔
であり、一側面から中央部にかけての第1内孔23a−
aと、該第1内孔23a−aに同軸に連通し且つ第1内
孔23a−aよりも縮径された第2内孔23a−bと、
該第2内孔23a−bに同軸に連通し且つ前記第1内孔
23a−aと同等の径を有して他側面に至る第3内孔2
3a−cとからなる。そして、第1内孔23a−a及び
第3内孔23a−cの開口部には、雌ねじが刻設されて
おり、該雌ねじにそれぞれキャップ25が螺着されてい
る。
【0021】また、前記第1内孔23a−aのうち、開
口部側(キャップ25の先端面の近傍位置)には、第1
内孔23a−aよりも拡径された第1拡径部23a−d
が形成されると共に、第1内孔23a−aのうち、前記
第2内孔23a−b側(第2内孔23a−bとの連通部
の近傍位置)にも、第1内孔23a−aよりも拡径され
た第2拡径部23a−eが形成されている。
【0022】前記第1拡径部23a−dには、第1通孔
23bが連通しており、該第1通孔23bには、本体1
0の把持部前側に取付けられたトリガー27から延びる
管路26が接続されている。従って、トリガー27を引
き操作することにより、貫通孔23a(より正確には、
第1内孔23a−aの一端側)内のエアを第1通孔23
b及び管路26を介して排出することができるようにな
っている。一方、前記第2拡径部23a−eには、第2
通孔23cが連通しており、該第2通孔23cには、前
記エアホース21が接続されている。従って、エアホー
ス21からのエアを第2通孔23cを介して貫通孔23
a(より正確には、第1内孔32a−aの他端側)内に
供給することができるようになっている。
【0023】また、前記ブロック体23には、前記エア
室5と前記貫通孔23aの第2内孔23a−bとを連通
する(より正確には、ハウジング1の底面に形成されて
エア室5と連通する通孔10bと前記貫通孔23aの第
2内孔23a−bとを連通する)第3通孔23dが形成
されている。
【0024】さらに、前記ブロック体23には、前記ハ
ウジング1の内部空間6(エア室5とは隔離された空間
6)と前記貫通孔23aの第3内孔23a−cとを連通
する(より正確には、ハウジング1の底面に形成されて
ハウジング1内のエア室外空間6と連通する通孔10c
と前記貫通孔23aの第3内孔23a−cとを連通す
る)第4通孔が形成されている。
【0025】尚、ハウジング1内には、該ハウジング1
の内周面と間隔を有する筒板7a、及びハウジング1の
底面と間隔を有し且つ中央に円孔を有する底板7bとか
らなる筒状の遮蔽体7が内装されており、エアピストン
2は、この遮蔽体7の筒板7a内をスライドし、また、
遮蔽体7の底板7bの円孔に固着されたリング体8とハ
ウジング1の底面から上方に突設された環状突起1aの
外周面とが密着することにより、エアピストン2と遮蔽
体7の底板7b及びリング体8との間にエア室5が形成
される一方、ハウジング1の底面及び内周面と遮蔽体7
の底板7b及び筒板7aとの間にエア室外空間6が形成
され、エア室5とエア室外空間6との間のエアの流通が
遮断されるようになっている。
【0026】前記スプール28は、多段の軸体からな
り、貫通孔23aの第1内孔23a−aから第3内孔2
3a−cにかけて順番に、第1内孔23a−aと同等の
径を有し、該第1内孔23a−a内をスライドする第1
段部28aと、第2内孔23a−bと同等の径(第1段
部28aよりも縮径された径)を有し、該第2内孔23
a−b内に一端側から出退する第2段部28bと、第2
内孔23a−b(第2段部28b)よりも縮径された径
を有し、該第2内孔23a−b内を左右に移動する第3
段部28cと、第2内孔23a−b(第2段部28b)
と同等の径を有し、該第2内孔23a−b内に他端側か
ら出退する第4段部28dと、該第4段部28dよりも
縮径された径を有し、他端側のキャップ25の軸方向に
貫通された貫通孔25a内に挿入された第5段部28e
とからなる。尚、第1段部28a、第2段部28bの他
端側及び第4段部28dには、シールのためのOリング
が装着されている。
【0027】また、前記スプール28の第1段部28a
から第2段部28bにかけて、第1段部28aの一端側
端面に開口する内孔28fが形成されており、さらに、
第2段部28bには、内孔28fと第2段部28bの外
部とを連通する通孔28(該通孔28は、第1通孔23
bよりも極めて小さな径を有し、しかもスプール28の
スライドによっても常に第1内孔23a−a内に所在す
る位置に形成されている)がスプール28の径方向に形
成されている。
【0028】上記構成からなるエア供給機構22は、ト
リガー27を引き操作していない状態にあっては、管路
26が閉塞しており、スプール28の第1段部28aの
一端側端面に作用する第1内孔23a−a内のエア(エ
アホース21、第2通孔23c、スプール28の通孔2
8g、スプール28の内孔28fを経由)の圧力が、第
1段部28aの他端側端面に作用する第1内孔23a−
a内のエア(エアホース21、第2通孔23cを経由)
の圧力よりも優るため、図2(イ)に示す状態、即ち、
スプール28が右側にスライドし、スプール28の第4
段部28dがキャップ25に当接した状態となる。
【0029】この時、スプール28の第2段部28bの
他端側が貫通孔23aの第2内孔23a−b内に進入し
ているため、第2通孔23cから供給されたエアが該第
2内孔23a−bに流通することは不可能であるが、ス
プール28の第4段部28dは第2内孔23a−bから
退避しているため、第2内孔23a−b内のエアが第4
通孔23e及び通孔10cを介してエア室外空間6に流
通することは可能である。
【0030】そして、トリガー27の引き操作が行われ
ると、管路26が開放し、スプール28の第1段部28
aの一端側端面に接する第1内孔23a−a内のエアが
管路26を通って排出され、第1段部28aの他端側端
面に作用する第1内孔23a−a内のエアの圧力が優る
ようになる(第1内孔23a−a内には、依然としてエ
アホース21、第2通孔23c、スプール28の通孔2
8g、スプール28の内孔28fを経由してエアが供給
されるが、通孔28gよりも管路26に接続された第1
通孔23bの径が大きいため、供給分よりも排出分が多
くなり、スプール28の第1段部28aの一端側端面に
作用する第1内孔23a−a内のエアの圧力はゼロとな
るか極度に小さくなる)ため、図2(ロ)に示す状態、
即ち、スプール28が左側にスライドし、スプール28
の第1段部28aがキャップ25に当接した状態とな
る。
【0031】この時、スプール28の第2段部28bの
他端側が貫通孔23aの第2内孔23a−bから退避す
るため、第2通孔23cから供給されたエアの一部は、
該第2内孔23a−bにも流通する。そして、スプール
28の第4段部28dの一端側が第2内孔23a−b内
に進入しているため、該第2内孔23a−b内に流通し
たエアは、第3内孔23a−cに流通することなく、第
3通孔23d及び通孔10bを経由してエア室5内に供
給されることとなり、この結果、エアピストン2が上昇
する。
【0032】そして、トリガー27の引き操作を止めれ
ば、スプール28に付勢される圧力の逆転現象が生じ
て、スプール28は再び原位置(右側)に移動する。こ
こで、エアピストン2は、図示しない弾性体により常時
下方側に付勢されており、この付勢力を以てエアピスト
ン2は下方に復帰しようとする。一方、エア室5は、通
孔10b、第3通孔23d、第2内孔23a−b、第3
内孔23a−c、第4通孔23e、通孔10cを介して
エア室外空間6と連通している。この結果、エア室5内
のエアは、弾性体の付勢力に負けて押し出されてエア室
外空間6に排出されるため、エアピストン2は下降し、
原位置に移動することとなる。
【0033】前記バキューム装置30は、オイルシリン
ダ12の後端開口部の内周に螺着され、筒状の取付部材
31と、該取付部材31の外周に螺着される接続部材3
2と、該接続部材32の外周面に嵌着される樹脂製筒状
の収容体33と、前記取付部材31およびオイルシリン
ダ12の両方に内装されるピストン35と、該ピストン
35の内孔に挿通され且つ前記オイルピストン11及び
チャック機構15の内装体18に挿通される直管状の管
体38とを外観構成としている。
【0034】また、前記ピストン35には、スプリング
からなる弾性体40が装着され、ピストン35とオイル
ピストン11とが当接する方向に付勢されている。従っ
て、トリガー27が引き操作された際、オイルピストン
11は、弾性体40の付勢に抗して後退する一方、トリ
ガー27の引き操作を止め、オイル室13に流入するオ
イルの油圧が緩んだ状態で、弾性体40の付勢により、
オイルピストン11は前進して元位置に復帰する。
【0035】前記管体38は、その一端が前記雄型テー
パ体19の内孔に対向し、他端が収容体33内に配さ
れ、リベットの分離されたピンを雄型テーパ体19から
収容体33内に運ぶための経路として用いられる。
【0036】本実施形態に係るリベットかしめ工具は、
以上の構成からなり、リベットを本体10の先端に装着
し、そのピンをチャック機構15に挿通した状態で、ト
リガー27を引き操作すれば、エアホース21のエアが
エア室5に供給されて、ピストンロッド3が上昇し、オ
イルシリンダ12内にオイルが供給されて、チャック機
構15がリベットのピンを把持しつつ、オイルピストン
11が後退し、かしめ処理が行われる。
【0037】また、本実施形態に係るリベットかしめ工
具によれば、スプール28の一部である第5段部28e
がキャップ25の貫通孔25aに挿入されて、外部から
接触可能である。従って、スプール28のOリングが貫
通孔23aの内周面に固着することにより、トリガー2
7を引き操作してもスプール28がスライドしない場合
であっても、第5段部28eの端面を押し操作すること
により、スプール28を強制的に一方側にスライドさせ
ることができ、よって、これによりスプール28の固着
状態が解除され、しかる後は、通常通りのかしめ処理を
行うことができる。
【0038】尚、本発明は、上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々
の変更は可能である。
【0039】例えば、上記実施形態においては、他方側
のキャップ25に貫通孔25aを形成し、スプール28
に対して押し操作を加えるようにしているが、一方側の
キャップ25に貫通孔25aを形成し、スプール28に
対して引き操作を加えるようにしてもよい。この場合、
スプール28の一端側をキャップ25の貫通孔25aか
ら外部に臨出させ、該臨出部位を引き操作する場合や、
貫通孔23a内に位置するスプール28の一端側に取り
付け可能な部材をキャップ25の貫通孔25aから挿入
し、この部材を引き操作する場合が考えられる。
【0040】また、他方側のキャップ25に貫通孔25
aを形成する場合であっても、スプール28の一部28
eを貫通孔25aに通す構成ではなく、図3(イ)に示
す如く、該スプール28とは別部材である押圧部材29
を貫通孔25aに内装し、その押圧部材29に対して押
し操作を加えるようにしてもよい。この場合、押圧部材
29の抜けを防止するために、該押圧部材29の一端側
に鍔部29aを形成するのが好ましい。
【0041】さらに、図3(ロ)に示す如く、キャップ
25に貫通孔25aを形成することなく、ブロック体2
3の下方(貫通孔23aの側方)に、所定範囲で揺動可
能な押圧部材9を設け、この押圧部材9の揺動(変位)
操作によって、貫通孔23a内に臨出する押圧部材9の
先端でスプール28を押し操作する構成も採用可能であ
る。
【0042】また、上記実施形態においては、スプール
28のスライドを所定幅に規制する係止部材として、一
対のキャップ25,25を採用してなるが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、スプール28の抜き方向
と反対側に位置する係止部材は、ブロック体23(工具
本体)と一体的に形成してもよく、また、ブロック体2
3(工具本体)を貫通孔23aを跨いで分割可能な構成
にしているのであれば、係止部材を取り外さなくともス
プール28を取り外すことができるため、一対の係止部
材をブロック体23(工具本体)と一体的に形成しても
よい。
【0043】さらに、上記実施形態においては、エア室
外空間6に排気を行うようにしているが、例えば別の箇
所(例えばブロック体23の下方)から排気するように
すれば、遮蔽体7は不要であり、この場合、エアピスト
ン2とハウジング1の底面との間を全てエア室5として
利用することができる。
【0044】そして、本発明は、上記リベットかしめ工
具にのみ限定されるものではなく、上記エア供給機構を
採用するエア作動工具全てを対象とするものである。
【0045】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る作動工具は、
外部からの付勢力によりスプールを一方側にスライド可
能とすべく、該スプールの両端に配された係止部材の少
なくとも一方に、スプールに接触可能な貫通孔が形成さ
れているため、外部からスプールに力を付勢すること
で、スプールをスライドさせることができ、これによ
り、スプールの固着状態を解除することができる。従っ
て、従来のように、わざわざキャップを取り外す必要が
無くなり、該作業を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すリベットかしめ工具
の断面図を示す。
【図2】同実施形態のリベットかしめ工具のエア供給機
構の近傍における要部断面図であって、(イ)は、エア
供給が遮断された状態、(ロ)は、エア供給が行われて
エアピストンが上昇した状態を示す。
【図3】他実施形態のリベットかしめ工具のエア供給機
構の近傍における要部断面図であって、(イ)は、スプ
ールと別の押圧部材をキャップの貫通孔に設けた構成、
(ロ)は、スプールと別の押圧部材をブロック体に設け
た構成を示す。
【図4】従来のリベットかしめ工具のエア供給機構の近
傍における要部断面図を示す。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…エアピストン、3…ピストンロッ
ド、4…エアシリンダ、5…エア室、6…エア室外領
域、9…押圧部材、10…本体、10b…通孔、21…
エアホース、22…エア供給機構、23…ブロック体、
23a…貫通孔、23b…第1通孔、23c…第2通
孔、23d…第3通孔、25…キャップ(係止部材)、
25a…貫通孔、28…スプール、29…押圧部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔(23a)にスライド可能に内装
    されるスプール(28)と、貫通孔(23a)の両端に
    配されて前記スプール(28)のスライド幅を規制する
    係止部材(25,25)とを備え、貫通孔(23a)に
    供給されるエアの作用によってスプール(28)が一方
    側にスライドした際、該エアが貫通孔(23a)に連通
    する通孔(23d,10b)を介してエアシリンダ
    (4)のエア室(5)内に供給されるよう構成されてな
    る作業工具において、外部からの付勢力により前記スプ
    ール(28)を一方側にスライド可能とすべく、少なく
    とも何れかの前記係止部材(25)に、該スプール(2
    8)に接触可能な貫通孔(25a)が形成されてなるこ
    とを特徴とする作動工具。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔(25a)が、前記スプール
    (28)の他方側に配される係止部材(25)に形成さ
    れると共に、前記スプール(28)の他端側(28e)
    が、該貫通孔(25a)に内装されてなる請求項1記載
    の作動工具。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔(25a)が、前記スプール
    (28)の他方側に配される係止部材(25)に形成さ
    れると共に、スプール(28)の他端側(28d)と当
    接する押圧部材(29)が、該貫通孔(25a)にスラ
    イド可能に内装されてなる請求項1記載の作動工具。
  4. 【請求項4】 貫通孔(23a)にスライド可能に内装
    されるスプール(28)と、貫通孔(23a)の両端に
    配されて前記スプール(28)のスライド幅を規制する
    係止部材(25,25)とを備え、貫通孔(23a)に
    供給されるエアの作用によってスプール(28)が一方
    側にスライドした際、該エアが貫通孔(23a)に連通
    する通孔(23d,10b)を介してエアシリンダ
    (4)のエア室(5)内に供給されるよう構成されてな
    る作業工具において、前記貫通孔(25a)の外部から
    変位操作可能な押圧部材(9)が、一部を貫通孔(25
    a)内に突出させて設けられると共に、該押圧部材
    (9)と前記スプール(28)の所定部位に形成された
    段部(28b)とが当接可能に構成されてなることを特
    徴とする作動工具。
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JP2013094955A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Hobo Ryu モジュラー型空気圧式締結工具

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