JP2002248384A - 長尺ノズル付噴射ボタン - Google Patents

長尺ノズル付噴射ボタン

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JP2002248384A
JP2002248384A JP2001050029A JP2001050029A JP2002248384A JP 2002248384 A JP2002248384 A JP 2002248384A JP 2001050029 A JP2001050029 A JP 2001050029A JP 2001050029 A JP2001050029 A JP 2001050029A JP 2002248384 A JP2002248384 A JP 2002248384A
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JP
Japan
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nozzle
wall
injection button
long
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JP2001050029A
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English (en)
Inventor
Hideo Okada
英雄 岡田
Haruo Kimura
治男 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺ノズル付噴射ボタンにおいて、噴射ボタ
ン本体の傾倒を抑制してステムの上下方向へ有効に押し
下げ操作可能にする。 【解決手段】 ステム3に嵌着する縦方向ノズル部13
及び横方向ノズル部14を有して押し下げ操作される噴
射ボタン本体10と、その周囲をカバーする壁部21を
有し、かつエアゾール容器頭頂部に装着される噴射ボタ
ン基部20とを備える。長尺ノズル31は横方向ノズル
部14の前端部に連通可能なロータ32を有し、そのロ
ータホルダ33が、長尺ノズル31の前向きから下向き
の格納位置へ回動され得るように、壁部21の前部に設
けらている。噴射ボタン本体10が、縦方向ノズル部1
3を包囲する周面部12と、この周面部をカバーし、か
つ押し下げ操作される上面部11とを有するキャップ状
に形成される。壁部21に、周面部12の前部及び両側
の側部が昇降するのをガイドするガイド部25、28が
形成される。周面側部に断面方形状のスライドピン18
が突設され、その昇降をガイドするガイド溝25aがガ
イド部25の両側に縦方向に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール容器の
頭頂部から突出するステムに基端部が嵌着する縦方向ノ
ズル部及びその上端部に連通する横方向ノズル部を有し
て押し下げ操作される噴射ボタン本体と、その周囲をカ
バーする壁部を有し、かつエアゾール容器頭頂部に装着
される噴射ボタン基部とを備え、壁部の前部に設けられ
たロータホルダが、横方向ノズル部の前端部に連通可能
な長尺ノズルのロータを回転自在に支持することによ
り、長尺ノズルが前向きから下向きの格納位置へ回動さ
れ得るようになった長尺ノズル付噴射ボタンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の噴射ヘッドとしては、実開平5
−7366号公報により操作部がチルト式に形成された
のが周知であり、噴射ヘッド本体が押し下げ操作される
と、横方向ノズル部が撓むことによりステムを下動させ
ている。その際、ステムを下動させるのに必要な操作ス
トロークを大きくしないために、実開平7−17784
5号公報により押しボタン式の長尺ノズル付も周知であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者の
場合も噴射ボタン本体に横方向ノズル部が直結するため
に、いずれにしても噴射ボタン本体の特に後方寄りが揺
動し易く、操作ストロークに対してステムの下動に有効
なその縦方向のストロークが小さくなる問題が残され
る。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、噴射ボ
タン本体の傾倒を抑制してステムの縦方向、即ち上下方
向へ有効に押し下げ操作可能にし得る冒頭に述べた類の
長尺ノズル付噴射ボタンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、エアゾール容器の頭頂
部から突出するステムに基端部が嵌着する縦方向ノズル
部及びその上端部に連通する横方向ノズル部を有して押
し下げ操作される噴射ボタン本体と、その周囲をカバー
する壁部を有し、かつエアゾール容器頭頂部に装着され
る噴射ボタン基部とを備え、長尺ノズルの基端部に横方
向ノズル部の前端部に連通可能なロータを有し、このロ
ータを支持するロータホルダが、長尺ノズルが前向きか
ら下向きの格納位置へ回動され得るように、壁部の前部
に設けられた長尺ノズル付噴射ボタンにおいて、噴射ボ
タン本体が、縦方向ノズル部を包囲する周面部と、この
周面部をカバーし、かつ押し下げ操作される上面部とを
有するキャップ状に形成され、壁部に、周面部の周面前
部及び両側の周面側部がステムの縦方向に昇降するのを
ガイドするガイド部が形成され、両側の周面側部に断面
方形状のスライドピンが突設されると共に、ガイド部の
両側に、スライドピンの昇降をガイドするガイド溝が縦
方向に形成されたことを特徴とする。
【0006】噴射ボタン本体は、その上面部を押し下げ
操作されると、横方向ノズル部を揺動させつつスライド
ピンがガイド溝でガイドされて下降すると共に、周面前
部及び周面側部もガイド部で上下方向へガイドされる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図4を基に本発明の実施
の形態の一例による長尺ノズル付噴射ボタンを説明す
る。例えば殺虫剤を内容物とするエアゾール容器1の頭
頂部に装着されるマウンティングキャップ2は、周知の
ようにに弁機構を内蔵し、上方付勢状態のステム3を突
設させている。噴射ボタンは、ステム3に基端部13a
が嵌着する縦方向ノズル部13及びその上端部に連通す
る横方向ノズル部14並びにこれらを包囲する周面部1
2を有するキャップ状の噴射ボタン本体10と、その後
面の一部を除く周囲をカバーする壁部21を有し、かつ
エアゾール容器1の頭頂部に装着される噴射ボタン基部
20とを備えている。壁部21の前部には、長尺ノズル
31の基端部を前向きから下向き方向へ回動可能に支持
するロータホルダ33を支持する窓部27が突設されて
いる。
【0008】噴射ボタン本体10は、図2に示すよう
に、押し下げ操作される水平、かつ平坦状の上面部11
と、周面部12として垂直平坦状の周面前部12a、垂
直平坦状の周面側部12b及び曲面状の周面後部12c
とを有し、上面部11及び縦方向ノズル部13の上端間
は連結片15で連結されている。これらの各部は合成樹
脂で一体成形され、横方向ノズル部14は周面前部12
aに一体化されて水平前方へ突出している。
【0009】噴射ボタン基部20の壁部21は、エアゾ
ール容器1の肩部のカール部1aに下端部が装着される
外筒部で形成された壁部外周面21aと、壁部内周面2
1bと、前部が僅かに下り勾配の壁部上面21cとで形
成されている。また、壁部21の後部には、噴射ボタン
本体10の周面後部12cの後方を開放する開口部29
が形成されている。
【0010】壁部外周面21aの内側には、カール部1
aに装着されるマウンティングキャップ2の周縁部に下
端部が係合する内筒部22を備えている。この内筒部の
前部は、図3に示すように、開口されると共に、壁部外
周面21aの前部に連結する両側の側面22aにより、
横方向ノズル部14の収納部23を形成している。この
収納部は、前方及び下方へ開口している窓部27に連続
している。
【0011】内筒部22の内側には、図3に示すよう
に、噴射ボタン本体10の周面側部12b及び曲面状の
周面後部12cに沿ったプレート状のガイド部25が形
成されている。このガイド部は、内筒部22よりも上方
へ延長されて前端縁25bまで開口底面部29aを拡大
すると共に、噴射ボタン本体10の上下動をガイドする
ように両側の壁部内周面21bの一部を形成している。
さらに、ガイド部25には、下端から上方へ切欠かれ
て、噴射ボタン本体10の周面側部12bの両側に突設
された断面方形のスライドピン18(図2参照)の昇降
をガイドするガイド溝25aが形成されている。
【0012】ガイド部25は、後端部で内筒部22に連
結部25dで連結されている。また、ガイド部25の後
部内周面には、市販時に周面後部12cのフランジ部1
2dを基端部13aがステム3から離脱した状態に拘束
する突起部25cが突設されている。さらに、壁部内周
面21bの前部も収納部23を仕切ると共に、垂直平坦
状の周面前部12aの昇降をガイドするガイド部28と
して形成されている。
【0013】長尺ノズル31は、基端部にディスク状の
ロータ32が形成された長尺ノズル基部31aと、この
基部に挿入され、かつエアゾール容器1の高さよりも短
めに設定された長さのパイプ状の長尺ノズル本体31b
とより構成される。ロータホルダ33は窓部27の両側
の側面に互いの凹凸部で係合して支持され、ロータ32
を回転自在に支持している。また、ロータホルダ33に
は、横方向ノズル部14の前端部に嵌入された流路部材
19が凹凸係合により連結されている。その横方向ノズ
ル部14への嵌入部分は、合成樹脂の材質及び小さな断
面により上下に撓み易くなっている。ロータ32は、流
路部材19の出口チューブ19aに摺動自在であり、ま
た前端が噴射口34aとして形成された噴口部材34を
内蔵している。この噴口部材の後端は、長尺ノズル31
の格納時に出口チューブ19aに連通する。さらに、前
端が長尺ノズル基部31aに連通し、かつ長尺ノズル3
1が使用位置に回動されると後端が出口チューブ19a
に連通する流路35が形成されている。
【0014】このように構成された長尺ノズル付噴射ボ
タンの動作は次の通りである。図1に示す長尺ノズル3
1の格納状態において、噴射ボタン本体10の上面部1
1を押し下げ操作すると、横方向ノズル部14が下方へ
揺動しつつスライドピン18がガイド溝25aでガイド
されて下降し、さらに周面前部12a及び周面側部12
bもガイド部25、28に沿ってガイドされて下降す
る。これにより、噴射ボタン本体10は前後或は左右の
傾倒が抑制されて、押し下げ操作ストロークがそのまま
ステム3の下動ストロークとなり、噴射口34aから内
容物が噴射される。
【0015】例えば狭い場所に噴射するために長尺ノズ
ル31を使用する場合、ロータホルダ33により摩擦係
合により保持されたロータ32を回転させつつ長尺ノズ
ル31を略水平の前向き位置に回動させる。これによ
り、流路35が流路部材19に連通し、上面部11を押
し下げ操作すると、同様に噴射ボタン本体10は傾倒を
抑制されて下降し、長尺ノズル31の先端の噴射口31
cから噴射が行われる。
【0016】以上、長尺ノズルの不使用時にも噴射でき
るツーウエイの長尺ノズル付噴射ボタンについて説明し
たが、本発明は長尺ノズルの格納時には噴射を行わない
ワンウエイの噴射ボタンについても適用できる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、噴射ボタンが
傾倒を抑制されて確実にステムの縦方向へ操作され、操
作ストロークを有効に噴射制御に利用できる。請求項2
の発明によれば、外周面及び内周面を有する壁部で噴射
ボタン本体を見栄え良くカバーでき、ガイド溝も壁部外
周面でカバーできる。請求項3の発明によれば、長尺ノ
ズルの格納時にその基部で前方へ噴射できるツーウエイ
の長尺ノズル付噴射ボタンにも本発明を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による噴射ボタンの断面図
である。
【図2】同噴射ボタンの本体を示すもので、同図Aは平
面図、同図Bは断面図である。
【図3】同噴射ボタンの基部を示すもので、同図Aは断
面図、同図Bは底面図、同図Cは背面図である。
【図4】同噴射ボタンの斜視図である。
【符号の説明】
1 エアゾール容器 2 マウンティングキャップ 3 ステム 10 噴射ボタン本体 11 噴射ボタン本体の上面部 12 噴射ボタン本体の周面部 12a 周面前部 12b 周面側部 12c 周面後部 13 縦方向ノズル部 14 横方向ノズル部 18 スライドピン 20 噴射ボタン基部 21 壁部 21a 壁部外周面 21b 壁部内周面 25、28 ガイド部 25a ガイド溝 29 開口部 31 長尺ノズル 32 ロータ 33 ロータホルダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール容器の頭頂部から突出するス
    テムに基端部が嵌着する縦方向ノズル部及びその上端部
    に連通する横方向ノズル部を有して押し下げ操作される
    噴射ボタン本体と、その周囲をカバーする壁部を有し、
    かつエアゾール容器頭頂部に装着される噴射ボタン基部
    とを備え、長尺ノズルの基端部に横方向ノズル部の前端
    部に連通可能なロータを有し、このロータを支持するロ
    ータホルダが、長尺ノズルが前向きから下向きの格納位
    置へ回動され得るように、壁部の前部に設けられた長尺
    ノズル付噴射ボタンにおいて、 噴射ボタン本体が、縦方向ノズル部を包囲する周面部
    と、この周面部をカバーし、かつ押し下げ操作される上
    面部とを有するキャップ状に形成され、 壁部に、前記周面部の周面前部及び両側の周面側部がス
    テムの縦方向に昇降するのをガイドするガイド部が形成
    され、 両側の前記周面側部に断面方形状のスライドピンが突設
    されると共に、前記ガイド部の両側に、前記スライドピ
    ンの昇降をガイドするガイド溝が縦方向に形成されたこ
    とを特徴とする長尺ノズル付噴射ボタン。
  2. 【請求項2】 壁部が、エアゾール容器の肩部に装着さ
    れる壁部外周面と、その内側の壁部内周面と、これらの
    壁部外周面及び壁部内周面間をカバーする壁部上面とを
    備え、前記壁部内周面がガイド部として形成され、 前記壁部の後部に、噴射ボタン本体の周面部の周面後部
    の後方を開放する開口部が形成されたことを特徴とする
    請求項1記載の長尺ノズル付噴射ボタン。
  3. 【請求項3】 ロータに、長尺ノズルが格納位置を占め
    た状態で前方へ噴射する噴射口が形成されたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の長尺ノズル付噴射ボ
    タン。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006517861A (ja) * 2003-02-18 2006-08-03 インクロ リミテッド ノズルデバイス
KR200447479Y1 (ko) 2009-03-10 2010-01-26 주식회사 승일 회전형 분사 노즐을 구비하는 분사 용기
JP2016196304A (ja) * 2015-04-02 2016-11-24 澁谷工業株式会社 キャッパ
KR200489165Y1 (ko) * 2018-01-05 2019-05-10 유피스판매 주식회사 약제 분사 장치

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