JP2002247628A - 移動局 - Google Patents

移動局

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JP2002247628A JP2001041639A JP2001041639A JP2002247628A JP 2002247628 A JP2002247628 A JP 2002247628A JP 2001041639 A JP2001041639 A JP 2001041639A JP 2001041639 A JP2001041639 A JP 2001041639A JP 2002247628 A JP2002247628 A JP 2002247628A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は移動局に関し,基地局の使用帯域によ
る送信電力の相違に起因するチャネル切替の多発を抑止
することができることを目的とする。 【解決手段】通信中の基地局から受信した第1の信号の
受信電界強度,該通信中の基地局とは異なる基地局から
制御チャネルを介して受信した第2の信号の受信電界強
度のそれぞれを測定する受信電界強度測定機能を備え
る。第2の信号の受信電界強度が第1の信号の受信電界
強度より所定レベル以上大きい場合に,ハンドオーバ要
求を行うように制御する制御部を備えた移動局におい
て,制御部は,第1の信号は前記通信中の基地局の制御
チャネルを介して受信した信号とするよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システムに
おいて使用される移動局のチャネル切替制御に関する。
【0002】移動局の1例として使用される携帯電話
は,移動しても通信(例えば通話)を継続して行うこと
ができ,便利である。この通信の継続は,移動局による
基地局からの受信信号の電界強度に関する報告を契機と
して行われるハンドオーバ制御により実現される。
【0003】
【従来の技術】従来の移動通信システムにおけるハンド
オーバ制御について図4を用いて説明する。
【0004】図4において,80は移動局,81,82
は基地局,83は基地局81,82を配下としてこれら
の基地局を管理する基地局制御装置,84は移動交換局
を示す。なお,移動交換局84は図示されない関門交換
局を介して固定電話網等と接続されており,移動局80
は,基地局(81または82),基地局制御装置83,
移動交換局84等を介して他の移動局,固定電話との通
信を行う。基地局制御装置83,移動交換局84を総称
して基地局上位装置と称することとする。
【0005】次にハンドオーバ制御が行われる状況につ
いて簡単に説明する。まず,移動局80が図4に示した
ポイントXに存在し,基地局81を介して通信(例えば
通話)を行っているものとする。ここで,移動局80が
移動(例えば携帯電話のユーザが携帯電話を所持しなが
ら移動)し,ポイントYを経てポイントZに移動したも
のとする。
【0006】移動局80は,基地局81から遠のき,基
地局81を介した通信が困難であることが検出できるよ
うに,基地局81からの通話チャネルを介して受信した
信号の受信電界強度を定期的に測定する。また,基地局
81を介した通信からより良好な通信が可能と思われる
隣接する他の基地局(ここでは,基地局82)を介した
通信へ切替える(いわゆるハンドオーバ)べく,周辺基
地局の制御チャネルの受信電界強度を測定している。
【0007】従って,移動局80は定期的にこれらの受
信電界強度情報を基地局(この場合は基地局81)に報
告(無線状態報告1という)している。
【0008】さて,移動局80は,ポイントXからポイ
ントYへ移動するにつれ,基地局81からの通話チャネ
ルの受信信号の受信電界強度(L1)が下がり,基地局
82からの制御チャネルの受信信号の受信電界強度(L
2)が上がることとなる。基地局80は上記したように
受信電界強度を測定しているが,レベルL1がレベルL
2より所定レベル以上下回った場合には,移動局80は
これを検出し,基地局81に,これらの受信電界強度情
報を報告する(無線状態報告2という)。
【0009】すると,基地局81はこの報告を受信し,
基地局上位装置へ転送する。基地局上位装置は,この報
告に基づき,基地局81からより受信電界強度が高い基
地局82との通信に切替える制御を行う。すなわち,基
地局82の空き通話チャネルを移動局80に割り当て,
移動局80に割り当て先の通話チャネルを指定する情報
を基地局81を介して送信する。
【0010】移動局80は,この指定により切替先の通
話チャネルを認識し,認識した通話チャネルを介した通
話を行うよう受信チャネルの切り替えを行う。以上のよ
うにハンドオーバの制御が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のような移動通信
システムにおいて使用される基地局の中には,アナログ
携帯電話からデジタル携帯電話への移行によるなごり
で,従来アナログ携帯電話用に使用されていた帯域であ
る約800Mhz帯(いわゆるアナログ帯域)と新たに
デジタル携帯電話用に使用されていた帯域である約90
Mhz帯(いわゆるデジタル帯域)の双方の帯域をデジ
タル携帯電話用に使用する基地局もある。
【0012】そして,このデジタル帯域は,重に制御チ
ャネル,通話チャネル双方に使用され,アナログ帯域は
通話値に使用されている。
【0013】ここで問題なのは,携帯電話のアナログか
らデジタルへの移行に伴い,基地局はアナログ帯域,デ
ジタル帯域で異なるアンテナを使用したり,それぞれの
基準送信電力を完全に一致させず独立的な設定としてい
る場合があることであり,いずれの送信電力が必ず高
い,低いといった関係も常に成立するものではないこと
である。すなわち,ハンドオーバの際には,移動局は,
通信中の基地局からの通話チャネルの受信電界強度と,
隣接基地局からの制御チャネルの受信電界強度を比較し
ているので,次のような場合に特に問題となる。
【0014】今,基地局81の制御チャネルの基準送信
電力をPとし,通話チャネルの基準送信電力をQ(ここ
ではP<Qであるとする)とする。一方,基地局82の
制御チャネルの基準送信電力をR,通話チャネルの基準
送信電力をS(ここではS<Rであるとする)とする。
なお,図5にこれらの各基地局の基準送信電力の関係の
1例を示す。
【0015】移動局80は,移動により基地局81にお
ける通話チャネルの受信電界強度が,周辺の基地局にお
ける制御チャネルの受信電界強度より所定レベル以上下
回ったとする。
【0016】すると,移動局80はそれを検出し,上記
したように無線状態報告2を基地局81へ向けて送信す
ることとなる。これにより基地局上位装置の制御に基づ
きハンドオフ制御が行われ,移動局80は,基地局82
を介した通信に切り替わることになる。
【0017】しかし,基地局82の通話チャネルの基準
送信電力Sは制御チャネルの基準送信電力より小さく,
基地局81の制御チャネルの基準送信電力Pは,通話チ
ャネルの基準送信電力Qよりも大きいので,移動局80
は,ハンドオーバにより基地局82を介した通信に切替
えたばかりであるにもかかわらず,切替元の基地局81
の制御チャネルの受信電界強度が基地局82の通信チャ
ネルの受信電界強度より所定レベル以上大きいため,再
び無線状態報告2を基地局82へ送信し,ハンドオーバ
制御が実施されてしまうことがある。
【0018】このハンドオーバ後も再び,移動局80
は,無線状態報告2を基地局81へ送信し,ハンドオー
バが行われる恐れが高く,無用なハンドオーバが繰り返
し行われ,通話品質の低下を招くという問題がある。
【0019】本発明は上記の問題を解決し,基地局の使
用帯域による送信電力の相違に起因するチャネル切替の
多発を抑止することができる移動局を提供することを目
的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】(1)本発明では,通信
中の基地局から受信した第1の信号の受信電界強度,該
通信中の基地局とは異なる基地局から制御チャネルを介
して受信した第2の信号の受信電界強度のそれぞれを測
定する受信電界強度測定機能を備え,前記第2の信号の
受信電界強度が前記第1の信号の受信電界強度より所定
レベル以上大きい場合に,ハンドオーバ要求を行うよう
に制御する制御部を備えた移動局において,前記制御部
は,前記第1の信号は前記通信中の基地局の制御チャネ
ルを介して受信した信号とすることを特徴とする移動局
を用いる。
【0021】本発明にかかる移動局は,通信中の基地局
から移設チャネルで送信される第1の信号と,異なる基
地局から制御チャネルで送信される第2の信号の受信レ
ベルを比較し,第2の信号の受信電界強度が第1の信号
の受信電界強度より所定レベル以上大きい場合にハンド
オーバ要求を行う。そして,ハンドオーバ要求に応じ
て,通信中の基地局とは異なる基地局へのハンドオーバ
が実行された後では,新たに通信相手となった基地局か
ら制御チャネルで送信される信号を直前に通信相手であ
った基地局から制御チャネルで送信される信号の受信電
界強度を比較する。
【0022】従って,受信電界強度を比較する対象の信
号が送信されるチャネル(この場合は制御チャネル)は
変化しないので,例えば各基地局において制御チャネル
と通話チャネルの送信電力のアンバランスがあってもそ
の影響を防ぐことができる。
【0023】(2)本発明では,更に制御部は,通信中
の基地局との間で使用する通話チャネルが所定の帯域に
属する場合にだけ,第1の信号は前記通信中の基地局の
制御チャネルを介して受信した信号とすることを特徴と
する移動局を用いる。
【0024】従って,移動局は,例えば通話チャネルが
アナログ帯域に属する場合に,通信中の基地局におい
て,制御チャネル,通話チャネルの送信電力のアンバラ
ンスがある可能性があると判断し,通信中の基地局の制
御チャネルを介した受信信号の測定を行うが,通話チャ
ネルがアナログ帯域に属さなければ,通信中の基地局の
制御チャネルで受信した信号の受信電界強度を測る必要
がない。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の移動局の構成を示
す図である。この移動局は例えばPDC(Personal Dig
ital Cellular:日本の標準デジタル携帯電話方式) シス
テムにおいて使用される携帯電話として構成される。
【0026】図1において,1は移動局,2は無線送・
受信部,3はメモリ,4は表示部,5は操作部,6は制
御部,7はアンテナを表す。
【0027】移動局において,移動局1のユーザが発呼
を行うため操作部5のキーボタンを操作すると,その操
作情報が制御部6に入力される。制御部6は,無線送・
受信部2を制御して,アンテナ7から呼設定メッセージ
を送信し,基地局(図示省略されたこの基地局をXとす
る)との間で所定の信号のやり取りを行う。そして,基
地局(X)から無線チャネル指定メッセージを受信する
と,制御部6は,無線送・受信部2を制御して,受信周
波数を指定された周波数に合わせ,所定の周期を取る作
業を行ったのち,他の通信装置との通話を基地局(X)
の通話チャネルを介した信号(音声情報等が含まれる)
の送受信により行う。
【0028】移動局1は,通話にかかる音声情報等の送
受信を行うだけでなく,基地局(X)から制御チャネル
を介して受信した信号の受信電界強度,及び基地局
(X)とは異なる他の基地局(ここでは基地局Yとす
る)から制御チャネルを介して受信した信号の受信電界
強度を無線送・受信部2で測定し,その測定結果は制御
部6に与えられる。
【0029】制御部6は,音声情報等の送受信処理を行
うと共に,与えられた受信電界強度の比較を行う。すな
わち,基地局(X)から制御チャネルを介して受信した
信号の受信レベルをLcx,基地局(Y)から制御チャ
ネルを介して受信した信号の受信レベルをLcyとする
と,LcyがLcxより所定レベル以上(この所定レベ
ルは,例えば基地局Xから通知されることとしてもいい
し,予めメモリ3に格納しておくこともできる)大きい
場合には,制御部6は,無線送・受信部2を制御して,
測定した受信電界強度(Lcx,Lcy)を含む無線状
態報告(ハンドオーバ要求)をアンテナ1を介して基地
局(X)に対して送信する。
【0030】基地局(X)は基地局(X)に接続された
基地局制御装置,移動交換局等により構成される基地局
上位装置に対して,無線状態報告(ハンドオーバ要求)
を転送し,基地局上位装置の制御に従って,移動局に対
して切替先無線チャネル指定メッセージを送信し,移動
局の制御部6は,受信した切替先無線チャネル指定メッ
セージにより指定された周波数へ受信周波数を切り替え
るよう無線送・受信部2を制御する。
【0031】これにより,移動局は,基地局(X)との
通信から基地局(Y)との通信へと通信先の基地局を切
り替えるいわゆるハンドオーバを行ったことになる。
【0032】移動局は,ハンドオーバ後においても,同
様に基地局(Y)から制御チャネルを介して受信した信
号の受信電界強度(Lcy)と基地局(X)から制御チ
ャネルを介して受信信号の受信電界強度(Lcx)とを
比較し,LcxがLcyより所定レベル以上大きい場合
に,無線送・受信部2を制御して,測定した受信電界強
度情報(Lcx,Lcy)を含む無線状態報告(ハンド
オーバ要求)をアンテナ1を介して基地局(Y)に対し
て送信し,ハンドオーバを行うことになる。
【0033】このように,本発明ではハンドオーバの契
機となる無線状態報告(ハンドオーバ要求)の送信条件
を,通信中の基地局から制御チャネルを介して受信した
信号の受信電界強度と,他の基地局から制御チャネルを
介して受信した信号の受信電界強度との比較にもとづい
て行うため各基地局において,制御チャネルと通話チャ
ネルのアンバランスがあった場合であっても,頻繁にハ
ンドオーバを要求し,チャネル切替が多発することを防
ぐことができる。
【0034】なお,移動局は,基地局(X)から無線チ
ャネル指定メッセージを受信した際に,このメッセージ
により指定されたチャネルが所定の帯域(例えばアナロ
グ帯域)であり,基地局(X)の制御チャネルは所定の
帯域外(例えばデジタル帯域)であった場合にだけ,L
cxを測定し,前記Lcyとの比較を行い,このメッセ
ージにより指定されたチャネルが所定の帯域外(例えば
デジタル帯域)であり,基地局(X)の制御チャネルは
所定の帯域外(例えばデジタル帯域)であった場合に
は,従来と同様に基地局(X)との通信に使用している
チャネルである通話チャネルを介して受信した信号の受
信電界強度(Ltx)を測定し,前記Lcyとの比較を
行うようにすることもできる。これにより,Lcxの測
定時期を限定することができる。
【0035】指定されたチャネルが所定の帯域(例えば
アナログ帯域)であるか否かの判定は,アナログ帯域に
属するチャネル情報を予めメモリ3に記憶しておき,基
地局からの無線チャネル指定メッセージにより指定され
たチャネルがメモリ3に記憶されたアナログ帯域に属す
るチャネル情報と一致するか否か制御部6が判定するこ
とにより可能である。
【0036】また,移動局が行う受信電界強度の測定タ
イミングについて図2を用いて説明する。図2は移動局
における送受信タイミングを示す図である。
【0037】図において,Rは移動局が基地局から通話
チャネルを介して音声信号等の情報を受信する受信スロ
ットを示し,Tは移動局が基地局へ通話チャネルを介し
て音声信号等の情報を送信する送信スロットを示す。I
は空きスロットであり,この間に周辺基地局から制御チ
ャネルを介して送信された信号の受信電界強度の測定を
行う。
【0038】従って,好ましくは,前記基地局(X)の
制御チャネル,通話チャネル,基地局(Y)の制御チャ
ネル,通話チャネルを介して送信された信号を空きスロ
ットで受信し,それぞれについて受信電界強度を測定す
ることが望ましい。
【0039】図3は制御部(図1の6)のチャネル切り
替え(ハンドオーバ時の)の処理フローである。
【0040】この処理は,最初に携帯電話が在圈する無
線ゾーンの基地局(X)から指定された通信チャネル
(Tch)による起動が完了(チャネル切り替えの完
了)し,通話中状態にあるものとし(図3のS1),通
信チャネル(Tch)帯域の判別処理が行われ,デジタ
ル帯域であるか判別する(同S2)。通信チャネルがデ
ジタル帯域である場合は,制御チャネルと同一周波数タ
イミングであるため,通常のチャネル切替待機状態に移
行し(図3のS5),通常のチャネル切り替え条件が一
致(例えば,現在の通信チャネル(Tch)の受信レベ
ルに一定の閾値を加えた値と周辺基地局の制御チャネル
の受信レベルを比較して,周辺基地局の制御チャネルの
受信レベルの方が高いという条件と一致)すると(図3
のS6),基地局(X)に無線状態報告(ハンドオーバ
要求)を送信し,基地局(X)からの切り替え先の通信
チャネルの指定を受信する(同S7)。
【0041】上記ステップS2において,通信チャネル
(Tch)帯域がアナログ帯域であると判別された場合
(制御チャネルと異なる周波数タイミングであると判定
した場合),受信タイミング(図2のRスロット)で基
地局(X)から通信チャネル(Tch)を介して送信さ
れた信号の受信レベル(Ltx)を測定し,空きタイミ
ング(図3のIスロット)で,周辺基地局の制御チャネ
ルを介して送信された信号の受信レベル(Lcy)の測
定を行い, Ltx+a<Lcy の式が成立するか判別する(図3のS3)。なお,Lc
yは基地局(X)以外の基地局(例えばY)の制御チャ
ネルを介して送信された信号の携帯電話における受信レ
ベルであり,最も大きいものとすることが望ましい。ま
た,上記式中,aは基地局(X)から指定された閾値で
あり,例えば10dBが与えられる。
【0042】ステップS3の式が成立しない場合は,次
のステップS4へ進み,再び受信レベルの測定,比較
(ステップS3)を実行する。
【0043】一方,上記の式が成立する場合は,新たに
受信タイミング(R)で基地局(X)からの制御チャネ
ルを介して送信された信号の受信レベル(Lcx)を測
定し(もしくは既に測定ずみの受信レベルを使用し), Lcx+a<Lcy の式が成立するか判別する(図3のS4)。このaは上
記ステップS3の式のaと同じでもよい。この式が成立
する場合は,現在の通信チャネルを周辺基地局の通信チ
ャネルに切り替える処理,すなわちハンドオーバ要求を
行うためステップS5の処理が行われる。また,ステッ
プS4の式が成立しない場合は,再び受信レベルの測
定,比較(S3)を実行する。
【0044】(付記1) 通信中の基地局から受信した
第1の信号の受信電界強度,該通信中の基地局とは異な
る基地局から制御チャネルを介して受信した第2の信号
の受信電界強度のそれぞれを測定する受信電界強度測定
機能を備え,前記第2の信号の受信電界強度が前記第1
の信号の受信電界強度より所定レベル以上大きい場合
に,ハンドオーバ要求を行うように制御する制御部を備
えた移動局において,前記制御部は,前記第1の信号は
前記通信中の基地局の制御チャネルを介して受信した信
号とする,ことを特徴とする移動局。
【0045】(付記2) 前記付記1記載の移動局にお
いて,前記制御部は,前記通信中の基地局との間で使用
する通話チャネルが所定の帯域に属する場合にだけ,前
記第1の信号は前記通信中の基地局の制御チャネルを介
して受信した信号とする,ことを特徴とする移動局。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば,基地局の使用帯域によ
る送信電力の相違に起因するチャネル切替の多発を抑え
ることができる。従って,携帯電話を代表する移動通信
システムにおける移動局において,通話品質の劣化,通
話切断等の発生が低減される。
【0047】また,本発明によれば通信中の基地局の制
御チャネルを介して受信した信号の受信電界強度の測
定,報告は基地局の使用帯域による送信電力の相違に起
因するチャネル切替の問題が生じる可能性がある場合
(所定の帯域のチャネルを通話チャネルとして割り当て
られた場合)にだけ行えばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】移動局における送受信タイミングを示す図であ
る。
【図3】制御部のチャネル切り替えの処理フローを示す
図である。
【図4】従来の移動通信システムにおけるハンドオーバ
制御の説明図である。
【図5】各基地局の基準送信電力の関係の1例を示す図
である。
【符号の説明】
1 移動局 2 無線送・受信部 3 メモリ 4 表示部 5 操作部 6 制御部 7 アンテナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信中の基地局から受信した第1の信号
    の受信電界強度,該通信中の基地局とは異なる基地局か
    ら制御チャネルを介して受信した第2の信号の受信電界
    強度のそれぞれを測定する受信電界強度測定機能を備
    え,前記第2の信号の受信電界強度が前記第1の信号の
    受信電界強度より所定レベル以上大きい場合に,ハンド
    オーバ要求を行うように制御する制御部を備えた移動局
    において,前記制御部は,前記第1の信号は前記通信中
    の基地局の制御チャネルを介して受信した信号とする,
    ことを特徴とする移動局。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の移動局において,前
    記制御部は,前記通信中の基地局との間で使用する通話
    チャネルが所定の帯域に属する場合にだけ,前記第1の
    信号は前記通信中の基地局の制御チャネルを介して受信
    した信号とする,ことを特徴とする移動局。
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