JP2000092543A - 移動無線端末装置 - Google Patents

移動無線端末装置

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JP2000092543A
JP2000092543A JP10258711A JP25871198A JP2000092543A JP 2000092543 A JP2000092543 A JP 2000092543A JP 10258711 A JP10258711 A JP 10258711A JP 25871198 A JP25871198 A JP 25871198A JP 2000092543 A JP2000092543 A JP 2000092543A
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handover
communication link
mobile radio
radio terminal
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JP10258711A
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Takaharu Ito
隆治 伊藤
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの意志により基地局を検出する動作を
抑制して、省電力を図ることが可能な移動無線端末装置
を提供する。 【解決手段】 ハンドオーバ監視周期設定制御手段7a
は、ユーザよりキー入力部6を通じて、ハンドオーバの
監視周期TsをTx,Ty,Tzの3段階で選択的に受
け付ける。信号強度検出手段7bは、上記ハンドオーバ
監視周期制御手段7aが受け付けた監視周期Tsで、受
信回路4aの復調結果の信号強度を検出する。ハンドオ
ーバ制御手段7cは、ハンドオーバに係わる制御を行な
うもので、信号強度検出手段7bにて検出された信号強
度が予め設定した閾値よりも低下すると、現在受信して
いる基地局装置以外の基地局装置に割り当てられている
拡散符号系列を順次サーチャ3a〜3dに割り当てて、
新たに通信可能な基地局装置を検出し、新たな通信リン
クを開設するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話システ
ムやPHS(Personal Handy-phone System )などの移
動無線通信システムの移動無線端末装置における基地局
装置の検出制御に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来より携帯電話システ
ムやPHSなどの移動無線通信システムでは、移動無線
端末装置が通信中に、ある基地局装置の通信エリアから
他の基地局装置の通信エリアに移動しても通信が継続で
きるようにハンドオーバ制御を行なっている。
【0003】このハンドオーバ制御は、図2に示すよう
に移動無線端末装置が基地局装置Aの無線ゾーンAr1
から基地局装置Bの無線ゾーンAr2に移動する場合、
移動無線端末装置が現在通信に用いている基地局装置A
からの信号強度を所定の周期で監視しており、やがて基
地局装置Aからの信号強度が予め設定した閾値よりも低
下すると、移動無線端末装置は、他の基地局装置からの
信号強度を監視して、通信可能な基地局装置Bを検出す
る。
【0004】そして、移動無線端末装置は、基地局装置
Aとの間の通信リンクを開放して、移動先となる基地局
装置Bとの間に新たに通信リンクを開設し、基地局装置
Bを通じて通信を継続するようにしている。
【0005】ところで近時、上記移動無線端末装置に携
帯型のコンピュータを接続して、データ通信を行なう、
いわゆるモバイルコンピューティングが盛んに行なわれ
るようになった。
【0006】このモバイルコンピューティングを行なう
際、ユーザは、基地局装置との間の通信リンクを安定さ
せるために、意図的に停止状態や歩行などの低速状態で
通信を行なうことが多い。また、ユーザによっては、移
動範囲がごく狭い範囲内に限られる場合がある。
【0007】しかしながら、従来の移動無線端末装置で
は、ユーザの意志により、ハンドオーバ発生の可能性が
低い状況になっていても、それとは無関係に上述したよ
うにハンドオーバの発生に備えて通信中の基地局装置か
らの信号強度を監視する。
【0008】このように従来の移動無線端末装置では、
ハンドオーバ発生の可能性が低い状況をユーザが認識で
きる状態にあっても、不必要にハンドオーバに備えた動
作が行なわれることになり、限りある電力を浪費してし
まうという問題があった。
【0009】また、待ち受け状態にある移動無線端末装
置においては、前述のハンドオーバ時と同様に、移動し
ないという認識がユーザにある状態にあっても、所定の
頻度で定常的に接続可能な基地局装置の検出する動作が
行なわれており、限りある電力を浪費してしまうという
問題があった。
【0010】尚、以上の問題は、上述のTDMA方式の
移動無線端末装置に限らず、CDMA(Code Division
Multiple Access )方式の移動無線端末装置においても
問題となっている。
【0011】特に近時、携帯電話システムで採用された
CDMA方式の移動無線端末装置では、複数のサーチャ
と呼ばれるパス検出回路で複数のパスを同時に探索する
構成となっているため、上述したような不必要なハンド
オーバに備えた動作や、接続可能な基地局装置を検出す
る動作による電力浪費の問題は、一層顕著なものとなっ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動無線端末装
置では、移動の可能性が低い状況をユーザが認識できる
状態にあっても、不必要にハンドオーバに備えた動作
や、接続可能な基地局装置を検出する動作が行なわれる
ことになり、限りある電力を浪費してしまうという問題
があった。
【0013】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、ユーザの意志により接続可能な基地局装置を
検出する動作を抑制して、省電力を図ることが可能な移
動無線端末装置を提供することを目的とする。またこの
発明は、ユーザの意志によりハンドオーバに備えた動作
を抑制して、省電力を図ることが可能な移動無線端末装
置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、公衆網に接続可能な複数の基地局装
置と、無線通信回線を介して選択的に通信リンクを確立
して通信を行なう移動無線端末装置において、ユーザに
よって指定される検出頻度で、接続可能な基地局装置を
検出する基地局検出手段を具備して構成するようにし
た。
【0015】上記構成の移動無線端末装置では、ユーザ
によって指定される検出頻度で、接続可能な基地局装置
を検出するようにしている。したがって、上記構成の移
動無線端末装置によれば、ユーザの意志により接続可能
な基地局装置を検出する動作を抑制して、省電力を図る
ことができる。
【0016】また、この発明では、上記基地局検出手段
を複数備え、ユーザによって指定される検出頻度に応じ
て、複数の基地局検出手段の動作数を可変する可変手段
を備えることを特徴とする。
【0017】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、CDMA方式の適用されるサーチャのような
基地局検出手段を複数備える場合に、その動作数をユー
ザが検出頻度の指定を通じて可変できるため、より省電
力を図ることができる。
【0018】また、上記の目的を達成するために、この
発明は、公衆網に接続可能な複数の基地局装置と、無線
通信回線を介して選択的に通信リンクを確立して通信を
行なう移動無線端末装置において、ユーザによって指定
される検出頻度で、通信リンクが確立された基地局装置
からの受信信号の品質を検出する信号品質検出手段と、
この信号品質検出手段にて検出された品質が、予め設定
された値よりも低下した場合に、通信リンクが確立され
た基地局装置以外の接続可能な基地局装置を探索し、こ
の探索によって見つけられた基地局装置との間に新たな
通信リンクを確立するハンドオーバ手段とを具備して構
成するようにした。
【0019】上記構成の移動無線端末装置では、ユーザ
によって指定される検出頻度で、通信リンクが確立され
た基地局装置からの受信信号の品質を検出し、この検出
結果に応じてハンドオーバを行なうようにしている。し
たがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、ユー
ザの意志によりハンドオーバに備えた動作を抑制して、
省電力を図ることができる。
【0020】また、この発明では、ハンドオーバ手段
が、検出頻度が所定の頻度の場合に、信号品質検出手段
にて検出された品質が予め設定された値よりも低下する
と、通信リンクが確立された基地局装置との間の通信リ
ンクを切断することを特徴とする。
【0021】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、ハンドオーバを必要としない場合やハンドオ
ーバが行なわれると不都合な場合に、ユーザの意志によ
りハンドオーバを抑制することができる。
【0022】さらにこの発明では、信号品質検出手段
は、基地局装置と通信リンクが確立された状態で、ユー
ザから検出頻度が指定された場合に、この指定された頻
度で通信リンクが確立された基地局装置からの受信信号
の品質を検出することを特徴とする。
【0023】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、通信が開始された後であっても、ユーザの意
志によりハンドオーバに備えた動作を抑制して、省電力
を図ることができる。
【0024】さらにまた、この発明では、ハンドオーバ
手段が、信号品質検出手段にて検出された品質が、予め
設定された値よりも低下した場合に、通信リンクが確立
された基地局装置以外の接続可能な基地局装置を探索す
る基地局探索手段を複数備えるとともに、上記検出頻度
に応じて、基地局探索手段の動作数を可変する可変手段
を備えることを特徴とする。
【0025】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、CDMA方式の適用されるサーチャのような
基地局探索手段を複数備える場合に、その動作数をユー
ザが検出頻度の指定を通じて可変できるため、より省電
力を図ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係わる移動無線端末装置の構成を示すもの
で、ここではCDMA(Code Division Multiple Acces
s )方式の移動無線端末装置を例に挙げて説明する。
尚、図1には、この発明に関する受信系の構成について
のみ示し、従来と同様の送信系についての説明は省略す
る。
【0027】基地局装置にて符号拡散された無線周波信
号は、アンテナ1によって受信されたのち、無線部(R
F)2に入力される。そして、無線部2では、所望の周
波数帯域の信号が増幅後検波され、ベースバンド信号に
変換される。このベースバンド信号は、サーチ部3と受
信回路4a,4b,4cに入力される。
【0028】サーチ部3は、サーチャ3a〜3dが並列
に接続されたもので、上記ベースバンド信号が、各サー
チャ3a〜3dに分配入力される。サーチャ3aは、上
記ベースバンド信号と自己に設定された拡散符号系列と
の相関が高い場合に、上記検出信号を出力するもので、
マッチトフィルタ(MF)31aと閾値回路32aとか
らなる。
【0029】マッチトフィルタ(MF)31aは、後述
の制御部7により1つの拡散符号系列が設定され、上記
ベースバンド信号と、自己に設定されている拡散符号系
列とを畳み込み演算することにより両者の相関を検出す
るもので、その相関の度合いを相関値として出力する。
【0030】閾値回路32aは、マッチトフィルタ31
aより入力される相関値データを、予め設定される閾値
と比較する。この比較の結果、相関値が閾値以上の場合
には、検出信号を制御部7に出力する。
【0031】尚、サーチャ3b〜3dは、それぞれマッ
チトフィルタ(MF)31bと閾値回路32b、マッチ
トフィルタ(MF)31cと閾値回路32c、マッチト
フィルタ(MF)31dと閾値回路32dからなってお
り、上述のサーチャ3aと同様であることより説明を省
略する。
【0032】受信回路4a,4b,4cは、それぞれ制
御部7より指示される拡散符号系列とタイミングで、上
記ベースバンド信号を逆拡散して復調し、この復調結果
を合成回路5に出力する。尚、受信回路4aの復調結果
は、制御部7に出力される。
【0033】合成回路5は、受信回路4a,4b,4c
の復調結果を合成し、後段のデータ再生部(図示しな
い)に入力する。このデータ再生部では、合成された復
調結果を復号した後、誤り訂正処理し、アナログ音声信
号などに再生する。
【0034】キー入力部6は、ダイヤル番号入力を行な
うためのテンキーなど発着信に関わる通常の通信機能を
実施するためのキーの他、着信報知方法(可聴音/バイ
ブレータ/報知なし)の切り換え、後述するハンドオー
バ監視動作設定などの各種設定を行なうための機能設定
キーを備えたものである。
【0035】制御部7は、例えばマイクロコンピュータ
を主制御部として備えたもので、送受信に伴う制御や呼
の処理制御などの通信に係わる制御やレイク(Rak
e)受信を行なうための制御などを行なう。
【0036】レイク受信を行なうための制御としては、
まず異なる拡散符号系列をそれぞれマッチトフィルタ3
1a〜31dに割り当てて、サーチャ3a〜3dに相関
の高い拡散符号系列を検出させる。
【0037】そして、制御部7は、サーチャ3a〜3d
が検出した拡散符号系列と、上記相関を求める際の畳み
込み演算のタイミングを、それぞれ受信回路4a,4
b,4cに割り当てて、複数の異なるパスを受信回路4
a,4b,4cにて受信させる。尚、この割り当ての
際、最も高い相関値の得られた拡散符号系列とタイミン
グを受信回路4aに割り当てる。
【0038】また、この制御部7は、上述したような通
常の制御機能のほかに、新たな制御機能として、ハンド
オーバ監視周期設定制御手段7aと、信号強度検出手段
7bと、ハンドオーバ制御手段7cとを備えている。
【0039】ハンドオーバ監視周期設定制御手段7a
は、待機中あるいは通信中にユーザよりキー入力部6を
通じて、ハンドオーバの監視周期TsをTx,Ty,T
z(但し、Tx>Ty>Tz)の3段階で選択的に受け
付ける。
【0040】信号強度検出手段7bは、上記ハンドオー
バ監視周期制御手段7aがユーザより受け付けた監視周
期Tsで、受信回路4aの復調結果の信号強度を検出す
る。ハンドオーバ制御手段7cは、上記信号強度検出手
段7bにて検出された信号強度が予め設定した閾値より
も低下した場合に、ハンドオーバに係わる制御を行なう
ものである。
【0041】そして、ハンドオーバ制御手段7cは、監
視周期TsがTxの場合に、上記信号強度検出手段7b
にて検出された信号強度が予め設定した閾値よりも低下
すると、当該移動無線端末装置が移動しているものと判
断して、基地局装置との間に開設している通信リンクを
開放し、通信を強制的に終了する。
【0042】一方、監視周期TsがTyあるいはTzの
場合には、上記信号強度が予め設定した閾値よりも低下
すると、受信回路4aで受信している基地局装置(以
下、基地局装置Aと称する)以外の基地局装置に割り当
てられている拡散符号系列を順次サーチャ3a〜3dに
割り当てて、新たに通信可能な基地局装置(以下、基地
局装置Bと称する)を検出し、基地局装置Aとの間の通
信リンクに代わって、基地局装置Bとの間に新たな通信
リンクを開設する。
【0043】次に、上記構成の移動無線端末装置の動作
を以下に説明する。まず、移動無線端末装置が通話やデ
ータ通信を行なうために、停止状態にあり、1つの基地
局装置Aの形成する無線ゾーンAr1内にいる場合につ
いて説明する。
【0044】ユーザは、停止状態で移動無線端末装置を
使用するため、キー入力部6を通じて、ハンドオーバの
監視周期TsをTxに設定する操作を行なうと、ハンド
オーバ監視周期設定制御手段7aがこれを受け付け、監
視周期TsをTxに設定する。
【0045】この状態で、移動無線端末装置が基地局装
置Aとの間で通信を行なうと、信号強度検出手段7b
は、受信回路4aの復調結果の信号強度を周期Txの低
頻度で監視する。
【0046】尚、監視周期TsをTxに設定された状態
で、受信回路4aの復調結果の信号強度が予め設定した
閾値よりも低下すると、ハンドオーバ制御手段7cは、
当該移動無線端末装置が移動しているものと判断して、
基地局装置との間に開設している通信リンクを開放し、
通信を強制的に終了する。
【0047】次に、移動無線端末装置が徒歩などの低速
移動状態にあり、基地局装置Aの形成する無線ゾーンA
r1内から基地局装置Bの形成する無線ゾーンAr2に
移動する場合について説明する。
【0048】ユーザは、キー入力部6を通じて、ハンド
オーバの監視周期TsをTyに設定する操作を行なう
と、ハンドオーバ監視周期設定制御手段7aがこれを受
け付け、監視周期TsをTyに設定する。
【0049】この状態で、移動無線端末装置が基地局装
置Aとの間で通信を行なうと、信号強度検出手段7b
は、受信回路4aの復調結果の信号強度を中程度の周期
Tyで監視する。
【0050】やがて、基地局装置Aの形成する無線ゾー
ンAr1内から基地局装置Bの形成する無線ゾーンAr
2に移動すると、受信回路4aで受信している信号強度
が予め設定した閾値よりも低下するため、ハンドオーバ
制御手段7cは、基地局装置A以外の基地局装置に割り
当てられている拡散符号系列を順次サーチャ3a〜3d
に割り当てて、新たに通信可能な基地局装置Bを検出
し、基地局装置Aとの間の通信リンクに代わって、基地
局装置Bとの間に新たな通信リンクを開設する。
【0051】次に、移動無線端末装置が車などで高速移
動し、基地局装置Aの形成する無線ゾーンAr1内から
基地局装置Bの形成する無線ゾーンAr2に移動する場
合について説明する。
【0052】ユーザは、キー入力部6を通じて、ハンド
オーバの監視周期TsをTzに設定する操作を行なう
と、ハンドオーバ監視周期設定制御手段7aがこれを受
け付け、監視周期TsをTzに設定する。
【0053】この状態で、移動無線端末装置が基地局装
置Aとの間で通信を行なうと、信号強度検出手段7b
は、受信回路4aの復調結果の信号強度を周期Tzの高
頻度で監視する。
【0054】やがて、基地局装置Aの形成する無線ゾー
ンAr1内から基地局装置Bの形成する無線ゾーンAr
2に移動すると、ハンドオーバ制御手段7cは、上述の
監視周期TsをTyに設定した場合と同様にして、基地
局装置Aとの間の通信リンクに代わって、基地局装置B
との間に新たな通信リンクを開設する。
【0055】以上のように、上記構成の移動無線端末装
置では、キー入力部6を通じてユーザより指示される周
期Tsで、最も信頼性の高いパスの受信状態の監視を行
なうようにしている。
【0056】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、ユーザがキー入力部6を通じて、ハンドオー
バ制御が必要とされる状態の発生の監視周期を可変する
ことができるため、移動無線端末装置の運用状態に応じ
て、ユーザがハンドオーバに備えた動作を抑制して、省
電力を図ることができる。
【0057】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態では、通信に
先立って予め監視周期Tsを設定しておいた場合の動作
について説明したが、通信中にユーザがキー入力部6を
通じて監視周期Tsを変更してもよい。
【0058】例えば、停止状態で移動無線端末装置を使
用中に、タクシーなどに乗って移動する場合、通話中に
ユーザはキー入力部6を操作して、ハンドオーバ監視周
期設定制御手段7aにより監視周期TsをTxからTz
に変更する。これにより、監視周期Tzで高頻度で基地
局装置からの信号強度監視が行なわれるため、高速移動
してもハンドオーバを行なうことができる。
【0059】また逆に、上述のような通話中にタクシー
などから下車して、停止状態でそのまま移動無線端末装
置を使用する場合には、ユーザはキー入力部6を操作し
て、ハンドオーバ監視周期設定制御手段7aにより監視
周期TsをTzからTxに変更する。これにより、監視
周期Txの低頻度で基地局装置からの信号強度監視が行
なわれるため、省電力化が図られる。
【0060】さらに、ユーザによって指定される監視周
期Tsに応じて、サーチ部3のサーチャ3a〜3dの動
作数を可変制御するようにしてもよい。例えば、監視周
期Txで低頻度で基地局装置からの信号強度監視を行な
う場合には、上記動作数を少なくし、一方、監視周期T
zで高頻度で基地局装置からの信号強度監視を行なう場
合には、上記動作数を多くする。
【0061】これによれば、停止時や低速移動時などの
ハンドオーバ発生確率が低い時における消費電力の低減
が図られ、また、高速移動時のようにハンドオーバ発生
確率が高い時においては、通常通り迅速に移動先の基地
局の探索を行なうことができる。
【0062】さらにまた、上述の実施形態では、ユーザ
のキー入力部6の操作に応動して、ハンドオーバ監視周
期設定制御手段7aが監視周期Tsを切り換えるように
したが、これに代わってアプリケーションにより監視周
期Tsを切り換えるようにしてもよい。
【0063】例えば、データ通信を行なうために、ノー
ト型などの携帯型のパーソナルコンピュータが移動無線
端末装置が接続される場合には、これを制御部7が検出
して、監視周期TsをTzからTxに変更するなどが考
えられる。
【0064】また、上述の実施形態では、信号強度検出
手段7bによって、通信リンクが確立された基地局装置
からの受信信号の信号強度を検出し、この検出結果に応
じてハンドオーバ制御手段7cが種々の制御を行なうよ
うにしたが、ハンドオーバ制御手段7cの制御のきっか
けは、基地局装置からの受信信号の品質を判定できるも
のであれば上述の信号強度に限定するものではなく、例
えば受信信号のエラーレートや干渉レートであってもよ
い。
【0065】さらにまた、上述の実施形態では、ハンド
オーバの監視周期を設定し、不要なハンドオーバに備え
た動作を防止したが、本発明はこれに限られるものでは
ない。ユーザはキー入力部6を介して、待ち受け中に周
辺基地局の信号レベルを検出する監視周期を設定し、こ
れにより不要な周辺基地局の信号レベル検出を防止する
ことができる。例えば、ユーザが移動しない場合には、
低頻度を設定することにより待ち受け中の消費電力を軽
減することができる。
【0066】尚、上記待ち受け中の周辺基地局の信号レ
ベル検出の監視周期は、ハンドオーバの監視周期と同じ
設定値を使用してもよいし、新たな値を設定するように
してもよい。
【0067】さらに、上述の実施形態では、CDMA方
式の移動無線端末装置を例に挙げて説明したが、FDM
A方式やTDMA方式の移動無線端末装置に適用して
も、同様に効果を奏することはいうまでもない。その
他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施
しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、ユー
ザによって指定される検出頻度で、接続可能な基地局装
置を検出するようにしている。したがって、上記構成の
移動無線端末装置によれば、ユーザの意志により接続可
能な基地局装置を検出する動作を抑制して、省電力を図
ることができる。
【0069】また、この発明では、ユーザによって指定
される検出頻度で、通信リンクが確立された基地局装置
からの受信信号の強度を検出し、この検出結果に応じて
ハンドオーバを行なうようにしている。したがって、こ
の発明によれば、ユーザの意志によりハンドオーバに備
えた動作を抑制して、省電力を図ることが可能な移動無
線端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動無線端末装置の一実施の
形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】移動無線通信システムのハンドオーバ制御を説
明するための図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…無線部(RF) 3…サーチ部 3a,3b,3c,3d…サーチャ 31a,31b,31c,31d…マッチトフィルタ
(MF) 32a,32b,32c,32d…閾値回路 4a,4b,4c…受信回路 5…合成回路 6…キー入力部 7…制御部 7a…ハンドオーバ監視周期設定制御手段 7b…信号強度検出手段 7c…ハンドオーバ制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網に接続可能な複数の基地局装置
    と、無線通信回線を介して選択的に通信リンクを確立し
    て通信を行なう移動無線端末装置において、 ユーザによって指定される検出頻度で、接続可能な基地
    局装置を検出する基地局検出手段を具備することを特徴
    とする移動無線端末装置。
  2. 【請求項2】 前記基地局検出手段を複数備え、 前記ユーザによって指定される検出頻度に応じて、前記
    複数の基地局検出手段の動作数を可変する可変手段を備
    えることを特徴とする請求項1に記載の移動無線端末装
    置。
  3. 【請求項3】 公衆網に接続可能な複数の基地局装置
    と、無線通信回線を介して選択的に通信リンクを確立し
    て通信を行なう移動無線端末装置において、 ユーザによって指定される検出頻度で、通信リンクが確
    立された基地局装置からの受信信号の品質を検出する信
    号品質検出手段と、 この信号品質検出手段にて検出された品質が、予め設定
    された値よりも低下した場合に、前記通信リンクが確立
    された基地局装置以外の接続可能な基地局装置を探索
    し、この探索によって見つけられた基地局装置との間に
    新たな通信リンクを確立するハンドオーバ手段とを具備
    することを特徴とする移動無線端末装置。
  4. 【請求項4】 前記ハンドオーバ手段は、前記検出頻度
    が所定の頻度の場合に、前記信号品質検出手段にて検出
    された品質が予め設定された値よりも低下すると、前記
    通信リンクが確立された基地局装置との間の通信リンク
    を切断することを特徴とする請求項3に記載の移動無線
    端末装置。
  5. 【請求項5】 前記信号品質検出手段は、基地局装置と
    通信リンクが確立された状態で、ユーザから前記検出頻
    度が指定された場合に、この指定された頻度で前記通信
    リンクが確立された基地局装置からの受信信号の品質を
    検出することを特徴とする請求項3に記載の移動無線端
    末装置。
  6. 【請求項6】 前記ハンドオーバ手段は、 前記信号品質検出手段にて検出された品質が、予め設定
    された値よりも低下した場合に、前記通信リンクが確立
    された基地局装置以外の接続可能な基地局装置を探索す
    る基地局探索手段を複数備えるとともに、 前記検出頻度に応じて、前記基地局探索手段の動作数を
    可変する可変手段を備えることを特徴とする請求項3に
    記載の移動無線端末装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001031961A1 (fr) * 1999-10-27 2001-05-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Terminal de communications mobiles et gestion du transfert entre cellules
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