JP4722329B2 - 無線通信端末及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基地局から送信されてくる複数の周波数を持つ電波の受信強度に基づいて、通信時に使用する搬送波の周波数の切替えを判断する無線通信端末及び無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、PDC(Personal Digital Cellular)システムにおいては、図5に示すように、或る程度間隔をあけて基地局を設置し、それぞれの基地局がアンテナに指向性を持たせて周波数の異なる電波を送出している。そして、1つの基地局が送出する同一周波数の電波でカバーできる領域は、一般的にゾーンと呼ばれている。
そして、ゾーン毎に受信できる電波の周波数が異なるために、現在属するゾーンから他のゾーンに移動する際は、通信を行う際の電波の周波数を切り替えなければならない。
例えば、図5を参照して説明すると、当該携帯を保持しているユーザ30がゾーン201に属している場合、通信を行う際に使用する電波の周波数はゾーン201に割り当てられている周波数となるが、ユーザ30がゾーン202に移動した場合には、その移動に伴って通信を行う際の電波の周波数を202の周波数に切り替えなければならない。
このため、携帯端末は自己が属するゾーン以外のゾーンの電波の受信強度をも測定し、これらの測定結果に基づいて通信を行うときに使用する電波の周波数を切り替えるか否かを判定している。そして、このような判定は、常に発信や着信を確実に行うために、待ち受け状態においても所定期間毎に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した搬送波の周波数切替は、例えば、端末のユーザが複数のゾーンに渡るような広域な移動を行う場合には、次々とその移動に合わせて受信電波の周波数を切り替える必要があるため有効であるが、一方、端末ユーザの移動範囲が狭く、例えば、1つのゾーン内を移動している場合や、移動をせずに一定の場所にとどまっている場合においては、電波の周波数切替が必要ないため、基地局から送信される電波の受信強度等の測定が不要となる。
しかしながら、従来の無線通信端末においては、上述したような周波数切替が必要でない場合においても、常に所定期間毎に電波の受信強度測定を行っていたため、電力消費が大きく、効率よく電力を使用することができないという問題があった。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、端末利用者の移動状況に伴い、基地局から送信される電波の受信強度測定頻度を必要最低限に抑えることにより、消費電力を削減する無線通信端末及び無線通信方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る無線通信端末は、基地局から送信される複数の異なる周波数の電波の受信強度を測定する受信強度測定部を備え当該受信強度測定部による測定結果に基づいて無線処理部が通信時に使用する電波の周波数の切替を判断する無線通信端末において、異なるチャネルに切り替えられたときには計時が再始動されて予め設定されている所定期間において、前記基地局との前記通信時に使用する第1の電波の周波数におけるチャネル、異なるチャネルに切り替わったか否かを判断する第1の判断手段と、該第1の電波の受信強度が予め設定されている第1の所定値以上であるかを判断する第2の判断手段と、前記所定期間において、前記基地局との通信時に使用する前記第1の電波の周波数の切替が行われず、且つ、該第1の電波の受信強度が前記第1の所定値以上であると判断された場合に、他の周波数の電波の受信強度測定を停止させる測定停止指示手段と、前記他の周波数の受信強度測定を停止している状態において、前記第1の電波の受信強度が第1の所定値未満になった場合に、前記他の周波数の電波の受信強度測定を再開させる測定再開指示手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
上記構成によれば、本発明の無線通信端末によれば、所定期間においてゾーンを超えるような移行が行われず、且つ、当該端末が属するゾーンの電波(以下、自局チャネル)の受信強度が予め設定されている第1の所定値以上である場合には、現在属するゾーンから他のゾーンへ移行する可能性が低いと判断して、周辺に存在する他のゾーンの電波(以下、周辺チャネルと称する)の受信強度測定を停止する。
一方、当該自局チャネルの受信強度測定は常に行っており、この受信強度が低下してきた場合には、他のゾーンへ移行する可能性が高いとして、周辺チャネルの受信強度の測定を再開する。
このように、ゾーンを超えて移動する可能性が高い場合のみ、周辺チャネルの受信強度測定を行うことにより、周辺チャネルの受信強度測定を必要最低限に抑える。
これにより、消費電力を著しく低下させ、電力を効率よく使用することが可能となる。
【0007】
また、本発明に係る無線通信端末の無線通信方法は、基地局から送信される複数の異なる周波数の電波の受信強度を測定し、その測定結果に基づいて通信時に使用する電波の周波数の切替を判断する無線通信端末の無線通信方法において、前記無線通信端末は、異なるチャネルに切り替えられたときには計時が再始動されて予め設定されている所定期間において、前記基地局との前記通信時に使用する第1の電波の周波数におけるチャネルが、異なるチャネルに切り替わったか否かを判断するステップと、該第1の電波の受信強度が予め設定されている第1の所定値以上であるかを判断するステップと、前記所定期間において、前記基地局との通信時に使用する前記第1の電波の周波数の切替が行われず、且つ、該第1の電波の受信強度が前記第1の所定値以上であると判断された場合に、他の周波数の電波の受信強度測定を停止させるステップと、前記他の周波数の受信強度測定を停止している状態において、前記第1の電波の受信強度が第1の所定値未満になった場合に、前記他の周波数の電波の受信強度測定を再開させるステップと、具備することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の無線通信端末としては、いわゆるCDMA(符号分割多重接続)方式やPDC(Personal Digital Cellular System)方式の携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)(登録商標)の他、PDA(Personal Digital Assistants:個人用情報機器)と称される携帯型の端末も含むものとする。ここで、PDAの場合、通信手段を内蔵しているものの他、外部から通信手段を接続するものであっても、本発明の特徴とする後述の発呼(着呼、通信)処理をPDA本体で行うものについては本発明に含めるものとする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、本発明の無線通信端末として携帯電話機を例に挙げて説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施形態における携帯電話機の構成を示す図である。
同図において、符号10は無線通信のためのアンテナである。符号11は送信データを搬送波に乗せてアンテナ14から送信し、また、アンテナ14を介して着信した着信信号を復調、復号処理し、受信データの属性に基づいて、受信データを制御部13又は受信強度測定部12へ出力する無線処理部である。
符号13は端末の内部回路を制御する制御部であり詳細は後述する。
符号14はカウント値として所定時間が予め設定されているタイマであり、制御部13から入力されるスタート/ストップ/リセットの指示に基づいて動作し、また、カウント値が「0」になるとその旨を通知する信号を制御部13へ出力する。
符号15は液晶表示パネル等からなる表示部であり、制御部13から供給される表示データを表示する。符号16は電話番号入力用のテンキー、各種ファンクションキーなどが設けられた操作部である。符号17はスピーカ、符号18はマイク(マイクロフォン)である。
【0011】
上記制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、CPUが実行する種々のプログラムが格納されているROM(Read Only Memory)、及びCPUが実行する処理過程において発生したデータや処理において必要となるデータが格納されるRAM(Random Access Memory)により構成される。CPUは種々の処理を行うが、ここでは、本発明の要旨に関わる処理のみを抽出し、機能構成ブロックとして表したものが図1の制御部内の各部である。なお、これら各部が行う処理については、後述する。
【0012】
次に、上記構成からなる本実施形態における携帯電話機の動作について図2〜図4を参照して説明する。
以下、図5に示すようなゾーン構成において、当該携帯電話機を保持する利用者30がゾーン201に属しているものとする。
なお、図5に示すように、通常、通信エリアは多数のゾーン200、201、202…から構成されている。これらゾーンは、そのゾーンを管理する基地局によって送出される指向性を有した周波数の異なる電波が、それぞれ届く領域である。
【0013】
今、携帯電話機を保持した利用者30が図5のゾーン201において本携帯電話機の電源をオン操作したとする。かかる操作により、本携帯電話機が属するゾーン201を管理している基地局101から送信されている、自己が属するゾーンの電波(自局チャネルの電波)と、周辺に存在する周辺ゾーンの電波(周辺チャネルの電波)とを受信する。
具体的には、当該端末が属するゾーンに割り当てられた周波数の電波(自局チャネルの電波)、その周辺に存在するゾーン200、202に割り当てられた周波数の電波(周辺チャネルの電波)がアンテナ10、無線処理部11を経由して、制御部13及び受信強度測定部12に入力される。
【0014】
制御部13は、これらの電波を取得すると、タイマ14のカウント値をリセットさせ(図2のステップSP11)、その後スタートさせる(ステップSP12)処理を行う。係る処理により、タイマ14はカウントを開始する。
一方、受信強度測定部12は、取得した電波の受信強度を測定し、測定結果を制御部13へ出力する。受信強度測定部12によって測定された各電波の受信強度は、制御部13内の受信強度算出処理部21へ入力される。受信強度算出処理部21は、受信強度測定部12から取得した受信強度データが所定のサンプリング数に達するまで、入力されたこれらの電波の受信強度を保存する。
以下、現在ユーザが属するゾーンに割り当てられている周波数の電波の受信強度を自局チャネルの受信強度、周辺ゾーン200、202…に割り当てられている自局チャネルの周波数とは異なる周波数の電波の受信強度を周辺チャネルの受信強度と称する。
【0015】
受信強度測定部12によって測定された受信強度のデータが所定数に達すると、受信強度算出処理部21は、所定の計算式に基づいて蓄積した受信強度データの平均化を行う。この計算式は、携帯電話機が採用している通信方式に規定されている方法を用いても良いし、その他の計算式を用いて行ってもよい。
【0016】
受信強度算出処理部21は、所定の計算式に基づいて蓄積した受信強度データの平均値を算出すると、これらの算出結果を自局切替判定処理部22へ出力する。自局切替判定処理部22は、入力された平均受信強度に基づいて通信時に使用する電波の周波数の切替が必要か否かを判断する。
以下、この自局切替判定処理について図4を参照して説明する。
【0017】
まず、自局チャネルの平均受信強度L0が予め設定されている待ち受け劣化レベルLth未満であるか否かを判断する(ステップSP31)。この結果、自局チャネルの平均受信強度L0が待ち受け劣化レベルLth未満でなかった場合には(ステップSP31において「NO」)、続いて周辺チャネルの平均受信強度の最大値MAX(Li)が自局チャネルの平均受信強度L0とゾーン移行レベル差ΔLとを加算した値よりも大きいか否かを判断する(ステップSP32)。ここで、ゾーン移行レベル差ΔLは、待ち受け許可レベルLtnから待ち受け劣化レベルLthを引いた値以上の値、ΔL≧Ltn−Lthである。
【0018】
そして、周辺チャネルの平均受信強度の最大値MAX(Li)が自局チャネルの平均受信強度L0とゾーン移行レベル差ΔLとを加算した値よりも大きかった場合には(ステップSP32において「YES」)、当該携帯電話機の利用者がゾーンを渡って移動したと判断して、通信時に使用する電波の周波数を最大平均受信強度MAX(Li)を示した電波の周波数へ切替える(ステップSP33)。
即ち、図5に示すゾーンの内、最大平均受信強度を示した電波の周波数がゾーン200に対応する周波数であった場合には、当該携帯電話機を保有している利用者30がゾーン201からゾーン200へ移動したと判断して、通信を行う電波の周波数をゾーン201に割り当てられている周波数から、ゾーン200に割り当てられている周波数へ切り替える。
【0019】
一方、ステップSP32において、周辺チャネルの平均受信強度の最大値MAX(Li)が自局チャネルの受信強度L0とゾーン移行レベル差ΔLとを加算した値以下であった場合には(ステップSP32において「NO」)、自局の切替は無しと判断して(ステップSP34)当該処理を終了する。
【0020】
また、ステップSP31において、自局チャネルの平均受信強度L0が待ち受け劣化レベルLth未満であった場合には(ステップSP31において「YES」)、周辺チャネルの平均受信強度の最大値MAX(Li)が待ち受け許可レベルLtnより大きいか否かを判断する(ステップSP35)。この結果、周辺チャネルの平均受信強度の最大値MAX(Li)が待ち受け許可レベルLtnより大きいかった場合には(ステップSP35において「YES」)、即ち、自局チャネルの平均受信強度よりも高い値を示す周辺チャネルの平均受信強度があった場合には、当該携帯電話機の利用者がゾーンを渡って移動したと判断して、通信を行う電波の周波数を自局から最大平均受信強度MAX(Li)を示した周辺チャネルに切り替え(ステップSP33)、その後当該処理を終了する。
【0021】
また、ステップSP35において、周辺チャネルの平均受信強度の最大値MAX(Li)が待ち受け許可レベルLtn以下であった場合には(ステップSP35において「NO」)、自局チャネルの受信状態も低下したが、まだ、周辺チャネルへの切替を行うレベルに達していないと判断して、自局チャネルの切替を行うことなく当該処理を終了する。
このようにして、基地局切替処理が終了すると、自局切替判定処理部22は処理結果を判断部23へ出力する。
【0022】
判断部23は、まず、ゾーン移行が行われたか否か、即ち、自局チャネルの切替が行われたか否かを自局切替判定処理部22から取得した処理結果に基づいて判断する(図2のステップSP16)。この結果、自局チャネルの切替が行われていた場合には(ステップSP16において「Yes」)、当該端末の移動幅が大きいと判断して、図2のステップSP11へ戻り、上述したステップSP11からの処理を繰り返し行う。
一方、ゾーン移行が行われなかったと判断した場合には(ステップSP16において「No」)、続いてタイマ14が終了しているか否かを判断する(ステップSP17)。この結果、タイマ14が終了していなかった場合(ステップSP17において「No」)、即ち、所定期間経過していなかった場合には、ステップSP13へ戻り、自局チャネルと周辺チャネルの受信強度の測定を継続して行う。
【0023】
一方、ステップSP17において、タイマ14が終了していた場合には、自局チャネルの平均受信強度が予め設定されている所定の値Lz(dB)よりも大きいか否かを判断する(ステップSP18)。この結果、自局チャネルの平均受信強度が所定値Lz以下であった場合には(ステップSP18において「No」)、ステップSP11へ戻り、上述した処理を繰り返し行う。
一方、ステップSP18において、自局チャネルの平均受信強度がLzよりも大きかった場合には、周辺チャネルの受信強度測定を停止するための条件を満たすと判断し、この旨を測定停止指示部24へ出力する。
この結果、測定停止指示部24は、利用者がゾーンを超えて移動する可能性が低いと判断して、測定停止指示部24に対して周辺チャネルの受信強度測定を停止する指示を行う。
【0024】
これにより、受信強度測定部12は周辺チャネルの受信強度測定を停止する(ステップSP19)。この結果、受信強度測定部12は自局チャネルの受信強度測定のみを行う(ステップSP20)。
【0025】
続いて、受信強度測定部12によって測定された自局チャネルの受信強度は、受信強度算出処理部21へ随時出力される。そして、受信強度のデータ数が所定数に達したところで、受信強度算出処理部21は、これらの受信強度データの平均化処理を行い(ステップSP21)、算出結果、即ち自局チャネルの平均受信強度を判断部23へ出力する。
ここで、周辺チャネルの受信強度測定を停止している期間においては、自局切替判定処理を実施することができないため、自局切替判定処理部22を経由することなく判断部23に直接自局チャネルの平均受信強度が出力される。
【0026】
続いて、判断部23は、自局チャネルの平均受信強度が所定値Lzよりも大きいか否かを判断する(ステップSP22)。そして、自局チャネルの平均受信強度が所定値Lzよりも大きいと判断した場合には(ステップSP22において「Yes」)、依然として自局チャネルの電波状態が良好であり、ゾーン移行を行う可能性が低く、よって周辺チャネルの受信強度測定を再開する必要はないと判断して、ステップSP20へ戻り、継続して自局チャネルのみの受信強度測定処理を行う。
一方、ステップSP23において、自局チャネルの平均受信強度が所定値Lz以下であった場合には、自局チャネルの電波状態が良好でなくなってきており、他のゾーンへ移行する可能性があると判断して、測定再開指示部25へ自局チャネルの平均受信強度が所定値Lz以下である旨を通知する。
【0027】
測定再開指示部25は、判断部23から、自局チャネルの受信強度が所定値以下となった旨の信号を取得すると、受信強度測定部12に対して、周辺チャネルの受信強度測定を再開する旨の信号を出力する。
これにより、受信強度測定部12は、周辺チャネルの受信強度測定を再開する。
【0028】
そして、再び受信強度測定部12による自局チャネルと周辺チャネルの受信強度の測定が行われ、これらの受信強度のデータが受信強度算出処理部21に出力されることにより、上述したステップSP11からの処理が繰り返し行われる。
【0029】
上述したように、本発明によれば、
▲1▼予め設定されている所定の期間において自局チャネルの切替が行われない
▲2▼自局チャネルの平均受信強度が予め設定されている所定の値よりも大きい
という2つの条件を満たした場合に、当該端末を保持した利用者が現在属しているゾーンから移動する可能性が低い、即ちゾーン移行処理(自局チャネルから周辺チャネルへの切替)を行う必要性が低いと判断して、周辺チャネルの受信強度の測定を停止する。
このように、周辺チャネルの受信強度の測定を必要最低限に抑えることにより、消費電力を低減させることが可能となる。また、上記条件を満たさない場合、即ちゾーンを移行する可能性が高い場合には、周辺チャネルの受信強度の測定を再開することにより、ゾーン移行処理を速やかに行うことができる。
【0030】
なお、上述した本実施形態においては、同一の基地局によって管理されるゾーン201から200への移動について説明したが、管理している基地局が異なるゾーンへ移動した場合、例えば図5におけるゾーン200からゾーン301へ移動した場合にも、同様に上述の一連の処理が行われる。
【0031】
また、上述した受信強度測定部12、受信強度算出処理部21、自局切替判定処理部22、判定部23,測定停止指示部24、測定再開指示部25が行う処理は、これらの処理を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを制御部13内のCPUに読み込ませ、実行することにより各種の処理を実行するようにしてもよい。
【0032】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の可搬媒体、当該端末に内蔵されるROM、RAM等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能を既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)としてもよい。
【0033】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の無線通信端末によれば、所定期間においてゾーンを超えるような移行が行われず、且つ、当該端末が属するゾーンをカバーしている電波、即ち自局チャネルの受信強度が予め設定されている第1の所定値以上である場合には、現在属するゾーンから他のゾーンへ移行する可能性が低いと判断して、周辺チャネルの受信強度測定を停止する。
一方、当該自局チャネルの受信強度測定は常に行っており、この受信強度が低下してきた場合には、他のゾーンへ移行する可能性が高いとして、周辺チャネルの受信強度の測定を再開する。
このように、ゾーンを超えて移動する可能性が高い場合のみ、周辺チャネルの受信強度測定を行うことにより、周辺チャネルの受信強度測定を必要最低限に抑える。これにより、消費電力を著しく低下させ、電力を効率よく使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る無線通信端末を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る無線通信端末の動作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の一実施形態に係る無線通信端末の動作を示すフローチャートである。
【図4】 自局切替判定処理部が行う自局チャネル切替判定処理内容を示すフローチャートである。
【図5】 ゾーン構成を説明するための図である。
【符号の説明】
10…アンテナ、11…無線処理部、12…受信強度測定部、13…制御部、14…タイマ、15…表示部、16…操作部、17…スピーカ、18…マイク、21…受信強度算出処理部、22…自局切替判定処理部、23…判断部、24…測定停止指示部、25…測定再開指示部

Claims (2)

  1. 基地局から送信される複数の異なる周波数の電波の受信強度を測定する受信強度測定部を備え当該受信強度測定部による測定結果に基づいて無線処理部が通信時に使用する電波の周波数の切替を判断する無線通信端末において、
    異なるチャネルに切り替えられたときには計時が再始動されて予め設定されている所定期間において、前記基地局との前記通信時に使用する第1の電波の周波数におけるチャネル、異なるチャネルに切り替わったか否かを判断する第1の判断手段と、
    該第1の電波の受信強度が予め設定されている第1の所定値以上であるかを判断する第2の判断手段と、
    前記所定期間において、前記基地局との通信時に使用する前記第1の電波の周波数の切替が行われず、且つ、該第1の電波の受信強度が前記第1の所定値以上であると判断された場合に、他の周波数の電波の受信強度測定を停止させる測定停止指示手段と、
    前記他の周波数の受信強度測定を停止している状態において、前記第1の電波の受信強度が第1の所定値未満になった場合に、前記他の周波数の電波の受信強度測定を再開させる測定再開指示手段と
    を備えることを特徴とする無線通信端末。
  2. 基地局から送信される複数の異なる周波数の電波の受信強度を測定し、その測定結果に基づいて通信時に使用する電波の周波数の切替を判断する無線通信端末の無線通信方法において、
    前記無線通信端末は、
    異なるチャネルに切り替えられたときには計時が再始動されて予め設定されている所定期間において、前記基地局との前記通信時に使用する第1の電波の周波数におけるチャネル、異なるチャネルに切り替わったか否かを判断するステップと、
    該第1の電波の受信強度が予め設定されている第1の所定値以上であるかを判断するステップと、
    前記所定期間において、前記基地局との通信時に使用する前記第1の電波の周波数の切替が行われず、且つ、該第1の電波の受信強度が前記第1の所定値以上であると判断された場合に、他の周波数の電波の受信強度測定を停止させるステップと、
    前記他の周波数の受信強度測定を停止している状態において、前記第1の電波の受信強度が第1の所定値未満になった場合に、前記他の周波数の電波の受信強度測定を再開させるステップと
    具備することを特徴とする無線通信端末の無線通信方法。
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