JP2002247547A - 蓄積型サービスを提供する放送装置及び受信装置 - Google Patents

蓄積型サービスを提供する放送装置及び受信装置

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JP2002247547A
JP2002247547A JP2001363305A JP2001363305A JP2002247547A JP 2002247547 A JP2002247547 A JP 2002247547A JP 2001363305 A JP2001363305 A JP 2001363305A JP 2001363305 A JP2001363305 A JP 2001363305A JP 2002247547 A JP2002247547 A JP 2002247547A
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徹 中原
Takashi Matsuo
隆史 松尾
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吾紀男 東
Hironori Murakami
弘規 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蓄積型サービスにおいて特殊再生の性能を上げ
ることができる受信装置等を提供する。 【解決手段】受信装置200は、所定単位毎にデスクラ
ンブル鍵を用いてスクランブルされたスクランブルコン
テンツと、デスクランブル鍵の全てを含むリストが埋め
込まれた蓄積用情報とを受信するTS分離部201と、
スクランブルコンテンツと蓄積用情報とを蓄積するHD
D202と、蓄積された蓄積用情報からリストを抽出す
るECM解釈部301と、蓄積されたスクランブルコン
テンツから所定単位のスクランブルコンテンツを抽出
し、抽出されたリストから対応するデスクランブル鍵を
抽出し、抽出した所定単位のスクランブルコンテンツを
抽出したデスクランブル鍵を用いてデスクランブルする
デスクランブル処理部204と、デスクランブルされる
所定単位のコンテンツを順次再生に供する再生処理部2
05とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送等に
おいて、受信したスクランブルコンテンツを一旦蓄積し
た後に必要に応じてデスクランブルする蓄積型サービス
に関し、特に、特殊再生の性能を向上させるための技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の有料衛星デジタル放送では、視聴
者が選択したチャネルの視聴料を放送事業者に支払うこ
とで選択したチャネルを視聴することが可能になるとい
う受信契約が取り交わされている。放送衛星からは多数
のチャネルが放送されるので、通常は受信契約していな
いチャネルも放送されている。そこで受信機は、チャネ
ルごとに受信契約の有無を確認して視聴可能なチャネル
のみを受信している。このようにチャネルを選別して受
信する技術を限定受信、あるいはコンディショナル・ア
クセス(Conditional Access:略し
てCA)と呼んでいる。
【0003】また、送信機では、各チャネルで放送すべ
き有料番組の映像や音声などのコンテンツを、所定単位
毎に異なるスクランブル鍵を用いてスクランブル(scra
mble)を施して、このスクランブル鍵と次の所定単位用
のスクランブル鍵とを、ECM(Entitlemen
t Control Message:共通情報)に含
ませ、スクランブルしたコンテンツに付随して順次放送
している。ここでECMは、受信契約した契約者が有す
る受信機でのみ解釈可能なように暗号化されている。
【0004】ここで、スクランブルを施す際に用いたス
クランブル鍵は、デスクランブルを施す際に用いるデス
クランブル鍵と同一であるものとする。受信機には契約
者に対応する識別番号を持った専用のICカードが付属
している。ICカードには、CPUとメモリが内蔵さ
れ、限定受信の処理ソフトウェアや契約条件が格納され
ている。限定受信に関する処理機能は、全てデジタル化
されてICカードに封じ込められているため、不正視聴
は困難であり、高度なセキュリティが提供されている。
【0005】また、受信契約していない非契約者が有す
る受信機において、スクランブルされたコンテンツとE
CMとをHDDなどの記録媒体に蓄積し、後で、コンテ
ンツを視聴するための対価を支払うことで契約者とな
り、ECMを解釈して蓄積したスクランブルされたコン
テンツを再生することができる蓄積型サービスの提供が
予定されている。
【0006】ここで、受信機において蓄積型サービスを
利用して通常再生を行う場合には、まず最初の所定単位
を取得して付随されたECMを解釈し、最初の所定単位
用及び次の所定単位用のスクランブル鍵を抽出して、最
初の所定単位用のスクランブル鍵を用いて最初の所定単
位のスクランブルされたコンテンツをデスクランブル
し、2つ目の所定単位からは、前の所定単位の処理の際
に得たスクランブル鍵を用いて順次スクランブルされた
コンテンツをデスクランブルする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受信機
において蓄積型サービスを利用して早送り再生や早送り
逆再生などの特殊再生を行う場合には、再生順序が通常
再生とは異なるので、前の所定単位の処理の際に得たス
クランブル鍵を用いてコンテンツをデスクランブルする
ことができない。従って、常に、所定単位を取得して付
随されたECMを解釈しスクランブル鍵を抽出した後に
スクランブルされたコンテンツをデスクランブルするこ
とになるので、早送りのスピードなどの特殊再生の性能
を十分満足のいくレベルに上げることが難しい。
【0008】そこで本発明は、蓄積型サービスにおいて
特殊再生の性能を上げることができる放送装置、放送プ
ログラム、放送プログラムを記録した記録媒体、放送方
法、受信装置、受信プログラム、受信プログラムを記録
した記録媒体、受信方法、及び、放送対象を記録した記
録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る受信装置は、スクランブルコンテンツ
を受信して再生する受信装置であって、当該スクランブ
ルコンテンツの一部である所定単位毎にそれぞれに対応
するデスクランブル鍵を用いてデスクランブル可能なよ
うにスクランブルされたスクランブルコンテンツと前記
スクランブルコンテンツをデスクランブルするために用
いるデスクランブル鍵の全てを含むリストが埋め込まれ
た少なくとも1個の蓄積用情報とを受信する受信手段
と、前記受信されたスクランブルコンテンツと蓄積用情
報とを蓄積する蓄積手段と、前記蓄積された蓄積用情報
から前記リストを抽出するリスト抽出手段と、前記蓄積
されたスクランブルコンテンツからデスクランブルすべ
き所定単位のスクランブルコンテンツを抽出し前記抽出
されたリストからデスクランブルすべき所定単位のスク
ランブルコンテンツに対応するデスクランブル鍵を抽出
し当該抽出した所定単位のスクランブルコンテンツを当
該抽出したデスクランブル鍵を用いてデスクランブルし
て所定単位のコンテンツとするデスクランブル処理手段
と、前記デスクランブルされる所定単位のコンテンツを
順次再生に供する再生手段とを備えることを特徴とす
る。
【0010】これによって、デスクランブル鍵のリスト
が埋め込まれた蓄積用情報とスクランブルコンテンツと
を受信して蓄積することができ、蓄積したスクランブル
コンテンツを再生する際に、デスクランブルしたい所定
単位のスクランブルコンテンツのデスクランブルに必要
なデスクランブル鍵を、当該リストから抽出することが
できる。
【0011】従って、デスクランブル鍵の抽出処理を短
時間且つ低負荷で実行することができるので、早送りの
スピードなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレベル
に上げることが容易となる。上記目的を達成するため
に、本発明に係る受信装置は、スクランブルコンテンツ
を受信して再生する受信装置であって、当該スクランブ
ルコンテンツの一部である所定単位毎にそれぞれに対応
するデスクランブル鍵を用いてデスクランブル可能なよ
うにスクランブルされ前記所定単位毎に対応するデスク
ランブル鍵がそれぞれ添付されているスクランブルコン
テンツを受信する受信手段と、前記受信されたスクラン
ブルコンテンツを蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に
よる蓄積時、又は、当該蓄積後に、前記スクランブルコ
ンテンツに所定単位毎に添付されたデスクランブル鍵に
基づいて前記スクランブルコンテンツをデスクランブル
するために用いるデスクランブル鍵の全てを含むリスト
を生成するリスト生成手段と、前記蓄積されたスクラン
ブルコンテンツからデスクランブルすべき所定単位のス
クランブルコンテンツを抽出し前記生成されたリストか
らデスクランブルすべき所定単位のスクランブルコンテ
ンツに対応するデスクランブル鍵を抽出し当該抽出した
所定単位のスクランブルコンテンツを当該抽出したデス
クランブル鍵を用いてデスクランブルして所定単位のコ
ンテンツとするデスクランブル処理手段と、前記デスク
ランブルされる所定単位のコンテンツを順次再生に供す
る再生手段とを備えることを特徴とする。
【0012】これによって、スクランブルコンテンツを
受信して蓄積し、デスクランブル鍵のリストを生成して
保持することができ、蓄積したスクランブルコンテンツ
を再生する際に、デスクランブルしたい所定単位のスク
ランブルコンテンツのデスクランブルに必要なデスクラ
ンブル鍵を、当該リストから抽出することができる。従
って、デスクランブル鍵の抽出処理を短時間且つ低負荷
で実行することができるので、早送りのスピードなどの
特殊再生の性能を十分満足のいくレベルに上げることが
容易となる。
【0013】上記目的を達成するために、本発明に係る
放送装置は、コンテンツをスクランブルして受信装置へ
放送する放送装置であって、スクランブルすべきコンテ
ンツ、及び、複数のデスクランブル鍵を入手する入手手
段と、前記入手されたコンテンツの所定単位を前記入手
された複数のデスクランブル鍵のうちの1つを用いてデ
スクランブル可能なように、且つ、所定単位の1つ又は
複数毎にデスクランブル鍵が異なるようにスクランブル
して所定単位のスクランブルコンテンツとするスクラン
ブル処理手段と、前記所定単位のスクランブルコンテン
ツに当該スクランブルコンテンツを識別するための情
報、及び、対応するデスクランブル鍵からなり前記受信
装置に前記複数のデスクランブル鍵のリストを生成させ
るための補助情報を添付する添付手段と、前記補助情報
が添付されたスクランブルコンテンツを放送する放送手
段とを備えることを特徴とする。
【0014】これによって、蓄積型サービス受信装置に
デスクランブル鍵のリストを生成させるための補助情報
を、スクランブルコンテンツに添付することができるの
で、蓄積型サービス受信装置に容易にデスクランブル鍵
のリストを生成させることができる。従って、蓄積型サ
ービス受信装置において、デスクランブル鍵の抽出処理
を短時間且つ低負荷で実行することができるので、早送
りのスピードなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレ
ベルに上げることが容易となる。
【0015】上記目的を達成するために、本発明に係る
放送装置は、コンテンツをスクランブルして受信装置へ
放送する放送装置であって、スクランブルすべきコンテ
ンツ、及び、複数のデスクランブル鍵を入手する入手手
段と、前記入手された複数のデスクランブル鍵のリスト
を生成するリスト生成手段と、少なくとも1個の所定の
情報に前記リストを埋め込んで少なくとも1個の蓄積用
情報を生成する埋め込み手段と、前記入手されたコンテ
ンツの所定単位を前記入手された複数のデスクランブル
鍵のうちの1つを用いてデスクランブル可能なように、
且つ、所定単位の1つ又は複数毎にデスクランブル鍵が
異なるようにスクランブルして所定単位のスクランブル
コンテンツとするスクランブル処理手段と、前記生成さ
れた蓄積用情報、及び、前記スクランブルコンテンツを
放送する放送手段とを備えることを特徴とする。
【0016】これによって、デスクランブル鍵のリスト
を埋め込んだ蓄積用情報と、スクランブルコンテンツと
を放送することができる。従って、蓄積型サービス受信
装置において、デスクランブル鍵の抽出処理を短時間且
つ低負荷で実行することができるので、早送りのスピー
ドなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレベルに上げ
ることが容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) <概要>本発明の実施の形態1は放送装置、受信装置及
びセキュリティモジュールから成る蓄積型サービス提供
システムである。
【0018】前記放送装置は、スクランブルコンテンツ
のデスクランブルに必要なスクランブル鍵の全てを含む
スクランブル鍵リストを生成し蓄積用ECMに含ませ、
スクランブルコンテンツと共に放送する。前記セキュリ
ティモジュールは前記受信装置の所定箇所にセットされ
一体となって、蓄積用ECMとスクランブルコンテンツ
とを受信して蓄積し、対価を支払うことで蓄積用ECM
を解釈し、蓄積用ECMに含まれるスクランブル鍵リス
トを用いて、順次スクランブルコンテンツをデスクラン
ブルする。
【0019】<全体の構成>図1は、本発明の実施の形
態1の蓄積型サービス提供システムの構成を示す図であ
る。図1に示す蓄積型サービス提供システムは、放送装
置100、受信装置200、及び、セキュリティモジュ
ール300から構成されている。
【0020】なお、図1には説明の為に、スクランブル
鍵を記録しているスクランブル鍵記録部10、及び、コ
ンテンツを記録しているコンテンツ記録部11を記載し
ている。またセキュリティモジュール300は、ICカ
ード等の携帯可能なインテリジェントな記録媒体であ
り、受信装置200の所定箇所にセットされ、受信装置
200と一体となって使用されるものである。
【0021】(放送装置の構成)図1に示す放送装置1
00は、TSパケット化処理部101、スクランブル鍵
リスト生成部102、スクランブル処理部103、EC
M生成部104、多重化処理部105、コンテンツ取得
部106、及び、スクランブル鍵取得部107から構成
されている。
【0022】コンテンツ取得部106は、コンテンツ記
録部11に記録された映像、音声及びデータなどのコン
テンツを取得する。TSパケット化処理部101は、コ
ンテンツ取得部106により取得されたコンテンツをト
ランスポートストリーム(以下「TS」と記す)パケッ
ト化する。ここで、TSパケットとは、MPEG2規格
により規定されている188バイトの固定長パケットで
ある。
【0023】スクランブル鍵取得部107は、スクラン
ブル鍵記録部10に記録されたスクランブル鍵を取得す
る。スクランブル鍵リスト生成部102は、スクランブ
ル鍵取得部107により取得されたスクランブル鍵に基
づいて、スクランブル鍵リストを生成する。ここでスク
ランブル鍵リストは、例えばスクランブル鍵リスト記述
子により表わされる。
【0024】図2は、スクランブル鍵リスト記述子のデ
ータ構造の例を示す図で有る。図2に示すスクランブル
鍵リスト記述子は、スクランブル鍵を識別するスクラン
ブル鍵識別子(Ks_id)、スクランブル鍵(K
s)、及び、当該スクランブル鍵(Ks)でスクランブ
ルするTSパケット数(TS_packet_numb
er)から構成され、スクランブル鍵(Ks)の数の分
だけスクランブル鍵識別子(Ks_id)、スクランブ
ル鍵(Ks)、及び、TSパケット数(TS_pack
et_number)が記述される。
【0025】スクランブル処理部103は、TSパケッ
ト化処理部101によりTSパケット化されたコンテン
ツを、スクランブル鍵リスト生成部102により生成さ
れたスクランブル鍵リストに基づいてスクランブルす
る。なお、スクランブル処理部103の詳細な説明は後
に記す。ECM生成部104は、従来と同様のECMで
ある通常再生用ECMを生成し、また、スクランブル鍵
リスト生成部102により生成されたスクランブル鍵リ
ストを含む蓄積用ECMを生成する。
【0026】ここで蓄積用ECMとは、スクランブルコ
ンテンツを蓄積した後で再生する場合に使用するECM
である。図3は、蓄積用ECMのデータ構造の例を示す
図である。図3に示す蓄積用ECMは、ARIB(電波
産業界)規格により規定されているECM本体の可変部
(暗号化対象)に、上記スクランブル鍵リスト記述子を
追加することによって生成される。
【0027】また蓄積用ECMは、通常再生用ECMと
区別するための情報を埋め込んでいる。例えば、図3に
示すように、セクションヘッダ部のテーブル識別子の値
を、通常再生用ECMと蓄積用ECMで異なる値にする
か、或いは、テーブル識別子は同じ値にし、拡張テーブ
ル識別子の値を異なる値にする。多重化処理部105
は、スクランブル処理されたスクランブルコンテンツに
生成された通常再生用ECMを対応付けて付随し、蓄積
用ECMと多重化したTSを放送する。
【0028】ここで蓄積用ECMの送出タイミングにつ
いて説明する。スクランブル鍵リストは、スクランブル
コンテンツに対して一つだけ蓄積すれば足りるので、蓄
積用ECMは現行のECMの送出周期よりも長い周期で
送出すれば足りる。図4は、スクランブル鍵リストの送
出タイミングを示す図である。
【0029】図4に示すようにBSデジタル方式におい
ては、例えば蓄積用ECMを現行のECMの送出周期の
10倍程度の周期で送出すればよい。また、受信エラー
や蓄積エラー等がなく確実に蓄積されるのであれば、蓄
積用ECMは、対応する全てのスクランブルコンテンツ
が一通り放送される間に、1つだけ送出してもよい。図
5は、スクランブル処理部103の詳細な構成を示す図
である。
【0030】図5に示すスクランブル処理部103は、
TSパケットカウンタ部110、スクランブル鍵リスト
保持部111、スクランブル部112、及び、スクラン
ブル鍵リスト解釈部113から構成されている。TSパ
ケットカウンタ部110は、TSパケット化処理部10
1によりTSパケット化されたコンテンツを1TSパケ
ットずつ取得してスクランブル部112へ渡し、また、
取得したTSパケットがコンテンツの先頭から何番目で
あるかを示すTSパケット累積数をカウントしてスクラ
ンブル鍵リスト解釈部113へ渡す。なお、TSパケッ
トカウンタ部110はTSパケット累積数を、別のコン
テンツに対して処理を開始する時にリセットする。
【0031】スクランブル鍵リスト保持部111は、ス
クランブル鍵リスト生成部102により生成されたスク
ランブル鍵リストを取得し保持する。スクランブル鍵リ
スト解釈部113は、TSパケットカウンタ部110か
ら渡されたTSパケット累積数に基づいて、スクランブ
ル鍵リスト保持部111に格納されたスクランブル鍵リ
ストから、スクランブルすべきTSパケットに対応する
スクランブル鍵を抽出して、スクランブル部112へ渡
す。
【0032】図6は、あるTSにおけるコンテンツとス
クランブル鍵との関係を示す図である。図6に示すよう
にこのTSは、スクランブルをかけるべきコンテンツが
400個のTSパケットで構成され、100個毎にスク
ランブル鍵を変更している。図7は、図6に示すTSに
対応するスクランブル鍵リストを示す図である。
【0033】図7に示すようにこのスクランブル鍵リス
トは、コンテンツの先頭の100個のTSパケットに対
応するスクランブル鍵がKs1であり、コンテンツの1
01個目から200個目までの100個のTSパケット
に対応するスクランブル鍵がKs2であり、コンテンツ
の201個目から300個目までの100個のTSパケ
ットに対応するスクランブル鍵がKs3であり、コンテ
ンツの301個目から400個目までの100個のTS
パケットに対応するスクランブル鍵がKs4であること
を示している。
【0034】スクランブル部112は、TSパケットカ
ウンタ部110から渡された1TSパケットを、スクラ
ンブル鍵リスト解釈部113から渡されたスクランブル
鍵を用いてスクランブルして多重化処理部105へ渡す
処理を、全TSパケット分終了するまで繰り返す。 (受信装置及びセキュリティモジュールの構成)図1に
示す受信装置200は、TS分離部201、HDD20
2、スクランブル鍵リスト保持部203、デスクランブ
ル処理部204、及び、再生処理部205から構成され
ている。
【0035】図1に示すセキュリティモジュール300
は、ECM解釈部301から構成されている。TS分離
部201は、多重化処理部105から放送されたTSを
受信し、テーブル識別子又は拡張テーブル識別子の値に
基づいて、通常再生用ECMと蓄積用ECMとを区別
し、蓄積用ECMとスクランブルコンテンツとを分離す
る。
【0036】HDD202は、ハードディスクドライブ
等の記録媒体であり、TS分離部201により分離され
た蓄積用ECMとスクランブルコンテンツとを蓄積す
る。ECM解釈部301は、HDD202に蓄積された
蓄積用ECMからスクランブル鍵リストを抽出する。ス
クランブル鍵リスト保持部203は、ECM解釈部30
1により抽出されたスクランブル鍵リストを保持する。
【0037】デスクランブル処理部204は、HDD2
02に蓄積されたスクランブルコンテンツを、スクラン
ブル鍵リスト保持部203により保持されたスクランブ
ル鍵リストに基づいてデスクランブルして再生処理部2
05に渡す。なお、デスクランブル処理部204の詳細
な説明は後に記す。再生処理部205は、デスクランブ
ルされたコンテンツを再生する。
【0038】図8は、デスクランブル処理部204の詳
細な構成を示す図である。図8に示すデスクランブル処
理部204は、TSパケット抽出部210、デスクラン
ブル部211、及び、スクランブル鍵リスト解釈部21
2から構成されている。TSパケット抽出部210は、
HDD202に蓄積されたスクランブルコンテンツを1
TSパケットずつ抽出してデスクランブル部211へ渡
し、また、抽出したTSパケットがコンテンツの先頭か
ら何番目のパケットであるかを示すTSパケットインデ
ックスをカウントしてスクランブル鍵リスト解釈部21
2へ渡す。なお、TSパケット抽出部210はTSパケ
ットインデックスを、別のコンテンツに対して処理を開
始する時にリセットする。
【0039】スクランブル鍵リスト解釈部212は、ス
クランブル鍵リスト保持部203により保持されたスク
ランブル鍵リストから、TSパケット抽出部210から
渡されたTSパケットインデックスに対応するスクラン
ブル鍵を抽出してデスクランブル部211へ渡す。デス
クランブル部211は、TSパケット抽出部210によ
り渡された1TSパケットを、スクランブル鍵リスト解
釈部212により抽出されたスクランブル鍵を用いてデ
スクランブルして再生処理部205に渡す処理を、全T
Sパケット分終了するまで繰り返す。
【0040】<動作説明> (放送装置の動作)図9は、本発明の実施の形態1の放
送装置100における放送処理の手順を示す図である。
以下に、図9を用いて当該放送処理の手順の概要を示
す。 (1)コンテンツ取得部106が、コンテンツ記録部1
1に記録された映像、音声及びデータなどのコンテンツ
を取得する(ステップS1)。 (2)TSパケット化処理部101が、コンテンツ取得
部106により取得されたコンテンツをTSパケット化
する(ステップS2)。 (3)スクランブル鍵取得部107が、スクランブル鍵
記録部10に記録されたスクランブル鍵を取得する(ス
テップS3)。 (4)スクランブル鍵リスト生成部102が、スクラン
ブル鍵取得部107により取得されたスクランブル鍵に
基づいて、スクランブル鍵リストを生成する(ステップ
S4)。 (5)スクランブル処理部103が、TSパケット化処
理部101によりTSパケット化されたコンテンツを、
スクランブル鍵リスト生成部102により生成されたス
クランブル鍵リストに基づいてスクランブルする(ステ
ップS5)。 (6)ECM生成部104が、通常再生用ECMを生成
し、また、スクランブル鍵リスト生成部102により生
成されたスクランブル鍵リストを含む蓄積用ECMを生
成する(ステップS6)。 (7)多重化処理部105が、スクランブル処理された
スクランブルコンテンツに、生成された通常再生用EC
Mを対応付けて付随し、蓄積用ECMと多重化したTS
を放送する(ステップS7)。
【0041】図10は、スクランブル処理部103にお
けるスクランブル処理の詳細な手順を示す図である。以
下に、図10を用いて当該スクランブル処理の詳細な手
順の概要を示す。 (1)TSパケットカウンタ部110がTSパケット累
積数をリセットする(ステップS11)。 (2)TSパケットカウンタ部110が未処理のTSパ
ケットが有るか否かを判断する(ステップS12)。未
処理のTSパケットが無くなったらスクランブル処理を
終了する。 (3)未処理のTSパケットが有る場合は、TSパケッ
トカウンタ部110が、未処理のTSパケットを1つ取
得してスクランブル部112へ渡し、また、TSパケッ
ト累積数をカウントしてスクランブル鍵リスト解釈部1
13へ渡す(ステップS13)。 (4)スクランブル鍵リスト解釈部113が、TSパケ
ットカウンタ部110から渡されたTSパケット累積数
に基づいて、スクランブル鍵リスト保持部111に格納
されたスクランブル鍵リストから、処理中のTSパケッ
トに対応するスクランブル鍵を抽出して、スクランブル
部112へ渡す(ステップS14)。 (5)スクランブル部112が、TSパケットカウンタ
部110から渡された1TSパケットを、スクランブル
鍵リスト解釈部113から渡されたスクランブル鍵を用
いてスクランブルして多重化処理部105へ渡し、次の
TSパケットの処理へ戻る(ステップS15)。
【0042】(受信装置の動作)図11は、本発明の実
施の形態1の受信装置200における受信蓄積処理の手
順を示す図である。以下に、図11を用いて当該受信蓄
積処理の手順の概要を示す。 (1)TS分離部201が、多重化処理部105から放
送されたTSを受信し、テーブル識別子又は拡張テーブ
ル識別子の値に基づいて、通常再生用ECMと蓄積用E
CMとを区別し、蓄積用ECMとスクランブルコンテン
ツとを分離する(ステップS21)。 (2)HDD202が、TS分離部201により分離さ
れた蓄積用ECMとスクランブルコンテンツとを蓄積す
る(ステップS22)。
【0043】なお、ここで蓄積用ECMとスクランブル
コンテンツを分離せずに蓄積し、後で使用する際などに
分離してもかまわない。図12は、本発明の実施の形態
1の受信装置200及びセキュリティモジュール300
における上記受信蓄積処理後の再生処理の手順を示す図
である。以下に、図12を用いて当該再生処理の手順の
概要を示す。 (1)ECM解釈部301が、HDD202に蓄積され
た蓄積用ECMからスクランブル鍵リストを抽出する
(ステップS31)。 (2)スクランブル鍵リスト保持部203が、ECM解
釈部301により抽出されたスクランブル鍵リストを保
持する(ステップS32)。 (3)デスクランブル処理部204が、HDD202に
蓄積されたスクランブルコンテンツを、スクランブル鍵
リスト保持部203により保持されたスクランブル鍵リ
ストに基づいてデスクランブルして再生処理部205に
渡す(ステップS33)。 (4)再生処理部205が、デスクランブルされたコン
テンツを再生する(ステップS34)。
【0044】図13は、デスクランブル処理部204に
おけるデスクランブル処理の詳細な手順を示す図であ
る。以下に、図13を用いて当該デスクランブル処理の
詳細な手順の概要を示す。 (1)TSパケット抽出部210がTSパケットインデ
ックスを、別のコンテンツに対して処理を開始する時に
リセットする(ステップS41)。 (2)TSパケット抽出部210が未処理のTSパケッ
トが有るか否かを判断する(ステップS42)。未処理
のTSパケットが無くなったらデスクランブル処理を終
了する。 (3)未処理のTSパケットが有る場合は、TSパケッ
ト抽出部210が、未処理のTSパケットを1つ抽出し
てデスクランブル部211へ渡し、また、TSパケット
インデックスをカウントしてスクランブル鍵リスト解釈
部212へ渡す(ステップS43)。 (4)スクランブル鍵リスト解釈部212が、スクラン
ブル鍵リスト保持部203により保持されたスクランブ
ル鍵リストから、TSパケット抽出部210から渡され
たTSパケットインデックスに対応するスクランブル鍵
を抽出してデスクランブル部211へ渡す(ステップS
44)。 (5)デスクランブル部211が、TSパケット抽出部
210により渡された1TSパケットを、スクランブル
鍵リスト解釈部212により抽出されたスクランブル鍵
を用いてデスクランブルして再生処理部205に渡し、
次のTSパケットの処理へ戻る(ステップS45)。
【0045】ここで、上記受信蓄積処理後の特殊再生処
理の手順について説明する。図14は、MPEG2符号
化方式における映像ストリームを示す概念図である。図
14に示すようにMPEG2符号化方式においては、映
像ストリームはIピクチャ(フレーム内符号化画像)、
Bピクチャ(双方向予測符号化画像)、Pピクチャ(フ
レーム間順方向予測符号化画像)の三種類のピクチャか
ら構成され、Iピクチャのみ単独で復号することが可能
である。
【0046】そこで、例えば特殊再生の代表的機能であ
る早送り再生機能は、Iピクチャのみを選択して再生す
ることにより実現される。図15は、図14に示すよう
な映像ストリームを変換することによって得られたTS
を示す図である。図15において斜線を引いている部分
は、図14に示す各Iピクチャを変換することによって
得られたTSパケットであるものとし、I1ピクチャが
TSP1〜TSP4に、I2ピクチャがTSP101〜
TSP104に、I3ピクチャがTSP201〜TSP
204に、I4ピクチャがTSP301〜TSP304
に変換されたものとする。
【0047】特殊再生の代表的機能である早送り再生処
理の手順は、図12に示した再生処理の手順と同じであ
るが、デスクランブル処理部204におけるデスクラン
ブル処理の詳細な手順が異なる。図16は、早送り再生
処理時のデスクランブル処理の詳細な手順を示す図であ
る。なお、図13と同様の処理を行うステップには同一
番号を付し、その説明を省略する。
【0048】以下に、図7、図13〜16を用いて当該
早送り再生処理時のデスクランブル処理の詳細な手順の
概要を示す。 (1)図13の(1)と同様(ステップS41)。 (2)図13の(2)と同様(ステップS42)。 (3)図13の(3)と同様(ステップS43)。
【0049】例えば、ここで図15に示すTSP1を抽
出した時は、1番目のパケットなのでTSパケットイン
デックスを1とカウントする。 (4)早送り再生処理であるか否かを判定する(ステッ
プS51)。早送り再生処理でない場合は、スクランブ
ル鍵の抽出処理(ステップS44)へ行く。 (5)早送り再生処理である場合は、抽出したTSパケ
ットがIピクチャを変換することによって得られたTS
パケットであるか否かを判定する(ステップS52)。
Iピクチャを変換することによって得られたTSパケッ
トでない場合は、次のTSパケットの処理へ戻る。
【0050】ここで、抽出したTSパケットがIピクチ
ャを変換することによって得られたTSパケットである
か否かは、放送装置においてTSパケットの非スクラン
ブル部分にIピクチャであることを示す情報を埋め込ん
でおき、受信装置においてその情報を用いて判定する方
法がある。なおこの方法は特開平8−340541に記
述されている。
【0051】図15に示すTSP1を抽出した時は、I
ピクチャを変換することによって得られたTSパケット
であると判定する。 (6)図13の(4)と同様(ステップS44)。例え
ば、図7に示すスクランブル鍵リストから、TSパケッ
トインデックス1に対応するスクランブル鍵Ks1を抽
出する。 (7)図13の(5)と同様(ステップS45)。
【0052】例えば、図15に示すTSP2をスクラン
ブル鍵Ks1でデスクランブルする。同様に、TSP1
〜TS4をスクランブル鍵Ks1で、TSP101〜T
SP104をスクランブル鍵Ks2で、TSP201〜
TSP204をスクランブル鍵Ks3で、TSP301
〜TSP304をスクランブル鍵Ks4でデスクランブ
ルする。
【0053】また、逆再生処理の場合は、TSパケット
の抽出順序を通常の再生処理と逆にすることで実現可能
である。また早送り逆再生処理の場合は、TSパケット
の抽出順序を早送り再生処理と逆にすることで実現可能
である。また、ランダムアクセス再生処理の場合は、抽
出するTSパケットの開始位置を変更することで実現可
能である。
【0054】以上のように、本発明の実施の形態1によ
れば、任意のTSパケットに対応するスクランブル鍵
を、TSパケットインデックスを用いてスクランブル鍵
リストから抽出することによって種々の特殊再生が実現
できる。 (実施の形態2) <概要>本発明の実施の形態2は、放送装置の構成が実
施の形態1と同じであり、受信装置及びセキュリティモ
ジュールの構成が実施の形態1と異なる。
【0055】実施の形態1は、受信機内からの情報の漏
洩がなく機密が守られる事を前提としており、スクラン
ブル鍵リストを受信装置内に保持している。これに対し
て実施の形態2は、スクランブル鍵リストを受信装置内
ではなくセキュリティモジュール内に保持することによ
り、スクランブル鍵リストの漏洩に対する安全性を高め
たものである。
【0056】<全体の構成>図17は、本発明の実施の
形態2の蓄積型サービス提供システムの構成の一部を示
す図である。図17に示す蓄積型サービス提供システム
は、放送装置100、受信装置400、及び、セキュリ
ティモジュール500から構成されている。なお放送装
置100は実施の形態1と同じなので図10には記載し
ていない。
【0057】またセキュリティモジュール500は、I
Cカード等の携帯可能なインテリジェントな記録媒体で
あり、受信装置400の所定箇所にセットされ、受信装
置400と一体となって使用されるものである。なお、
実施の形態1の構成要素と同じ機能を有するものには同
一名称及び同一番号を付し、その説明を省略する。
【0058】(放送装置の構成)実施の形態1と同じな
ので、説明を省略する。 (受信装置及びセキュリティモジュールの構成)図17
に示す受信装置400は、TS分離部201、HDD2
02、デスクランブル処理部401、及び、再生処理部
205から構成されている。
【0059】図17に示すセキュリティモジュール50
0は、ECM解釈部301、スクランブル鍵リスト保持
部501、及び、スクランブル鍵リスト解釈部502か
ら構成されている。スクランブル鍵リスト保持部501
は、ECM解釈部301により抽出されたスクランブル
鍵リストを保持する。
【0060】デスクランブル処理部401は、HDD2
02に蓄積されたスクランブルコンテンツを1TSパケ
ットずつ抽出し、TSパケットインデックスをカウント
してスクランブル鍵リスト解釈部502へ渡し、スクラ
ンブル鍵リスト解釈部502から当該TSパケットイン
デックスに対応するスクランブル鍵を渡され、当該1T
Sパケットを当該スクランブル鍵を用いてデスクランブ
ルして再生処理部205に渡す。なお、デスクランブル
処理部401の詳細な説明は後に記す。
【0061】スクランブル鍵リスト解釈部502は、ス
クランブル鍵リスト保持部501により保持されたスク
ランブル鍵リストから、デスクランブル処理部401か
ら渡されたTSパケットインデックスに対応するスクラ
ンブル鍵を抽出してデスクランブル処理部401へ渡
す。図18は、デスクランブル処理部401の詳細な構
成を示す図である。
【0062】図18に示すデスクランブル処理部401
は、TSパケット抽出部410、及び、デスクランブル
部411から構成されている。TSパケット抽出部41
0は、HDD202に蓄積されたスクランブルコンテン
ツを1TSパケットずつ抽出してデスクランブル部41
1へ渡し、また、抽出したTSパケットがコンテンツの
先頭から何番目のパケットであるかを示すTSパケット
インデックスをカウントしてスクランブル鍵リスト解釈
部502へ渡す。なお、TSパケット抽出部410はT
Sパケットインデックスを、別のコンテンツに対して処
理を開始する時にリセットする。
【0063】デスクランブル部411は、TSパケット
抽出部410により渡された1TSパケットを、スクラ
ンブル鍵リスト解釈部502から渡されたスクランブル
鍵でデスクランブルして再生処理部205へ渡す処理
を、全TSパケット分終了するまで繰り返す。 <動作説明>実施の形態1と同様なので、説明を省略す
る。
【0064】以上のように、本発明の実施の形態2によ
れば、任意のTSパケットに対応するスクランブル鍵
を、セキュリティモジュール内に保持したスクランブル
鍵リストから抽出することによって、スクランブル鍵リ
ストの漏洩に対する安全性を高めつつ、種々の特殊再生
が実現できる。 (実施の形態3) <概要>本発明の実施の形態3は、TSパケットとスク
ランブルキーとの対応をECMへ記述し、また、TSパ
ケットの非スクランブル部に記載されているCC(Co
ntinuity Counter)の値を利用するも
のであり、スクランブル鍵リスト記述子中に、スクラン
ブルするTSパケット数(TS_packet_num
ber)を記載する必要がなくなるので、その分だけ伝
送容量が少なくなる。
【0065】<全体の構成>図19は、本発明の実施の
形態3の蓄積型サービス提供システムの構成の一部を示
す図である。図19に示す蓄積型サービス提供システム
は、放送装置600、受信装置700、及び、セキュリ
ティモジュール300から構成されている。
【0066】なお、実施の形態1の構成要素と同じ機能
を有するものには同一名称及び同一番号を付し、その説
明を省略する。 (放送装置の構成)図19に示す放送装置600は、T
Sパケット化処理部101、スクランブル鍵リスト生成
部102、スクランブル処理部601、ECM生成部1
04、多重化処理部105、コンテンツ取得部106、
及び、スクランブル鍵取得部107から構成されてい
る。
【0067】スクランブル処理部601は、TSパケッ
ト化処理部101によりTSパケット化されたコンテン
ツを、スクランブル鍵リスト生成部102により生成さ
れたスクランブル鍵リストに基づいてスクランブルす
る。図20は、スクランブル処理部601の詳細な構成
を示す図である。図20に示すスクランブル処理部60
1は、スクランブル鍵識別子算出部610、TSパケッ
トヘッダ解釈部611と、スクランブル鍵リスト保持部
612、スクランブル部613、及び、スクランブル鍵
リスト解釈部614から構成されている。
【0068】TSパケットヘッダ解釈部611は、TS
パケット化処理部101によりTSパケット化されたコ
ンテンツを1TSパケットずつ取得してスクランブル部
613へ渡し、また、CC(Continuity C
ounter)の値を読み取り、読み取ったCCの値を
スクランブル鍵識別子算出部610へ渡す。ここでCC
とは、国際標準規格であるMPEG2システムにおいて
規定されているTSパケットのヘッダーの4ビットを使
用した巡回カウンタであり、値0から1ずつ増加し15
の次は0に戻り、同じパケットIDを持つTSパケット
が途中で一部破棄されたかどうかを検出するために用い
られる。
【0069】スクランブル鍵識別子算出部610は、T
Sパケットヘッダ解釈部611から渡されたCCの値か
らスクランブル鍵識別子を算出し、スクランブル鍵リス
ト解釈部614へ渡す。CCの値からスクランブル鍵識
別子を算出する方法は、例えば、CC modn (1
≦n≦16)の値をスクランブル鍵識別子とする。ここ
でA modBは、AをBで割った余りを示す。
【0070】ここでn=16の場合には、スクランブル
鍵識別子は0から15までの16種類となり、2のTS
パケットは、2を16で割った余りが2なのでスクラン
ブル鍵識別子は2となる。スクランブル鍵リスト保持部
612は、スクランブル鍵リスト生成部102により生
成されたスクランブル鍵リストを取得し保持する。
【0071】図21は、CC mod 16 の値をス
クランブル鍵識別子とする場合におけるスクランブル鍵
リストを示す図である。スクランブル鍵リスト解釈部6
14は、スクランブル鍵識別子算出部610から渡され
たスクランブル鍵識別子に基づいて、スクランブル鍵リ
スト保持部612に格納されたスクランブル鍵リストか
らスクランブルすべきTSパケットに対応するスクラン
ブル鍵を抽出してスクランブル部613へ渡す。
【0072】例えば、スクランブル鍵識別子が2の場合
には、図21に示したスクランブル鍵リストに従ってス
クランブル鍵Ks3が抽出される。スクランブル部61
3は、TSパケットヘッダ解釈部611から渡された1
TSパケットを、スクランブル鍵リスト解釈部614か
ら渡されたスクランブル鍵を用いてスクランブルして多
重化処理部105へ渡す処理を、全TSパケット分終了
するまで繰り返す。
【0073】例えば、スクランブル鍵Ks3が抽出され
た場合には、スクランブル鍵Ks3を用いてスクランブ
ルされる。以上、n=16の場合について説明したが、
nはもちろん16に限られるものではない。nの値を1
6として説明したが、1から15までの値でもかまわな
い。nの値を変更することによって、スクランブル鍵リ
ストを作成した後で、再度作成し直すことなく使用する
スクランブル鍵の数を容易に変更できる。
【0074】例えば、図21に示すようなスクランブル
鍵リストを変更せずに、nの値を4に変更することによ
り、識別子の値は0から3までとなり、使用するスクラ
ンブル鍵はKs1、Ks2、Ks3、Ks4の4つとな
る。なお、nの値は算出方法として記録しておいてもよ
いし、予め固定値として記録しておいてもよいし、当該
算出方法又は当該固定値を図3に示した蓄積用ECMの
可変部に記述してもよい。
【0075】また、CCの値からスクランブル鍵識別子
を算出するのではなく、CCと同様に国際標準規格であ
るMPEG2システムにおいて規定されているプログラ
ム時刻基準参照値PCR(Program Clock
Reference)、及び、オリジナルプログラム
時刻基準参照値OPCR(Original PCR)
の特定ビットからスクランブル鍵識別子を算出してもよ
い。
【0076】例えば、PCR及びOPCR中の特定の4
ビットを用いれば上記CCによる処理と同様にスクラン
ブル鍵識別子を算出できる。また、MPEG2システム
において規定されている値を用いるのではなく、例えば
アダプテーション・フィールド部のプライベートデータ
領域のように、使用方法が規定されてなくユーザが自由
に使用できる領域にスクランブル鍵識別子の値を直接記
述してもよい。
【0077】(受信装置及びセキュリティモジュールの
構成)図19に示す受信装置700は、TS分離部20
1、HDD202、スクランブル鍵リスト保持部20
3、デスクランブル処理部701、及び、再生処理部2
05から構成されている。デスクランブル処理部701
は、HDD202に蓄積されたスクランブルコンテンツ
を、スクランブル鍵リスト保持部203により保持され
たスクランブル鍵リストに基づいてデスクランブルして
再生処理部205に渡す。
【0078】図22は、デスクランブル処理部701の
詳細な構成を示す図である。図22に示すデスクランブ
ル処理部701は、TSパケット抽出部710、スクラ
ンブル鍵識別子算出部711、デスクランブル部71
2、及び、スクランブル鍵リスト解釈部713から構成
されている。TSパケット抽出部710は、HDD20
2に蓄積されたスクランブルコンテンツを1TSパケッ
トずつ抽出してデスクランブル部712へ渡し、また、
抽出したTSパケットのCCの値を読み取りスクランブ
ル鍵識別子算出部711へ渡す。
【0079】スクランブル鍵識別子算出部711は、T
Sパケット抽出部710より渡されたCCの値からスク
ランブル鍵識別子を算出し、スクランブル鍵リスト解釈
部713へ渡す。スクランブル鍵リスト解釈部713
は、スクランブル鍵識別子算出部711から渡されたス
クランブル鍵識別子に基づいて、スクランブル鍵リスト
保持部203に格納されたスクランブル鍵リストからス
クランブルすべきTSパケットに対応するスクランブル
鍵を抽出してデスクランブル部712へ渡す。
【0080】デスクランブル部712は、TSパケット
抽出部710から渡された1TSパケットを、スクラン
ブル鍵リスト解釈部713から渡されたスクランブル鍵
を用いてデスクランブルして再生処理部205へ渡す処
理を、全TSパケット分終了するまで繰り返す。 <動作説明> (放送装置の動作)図23は、本発明の実施の形態3の
放送装置600における放送処理の手順を示す図であ
る。なお、図9と同様の処理を行うステップには同一番
号を付し、その説明を省略する。
【0081】以下に、図23を用いて当該放送処理の手
順の概要を示す。 (1)図9の(1)と同様(ステップS1)。 (2)図9の(2)と同様(ステップS2)。 (3)図9の(3)と同様(ステップS3)。 (4)図9の(4)と同様(ステップS4)。 (5)スクランブル処理部601が、TSパケット化処
理部101によりTSパケット化されたコンテンツを、
スクランブル鍵リスト生成部102により生成されたス
クランブル鍵リストに基づいてスクランブルする(ステ
ップS51)。 (6)図9の(6)と同様(ステップS6)。 (7)図9の(7)と同様(ステップS7)。
【0082】図24は、スクランブル処理部601にお
けるスクランブル処理の詳細な手順を示す図である。以
下に、図24を用いて当該スクランブル処理の詳細な手
順の概要を示す。 (1)TSパケットヘッダ解釈部611が未処理のTS
パケットが有るか否かを判断する(ステップS61)。
未処理のTSパケットが無くなったらスクランブル処理
を終了する。 (2)未処理のTSパケットが有る場合は、TSパケッ
トヘッダ解釈部611が未処理のTSパケットを1つ取
得してスクランブル部613へ渡し、また、CCの値を
読み取りスクランブル鍵識別子算出部610へ渡す(ス
テップS62)。 (3)スクランブル鍵識別子算出部610が、TSパケ
ットヘッダ解釈部611から渡されたCCの値からスク
ランブル鍵識別子を算出し、スクランブル鍵リスト解釈
部614へ渡す(ステップS63)。 (4)スクランブル鍵リスト解釈部614が、スクラン
ブル鍵識別子算出部610から渡されたスクランブル鍵
識別子に基づいて、スクランブル鍵リスト保持部612
に格納されたスクランブル鍵リストから、処理中のTS
パケットに対応するスクランブル鍵を抽出してスクラン
ブル部613へ渡す(ステップS64)。 (5)スクランブル部613が、TSパケットヘッダ解
釈部611から渡された1TSパケットを、スクランブ
ル鍵リスト解釈部614から渡されたスクランブル鍵を
用いてスクランブルして多重化処理部105へ渡し、次
のTSパケットの処理へ戻る(ステップS65)。
【0083】(受信装置の動作)本発明の実施の形態3
の受信装置700及びセキュリティモジュール300に
おける受信蓄積処理の手順は実施の形態1と同様なの
で、説明を省略する。図25は、本発明の実施の形態3
の受信装置700及びセキュリティモジュール300に
おける上記受信蓄積処理後の再生処理の手順を示す図で
ある。なお、図12と同様の処理を行うステップには同
一番号を付し、その説明を省略する。
【0084】以下に、図25を用いて当該再生処理の手
順の概要を示す。 (1)図12の(1)と同様(ステップS31)。 (2)図12の(2)と同様(ステップS32)。 (3)デスクランブル処理部701が、HDD202に
蓄積されたスクランブルコンテンツを、スクランブル鍵
リスト保持部203により保持されたスクランブル鍵リ
ストに基づいてデスクランブルして再生処理部205に
渡す(ステップS71)。 (4)図12の(4)と同様(ステップS34)。
【0085】図26は、デスクランブル処理部701に
おけるデスクランブル処理の詳細な手順を示す図であ
る。以下に、図26を用いて当該デスクランブル処理の
詳細な手順の概要を示す。 (1)TSパケット抽出部710が、未処理のTSパケ
ットが有るか否かを判断する(ステップS81)。未処
理のTSパケットが無くなったらデスクランブル処理を
終了する。 (2)未処理のTSパケットが有る場合は、TSパケッ
ト抽出部710が、未処理のTSパケットを1つ抽出し
てデスクランブル部712へ渡し、また、抽出したTS
パケットのCCの値を読み取りスクランブル鍵識別子算
出部711へ渡す(ステップS82)。 (3)スクランブル鍵識別子算出部711が、TSパケ
ット抽出部710より渡されたCCの値からスクランブ
ル鍵識別子を算出し、スクランブル鍵リスト解釈部71
3へ渡す(ステップS83)。 (4)スクランブル鍵リスト解釈部713が、スクラン
ブル鍵識別子算出部711から渡されたスクランブル鍵
識別子に基づいて、スクランブル鍵リスト保持部203
に格納されたスクランブル鍵リストからスクランブル鍵
を抽出してデスクランブル部712へ渡す(ステップS
84)。 (5)デスクランブル部712が、TSパケット抽出部
710から渡された1TSパケットを、スクランブル鍵
リスト解釈部713から渡されたスクランブル鍵を用い
てデスクランブルして再生処理部205へ渡し、次のT
Sパケットの処理へ戻る(ステップS85)。
【0086】以上のように、本発明の実施の形態3によ
れば、任意のTSパケットに対応するスクランブル鍵
を、CCを用いてスクランブル鍵リストから抽出するこ
とによって種々の特殊再生が実現できる。なお、CCの
代わりに、TSパケット数、累積データ量、相対再生時
間、及び、スクランブル鍵の識別子の何れかを用いても
よい。 (実施の形態4) <概要>本発明の実施の形態4は放送装置、受信装置及
びセキュリティモジュールから成る蓄積型サービス提供
システムである。
【0087】前記放送装置は、実施の形態1のようにス
クランブル鍵リストは生成せず、受信装置がスクランブ
ル鍵リストを生成する補助となる、パケットナンバー等
のスクランブルコンテンツを識別するための情報、及
び、スクランブル鍵等からなる補助情報を通常再生用E
CMに付加して、スクランブルコンテンツと共に放送す
る。
【0088】前記セキュリティモジュールは前記受信装
置の所定箇所にセットされ一体となって、通常再生用E
CMとスクランブルコンテンツとを受信して、通常再生
用ECMに付加された補助情報に基づいてスクランブル
鍵リストを生成しながらスクランブルコンテンツを蓄積
し、保存したスクランブル鍵リストを用いて、順次スク
ランブルコンテンツをデスクランブルする。
【0089】<全体の構成>図27は、本発明の実施の
形態4の蓄積型サービスシステムの構成を示す図であ
る。図27に示す蓄積型サービス提供システムは、放送
装置800、受信装置900、及び、セキュリティモジ
ュール1000から構成されている。
【0090】またセキュリティモジュール1000は、
ICカード等の携帯可能なインテリジェントな記録媒体
であり、受信装置900の所定箇所にセットされ、受信
装置900と一体となって使用されるものである。な
お、実施の形態1の構成要素と同じ機能を有するものに
は同一名称及び同一番号を付し、その説明を省略する。
【0091】(放送装置の構成)図27に示す放送装置
800は、TSパケット化処理部101、補助情報生成
部801、スクランブル処理部802、ECM生成部8
03、多重化処理部804、コンテンツ取得部106、
及び、スクランブル鍵取得部107から構成されてい
る。
【0092】補助情報生成部801は、スクランブル鍵
取得部107により取得されたスクランブル鍵に基づい
て、補助情報を生成する。ここで補助情報は、例えばス
クランブル鍵リスト生成用記述子により表わされる。図
28は、スクランブル鍵リスト生成用記述子のデータ構
造の例を示す図で有る。
【0093】図28に示すスクランブル鍵リスト生成用
記述子は、スクランブル鍵を識別するスクランブル鍵識
別子(Ks_id)、スクランブル鍵(Ks)、及び、
当該スクランブル鍵(Ks)でスクランブルするTSパ
ケット数(TS_packet_number)から構
成される。スクランブル処理部802は、TSパケット
化処理部101によりTSパケット化されたコンテンツ
を、補助情報生成部801により作成された補助情報に
基づいてスクランブルする。なお、スクランブル処理部
802の詳細な説明は後に記す。
【0094】ECM生成部803は、通常再生用ECM
を生成し、当該通常再生用ECMに補助情報生成部80
1により生成された補助情報を追加する。図29は、ス
クランブル鍵リスト生成用記述子を追加された通常再生
用ECMのデータ構造の例を示す図である。図29に示
す通常再生用ECMは、ARIB(電波産業界)規格に
より規定されているECM本体の可変部(暗号化対象)
に、上記スクランブル鍵リスト生成用記述子を追加する
ことによって生成される。
【0095】多重化処理部804は、スクランブル処理
されたスクランブルコンテンツに、生成された通常再生
用ECMを対応付けて付随したTSを放送する。図30
は、スクランブル処理部802の詳細な構成を示す図で
ある。図30に示すスクランブル処理部802は、TS
パケットカウンタ部810、補助情報保持部811、ス
クランブル部812、及び、補助情報解釈部813から
構成されている。
【0096】TSパケットカウンタ部810は、TSパ
ケット化処理部101によりTSパケット化されたコン
テンツを1TSパケットずつ取得してスクランブル部8
12へ渡し、また、取得したTSパケットがコンテンツ
の先頭から何番目であるかを示すTSパケット累積数を
カウントして補助情報解釈部813へ渡す。なお、TS
パケットカウンタ部810はTSパケット累積数を、別
のコンテンツに対して処理を開始する時にリセットす
る。
【0097】補助情報保持部811は、補助情報生成部
801により生成された補助情報を取得し保持する。補
助情報解釈部813は、TSパケットカウンタ部810
から渡されたTSパケット累積数に基づいて、補助情報
保持部811に格納された補助情報から、スクランブル
すべきTSパケットに対応するスクランブル鍵を抽出し
て、スクランブル部812へ渡す。
【0098】スクランブル部812は、TSパケットカ
ウンタ部810から渡された1TSパケットを、補助情
報解釈部813から渡されたスクランブル鍵を用いてス
クランブルして多重化処理部804へ渡す処理を、全T
Sパケット分終了するまで繰り返す。 (受信装置及びセキュリティモジュールの構成)図27
に示す受信装置900は、TS分離部901、HDD9
02、スクランブル鍵リスト生成部903、スクランブ
ル鍵リスト保持部904、デスクランブル処理部90
5、及び、再生処理部205から構成されている。
【0099】図27に示すセキュリティモジュール10
00は、ECM解釈部1001から構成されている。T
S分離部901は、多重化処理部804から放送された
TSを受信し、通常再生用ECMとスクランブルコンテ
ンツとを分離する。HDD902は、ハードディスクド
ライブ等の記録媒体であり、TS分離部901により分
離された通常再生用ECMとスクランブルコンテンツと
を蓄積する。
【0100】ECM解釈部1001は、蓄積時に通常再
生用ECMから補助情報を抽出する。スクランブル鍵リ
スト生成部903は、ECM解釈部1001により抽出
された補助情報に基づいて、スクランブル鍵リストを生
成する。スクランブル鍵リスト保持部904は、スクラ
ンブル鍵リスト生成部903により生成されたスクラン
ブル鍵リストを保持する。
【0101】デスクランブル処理部905は、HDD9
02に蓄積されたスクランブルコンテンツを、スクラン
ブル鍵リスト保持部904により保持されたスクランブ
ル鍵リストに基づいてデスクランブルして再生処理部2
05に渡す。図31は、デスクランブル処理部905の
詳細な構成を示す図である。図31に示すデスクランブ
ル処理部905は、TSパケット抽出部910、デスク
ランブル部911、及び、スクランブル鍵リスト解釈部
912から構成されている。
【0102】TSパケット抽出部910は、HDD90
2に蓄積されたスクランブルコンテンツを1TSパケッ
トずつ抽出してデスクランブル部911へ渡し、また、
抽出したTSパケットがコンテンツの先頭から何番目の
パケットであるかを示すTSパケットインデックスをカ
ウントしてスクランブル鍵リスト解釈部912へ渡す。
なお、TSパケット抽出部910はTSパケットインデ
ックスを、別のコンテンツに対して処理を開始する時に
リセットする。
【0103】スクランブル鍵リスト解釈部912は、ス
クランブル鍵リスト保持部904により保持されたスク
ランブル鍵リストから、TSパケット抽出部910から
渡されたTSパケットインデックスに対応するスクラン
ブル鍵を抽出してデスクランブル部911へ渡す。デス
クランブル部911は、TSパケット抽出部910によ
り渡された1TSパケットを、スクランブル鍵リスト解
釈部912により抽出されたスクランブル鍵を用いてデ
スクランブルして再生処理部205に渡す処理を、全T
Sパケット分終了するまで繰り返す。
【0104】<動作説明> (放送装置の動作)図32は、本発明の実施の形態4の
放送装置800における放送処理の手順を示す図であ
る。なお、図9と同様の処理を行うステップには同一番
号を付し、その説明を省略する。
【0105】以下に、図32を用いて当該放送処理の手
順の概要を示す。 (1)図9の(1)と同様(ステップS1)。 (2)図9の(2)と同様(ステップS2)。 (3)図9の(3)と同様(ステップS3)。 (4)補助情報生成部801が、スクランブル鍵取得部
107により取得されたスクランブル鍵に基づいて、補
助情報を生成する(ステップS91)。 (5)スクランブル処理部802が、TSパケット化処
理部101によりTSパケット化されたコンテンツを、
補助情報生成部801により作成された補助情報に基づ
いてスクランブルする(ステップS92)。 (6)ECM生成部803が、通常再生用ECMを生成
し、当該通常再生用ECMに補助情報生成部801によ
り生成された補助情報を追加する(ステップS93)。 (7)多重化処理部804が、スクランブル処理された
スクランブルコンテンツに、生成された通常再生用EC
Mを対応付けて付随したTSを放送する(ステップS9
4)。
【0106】図33は、スクランブル処理部802にお
けるスクランブル処理の詳細な手順を示す図である。以
下に、図33を用いて当該スクランブル処理の詳細な手
順の概要を示す。 (1)TSパケットカウンタ部810がTSパケット累
積数をリセットする(ステップS101)。 (2)TSパケットカウンタ部810が未処理のTSパ
ケットが有るか否かを判断する(ステップS102)。
未処理のTSパケットが無くなったらスクランブル処理
を終了する。 (3)未処理のTSパケットが有る場合は、TSパケッ
トカウンタ部810が、未処理のTSパケットを1つ取
得してスクランブル部812へ渡し、また、TSパケッ
ト累積数をカウントして補助情報解釈部813へ渡す
(ステップS103)。 (4)補助情報解釈部813が、TSパケットカウンタ
部810から渡されたTSパケット累積数に基づいて、
補助情報保持部811に格納された補助情報から、処理
中のTSパケットに対応するスクランブル鍵を抽出し
て、スクランブル部812へ渡す(ステップS10
4)。 (5)スクランブル部812が、TSパケットカウンタ
部810から渡された1TSパケットを、補助情報解釈
部813から渡されたスクランブル鍵を用いてスクラン
ブルして多重化処理部804へ渡し、次のTSパケット
の処理へ戻る(ステップS105)。
【0107】(受信装置の動作)図34は、本発明の実
施の形態4の受信装置900及びセキュリティモジュー
ル1000における受信蓄積処理の手順を示す図であ
る。以下に、図34を用いて当該受信蓄積処理の手順の
概要を示す。 (1)TS分離部901が、多重化処理部804から放
送されたTSを受信し、通常再生用ECMとスクランブ
ルコンテンツとを分離する(ステップS111)。 (2)HDD902が、TS分離部901により分離さ
れた通常再生用ECMとスクランブルコンテンツとを蓄
積する(ステップS112)。 (3)ECM解釈部1001が、通常再生用ECMから
補助情報を抽出する(ステップS113)。 (4)スクランブル鍵リスト生成部903が、ECM解
釈部1001により抽出された補助情報に基づいて、ス
クランブル鍵リストを生成する(ステップS114)。 (5)スクランブル鍵リスト保持部904が、スクラン
ブル鍵リスト生成部903により生成されたスクランブ
ル鍵リストを保持する(ステップS115)。
【0108】なお、ここで通常再生用ECMとスクラン
ブルコンテンツを分離せずに蓄積し、後で使用する際な
どに分離してもかまわない。図35は、本発明の実施の
形態4の受信装置900及びセキュリティモジュール1
000における上記受信蓄積処理後の再生処理の手順を
示す図である。なお、図12と同様の処理を行うステッ
プには同一番号を付し、その説明を省略する。
【0109】以下に、図35を用いて当該再生処理の手
順の概要を示す。 (1)デスクランブル処理部905が、HDD902に
蓄積されたスクランブルコンテンツを、スクランブル鍵
リスト保持部904により保持されたスクランブル鍵リ
ストに基づいてデスクランブルして再生処理部205に
渡す(ステップS121)。 (2)図12の(4)と同様(ステップS34)。
【0110】図36は、デスクランブル処理部905に
おけるデスクランブル処理の詳細な手順を示す図であ
る。以下に、図36を用いて当該デスクランブル処理の
詳細な手順の概要を示す。 (1)TSパケット抽出部910がTSパケットインデ
ックスを、別のコンテンツに対して処理を開始する時に
リセットする(ステップS131)。 (2)TSパケット抽出部910が未処理のTSパケッ
トが有るか否かを判断する(ステップS132)。未処
理のTSパケットが無くなったらデスクランブル処理を
終了する。 (3)未処理のTSパケットが有る場合は、TSパケッ
ト抽出部910が、未処理のTSパケットを1つ抽出し
てデスクランブル部911へ渡し、また、TSパケット
インデックスをカウントしてスクランブル鍵リスト解釈
部912へ渡す(ステップS133)。 (4)スクランブル鍵リスト解釈部912が、スクラン
ブル鍵リスト保持部904により保持されたスクランブ
ル鍵リストから、TSパケット抽出部910から渡され
たTSパケットインデックスに対応するスクランブル鍵
を抽出してデスクランブル部911へ渡す(ステップS
134)。 (5)デスクランブル部911が、TSパケット抽出部
910により渡された1TSパケットを、スクランブル
鍵リスト解釈部912により抽出されたスクランブル鍵
を用いてデスクランブルして再生処理部205に渡し、
次のTSパケットの処理へ戻る(ステップS135)。
【0111】なお、実施の形態4において受信時に受信
契約していない場合には、生成したスクランブル鍵リス
トを暗号化して記録しておき、受信契約した後に復号し
て使用するか、又は、受信時にはスクランブル鍵リスト
を生成せずに補助情報を含む全ての通常再生用ECMを
蓄積しておき、受信契約した後にECM解釈部1001
が蓄積された全ての通常再生用ECMからそれぞれ補助
情報を抽出してスクランブル鍵リストを生成してもよ
い。
【0112】以上のように、本発明の実施の形態4によ
れば、任意のTSパケットに対応するスクランブル鍵
を、スクランブルコンテンツ等の蓄積時又は蓄積後に補
助情報に基づいて生成したスクランブル鍵リストから抽
出することによって種々の特殊再生が実現できる。な
お、補助情報は蓄積用ECMに付加してもよい。 (実施の形態5) <概要>本発明の実施の形態5は放送装置、受信装置及
びセキュリティモジュールから成る蓄積型サービス提供
システムである。
【0113】前記放送装置は、実施の形態1のようにス
クランブル鍵リストを生成しない、通常再生用ECMを
スクランブルコンテンツと共に放送する放送装置であ
る。前記セキュリティモジュールは前記受信装置の所定
箇所にセットされ一体となって、通常再生用ECMとス
クランブルコンテンツとを受信して、通常再生用ECM
に基づいてスクランブル鍵リストを生成しながらスクラ
ンブルコンテンツを蓄積し、蓄積したスクランブル鍵リ
ストを用いて、順次スクランブルコンテンツをデスクラ
ンブルする。
【0114】<全体の構成>図37は、本発明の実施の
形態5の蓄積型サービスシステムの構成を示す図であ
る。図37に示す蓄積型サービス提供システムは、放送
装置1100、受信装置1200、及び、セキュリティ
モジュール1300から構成されている。
【0115】またセキュリティモジュール1300は、
ICカード等の携帯可能なインテリジェントな記録媒体
であり、受信装置1200の所定箇所にセットされ、受
信装置1200と一体となって使用されるものである。
なお、実施の形態1の構成要素と同じ機能を有するもの
には同一名称及び同一番号を付し、その説明を省略す
る。
【0116】(放送装置の構成)図37に示す放送装置
1100は、TSパケット化処理部101、スクランブ
ル処理部1101、ECM生成部1102、多重化処理
部1103、コンテンツ取得部106、及び、スクラン
ブル鍵取得部107から構成されている。スクランブル
処理部1101は、TSパケット化処理部101により
TSパケット化されたコンテンツを、スクランブル鍵取
得部107により取得されたスクランブル鍵に基づいて
スクランブルする。なお、スクランブル処理部1101
によるスクランブル処理は、現行のBSデジタル放送シ
ステムにおけるスクランブル処理と同様なので、詳細な
説明は省略する。
【0117】ECM生成部1102は、スクランブル鍵
取得部107により取得されたクランブル鍵を含む通常
再生用ECMを生成する。多重化処理部1103は、ス
クランブル処理されたスクランブルコンテンツに生成さ
れた通常再生用ECMを対応付けて付随したTSを放送
する。 (受信装置及びセキュリティモジュールの構成)図37
に示す受信装置1200は、TS分離部1201、鍵切
り替わり判定部1202、鍵更新判定部1203、HD
D1204、スクランブル鍵リスト生成部1205、ス
クランブル鍵リスト保持部1206、及び、デスクラン
ブル処理部1207、再生処理部205から構成されて
いる。
【0118】図37に示すセキュリティモジュール13
00は、ECM解釈部1301から構成されている。T
S分離部1201は、多重化処理部1103から放送さ
れたTSを受信し、通常再生用ECMとスクランブルコ
ンテンツとを分離する。ここでスクランブル鍵には奇数
鍵と偶数鍵とがある。
【0119】図38は、スクランブル鍵の切り替わり、
及び、通常再生用ECMの更新の概略を示す図である。
図38に示すように、1つの通常再生用ECMでは奇数
鍵と偶数鍵とを各1個送出し、通常再生用ECMの更新
時には、使用しない方の奇数鍵又は偶数鍵だけが更新さ
れるので、スクランブル鍵の切り替わりは、奇数鍵と偶
数鍵との切り替わり時で判断することができる。
【0120】図39は、奇数鍵と偶数鍵との切り替わ
り、及び、通常再生用ECMの更新のタイミングを示す
図である。ここで図39中のスクランブル制御フラグ
は、TSパケットヘッダに記載され、対応するTSパケ
ットのスクランブルの状態を示し、そのフラグ値が“0
0”の場合はスクランブルしない、そのフラグ値が“1
0”の場合は偶数鍵を用いてスクランブルする、及び、
そのフラグ値が“11”の場合は奇数鍵を用いてスクラ
ンブルする事を示す。
【0121】図39に示すように、奇数鍵と偶数鍵との
切り替わり時はスクランブル制御フラグのフラグ値の変
化で判断することができ(図39、)、また、通常
再生用ECMの更新時は通常再生用ECMのバージョン
ナンバーで判断することができる(図39)。鍵切り
替わり判定部1202は、TS分離部1201により受
信されたTSパケットがコンテンツの先頭から何番目の
パケットであるかを示すTSパケットインデックスをカ
ウントして、TSパケットヘッダのスクランブル制御フ
ラグをチェックして、偶数鍵でスクランブルされている
のか、奇数鍵でスクランブルされているのかを判定し、
スクランブル鍵の切り替わり時と、蓄積終了時とを見つ
ける。
【0122】鍵更新判定部1203は、TS分離部12
01により分離された通常再生用ECMをまず最初にH
DD1204に格納させ、また、新たな通常再生用EC
Mが分離される度に、当該新たな通常再生用ECMと格
納されている通常再生用ECMとが同じであるか否かを
判定し、同じでない場合に、HDD1204に格納され
ている通常再生用ECMを新たな通常再生用ECMで上
書きさせる。
【0123】HDD1204は、ハードディスクドライ
ブ等の記録媒体であり、TS分離部1201により分離
されたスクランブルコンテンツを蓄積し、鍵更新判定部
1203により渡される通常再生用ECMを格納する。
ECM解釈部1301は、鍵切り替わり判定部1202
により見つけられたスクランブル鍵の切り替わり時に、
HDD1204に格納されている通常再生用ECMか
ら、鍵切り替わり判定部1202による判定に基づい
て、いままで使用していたスクランブル鍵と、これから
使用するスクランブル鍵とを抽出してスクランブル鍵リ
スト生成部1205へ渡す。
【0124】スクランブル鍵リスト生成部1205は、
鍵切り替わり判定部1202から渡されたTSパケット
インデックスと、ECM解釈部1301から渡されたス
クランブル鍵とに基づいてスクランブル鍵リストを生成
する。以下に、スクランブル鍵の切り替わりを監視する
処理、及び、スクランブル鍵リストを生成する処理の詳
細を記す。
【0125】図40は、生成されるスクランブル鍵リス
トの推移を示す図である。図40に示すように、スクラ
ンブル鍵リストは、通常再生用ECMの更新時(図39
)には更新されず、奇数鍵と偶数鍵との切り替わり時
(図39、)に図中の下線を付けた情報が追加され
る。スクランブル鍵リスト保持部1206は、スクラン
ブル鍵リスト生成部1205により生成されたスクラン
ブル鍵リストを保持する。
【0126】デスクランブル処理部1207は、HDD
1204に蓄積されたスクランブルコンテンツを、スク
ランブル鍵リスト保持部1206により保持されたスク
ランブル鍵リストに基づいてデスクランブルして再生処
理部205に渡す。図41は、デスクランブル処理部1
207の詳細な構成を示す図である。図41に示すデス
クランブル処理部1207は、TSパケット抽出部12
10、デスクランブル部1211、及び、スクランブル
鍵リスト解釈部1212から構成されている。
【0127】TSパケット抽出部1210は、HDD1
204に蓄積されたスクランブルコンテンツを1TSパ
ケットずつ抽出してデスクランブル部1211へ渡し、
また、抽出したTSパケットがコンテンツの先頭から何
番目のパケットであるかを示すTSパケットインデック
スをカウントしてスクランブル鍵リスト解釈部1212
へ渡す。なお、TSパケット抽出部1210はTSパケ
ットインデックスを、別のコンテンツに対して処理を開
始する時にリセットする。
【0128】スクランブル鍵リスト解釈部1212は、
スクランブル鍵リスト保持部1206により保持された
スクランブル鍵リストから、TSパケット抽出部121
0から渡されたTSパケットインデックスに対応するス
クランブル鍵を抽出してデスクランブル部1211へ渡
す。デスクランブル部1211は、TSパケット抽出部
1210により渡された1TSパケットを、スクランブ
ル鍵リスト解釈部1212により抽出されたスクランブ
ル鍵を用いてデスクランブルして再生処理部205に渡
す処理を、全TSパケット分終了するまで繰り返す。
【0129】<動作説明> (放送装置の動作)図42は、本発明の実施の形態5の
放送装置1100における放送処理の手順を示す図であ
る。なお、図9と同様の処理を行うステップには同一番
号を付し、その説明を省略する。
【0130】以下に、図42を用いて当該放送処理の手
順の概要を示す。 (1)図9の(1)と同様(ステップS1)。 (2)図9の(2)と同様(ステップS2)。 (3)図9の(3)と同様(ステップS3)。 (4)スクランブル処理部1101は、TSパケット化
処理部101によりTSパケット化されたコンテンツ
を、スクランブル鍵取得部107により取得されたスク
ランブル鍵に基づいてスクランブルする(ステップS1
41)。 (5)ECM生成部1102が、スクランブル鍵取得部
107により取得されたスクランブル鍵を含む通常再生
用ECMを生成する(ステップS142)。 (6)多重化処理部1103が、スクランブル処理され
たスクランブルコンテンツに生成された通常再生用EC
Mを対応付けて付随したTSを放送する(ステップS1
43)。
【0131】(受信装置の動作)図43は、本発明の実
施の形態4の受信装置1200及びセキュリティモジュ
ール1300における受信蓄積処理の手順を示す図であ
る。以下に、図43を用いて当該受信蓄積処理の手順の
概要を示す。 (1)TS分離部1201が、多重化処理部1103か
ら放送された最初のTSパケットを受信し、通常再生用
ECMとスクランブルコンテンツとを分離する(ステッ
プS151)。 (2)鍵更新判定部1203が、TS分離部1201に
より分離された最初のTSパケットの通常再生用ECM
をHDD1204に格納させる(ステップS152)。 (3)鍵切り替わり判定部1202が、当該受信蓄積処
理を終了すべきか否かを判定する(ステップS15
3)。 (4)当該受信蓄積処理を終了すべきでない場合は、T
S分離部1201が、多重化処理部1103から放送さ
れたTSパケットを引き続き1個受信し、通常再生用E
CMとスクランブルコンテンツとを分離する(ステップ
S154)。 (5)HDD1204が、TS分離部1201により分
離されたスクランブルコンテンツを蓄積する(ステップ
S155)。 (6)鍵切り替わり判定部1202が、TS分離部12
01により受信されたTSパケットがコンテンツの先頭
から何番目のパケットであるかを示すTSパケットイン
デックスをカウントして、TSパケットヘッダのスクラ
ンブル制御フラグをチェックして、偶数鍵でスクランブ
ルされているのか、奇数鍵でスクランブルされているの
かを判定する(ステップS156)。 (7)鍵切り替わり判定部1202が、スクランブル鍵
の切り替わりであるか否かを判定する(ステップS15
7)。 (8)スクランブル鍵の切り替わりである場合は、鍵切
り替わり判定部1202が、カウントしたTSパケット
インデックスをスクランブル鍵リスト生成部1205へ
渡す(ステップS158)。 (9)ECM解釈部1301が、HDD1204に格納
されている通常再生用ECMから、鍵切り替わり判定部
1202による判定に基づいて、いままで使用していた
スクランブル鍵と、これから使用するスクランブル鍵と
を抽出してスクランブル鍵リスト生成部1205へ渡す
(ステップS159)。 (10)スクランブル鍵リスト生成部1205が、鍵切
り替わり判定部1202から渡されたTSパケットイン
デックスと、ECM解釈部1301から渡されたスクラ
ンブル鍵とに基づいてスクランブル鍵リストを更新する
(ステップS1510)。 (11)鍵更新判定部1203が、TS分離部1201
により分離された通常再生用ECMと格納されている通
常再生用ECMとが同じであるか否かを判定する(ステ
ップS1511)。同じである場合は、次のTSパケッ
トの処理(ステップS153)へ戻る。 (12)同じでない場合は、鍵更新判定部1203が、
HDD1204に格納されている通常再生用ECMを新
たな通常再生用ECMで上書きさせ、次のTSパケット
の処理(ステップS153)へ戻る(ステップS151
2)。 (13)当該受信蓄積処理を終了すべきである場合は、
鍵切り替わり判定部1202が、カウントしたTSパケ
ットインデックスをスクランブル鍵リスト生成部120
5へ渡す(ステップS1513)。 (14)スクランブル鍵リスト生成部1205が、鍵切
り替わり判定部1202から渡されたTSパケットイン
デックスに基づいてスクランブル鍵リストを更新して、
当該スクランブル鍵リストを完成させる(ステップS1
514)。 (15)スクランブル鍵リスト保持部1206が、スク
ランブル鍵リスト生成部1205により生成されたスク
ランブル鍵リストを保持する(ステップS1515)。
【0132】なお、一度もスクランブル鍵の切り替わり
がないままに当該受信蓄積処理を終了する場合には、E
CM解釈部1301が、HDD1204に格納されてい
る通常再生用ECMから、鍵切り替わり判定部1202
による判定に基づいて、いままで使用していたスクラン
ブル鍵を抽出してスクランブル鍵リスト生成部1205
へ渡し、スクランブル鍵リスト生成部1205が、鍵切
り替わり判定部1202から渡されたTSパケットイン
デックスと、ECM解釈部1301から渡されたスクラ
ンブル鍵に基づいてスクランブル鍵リストを更新して、
当該スクランブル鍵リストを完成させる。
【0133】また、受信時には通常再生用ECMとスク
ランブルコンテンツを分離せずに蓄積し、後で使用する
際などにこれを分離して、スクランブル鍵リストを生成
してもよい。図44は、本発明の実施の形態5の受信装
置1200及びセキュリティモジュール1300におけ
る上記受信蓄積処理後の再生処理の手順を示す図であ
る。なお、図12と同様の処理を行うステップには同一
番号を付し、その説明を省略する。
【0134】以下に、図44を用いて当該再生処理の手
順の概要を示す。 (1)デスクランブル処理部1207が、HDD120
4に蓄積されたスクランブルコンテンツを、スクランブ
ル鍵リスト保持部1206により保持されたスクランブ
ル鍵リストに基づいてデスクランブルして再生処理部2
05に渡す(ステップS161)。 (2)図12の(4)と同様(ステップS34)。
【0135】図45は、デスクランブル処理部1207
におけるデスクランブル処理の詳細な手順を示す図であ
る。以下に、図45を用いて当該デスクランブル処理の
詳細な手順の概要を示す。 (1)TSパケット抽出部1210がTSパケットイン
デックスを、別のコンテンツに対して処理を開始する時
にリセットする(ステップS171)。 (2)TSパケット抽出部1210が未処理のTSパケ
ットが有るか否かを判断する(ステップS172)。未
処理のTSパケットが無くなったらデスクランブル処理
を終了する。 (3)未処理のTSパケットが有る場合は、TSパケッ
ト抽出部1210が、未処理のTSパケットを1つ抽出
してデスクランブル部1211へ渡し、また、TSパケ
ットインデックスをカウントしてスクランブル鍵リスト
解釈部1212へ渡す(ステップS173)。 (4)スクランブル鍵リスト解釈部1212が、スクラ
ンブル鍵リスト保持部1206により保持されたスクラ
ンブル鍵リストから、TSパケット抽出部1210から
渡されたTSパケットインデックスに対応するスクラン
ブル鍵を抽出してデスクランブル部1211へ渡す(ス
テップS174)。 (5)デスクランブル部1211が、TSパケット抽出
部1210により渡された1TSパケットを、スクラン
ブル鍵リスト解釈部1212により抽出されたスクラン
ブル鍵を用いてデスクランブルして再生処理部205に
渡し、次のTSパケットの処理へ戻る(ステップS17
5)。
【0136】なお、実施の形態5において受信時に受信
契約していない場合には、生成したスクランブル鍵リス
トを暗号化して記録しておき、受信契約することにより
復号可能となり復号して使用するか、又は、受信時には
スクランブル鍵リストを生成せずに全ての通常再生用E
CMを蓄積しておき、受信契約した後にECM解釈部1
001が蓄積された全ての通常再生用ECMからスクラ
ンブル鍵リストを生成してもよい。
【0137】以上のように、本発明の実施の形態5によ
れば、任意のTSパケットに対応するスクランブル鍵
を、スクランブルコンテンツ等の蓄積時又は蓄積後に生
成したスクランブル鍵リストから抽出することによって
種々の特殊再生が実現できる。なお、Iピクチャのみを
選択的に再生することにより実現されるような特殊再生
のスピードをより上げるために、上記各実施の形態にお
けるスクランブル鍵リストと同様の方法でIピクチャリ
ストを生成して、当該Iピクチャリストに基づいて、目
的とするIピクチャを抽出してもよい。
【0138】ここでIピクチャリストは、例えばIピク
チャリスト記述子により表わされる。図46は、Iピク
チャリスト記述子のデータ構造の例を示す図で有る。図
46に示すIピクチャリスト記述子は、Iピクチャを識
別するIピクチャ識別子(lpic_id)、当該Iピ
クチャの先頭パケット位置を示すファイルの先頭からの
TSパケット数(first_packet_posi
tion)、及び、当該Iピクチャの最終パケット位置
を示すファイルの先頭からのTSパケット数(last
_packet_position)から構成され、I
ピクチャの数の分だけ、Iピクチャ識別子(lpic_
id)、TSパケット数(first_packet_
position)、及び、TSパケット数(last
_packet_position)が記述される。 (変形例)なお、上記各実施の形態においては、スクラ
ンブル鍵リストをスクランブルコンテンツと同じルート
で配送しているものがあるが、別のルートで配送しても
かまわない。例えば、CD−ROMのような記録媒体に
記録して配送してもよいし、インターネットや電話回線
等の別の通信方法で配送してもよい。
【0139】また、上記各実施の形態においては、TS
パケット数に基づいて、スクランブル鍵に対応するTS
パケットを特定しているものがあるが、別の方法でTS
パケットを特定してもよい。例えば、TSパケットの累
積データ量に基づいてもよいし、コンテンツの先頭から
の相対再生時間に基づいてもよいし、各TSパケットに
スクランブル鍵の識別子を埋め込んでTSパケットを特
定してもよい。
【0140】また、上記各実施の形態においては、スク
ランブル鍵を放送局のデータベースから取得している
が、スクランブル前に生成してもよい。また、上記各実
施の形態において、スクランブル鍵リストを生成するタ
イミングは特に限定しない。例えば、放送装置側におい
ては、スクランブルかける前、スクランブルかけると同
時、及び、スクランブルをかけた後のいずれかであっ
て、放送するまでの間にスクランブル鍵リストを生成す
ればよいし、また、受信装置側においては、デスクラン
ブル処理において使用されるまでの間にスクランブル鍵
リストを生成すればよい。
【0141】また、コンピュータに本発明のような動作
を実行させることができるプログラムが、コンピュータ
読み取り可能な記録媒体に記録されて流通したり、ネッ
トワークで直接転送されたりして、取り引きの対象とな
りうる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体と
は、例えば、フレキシブルディスク、CD、MO、DV
D、メモリーカード等の着脱可能な記録媒体、ハードデ
ィスク、半導体メモリ等の固定記録媒体等であり、特に
限定されるものではない。
【0142】
【発明の効果】本発明に係る受信装置は、スクランブル
コンテンツを受信して再生する受信装置であって、当該
スクランブルコンテンツの一部である所定単位毎にそれ
ぞれに対応するデスクランブル鍵を用いてデスクランブ
ル可能なようにスクランブルされたスクランブルコンテ
ンツと前記スクランブルコンテンツをデスクランブルす
るために用いるデスクランブル鍵の全てを含むリストが
埋め込まれた少なくとも1個の蓄積用情報とを受信する
受信手段と、前記受信されたスクランブルコンテンツと
蓄積用情報とを蓄積する蓄積手段と、前記蓄積された蓄
積用情報から前記リストを抽出するリスト抽出手段と、
前記蓄積されたスクランブルコンテンツからデスクラン
ブルすべき所定単位のスクランブルコンテンツを抽出し
前記抽出されたリストからデスクランブルすべき所定単
位のスクランブルコンテンツに対応するデスクランブル
鍵を抽出し当該抽出した所定単位のスクランブルコンテ
ンツを当該抽出したデスクランブル鍵を用いてデスクラ
ンブルして所定単位のコンテンツとするデスクランブル
処理手段と、前記デスクランブルされる所定単位のコン
テンツを順次再生に供する再生手段とを備えることを特
徴とする。
【0143】これによって、デスクランブル鍵のリスト
が埋め込まれた蓄積用情報とスクランブルコンテンツと
を受信して蓄積することができ、蓄積したスクランブル
コンテンツを再生する際に、デスクランブルしたい所定
単位のスクランブルコンテンツのデスクランブルに必要
なデスクランブル鍵を、当該リストから抽出することが
できる。
【0144】従って、デスクランブル鍵の抽出処理を短
時間且つ低負荷で実行することができるので、早送りの
スピードなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレベル
に上げることが容易となる。また、受信装置において、
前記受信手段は、前記リストが一括して埋め込まれた1
個の蓄積用情報を受信し、前記蓄積手段は、前記受信さ
れたスクランブルコンテンツと1個の蓄積用情報とを蓄
積し、前記リスト抽出手段は、前記蓄積された1個の蓄
積用情報から前記リストを抽出することを特徴とするこ
ともできる。
【0145】これによって、デスクランブル鍵のリスト
が一括して埋め込まれた1個の蓄積用情報を受信して蓄
積することができ、蓄積した1個の蓄積用情報から当該
リストを抽出することができる。また、受信装置におい
て、前記受信手段は、前記リストが分割されて埋め込ま
れた複数の蓄積用情報の全てを受信し、前記蓄積手段
は、前記受信されたスクランブルコンテンツと複数の蓄
積用情報とを蓄積し、前記リスト抽出手段は、前記蓄積
された複数の蓄積用情報から、前記リストを抽出するこ
とを特徴とすることもできる。
【0146】これによって、デスクランブル鍵のリスト
が分割されて埋め込まれた複数の蓄積用情報の全てを受
信して蓄積することができ、蓄積した複数の蓄積用情報
から当該リストを抽出することができる。また、受信装
置において、前記受信手段は、前記所定単位のスクラン
ブルコンテンツを含むトランスポートストリーム(T
S)パケットを順次受信し、前記蓄積手段は、前記受信
されたTSパケットを順次蓄積し、前記デスクランブル
処理手段は、前記蓄積手段に蓄積された複数のTSパケ
ットの1つから前記所定単位のスクランブルコンテンツ
を抽出し抽出したTSパケットが先頭から何番目かをカ
ウントするスクランブルコンテンツ抽出手段と、前記カ
ウントに基づいて前記リストからデスクランブル鍵を抽
出するデスクランブル鍵抽出手段と、前記抽出した所定
単位のスクランブルコンテンツを前記抽出したデスクラ
ンブル鍵を用いてデスクランブルするデスクランブル手
段とを含むことを特徴とすることもできる。
【0147】これによって、先頭からのTSパケット数
をカウントして、当該TSパケット数に基づいて、当該
リストからデスクランブル鍵を容易に抽出することがで
きる。また、受信装置において、前記受信手段は、少な
くとも1個のEntitlement Control
Message(ECM)本体の暗号化対象部分に前
記リストが埋め込まれた少なくとも1個の蓄積用ECM
を前記蓄積用情報として受信し、前記蓄積手段は、前記
受信された蓄積用ECMを蓄積し、前記リスト抽出手段
は、前記蓄積された蓄積用ECMを解釈して前記リスト
を抽出することを特徴とすることもできる。
【0148】これによって、本体の暗号化対象部分にリ
ストが埋め込まれた蓄積用ECMを受信して蓄積し、蓄
積された蓄積用ECMを解釈してリストを抽出すること
ができるので、現行の規格に従って本発明を実施するこ
とができる。また、受信装置において、前記受信手段
は、他のECMと区別するための識別情報を含む蓄積用
ECMを受信することを特徴とすることもできる。
【0149】これによって、蓄積用ECMが識別情報を
含むので、容易に他のECMと区別することができる。
また、受信装置において、前記受信手段は、前記蓄積用
ECMをまとめて受信することを特徴とすることもでき
る。これによって、蓄積用ECMをまとめて受信するこ
とができるので、送出側装置における送出タイミングの
制御処理の負荷を軽減することができる。
【0150】また、受信装置において、前記受信手段
は、前記所定単位のスクランブルコンテンツ、及び、ス
クランブルされていないTSパケットを特定するパケッ
ト特定情報を含むトランスポートストリーム(TS)パ
ケットを順次受信し、前記蓄積手段は、前記受信された
TSパケットを順次蓄積し、前記デスクランブル処理手
段は、 前記蓄積手段に蓄積された複数のTSパケット
の1つから前記所定単位のスクランブルコンテンツ、及
び、前記パケット特定情報を抽出するスクランブルコン
テンツ抽出手段と、前記抽出したパケット特定情報に基
づいて前記リストからデスクランブル鍵を抽出するデス
クランブル鍵抽出手段と、前記抽出した所定単位のスク
ランブルコンテンツを前記抽出したデスクランブル鍵を
用いてデスクランブルするデスクランブル手段とを含む
ことを特徴とすることもできる。
【0151】これによって、パケット特定情報に基づい
て、当該リストからデスクランブル鍵を容易に抽出する
ことができる。また、受信装置において、前記パケット
特定情報は、CC(Continuity Count
er)、TSパケット数、累積データ量、相対再生時
間、及び、スクランブル鍵の識別子の何れかであり、前
記スクランブルコンテンツ抽出手段は、前記CC、TS
パケット数、累積データ量、相対再生時間、及び、スク
ランブル鍵の識別子の何れかをパケット特定情報として
抽出し、前記デスクランブル鍵抽出手段は、前記パケッ
ト特定情報として抽出したCC、TSパケット数、累積
データ量、相対再生時間、及び、スクランブル鍵の識別
子の何れかに所定の演算を施してデスクランブル鍵識別
子を生成しこれに基づいて前記リストからデスクランブ
ル鍵を抽出することを特徴とすることもできる。
【0152】これによって、CC、TSパケット数、累
積データ量、相対再生時間、及び、スクランブル鍵の識
別子の何れかの値に所定の演算を施してデスクランブル
鍵識別子を生成するので、CC、TSパケット数、累積
データ量、相対再生時間、及び、スクランブル鍵の識別
子の何れかの値をそのままデスクランブル鍵識別子の値
とする場合に較べて、デスクランブル鍵識別子の値が悪
意のあるユーザに解析されにくくなり、セキュリティが
高い。また、現行の規格において使われている情報を流
用し、目的のデスクランブル鍵を抽出する為に他の情報
を別途添付しないので、その分の伝送量が増えないので
良い。
【0153】また、受信装置において、前記受信手段
は、前記所定単位のスクランブルコンテンツ、及び、ス
クランブルされていないIピクチャ情報を含むトランス
ポートストリーム(TS)パケットを順次受信し、Iピ
クチャ情報とは対応するTSパケットがIピクチャの一
部又は全部であるか否かを示し、前記蓄積手段は、前記
受信されたTSパケットを順次蓄積し、前記デスクラン
ブル処理手段は、特殊再生を行う場合において前記蓄積
手段に蓄積された複数のTSパケットの1つから前記所
定単位のスクランブルコンテンツ、及び、Iピクチャ情
報を抽出するスクランブルコンテンツ抽出手段と、前記
抽出したIピクチャ情報に基づいて前記抽出した所定単
位のスクランブルコンテンツがIピクチャの一部又は全
部であるか否かを判定するIピクチャ判定手段と、前記
抽出した所定単位のスクランブルコンテンツがIピクチ
ャの一部又は全部である場合にのみ前記リストからデス
クランブル鍵を抽出するデスクランブル鍵抽出手段と、
前記抽出した所定単位のスクランブルコンテンツを前記
抽出したデスクランブル鍵を用いてデスクランブルする
デスクランブル手段とを含むことを特徴とすることもで
きる。
【0154】これによって、Iピクチャのみを再生する
ことができるので、容易に早送り等の特殊再生を実行す
ることができる。また、受信装置において、当該受信装
置は契約情報の管理を行い非契約時に一部が有効に機能
しないセキュリティモジュー、及び、その他のモジュー
ルからなり、当該受信装置は、さらに、前記リスト抽出
手段により抽出されたリストを保持するリスト保持手段
を備え、前記リスト抽出手段、及び、前記リスト保持手
段は、前記セキュリティモジュール内部に備えられるこ
とを特徴とすることもできる。
【0155】これによって、当該リストをセキュリティ
モジュール内に格納することができるので、当該リスト
が悪意のあるユーザに解析されにくくなり、セキュリテ
ィが高い。本発明に係る受信装置は、スクランブルコン
テンツを受信して再生する受信装置であって、当該スク
ランブルコンテンツの一部である所定単位毎にそれぞれ
に対応するデスクランブル鍵を用いてデスクランブル可
能なようにスクランブルされ前記所定単位毎に対応する
デスクランブル鍵がそれぞれ添付されているスクランブ
ルコンテンツを受信する受信手段と、前記受信されたス
クランブルコンテンツを蓄積する蓄積手段と、前記蓄積
手段による蓄積時、又は、当該蓄積後に、前記スクラン
ブルコンテンツに所定単位毎に添付されたデスクランブ
ル鍵に基づいて前記スクランブルコンテンツをデスクラ
ンブルするために用いるデスクランブル鍵の全てを含む
リストを生成するリスト生成手段と、前記蓄積されたス
クランブルコンテンツからデスクランブルすべき所定単
位のスクランブルコンテンツを抽出し前記生成されたリ
ストからデスクランブルすべき所定単位のスクランブル
コンテンツに対応するデスクランブル鍵を抽出し当該抽
出した所定単位のスクランブルコンテンツを当該抽出し
たデスクランブル鍵を用いてデスクランブルして所定単
位のコンテンツとするデスクランブル処理手段と、前記
デスクランブルされる所定単位のコンテンツを順次再生
に供する再生手段とを備えることを特徴とする。
【0156】これによって、スクランブルコンテンツを
受信して蓄積し、デスクランブル鍵のリストを生成して
保持することができ、蓄積したスクランブルコンテンツ
を再生する際に、デスクランブルしたい所定単位のスク
ランブルコンテンツのデスクランブルに必要なデスクラ
ンブル鍵を、当該リストから抽出することができる。従
って、デスクランブル鍵の抽出処理を短時間且つ低負荷
で実行することができるので、早送りのスピードなどの
特殊再生の性能を十分満足のいくレベルに上げることが
容易となる。
【0157】また、受信装置において、前記受信手段
は、前記所定単位のスクランブルコンテンツ、及び、デ
スクランブル鍵とスクランブルコンテンツとを対応付け
るための情報と当該デスクランブル鍵とからなる補助情
報を含むトランスポートストリーム(TS)パケットを
順次受信し、前記蓄積手段は、前記受信されたTSパケ
ットを順次蓄積し、前記リスト生成手段は、前記補助情
報に基づいて前記リストを生成することを特徴とするこ
ともできる。
【0158】これによって、補助情報に基づいて、当該
リストを容易に生成することができる。また、受信装置
において、前記TSパケットは、Entitlemen
t Control Message(ECM)を含
み、前記補助情報はECM本体の暗号化対象部分に埋め
込まれており、前記リスト生成手段は、前記ECMに埋
め込まれている補助情報を抽出してこれに基づいて前記
リストを生成することを特徴とすることもできる。
【0159】これによって、本体の暗号化対象部分に補
助情報が埋め込まれたECMを受信して蓄積し、蓄積さ
れたECMを解釈してリストを生成することができるの
で、現行の規格に従って本発明を実施することができ
る。本発明に係る放送装置は、コンテンツをスクランブ
ルして受信装置へ放送する放送装置であって、スクラン
ブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクランブル鍵
を入手する入手手段と、前記入手されたコンテンツの所
定単位を前記入手された複数のデスクランブル鍵のうち
の1つを用いてデスクランブル可能なように、且つ、所
定単位の1つ又は複数毎にデスクランブル鍵が異なるよ
うにスクランブルして所定単位のスクランブルコンテン
ツとするスクランブル処理手段と、前記所定単位のスク
ランブルコンテンツに当該スクランブルコンテンツを識
別するための情報、及び、対応するデスクランブル鍵か
らなり前記受信装置に前記複数のデスクランブル鍵のリ
ストを生成させるための補助情報を添付する添付手段
と、前記補助情報が添付されたスクランブルコンテンツ
を放送する放送手段とを備えることを特徴とする。
【0160】これによって、蓄積型サービス受信装置に
デスクランブル鍵のリストを生成させるための補助情報
を、スクランブルコンテンツに添付することができるの
で、蓄積型サービス受信装置に容易にデスクランブル鍵
のリストを生成させることができる。従って、蓄積型サ
ービス受信装置において、デスクランブル鍵の抽出処理
を短時間且つ低負荷で実行することができるので、早送
りのスピードなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレ
ベルに上げることが容易となる。
【0161】また、放送装置において、前記添付手段
は、前記補助情報を、Entitlement Con
trol Message(ECM)本体の暗号化対象
部分に埋め込んで、当該ECMを、前記所定単位のスク
ランブルコンテンツに添付することを特徴とすることも
できる。これによって、本体の暗号化対象部分に補助情
報を埋め込んだECMを、スクランブルコンテンツに添
付することができるので、現行の規格に従って本発明を
実施することができる。
【0162】本発明に係る放送装置は、コンテンツをス
クランブルして受信装置へ放送する放送装置であって、
スクランブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクラ
ンブル鍵を入手する入手手段と、前記入手された複数の
デスクランブル鍵のリストを生成するリスト生成手段
と、少なくとも1個の所定の情報に前記リストを埋め込
んで少なくとも1個の蓄積用情報を生成する埋め込み手
段と、前記入手されたコンテンツの所定単位を前記入手
された複数のデスクランブル鍵のうちの1つを用いてデ
スクランブル可能なように、且つ、所定単位の1つ又は
複数毎にデスクランブル鍵が異なるようにスクランブル
して所定単位のスクランブルコンテンツとするスクラン
ブル処理手段と、前記生成された蓄積用情報、及び、前
記スクランブルコンテンツを放送する放送手段とを備え
ることを特徴とする。
【0163】これによって、デスクランブル鍵のリスト
を埋め込んだ蓄積用情報と、スクランブルコンテンツと
を放送することができる。従って、蓄積型サービス受信
装置において、デスクランブル鍵の抽出処理を短時間且
つ低負荷で実行することができるので、早送りのスピー
ドなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレベルに上げ
ることが容易となる。
【0164】また、放送装置において、前記埋め込み手
段は、1個の所定の情報に前記リストを一括して埋め込
んで1個の蓄積用情報を生成し、前記放送手段は、前記
生成された1個の蓄積用情報、及び、前記スクランブル
コンテンツを放送することを特徴とすることもできる。
これによって、デスクランブル鍵のリストを一括して埋
め込んだ1個の蓄積用情報を生成して放送することがで
きる。
【0165】また、放送装置において、前記埋め込み手
段は、複数の所定の情報に前記リストを分割して埋め込
んで複数の蓄積用情報を生成し、前記放送手段は、前記
生成された複数の蓄積用情報、及び、前記スクランブル
コンテンツを放送することを特徴とすることもできる。
これによって、デスクランブル鍵のリストを分割して埋
め込んだ複数の蓄積用情報を生成して放送することがで
きる。
【0166】また、放送装置において、前記埋め込み手
段は、前記リストを少なくとも1個のEntitlem
ent Control Message(ECM)本
体の暗号化対象部分に埋め込んで少なくとも1個の蓄積
用情報とすることを特徴とすることもできる。これによ
って、本体の暗号化対象部分にリストを埋め込んだEC
Mを、スクランブルコンテンツに添付することができる
ので、現行の規格に従って本発明を実施することができ
る。
【0167】また、放送装置において、前記放送手段
は、前記蓄積用情報を、対応する全てのスクランブルコ
ンテンツを一通り放送する間に1セット放送することを
特徴とすることもできる。これによって、伝送量を節約
することができる。本発明に係る受信プログラムは、ス
クランブルコンテンツを受信して再生する受信装置にお
ける受信プログラムであって、前記受信装置に、当該ス
クランブルコンテンツの一部である所定単位毎にそれぞ
れに対応するデスクランブル鍵を用いてデスクランブル
可能なようにスクランブルされたスクランブルコンテン
ツと前記スクランブルコンテンツをデスクランブルする
ために用いるデスクランブル鍵の全てを含むリストが埋
め込まれた少なくとも1個の蓄積用情報とを受信する受
信ステップと、前記受信されたスクランブルコンテンツ
と蓄積用情報とを蓄積する蓄積ステップと、前記蓄積さ
れた蓄積用情報から前記リストを抽出するリスト抽出ス
テップと、前記蓄積されたスクランブルコンテンツから
デスクランブルすべき所定単位のスクランブルコンテン
ツを抽出し前記抽出されたリストからデスクランブルす
べき所定単位のスクランブルコンテンツに対応するデス
クランブル鍵を抽出し当該抽出した所定単位のスクラン
ブルコンテンツを、当該抽出したデスクランブル鍵を用
いてデスクランブルして所定単位のコンテンツとするデ
スクランブル処理ステップと、前記デスクランブルされ
る所定単位のコンテンツを順次再生に供する再生ステッ
プとを実行させることを特徴とする。
【0168】これによって、デスクランブル鍵のリスト
が埋め込まれた蓄積用情報とスクランブルコンテンツと
を受信して蓄積することができ、蓄積したスクランブル
コンテンツを再生する際に、デスクランブルしたい所定
単位のスクランブルコンテンツのデスクランブルに必要
なデスクランブル鍵を、当該リストから抽出することが
できる。
【0169】従って、デスクランブル鍵の抽出処理を短
時間且つ低負荷で実行することができるので、早送りの
スピードなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレベル
に上げることが容易となる。本発明に係る受信プログラ
ムは、スクランブルコンテンツを受信して再生する受信
装置における受信プログラムであって、前記受信装置
に、当該スクランブルコンテンツの一部である所定単位
毎にそれぞれに対応するデスクランブル鍵を用いてデス
クランブル可能なようにスクランブルされ前記所定単位
毎に対応するデスクランブル鍵がそれぞれ添付されてい
るスクランブルコンテンツを受信する受信ステップと、
前記受信されたスクランブルコンテンツを蓄積する蓄積
ステップと、前記蓄積手段による蓄積時、又は、当該蓄
積後に前記スクランブルコンテンツに所定単位毎に添付
されたデスクランブル鍵に基づいて前記スクランブルコ
ンテンツをデスクランブルするために用いるデスクラン
ブル鍵の全てを含むリストを生成するリスト生成ステッ
プと、前記蓄積されたスクランブルコンテンツからデス
クランブルすべき所定単位のスクランブルコンテンツを
抽出し前記生成されたリストからデスクランブルすべき
所定単位のスクランブルコンテンツに対応するデスクラ
ンブル鍵を抽出し当該抽出した所定単位のスクランブル
コンテンツを当該抽出したデスクランブル鍵を用いてデ
スクランブルして所定単位のコンテンツとするデスクラ
ンブル処理ステップと、前記デスクランブルされる所定
単位のコンテンツを順次再生に供する再生ステップとを
実行させることを特徴とする。
【0170】これによって、スクランブルコンテンツを
受信して蓄積し、デスクランブル鍵のリストを生成して
保持することができ、蓄積したスクランブルコンテンツ
を再生する際に、デスクランブルしたい所定単位のスク
ランブルコンテンツのデスクランブルに必要なデスクラ
ンブル鍵を、当該リストから抽出することができる。従
って、デスクランブル鍵の抽出処理を短時間且つ低負荷
で実行することができるので、早送りのスピードなどの
特殊再生の性能を十分満足のいくレベルに上げることが
容易となる。
【0171】本発明に係る放送プログラムは、コンテン
ツをスクランブルして受信装置へ放送する放送装置にお
ける放送プログラムであって、前記放送装置に、スクラ
ンブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクランブル
鍵を入手する入手ステップと、前記入手されたコンテン
ツの所定単位を前記入手された複数のデスクランブル鍵
のうちの1つを用いてデスクランブル可能なように、且
つ、所定単位の1つ又は複数毎にデスクランブル鍵が異
なるようにスクランブルして所定単位のスクランブルコ
ンテンツとするスクランブル処理ステップと、前記所定
単位のスクランブルコンテンツに当該スクランブルコン
テンツを識別するための情報、及び、対応するデスクラ
ンブル鍵からなり前記受信装置に前記複数のデスクラン
ブル鍵のリストを生成させるための補助情報を添付する
添付ステップと、前記補助情報が添付されたスクランブ
ルコンテンツを放送する放送ステップとを実行させるこ
とを特徴とする。
【0172】これによって、蓄積型サービス受信装置に
デスクランブル鍵のリストを生成させるための補助情報
を、スクランブルコンテンツに添付することができるの
で、蓄積型サービス受信装置に容易にデスクランブル鍵
のリストを生成させることができる。従って、蓄積型サ
ービス受信装置において、デスクランブル鍵の抽出処理
を短時間且つ低負荷で実行することができるので、早送
りのスピードなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレ
ベルに上げることが容易となる。
【0173】本発明に係る放送プログラムは、コンテン
ツをスクランブルして受信装置へ放送する放送装置にお
ける放送プログラムであって、前記放送装置に、スクラ
ンブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクランブル
鍵を入手する入手ステップと、前記入手された複数のデ
スクランブル鍵のリストを生成するリスト生成ステップ
と、少なくとも1個の所定の情報に前記リストを埋め込
んで少なくとも1個の蓄積用情報を生成する埋め込みス
テップと、前記入手されたコンテンツの所定単位を前記
入手された複数のデスクランブル鍵のうちの1つを用い
てデスクランブル可能なように、且つ、所定単位の1つ
又は複数毎にデスクランブル鍵が異なるようにスクラン
ブルして所定単位のスクランブルコンテンツとするスク
ランブル処理ステップと、前記生成された蓄積用情報、
及び、前記スクランブルコンテンツを放送する放送ステ
ップとを実行させることを特徴とする。
【0174】これによって、デスクランブル鍵のリスト
を埋め込んだ蓄積用情報と、スクランブルコンテンツと
を放送することができる。従って、蓄積型サービス受信
装置において、デスクランブル鍵の抽出処理を短時間且
つ低負荷で実行することができるので、早送りのスピー
ドなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレベルに上げ
ることが容易となる。
【0175】本発明に係る受信プログラムを記録した記
録媒体は、スクランブルコンテンツを受信して再生する
受信装置における受信プログラムを記録した記録媒体で
あって、前記受信装置に、当該スクランブルコンテンツ
の一部である所定単位毎にそれぞれに対応するデスクラ
ンブル鍵を用いてデスクランブル可能なようにスクラン
ブルされたスクランブルコンテンツと前記スクランブル
コンテンツをデスクランブルするために用いるデスクラ
ンブル鍵の全てを含むリストが埋め込まれた少なくとも
1個の蓄積用情報とを受信する受信ステップと、前記受
信されたスクランブルコンテンツと蓄積用情報とを蓄積
する蓄積ステップと、前記蓄積された蓄積用情報から前
記リストを抽出するリスト抽出ステップと、前記蓄積さ
れたスクランブルコンテンツからデスクランブルすべき
所定単位のスクランブルコンテンツを抽出し前記抽出さ
れたリストからデスクランブルすべき所定単位のスクラ
ンブルコンテンツに対応するデスクランブル鍵を抽出し
当該抽出した所定単位のスクランブルコンテンツを当該
抽出したデスクランブル鍵を用いてデスクランブルして
所定単位のコンテンツとするデスクランブル処理ステッ
プと、前記デスクランブルされる所定単位のコンテンツ
を順次再生に供する再生ステップとを実行させることを
特徴とする受信プログラムを記録する。
【0176】これによって、デスクランブル鍵のリスト
が埋め込まれた蓄積用情報とスクランブルコンテンツと
を受信して蓄積することができ、蓄積したスクランブル
コンテンツを再生する際に、デスクランブルしたい所定
単位のスクランブルコンテンツのデスクランブルに必要
なデスクランブル鍵を、当該リストから抽出することが
できる。
【0177】従って、デスクランブル鍵の抽出処理を短
時間且つ低負荷で実行することができるので、早送りの
スピードなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレベル
に上げることが容易となる。本発明に係る受信プログラ
ムを記録した記録媒体は、スクランブルコンテンツを受
信して再生する受信装置における受信プログラムを記録
した記録媒体であって、前記受信装置に、当該スクラン
ブルコンテンツの一部である所定単位毎にそれぞれに対
応するデスクランブル鍵を用いてデスクランブル可能な
ようにスクランブルされ前記所定単位毎に対応するデス
クランブル鍵がそれぞれ添付されているスクランブルコ
ンテンツを受信する受信ステップと、前記受信されたス
クランブルコンテンツを蓄積する蓄積ステップと、前記
蓄積手段による蓄積時、又は、当該蓄積後に、前記スク
ランブルコンテンツに所定単位毎に添付されたデスクラ
ンブル鍵に基づいて前記スクランブルコンテンツをデス
クランブルするために用いるデスクランブル鍵の全てを
含むリストを生成するリスト生成ステップと、前記蓄積
されたスクランブルコンテンツからデスクランブルすべ
き所定単位のスクランブルコンテンツを抽出し前記生成
されたリストからデスクランブルすべき所定単位のスク
ランブルコンテンツに対応するデスクランブル鍵を抽出
し当該抽出した所定単位のスクランブルコンテンツを当
該抽出したデスクランブル鍵を用いてデスクランブルし
て所定単位のコンテンツとするデスクランブル処理ステ
ップと、前記デスクランブルされる所定単位のコンテン
ツを順次再生に供する再生ステップとを実行させること
を特徴とする受信プログラムを記録する。
【0178】これによって、スクランブルコンテンツを
受信して蓄積し、デスクランブル鍵のリストを生成して
保持することができ、蓄積したスクランブルコンテンツ
を再生する際に、デスクランブルしたい所定単位のスク
ランブルコンテンツのデスクランブルに必要なデスクラ
ンブル鍵を、当該リストから抽出することができる。従
って、デスクランブル鍵の抽出処理を短時間且つ低負荷
で実行することができるので、早送りのスピードなどの
特殊再生の性能を十分満足のいくレベルに上げることが
容易となる。
【0179】本発明に係る放送プログラムを記録した記
録媒体は、コンテンツをスクランブルして受信装置へ放
送する放送装置における放送プログラムを記録した記録
媒体であって、前記放送装置に、スクランブルすべきコ
ンテンツ、及び、複数のデスクランブル鍵を入手する入
手ステップと、前記入手されたコンテンツの所定単位を
前記入手された複数のデスクランブル鍵のうちの1つを
用いてデスクランブル可能なように、且つ、所定単位の
1つ又は複数毎にデスクランブル鍵が異なるようにスク
ランブルして所定単位のスクランブルコンテンツとする
スクランブル処理ステップと、前記所定単位のスクラン
ブルコンテンツに当該スクランブルコンテンツを識別す
るための情報、及び、対応するデスクランブル鍵からな
り前記受信装置に前記複数のデスクランブル鍵のリスト
を生成させるための補助情報を添付する添付ステップ
と、前記補助情報が添付されたスクランブルコンテンツ
を放送する放送ステップとを実行させることを特徴とす
る放送プログラムを記録する。
【0180】これによって、蓄積型サービス受信装置に
デスクランブル鍵のリストを生成させるための補助情報
を、スクランブルコンテンツに添付することができるの
で、蓄積型サービス受信装置に容易にデスクランブル鍵
のリストを生成させることができる。従って、蓄積型サ
ービス受信装置において、デスクランブル鍵の抽出処理
を短時間且つ低負荷で実行することができるので、早送
りのスピードなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレ
ベルに上げることが容易となる。
【0181】本発明に係る放送プログラムを記録した記
録媒体は、コンテンツをスクランブルして受信装置へ放
送する放送装置における放送プログラムを記録した記録
媒体であって、前記放送装置に、スクランブルすべきコ
ンテンツ、及び、複数のデスクランブル鍵を入手する入
手ステップと、前記入手された複数のデスクランブル鍵
のリストを生成するリスト生成ステップと、少なくとも
1個の所定の情報に前記リストを埋め込んで少なくとも
1個の蓄積用情報を生成する埋め込みステップと、前記
入手されたコンテンツの所定単位を前記入手された複数
のデスクランブル鍵のうちの1つを用いてデスクランブ
ル可能なように、且つ、所定単位の1つ又は複数毎にデ
スクランブル鍵が異なるようにスクランブルして所定単
位のスクランブルコンテンツとするスクランブル処理ス
テップと、前記生成された蓄積用情報、及び、前記スク
ランブルコンテンツを放送する放送ステップとを実行さ
せることを特徴とする放送プログラムを記録する。
【0182】これによって、デスクランブル鍵のリスト
を埋め込んだ蓄積用情報と、スクランブルコンテンツと
を放送することができる。従って、蓄積型サービス受信
装置において、デスクランブル鍵の抽出処理を短時間且
つ低負荷で実行することができるので、早送りのスピー
ドなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレベルに上げ
ることが容易となる。
【0183】本発明に係る放送対象を記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体は、スクランブルされたス
クランブルコンテンツを受信して蓄積し蓄積したスクラ
ンブルコンテンツをデスクランブルして再生する受信装
置に向けて放送される放送対象を記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体であって、所定単位毎にそれぞ
れに対応するデスクランブル鍵を用いてデスクランブル
可能なようにスクランブルされているスクランブルコン
テンツと、少なくとも1個のEntitlement
Control Message(ECM)本体の暗号
化対象部分に前記スクランブルコンテンツをデスクラン
ブルするために用いるデスクランブル鍵の全てを含むリ
ストが埋め込まれている蓄積用ECMとを含む放送対象
を記録する。
【0184】これによって、ECM本体の暗号化対象部
分に前記異なるデスクランブル鍵の全てを含むリストが
埋め込まれているECMを放送することができるので、
これを受信した蓄積型サービス受信装置において、デス
クランブル鍵の抽出処理を短時間且つ低負荷で実行する
ことができるので、早送りのスピードなどの特殊再生の
性能を十分満足のいくレベルに上げることが容易とな
る。
【0185】本発明に係る受信方法は、スクランブルコ
ンテンツを受信して再生する受信方法であって、当該ス
クランブルコンテンツの一部である所定単位毎にそれぞ
れに対応するデスクランブル鍵を用いてデスクランブル
可能なようにスクランブルされたスクランブルコンテン
ツと前記スクランブルコンテンツをデスクランブルする
ために用いるデスクランブル鍵の全てを含むリストが埋
め込まれた少なくとも1個の蓄積用情報とを受信する受
信ステップと、前記受信されたスクランブルコンテンツ
と蓄積用情報とを蓄積する蓄積ステップと、前記蓄積さ
れた蓄積用情報から前記リストを抽出するリスト抽出ス
テップと、前記蓄積されたスクランブルコンテンツから
デスクランブルすべき所定単位のスクランブルコンテン
ツを抽出し前記抽出されたリストからデスクランブルす
べき所定単位のスクランブルコンテンツに対応するデス
クランブル鍵を抽出し当該抽出した所定単位のスクラン
ブルコンテンツを当該抽出したデスクランブル鍵を用い
てデスクランブルして所定単位のコンテンツとするデス
クランブル処理ステップと、前記デスクランブルされる
所定単位のコンテンツを順次再生に供する再生ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0186】これによって、デスクランブル鍵のリスト
が埋め込まれた蓄積用情報とスクランブルコンテンツと
を受信して蓄積することができ、蓄積したスクランブル
コンテンツを再生する際に、デスクランブルしたい所定
単位のスクランブルコンテンツのデスクランブルに必要
なデスクランブル鍵を、当該リストから抽出することが
できる。
【0187】従って、デスクランブル鍵の抽出処理を短
時間且つ低負荷で実行することができるので、早送りの
スピードなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレベル
に上げることが容易となる。本発明に係る受信方法は、
スクランブルコンテンツを受信して再生する受信方法で
あって、当該スクランブルコンテンツの一部である所定
単位毎にそれぞれに対応するデスクランブル鍵を用いて
デスクランブル可能なようにスクランブルされ前記所定
単位毎に対応するデスクランブル鍵がそれぞれ添付され
ているスクランブルコンテンツを受信する受信ステップ
と、前記受信されたスクランブルコンテンツを蓄積する
蓄積ステップと、前記蓄積手段による蓄積時、又は、当
該蓄積後に前記スクランブルコンテンツに所定単位毎に
添付されたデスクランブル鍵に基づいて前記スクランブ
ルコンテンツをデスクランブルするために用いるデスク
ランブル鍵の全てを含むデスクランブル鍵の全てを含む
リストを生成するリスト生成ステップと、前記蓄積され
たスクランブルコンテンツからデスクランブルすべき所
定単位のスクランブルコンテンツを抽出し前記生成され
たリストからデスクランブルすべき所定単位のスクラン
ブルコンテンツに対応するデスクランブル鍵を抽出し当
該抽出した所定単位のスクランブルコンテンツを当該抽
出したデスクランブル鍵を用いてデスクランブルして所
定単位のコンテンツとするデスクランブル処理ステップ
と、前記デスクランブルされる所定単位のコンテンツを
順次再生に供する再生ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0188】これによって、スクランブルコンテンツを
受信して蓄積し、デスクランブル鍵のリストを生成して
保持することができ、蓄積したスクランブルコンテンツ
を再生する際に、デスクランブルしたい所定単位のスク
ランブルコンテンツのデスクランブルに必要なデスクラ
ンブル鍵を、当該リストから抽出することができる。従
って、デスクランブル鍵の抽出処理を短時間且つ低負荷
で実行することができるので、早送りのスピードなどの
特殊再生の性能を十分満足のいくレベルに上げることが
容易となる。
【0189】本発明に係る放送方法は、コンテンツをス
クランブルして受信装置へ放送する放送方法であって、
スクランブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクラ
ンブル鍵を入手する入手ステップと、前記入手されたコ
ンテンツの所定単位を前記入手された複数のデスクラン
ブル鍵のうちの1つを用いてデスクランブル可能なよう
に、且つ、所定単位の1つ又は複数毎にデスクランブル
鍵が異なるようにスクランブルして所定単位のスクラン
ブルコンテンツとするスクランブル処理ステップと、前
記所定単位のスクランブルコンテンツに当該スクランブ
ルコンテンツを識別するための情報、及び、対応するデ
スクランブル鍵からなり前記受信装置に前記複数のデス
クランブル鍵のリストを生成させるための補助情報を添
付する添付ステップと、前記補助情報が添付されたスク
ランブルコンテンツを放送する放送ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0190】これによって、蓄積型サービス受信装置に
デスクランブル鍵のリストを生成させるための補助情報
を、スクランブルコンテンツに添付することができるの
で、蓄積型サービス受信装置に容易にデスクランブル鍵
のリストを生成させることができる。従って、蓄積型サ
ービス受信装置において、デスクランブル鍵の抽出処理
を短時間且つ低負荷で実行することができるので、早送
りのスピードなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレ
ベルに上げることが容易となる。
【0191】本発明に係る放送方法は、コンテンツをス
クランブルして受信装置へ放送する放送方法であって、
スクランブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクラ
ンブル鍵を入手する入手ステップと、前記入手された複
数のデスクランブル鍵のリストを生成するリスト生成ス
テップと、少なくとも1個の所定の情報に前記リストを
埋め込んで少なくとも1個の蓄積用情報を生成する埋め
込みステップと、前記入手されたコンテンツの所定単位
を前記入手された複数のデスクランブル鍵のうちの1つ
を用いてデスクランブル可能なように、且つ、所定単位
の1つ又は複数毎にデスクランブル鍵が異なるようにス
クランブルして所定単位のスクランブルコンテンツとす
るスクランブル処理ステップと、前記生成された蓄積用
情報、及び、前記スクランブルコンテンツを放送する放
送ステップとを実行させることを特徴とする。
【0192】これによって、デスクランブル鍵のリスト
を埋め込んだ蓄積用情報と、スクランブルコンテンツと
を放送することができる。従って、蓄積型サービス受信
装置において、デスクランブル鍵の抽出処理を短時間且
つ低負荷で実行することができるので、早送りのスピー
ドなどの特殊再生の性能を十分満足のいくレベルに上げ
ることが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の蓄積型サービス提供シ
ステムの構成を示す図である。
【図2】スクランブル鍵リスト記述子のデータ構造の例
を示す図で有る。
【図3】蓄積用ECMのデータ構造の例を示す図であ
る。
【図4】スクランブル鍵リストの送出タイミングを示す
図である。
【図5】スクランブル処理部103の詳細な構成を示す
図である。
【図6】あるTSにおけるコンテンツとスクランブル鍵
との関係を示す図である。
【図7】図6に示すTSに対応するスクランブル鍵リス
トを示す図である。
【図8】デスクランブル処理部204の詳細な構成を示
す図である。
【図9】本発明の実施の形態1の放送装置100におけ
る放送処理の手順を示す図である。
【図10】スクランブル処理部103におけるスクラン
ブル処理の詳細な手順を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態1の受信装置200にお
ける受信蓄積処理の手順を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態1の受信装置200及び
セキュリティモジュール300における上記受信蓄積処
理後の再生処理の手順を示す図である。
【図13】デスクランブル処理部204におけるデスク
ランブル処理の詳細な手順を示す図である。
【図14】MPEG2符号化方式における映像ストリー
ムを示す概念図である。
【図15】図14に示すような映像ストリームを変換す
ることによって得られたTSを示す図である。
【図16】早送り再生処理時のデスクランブル処理の詳
細な手順を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態2の蓄積型サービス提供
システムの構成の一部を示す図である。
【図18】デスクランブル処理部401の詳細な構成を
示す図である。
【図19】本発明の実施の形態3の蓄積型サービス提供
システムの構成の一部を示す図である。
【図20】スクランブル処理部601の詳細な構成を示
す図である。
【図21】CC mod 16 の値をスクランブル鍵
識別子とする場合におけるスクランブル鍵リストを示す
図である。
【図22】デスクランブル処理部701の詳細な構成を
示す図である。
【図23】本発明の実施の形態3の放送装置600にお
ける放送処理の手順を示す図である。
【図24】スクランブル処理部601におけるスクラン
ブル処理の詳細な手順を示す図である。
【図25】本発明の実施の形態3の受信装置700及び
セキュリティモジュール300における上記受信蓄積処
理後の再生処理の手順を示す図である。
【図26】デスクランブル処理部701におけるデスク
ランブル処理の詳細な手順を示す図である。
【図27】本発明の実施の形態4の蓄積型サービスシス
テムの構成を示す図である。
【図28】スクランブル鍵リスト生成用記述子のデータ
構造の例を示す図で有る。
【図29】スクランブル鍵リスト生成用記述子を追加さ
れた通常再生用ECMのデータ構造の例を示す図であ
る。
【図30】スクランブル処理部802の詳細な構成を示
す図である。
【図31】デスクランブル処理部905の詳細な構成を
示す図である。
【図32】本発明の実施の形態4の放送装置800にお
ける放送処理の手順を示す図である。
【図33】スクランブル処理部802におけるスクラン
ブル処理の詳細な手順を示す図である。
【図34】本発明の実施の形態4の受信装置900及び
セキュリティモジュール1000における受信蓄積処理
の手順を示す図である。
【図35】本発明の実施の形態4の受信装置900及び
セキュリティモジュール1000における上記受信蓄積
処理後の再生処理の手順を示す図である。
【図36】デスクランブル処理部905におけるデスク
ランブル処理の詳細な手順を示す図である。
【図37】本発明の実施の形態5の蓄積型サービスシス
テムの構成を示す図である。
【図38】スクランブル鍵の切り替わり、及び、通常再
生用ECMの更新の概略を示す図である。
【図39】奇数鍵と偶数鍵との切り替わり、及び、通常
再生用ECMの更新のタイミングを示す図である。
【図40】生成されるスクランブル鍵リストの推移を示
す図である。
【図41】デスクランブル処理部1207の詳細な構成
を示す図である。
【図42】本発明の実施の形態5の放送装置1100に
おける放送処理の手順を示す図である。
【図43】本発明の実施の形態4の受信装置1200及
びセキュリティモジュール1300における受信蓄積処
理の手順を示す図である。
【図44】本発明の実施の形態5の受信装置1200及
びセキュリティモジュール1300における上記受信蓄
積処理後の再生処理の手順を示す図である。
【図45】デスクランブル処理部1207におけるデス
クランブル処理の詳細な手順を示す図である。
【図46】Iピクチャリスト記述子のデータ構造の例を
示す図で有る。
【符号の説明】
10 スクランブル鍵記録部 11 コンテンツ記録部 100 放送装置 101 TSパケット化処理部 102 スクランブル鍵リスト生成部 103 スクランブル処理部 104 ECM生成部 105 多重化処理部 106 コンテンツ取得部 107 スクランブル鍵取得部 110 TSパケットカウンタ部 111 スクランブル鍵リスト保持部 112 スクランブル部 113 スクランブル鍵リスト解釈部 200 受信装置 201 TS分離部 202 HDD 203 スクランブル鍵リスト保持部 204 デスクランブル処理部 205 再生処理部 210 TSパケット抽出部 211 デスクランブル部 212 スクランブル鍵リスト解釈部 300 セキュリティモジュール 301 ECM解釈部 400 受信装置 401 デスクランブル処理部 410 TSパケット抽出部 411 デスクランブル部 500 セキュリティモジュール 501 スクランブル鍵リスト保持部 502 スクランブル鍵リスト解釈部 600 放送装置 601 スクランブル処理部 610 スクランブル鍵識別子算出部 611 TSパケットヘッダ解釈部 612 スクランブル鍵リスト保持部 613 スクランブル部 614 スクランブル鍵リスト解釈部 700 受信装置 701 デスクランブル処理部 710 TSパケット抽出部 711 スクランブル鍵識別子算出部 712 デスクランブル部 713 スクランブル鍵リスト解釈部 800 放送装置 801 補助情報生成部 802 スクランブル処理部 803 ECM生成部 804 多重化処理部 810 TSパケットカウンタ部 811 補助情報保持部 812 スクランブル部 813 補助情報解釈部 900 受信装置 901 TS分離部 902 HDD 903 スクランブル鍵リスト生成部 904 スクランブル鍵リスト保持部 905 デスクランブル処理部 910 TSパケット抽出部 911 デスクランブル部 912 スクランブル鍵リスト解釈部 1000 セキュリティモジュール 1001 ECM解釈部 1100 放送装置 1101 スクランブル処理部 1102 ECM生成部 1103 多重化処理部 1200 受信装置 1201 TS分離部 1202 鍵切り替わり判定部 1203 鍵更新判定部 1204 HDD 1205 スクランブル鍵リスト生成部 1206 スクランブル鍵リスト保持部 1207 デスクランブル処理部 1210 TSパケット抽出部 1211 デスクランブル部 1212 スクランブル鍵リスト解釈部 1300 セキュリティモジュール 1301 ECM解釈部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/93 H04N 5/93 E 7/167 H04L 9/00 601B 601E (72)発明者 松尾 隆史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 東 吾紀男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 村上 弘規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA23 GB04 GB06 HA21 HA24 HA29 KA05 KA24 LA06 5C064 BA01 BA07 BB02 BC06 BC17 BC25 BD08 BD09 CA14 CB08 CC04 5J104 AA14 AA16 BA03 EA16 NA02 NA35 PA05

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクランブルコンテンツを受信して再生
    する受信装置であって、 当該スクランブルコンテンツの一部である所定単位毎
    に、それぞれに対応するデスクランブル鍵を用いてデス
    クランブル可能なようにスクランブルされたスクランブ
    ルコンテンツと、前記スクランブルコンテンツをデスク
    ランブルするために用いるデスクランブル鍵の全てを含
    むリストが埋め込まれた少なくとも1個の蓄積用情報と
    を受信する受信手段と、 前記受信されたスクランブルコンテンツと蓄積用情報と
    を蓄積する蓄積手段と、 前記蓄積された蓄積用情報から、前記リストを抽出する
    リスト抽出手段と、 前記蓄積されたスクランブルコンテンツから、デスクラ
    ンブルすべき所定単位のスクランブルコンテンツを抽出
    し、前記抽出されたリストからデスクランブルすべき所
    定単位のスクランブルコンテンツに対応するデスクラン
    ブル鍵を抽出し、当該抽出した所定単位のスクランブル
    コンテンツを、当該抽出したデスクランブル鍵を用いて
    デスクランブルして、所定単位のコンテンツとするデス
    クランブル処理手段と、 前記デスクランブルされる所定単位のコンテンツを、順
    次再生に供する再生手段とを備えることを特徴とする受
    信装置。
  2. 【請求項2】 前記受信手段は、 前記リストが一括して埋め込まれた1個の蓄積用情報を
    受信し、 前記蓄積手段は、 前記受信されたスクランブルコンテンツと1個の蓄積用
    情報とを蓄積し、 前記リスト抽出手段は、 前記蓄積された1個の蓄積用情報から、前記リストを抽
    出することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信手段は、 前記リストが分割されて埋め込まれた複数の蓄積用情報
    の全てを受信し、 前記蓄積手段は、 前記受信されたスクランブルコンテンツと複数の蓄積用
    情報とを蓄積し、 前記リスト抽出手段は、 前記蓄積された複数の蓄積用情報から、前記リストを抽
    出することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信手段は、 前記所定単位のスクランブルコンテンツを含むトランス
    ポートストリーム(TS)パケットを順次受信し、 前記蓄積手段は、 前記受信されたTSパケットを順次蓄積し、 前記デスクランブル処理手段は、 前記蓄積手段に蓄積された複数のTSパケットの1つか
    ら、前記所定単位のスクランブルコンテンツを抽出し、
    抽出したTSパケットが先頭から何番目かをカウントす
    るスクランブルコンテンツ抽出手段と、 前記カウントに基づいて、前記リストから、デスクラン
    ブル鍵を抽出するデスクランブル鍵抽出手段と、 前記抽出した所定単位のスクランブルコンテンツを、前
    記抽出したデスクランブル鍵を用いてデスクランブルす
    るデスクランブル手段とを含むことを特徴とする請求項
    1に記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 前記受信手段は、 少なくとも1個のEntitlement Contr
    ol Message(ECM)本体の暗号化対象部分
    に前記リストが埋め込まれた少なくとも1個の蓄積用E
    CMを前記蓄積用情報として受信し、 前記蓄積手段は、 前記受信された蓄積用ECMを蓄積し、 前記リスト抽出手段は、 前記蓄積された蓄積用ECMを解釈して前記リストを抽
    出することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  6. 【請求項6】 前記受信手段は、他のECMと区別する
    ための識別情報を含む蓄積用ECMを受信することを特
    徴とする請求項5に記載の受信装置。
  7. 【請求項7】 前記受信手段は、 前記蓄積用ECMを、まとめて受信することを特徴とす
    る請求項5に記載の受信装置。
  8. 【請求項8】 前記受信手段は、 前記所定単位のスクランブルコンテンツ、及び、スクラ
    ンブルされていないTSパケットを特定するパケット特
    定情報を含むトランスポートストリーム(TS)パケッ
    トを順次受信し、 前記蓄積手段は、 前記受信されたTSパケットを順次蓄積し、 前記デスクランブル処理手段は、 前記蓄積手段に蓄積された複数のTSパケットの1つか
    ら、前記所定単位のスクランブルコンテンツ、及び、前
    記パケット特定情報を抽出するスクランブルコンテンツ
    抽出手段と、 前記抽出したパケット特定情報に基づいて、前記リスト
    から、デスクランブル鍵を抽出するデスクランブル鍵抽
    出手段と、 前記抽出した所定単位のスクランブルコンテンツを、前
    記抽出したデスクランブル鍵を用いてデスクランブルす
    るデスクランブル手段とを含むことを特徴とする請求項
    1に記載の受信装置。
  9. 【請求項9】 前記パケット特定情報は、CC(Con
    tinuity Counter)、TSパケット数、
    累積データ量、相対再生時間、及び、スクランブル鍵の
    識別子の何れかであり、 前記スクランブルコンテンツ抽出手段は、 前記CC、TSパケット数、累積データ量、相対再生時
    間、及び、スクランブル鍵の識別子の何れかをパケット
    特定情報として抽出し、 前記デスクランブル鍵抽出手段は、 前記パケット特定情報として抽出したCC、TSパケッ
    ト数、累積データ量、相対再生時間、及び、スクランブ
    ル鍵の識別子の何れかに所定の演算を施して、デスクラ
    ンブル鍵識別子を生成し、これに基づいて、前記リスト
    から、デスクランブル鍵を抽出することを特徴とする請
    求項8に記載の受信装置。
  10. 【請求項10】 前記受信手段は、前記所定単位のスク
    ランブルコンテンツ、及び、スクランブルされていない
    Iピクチャ情報を含むトランスポートストリーム(T
    S)パケットを順次受信し、 Iピクチャ情報とは、対応するTSパケットがIピクチ
    ャの一部又は全部であるか否かを示し、 前記蓄積手段は、 前記受信されたTSパケットを順次蓄積し、 前記デスクランブル処理手段は、 特殊再生を行う場合において、前記蓄積手段に蓄積され
    た複数のTSパケットの1つから、前記所定単位のスク
    ランブルコンテンツ、及び、Iピクチャ情報を抽出する
    スクランブルコンテンツ抽出手段と、 前記抽出したIピクチャ情報に基づいて、前記抽出した
    所定単位のスクランブルコンテンツがIピクチャの一部
    又は全部であるか否かを判定するIピクチャ判定手段
    と、 前記抽出した所定単位のスクランブルコンテンツがIピ
    クチャの一部又は全部である場合にのみ、前記リストか
    ら、デスクランブル鍵を抽出するデスクランブル鍵抽出
    手段と、 前記抽出した所定単位のスクランブルコンテンツを、前
    記抽出したデスクランブル鍵を用いてデスクランブルす
    るデスクランブル手段とを含むことを特徴とする請求項
    1に記載の受信装置。
  11. 【請求項11】 当該受信装置は、契約情報の管理を行
    い、非契約時に、一部が有効に機能しないセキュリティ
    モジュー、及び、その他のモジュールからなり、 当該受信装置は、さらに、 前記リスト抽出手段により抽出されたリストを保持する
    リスト保持手段を備え、 前記リスト抽出手段、及び、前記リスト保持手段は、前
    記セキュリティモジュール内部に備えられることを特徴
    とする請求項1に記載の受信装置。
  12. 【請求項12】 スクランブルコンテンツを受信して再
    生する受信装置であって、 当該スクランブルコンテンツの一部である所定単位毎
    に、それぞれに対応するデスクランブル鍵を用いてデス
    クランブル可能なようにスクランブルされ、前記所定単
    位毎に、対応するデスクランブル鍵がそれぞれ添付され
    ているスクランブルコンテンツを受信する受信手段と、 前記受信されたスクランブルコンテンツを蓄積する蓄積
    手段と、 前記蓄積手段による蓄積時、又は、当該蓄積後に、前記
    スクランブルコンテンツに所定単位毎に添付されたデス
    クランブル鍵に基づいて、前記スクランブルコンテンツ
    をデスクランブルするために用いるデスクランブル鍵の
    全てを含むリストを生成するリスト生成手段と、 前記蓄積されたスクランブルコンテンツから、デスクラ
    ンブルすべき所定単位のスクランブルコンテンツを抽出
    し、前記生成されたリストからデスクランブルすべき所
    定単位のスクランブルコンテンツに対応するデスクラン
    ブル鍵を抽出し、当該抽出した所定単位のスクランブル
    コンテンツを、当該抽出したデスクランブル鍵を用いて
    デスクランブルして、所定単位のコンテンツとするデス
    クランブル処理手段と、 前記デスクランブルされる所定単位のコンテンツを、順
    次再生に供する再生手段とを備えることを特徴とする受
    信装置。
  13. 【請求項13】 前記受信手段は、 前記所定単位のスクランブルコンテンツ、及び、デスク
    ランブル鍵とスクランブルコンテンツとを対応付けるた
    めの情報と当該デスクランブル鍵とからなる補助情報を
    含むトランスポートストリーム(TS)パケットを順次
    受信し、 前記蓄積手段は、 前記受信されたTSパケットを順次蓄積し、 前記リスト生成手段は、 前記補助情報に基づいて、前記リストを生成することを
    特徴とする請求項12に記載の受信装置。
  14. 【請求項14】 前記TSパケットは、Entitle
    ment Control Message(ECM)
    を含み、前記補助情報は、ECM本体の暗号化対象部分
    に埋め込まれており、 前記リスト生成手段は、 前記ECMに埋め込まれている補助情報を抽出して、こ
    れに基づいて、前記リストを生成することを特徴とする
    請求項13に記載の受信装置。
  15. 【請求項15】 コンテンツをスクランブルして、受信
    装置へ放送する放送装置であって、 スクランブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクラ
    ンブル鍵を入手する入手手段と、 前記入手されたコンテンツの所定単位を、前記入手され
    た複数のデスクランブル鍵のうちの1つを用いてデスク
    ランブル可能なように、且つ、所定単位の1つ又は複数
    毎にデスクランブル鍵が異なるようにスクランブルし
    て、所定単位のスクランブルコンテンツとするスクラン
    ブル処理手段と、 前記所定単位のスクランブルコンテンツに、当該スクラ
    ンブルコンテンツを識別するための情報、及び、対応す
    るデスクランブル鍵からなり、前記受信装置に前記複数
    のデスクランブル鍵のリストを生成させるための補助情
    報を添付する添付手段と、 前記補助情報が添付されたスクランブルコンテンツを放
    送する放送手段とを備えることを特徴とする放送装置。
  16. 【請求項16】 前記添付手段は、 前記補助情報を、Entitlement Contr
    ol Message(ECM)本体の暗号化対象部分
    に埋め込んで、当該ECMを、前記所定単位のスクラン
    ブルコンテンツに添付することを特徴とする請求項15
    に記載の放送装置。
  17. 【請求項17】 コンテンツをスクランブルして、受信
    装置へ放送する放送装置であって、 スクランブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクラ
    ンブル鍵を入手する入手手段と、 前記入手された複数のデスクランブル鍵のリストを生成
    するリスト生成手段と、 少なくとも1個の所定の情報に前記リストを埋め込ん
    で、少なくとも1個の蓄積用情報を生成する埋め込み手
    段と、 前記入手されたコンテンツの所定単位を、前記入手され
    た複数のデスクランブル鍵のうちの1つを用いてデスク
    ランブル可能なように、且つ、所定単位の1つ又は複数
    毎にデスクランブル鍵が異なるようにスクランブルし
    て、所定単位のスクランブルコンテンツとするスクラン
    ブル処理手段と、 前記生成された蓄積用情報、及び、前記スクランブルコ
    ンテンツを放送する放送手段とを備えることを特徴とす
    る放送装置。
  18. 【請求項18】 前記埋め込み手段は、 1個の所定の情報に前記リストを一括して埋め込んで、
    1個の蓄積用情報を生成し、 前記放送手段は、 前記生成された1個の蓄積用情報、及び、前記スクラン
    ブルコンテンツを放送することを特徴とする請求項17
    に記載の放送装置。
  19. 【請求項19】 前記埋め込み手段は、 複数の所定の情報に前記リストを分割して埋め込んで、
    複数の蓄積用情報を生成し、 前記放送手段は、 前記生成された複数の蓄積用情報、及び、前記スクラン
    ブルコンテンツを放送することを特徴とする請求項17
    に記載の放送装置。
  20. 【請求項20】 前記埋め込み手段は、 前記リストを、少なくとも1個のEntitlemen
    t ControlMessage(ECM)本体の暗
    号化対象部分に埋め込んで、少なくとも1個の蓄積用情
    報とすることを特徴とする請求項17に記載の放送装
    置。
  21. 【請求項21】 前記放送手段は、前記蓄積用情報を、
    対応する全てのスクランブルコンテンツを一通り放送す
    る間に、1セット放送することを特徴とする請求項17
    に記載の放送装置。
  22. 【請求項22】 スクランブルコンテンツを受信して再
    生する受信装置における受信プログラムであって、 前記受信装置に、 当該スクランブルコンテンツの一部である所定単位毎
    に、それぞれに対応するデスクランブル鍵を用いてデス
    クランブル可能なようにスクランブルされたスクランブ
    ルコンテンツと、前記スクランブルコンテンツをデスク
    ランブルするために用いるデスクランブル鍵の全てを含
    むリストが埋め込まれた少なくとも1個の蓄積用情報と
    を受信する受信ステップと、 前記受信されたスクランブルコンテンツと蓄積用情報と
    を蓄積する蓄積ステップと、 前記蓄積された蓄積用情報から、前記リストを抽出する
    リスト抽出ステップと、 前記蓄積されたスクランブルコンテンツから、デスクラ
    ンブルすべき所定単位のスクランブルコンテンツを抽出
    し、前記抽出されたリストからデスクランブルすべき所
    定単位のスクランブルコンテンツに対応するデスクラン
    ブル鍵を抽出し、当該抽出した所定単位のスクランブル
    コンテンツを、当該抽出したデスクランブル鍵を用いて
    デスクランブルして、所定単位のコンテンツとするデス
    クランブル処理ステップと、 前記デスクランブルされる所定単位のコンテンツを、順
    次再生に供する再生ステップとを実行させることを特徴
    とする受信プログラム。
  23. 【請求項23】 スクランブルコンテンツを受信して再
    生する受信装置における受信プログラムであって、 前記受信装置に、 当該スクランブルコンテンツの一部である所定単位毎
    に、それぞれに対応するデスクランブル鍵を用いてデス
    クランブル可能なようにスクランブルされ、前記所定単
    位毎に、対応するデスクランブル鍵がそれぞれ添付され
    ているスクランブルコンテンツを受信する受信ステップ
    と、 前記受信されたスクランブルコンテンツを蓄積する蓄積
    ステップと、 前記蓄積手段による蓄積時、又は、当該蓄積後に、前記
    スクランブルコンテンツに所定単位毎に添付されたデス
    クランブル鍵に基づいて、前記スクランブルコンテンツ
    をデスクランブルするために用いるデスクランブル鍵の
    全てを含むリストを生成するリスト生成ステップと、 前記蓄積されたスクランブルコンテンツから、デスクラ
    ンブルすべき所定単位のスクランブルコンテンツを抽出
    し、前記生成されたリストからデスクランブルすべき所
    定単位のスクランブルコンテンツに対応するデスクラン
    ブル鍵を抽出し、当該抽出した所定単位のスクランブル
    コンテンツを、当該抽出したデスクランブル鍵を用いて
    デスクランブルして、所定単位のコンテンツとするデス
    クランブル処理ステップと、 前記デスクランブルされる所定単位のコンテンツを、順
    次再生に供する再生ステップとを実行させることを特徴
    とする受信プログラム。
  24. 【請求項24】 コンテンツをスクランブルして、受信
    装置へ放送する放送装置における放送プログラムであっ
    て、 前記放送装置に、 スクランブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクラ
    ンブル鍵を入手する入手ステップと、 前記入手されたコンテンツの所定単位を、前記入手され
    た複数のデスクランブル鍵のうちの1つを用いてデスク
    ランブル可能なように、且つ、所定単位の1つ又は複数
    毎にデスクランブル鍵が異なるようにスクランブルし
    て、所定単位のスクランブルコンテンツとするスクラン
    ブル処理ステップと、 前記所定単位のスクランブルコンテンツに、当該スクラ
    ンブルコンテンツを識別するための情報、及び、対応す
    るデスクランブル鍵からなり、前記受信装置に前記複数
    のデスクランブル鍵のリストを生成させるための補助情
    報を添付する添付ステップと、 前記補助情報が添付されたスクランブルコンテンツを放
    送する放送ステップとを実行させることを特徴とする放
    送プログラム。
  25. 【請求項25】 コンテンツをスクランブルして、受信
    装置へ放送する放送装置における放送プログラムであっ
    て、 前記放送装置に、 スクランブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクラ
    ンブル鍵を入手する入手ステップと、 前記入手された複数のデスクランブル鍵のリストを生成
    するリスト生成ステップと、 少なくとも1個の所定の情報に前記リストを埋め込んで
    少なくとも1個の蓄積用情報を生成する埋め込みステッ
    プと、 前記入手されたコンテンツの所定単位を、前記入手され
    た複数のデスクランブル鍵のうちの1つを用いてデスク
    ランブル可能なように、且つ、所定単位の1つ又は複数
    毎にデスクランブル鍵が異なるようにスクランブルし
    て、所定単位のスクランブルコンテンツとするスクラン
    ブル処理ステップと、 前記生成された蓄積用情報、及び、前記スクランブルコ
    ンテンツを放送する放送ステップとを実行させることを
    特徴とする放送プログラム。
  26. 【請求項26】 スクランブルコンテンツを受信して再
    生する受信装置における受信プログラムを記録した記録
    媒体であって、 前記受信装置に、 当該スクランブルコンテンツの一部である所定単位毎
    に、それぞれに対応するデスクランブル鍵を用いてデス
    クランブル可能なようにスクランブルされたスクランブ
    ルコンテンツと、前記スクランブルコンテンツをデスク
    ランブルするために用いるデスクランブル鍵の全てを含
    むリストが埋め込まれた少なくとも1個の蓄積用情報と
    を受信する受信ステップと、 前記受信されたスクランブルコンテンツと蓄積用情報と
    を蓄積する蓄積ステップと、 前記蓄積された蓄積用情報から、前記リストを抽出する
    リスト抽出ステップと、 前記蓄積されたスクランブルコンテンツから、デスクラ
    ンブルすべき所定単位のスクランブルコンテンツを抽出
    し、前記抽出されたリストからデスクランブルすべき所
    定単位のスクランブルコンテンツに対応するデスクラン
    ブル鍵を抽出し、当該抽出した所定単位のスクランブル
    コンテンツを、当該抽出したデスクランブル鍵を用いて
    デスクランブルして、所定単位のコンテンツとするデス
    クランブル処理ステップと、 前記デスクランブルされる所定単位のコンテンツを、順
    次再生に供する再生ステップとを実行させることを特徴
    とする受信プログラムを記録した記録媒体。
  27. 【請求項27】 スクランブルコンテンツを受信して再
    生する受信装置における受信プログラムを記録した記録
    媒体であって、 前記受信装置に、 当該スクランブルコンテンツの一部である所定単位毎
    に、それぞれに対応するデスクランブル鍵を用いてデス
    クランブル可能なようにスクランブルされ、前記所定単
    位毎に、対応するデスクランブル鍵がそれぞれ添付され
    ているスクランブルコンテンツを受信する受信ステップ
    と、 前記受信されたスクランブルコンテンツを蓄積する蓄積
    ステップと、 前記蓄積手段による蓄積時、又は、当該蓄積後に、前記
    スクランブルコンテンツに所定単位毎に添付されたデス
    クランブル鍵に基づいて、前記スクランブルコンテンツ
    をデスクランブルするために用いるデスクランブル鍵の
    全てを含むリストを生成するリスト生成ステップと、 前記蓄積されたスクランブルコンテンツから、デスクラ
    ンブルすべき所定単位のスクランブルコンテンツを抽出
    し、前記生成されたリストからデスクランブルすべき所
    定単位のスクランブルコンテンツに対応するデスクラン
    ブル鍵を抽出し、当該抽出した所定単位のスクランブル
    コンテンツを、当該抽出したデスクランブル鍵を用いて
    デスクランブルして、所定単位のコンテンツとするデス
    クランブル処理ステップと、 前記デスクランブルされる所定単位のコンテンツを、順
    次再生に供する再生ステップとを実行させることを特徴
    とする受信プログラムを記録した記録媒体。
  28. 【請求項28】 コンテンツをスクランブルして、受信
    装置へ放送する放送装置における放送プログラムを記録
    した記録媒体であって、 前記放送装置に、 スクランブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクラ
    ンブル鍵を入手する入手ステップと、 前記入手されたコンテンツの所定単位を、前記入手され
    た複数のデスクランブル鍵のうちの1つを用いてデスク
    ランブル可能なように、且つ、所定単位の1つ又は複数
    毎にデスクランブル鍵が異なるようにスクランブルし
    て、所定単位のスクランブルコンテンツとするスクラン
    ブル処理ステップと、 前記所定単位のスクランブルコンテンツに、当該スクラ
    ンブルコンテンツを識別するための情報、及び、対応す
    るデスクランブル鍵からなり、前記受信装置に前記複数
    のデスクランブル鍵のリストを生成させるための補助情
    報を添付する添付ステップと、 前記補助情報が添付されたスクランブルコンテンツを放
    送する放送ステップとを実行させることを特徴とする放
    送プログラムを記録した記録媒体。
  29. 【請求項29】 コンテンツをスクランブルして、受信
    装置へ放送する放送装置における放送プログラムを記録
    した記録媒体であって、 前記放送装置に、 スクランブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクラ
    ンブル鍵を入手する入手ステップと、 前記入手された複数のデスクランブル鍵のリストを生成
    するリスト生成ステップと、 少なくとも1個の所定の情報に前記リストを埋め込んで
    少なくとも1個の蓄積用情報を生成する埋め込みステッ
    プと、 前記入手されたコンテンツの所定単位を、前記入手され
    た複数のデスクランブル鍵のうちの1つを用いてデスク
    ランブル可能なように、且つ、所定単位の1つ又は複数
    毎にデスクランブル鍵が異なるようにスクランブルし
    て、所定単位のスクランブルコンテンツとするスクラン
    ブル処理ステップと、 前記生成された蓄積用情報、及び、前記スクランブルコ
    ンテンツを放送する放送ステップとを実行させることを
    特徴とする放送プログラムを記録した記録媒体。
  30. 【請求項30】 スクランブルされたスクランブルコン
    テンツを受信して蓄積し、蓄積したスクランブルコンテ
    ンツをデスクランブルして再生する受信装置に向けて放
    送される放送対象を記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体であって、 所定単位毎に、それぞれに対応するデスクランブル鍵を
    用いてデスクランブル可能なようにスクランブルされて
    いるスクランブルコンテンツと、 少なくとも1個のEntitlement Contr
    ol Message(ECM)本体の暗号化対象部分
    に、前記スクランブルコンテンツをデスクランブルする
    ために用いるデスクランブル鍵の全てを含むリストが埋
    め込まれている蓄積用ECMとを含む放送対象を記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  31. 【請求項31】 スクランブルコンテンツを受信して再
    生する受信方法であって、 当該スクランブルコンテンツの一部である所定単位毎
    に、それぞれに対応するデスクランブル鍵を用いてデス
    クランブル可能なようにスクランブルされたスクランブ
    ルコンテンツと、前記スクランブルコンテンツをデスク
    ランブルするために用いるデスクランブル鍵の全てを含
    むリストが埋め込まれた少なくとも1個の蓄積用情報と
    を受信する受信ステップと、 前記受信されたスクランブルコンテンツと蓄積用情報と
    を蓄積する蓄積ステップと、 前記蓄積された蓄積用情報から、前記リストを抽出する
    リスト抽出ステップと、 前記蓄積されたスクランブルコンテンツから、デスクラ
    ンブルすべき所定単位のスクランブルコンテンツを抽出
    し、前記抽出されたリストからデスクランブルすべき所
    定単位のスクランブルコンテンツに対応するデスクラン
    ブル鍵を抽出し、当該抽出した所定単位のスクランブル
    コンテンツを、当該抽出したデスクランブル鍵を用いて
    デスクランブルして、所定単位のコンテンツとするデス
    クランブル処理ステップと、 前記デスクランブルされる所定単位のコンテンツを、順
    次再生に供する再生ステップとを含むことを特徴とする
    受信方法。
  32. 【請求項32】 スクランブルコンテンツを受信して再
    生する受信方法であって、 当該スクランブルコンテンツの一部である所定単位毎
    に、それぞれに対応するデスクランブル鍵を用いてデス
    クランブル可能なようにスクランブルされ、前記所定単
    位毎に、対応するデスクランブル鍵がそれぞれ添付され
    ているスクランブルコンテンツを受信する受信ステップ
    と、 前記受信されたスクランブルコンテンツを蓄積する蓄積
    ステップと、 前記蓄積手段による蓄積時、又は、当該蓄積後に、前記
    スクランブルコンテンツに所定単位毎に添付されたデス
    クランブル鍵に基づいて、前記スクランブルコンテンツ
    をデスクランブルするために用いるデスクランブル鍵の
    全てを含むデスクランブル鍵の全てを含むリストを生成
    するリスト生成ステップと、 前記蓄積されたスクランブルコンテンツから、デスクラ
    ンブルすべき所定単位のスクランブルコンテンツを抽出
    し、前記生成されたリストからデスクランブルすべき所
    定単位のスクランブルコンテンツに対応するデスクラン
    ブル鍵を抽出し、当該抽出した所定単位のスクランブル
    コンテンツを、当該抽出したデスクランブル鍵を用いて
    デスクランブルして、所定単位のコンテンツとするデス
    クランブル処理ステップと、 前記デスクランブルされる所定単位のコンテンツを、順
    次再生に供する再生ステップとを含むことを特徴とする
    受信方法。
  33. 【請求項33】 コンテンツをスクランブルして、受信
    装置へ放送する放送方法であって、 スクランブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクラ
    ンブル鍵を入手する入手ステップと、 前記入手されたコンテンツの所定単位を、前記入手され
    た複数のデスクランブル鍵のうちの1つを用いてデスク
    ランブル可能なように、且つ、所定単位の1つ又は複数
    毎にデスクランブル鍵が異なるようにスクランブルし
    て、所定単位のスクランブルコンテンツとするスクラン
    ブル処理ステップと、 前記所定単位のスクランブルコンテンツに、当該スクラ
    ンブルコンテンツを識別するための情報、及び、対応す
    るデスクランブル鍵からなり、前記受信装置に前記複数
    のデスクランブル鍵のリストを生成させるための補助情
    報を添付する添付ステップと、 前記補助情報が添付されたスクランブルコンテンツを放
    送する放送ステップとを含むことを特徴とする放送方
    法。
  34. 【請求項34】 コンテンツをスクランブルして、受信
    装置へ放送する放送方法であって、 スクランブルすべきコンテンツ、及び、複数のデスクラ
    ンブル鍵を入手する入手ステップと、 前記入手された複数のデスクランブル鍵のリストを生成
    するリスト生成ステップと、 少なくとも1個の所定の情報に前記リストを埋め込んで
    少なくとも1個の蓄積用情報を生成する埋め込みステッ
    プと、 前記入手されたコンテンツの所定単位を、前記入手され
    た複数のデスクランブル鍵のうちの1つを用いてデスク
    ランブル可能なように、且つ、所定単位の1つ又は複数
    毎にデスクランブル鍵が異なるようにスクランブルし
    て、所定単位のスクランブルコンテンツとするスクラン
    ブル処理ステップと、前記生成された蓄積用情報、及
    び、前記スクランブルコンテンツを放送する放送ステッ
    プとを実行させることを特徴とする放送方法。
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