JP2002246915A - データ符号化装置とその方法およびカメラシステム - Google Patents

データ符号化装置とその方法およびカメラシステム

Info

Publication number
JP2002246915A
JP2002246915A JP2001038348A JP2001038348A JP2002246915A JP 2002246915 A JP2002246915 A JP 2002246915A JP 2001038348 A JP2001038348 A JP 2001038348A JP 2001038348 A JP2001038348 A JP 2001038348A JP 2002246915 A JP2002246915 A JP 2002246915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
address
input
output
encoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001038348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3627659B2 (ja
Inventor
Hitomi Horigome
ひとみ 堀込
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001038348A priority Critical patent/JP3627659B2/ja
Priority to US10/075,557 priority patent/US6970603B2/en
Priority to DE2002615987 priority patent/DE60215987T2/de
Priority to EP20020250991 priority patent/EP1233375B1/en
Publication of JP2002246915A publication Critical patent/JP2002246915A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3627659B2 publication Critical patent/JP3627659B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/60Memory management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/007Transform coding, e.g. discrete cosine transform

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来に比べて処理が高速化されたデータ符号化
装置およびその方法ならびにカメラシステムを提供す
る。 【解決手段】まず、データT_Kの入力順序に応じた所
定の書き込みアドレスW_ADDが各データに対応して
生成され、記憶部30の対応するアドレスに記憶され
る。また、非ゼロのデータT_Kの書き込みアドレスの
うち、記憶部30からの読み出し順序が最も後のアドレ
スがEOB検出部60に検出される。次いで、読み出し
アドレスR_ADDが順次生成され、記憶部30の当該
アドレスからデータが読み出されて符号化部50に出力
される。読み出しアドレスR_ADDとEOB検出部6
0の検出アドレスとが一致しない場合、データR_DA
TAが符号化部50において順次符号化され、一致する
場合は、このアドレスのデータが符号化された後、符号
EOBが生成されて、符号化が終了される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定のデータ数の
データブロックごとにデータを符号化するデータ符号化
装置とその方法、および生成した画像データを所定のデ
ータ数のデータブロックごとに圧縮符号化するカメラシ
ステムに関し、例えば、8×8画素のブロックごとに画
像データをJPEG符号化するデータ符号化装置とその
方法、およびカメラシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自然画像は隣接する画素値が相関性を有
している場合が多く、ある微小な領域内で見た場合にお
ける画素値の空間的な変動(空間周波数)が小さくな
り、直交変換によって画像データを空間周波数領域のデ
ータに変換した場合、低周波側にデータが偏る傾向があ
る。このため、空間周波数領域のデータを符号化する場
合、高周波側のデータに割り当てる符号長を低周波側の
データに比べて短くすることにより、データ全体の平均
符号長を短くすることができ、情報量を圧縮することが
できる。
【0003】例えば、静止画データを圧縮符号化する国
際標準化方式であるJPEG(Joint Photographic Exp
erts Groupによるカラー静止画像符号化方式)のDCT
利用型符号化方式においては、入力の画像データが8×
8画素ごとのブロックに分割され、この各ブロックに対
して直交変換の1つであるDCT(Descrete CosineTra
nsform :離散コサイン変換)が実行される。これによ
り、1ブロックの64個の画像データは64個のDCT
係数に変換される。このDCT係数は、各係数ごとに定
められた量子化ステップで量子化された後、1個のDC
成分とそれ以外の63個のAC成分とがそれぞれ異なる
方法でハフマン符号に符号化される。
【0004】DCT係数がDC成分の場合は、連続した
ブロック間の差分のデータがハフマン符号化される。こ
れは、自然画像において隣接するブロック間のDC成分
が相関性を有している場合が多く、差分値の分散が小さ
くなるためである。
【0005】またDCT係数がAC成分の場合は、空間
周波数の大きさに応じた順序に並び替えられたDCT係
数のデータ列が、非ゼロの係数の値とその前に連続する
ゼロ係数の個数との組み合わせに応じてハフマン符号に
符号化される。これは、量子化後のDCT変換係数が高
周波側でゼロになり易い性質を利用して圧縮効率を高め
るためである。
【0006】ただし、AC成分の符号化処理には2つの
特別な場合があり、その1つは上述のデータ列において
ゼロ係数のAC成分が16個以上連続する場合である。
この場合には、16個の連続するゼロ係数に対してZR
L(Zero Run Length )と呼ばれる1つの符号が生成さ
れる。またもう1つはデータ列の最後のAC成分がゼロ
係数の場合であり、この場合にはデータ列の最後まで連
続したゼロ係数に対して、その個数に係わらずEOB
(End Of Block)と呼ばれる符号が1つだけ生成され
る。いずれの場合にも、複数のゼロ係数に対して一括し
て1つの符号が与えられるので、これにより圧縮効率が
高められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来のJPE
G符号化装置について図面を参照しながら具体的に説明
する。図10は、従来のJPEG符号化装置を説明する
ための概略的な構成図である。図10に示すJPEG符
号化装置は、DCT・量子化部1、DCTバッファ制御
部2、DCTバッファ3、およびハフマン符号化部4を
有する。
【0008】DCT・量子化部1は、8×8画素ブロッ
クごとに入力される画像データD_INをDCTによっ
て変換し、この結果として得られる64個のDCT係数
を各係数ごとに定められた量子化ステップによって量子
化する。そして、イネーブル信号DCT_ENをアクテ
ィブ状態に変化させて8×8画素ブロックの先頭データ
の出力を通知した後に、64個の量子化DCT係数DC
T_Kを順次DCTバッファ制御部2に出力する。
【0009】DCTバッファ制御部2は、DCT・量子
化部1のイネーブル信号DCT_ENがアクティブ状態
に変化した場合、イネーブル信号W_ENによってDC
Tバッファ3を書き込み可能状態に設定し、DCT・量
子化部1のDCT係数DCT_Kに対応したジグザグス
キャン順の書き込みアドレスW_ADDを順次生成し
て、この生成したアドレスにDCT係数DCT_Kを順
次書き込む。また、ハフマン符号化部4のイネーブル信
号HAFF_ENがアクティブ状態に変化した場合、イ
ネーブル信号R_ENによってDCTバッファ3を読み
出し可能状態に設定し、読み出しアドレスR_ADDを
順次生成してDCTバッファ3からDCT係数R_DA
TAを読み出し、これをハフマン符号化部4に順次出力
する。
【0010】このDCTバッファ制御部2について、図
11を参照しながら更に詳しく説明する。図11は、こ
のDCTバッファ制御部2を説明するための概略的な構
成図である。図11に示すDCTバッファ制御部2は、
ラッチ回路21、ジグザグアドレス生成部22、および
リードアドレス生成部23を有する。
【0011】ラッチ回路21は、図示しないクロック信
号に同期してDCT・量子化部1からのDCT係数DC
T_Kを保持し、これを書き込みデータW_DATAと
してDCTバッファ2に出力する回路であり、これによ
りデータW_DATAと書き込みアドレスW_ADDと
が同期してDCTバッファ2に供給される。
【0012】ジグザグアドレス生成部22は、DCT・
量子化部1のイネーブル信号DCT_ENの状態を監視
しており、このアクティブ状態の検出に同期して書き込
みイネーブル信号W_ENをアクティブ状態に変化さ
せ、DCTバッファ3を書き込み可能状態に設定する。
更に、DCT・量子化部1から順次入力されるDCT係
数DCT_Kに対応したジグザグスキャン順の書き込み
アドレスW_ADDを順次生成し、この生成したアドレ
スに対してDCT係数W_DATAを順次書き込む。6
4個のDCT係数がDCTバッファ3に書き込まれた後
は、イネーブル信号W_ENを非アクティブ状態に戻
し、再びイネーブル信号DCT_ENの監視状態に戻
る。
【0013】リードアドレス生成部23は、ハフマン符
号化部4のイネーブル信号HAFF_ENの状態を監視
しており、このアクティブ状態の検出に同期して読み出
しイネーブル信号R_ENをアクティブ状態に変化さ
せ、DCTバッファ3を読み出し可能状態に設定する。
更に、読み出しアドレスR_ADDを順次生成してDC
Tバッファ3からDCT係数を読み出し、この読み出し
たDCT係数R_DATAをハフマン符号化部4に順次
出力する。
【0014】図12は、DCT・量子化部1において生
成されるDCT係数の生成順序と、ジグザグスキャンの
順番に従ってDCTバッファ2に書き込まれたDCT係
数の読み出し順序の例を示す図である。図12aにおい
て、8×8の2次元で表現されたデータブロックの各D
CT係数に対応する数字はそれぞれ各DCT係数が生成
される順番を示しており、これらのDCT係数の空間周
波数は、左から右、上段から下段へ行くほど高くなる。
また、この図において点線で示した矢印はジグザグスキ
ャンの順番を示しており、この順番に応じてDCTバッ
ファ2からデータが読み出されるように、ジグザグスキ
ャンアドレス生成部22において書き込みアドレスW_
ADDが生成される。この図から分かるように、ジグザ
グスキャンの順番は、水平ライン方向および垂直ライン
方向の空間周波数がこの順番に応じて均等に高くなるよ
うに設定されている。
【0015】また図12bにおいて各DCT係数の数字
は、図12aにおける数字と対応しており、点線で示し
た矢印は、DCTバッファ2に書き込まれたDCT係数
が読み出される順序を示している。DCT係数は、図に
示す2次元で表現されたデータブロックの左から右、上
段から下段の順番でDCTバッファ2から順次読み出さ
れる。また、このデータブロックはDCTバッファ2の
アドレス空間を示しており、例えば左から右、上段から
下段へ行くほどにアドレス値が大きくなる。したがっ
て、リードアドレス生成部23においてはジグザグスキ
ャンアドレス生成部22のように複雑なアドレスを生成
する必要はなく、例えば1番目から64番目のDCT係
数まで所定のステップで単純に増加するアドレスが生成
される。以上が図10のDCTバッファ制御部2の説明
である。
【0016】図10のDCTバッファ3は、DCTバッ
ファ制御部2からのイネーブル信号W_ENによって書
き込み可能状態に設定された場合、DCT・量子化部1
において順次生成されるDCT係数W_DATAを、書
き込みアドレスW_ADDで指定される記憶領域に記憶
する。またDCTバッファ制御部2からのイネーブル信
号R_ENによって読み出し可能状態に設定された場
合、読み出しアドレスR_ADDで指定される記憶領域
からDCT係数R_DATAを読み出して、これをハフ
マン符号化部4に出力する。
【0017】ハフマン符号化部4は、符号化を行う場合
イネーブル信号HAFF_ENをアクティブ状態に設定
し、DCTバッファ制御部2よってDCTバッファ3か
ら順次読み出されるDCT係数をハフマン符号化し、ハ
フマン符号H_CODEを出力する。また、EOB検出
部5からブロックの符号化終了を指示する信号S_EO
Bが入力された場合には符号EOBを出力する。
【0018】このハフマン符号化部4について、図13
を参照しながら更に詳しく説明する。図13は、このハ
フマン符号化部4を説明するための概略的な構成図であ
る。図13に示すハフマン符号化部4は、ゼロデータ・
カウンタ41、ハフマン符号テーブルアドレス生成部4
2、ハフマン符号テーブル43、ZRL判定部44、お
よびデータコントロール部45を有する。
【0019】ゼロデータ・カウンタ41は、DCTバッ
ファ3から読み出されたDCT係数R_DATAのデー
タ列において、AC成分のゼロ係数が連続する個数を計
数するカウンタである。1ブロックの符号化が開始され
る時点においてこの計数値をゼロに初期化し、DCT係
数R_DATAにAC成分のゼロ係数が入力されるたび
に計数値を1ずつインクリメントする。そして、DCT
係数R_DATAに非ゼロの係数が入力された場合にこ
の非ゼロの係数DATAと計数値Z_CTとをハフマン
符号テーブルアドレス生成部42およびZRL判定部4
4に出力し、その後計数値をゼロに初期化する。また、
符号ZRLの生成を通知する信号S_ZRLが入力され
た場合は、このゼロ係数の計数値から値”16”を減算
する。
【0020】ハフマン符号テーブルアドレス生成部42
は、ゼロデータ・カウンタ41から出力される非ゼロ係
数DATAと計数値Z_CTとの組み合わせに応じたハ
フマン符号テーブル43のアドレスTBL_ADDを生
成し、これをハフマン符号テーブル43に出力する。ま
た、符号ZRLの生成を指示する信号S_ZRLが入力
された場合は符号ZRLに対応するアドレスTBL_A
DDを、ブロックの符号化終了を指示する信号S_EO
Bが入力された場合には符号EOBに対応するハフマン
符号テーブル43のアドレスTBL_ADDをそれぞれ
生成する。
【0021】ハフマン符号テーブル43は、テーブルア
ドレスTBL_ADDに対応するハフマン符号を所定の
データテーブルから抽出して出力する。
【0022】ZRL判定部44は、ゼロ係数の計数値が
値”16”以上で、かつ非ゼロの係数が入力された場合
に符号ZRLの生成を指示する信号S_ZRLを生成
し、これをゼロデータ・カウンタ41、ハフマン符号テ
ーブルアドレス生成部42およびデータコントロール部
45に出力する。
【0023】データコントロール部45は、起動信号S
TAを受けてイネーブル信号HAFF_ENをアクティ
ブ状態に設定し、DCTバッファ3からのDCT係数の
読み込みを開始させる。また、ZRL判定部44から符
号ZRLの生成を指示する信号S_ZRLが入力された
場合にはイネーブル信号HAFF_ENを一時的に非ア
クティブ状態に設定してDCTバッファ3からのDCT
係数の読み込みを停止させ、符号ZRLの生成後に再び
イネーブル信号HAFF_ENをアクティブ状態にもど
して符号化を再開させる。1ブロック分のDCT係数の
読み込みが終了した場合、またはブロックの符号化終了
を指示する信号S_EOBが入力された場合にはイネー
ブル信号HAFF_ENを非アクティブ状態に戻し、ハ
フマン符号化を終了させる。以上が図10のハフマン符
号化部4の説明である。
【0024】図10のEOB判定部5は、DCTバッフ
ァ3から読み出されるDCT係数R_DATAとそのア
ドレスR_ADDに基づいて、1ブロックの最後に読み
出されるDCT係数の値がゼロであるか否かを検出す
る。この値がゼロの場合にはブロックの符号化終了を指
示する信号S_EOBを生成して、これをハフマン符号
化部4に出力する。
【0025】次に、上述した構成を有する図10のJP
EG符号化装置の動作について説明する。
【0026】図14は、図10に示すJPEG符号化装
置におけるDCT係数のジグザグスキャン順への並べ替
え動作を説明するためのタイミング図である。このう
ち、図14a〜図14fはDCT係数がDCTバッファ
3に書き込まれる動作を示すタイミング図を示し、残り
の図14g〜図14kはDCTバッファ3からDCT係
数が読み出される動作を示すタイミング図を示す。
【0027】クロック信号(図14a)に同期して、D
CT・量子化部1のイネーブル信号DCT_EN(図1
4b)がアクティブ状態に設定されると、このアクティ
ブ状態を検出したのジグザグアドレス生成部22におい
て書き込みイネーブル信号W_EN(図14d)がアク
ティブ状態に設定されるとともに、ジグザグシーケンス
の順番に従って書き込みアドレスW_ADD(図14
e)が生成される。また、DCT・量子化部1のDCT
係数DCT_K(図14c)がラッチ回路21において
ラッチされたDCT係数W_DATA(図14f)と、
ジグザグアドレス生成部22において生成された書き込
みアドレスW_ADDの出力とがクロック信号に同期し
てDCTバッファ3に出力される。書き込みイネーブル
信号W_ENは、64個のDCT係数がDCTバッファ
3に書き込まれた後に再び非アクティブ状態へ戻され
る。
【0028】クロック信号(図14g)に同期して、ハ
フマン符号化部4のイネーブル信号HAFF_EN(図
14h)がアクティブ状態に設定されると、このアクテ
ィブ状態を検出したリードアドレス生成部23において
イネーブル信号R_EN(図14i)がアクティブ状態
に設定されるとともに、読み出しアドレスR_ADD
(図14j)が順次生成される。これにより、DCTバ
ッファ3に記憶されていたDCT係数R_DATA(図
14k)が順次読み出されてハフマン符号化部4に入力
される。読み出しイネーブル信号R_ENは、64個の
DCT係数がDCTバッファ3から読み出された後に再
び非アクティブ状態へ戻される。
【0029】図15は、DCTバッファ3から読み出さ
れてハフマン符号化部4に入力される8×8画素ブロッ
クのDCT係数の例を示す図であり、図16は、この図
15に示すDCT係数が入力された場合におけるハフマ
ン符号化部4の動作を説明するためのタイミング図であ
る。このタイミング図における時刻T1〜時刻T8の動
作について説明する。
【0030】時刻T1:クロック信号(図16a)に同
期して読み出しイネーブル信号R_EN(図16b)が
アクティブ状態に変化し、ハフマン符号化部4にDCT
係数R_DATA(図16c)が入力される。ブロック
の最初に入力されるこのDCT係数R_DATAはDC
成分であり、以降に入力されるAC成分とは処理が異な
る。DC成分に対しては、前回入力された8×8画素ブ
ロックのDC成分との差分値に基づいてDC成分用のハ
フマン符号テーブルのアドレスTBL_ADDが生成さ
れ、これに応じたハフマン符号H_CODEがハフマン
符号テーブル43から出力される。
【0031】時刻T2:DCT係数R_DATAとして
非ゼロのデータ(値”2”)が入力される。この値”
2”と、値”2”の前に連続して入力されたゼロ係数の
計数値Z_CT(図16d)の値”1”との組み合わせ
に応じたアドレスTBL_ADD(図16g)がハフマ
ン符号テーブルアドレス生成部42において生成され、
これに応じたハフマン符号H_CODEがハフマン符号
テーブル43から出力される。
【0032】時刻T3:DCT係数R_DATAとして
非ゼロのデータ(値”1”)が入力される。この値”
1”と、この値”1”の前に連続して入力されたゼロ係
数の計数値Z_CTの値”0”との組み合わせに応じた
アドレスTBL_ADDが生成され、これに応じたハフ
マン符号H_CODEが出力される。
【0033】時刻T4:連続して入力されたゼロ係数の
計数値Z_CTが値”16”に達するが、この段階では
符号ZRLと符号EOBの何れの符号を生成すべきか判
断できないので、符号化は行われない。すなわち、この
まま最後のDCT係数までゼロとなって1つの符号EO
Bが生成される場合と、最後のDCT係数の手前にある
非ゼロのDCT係数によって1つ以上の符号ZRLが生
成される場合の2通りがあり、時刻T4においてはこの
何れの場合になるかを判断できないため、アドレスTB
L_ADDが生成されない。
【0034】時刻T5:DCT係数R_DATAとして
非ゼロのデータ(値”1”)が入力される。またこの
時、連続して入力されたゼロ係数の計数値Z_CTが1
6以上の値”39”であるため、ZRL判定部44にお
いて符号ZRLの生成を指示する信号S_ZRL(図1
6e)が生成される。これにより、符号ZRLに対応す
るアドレスTBL_ADDがハフマン符号テーブル43
に入力されて符号ZRLが出力されるとともに、ゼロ係
数の計数値Z_CTから値”16”が減算される。さら
に、イネーブル信号HAFF_ENが非アクティブ状態
に設定されて、DCTバッファ3からのDCT係数の読
み込みが一時的に停止状態にされる。
【0035】時刻T6:DCT係数の読み込みが停止状
態であるためDCT係数R_DATAは時刻T5と同じ
非ゼロのデータ(値”1”)のままであり、また、ゼロ
係数の計数値Z_CTは値”23”であるため、符号Z
RLの生成を指示する信号S_ZRLが続けて生成され
る。これにより、符号ZRLに対応するアドレスTBL
_ADDがハフマン符号テーブル43に入力されて符号
ZRLが出力されるとともに、ゼロ係数の計数値Z_C
Tから値”16”が更に減算される。また、イネーブル
信号HAFF_ENは非アクティブ状態のままであるた
め、DCTバッファ3からのDCT係数の読み込みが続
けて停止状態にされる。
【0036】時刻T7:DCT係数の読み込みが停止状
態であるためDCT係数R_DATAは時刻T6と同じ
非ゼロのデータ(値”1”)であるが、ゼロ係数の計数
値Z_CTは値”7”となり値”16”より小さくなる
ので、符号ZRLは生成されない。この代わりに、DC
T係数R_DATAの値”1”とゼロ係数の計数値Z_
CTの値”7”との組み合わせに応じたアドレスTBL
_ADDが生成され、これに応じたハフマン符号H_C
ODEが生成される。
【0037】時刻T8:最後のDCT係数の値がゼロに
なるため、ブロックの符号化終了を指示する信号S_E
OBがEOB判定部5から出力される。これを受けたハ
フマン符号テーブルアドレス生成部42において符号E
OBに対応するアドレスTBL_ADDが生成され、ハ
フマン符号テーブル部43に入力される。また、データ
コントロール部45においてイネーブル信号HAFF_
ENが非アクティブ状態に戻され、これに応じてリード
アドレス生成部23においてイネーブル信号R_ENが
非アクティブ状態に戻されるため、DCTバッファ3か
らのデータの読み出しは終了される。
【0038】このように従来のJPEG符号化装置にお
いては、たとえAC成分がすべてゼロであったとして
も、ジグザグスキャンの最終データの値がゼロであるこ
とが確認されるまでは符号ZRLの可能性も残るため、
符号EOBを生成できない。すなわち、結果として符号
EOBしか生成されない場合であっても1ブロック分の
64個のDCT係数が全て確認される必要があるため、
符号化に係る処理時間を短縮できない問題がある。
【0039】また、DCT係数が16個以上連続してゼ
ロになる場合、符号ZRLまたは符号EOBの何れかの
符号が生成されることになるが、非ゼロのDCT係数が
入力されるか、あるいは最後までゼロが連続するまでは
何れの符号を生成すべきか判断できないため符号ZRL
は生成されない。このため、非ゼロのDCT係数が入力
された場合には、一旦DCTバッファ3からのDCT係
数の入力を停止させて符号ZRLを生成させる必要があ
る。すなわち、符号ZRLが生成されるたびにDCT係
数の読み出しに遅延時間が発生してしまう問題がある。
【0040】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、従来に比べて符号化処理を高速化
できるデータ符号化装置とその方法を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、生成した画像データを
従来に比べて高速に圧縮符号化できるカメラシステムを
提供することにある。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のデータ符号化装置は、所定のデータ数のデ
ータブロックごとにデータを符号化するデータ符号化装
置であって、順次入力される上記データブロックのデー
タを、入力された順序に対応する所定の出力順序で出力
するデータ列並べ替え手段と、上記データ列並べ替え手
段の入力データから、基準データと一致しない入力デー
タで、かつ上記出力順序が最も後の入力データをブロッ
ク終了データとして検出するブロック終了データ検出手
段と、上記データ列並べ替え手段の出力データが上記ブ
ロック終了データであるか否かを判定するブロック終了
判定手段と、上記データ列並べ替え手段の出力データに
応じた符号を順次生成し、当該出力データが上記ブロッ
ク終了判定手段において上記ブロック終了データである
ことが判定された場合、当該出力データに応じた符号の
生成に続いて第1の符号を生成し、当該出力データを含
むデータブロックの符号化を終了する符号化手段とを有
する。
【0042】また、上記符号化手段は、上記データ列並
べ替え手段から連続して出力される上記ゼロデータの数
を計数し、連続したゼロデータの上記計数値と当該連続
したゼロデータに続いて出力されるゼロデータでないデ
ータの値とに応じた符号を生成し、上記計数値が所定の
値に達した場合、第2の符号を生成し、当該計数値から
上記所定の値を減算する。
【0043】好適には、上記データ列並べ替え手段は、
データ書き込み要求を受けて、指定されたアドレスに上
記入力データを記憶し、データ読み出し要求を受けて、
指定されたアドレスに記憶されたデータを読み出す記憶
手段と、上記データ書き込み要求を上記記憶手段に出力
し、上記入力データの入力順序に応じた所定の書き込み
アドレスを各入力データに対応して生成し、上記入力デ
ータを上記記憶手段の対応する書き込みアドレスに記憶
させる書き込み手段と、上記データ読み出し要求を上記
記憶手段に出力し、所定の読み出しアドレスを順次生成
し、上記記憶手段の当該読み出しアドレスに記憶された
データを順次読み出す読み出し手段とを含み、上記ブロ
ック終了データ検出手段は、上記ゼロデータと一致しな
い上記入力データの上記書き込みアドレスのうち、上記
読み出し手段において最も後に読み出されるアドレスを
ブロック終了アドレスとして検出し、上記ブロック終了
判定手段は、上記読み出しアドレスと上記ブロック終了
アドレスとが一致する場合、当該読み出しアドレスに対
応する出力データが上記ブロック終了データであること
を判定する。
【0044】本発明のデータ符号化装置によれば、デー
タ並べ替え手段において、順次入力される上記データブ
ロックのデータが、入力された順序に対応する所定の出
力順序で出力される。上記ブロック終了データ検出手段
においては、上記データ列並べ替え手段の入力データか
ら、基準データと一致しない入力データで、かつ上記出
力順序が最も後の入力データが上記ブロック終了データ
として検出される。上記ブロック終了判定手段において
は、上記データ列並べ替え手段の出力データが上記ブロ
ック終了データであるか否かが判定される。上記符号化
手段においては、上記データ列並べ替え手段の出力デー
タに応じた符号が順次生成され、当該出力データが上記
ブロック終了判定手段において上記ブロック終了データ
であることが判定された場合、当該出力データに応じた
符号の生成に続いて第1の符号が生成され、当該出力デ
ータを含むデータブロックの符号化が終了される。
【0045】また、上記符号化手段において、上記デー
タ列並べ替え手段から連続して出力される上記ゼロデー
タの数が計数され、連続したゼロデータの上記計数値と
当該連続したゼロデータに続いて出力されるゼロデータ
でないデータの値とに応じた符号が生成される。この計
数値が所定の値に達した場合、第2の符号が生成され、
当該計数値から上記所定の値が減算される。
【0046】好適には、上記データ列並べ替え手段の書
き込み手段において、上記データ書き込み要求が上記記
憶手段に出力され、上記入力データの入力順序に応じた
所定の書き込みアドレスが各入力データに対応して生成
され、上記入力データが上記記憶手段の対応する書き込
みアドレスに記憶される。上記読み出し手段において
は、上記データ読み出し要求が上記記憶手段に出力さ
れ、所定の読み出しアドレスが順次生成され、上記記憶
手段の当該読み出しアドレスに記憶されたデータが順次
読み出される。上記ブロック終了データ検出手段におい
ては、上記ゼロデータと一致しない上記入力データの上
記書き込みアドレスのうち、上記読み出し手段において
最も後に読み出されるアドレスが上記ブロック終了アド
レスとして検出される。上記ブロック終了判定手段にお
いては、上記読み出しアドレスと上記ブロック終了アド
レスとが一致する場合、当該読み出しアドレスに対応す
る出力データが上記ブロック終了データであることが判
定される。
【0047】本発明のデータ符号化方法は、所定のデー
タ数のデータブロックごとにデータを符号化するデータ
符号化方法であって、順次入力される上記データブロッ
クのデータから、基準データと一致しないデータで、か
つ当該入力データの入力順序に対応する所定の出力順序
が最も後のデータをブロック終了データとして検出する
ブロック終了データ検出ステップと、上記入力データを
上記出力順序で出力し、上記出力データが上記ブロック
終了データでない場合、当該出力データに応じた符号を
順次生成し、上記出力データが上記ブロック終了データ
である場合、当該出力データに応じた符号の生成に続い
て第1の符号を生成し、当該出力データを含むデータブ
ロックの符号化を終了する符号化ステップとを有する。
【0048】また、上記符号化ステップは、連続して出
力される上記ゼロデータの数を計数し、連続したゼロデ
ータの上記計数値と当該連続したゼロデータに続いて出
力されるゼロデータでないデータの値とに応じた符号を
生成し、上記計数値が所定の値に達した場合、第2の符
号を生成し、当該計数値から上記所定の値を減算する。
【0049】好適には、上記ブロック終了データ検出ス
テップは、上記入力データの入力順序に応じた所定の書
き込みアドレスを各入力データに対応して生成するステ
ップと、上記ゼロデータと一致しない上記入力データの
上記書き込みアドレスのうち、上記出力順序において最
も後に読み出されるアドレスをブロック終了アドレスと
して検出するステップと、上記入力データを、記憶手段
の対応する書き込みアドレスに記憶させるステップとを
含み、上記符号化ステップは、所定の読み出しアドレス
を順次生成するステップと、上記記憶手段の当該読み出
しアドレスに記憶されたデータを順次読み出すステップ
と、上記読み出しアドレスと上記ブロック終了アドレス
とが一致しない場合、当該出力データに応じた符号を順
次生成し、一致する場合、当該出力データに応じた符号
の生成に続いて第1の符号を生成し、当該出力データを
含むデータブロックの符号化を終了するステップとを含
む。
【0050】本発明のデータ符号化方法によれば、上記
ブロック終了データ検出ステップにおいて、順次入力さ
れる上記データブロックのデータから、基準データと一
致しないデータで、かつ当該入力データの入力順序に対
応する所定の出力順序が最も後のデータがブロック終了
データとして検出される。上記符号化ステップにおいて
は、上記入力データが上記出力順序で出力され、上記出
力データが上記ブロック終了データでない場合、当該出
力データに応じた符号が順次生成され、上記出力データ
が上記ブロック終了データである場合、当該出力データ
に応じた符号の生成に続いて第1の符号が生成され、当
該出力データを含むデータブロックの符号化が終了され
る。
【0051】また、上記符号化ステップにおいては、連
続して出力される上記ゼロデータの数が計数され、連続
したゼロデータの上記計数値と当該連続したゼロデータ
に続いて出力されるゼロデータでないデータの値とに応
じた符号が生成され、上記計数値が所定の値に達した場
合、第2の符号が生成され、当該計数値から上記所定の
値が減算される。
【0052】好適には、上記ブロック終了データ検出ス
テップにおいて、上記入力データの入力順序に応じた所
定の書き込みアドレスが各入力データに対応して生成さ
れる。また、上記ゼロデータと一致しない上記入力デー
タの上記書き込みアドレスのうち、上記出力順序におい
て最も後に読み出されるアドレスがブロック終了アドレ
スとして検出される。また上記入力データは、記憶手段
の対応する書き込みアドレスに記憶される。上記符号化
ステップにおいては、所定の読み出しアドレスが順次生
成され、上記記憶手段の当該読み出しアドレスに記憶さ
れたデータが順次読み出される。上記読み出しアドレス
と上記ブロック終了アドレスとが一致しない場合、当該
出力データに応じた符号が順次生成され、一致する場
合、当該出力データに応じた符号の生成に続いて第1の
符号が生成され、当該出力データを含むデータブロック
の符号化が終了される。
【0053】本発明のカメラシステムは、生成した画像
データを、所定のデータ数のデータブロックごとに圧縮
符号化するカメラシステムであって、所望の画像を撮影
し画像データを生成する撮影手段と、上記生成された画
像データを、上記データブロックごとに所定の直交変換
に基づいて変換する変換手段と、上記直交変換されたデ
ータブロックごとの画像データを順次入力し、当該入力
画像データを入力された順序に対応する所定の出力順序
で出力するデータ列並べ替え手段と、上記データ列並べ
替え手段の入力画像データから、所定のゼロデータと一
致しない入力画像データで、かつ上記出力順序が最も後
の入力画像データをブロック終了データとして検出する
ブロック終了データ検出手段と、上記データ列並べ替え
手段の出力画像データが上記ブロック終了データである
か否かを判定するブロック終了判定手段と、上記データ
列並べ替え手段の出力画像データに応じた符号を順次生
成し、当該出力画像データが上記ブロック終了判定手段
において上記ブロック終了データであることが判定され
た場合、当該出力画像データに応じた符号の生成に続い
て第1の符号を生成し、当該出力画像データを含むデー
タブロックの符号化を終了する符号化手段と、上記符号
化手段において符号化された画像データに対して所定の
処理を行う処理手段とを有する。好適には、上記処理手
段は、上記符号化された画像データに対して、記録、再
生表示、伝送の少なくとも何れかの処理を行う。
【0054】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態>本発明に係
る第1の実施の形態について、図1〜図8を参照して説
明する。図1は、本発明に係る第1の実施の形態のデー
タ符号化装置を説明するための概略的な構成図である。
図1に示すデータ符号化装置は、変換部10、書き込み
アドレス生成部20、記憶部30、読み出しアドレス生
成部40、符号化部50、EOB検出部60、およびE
OB判定部70を有する。なお、書き込みアドレス生成
部20、記憶部30および読み出しアドレス生成部40
を含むブロックは、本発明のデータ列並べ替え手段の一
実施形態である。符号化部50は、本発明の符号化手段
の一実施形態である。EOB検出部60は、本発明のブ
ロック終了データ検出手段の一実施形態である。EOB
判定部70は、本発明のブロック終了判定手段の一実施
形態である。
【0055】まず、図1の各構成について説明する。 〔変換部10〕変換部10は、所定のブロック単位で順
次入力される入力データD_INに所定の直交変換を行
なって変換データT_Kを生成し、イネーブル信号DC
T_ENをアクティブ状態に設定してブロックの先頭デ
ータの出力を通知した後に、この生成した変換データT
_Kを書き込みアドレス生成部20に順次出力する。こ
の変換部10は、例えば従来のJPEG符号化装置にお
けるDCT・量子化部に相当するブロックであり、この
場合、8×8画素ブロックごとに入力される画像データ
D_INにDCTを実行し、この結果として得られる6
4個のDCT係数を各係数ごとに定められた量子化ステ
ップによって量子化する。そして、イネーブル信号T_
ENをアクティブ状態に変化させて8×8画素ブロック
の先頭データの出力を通知した後に、64個の量子化D
CT係数T_Kを順次書き込みアドレス生成部20に出
力する。
【0056】〔書き込みアドレス生成部20〕書き込み
アドレス生成部20は、変換部10のイネーブル信号T
_ENの状態を監視しており、このアクティブ状態の検
出に同期して書き込みイネーブル信号W_ENをアクテ
ィブ状態に変化させ、記憶部30を書き込み可能状態に
設定する。更に、変換部10から順次入力される変換デ
ータT_Kの入力順序に対応した書き込みアドレスW_
ADDを順次生成し、この生成したアドレスに対して変
換データT_Kを順次書き込む。例えばJPEG符号化
の場合において、変換データT_Kの入力順序に応じて
ジグザグスキャン順の書き込みアドレスW_ADDを順
次生成する。1ブロック分の変換データT_Kが記憶部
30に書き込まれた後は、イネーブル信号W_ENを非
アクティブ状態に戻し、再びイネーブル信号T_ENの
監視状態に戻る。
【0057】〔記憶部30〕記憶部30は、書き込みア
ドレス生成部20からのイネーブル信号W_ENによっ
て書き込み可能状態に設定された場合、変換部10にお
いて順次生成される変換データW_DATAを、書き込
みアドレスW_ADDで指定される記憶領域に記憶す
る。また読み出しアドレス生成部20からのイネーブル
信号R_ENによって読み出し可能状態に設定された場
合、読み出しアドレスR_ADDで指定される記憶領域
から変換データR_DATAを読み出し、これを符号化
部40に出力する。
【0058】〔読み出しアドレス生成部40〕読み出し
アドレス生成部40は、符号化部50のイネーブル信号
CODE_ENの状態を監視しており、このアクティブ
状態の検出に同期して読み出しイネーブル信号R_EN
をアクティブ状態に変化させ、記憶部30を読み出し可
能状態に設定する。更に、読み出しアドレスR_ADD
を順次生成して記憶部30から変換データを読み出し、
この読み出した変換データR_DATAを符号化部40
に順次出力する。例えば、1ブロックの最初から最後ま
で順次増大または減少するアドレスを読み出しアドレス
R_ADDとして生成する。1ブロック分の変換データ
R_DATAを記憶部30から読み込んだ後は、イネー
ブル信号R_ENを非アクティブ状態に戻し、再びイネ
ーブル信号CODE_ENの監視状態に戻る。なお、1
ブロックの変換データの読み込み途中にブロックの符号
化終了を指示するEOB判定信号S_EOBが入力され
た場合には、イネーブル信号R_ENDを非アクティブ
状態に戻して変換データの読み込みを終了させる。
【0059】〔EOB検出部60〕EOB検出部60
は、記憶部30に書き込まれる変換データから、特定の
基準データと一致しない変換データで、かつ記憶部30
から符号化部50に読み出される順序がブロックデータ
のうち最も後の変換データをブロック終了データとして
検出する。この基準データは、例えばJPEG符号化に
おいてゼロになる量子化DCT係数に相当する。具体的
には、ゼロデータと一致しない変換データW_DATA
の書き込みアドレスW_ADDから、読み出しアドレス
生成部40において最も後に読み出しアドレスR_AD
Dとして生成されるアドレスをブロック終了アドレスE
OB_ADDとして検出し、これをEOB判定部70に
出力する。また、読み出しアドレス生成部40において
生成される読み出しアドレスR_ADDが1ブロックの
最初から最後まで順次増大または減少するアドレスの場
合には、ゼロデータと一致しない変換データ書き込みア
ドレスW_ADDのうち、最大または最小のアドレスを
ブロック終了アドレスとして検出する。
【0060】このEOB検出部60について、図2およ
び図3を参照しながら更に詳しく説明する。図2は、図
1に示したデータ符号化装置のEOB検出部60を説明
するための概略的な構成図である。図2に示すEOB検
出部60は、アドレス保持部601、ゼロデータ検出部
602、アドレス比較部603、およびAND回路60
4を有する。なお、アドレス保持部601はアドレス保
持手段の一実施形態である。ゼロデータ検出部602
は、基準データ検出手段の一実施形態である。アドレス
比較部603は、アドレス比較手段の一実施形態であ
る。AND回路604は、アドレス保持要求手段の一実
施形態である。
【0061】アドレス保持部601は、ブロックデータ
の最初の変換データW_ADDが入力される時点におい
て初期化されており、所定の初期アドレスを保持してい
る。そして、AND回路604から出力されるイネーブ
ル信号S604が論理値”1”の場合に、入力される書
き込みアドレスW_ADDをブロック終了アドレスEO
B_ADDとして保持し、これをEOB判定部70に出
力する。
【0062】ゼロデータ検出部602は、書き込みアド
レス生成部20から記憶部30に出力される変換データ
W_DATAとゼロデータとを比較し、両者の不一致を
検出した場合に論理値”1”の信号S602をAND回
路604に出力する。
【0063】アドレス比較部603は、書き込みアドレ
ス生成部20において生成された書き込みアドレスW_
ADDと、アドレス保持部601に保持されたアドレス
との大小関係を比較し、比較結果に応じた信号S603
をAND回路604に出力する。
【0064】AND回路604は、ゼロデータ検出部6
02において変換データW_DATAとゼロデータとの
不一致が検出された場合に、アドレス比較部603にお
ける比較結果に応じて、この変換データW_DATAの
書き込みアドレスW_ADDをアドレス保持部601に
保持させる論理値”1”のイネーブル信号S604を出
力する。
【0065】図3は、図2に示したEOB検出部60の
動作を説明するためのフローチャートである。ブロック
データの最初の書き込みアドレスW_ADDが入力され
る時点において、アドレス保持部601には所定の初期
アドレスが保持されている。このアドレス保持部601
に保持されるアドレスは、書き込みアドレスW_ADD
が入力されるたびに図3に示すフローチャートに従って
順次更新される。そして、ブロックデータの最後の書き
込みアドレスW_ADDが入力された後にアドレス保持
部601に保持された変換データが、ブロック終了アド
レスとしてEOB判定部70におけるブロックの終了判
定に使用される。
【0066】まずステップST1において、変換データ
W_DATAがゼロデータであるか否かが判定される。
ゼロデータでない場合にはステップST2において書き
込みアドレスW_ADDとアドレス保持部601に保持
されたアドレスEOB_ADDとが比較され、図3の例
ではアドレスW_ADDがアドレスEOB_ADDに比
べて大きい場合に、アドレスW_ADDがアドレスEO
B_ADDと置き換えられてアドレス保持部601に保
持される。変換データW_DATAがゼロデータの場
合、またはアドレスW_ADDがアドレスEOB_AD
Dに比べて小さい場合には、アドレス保持部601に保
持されたアドレスは更新されない。
【0067】したがって、ブロックデータの最後の書き
込みアドレスW_ADDが入力された後のアドレス保持
部601には、ゼロデータでない変換データW_DAT
Aの書き込みアドレスW_ADDの中で、最大の書き込
みアドレスW_ADDが保持される。そしてこの場合、
読み出しアドレス生成部40においては1ブロックの最
初から最後まで順次増大する読み出しアドレスR_AD
Dが生成されるので、ブロック終了アドレスEOB_A
DDとしては、ゼロデータと一致しない変換データのア
ドレスのうち最も後に記憶部30から読み出される変換
データのアドレスが検出される。以上が図1のEOB検
出部60の説明である。
【0068】〔EOB判定部70〕図1のEOB判定部
70は、読み出しアドレスR_ADDとブロック終了ア
ドレスEOB_ADDとが一致するか否かを検出する。
そして、これらのアドレスの一致が検出された場合に、
この読み出しアドレスR_ADDに対応する変換データ
R_DATAがブロック終了データであることを判定
し、ブロックの符号化終了を指示するEOB判定信号S
_EOBを読み出しアドレス生成部40および符号化部
50に出力する。
【0069】〔符号化部50〕符号化部50は、記憶部
30から順次読み出される変換データR_DATAに応
じた符号を順次生成するとともに、ブロックの符号化終
了を指示するEOB判定信号S_EOBがEOB判定部
70から入力された場合、この変換データR_DATA
に対応する符号を生成し、これに続けてブロックの終了
を示す符号EOBを生成して、ブロックの符号化を終了
する。
【0070】また、例えばJPEG符号化におけるDC
T係数のハフマン符号化が符号化部50において処理さ
れる場合には、順次読み出される変換データR_DAT
Aのデータ列において連続したゼロデータの数を計数
し、この連続したゼロデータの計数値と、連続したゼロ
データに続いて出力されるゼロデータでないデータの値
とに応じたハフマン符号を生成する。さらに、このゼロ
データの計数値が値”16”に達した場合には符号ZR
Lを直ちに生成する。
【0071】この符号化部50について、図4および図
5を参照しながら更に詳しく説明する。図4は、図1に
示したデータ符号化装置の符号化部50を説明するため
の概略的な構成図である。図4に示す符号化部50は、
ゼロデータ・カウンタ501、符号テーブルアドレス生
成部502、符号テーブル部503、および制御部50
4を有する。
【0072】ゼロデータ・カウンタ501は、記憶部3
0から読み出された変換データR_DATAのデータ列
において、ゼロデータが連続する個数を計数するカウン
タである。1ブロックの符号化が開始される時点におい
てこの計数値をゼロに初期化し、変換データR_DAT
Aにゼロデータが入力されるたびに計数値を1ずつイン
クリメントする。そして、変換データR_DATAに非
ゼロデータが入力された場合、この非ゼロデータDAT
Aと計数値Z_CTとを符号テーブルアドレス生成部5
02に出力する。その後、計数値をゼロに初期化して、
再びゼロデータの計数を行う。また、計数値が値”1
6”に達した場合にも、計数値をゼロに初期化して、再
びゼロデータの計数を行う。
【0073】符号テーブルアドレス生成部502は、ゼ
ロデータ・カウンタ502から出力される非ゼロデータ
DATAと計数値Z_CTとの組み合わせに応じた符号
テーブル503のアドレスTBL_ADDを生成し、こ
れを符号テーブル部503に出力する。ただし、計数値
Z_CTが値”16”に達した場合は、符号ZRLに応
じたアドレスTBL_ADDを生成する。また、ブロッ
クの符号化終了を指示する信号S_EOBが入力された
場合には、符号EOBに対応するハフマン符号テーブル
503のアドレスTBL_ADDを生成する。
【0074】符号テーブル部503は、テーブルアドレ
スTBL_ADDに対応する符号を所定のデータテーブ
ルから抽出して出力する。例えばJPEG符号化におけ
るDCT係数のハフマン符号化が符号化部50において
処理される場合には、テーブルアドレスTBL_ADD
に対応するハフマン符号を所定のデータテーブルから抽
出して出力する。
【0075】制御部504は、起動信号STAを受けて
イネーブル信号CODE_ENをアクティブ状態に設定
し、記憶部30からの変換データの読み込みを開始させ
る。また、1ブロック分の変換データの読み込みが終了
した場合、およびブロックの符号化終了を指示する信号
S_EOBが入力された場合にはイネーブル信号COD
E_ENを非アクティブ状態に戻し、ハフマン符号化を
終了させる。
【0076】図5は、図4に示した符号化部50の動作
を説明するためのタイミング図である。なお、図5にお
いては、符号化部50においてJPEG符号化が行われ
る場合のタイミング例を示している。 時刻T11:クロック信号(図5a)に同期して読み出
しイネーブル信号R_EN(図5b)がアクティブ状態
に変化し、符号化部50に変換データR_DATA(図
5c)が入力される。この最初に入力される変換データ
R_DATAは、例えばJPEG符号化においてはDC
成分であり、以降に入力されるAC成分とは処理が異な
る。DC成分に対しては、前回入力された8×8画素ブ
ロックのDC成分との差分値に基づいてDC成分用のハ
フマン符号テーブルのアドレスTBL_ADDが生成さ
れ、これに応じたハフマン符号CODEがハフマン符号
テーブル503から出力される。
【0077】時刻T12:変換データR_DATAとし
て非ゼロデータ(値”2”)が入力される。この値”
2”と、値”2”の前に連続して入力されたゼロデータ
の計数値Z_CT(図5d)の値”1”との組み合わせ
に応じたアドレスTBL_ADD(図5f)が符号テー
ブルアドレス生成部502において生成され、これに応
じたハフマン符号CODEが符号テーブル部503から
出力される。
【0078】時刻T13:変換データR_DATAとし
て非ゼロのデータ(値”1”)が入力される。この値”
1”と、値”1”の前に連続して入力されたゼロデータ
の計数値Z_CTの値”0”との組み合わせに応じたア
ドレスTBL_ADDが生成され、これに応じたハフマ
ン符号CODEが符号テーブル部503から出力され
る。
【0079】時刻T14:連続して入力されたゼロデー
タの計数値Z_CTが値”16”に達し、これに応じて
符号ZRLが生成される。従来のJPEG符号化装置で
はこの段階において符号ZRLと符号EOBの何れの符
号を生成すべきか判断できなかったが、本発明において
はEOB判定部70から出力される信号S_EOBに基
づいて符号EOBを生成させるタイミングが判断できる
ので、信号S_EOB(図5e)によって符号化の終了
が指示されておらず、かつゼロデータの計数値Z_CT
が値”16”に達する場合には、符号ZRLの生成を直
ちに判断できる。これにより、変換データR_DATA
の読み出しを停止させることなく、符号ZRLを生成で
きる。
【0080】時刻T15:変換データR_DATAとし
て非ゼロのデータ(値”1”)が入力される。この値”
1”と、値”1”の前に連続して入力されたゼロデータ
の計数値Z_CTの値”0”との組み合わせに応じたア
ドレスTBL_ADDが生成され、これに応じたハフマ
ン符号CODEが符号テーブル部503から出力され
る。またこの時、ブロックの符号化終了を指示する信号
S_EOBが入力されるため、符号EOBに対応するア
ドレスTBL_ADDが生成される。そして、次のクロ
ックサイクルである時刻T16において、符号EOBが
符号テーブル部503から出力される。さらに、イネー
ブル信号CODE_ENが非アクティブ状態に戻される
ため、これに応じて読み出しアドレス生成部40のイネ
ーブル信号R_ENが非アクティブ状態に戻され、記憶
部30からの変換データの読み出しが終了される。この
ように、符号EOBがブロック最終データの前で生成さ
れる場合には、ブロックデータを最終データまで読み込
まずに符号化処理を終了できるので、符号化処理を高速
化できる。以上が図1の符号化部50の説明である。
【0081】次に、上述した構成を有する図1に示した
データ符号化装置の動作について図6〜図8を参照しな
がら説明する。
【0082】図6は、変換部10において生成される8
×8画素ブロックの変換データと、この変換データがジ
グザグに並べ替えられたデータの例を示す図である。ま
た図7は、この図6(a)の例に示す変換データT_K
がデータ符号化装置に入力される場合おける記憶部30
への変換データの書き込み動作を説明するためのタイミ
ング図である。
【0083】時刻T17:クロック信号(図7a)に同
期して変換データT_K(図7b)が書き込みアドレス
生成部20にラッチされた変換データW_DATAと、
これに対応する書き込みアドレスW_ADDとが記憶部
30に入力される。書き込みイネーブル信号W_EN
(図7c)がアクティブ状態に設定されているため、こ
の変換データW_DATA(値”2”)は記憶部30の
書き込みアドレスW_ADD(値”05”)に記憶され
る。また、変換データW_DATAが非ゼロデータであ
り、かつ書き込みアドレスW_ADDがEOB検出部6
0のアドレス保持部601に保持されている初期アドレ
ス値”00”よりも大きいため、アドレス保持部601
にはこの書き込みアドレス(値”05”)が保持され
る。したがって、EOB検出部60から出力されるブロ
ック終了アドレスEOB_ADDは、次のクロックサイ
クルにおいて値”05”となる。
【0084】時刻T18:変換データW_DATAが非
ゼロデータ(値”1”)であり、かつ書き込みアドレス
W_ADD(値”43”)がEOB検出部60のアドレ
ス保持部601に保持されているアドレス値”05”よ
りも大きいため、アドレス保持部601にはこの書き込
みアドレス(値”43”)が保持される。したがって、
EOB検出部60から出力されるブロック終了アドレス
EOB_ADDは、次のクロックサイクルにおいて値”
43”となる。
【0085】時刻T19:変換データW_DATAが非
ゼロデータ(値”2”)であるが、書き込みアドレスW
_ADD(値”11”)がEOB検出部60のアドレス
保持部601に保持されているアドレス値”43”より
も小さいため、アドレス保持部601にこの書き込みア
ドレス(値”11”)は保持されない。したがって、E
OB検出部60から出力されるブロック終了アドレスE
OB_ADDは値”43”のまま保持される。
【0086】図8は、図6(b)の例に示す変換データ
R_DATAがデータ符号化装置に入力される場合おけ
る、記憶部30からの変換データの読み出し動作を説明
するためのタイミング図である。
【0087】時刻T20において、ブロック終了アドレ
スEOB_ADDとしてEOB検出部60に保持された
アドレス値”43”と等しいアドレス値が、読み出しア
ドレスR_ADDとして記憶部30に入力される。これ
により、ブロックの符号化終了を指示する信号S_EO
BがEOB判定部70から読み出しアドレス生成部40
へ出力され、次のクロックサイクル(時刻T21)にお
いて読み出しイネーブル信号R_ENが非アクティブ状
態に戻される。また、読み出しアドレスR_ADDの値
は初期値”00”にリセットされる。さらに、符号化部
50において符号EOBが生成され、ブロックデータの
符号化が終了される。
【0088】以上説明したように、図1に示すデータ符
号化装置によれば、書き込みアドレス生成部20、記憶
部30および読み出しアドレス生成部を含むブロック
が、変換部10から順次入力されるブロック単位(JP
EG符号化においては8×8画素ブロック)の変換デー
タの列を入力順序に対応する所定の出力順序に並べ替え
て符号化部50に出力するブロック(データ列並べ替え
部)として機能している。EOB検出部60において、
このデータ列並べ替え部に入力される変換データから、
所定のゼロデータと一致しない変換データで、かつ符号
化部50への出力順序が最も後の変換データがブロック
終了データとして検出されて保持され、そのアドレスE
OB_ADDがEOB判定部70に出力される。EOB
判定部70においては、データ列並べ替え部において並
べ替えられて出力される変換データがブロック終了デー
タであるか否かが判定される。符号化部50において
は、データ列並べ替え部から出力される変換データに応
じた符号が順次生成される。そして、この出力の変換デ
ータがEOB判定部70においてブロック終了データで
あることが判定された場合、この変換データに応じた符
号が生成され、続いて符号EOBが生成されて、この変
換データを含むデータブロックの符号化が終了される。
【0089】また、図1に示すデータ符号化装置におけ
るデータの符号化方法によれば、まず、書き込みアドレ
ス生成部20において、変換部10から順次入力される
変換データT_Kの入力順序に応じた所定の書き込みア
ドレスW_ADDが各変換データに対応して生成され
る。この入力された変換データW_DATAは、記憶部
30の対応する書き込みアドレスW_ADDに記憶され
る。また、非ゼロデータである変換データの書き込みア
ドレスのうち、記憶部30からの読み出し順序において
最も後に読み出されるアドレスがブロック終了アドレス
としてEOB検出部60に検出される。次いで、読み出
しアドレス生成部40において読み出しアドレスR_A
DDが順次生成されると、記憶部30の当該読み出しア
ドレスから変換データR_DADAが読み出されて、符
号化部50に出力される。読み出しアドレスR_ADD
とEOB検出部60に検出されたブロック終了アドレス
とが一致しない場合、変換データR_DATAに応じた
符号が符号化部50において順次生成され、読み出しア
ドレスR_ADDとブロック終了アドレスとが一致する
場合には、このアドレスの変換データに対応する符号が
生成された後、符号EOBが生成されて、データブロッ
クの符号化が終了される。
【0090】したがって、データブロックの終了を示す
符号EOBが生成される場合において、符号化の前にあ
らかじめ符号化の終了位置が検出されるので、データブ
ロックの最終データの前に符号化の終了位置がある場合
には、この符号化終了位置までデータを符号化した後
に、符号EOBを生成して直ちに符号化を終了できる。
これにより、データブロックの最終データまでデータを
読み込まなければ符号EOBを生成することができない
従来の方式に比べて、符号化処理を高速化できる。
【0091】また、例えばDCT係数のAC成分のJP
EG符号化の場合、符号化部50において、データ列並
べ替え部から連続して出力されるゼロデータの数が計数
され、連続したゼロデータの計数値と当該連続したゼロ
データに続いて出力されるゼロデータでないデータの値
とに応じたハフマン符号が生成され、この計数値が値”
16”に達した場合、符号ZRLが生成された後、当該
計数値から値”16”が減算される。したがって、従来
のJPEG符号化のように、非ゼロのDCT係数が検出
されるまで符号ZRLの生成を待つ必要がなく、計数値
から値”16”に達した時点で直ちに符号ZRLを生成
することができ、さらに符号ZRLを生成する場合にお
いて従来方式のようにデータの入力を停止させなくても
済むため、符号化処理をさらに高速化できる。また、デ
ータの入力を停止させる処理ブロックが不要になるた
め、回路規模を小さくすることができる。
【0092】<第2の実施の形態>次に、本発明に係る
第2の実施の形態について、図9を参照して説明する。
本実施の形態においては、例えば電子スチルカメラのよ
うな、静止画像を撮影して圧縮符号化し記録するカメラ
システムを例示して本発明を説明する。
【0093】図9は、本発明に係る第2の実施の形態の
カメラシステム100を説明するための概略的な構成図
である。カメラシステム100は、光学系101、CC
D102、A/D変換部103、画像圧縮部104、S
DRAM114およびCPU115を有する。また、画
像圧縮部104は、CCD信号処理部105、バス10
6、バッファ107、SDRAMインターフェイス(S
DRAMI/F)108、JPEG処理部109、クロ
ック生成部110、システムコントローラ111、CP
Uインターフェイス(CPUI/F)112およびメモ
リコントローラ113を有する。
【0094】光学系101は、使用者の操作により所望
の画像を撮像し、その光信号をCCD102の撮像面上
に結像させる。CCD102は、光学系101により結
像された撮像面上の光信号を電気信号に変換し、アナロ
グ画像信号としてA/D変換部103に出力する。A/
D変換部103は、CCD102より入力されたアナロ
グ画像信号を所定の階調のデジタル信号に変換し、画像
圧縮部104のCCD信号処理部105に出力する。
【0095】画像圧縮部104のCCD信号処理部10
5は、システムコントローラ111の制御に基づいて、
入力されるデジタル画像信号をR(赤)、G(緑)、B
(青)の各色信号に分離し、各色信号に対して色再現性
のためガンマ補正を行い、さらに輝度信号と色差信号を
生成する。生成された輝度信号と色差信号からなる画像
信号は、バス106を介してバッファ107に出力され
る。
【0096】バッファ107は、CCD信号処理部10
5よりバス106を介して入力される画像信号を順次記
憶し、一定量蓄えられたら、メモリコントローラ113
の制御に基づいて、SDRAMI/F108に出力す
る。また、SDRAMI/F108から入力される、S
DRAM114より読み出された画像データを一時的に
記憶し、バス106を介してJPEG処理部109に出
力する。SDRAMI/F108は、画像圧縮部104
の外部メモリであって、メモリコントローラ113の制
御に基づいて、バッファ107より入力される所定の単
位ごとの画像データをSDRAM114に記憶する。ま
た、SDRAM114に記憶されている画像データを、
8×8画素のブロック単位で読み出し、バッファ107
に出力する。
【0097】JPEG処理部109は、システムコント
ローラ111の制御に基づいて、SDRAM114より
読み出されバッファ107を介して入力される画像信号
をJPEG符号化し、符号化ビットストリームを生成
し、バス106およびCPUI/F112を介してCP
U115に出力する。なお、このJPEG処理部109
は、上述した図1に示すデータ符号化装置と同様な構成
を有しており、上述と同様の動作で符号化処理を実行す
る。
【0098】クロック生成部110は、システムコント
ローラ111の制御に基づいて、画像圧縮部104内の
各部で使用するクロックを生成し、その各構成部に提供
する。バス106は、画像圧縮部104内のデータバス
を模式的に示したものである。このバス106を介し
て、CCD信号処理部105からバッファ107へおよ
びバッファ107からJPEG処理部109への画像デ
ータの転送、および、JPEG処理部109からCPU
I/F112への符号化ビットストリームの転送などが
行なわれる。
【0099】システムコントローラ111は、CPU1
15の制御に基づいて動作し、画像圧縮部104の動
作、すなわち、入力される画像データのSDRAM11
4への記憶、SDRAM114に記憶された画像データ
のJPEG処理部109への転送、JPEG処理部10
9におけるJPEG符号化、および、符号化された画像
データのCPU115への出力などの動作が適切に実行
されるように、画像圧縮部104の各構成部を制御す
る。CPUI/F112は、CPU115とのインター
フェイスであり、CPU115からの制御信号、画像信
号の入力、CPU115への制御信号、符号化データの
出力などを行なう。メモリコントローラ113は、シス
テムコントローラ111の制御に基づいて、バッファ1
07およびSDRAMI/F108を制御し、画像デー
タのSDRAM114への記憶およびSDRAM114
に記憶された画像データの読み出しなどを制御する。
【0100】SDRAM114は、撮影された輝度信号
および色差信号からなる画像データを一時的に記憶する
メモリである。光学系101〜A/D変換部103で撮
影された画像データは、一旦SDRAM114に記憶さ
れた後、JPEG処理部109に順次供給され、符号化
され、CPU115に出力され、記憶、表示、伝送など
に用いられる。CPU115は、光学系101〜画像圧
縮部104およびSDRAM114による所望の画像の
撮像、画像処理、画像データの記憶・再生、JPEG符
号化、JPEG符号化データの記憶、表示、伝送などの
各処理が適切に行なわれ、カメラシステム100が全体
として所望の動作をするように、カメラシステム100
の各構成部を制御する。
【0101】このような構成のカメラシステム100に
おいては、まず、使用者の操作により光学系101に所
望の画像が撮像されると、CCD102において光信号
が電気信号に変換されて画像信号が生成される。その画
像信号は、A/D変換部103でアナログ信号からデジ
タル信号に変換され、さらに画像圧縮部104のCCD
信号処理部105において各色信号に分解され、ガンマ
補正が施された後、輝度信号と色差信号からなる画像信
号に変換される。この画像信号は、バッファ107、S
DRAMI/F108を介して一旦SDRAM114に
記憶された後、8×8画素のブロックごとに順次読み出
されてJPEG処理部109に入力される。JPEG処
理部109においては、順次入力されるブロックごとの
画像データがJPEG符号化され、所定のフォーマット
のJPEG符号化データストリームが生成され、CPU
I/F112を介してCPU115に出力され、記憶、
表示、伝送などの処理が行なわれる。
【0102】上述した第2の実施の形態においては、図
1に示すデータ符号化装置がJPEG処理部109に適
用されていることにより、生成された画像データを従来
方式に比べてより高速にJPEG符号化することがで
き、回路規模を小さくすることができる。
【0103】なお、本発明はこれらの実施の形態に限ら
れるものではなく、種々の改変が可能である。たとえ
ば、図1、図2および図4に示したデータ符号化装置、
図9に示したカメラシステムの構成などは、各々これに
限られるものではなく、任意の構成でよい。また、本発
明は、JPEG符号化以外の任意の符号化方式(例えば
MPEGなど)に対しても適用可能であり、JPEG符
号化に限定されるものではない。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、データブロックの符号
化終了を示す所定の符号が生成されるデータ符号化装置
およびデータ符号化方法において、従来の方式に比べて
符号化処理を高速化でき、回路規模を小さくできる。ま
た、生成された画像データを圧縮符号化するカメラシス
テムにおいて、従来の方式に比べて符号化処理を高速化
でき、回路規模を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のデータ符号化
装置を説明するための概略的な構成図である。
【図2】図1に示したデータ符号化装置のEOB検出部
を説明するための概略的な構成図である。
【図3】図2に示すEOB検出部の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図4】図1に示したデータ符号化装置の符号化部を説
明するための概略的な構成図である。
【図5】図4に示す符号化部の動作を説明するためのタ
イミング図である。
【図6】変換部10において生成される8×8画素ブロ
ックの変換データと、この変換データがジグザグに並べ
替えられたデータの例を示す図である。
【図7】図6に示す変換データがデータ符号化装置に入
力される場合おける、記憶部への変換データの書き込み
動作を説明するためのタイミング図である。
【図8】図6に示す変換データがデータ符号化装置に入
力される場合おける、記憶部からの変換データの読み出
し動作を説明するためのタイミング図である。
【図9】本発明に係る第2の実施の形態のカメラシステ
ムを説明するための概略的な構成図である。
【図10】従来のJPEG符号化装置を説明するための
概略的な構成図である。
【図11】図10に示すJPEG符号化装置のDCTバ
ッファ制御部を説明するための概略的な構成図である。
【図12】DCT・量子化部において生成されるDCT
係数の生成順序と、ジグザグスキャンの順番に従ってD
CTバッファに書き込まれたDCT係数の読み出し順序
を示す図である。
【図13】図10に示すJPEG符号化装置のハフマン
符号化部を説明するための概略的な構成図である。
【図14】図10に示すJPEG符号化装置におけるD
CT係数のジグザグスキャン順への並べ替え動作を説明
するためのタイミング図である。
【図15】ハフマン符号化部に入力される8×8画素ブ
ロックのDCT係数の例を示す図である。
【図16】ハフマン符号化部の動作を説明するためのタ
イミング図である。
【符号の説明】
1…DCT・量子化部、2…DCTバッファ制御部、3
…DCTバッファ、4…ハフマン符号化部、10…変換
部、20…書き込みアドレス生成部、21…ラッチ回
路、22…ジグザグアドレス生成部、23…リードアド
レス生成部、30記憶部、40…読み出しアドレス生成
部、41…ゼロデータ・カウンタ、42…ハフマン符号
テーブルアドレス生成部、43…ハフマン符号テーブ
ル、44…ZRL判定部、45…データコントロール
部、50…符号化部、60…EOB検出部、70…EO
B判定部、100…カメラシステム、101…光学系、
102…CCD、103…A/D変換部、104…画像
圧縮部、105…CCD信号処理部、106…バス、1
07…バッファ、108…SDRAMI/F、109…
JPEG処理部、110…クロック生成部、111…シ
ステムコントローラ、112…CPUI/F、113…
メモリコントローラ、114…SDRAM、115…C
PU、501…ゼロデータ・カウンタ、502…符号テ
ーブルアドレス生成部、503…符号テーブル部、50
4…制御部、601…アドレス保持部、602…ゼロデ
ータ検出部、603…アドレス比較部、604…AND
回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 7/133 Z Fターム(参考) 5C022 AA13 AC69 5C059 KK11 MA00 MA23 MC01 MC11 MC24 MC38 ME02 PP01 PP16 RC24 SS15 UA02 UA36 UA38 5C078 AA04 BA57 CA31 DA01 DB16 5J064 AA03 AA04 BA09 BA16 BB13 BC01 BC03 BC04 BC05 BC06 BC08 BC14 BC16 BC29 CA02 CB12 CC01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のデータ数のデータブロックごとに
    データを符号化するデータ符号化装置であって、 順次入力される上記データブロックのデータを、入力さ
    れた順序に対応する所定の出力順序で出力するデータ列
    並べ替え手段と、 上記データ列並べ替え手段の入力データから、基準デー
    タと一致しない入力データで、かつ上記出力順序が最も
    後の入力データをブロック終了データとして検出するブ
    ロック終了データ検出手段と、 上記データ列並べ替え手段の出力データが上記ブロック
    終了データであるか否かを判定するブロック終了判定手
    段と、 上記データ列並べ替え手段の出力データに応じた符号を
    順次生成し、当該出力データが上記ブロック終了判定手
    段において上記ブロック終了データであることが判定さ
    れた場合、当該出力データに応じた符号の生成に続いて
    第1の符号を生成し、当該出力データを含むデータブロ
    ックの符号化を終了する符号化手段とを有するデータ符
    号化装置。
  2. 【請求項2】 上記符号化手段は、上記データ列並べ替
    え手段から連続して出力される上記基準データの数を計
    数し、連続した基準データの上記計数値と当該連続した
    基準データに続いて出力される基準データでないデータ
    の値とに応じた符号を生成し、上記計数値が所定の値に
    達した場合、第2の符号を生成し、当該計数値から上記
    所定の値を減算する、 請求項1に記載のデータ符号化装置。
  3. 【請求項3】 上記データ列並べ替え手段は、 データ書き込み要求を受けて、指定されたアドレスに上
    記入力データを記憶し、データ読み出し要求を受けて、
    指定されたアドレスに記憶されたデータを読み出す記憶
    手段と、 上記データ書き込み要求を上記記憶手段に出力し、上記
    入力データの入力順序に応じた所定の書き込みアドレス
    を各入力データに対応して生成し、上記入力データを上
    記記憶手段の対応する書き込みアドレスに記憶させる書
    き込み手段と、 上記データ読み出し要求を上記記憶手段に出力し、所定
    の読み出しアドレスを順次生成し、上記記憶手段の当該
    読み出しアドレスに記憶されたデータを順次読み出す読
    み出し手段とを含み、 上記ブロック終了データ検出手段は、上記基準データと
    一致しない上記入力データの上記書き込みアドレスのう
    ち、上記読み出し手段において最も後に読み出されるア
    ドレスをブロック終了アドレスとして検出し、 上記ブロック終了判定手段は、上記読み出しアドレスと
    上記ブロック終了アドレスとが一致する場合、当該読み
    出しアドレスに対応する出力データが上記ブロック終了
    データであることを判定する、 請求項1に記載のデータ符号化装置。
  4. 【請求項4】 上記読み出し手段は、順次増大または減
    少するアドレスを生成し、 上記ブロック終了データ検出手段は、上記基準データと
    一致しない上記入力データの上記書き込みアドレスのう
    ち、最大または最小のアドレスをブロック終了アドレス
    として検出する、 請求項3に記載のデータ符号化装置。
  5. 【請求項5】 上記ブロック終了データ検出手段は、 上記ブロックデータの入力開始時点において初期アドレ
    スを保持し、アドレス保持要求を受けて、上記書き込み
    アドレスを上記ブロック終了アドレスとして保持するア
    ドレス保持手段と、 上記データ列並べ替え手段の入力データと上記基準デー
    タとの不一致を検出する基準データ検出手段と、 上記書き込み手段において生成された書き込みアドレス
    と、上記アドレス保持手段に保持されたアドレスとの大
    小関係を比較するアドレス比較手段と、 上記基準データ検出手段において上記入力データと上記
    基準データとの不一致が検出された場合、上記アドレス
    比較手段における比較結果に応じて、当該入力データに
    対応する書き込みアドレスの保持を上記アドレス保持手
    段に要求するアドレス保持要求手段とを含む、 請求項4に記載のデータ符号化装置。
  6. 【請求項6】 所定のデータ数のデータブロックごとに
    データを符号化するデータ符号化方法であって、 順次入力される上記データブロックのデータから、基準
    データと一致しないデータで、かつ当該入力データの入
    力順序に対応する所定の出力順序が最も後のデータをブ
    ロック終了データとして検出するブロック終了データ検
    出ステップと、 上記入力データを上記出力順序で出力し、上記出力デー
    タが上記ブロック終了データでない場合、当該出力デー
    タに応じた符号を順次生成し、上記出力データが上記ブ
    ロック終了データである場合、当該出力データに応じた
    符号の生成に続いて第1の符号を生成し、当該出力デー
    タを含むデータブロックの符号化を終了する符号化ステ
    ップと、 を有するデータ符号化方法。
  7. 【請求項7】 上記符号化ステップは、連続して出力さ
    れる上記基準データの数を計数し、連続した基準データ
    の上記計数値と当該連続した基準データに続いて出力さ
    れる基準データでないデータの値とに応じた符号を生成
    し、上記計数値が所定の値に達した場合、第2の符号を
    生成し、当該計数値から上記所定の値を減算する、 請求項6に記載のデータ符号化方法。
  8. 【請求項8】 上記ブロック終了データ検出ステップ
    は、 上記入力データの入力順序に応じた所定の書き込みアド
    レスを各入力データに対応して生成するステップと、 上記基準データと一致しない上記入力データの上記書き
    込みアドレスのうち、上記出力順序において最も後に読
    み出されるアドレスをブロック終了アドレスとして検出
    するステップと、 上記入力データを、記憶手段の対応する書き込みアドレ
    スに記憶させるステップとを含み、 上記符号化ステップは、 所定の読み出しアドレスを順次生成するステップと、 上記記憶手段の当該読み出しアドレスに記憶されたデー
    タを順次読み出すステップと、上記読み出しアドレスと
    上記ブロック終了アドレスとが一致しない場合、当該 出力データに応じた符号を順次生成し、一致する場合、
    当該出力データに応じた符号の生成に続いて第1の符号
    を生成し、当該出力データを含むデータブロックの符号
    化を終了するステップとを含む、 請求項6に記載のデータ符号化方法。
  9. 【請求項9】 上記ブロック終了アドレスを検出するス
    テップは、上記基準データと一致しない上記入力データ
    の上記書き込みアドレスのうち、最大または最小のアド
    レスをブロック終了アドレスとして検出し、 上記読み出しアドレスを生成するステップは、順次増大
    または減少するアドレスを生成する、 請求項8に記載のデータ符号化方法。
  10. 【請求項10】 上記ブロック終了アドレスを検出する
    ステップは、 上記ブロックデータの入力開始時点において初期アドレ
    スを保持するステップと、 上記入力データと上記基準データとの不一致を検出する
    ステップと、 上記生成された書き込みアドレスと、上記保持されたア
    ドレスとの大小関係を比較するステップと、 上記不一致を検出するステップにおいて上記入力データ
    と上記基準データとの不一致が検出された場合、上記大
    小関係を比較するステップにおける比較結果に応じて、
    当該入力データに対応する書き込みアドレスを上記保持
    されたアドレスに置き換えて保持するステップとを反復
    する、 請求項9に記載のデータ符号化方法。
  11. 【請求項11】 生成した画像データを、所定のデータ
    数のデータブロックごとに圧縮符号化するカメラシステ
    ムであって、 所望の画像を撮影し画像データを生成する撮影手段と、 上記生成された画像データを、上記データブロックごと
    に所定の直交変換に基づいて変換する変換手段と、 上記直交変換されたデータブロックごとの画像データを
    順次入力し、当該入力画像データを入力された順序に対
    応する所定の出力順序で出力するデータ列並べ替え手段
    と、 上記データ列並べ替え手段の入力画像データから、基準
    データと一致しない入力画像データで、かつ上記出力順
    序が最も後の入力画像データをブロック終了データとし
    て検出するブロック終了データ検出手段と、 上記データ列並べ替え手段の出力画像データが上記ブロ
    ック終了データであるか否かを判定するブロック終了判
    定手段と、 上記データ列並べ替え手段の出力画像データに応じた符
    号を順次生成し、当該出力画像データが上記ブロック終
    了判定手段において上記ブロック終了データであること
    が判定された場合、当該出力画像データに応じた符号の
    生成に続いて第1の符号を生成し、当該出力画像データ
    を含むデータブロックの符号化を終了する符号化手段
    と、 上記符号化手段において符号化された画像データに対し
    て所定の処理を行う処理手段とを有するカメラシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 上記処理手段は、上記符号化された画
    像データに対して、記録、再生表示、伝送の少なくとも
    何れかの処理を行う、 請求項11に記載のカメラシステム。
  13. 【請求項13】 上記符号化手段は、上記データ列並べ
    替え手段から連続して出力される上記基準データの数を
    計数し、連続した基準データの上記計数値と当該連続し
    た基準データに続いて出力される基準データでない画像
    データの値とに応じた符号を生成し、上記計数値が所定
    の値に達した場合、第2の符号を生成し、当該計数値か
    ら上記所定の値を減算する、 請求項11に記載のカメラシステム。
  14. 【請求項14】 上記データ列並べ替え手段は、 データ書き込み要求を受けて、指定されたアドレスに上
    記入力画像データを記憶し、データ読み出し要求を受け
    て、指定されたアドレスに記憶された画像データを読み
    出す記憶手段と、 上記データ書き込み要求を上記記憶手段に出力し、上記
    入力画像データの入力順序に応じた所定の書き込みアド
    レスを各入力画像データに対応して生成し、上記入力画
    像データを上記記憶手段の対応する書き込みアドレスに
    記憶させる書き込み手段と、 上記データ読み出し要求を上記記憶手段に出力し、所定
    の読み出しアドレスを順次生成し、上記記憶手段の当該
    読み出しアドレスに記憶された画像データを順次読み出
    す読み出し手段とを含み、 上記ブロック終了データ検出手段は、上記基準データと
    一致しない上記入力画像データの上記書き込みアドレス
    のうち、上記読み出し手段において最も後に読み出され
    るアドレスをブロック終了アドレスとして検出し、 上記ブロック終了判定手段は、上記読み出しアドレスと
    上記ブロック終了アドレスとが一致する場合、当該読み
    出しアドレスに対応する出力画像データが上記ブロック
    終了データであることを判定する、 請求項11に記載のカメラシステム。
JP2001038348A 2001-02-15 2001-02-15 データ符号化装置とその方法およびカメラシステム Expired - Fee Related JP3627659B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001038348A JP3627659B2 (ja) 2001-02-15 2001-02-15 データ符号化装置とその方法およびカメラシステム
US10/075,557 US6970603B2 (en) 2001-02-15 2002-02-13 Data encoding apparatus and method of same and camera system
DE2002615987 DE60215987T2 (de) 2001-02-15 2002-02-13 Anordnung und Verfahren zur Bilddatencodierung
EP20020250991 EP1233375B1 (en) 2001-02-15 2002-02-13 Image data encoding apparatus and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001038348A JP3627659B2 (ja) 2001-02-15 2001-02-15 データ符号化装置とその方法およびカメラシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002246915A true JP2002246915A (ja) 2002-08-30
JP3627659B2 JP3627659B2 (ja) 2005-03-09

Family

ID=18901338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001038348A Expired - Fee Related JP3627659B2 (ja) 2001-02-15 2001-02-15 データ符号化装置とその方法およびカメラシステム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6970603B2 (ja)
EP (1) EP1233375B1 (ja)
JP (1) JP3627659B2 (ja)
DE (1) DE60215987T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011139116A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Nec Corp 情報圧縮装置、情報復元装置、情報圧縮方法、情報復元方法、及びその処理プログラム

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020122483A1 (en) * 2001-03-02 2002-09-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Encoding circuit and method
US20100054326A1 (en) * 2008-08-26 2010-03-04 General Instrument Corporation Method and apparatus for detecting start and end of a video sequence
JP5597175B2 (ja) * 2011-09-26 2014-10-01 株式会社東芝 画像圧縮装置及び画像処理システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1296430C (en) * 1986-11-10 1992-02-25 Masahide Kaneko Encoding system capable of accomplishing a high efficiency by anterior and/or posterior processing to quantization
US5063608A (en) * 1989-11-03 1991-11-05 Datacube Inc. Adaptive zonal coder
JP2839339B2 (ja) * 1990-08-06 1998-12-16 松下電器産業株式会社 直交変換符号化装置および直交変換符号化方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011139116A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Nec Corp 情報圧縮装置、情報復元装置、情報圧縮方法、情報復元方法、及びその処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
DE60215987D1 (de) 2006-12-28
EP1233375A3 (en) 2003-08-27
DE60215987T2 (de) 2007-06-14
US6970603B2 (en) 2005-11-29
JP3627659B2 (ja) 2005-03-09
EP1233375B1 (en) 2006-11-15
US20020122556A1 (en) 2002-09-05
EP1233375A2 (en) 2002-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4682102B2 (ja) 画像符号化装置及び画像符号化方法
JP4440308B2 (ja) 画像圧縮におけるレート制御方法及びシステム
JP2002026854A (ja) データストリーム生成装置とその方法、可変長符号化データストリーム生成装置とその方法、カメラシステム
JPH0832037B2 (ja) 画像データ圧縮装置
JP2002246915A (ja) データ符号化装置とその方法およびカメラシステム
KR100420439B1 (ko) 정보 삽입/검출 시스템
JP2952000B2 (ja) 画像データの符号化装置および符号化方法
JP2001145106A (ja) 画像圧縮装置及び方法
JPH02105686A (ja) 静止画のディジタル記録装置
US20020176630A1 (en) Image data processing method
TWI484829B (zh) 圖像處理系統及方法
JP3260925B2 (ja) 画像処理装置
JPH02104180A (ja) 画像データ圧縮処理方法および装置
JP2003009155A (ja) 画像復号方法とその装置、および画像符号化方法とその装置
US20050249423A1 (en) Block decoding method and system capable of decoding and outputting data in a rotated direction
KR100530745B1 (ko) 고해상도 영상신호를 저해상도 디스플레이 장치에 디스플레이하는 디스플레이 방법
JPH02122766A (ja) 画像データ圧縮装置及び方法ならびに圧縮データ伸長装置及び方法
JP2001238213A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP2000138933A (ja) 画像符号化装置
JPH06113142A (ja) 画像処理方法及び装置
JPH0685691A (ja) 圧縮符号化装置
JP3083410B2 (ja) 符号長変換装置
JPH07222152A (ja) 画像処理装置及びそれにおける圧縮データ制御方法
JP2000050271A (ja) 画像圧縮装置
JPH05153404A (ja) 画像データ伸長装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041129

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees