JPH0685691A - 圧縮符号化装置 - Google Patents

圧縮符号化装置

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JPH0685691A
JPH0685691A JP4236022A JP23602292A JPH0685691A JP H0685691 A JPH0685691 A JP H0685691A JP 4236022 A JP4236022 A JP 4236022A JP 23602292 A JP23602292 A JP 23602292A JP H0685691 A JPH0685691 A JP H0685691A
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JP
Japan
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block
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encoded data
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JP4236022A
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English (en)
Inventor
Noriaki Emura
典明 江村
Yoshiyuki Ishizawa
良之 石沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の復号手段の処理時間をそれぞれ均等に
し、復号処理時間の短縮の最適化を図ることができる圧
縮符号化装置を提供する。 【構成】 圧縮符号化装置は、制御情報算出回路26を
備える。制御情報算出回路26は、予測符号化器24の
DC成分に対するDPCM処理の初期化を示す特殊コー
ドのシリアル番号に対応するデータおよびハフマン符号
化後のデータの先頭からの位置で表される特殊コード挿
入位置に対応するアドレスデータをメモリ27に出力す
る。メモリ27の1画面分のハフマン符号化データの
量、特殊コードのシリアル番号データおよび特殊コード
挿入位置のアドレスデータは読み出し初期位置算出回路
29に与える。読み出し初期位置算出回路29は、この
ハフマン符号化データの量を復号回路39,40の数2
で割り、その商から各復号回路39,40に割り当てる
データ量を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮符号化されたデジ
タル画像データなどの圧縮符号化データを復号する複数
の復号手段を備える圧縮符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタルVTR、電子スチルカ
メラなどのデジタル画像記録再生装置では、画像信号に
デジタル処理を施し、デジタル化された画像信号を記録
媒体に記録する方法が取られている。このように画像信
号のデジタル化に伴い、デジタル化された画像信号を圧
縮符号化する方法の開発が盛んに行われている。
【0003】既に実施されている圧縮符号化方法として
は、DPCM(デファレンシャル・パルス・コード・モ
ジュレーション)による方法、DCT(デスクリート・
コサイン・トランスフォーム)による直交変換を用いる
方法などがある。
【0004】直交変換系による圧縮符号化方法では、ハ
ードウエアが大規模になることから、その使用は少く、
これに代り、DPCMによる圧縮符号化方法が多く使用
されている。しかし、最近、集積回路技術の進歩により
DCTなどの直交変換系による圧縮符号化はハードウエ
アまたコストの面から十分に実用に供し得る段階に到達
し、この圧縮符号化をカラー静止画像データの圧縮符号
化方法として用いることが主流である。
【0005】DCTによる圧縮符号化方法は、DCTの
変換係数の量子化およびハフマン符号化による圧縮処理
をする符号化プロセスと、ハフマン符号の復号およびD
CTの逆変換による復号プロセスとを含む。
【0006】特に、カラー静止画像データなどに対しD
CTによる圧縮符号化方法を用いるとき、1画面の画像
データを複数のブロックに分割し、各ブロック毎にDC
T変換、量子化、ハフマン符号化を行う方法が取られ
る。ただし、DCT変換、量子化後のデータにおけるD
C成分に対しては、途中DPCMをリセットするための
リスタートコードを挿入しながら各ブロック毎に順次に
DPCMの処理を行い、ハフマン符号化をする。
【0007】DC成分の復号化については、リスタート
コードによりDPCM処理のリセットを行いながらDP
CMの復号化を行う。DPCMの復号化の後、逆量子
化、DCT逆変換を行い、ブロックを復号し、このブロ
ックを組み合わせることによって1枚の画像データを生
成する。
【0008】従来、カラー静止画像をNTSC信号で取
り扱うことが多く、画像データ量はDCT圧縮符号化方
法のデータ量として適切な量であったが、最近、HD信
号によるカラー静止画像が増大する傾向にある。HD信
号に含まれている画像データ量はNTSC信号に含まれ
ている画像データ量の約6倍になり、HD信号に対する
処理時間が増す。
【0009】処理時間の短縮、特に復号時の処理時間の
短縮を図るために、次のDCTによる圧縮符号化装置が
実現されている。
【0010】DCTによる圧縮符号化装置は、図2に示
すように、ブロック分割器1を備える。ブロック分割器
1は、原画データを縦8画素×横8画素の複数のブロッ
クデータに分割する。各ブロックデータはDCT変換器
2に与え、DCT変換器2は各ブロックデータに対しD
CT変換を行う。DCT変換によって、時間軸上にある
ブロックデータは周波数軸上にある周波数成分のデータ
に変わる。
【0011】DCT変換によって生成された周波数成分
データは量子化器3に与え、量子化器3は各周波数成分
データに対し量子化をする。
【0012】量子化器3で量子化された周波数成分デー
タの内の低周波数成分であるDC成分は予測符号化器4
に与え、予測符号化器4はDC成分に対しDPCM処理
をする。DC成分に対するDPCM処理はブロックデー
タが1水平ラインに到達する毎に初期化され、この初期
化を示す特殊コードがブロックデータの1水平ラインの
先頭位置に入る。
【0013】予測符号化器4からの出力はハフマン符号
化器5に与える。これに対し、量子化器3で量子化され
た周波数成分データの内のAC成分は直接にハフマン符
号化器5に与える。ハフマン符号化器5は予測符号化器
4からの出力および量子化器3で量子化されたAC成分
をエントロピー符号化する。ハフマン符号化器5からの
符号化データはメモリ6に書き込む。
【0014】メモリ6に書き込まれた各符号化データは
検出制御器7で読み出す。検出制御器7は符号化データ
に挿入された特殊コードを検出する毎にメモリ6から読
み出された符号化データを第1の復号回路19および第
2の復号回路20へ交互に送り出す。
【0015】検出制御器7が符号化データに挿入された
特殊コードを検出すると、符号化データのブロックライ
ンメモリ8への書込は停止し、ブロックラインメモリ1
3への書込が開始する。
【0016】符号化データのブロックライメモリン8へ
の書込の停止と同時に、ブロックラインメモリ8に書き
込まれている符号化データに対する復号処理が開始す
る。次いで、次の特殊コードを検出すると、符号化デー
タのブロックラインメモリ13への書込は停止し、ブロ
ックラインメモリ8への書込が開始する。
【0017】符号化データのブロックライン13への書
込の停止と同時に、ブロックラインメモリ13に書き込
まれている符号化データに対する復号処理は停止し、ブ
ロックラインメモリ8に書き込まれた符号化データに対
する復号処理は開始する。
【0018】第1の復号回路19では、ハフマン復号器
9、DC成分の復号に用いる予測復号器10、逆量子化
器11および逆DCT変換器12でブロックラインメモ
リ8から読み出された符号化データをブロックデータに
復号する。同様に、第2の復号回路20では、ハフマン
復号器14、DC成分の復号に用いる予測復号器15、
逆量子化器16および逆DCT変換器17でブロックラ
インメモリ13から読み出された符号化データをブロッ
クデータに復号する。
【0019】各逆DCT変換器12,17からのブロッ
クデータはブロック復元器18に与え、ブロック復元器
18は各ブロックデータを組み合わせることによって1
画面のデータに復元する。
【0020】この圧縮符号化装置では、第1および第2
の復号回路19,20のそれぞれにデータを送り、復号
処理をパラレルにすることによって復号処理に掛る処理
時間を短縮することができる。
【0021】第1の復号回路19で処理されるブロック
の数と第2の復号回路20で処理されるブロックの数と
は互いに等しくなるが、符号化処理に掛る時間および復
号化処理に掛る時間は原画の絵柄によって変化するか
ら、第1の復号回路19の処理時間と第2の復号回路2
0の処理時間との間には大きな差が生じ、第1の復号回
路19の処理時間および第2の復号回路20の処理時間
を均等にすることは難しい。よって、復号処理に掛かる
時間の短縮化を最適にすることはできない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の圧縮符号化装置では、第1の復号回路19の処理時間
および第2の復号回路20の処理時間を均等にすること
は難しく、復号処理時間の短縮化を最適にすることはで
きない。
【0023】本発明は、複数の復号手段の処理時間をそ
れぞれ均等にし、復号処理時間の短縮の最適化を図るこ
とができる圧縮符号化装置を提供することを目的とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、予測符号化手
段で予測符号化されたデータ成分が含まれている符号化
データ列を複数の復号手段で復号する圧縮符号化装置で
あって、前記予測符号化手段の初期化時点で前記予測符
号化データ成分にこの初期化を示す特殊コードを挿入
し、かつこの特殊コードの挿入位置を示すための位置デ
ータを生成する制御情報生成手段と、前記特殊コードが
挿入されている予測符号化データ成分を含む前記符号化
データ列を保持し、かつ前記位置データを保持する記憶
手段と、前記記憶手段に保持されている符号化データ列
および位置データを取り込み、この符号化データ列をほ
ぼ均等になるようにこの符号化データ列の先頭から順次
に前記復号手段の数に分割し、この符号化データ列にお
ける分割位置を前記位置データに基づき決定する位置算
出手段と、前記位置算出手段で決定された分割位置に基
づき前記符号化データ列を分割し、この分割された符号
化データ列を対応する前記復号手段に送り出す読み出し
制御手段とを備える。
【0025】
【作 用】本発明の圧縮符号化装置では、前記記憶手段
に保持されている、前記特殊コードが挿入されている予
測符号化データ成分を含む前記符号化データ列と前記位
置データとを取り込み、この符号化データ列をほぼ均等
になるようにこの先頭から順次に前記復号手段の数に分
割し、この符号化データ列における分割位置を前記位置
データに対応させながら決定し、この分割位置に基づき
前記符号化データ列を分割し、この分割された符号化デ
ータ列のそれぞれを対応する前記復号手段に送り出す。
【0026】前記分割された符号化データ列の量はそれ
ぞれほぼ均等になるから、各復号手段の処理時間は互い
にほぼ等しくなり、各復号手段の復号処理に掛かる時間
の短縮化を最適に行うことができる。
【0027】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0028】図1は本発明の圧縮符号化装置の一実施例
を示すブロック図である。
【0029】圧縮符号化装置は、図1に示すように、ブ
ロック分割器21を備える。ブロック分割器21は、原
画データを縦8画素×横8画素からなる複数のブロック
に分割する。各ブロック毎にこのブロックデータはDC
T変換器22に与え、DCT変換器22は各ブロックデ
ータに対しDCT変換を行う。このDCT変換によって
時間軸上にある画像データは、周波数軸上にある周波数
成分のデータに変わる。
【0030】DCT変換によって生成された周波数成分
データは量子化器23に与え、量子化器23は各周波数
成分データに対し量子化をする。量子化では、周波数成
分データのそれぞれを対応する特定の値で割ることによ
って各周波数成分データを小さい値にする。
【0031】この量子化された周波数成分データの内の
最も低い周波数成分であるDC成分は予測符号化器24
に与え、予測符号化器24はDC成分に対しDPCM処
理をする。このDPCM処理では、1ブロック前のDC
成分を保持し、この1ブロック前のDC成分と現在のD
C成分との差分を出力する。DC成分に対するDPCM
処理の初期化は、原画データの横1列分のブロック処理
を終了する毎にすなわち1ブロックライン毎に行い、こ
の初期化を示す特殊コードがブロックラインの先頭位置
に入る。ただし、最初のブロックの処理および予測符号
化器24を初期化した直後のブロックの処理には、1ブ
ロック前のDC成分がないから、初期値を0として処理
をする。予測符号化器24からのDC成分はハフマン符
号化器25に与える。
【0032】これに対し、量子化器23で量子化された
周波数成分の内のAC成分は直接にハフマン符号化器2
5に与える。ハフマン符号化器25はこのAC成分およ
びDC成分をエントロピー符号化し、データの圧縮をす
る。ハフマン符号化器25からの符号化データはメモリ
27に書き込む。ただし、予測符号化器24からのデー
タが最初のブロックの処理データであるとき、また予測
符号化器24を初期化した直後のブロックの処理データ
であるとき、予測符号化器24の処理に初期値として0
を用いたことを示す特殊コードが入る。この特殊コード
は制御情報算出回路26で生成する。
【0033】制御情報算出回路26は、特殊コードにシ
リアル番号を付け、このシリアル番号を示すデータおよ
びハフマン符号化後のデータの先頭からの位置で表され
る特殊コード挿入位置を示すアドレスデータを出力し、
これらのデータはメモリ27のハフマン符号の記憶領域
と異なる記憶領域に記憶する。
【0034】メモリ27に書き込まれている1画面分の
ハフマン符号化データの量、特殊コードに付与されたシ
リアル番号を示すデータおよび特殊コード挿入位置を示
すアドレスデータは読み出し初期位置算出回路29に与
える。読み出し初期位置算出回路29は、このハフマン
符号化データの量を復号回路39,40の数2で割り、
その商から各復号回路39,40に割り当てるデータ量
を算出する。すなわち、この商から各復号回路39,4
0に割り当てられるデータ量がほぼ均等に分割されるデ
ータの位置を求め、この位置に最も近い位置にある特殊
コード挿入位置をこのシリアル番号を示すデータおよび
アドレスデータから求めることによって、各復号回路3
9,40に割り当てられる符号化データの分割位置が決
定する。なお、この分割位置は特殊コードが挿入されて
いる位置に対応する。
【0035】メモリ27に書き込まれた各符号化データ
は読み出し制御器28で読み出す。読み出し制御器28
は、読み出し初期位置算出回路29で算出された分割位
置に基づきメモリ27からの1画面分の符号化データを
分割する。符号化データの先頭位置から前記分割位置手
前までの分は第1の復号回路39に送り出し、符号化デ
ータの前記分割位置からの分は第2の復号回路40に送
り出す。
【0036】第1の復号回路39はハフマン復号器30
を有する。ハフマン復号器30はハフマン符号化データ
に対しエントロピー復号を行い、ハフマン符号化データ
を縦8データ×横8データの周波数成分データに変換す
る。この周波数成分データの内のDC成分は、予測復号
器31のDPCM復号処理で復号する。このDPCM復
号処理はDPCMによる符号化処理と逆の演算を行う処
理であり、この処理では、1ブロック前のDC成分を保
持し、この1ブロック前のDC成分と現在処理するDC
成分との加算値を出力する。ただし、最初のブロックお
よび予測符号化器24を初期化した直後のブロックに対
する処理については、1ブロック前のDC成分がないか
ら、初期値として0を用いる。
【0037】DC成分は予測復号器31を経た後に逆量
子化器32に入力し、AC成分は直接に逆量子化器32
に入力する。逆量子化器32はDC成分およびAC成分
に対し逆量子化処理を行う。逆量子化処理では、DC成
分、AC成分のそれぞれに対応する特定値を掛け合わせ
ることによってデータの値を元の値に戻す。
【0038】逆量子化処理によって生成されたデータは
逆DCT変換器33に入力する。逆DCT変換器33は
逆DCT変換処理によって周波数軸上のデータを時間軸
上のブロックデータに変換する。
【0039】同様に、第2の復号回路40では、ハフマ
ン復号器34、DC成分の復号に用いる予測復号器3
5、逆量子化器36および逆DCT変換器37でメモリ
27から読み出された符号化データをブロックデータに
復号する。なお、予測復号器35で処理されるデータの
先頭は特殊コードが挿入されているブロックデータであ
るから、予測復号器35におけるDPCM復号処理は問
題なく実行される。
【0040】各逆DCT変換器33,37からのブロッ
クデータはブロック復元器38に与え、ブロック復元器
38は各ブロックデータを組み合わせることによって1
画面のデータに復元する。
【0041】次に、圧縮符号化装置の動作について説明
する。
【0042】まず、原画データのブロック分割器21へ
の入力とともに符号化処理は開始する。符号化処理で
は、原画データを複数のブロックに分割し、各ブロック
データに対しDCT変換処理、量子化処理、DC成分に
対するDPCM処理、ハフマン符号化処理を順次に行
い、ハフマン符号化器25からの符号化データをメモリ
27に書き込む。DC成分に対するDPCM処理の初期
化は1ブロックライン毎に行い、この初期化を示す特殊
コードが1ブロックラインの先頭位置に入る。ただし、
最初のブロックの処理および予測符号化器24を初期化
した直後のブロックの処理には、初期値を0とする。
【0043】制御情報算出回路26は、特殊コードに付
与したシリアル番号を示すデータおよびハフマン符号化
後のデータの先頭からの位置で表される特殊コード挿入
位置を示すデータを出力し、これらのデータはメモリ2
7のハフマン符号の記憶領域と異なる記憶領域に記憶す
る。
【0044】1原画データに対する符号化処理の完了
後、メモリ27に書き込まれた各符号化データに対する
復号処理が開始する。
【0045】読み出し初期位置算出回路29は、メモリ
27に書き込まれているハフマン符号化データの量を各
復号回路39,40で処理されるデータ量が均等になる
ように、メモリ27に書き込まれているハフマン符号化
データの量の割り当てをし、各復号回路39,40に割
り当てられる符号化データの先頭位置を算出する。
【0046】読み出し制御器28は、読みだし初期位置
算出回路29で算出された符号化データの先頭位置に基
づきそれぞれの先頭位置からの符号化データを第1の復
号回路39および第2の復号回路40に送り出す。
【0047】第1の復号回路39では、ハフマン復号処
理、DC成分に対するDPCMによる予測復号処理、逆
量子化処理および逆DCT変換処理を順次に行い、メモ
リ27から読み出された符号化データをブロックデータ
に復号する。ただし、最初のブロックおよび予測符号化
器24を初期化した直後のブロックに対する予測復号処
理については、初期値として0を用いる。
【0048】同様に、第2の復号回路40では、ハフマ
ン復号器34、DC成分の復号に用いる予測復号器3
5、逆量子化器36および逆DCT変換器37でメモリ
27から読み出された符号化データをブロックデータに
復号する。
【0049】各逆DCT変換器33,37からのブロッ
クデータはブロック復元器38に入力し、ブロック復元
器38は各ブロックデータを組み合わせることによって
復元画データを生成する。
【0050】以上により、第1の復号回路39で処理さ
れる符号化データ量と第2の復号回路40で処理される
符号化データ量とは互いにほぼ等しいから、第1の復号
回路39の処理時間と第2の復号回路40の処理時間と
はほぼ等しくなり、第1の復号回路39の処理時間およ
び第2の復号回路40の処理時間はほぼ均等になる。そ
の結果、復号処理に掛かる時間の短縮を最適に行うこと
ができる。
【0051】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の圧縮符
号化装置によれば、複数の復号手段の処理時間をそれぞ
れ均等にし、復号処理時間の短縮の最適化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮符号化装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】従来の圧縮符号化装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
21・・・ブロック分割器、22・・・DCT変換器、
23・・・量子化器、24・・・予測符号化器(予測符
号化手段)、25・・・ハフマン符号化器、26・・・
制御情報算出回路(制御情報算出手段)、27・・・メ
モリ、28・・・読み出し制御器(読み出し手段)、2
9・・・読み出し初期位置算出回路(位置算出手段)、
38・・・ブロック復元器、39・・・第1の復号回路
(復号手段)、40・・・第2の復号回路(復号手
段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予測符号化手段で予測符号化されたデータ
    成分が含まれている符号化データ列を複数の復号手段で
    復号する圧縮符号化装置であって、 前記予測符号化手段の初期化時点で前記予測符号化デー
    タ成分にこの初期化を示す特殊コードを挿入し、かつこ
    の特殊コードの挿入位置を示すための位置データを生成
    する制御情報生成手段と、 前記特殊コードが挿入されている予測符号化データ成分
    を含む前記符号化データ列を保持し、かつ前記位置デー
    タを保持する記憶手段と、 前記記憶手段に保持されている符号化データ列および位
    置データを取り込み、この符号化データ列をほぼ均等に
    なるようにこの符号化データ列の先頭から順次に前記復
    号手段の数に分割し、この符号化データ列における分割
    位置を前記位置データに基づき決定する位置算出手段
    と、 前記位置算出手段で決定された分割位置に基づき前記符
    号化データ列を分割し、この分割された符号化データ列
    を対応する前記復号手段に送り出す読み出し制御手段と
    を備えることを特徴とする圧縮符号化装置。
JP4236022A 1992-09-03 1992-09-03 圧縮符号化装置 Pending JPH0685691A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007136093A1 (ja) * 2006-05-24 2007-11-29 Panasonic Corporation 画像復号装置
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