JP2002246639A - 半導体発光装置 - Google Patents

半導体発光装置

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JP2002246639A
JP2002246639A JP2001043898A JP2001043898A JP2002246639A JP 2002246639 A JP2002246639 A JP 2002246639A JP 2001043898 A JP2001043898 A JP 2001043898A JP 2001043898 A JP2001043898 A JP 2001043898A JP 2002246639 A JP2002246639 A JP 2002246639A
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semiconductor light
emitting element
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JP2001043898A
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Yoshiki Sakuma
芳樹 佐久間
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体発光装置に関し、Er元素などの微細
発光要素を添加したSi系材料を用い、従来のSi−M
OSトランジスタ構造と整合性が良好な半導体発光装置
を実現し、光インターコネクトに利用可能であるように
し、LSIに於ける配線に起因する信号伝播遅延の問題
を解消しようとする。 【解決手段】 p型Si基板1に設けられたMIS型ト
ランジスタのチャネル生成領域を挟んで対向するn+
ソース領域4及びn+ −ドレイン領域5に於ける何れか
一方(キャリアが電子の場合はn+ −ドレイン領域5)
の近傍の少なくともチャネル側に形成された微細発光要
素添加領域9を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Si−MOS(m
etal oxide semiconductor)
或いはSi−MIS(metal insulator
semiconductor)構造を基本とするシリ
コン系半導体発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】Si−MOSトランジスタを集積したL
SI(large scale integrated
circuit)の高性能化は、1970年代以降、
30年の長きに亙り、個々のトランジスタの微細化及び
大規模集積化に依って着実に進展してきた。
【0003】現在、ギガビット級の集積度をもつDRA
M(dynamic randomaccess me
mory)が市場に登場しつつあるが、更なる性能の向
上を目指し、様々な手段が提示されている。
【0004】例えば、ゲート絶縁膜として用いられてき
たSi熱酸化膜に代えて高誘電体膜を採用したり、チャ
ネルにSiGe系の新しい材料を用いたり、SOI(s
ilicon on insulator)などの新構
造をもつ基板を採用するなどの試みがなされている。
【0005】然しながら、将来、LSIの性能向上に関
してネックとなるのは、金属配線に依る信号伝播遅延で
あるとする指摘もあり、事実、ロジックLSIに於いて
は、電気伝導度の面で有利であることから、従来のAl
配線に代わってCu配線を用いた製品が登場しつつあ
る。
【0006】また、配線間の容量を低減させて信号伝播
遅延を抑止する目的で、誘電率が低い層間絶縁膜の研究
が盛んに行われている。
【0007】然しながら、前記説明した種々な手段を採
っても、本質的な解決にならないことは知悉されてい
て、近い将来には、LSIチップ間、或いは、チップ内
で光信号を用いた情報の遣り取りが必須であると考えら
れている。
【0008】この為、Si基板上にIII−V族半導体
を材料とする面発光型半導体レーザを実装する研究、S
iそのもの、或いは、Siと相性が良いSiGeを材料
として発光素子を作成する為の材料研究などが盛んにな
りつつある。
【0009】特に、材料研究は、Si基板上にモノリシ
ックに電子デバイスと光デバイスとを作成することがで
きる為、大変魅力的である。然しながら、SiやSiG
eは間接遷移半導体であり、一般に発光強度が極めて低
く、また、作製する場合、手間が掛かる旨の問題もあ
る。
【0010】最近の研究の中で注目されるのは、希土類
元素であるエルビウム(Er)などのイオンをSiにド
ーピングしてダイオードを作製すると、Erイオンの内
殻遷移に起因した発光が観測されることである。
【0011】この場合の発光波長は約1.54〔μm〕
であり、高純度石英光ファイバの吸収が最少になる波長
であることも一因となって、Si系発光素子に適用可能
な物理現象として多くの研究が行われている。
【0012】更に、詳細なメカニズム解明には至ってい
ないが、現象論的には、Erと共に酸素原子をドーピン
グした場合、Erイオンの内殻遷移に起因する発光が極
めて強くなる旨の報告がなされている。
【0013】前記SiにドーピングしたErからの発光
に関する研究は、材料研究が行われていること、或い
は、簡単な縦型ダイオード試作に関する報告がなされた
ことに留まっていて、それを越える進展は見られない現
状にある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、Er元素な
どの微細発光要素を添加したSi系材料を用い、従来の
Si−MOSトランジスタ構造と整合性が良好な半導体
発光装置を実現し、光インターコネクトに利用可能であ
るようにし、LSIに於ける配線に起因する信号伝播遅
延の問題を解消しようとする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明する為の半導体発光装置を表す要部切断側面図であ
り、図に於いて、1はp型Si基板、2はゲート絶縁
膜、3はゲート電極、4はn+ −ソース領域、5はn+
−ドレイン領域、6はソース電極、7はドレイン電極、
8は基板接地電極、9はEr元素などの微細発光要素添
加領域をそれぞれ示している。
【0016】図から明らかなように、本発明に依る半導
体発光装置は、通常のSi−MOSFET(field
effect transistor)と同様、ソー
ス、ドレイン、ゲートの3端子デバイス構造になってい
るが、ドレイン領域5のチャネル側エッジ近傍にErな
どの微細発光要素添加領域9を備えている点で相違して
いる。
【0017】具体的には、例えばErをイオンにしてド
ーピングするのであるが、その他にEuなどの希土類元
素、或いは、Mnなどをイオン化してドーピングするこ
とが基本になっている。
【0018】ドーピング手段は、イオン注入法が最も簡
単であるが、結晶成長と同時にドーピングしたり、拡散
に依ってドーピングすることもできる。また、基礎とな
るMOSトランジスタは図示のようなnチャネル型、或
いは、pチャネル型の何れであっても良い。
【0019】本発明に依る半導体発光装置で利用する発
光のメカニズムは、前記ドーピングした微細発光要素、
即ち、発光中心に半導体中のホット・キャリアを衝突電
離させることに依存しているので、伝導キャリアが熱平
衡状態よりも高いエネルギ分布をとることが必要であ
る。
【0020】この為、ホット・キャリア生成の容易性、
或いは、発光中心との衝突断面積などが発光中心の電離
し易さ、即ち、発光強度を決定することになる。従っ
て、これ等を考慮の上、nチャネル型、pチャネル型の
別を選択する。
【0021】図2はnチャネル型MOSトランジスタに
本発明を適用した半導体発光装置の動作原理を説明する
為の図であり、(A)はエネルギ・バンド・ダイヤグラ
ム、(B)はEr3+の準位説明図であり、図1に於いて
用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を
持つものとする。
【0022】図に於いて、EV は価電子帯の上端、EC
は伝導帯の下端、eH1〜eH3は要所々を走行するホット
・エレクトロン、9は微細発光要素であるErの添加領
域、Er3+はErイオン、 41 5/2 41 3/2 4
1 1/2 はEr3+のエネルギ準位をそれぞれ示してい
る。
【0023】図2(A)には、ドレインに向かって走行
してきたホット・エレクトロンeH3がEr3+と衝突する
様子が表され、そして 、図2(B)には、エネルギ準
位が 41 5/2 に在ったEr3+がホット・エレクトロン
の衝突を受けてエネルギ準位が 41 1/2 に上昇し、再
度、 41 5/2 に落ち着く際に1.54〔μm〕の光を
放射する現象を説明している。
【0024】例えばnチャネル型MOSトランジスタを
例に採って動作原理を更に詳細に説明すると、トランジ
スタのソース・ドレイン間に大きな電界をかけることが
できるようにチャネル長及びソース・ドレイン間の印加
電圧を設定すれば、チャネルの伝導電子は電界に依って
運動エネルギを得て高いエネルギをもったものが存在す
るようになり、この状態に在る伝導電子がホット・エレ
クトロンと呼ばれている。
【0025】このような状況の下では、チャネルの伝導
電子の一部は、ドレイン近傍に予めドーピングしてある
Er3+に衝突し、内殻電子である4f電子が基底エネル
ギ準位( 41 5/2 )から第2励起準位( 41 1/2
に励起される。
【0026】その後、励起された電子は非輻射遷移で第
1励起準位である 41 3/2 に遷移し、この第1励起準
41 3/2 にある電子が基底準位 41 5/2 に戻る際
に波長1.54〔μm〕の光を発生する。
【0027】Erをドレイン近傍にドーピングした場
合、チャネルとドレインには逆バイアス電圧が印加さ
れ、その状態に在るSi中のpn接合に於いて、Erか
らの強い発光が観測される旨、G.Franzoらの文
献(前者)(要すれば、「Journal of Ap
plied Physics,Vol.81,pp.2
784−2793(1997)」、を参照)、或いは、
M.S.Breslerらの文献(後者)(要すれば、
「Applied Physics Letters,
Vol.75,pp.2617−2619(199
9)」、を参照)に報告されている。
【0028】また、前者の文献には、Erと酸素(O)
を共存させてドープした場合には発光強度が増大するこ
とも記述され、このような発光強度の増大現象は、M.
Markmannらの文献(要すれば、「Applie
d Physics Letters,Vol.75,
pp.2584−2586(1999)」、を参照)中
にも報告されていて、酸素の他にカーボン(C)やフッ
素(F)を添加しても効果があるとされている。
【0029】本発明の半導体発光装置に於いても、Er
などの微細発光要素と共にO或いはF或いはCを添加し
て実験を行なったところ、ドレイン領域近傍に於ける発
光が増強されることを確認している。
【0030】前記説明した本発明に依る半導体発光装置
は、Si−MOSトランジスタと整合性が良好な構造を
もつ為、Si基板上に発光デバイスをMOSトランジス
タなどと共に作り込むことが容易であり、その発光デバ
イスは、光インターコネクションに必要なSi基板上の
モノリシック発光デバイスとして利用できる為、高集積
化に依るLSIの性能向上を阻む一因になっている配線
遅延の問題を解消するのに寄与することができ、また、
サイズを大きくした発光デバイスをアレイ化することで
固体表示デバイスとしてディスプレイを構成することも
できる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の原理を説明するのに用い
た図1の半導体発光装置は、充分に具体的であり、その
まま実施の形態1とすることができるので、以下、実施
の形態2から説明することにする。
【0032】図3は本発明の実施の形態2である半導体
発光装置を表す要部切断側面図であり、図1に於いて用
いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持
つものとする。尚、図1及び図2について説明した半導
体発光装置は実施の形態1とする。
【0033】実施の形態2が実施の形態1と相違すると
ころは、ドレイン領域5が形成される近傍の領域をS
i、SiGe、SiGeCなどのナノサイズの微結晶か
らなる微細発光要素を含んだ材料で構成したナノクリス
タル領域10とし、ここにチャネルで加速した電子を注
入して発光させるようになっている。
【0034】このナノクリスタル領域10に微細発光要
素、即ち、Erなどの発光センタをドープした場合に
は、前記した場合と同様、波長1.54〔μm〕の光を
発生するが、Erなどの発光センタをドープしない場合
にも、ナノクリスタルのサイズ効果に依って発光するの
で、全体として発光の強度は大きくなる。尚、ナノクリ
スタルのサイズ効果に依存する場合、発光波長はナノク
リスタルの大きさで決まり、大きいと発光波長は短くな
る。
【0035】Erをドープした場合の発光メカニズム
は、イオンの衝突電離と考えることができるのである
が、Erのドープがない場合には、ナノクリスタル自体
の衝突電離や雪崩れ現象に依って電子正孔対が生成さ
れ、それ等がナノクリスタル内で再結合するという発光
メカニズムになる。
【0036】図4は本発明の実施の形態3である半導体
発光装置を表す要部切断側面図であり、図3に於いて用
いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持
つものとする。
【0037】実施の形態3に於いては、ドレイン領域5
の主としてチャネル側にSi系ナノクリスタルや例えば
MnなどをドーピングしたZnSからなる蛍光体などの
微細発光要素11を配置するのであるが、それ等微細発
光要素11をSi基板1と物理的な整合性を良くした
り、或いは、化学的な反応性がないようにする為、微細
発光要素11をSiOx 、SiNx 、Al酸化物などの
絶縁層12でバインドしてドレイン領域5の近傍に埋め
込んである。
【0038】図5は実施の形態3である半導体発光装置
のエネルギ・バンド・ダイヤグラムであり、図2に於い
て用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味
を持つものとする。
【0039】図5から明らかであるが、実施の形態3に
於いては、微細発光要素11をバインドした絶縁層12
が存在している為、それがキャリア、即ち、電子や正孔
を注入する際のエネルギ障壁を高めているので、キャリ
アを更にホットな状態にしなければならない。
【0040】図6は本発明の実施の形態4である半導体
発光装置を表す要部切断側面図であり、図1乃至図5に
於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ
意味を持つものとし、3Aは金属ゲート電極、13は微
細発光要素11を含む屈折率が大きい領域、14はIn
x などからなる光取り出し用窓部をそれぞれ示してい
る。
【0041】図示されているように光取り出し用窓部1
4をInOx などの透明導電材料で形成しておけば、ゲ
ート電極3Aの機能には何等の問題もなく、また、屈折
率が大きい領域13に於ける屈折率の大きさとしては、
Si基板1に比較して大きければ良く、そのようにする
ことで、微細発光要素11の発光がSi基板1側への漏
光は少なくなって、光取り出し用窓部14から、より大
きな光を取り出すことが可能である。
【0042】ゲート絶縁膜2がSiO2 などの透明材料
で構成され、且つ、ゲート電極3Aが多結晶Siなどの
透明材料で構成されている場合には、光取り出し用窓部
14を別設することは不要であるが、半導体発光装置が
発生する光の波長に対応して透過率が高い材料で光取り
出し用窓部を形成することは有効である。
【0043】また、金属ゲート電極3Aを設けた場合で
あっても、発光領域、即ち、微細発光要素11が存在す
る領域の上方部分にスリットを形成したり、金属ゲート
電極3Aを櫛状に形成すれば光取り出し用窓部14の形
成は不要である。
【0044】図示していないが、光を取り出す領域に誘
電体ミラーを付設したり、カラー・フィルタを設けてお
くことで、例えば、ナノクリスタルに依るブロードな発
光スペクトルから任意の波長の光を取り出すことができ
る。
【0045】前記説明した光取り出し用窓部、或いは、
発光領域から導波路を用いて他の領域まで光を導くこと
は容易であるから、光検知器をアレイ化して別の場所に
配置し、同一導波路に多波長の光を伝播させるようにす
れば、配線数を低減させることが可能になる。
【0046】図7は本発明の実施の形態5である半導体
発光装置を表す要部切断側面図、図8は図7に示した半
導体発光装置の要部切断平面図であり、(A)は導光プ
ラグ及びその近傍を、また、(B)は光導波路及びその
近傍をそれぞれ示している。尚、図1乃至図6に於いて
用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を
持つものとし、また、この半導体発光装置のドレイン領
域5に於けるチャネル側近傍にも微細発光要素の添加領
域が設けられているのであるが、図では省略してある。
【0047】実施の形態5が他の実施の形態と相違する
ところは、Si基板1内に光導波路15が形成され、そ
の光導波路15とドレイン領域5の特にチャネル側近傍
とが導光プラグ16で結ばれている構成にある。
【0048】従って、ドレイン領域5のチャネル側で発
生した光は導光プラグ16及び光導波路15を介して所
望の位置まで伝播させることができ、従って、光インタ
コネクトされた集積回路装置を容易に光集積回路を構成
するのに有効である。
【0049】実施の形態5を作製するには、Si基板1
に於ける光導波路形成予定部分に例えばGeをイオン注
入法或いは拡散法で導入することで、Si基板1に比較
して屈折率が高いSiGeからなる光導波路15を形成
し、また、導光プラグ形成予定部分に同じくSiGeか
らなる導光プラグ16を埋め込むか、或いは、Geイオ
ンを注入してSiGeからなる導光プラグ16を形成
し、この後、図1について説明したSi−MOSFET
と同様にしてドレイン領域5のチャネル側に微細発光要
素を導入したMOSFETを形成することで完成する。
尚、SOI基板の場合には、SiO2 からなる埋め込み
酸化膜にGeをドーピングすると屈折率が大きくなるの
で、それを光導波路として用いることが可能になる。
【0050】前記説明した各実施の形態に見られる半導
体発光装置では、ゲートに電気信号を与えてチャネルが
開いた場合に発光が起こる構成になっているので、例え
ば、DRAM(dynamic random acc
ess memory)に於いて、電荷蓄積用キャパシ
タに於ける電荷の有無を検索する際、ゲートを開いてキ
ャパシタに電荷があれば発光が起こり、電荷がなければ
発光が起きない旨の構成にしたり、また、そのような使
い方をすることができる。
【0051】更に、単に発光させることのみが目的であ
れば、ゲートは不要であって、基板表面の不純物濃度を
調節してチャネルをノーマリ・オンの状態としておけ
ば、ソース・ドレイン間に電圧を印加すれば発光する2
端子素子として動作させることができる。
【0052】本発明に於いては、前記説明した実施の形
態を含め、多くの形態で実施するこ1ができ、以下、そ
れを付記として例示する。
【0053】(付記1)基板(例えばp型Si基板1)
に設けられたMIS型トランジスタのチャネル領域を挟
んで対向する不純物領域(例えばn+ −ソース領域4及
びn+ −ドレイン領域5)に於ける何れか一方の近傍の
少なくともチャネル側に形成された微細発光要素添加領
域(例えば微細発光要素添加領域9)を備えてなること
を特徴とする半導体発光装置。 (付記2)MIS型トランジスタのチャネル領域に於け
る不純物濃度をノーマリ・オンの状態に調節すると共に
ゲート電極を除去しダイオード構造(二端子素子:ダイ
オード)としてなることを特徴とする半導体発光装置。 (付記3)光を取り出す窓(例えば光取り出し用窓部1
4)が発光領域である微細発光要素添加領域の近傍に形
成されてなることを特徴とする(付記1)或いは(付記
2)記載の半導体発光装置。 (付記4)表面に誘電体からなる多層膜を形成した光を
取り出す窓が発光領域である微細発光要素添加領域の近
傍に形成されてなることを特徴とする(付記1)或いは
(付記2)記載の半導体発光装置。 (付記5)不純物領域のチャネル側近傍に在る発光領域
である微細発光要素添加領域の母材(例えば屈折率が大
きい領域13)に於ける屈折率が該母材の周囲に在る材
料の屈折率に比較して大きい材料からなることを特徴と
する(付記1)或いは(付記2)記載の半導体発光装
置。 (付記6)発光領域である微細発光要素電荷領域で発生
される光を同一基板上或いは別基板上に形成された光検
出素子に導く光導波路を備えてなることを特徴とする
(付記1)或いは(付記2)記載の半導体発光装置。 (付記7)基板内に埋め込み形成された光導波路(例え
ば光導波路15)及び該光導波路と発光領域である微細
発光要素添加領域とを結ぶ光導波路(例えば導光プラグ
16)を備えてなることを特徴とする(付記1)或いは
(付記2)記載の半導体発光装置。 (付記8)微細発光要素がEr3+,Nd2+,Eu3+,M
2+,Sb3+,Tb3+から選択されたものであることを
特徴とする(付記1)或いは(付記2)記載の半導体発
光装置。 (付記9)微細発光要素添加領域にO,C,Fのうち少
なくとも1種類の元素を添加してなることを特徴とする
(付記1)或いは(付記2)記載の半導体発光装置。 (付記10)微細発光要素がSi,SiGe,SiGe
Cのうち少なくとも1種類からなるナノクリスタルであ
ることを特徴とする(付記1)或いは(付記2)記載の
半導体発光装置。 (付記11)微細発光要素がMn,Cu,Al,Au,
Agから選択された元素を添加した蛍光体であることを
特徴とする(付記1)或いは(付記2)記載の半導体発
光装置。 (付記12)ナノクリスタルにEr3+が添加されてなる
ことを特徴とする(付記10)記載の半導体発光装置。 (付記13)蛍光体がZnSであることを特徴とする
(付記11)記載の半導体発光装置。 (付記14)微細発光要素をSiOx ,SiNx ,Al
x から選択された絶縁層に添加して不純物領域のチャ
ネル側近傍に配設してなることを特徴とする(付記1
0)或いは(付記11)記載の半導体発光装置。
【0054】
【発明の効果】本発明に依る半導体発光装置に於いて
は、基板に設けられたMIS型トランジスタのチャネル
生成領域を挟んで対向する不純物領域に於ける何れか一
方の近傍の少なくともチャネル側に形成された微細発光
要素添加領域を備えてなることが基本になっている。
【0055】前記構成を採ることから、本発明の半導体
発光装置はSi−MOSトランジスタとの整合性が良好
であり、従って、Si基板上にMOSトランジスタなど
と共存させることは容易であり、光インターコネクショ
ンに必要なSi基板上のモノリシック発光デバイスとし
て利用できる為、高集積化に依るLSIの性能向上を阻
む一因になっている配線遅延の問題を解消するのに有効
であり、また、サイズを大きくした発光デバイスをアレ
イ化することで固体表示デバイスとしてディスプレイを
構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する為の半導体発光装置を
表す要部切断側面図である。
【図2】nチャネル型MOSトランジスタに本発明を適
用した半導体発光装置の動作原理を説明する為の図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態2である半導体発光装置を
表す要部切断側面図である。
【図4】本発明の実施の形態3である半導体発光装置を
表す要部切断側面図である。
【図5】図5は実施の形態3である半導体発光装置のエ
ネルギ・バンド・ダイヤグラムである。
【図6】本発明の実施の形態4である半導体発光装置を
表す要部切断側面図である。
【図7】本発明の実施の形態5である半導体発光装置を
表す要部切断側面図である。
【図8】図7に示した半導体発光装置の要部切断平面図
である。
【符号の説明】
1 p型Si基板 2 ゲート絶縁膜 3 ゲート電極 4 n+ −ソース領域 5 n+ −ドレイン領域 6 ソース電極 7 ドレイン電極 8 基板接地電極 9 Er元素などの微細発光要素添加領域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に設けられたMIS型トランジスタの
    チャネル領域を挟んで対向するソース領域及びドレイン
    領域に於ける何れか一方の近傍の少なくともチャネル側
    に形成された微細発光要素添加領域を備えてなることを
    特徴とする半導体発光装置。
  2. 【請求項2】MIS型トランジスタのチャネル領域に於
    ける不純物濃度をノーマリ・オンの状態に調節すると共
    にゲート電極を除去しダイオード構造としてなることを
    特徴とする請求項1記載の半導体発光装置。
  3. 【請求項3】光を取り出す窓が発光領域である微細発光
    要素添加領域の近傍に形成されてなることを特徴とする
    請求項1或いは2記載の半導体発光装置。
  4. 【請求項4】表面に誘電体からなる多層膜を形成した光
    を取り出す窓が発光領域である微細発光要素添加領域の
    近傍に形成されてなることを特徴とする請求項1或いは
    2記載記載の半導体発光装置。
  5. 【請求項5】不純物領域のチャネル側近傍に在る発光領
    域である微細発光要素添加領域の母材に於ける屈折率が
    該母材の周囲に在る材料の屈折率に比較して大きい材料
    からなることを特徴とする請求項1或いは2記載の半導
    体発光装置。
  6. 【請求項6】発光領域である微細発光要素電荷領域で発
    生される光を同一基板上或いは別基板上に形成された光
    検出素子に導く光導波路を備えてなることを特徴とする
    請求項1或いは2記載の半導体発光装置。
  7. 【請求項7】基板内に埋め込み形成された光導波路及び
    該光導波路と発光領域である微細発光要素添加領域とを
    結ぶ光導波路を備えてなることを特徴とする請求項1或
    いは2記載の半導体発光装置。
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