JP2002246415A - 半導体装置及びその実装方法、並びに半導体部品実装体 - Google Patents

半導体装置及びその実装方法、並びに半導体部品実装体

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JP2002246415A
JP2002246415A JP2001035587A JP2001035587A JP2002246415A JP 2002246415 A JP2002246415 A JP 2002246415A JP 2001035587 A JP2001035587 A JP 2001035587A JP 2001035587 A JP2001035587 A JP 2001035587A JP 2002246415 A JP2002246415 A JP 2002246415A
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Yoshiyuki Nomura
祥幸 野村
Akimasa Okaji
昭昌 岡地
Nobuhiro Hanai
信洋 花井
Noriyuki Honda
位行 本多
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Sony Corp
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    • H01L2224/81191Arrangement of the bump connectors prior to mounting wherein the bump connectors are disposed only on the semiconductor or solid-state body

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板の設計自由度を高め、アンダーフィ
ル樹脂の形成を不要とすることができる半導体装置及び
その実装方法、並びに半導体部品実装体を提供するこ
と。 【解決手段】 半導体チップ13の回路面13aへ、回
路基板12の内層配線部14aへ接続される内層接続用
突起物18Aと、表層配線部15aへ接続される表層接
続用突起物18Bの高低2種の金属突起物18を形成す
る。これにより、回路基板12の設計自由度が高められ
る。また、内層接続用突起物18は内層配線部14aに
対し、回路基板12の表面樹脂層15を貫通して接続さ
れることにより、当該突起物18Aは表面樹脂層15に
より周囲が保持され、アンダーフィル樹脂を注入するこ
となく、実装信頼性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表層配線部及び内
層配線部を有する回路基板へ実装される半導体装置及び
その実装方法、並びに半導体部品実装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板の層間接続は、配線上に
スルーホールやビアホールを形成することによって行わ
れている。また、電極端子が形成される面を下向きにし
て回路基板上の回路パターンへ半導体チップを実装する
フリップチップ実装は、例えば特許第2727443
号、特開平9−181122号、特開平10−3216
66号公報等に開示されており、CSP(Chip Size Pac
kage)/BGA(Ball GridArray)等の半導体パッケージ
部品の製造にも広く適用されている。
【0003】図8は、多層配線構造の回路基板2へ半導
体チップ3をフリップチップ実装してなる半導体部品実
装体1の構造を示している。回路基板2は、内層配線部
4aが形成された内部樹脂層4と、表層配線部5aが形
成された表面樹脂層5との積層構造を有し、内層配線部
4aと表層配線部5aとの層間接続用にスルーホール6
及びビアホール7が形成されている。表層配線部5aに
は半導体チップ3の回路面に形成された金属突起物(バ
ンプ)が接合(例えば超音波接合)されると共に、回路
基板2と半導体チップ3との間にアンダーフィル樹脂9
が充填されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の半導体部品
実装体1は、以下に挙げる種々の問題点が存在する。
【0005】第1に、回路基板2の表層配線部5aと内
層配線部4aとの間の層間接続にスルーホール6やビア
ホール7が必要となるために、回路基板2の設計に障害
をもたらしている点である。一般に回路基板上にスルー
ホールを形成するには300μm以上のランド径が必要
であり、また、ビアホールを形成する場合でも接続まで
のオフセット配線が必要となるため、これらが基板設計
に大きな制約を加えることとなっている。
【0006】第2に、金属突起物8と表層配線部5aと
の接合強度が弱いため、回路基板2の収縮やアンダーフ
ィル樹脂9の収縮により接合部が破壊され、導通不良を
引き起こすおそれがある。一般に、超音波接合は半田付
け等の他の接合方法に比べて接合強度が弱いため、これ
を補強する目的でアンダーフィル樹脂9が充填される
が、アンダーフィル樹脂9の硬化処理が適正に行われな
い場合に上記のような問題が発生する。
【0007】第3に、アンダーフィル樹脂9の硬化に伴
う収縮作用によって、半導体チップ3とアンダーフィル
樹脂9との間や、回路基板3とアンダーフィル樹脂9と
の間で、応力による反りや剥離が発生し易い。アンダー
フィル樹脂の量が多くなると、その収縮の影響が相対的
に大きくなるからである。
【0008】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、層間
接続のためのスルーホールやビアホールの形成を不要と
して基板設計自由度を大きくすることができる半導体装
置及びその実装方法、並びに半導体部品実装体を提供す
ることを課題とする。
【0009】また、金属突起物と配線層との接続を強固
にしアンダーフィル樹脂の形成を不要とすることができ
る半導体装置及びその実装方法、並びに半導体部品実装
体を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するに
当たり、本発明の半導体装置は、表層配線部及び内層配
線部を有する回路基板へ実装される半導体装置であっ
て、表層配線部に電気的に接続される表層接続用突起物
と、表層接続用突起物よりも高く形成され、内層配線部
に電気的に接続される内層接続用突起物とからなる金属
突起物を備えたことを特徴とする。
【0011】本発明により、内層配線部に対しては直
接、内層接続用突起物を接合することによって導通を図
ることができ、スルーホールやビアホールの形成が不要
となる。したがって、回路基板の設計自由度が従来より
も大幅に向上することになる。
【0012】また、以上の課題を解決するに当たり、本
発明の半導体装置の実装方法は、表層配線部が形成され
る表面樹脂層と、内層配線部が形成される内部樹脂層と
を有する回路基板に対する半導体装置の実装方法であっ
て、半導体チップの回路面に対し、少なくとも内層配線
部に電気的に接続される内層接続用突起物を形成する金
属突起物形成工程と、表面樹脂層を貫通して、内層接続
用突起物を内層配線部上へ圧着する接続工程とを有する
ことを特徴とする。
【0013】本発明により、内層配線部に対しては直
接、内層接続用突起物を接合することによって導通を図
ることができ、スルーホールやビアホールの形成が不要
となる。したがって、回路基板の設計自由度が従来より
も大幅に向上することになる。なお、内層配線部に対す
る内層接続用突起物の圧着は、表面樹脂層を突き破って
行うほか、予め表面樹脂層に形成した開口を介して行う
方法等がある。
【0014】また、本発明の方法により、内層接続用突
起物は表面樹脂層内で保持されるので、半導体チップと
回路基板との間に大量のアンダーフィル樹脂を注入する
必要をなくし安定して半導体装置を実装することが可能
となる。
【0015】また、以上の課題を解決するに当たり、本
発明の半導体部品実装体は、表層配線部が形成される表
面樹脂層と、内層配線部が形成される内部樹脂層とを有
する回路基板へ複数の金属突起物を介して半導体チップ
が実装されてなる半導体部品実装体であって、金属突起
物が、少なくとも内層配線部に圧着される内層接続用突
起物を含むことを特徴とする。
【0016】本発明により、内層配線部に対しては直
接、内層接続用突起物を接合することによって導通を図
ることができ、スルーホールやビアホールの形成が不要
となる。したがって、回路基板の設計自由度が従来より
も大幅に向上することになる。なお、内層配線部に対す
る内層接続用突起物の圧着は、表面樹脂層を突き破って
行うほか、予め表面樹脂層に形成した開口を介して行う
方法等がある。
【0017】また、内層接続用突起物は表層配線部内で
仮止めされるので、半導体チップと回路基板との間への
アンダーフィル樹脂の注入が不要となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施の形態を示し
ている。図1Aを参照して、本実施の形態の半導体装置
10は、半導体チップ13と、半導体チップ13の回路
面13a周縁に沿って単列形成される複数の金属突起物
18とからなる。
【0020】金属突起物18は、高低2種の金(Au)
のスタッドバンプで構成され、図1Bに示す回路基板1
2の内部樹脂層14上にパターニングされた内層配線部
(ランド)14aに電気的に接続される内層接続用突起
物18Aと、回路基板12の表面樹脂層(厚さ約30μ
m)15上にパターニングされた表層配線部(ランド)
15aに電気的に接続される表層接続用突起物18Bと
からなる。
【0021】内層接続用突起物18Aは、半導体チップ
13の回路面13a側から基部A1、中間部A2及び先
端部A3を有し、基部A1から先端部A3にかけて径が
小さく構成されている。本実施の形態では、内層接続用
突起物18Aの高さは例えば70±5μmとされる。
【0022】なお、内層接続用突起物18Aの高さは、
回路基板12の表面樹脂層15の厚さで決定されるもの
であるので、基板の構成に応じて適宜変更され得るもの
とする。
【0023】一方、表層接続用突起物18Bは、半導体
チップ13の回路面13a側から基部B1及び先端部B
2を有し、基部B1よりも先端部B2の方が径が小さく
構成されている。本実施の形態では、表層接続用突起物
18Bの高さは例えば27.5±2.5μmとされる。
【0024】図1Dは、上記のように構成される半導体
装置10を回路基板12へ実装してなる、CSPタイプ
の半導体部品実装体11の構造を示している。半導体チ
ップ13の回路面13aに形成される金属突起物18の
うち、内層接続用突起物18Aは、回路基板(本例では
インターポーザ基板)12の下層を構成する内部樹脂層
14上の内層配線部14aに接続されており、表層接続
用突起物18Bは、回路基板12の上層を構成する表面
樹脂層15上の表層配線部15aに接続されている。
【0025】内層接続用突起物18Aは、回路基板12
の表面樹脂層15を貫通するようにしてその先端部A3
が内層配線部14Aに圧着されることにより、導通がと
られている。本実施の形態では、表面樹脂層15が熱可
塑性樹脂又はBステージ樹脂(硬化反応の中間段階にあ
る熱硬化性樹脂(JIS工業用語大辞典第4版、日本規
格協会))により構成されており、内層接続用突起物1
8Aの先端部A3及び中間部A2の一部の周囲を保持し
ている。
【0026】表層接続用突起物18Bは、その先端部B
2が表層配線部15Aに圧着されることにより、導通が
とられている。半導体チップ13と回路基板12との間
は、熱硬化性樹脂を主成分とする接着材料19が介装さ
れることにより相接合されている。
【0027】続いて、回路基板12に対する半導体装置
10の実装方法について説明する。
【0028】まず、図1Aに示したように半導体チップ
13へ金属突起物18(18A,18B)を形成して半
導体装置10を構成する金属突起物形成工程が行われ
る。本実施の形態では、図2に示したような方法で内層
接続用及び表層接続用の各金属突起物18A,18Bが
形成される。
【0029】図2を参照して、半導体チップ13の回路
面13aに形成される電極パッド(図示略)に対し、最
初に表層接続用金属突起物18が形成される位置へワイ
ヤボンディング法を用いて所定高さ(本実施の形態では
70±5μm)の金属突起物18’を形成する(図2
A)。続いて、形成した金属突起物18’を所定高さ
(本実施の形態では27.5±2.5μm)にまでレベ
リングし(押し潰し)、これを表層接続用金属突起物1
8とする(図2B)。その後、上記突起物18’と同一
の形成条件で金属突起物18B’を形成し、これを内層
接続用金属突起物18Aとする(図2C)。
【0030】以上の工程を経て、図1Aに示す半導体装
置10が作製される。なお、図3はその他の方法で高低
2種の金属突起物を形成する方法を示しており、半導体
チップ13の回路面13aに形成される全ての電極パッ
ド上にワイヤボンディング法を用いて表層接続用の金属
突起物17Bを形成した後、所定の金属突起物17Bへ
更に金属突起物を形成し、内層接続用の金属突起物17
Aとした例である。本例では、形態こそ上記の金属突起
物18と相違しているが、当該形態によって実施可能で
あることをも意味する。
【0031】次に、図1Bに示した回路基板12の表面
樹脂層15上に、熱硬化性樹脂を主成分とする接着材料
19を印刷あるいはディスペンス法により塗布する(図
1C)。本実施の形態では、表層配線部15aの形成領
域よりも内側(回路基板13の略中央部)に接着材料1
9が塗布される。なお、接着材料19に代えて接着性シ
ートを用いることも可能である。
【0032】続いて、所定温度にまで加熱した半導体装
置10を、その回路面13aを下向きにして回路基板1
2上へ位置決め配置した後、内層接続用突起物18A及
び表層接続用突起物18Bを内層配線部14a及び表層
配線部15aへそれぞれ圧着する接続工程が行われる
(図1D)。
【0033】このとき、内層接続用金属突起物18A
は、回路基板12の表面樹脂層15を部分的に溶融させ
ながら没入すると共に、その先端部A3が内層配線部1
4aに突き刺さるようにして圧着される。これにより、
内層接続用金属突起物18Aは再硬化した表面樹脂層1
5により周囲が保持されると共に、内層配線部14aに
対し一定の接触圧を維持しながら接合され、導通が確保
される。同時に、表層接続用金属突起物18Bの先端部
B2が表層配線部15aに突き刺さるようにして圧着さ
れ、これにより表層配線部15aに対し一定の接触圧を
維持しながら接合され、導通が確保される。更に、接着
材料19が加熱された半導体装置10との接触により硬
化し、半導体装置10と回路基板12とを接合する。
【0034】本実施の形態によれば、内層配線部14a
に対しては直接、内層接続用突起物18Aを接合するこ
とによって導通をとっているので、スルーホールやビア
ホールの形成が不要となる。したがって、回路基板の設
計自由度が従来よりも大幅に向上することになる。
【0035】また、内層接続用突起物18Aは表面樹脂
層15内で保持されるので、半導体チップ13と回路基
板12との間に大量のアンダーフィル樹脂を注入する必
要をなくし、接着材料19を付加的に設けることによっ
て半導体装置10の実装信頼性を高めることができる。
【0036】更に本実施の形態によれば、表層接続用金
属突起物18Bをレベリング形成しているので、その
分、回路基板12に対する半導体装置10の実装厚みを
低減することができ、半導体部品実装体11の薄型化が
図られる。
【0037】図4は、本発明の第2の実施の形態を示し
ている。なお、図において上述の第1の実施の形態と対
応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説
明は省略するものとする。
【0038】本実施の形態による半導体部品実装体21
は、図4Dに示したように回路基板22の内層配線部1
4aに対応する表面樹脂層15の部位に開口27を形成
し、当該開口27を介して内層接続用突起物18Aを内
層配線部14aへ圧着させた構造を有している。
【0039】開口27は、図4Bに示したように内部配
線層14aが外部へ露出するように表面樹脂層15を例
えばレーザ加工で穿孔してなる。本実施の形態では、開
口27の開口径d1を、内層接続用突起物18Aの基部
A1の径d2以下とすることにより、実装時における内
層接続用突起物18Aと内層配線部14aとの間の位置
ズレを少なくするようにしている。
【0040】回路基板22に対する半導体装置10の実
装は、上述の第1の実施の形態と同様な手法で行われ、
まず、図4Aに示したように半導体チップ13の回路面
へ内層接続用突起物18A及び表層接続用突起物18B
からなる金属突起物18を形成し(金属突起物形成工
程)、半導体装置10を作製する。そして、図4Cに示
したように回路基板22上へ接着材料19を塗布し、半
導体装置10を実装する(接続工程)。これにより、内
層接続用及び表層接続用の各金属突起物18A,18B
が内部配線層14a及び表層配線部15aへ圧着される
と共に、半導体装置10と回路基板22との間が接着材
料19で接合される(図4D)。
【0041】以上のようにして、図4Dに示した半導体
部品実装体21が得られ、CSP型の半導体パッケージ
部品として利用することができる。本実施の形態によれ
ば、上述の第1の実施の形態と同様な効果を得ることが
できると共に、接続工程での内層接続用突起物18Aの
圧着時に、各樹脂層14,15の変形を最小限にして確
実なる導通を得ることができる。
【0042】図5は、本発明の第3の実施の形態を示し
ている。なお、図において上述の第2の実施の形態と対
応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説
明は省略するものとする。
【0043】すなわち本実施の形態では、回路基板2
2’として、上述の第2の実施の形態における回路基板
22の開口27内に、熱硬化性樹脂内に金属微粒子を混
入させた導電ペースト(例えば銀ペースト)28を充填
したものが用いられる。これにより、接続工程において
は半導体装置10を所定温度に加熱して実装することに
より、導電ペースト28が硬化して内層接続用突起物1
8Aの周囲を強固に保持し、開口27内で内層接続用突
起物18Aを固定することができると共に、その電気的
接続が確実となる。
【0044】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、
本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
【0045】例えば以上の各実施の形態では、半導体チ
ップ13に対する金属突起物形成工程として、内層接続
用突起物18Aと表層接続用突起物18Bの双方を形成
するようにしたが、これに限らず、例えば図6に示すよ
うに少なくとも内層接続用突起物18Aのみ形成するよ
うにしてもよい。本例によって得られる半導体部品実装
体31によれば、実装厚みの低減が図られると共に、表
層配線部15aを含めた回路基板12の設計自由度を高
めることができる。
【0046】また、以上の実施の形態では、実装した半
導体装置の樹脂封止については何ら述べなかったが、例
えば図7Aに示すように回路基板12上の半導体チップ
13を封止樹脂38で封止し、CSP型の半導体パッケ
ージ部品31Aを得るようにしてもよい。
【0047】あるいは、図7Bに示すように、回路基板
12へ実装した半導体チップ13の上に更に内部配線層
34aを備えた回路基板34を積層し、これらを積層プ
レスしたときに溶融する基板樹脂39で半導体チップ1
3の回路面13aを覆い、モールドするようにしてもよ
い。これにより、半導体部品実装体31Bの形態とし
て、チップ内蔵基板あるいはチップ埋込基板が得られ
る。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下の効果を得ることができる。
【0049】すなわち本発明の半導体装置によれば、内
層配線部に対して直接、内層接続用突起物を接合するこ
とによって導通を図ることができ、スルーホールやビア
ホールを不要とすることができると共に、回路基板の設
計自由度を大幅に向上させることができる。
【0050】また、本発明の半導体装置の実装方法によ
れば、内層配線部に対しては直接、内層接続用突起物を
接合することによって導通を図ることができ、スルーホ
ールやビアホールを不要として、回路基板の設計自由度
を大幅に向上させることができる。また、本発明の方法
により、内層接続用突起物は表面樹脂層内で保持される
ので、半導体チップと回路基板との間に大量のアンダー
フィル樹脂を注入する必要をなくし、実装信頼性の高い
半導体装置を得ることが可能となる。
【0051】請求項3の発明によれば、金属突起物形成
工程において表層接続用突起物をも形成するようにして
いるので、回路基板の内層配線部及び表層配線部への同
時接続が可能となる。
【0052】請求項6の発明によれば、内層接続用突起
物を回路基板の表面樹脂層で保持させることができるの
で、内層配線部との間の接続信頼性を向上させることが
できる。
【0053】請求項7の発明によれば、内層接続用突起
物と内部配線層との接続を確実に行うことができ、請求
項8の発明によれば、導電ペーストによって開口内にお
ける内層接続用突起物の保持作用が得られると共に確実
なる導通が得られる。
【0054】請求項9の発明によれば、内層配線部に対
しては直接、内層接続用突起物を接合することによって
導通を図ることができ、スルーホールやビアホールの形
成を不要とすることができ、回路基板の設計自由度を大
幅に向上させることができる。また、内層接続用突起物
は表層配線部内で保持されるので、半導体チップと回路
基板との間へのアンダーフィル樹脂の注入を不要としな
がら、実装信頼性を高めることができる。
【0055】請求項10の発明によれば、表面樹脂層内
で内層接続用突起物を保持させることができ、これによ
り実装信頼性を向上させることができる。
【0056】請求項12の発明によれば、内層接続用突
起物と内部配線層との接続を確実に行うことができ、請
求項13の発明によれば、導電ペーストによって開口内
における内層接続用突起物の保持作用が得られると共に
確実なる導通が得られる。更に請求項14の発明によれ
ば、実装時における内層接続用突起物の位置ずれを低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図であり、A
は半導体装置の側面図、B及びCは回路基板の側断面
図、Dは半導体部品実装体の側断面図、をそれぞれ示
す。
【図2】本発明の第1の実施の形態における金属突起物
形成工程を示す半導体チップの側面図であり、A及びB
は表層接続用突起物の形成工程、Cは内層接続用突起物
の形成工程、をそれぞれ示す。
【図3】図2に示した金属突起物形成工程の変形例を示
す半導体チップの側面図であり、Aは表層接続用突起物
の形成工程、Bは内層接続用突起物の形成工程、をそれ
ぞれ示す。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す図であり、A
は半導体装置の側面図、B及びCは回路基板の側断面
図、Dは半導体部品実装体の側断面図、をそれぞれ示
す。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す図であり、A
は半導体装置の側面図、B及びCは回路基板の側断面
図、Dは半導体部品実装体の側断面図、をそれぞれ示
す。
【図6】本発明の実施の形態の変形例を示す半導体部品
実装体の側断面図である。
【図7】A,B共に、図6に示した半導体部品実装体の
封止工程を示す断面図である。
【図8】従来の半導体部品実装体の構造を示す側断面図
である。
【符号の説明】
10…半導体装置、11,21,21’,31,31
A,31B…半導体部品実装体、12,22,22’…
回路基板、13…半導体チップ、13a…回路面、14
…内部樹脂層、14a…内層配線部、15…表面樹脂
層、15a…表層配線部、18…金属突起物、18A…
内層接続用突起物、18B…表層接続用突起物、27…
開口、28…導電ペースト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花井 信洋 岐阜県美濃加茂市本郷町9丁目15番22号 ソニー美濃加茂株式会社内 (72)発明者 本多 位行 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5F044 KK07 LL00 LL07 QQ02 QQ04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表層配線部及び内層配線部を有する回路
    基板へ実装される半導体装置であって、 前記表層配線部に電気的に接続される表層接続用突起物
    と、 前記表層接続用突起物よりも高く形成され、前記内層配
    線部に電気的に接続される内層接続用突起物とからなる
    金属突起物を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 表層配線部が形成される表面樹脂層と、
    内層配線部が形成される内部樹脂層とを有する回路基板
    に対する半導体装置の実装方法であって、 半導体チップの回路面に対し、少なくとも前記内層配線
    部に電気的に接続される内層接続用突起物を形成する金
    属突起物形成工程と、 前記表面樹脂層を貫通して、前記内層接続用突起物を前
    記内層配線部上へ圧着する接続工程とを有することを特
    徴とする半導体装置の実装方法。
  3. 【請求項3】 前記金属突起物形成工程において、前記
    表層配線部に電気的に接続される表層接続用突起物が、
    前記回路面に対し前記内層接続用突起物よりも低く形成
    されると共に、 前記接続工程において、前記表層接続用突起物が前記表
    層配線部上へ圧着されることを特徴とする請求項2に記
    載の半導体装置の実装方法。
  4. 【請求項4】 前記金属突起物形成工程が、 前記回路面へ形成した所定高さの突起物を押し潰して前
    記表層接続用突起物とする工程と、 前記回路面へ前記突起物を形成して前記内層接続用突起
    物とする工程とからなることを特徴とする請求項3に記
    載の半導体装置の実装方法。
  5. 【請求項5】 前記金属突起物形成工程が、 前記回路面へ所定高さの突起物を一段形成して前記表層
    接続用突起物とする工程と、 前記回路面へ前記突起物を複数段形成して前記内層接続
    用突起物とする工程とからなることを特徴とする請求項
    3に記載の半導体装置の実装方法。
  6. 【請求項6】 前記接続工程における前記内層接続用突
    起物と前記内層配線部との圧着が、前記表面樹脂層を溶
    融させて行われることを特徴とする請求項2に記載の半
    導体装置の実装方法。
  7. 【請求項7】 前記接続工程における前記内層接続用突
    起物と前記内層配線部との圧着が、予め形成した前記表
    面樹脂層の開口を介して行われることを特徴とする請求
    項2に記載の半導体装置の実装方法。
  8. 【請求項8】 前記開口内には、熱硬化性の導電ペース
    トが充填されることを特徴とする請求項7に記載の半導
    体装置の実装方法。
  9. 【請求項9】 表層配線部が形成される表面樹脂層と、
    内層配線部が形成される内部樹脂層とを有する回路基板
    へ複数の金属突起物を介して半導体チップが実装されて
    なる半導体部品実装体であって、 前記金属突起物が、少なくとも前記内層配線部に圧着さ
    れる内層接続用突起物を含むことを特徴とする半導体部
    品実装体。
  10. 【請求項10】 前記内層接続用突起物が、前記表面樹
    脂層を溶融させて前記内層配線部へ圧着されることを特
    徴とする請求項9に記載の半導体部品実装体。
  11. 【請求項11】 前記表面樹脂層が、熱可塑性樹脂又は
    Bステージ樹脂でなることを特徴とする請求項10に記
    載の半導体部品実装体。
  12. 【請求項12】 前記内層接続用突起物が、前記表面樹
    脂層に形成された開口を介して前記内層配線部へ圧着さ
    れることを特徴とする請求項9に記載の半導体部品実装
    体。
  13. 【請求項13】 前記開口内には、熱硬化性の導電ペー
    ストが充填されることを特徴とする請求項12に記載の
    半導体部品実装体。
  14. 【請求項14】 前記開口の開口径が、前記内層接続用
    突起物の半導体チップとの接触径以下とされることを特
    徴とする請求項12に記載の半導体部品実装体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010040954A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Furukawa Electric Co Ltd:The 電子部品の製造方法
JP2011222555A (ja) * 2010-04-02 2011-11-04 Denso Corp 半導体チップ内蔵配線基板の製造方法

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