JP2002245443A - 表示機能を備えた指紋画像入力装置 - Google Patents

表示機能を備えた指紋画像入力装置

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JP2002245443A
JP2002245443A JP2001037971A JP2001037971A JP2002245443A JP 2002245443 A JP2002245443 A JP 2002245443A JP 2001037971 A JP2001037971 A JP 2001037971A JP 2001037971 A JP2001037971 A JP 2001037971A JP 2002245443 A JP2002245443 A JP 2002245443A
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    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2300/00Aspects of the constitution of display devices
    • G09G2300/08Active matrix structure, i.e. with use of active elements, inclusive of non-linear two terminal elements, in the pixels together with light emitting or modulating elements
    • G09G2300/0809Several active elements per pixel in active matrix panels

Abstract

(57)【要約】 【課題】 指紋画像入力装置に表示機能を持たせても、
装置の厚さが厚くなったり、光の利用効率低下が低下し
たりしないようにして、装置の小型化、低消費電力化を
図る。低コスト化を図る。 【解決手段】 透明基板11上に、TFTとこれに接続
された発光素子1と信号検出電極28とが規則正しく配
列され、その表面は保護層により覆われる。発光素子1
は透明基板11の方向へ光を放射して画像を表示し、信
号検出電極28は指との間の静電容量を検出する。基板
周辺には表示用駆動回路2、表示/画像入力用検出回路
3、画像入力用検出回路4が配置される。発光素子1及
び電極28を区画するようにゲート線18とデータ線2
3が形成されている。この外にGND線と信号発生電極
兼用電源線が形成されており、指紋画像入力モード時に
は、信号発生電極兼用電源線から高周波信号を発生させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示機能を備えた
指紋画像入力装置に関し、特に携帯情報端末、携帯電
話、パーソナルコンピュータ等の機器への適用に適した
画像表示機能を内蔵した指紋画像入力装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】人を個別に識別する手段の一つに指紋を
用いる方法が従来から広く用いられており、その方式の
一つとして静電型の指紋画像入力方法が知られている。
従来の静電容量検出方式の指紋画像入力装置の例とし
て、特許2959532号公報に開示されている装置の
斜視図を図17に示す。この指紋画像入力装置は、絶縁
性基板101上に信号発生電極102、信号検出電極1
03、シフトレジスタ回路109、信号検出回路110
等を形成した信号発生・検出基板100と、その信号発
生電極102に接続された高周波発生源108とで構成
される。
【0003】図18は、従来の静電容量検出方式の指紋
画像入力装置の概略構成図である。更に、図19は、従
来の静電容量検出方式の指紋画像入力装置の構成要素に
形成される静電容量を説明する断面図である。図18、
図19に示すように、絶縁性基板101上には、複数の
薄膜トランジスタ(以下、適宜TFTと記す)Trが2
次元配列されており、その上には第1絶縁層106が形
成され、更にその上には網状の信号発生電極102が形
成され、その信号発生電極102の網目部分にはトラン
ジスタTrのソース電極に接続された信号検出電極10
3が形成されている。そして、その上には第2絶縁層1
07が形成されている。また、同一行の全てのトランジ
スタTrのゲート電極は、シフトレジスタ回路109の
出力端子に接続されたゲート電極用配線104に接続さ
れ、また、同一列の全てのトランジスタTrのドレイン
電極は、信号検出回路110の入力端子に接続されたド
レイン電極用配線105に接続されている。
【0004】次に、図18、図19を参照しながら従来
の指紋画像入力装置の動作を説明する。指紋を入力する
ときには、信号発生・検出基板100の表面に入力した
い指Fの先端領域を接触させる。まず、シフトレジスタ
回路109の一番目の出力をHレベルにして、第1行目
の全ての信号検出電極103をドレイン電極用配線10
5を介して信号検出回路110に電気的に接続する。こ
こで、高周波発生源108により信号発生電極102に
高周波を印加すると、図19に示した3つの静電容量C
1、C2、Cdを通して信号検出電極103に電荷が投
入される。これらは、それぞれ、指と信号検出電極10
3、信号発生電極102と指、信号発生電極102と信
号検出電極103の間に形成される静電容量である。こ
こで、C2≫C1となるようにこれらの構成要素を設計
すれば、信号検出電極103に投入される電荷量はほぼ
C1に比例する。C1は信号検出電極103の近傍にお
ける指の起伏により決定されるので、信号検出回路11
0の出力は、第1行における指の起伏の情報、即ち、隆
線、谷線の情報を反映する。こうして第1行の指紋情報
を外部に記録した後、第2行目以降のTFTについて同
様の操作を繰り返すことにより、指紋画像を得ることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】指紋画像入力装置を携
帯電話、携帯情報端末等の機器に搭載する場合、入力装
置の体積、すなわち面積および厚さはできる限り小さい
ことが望ましい。ところが、静電型の入力装置の面積は
指の大きさが必要であり、そして指を押し当てる行為の
容易さを考慮すると、入力装置の面積は入力すべき指紋
の面積よりも十分に大きいことが望ましい。このように
互いに矛盾する要求に対する解決策として、液晶ディス
プレイ等の表示装置の表面に、指紋画像入力装置を積層
する構成が提案されている。これは、表示した指の図形
に実際の指を重ねるという動作により、指紋入力の動作
を確実にするという利点があり、使い勝手の面も優れて
いる。前述の静電型指紋画像入力装置の絶縁性基板をガ
ラス等の透明基板とすることにより、このような積層型
の表示/画像入力装置を実現することができる。しか
し、この積層型装置には以下に述べる課題がある。
【0006】第1に、例えば図18に示すように、たと
え信号発生電極102、信号検出電極103等の構成要
素を透明材料で形成したとしても、配線104、105
は不透明な金属材料で形成されるため、画像入力装置の
光の透過率を100%とすることは困難である。従っ
て、表示装置から発せられた光の一部は画像入力装置の
構成要素により遮られて、観察者に至らない。そのた
め、表示画像が暗いのを容認するか、光源の出力を上げ
て消費電力の増大を容認するかの2者択一に迫られる。
即ち、積層型の表示/画像入力装置には、光の利用効率
が低いという課題がある。第2に、表示/画像入力装置
の厚さは各構成要素の和になり、それ以上の薄型化は困
難である。例えば、液晶ディスプレイが1.4mm、指
紋入力装置が1mmの厚さの場合、表示/画像入力装置
の厚さは2.4mmとなり、これ以上の薄型化は無理で
ある。第3に、高画質の画像表示が可能なTFT方式の
液晶ディスプレイを採用する場合、指紋画像入力装置の
ためにもTFTを多数配列した透明基板が必要なため、
TFTの製造工程を経た基板が合計2枚必要となる。従
って、TFT製作に起因した製造コストの上昇を回避で
きない。
【0007】本発明の課題は、上述した従来例の問題点
を解決することであって、その目的は、光の利用効率が
高く、低消費電力で駆動できる薄型の表示機能を内蔵し
た画像入力装置を低コストで提供できるようにすること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明によれば、マトリクス状に配置された複数の
信号検出電極と発光素子とが同一基板の同一平面側に形
成され、前記信号検出電極と前記発光素子とが指を接触
させることのできる保護層により被覆されており、表示
モードと指紋画像入力モードとを切り替えて用いられる
表示機能を備えた指紋画像入力装置であって、指と前記
各信号検出電極との間に形成される静電容量を検出する
ことにより指紋画像を得ることを特徴とする表示機能を
備えた指紋画像入力装置、が提供される。
【0009】そして、好ましくは、発光素子が前記信号
検出電極と1対1に対応してマトリクス状に複数個配置
され、前記基板上に互いに直交する走査信号配線および
データ信号配線がそれぞれ複数本配置され、前記信号検
出電極が、前記走査信号配線と前記データ信号配線とに
接続された第1のスイッチ素子に接続され、前記発光素
子が、前記走査信号配線と前記データ信号配線とに接続
された第2のスイッチ素子に制御端子が接続された電流
制御素子と直列に接続される。また、好ましくは、前記
基板上に電源配線と接地配線が配置され、前記発光素子
と前記電流制御素子との直列接続体の一方の側が前記電
源配線に接続され、そして他方の側が前記接地配線に接
続され、指紋画像入力モードにおいては、前記電源配線
または前記接地配線のいずれかが信号発生電極に切り替
えられ、該信号発生電極に高周波信号が印加される。
【0010】また、好ましくは、前記発光素子は、有機
のエレクトロルミネセンス材料を用いて形成されてお
り、そして、前記基板は透明基板であり、前記発光素子
の下部電極は透明導電膜によって形成されており、表示
光が基板裏面より放射される。あるいは、前記発光素子
は、有機のエレクトロルミネセンス材料を用いて形成さ
れており、そして、前記発光素子の上部電極は透明導電
膜によって形成されており、表示光が前記保護層を通し
て放射される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の表示機能を備えた
指紋画像入力装置の第1の実施の形態を示す斜視図であ
る。この表示機能付き指紋画像入力装置10おいては、
透明基板11の上に複数の信号検出電極28と複数の発
光素子1とが規則正しく配列して形成されており、透明
基板11の周辺部には、表示用駆動回路2と、表示/画
像入力用駆動回路3と、画像入力用検出回路4とが形成
されている。そして、信号検出電極28と発光素子1の
形成領域を区画するように、回路2〜4から導出された
ゲート線18、データ線23が形成されている。さら
に、これらは保護層29により被覆されている。なお、
発光素子1上にはGND線が形成され、またデータ線2
3に並んで信号発生電極兼用電源線が形成されている
が、図を見やすくするためにそれらの図示は省略されて
いる。図1において、表示装置としての1画素は、赤色
1素子、緑色1素子、青色2素子の発光素子を正方配列
して構成される。図1において、参照番号の1の後に括
弧付きでR、G、Bを付すことにより発光素子の発する
色を表している(以下、同様)。ここで、青色素子を2
素子にする理由は、青色は他の赤色、緑色に比較して光
量あるいは輝度が低いため、他の色とのバランスをとる
ために2素子としている。また、信号検出電極28は発
光素子1に1対1に対応して配置される。透明基板11
の周辺部に形成される表示用駆動回路2、表示/画像入
力用駆動回路3および画像入力用検出回路4は、多結晶
シリコン(poly-Si) TFTを用いて形成されるが、特
に、n型TFTとp型TFTの両者を用いてCMOS回
路に構成されることが望ましい。
【0012】図2(a)は、図1に示される画素の1発
光素子単位を示したレイアウト図であり、図2(b)
は、その等価回路図である。図2(a)に示すように、
画素の1発光素子単位内にはトランジスタTr1〜3の
3つのトランジスタが形成されている。Tr2のソース
に接続されTr3のゲート電極となるゲート配線17と
信号発生電極兼用電源線20とは一部で重なるように形
成されており、その重なり部分においてキャパシタCが
形成されている。また、発光素子1は、透明電極25
と、発光材料層26と、GND線27の一部により構成
されている。
【0013】信号検出電極28に投入される電荷を検出
するためのトランジスタTr1のゲートはゲート線18
に、そのドレインはデータ線23に、そのソースは信号
検出電極28にそれぞれ接続されている。また、キャパ
シタCを充電するためのTr2のゲートはゲート線18
に、そのドレインはデータ線23にそれぞれ接続されて
おり、そのソースは上述したように、キャパシタCの一
方の端子とTr3のゲートとに接続されている。キャパ
シタCの他方の端子とTr3のソースとは信号発生電極
兼用電源線20に接続され、Tr3のドレインは発光素
子1の陽極に接続されている。また、発光素子1の陰極
はGND線27に接続される。
【0014】画素部の回路は、4種類の配線、GND線
27、ゲート線18、信号発生電極兼用電源線20、デ
ータ線23に接続されるが、一部の配線、すなわちゲー
ト線18とデータ線23は、発光素子1により表示を行
わせる表示モード時と信号検出電極28の電荷を検出す
る画像入力モード時の両方において共通に用いられる。
また、信号発生電極兼用電源線20は、表示モード時に
は電源線として、画像入力モード時においては信号発生
電極として用いられる。このようにレイアウトするの
は、配線の占める面積を低減して、信号検出電極28と
発光素子1の面積を大きく設定するためである。
【0015】表示解像度200ppi (pixel/inch、即
ち、赤色、緑色、青色の3色の発光素子を一画素と見る
ときの1インチ当りの画素数)(7.87pixel/m
m)、指紋入力の解像度400dpi (dot/inch、即ち、
1インチ当りの画像入力素子数)(15.75dot/m
m)の例の場合、図2(a)のレイアウトの横方向およ
び縦方向の配列ピッチは63.5μmとなる。
【0016】図3は、本発明の第1の実施の形態の主要
構成部を示す断面図である。但し、図3は、発光素子1
および信号検出電極28とそれらに接続されたトランジ
スタの状態を分かりやすく示すための図であって、図2
(a)に示したレイアウト図の構成とは一致はしていな
い。以下では発光素子1として、有機エレクトロルミネ
センス(EL)材料を用いた構成を例に挙げて説明する。
図3に示すように、発光素子1は、有機EL材料で形成
される発光材料層26を発光層とし、これに接する透明
電極25を一方の電極(陽極)、GND線27を他方の
電極(陰極)として構成される。透明電極25とGND
線27の間に陽極側が正となる電位差を設けると、両方
の電極で挟まれた領域の発光材料層26に電流が流れ、
この領域から透明電極25、第2層間絶縁膜24、第1
層間絶縁膜19および透明基板11を通して光が放射さ
れる。発光素子1の下部電極である透明電極25は、ソ
ース電極21を介してトランジスタTr3の一方のソー
ス・ドレイン領域15へ接続される。また、信号検出電
極28は、ソース電極22を介してトランジスタTr1
の一方のソース・ドレイン領域15へ接続される。Tr
1、Tr3の他方のソース・ドレイン領域15はデータ
線23、信号発生電極兼用電源線20に接続されてい
る。トランジスタとしては、ここでは一般的な、ゲート
電極がチャネル領域の上に形成されるトップゲート型の
多結晶シリコン(poly-Si)TFTの構造を採用してい
る。図3には示されていないが、この実施の形態ではゲ
ート配線17と信号発生電極兼用電源線20とが図2
(a)に示す領域において第1層間絶縁膜19を挟んで
重なることにより、キャパシタCが形成されている。T
FT、発光素子等の主要な構成要素の詳細な構成と製造
方法については後述する。
【0017】図4(b)は、本発明の第1の実施の形態
の構成を示す回路図である。ゲート線18は、表示/画
像入力用駆動回路3から導出されており、データ線23
の一端は表示用駆動回路2内のトランジスタTr6に、
その他端は画像入力用検出回路4内のトランジスタTr
7に接続されている。なお、説明の便のために、ゲート
線18には#2n〜#2(n+1)、データ線関連回路
には#2m〜#2(m+1)の番号が付されている。表
示用駆動回路2と画像入力用検出回路4に設けられたT
r6、Tr7は、表示モードと画像入力モードとを切り
替えるためのスイッチであって、モード切り替え信号D
ISP、DISPbarにより、いずれか一方の駆動回
路のみがデータ線23に電気的に接続される構成となっ
ている。例えば表示モードのとき、モード切り替え信号
DISPをHレベルとし、全てのデータ線23を表示用
駆動回路2側に接続した上で表示用駆動回路2より表示
すべき映像信号を1行分ずつデータ線#2m〜#2(m
+1)に供給する。
【0018】一方、画像入力モード時にはモード切り替
え信号DISPbarがHレベルとなり、全てのデータ
線23は画像入力用検出回路4に電気的に接続される。
画像入力用検出回路4には、個々のデータ線に1対1に
対応してアンプAMPが設けられ、これらのアンプの出
力を読み出し走査信号CLM#2m〜#2(m+1)に
より端から順に外部へ出力できるように構成されてい
る。また、表示/画像入力用駆動回路3は、いずれのモ
ードにおいても、ゲート線を共有するTr1、Tr2を
1行ずつ順番に選択することができる。この実施の形態
の構成において特徴的な点は、POWER(電源電圧)
とCHARGE(高周波信号)の2種類の電圧を、Tr
4、Tr5で切り替えて、信号発生電極兼用電源線20
に印加する構成になっている点である。
【0019】図4(a)は、本発明の第1の実施の形態
において形成される静電容量を説明するための断面図で
ある。図5は、本発明の第1の実施の形態の動作を説明
するためのタイミングチャートである。図4、図5を参
照しながら、この指紋画像入力装置の動作を説明する。
この実施の形態においては、信号発生電極兼用電源線2
0には、表示モード時においては電源電圧POWERが
印加され、画像入力モード時には高周波信号CHARG
Eが印加される。まず、この実施の形態の表示動作につ
いて説明する。図4(b)のモード切り替え信号DIS
PをHレベルに設定して表示モードとすると、Tr4が
ON、Tr5がOFFとなり、全ての信号発生電極兼用
電源線20にはPOWERが印加される。POWERは
全ての発光素子1(R)、1(G)、1(B)に対する
電源電圧となる。通常は5V〜10V程度の一定のDC
電圧である。また、表示用駆動回路2の全ての出力回路
は、それぞれに対応するデータ線に電気的に接続され
る。
【0020】図5のタイミングチャートに示すように、
まず、表示/画像入力用駆動回路3により、ゲート線に
順に行走査信号ROWを供給し、ゲート線を共有する全
ての画素のTr2を導通させる。図5のタイミングチャ
ートではROW#2n〜#2(n+1)を選択する前後
の信号を示している。これに同期して表示すべき映像信
号をそれぞれのデータ線#2m〜#2(m+1)に与え
ると、それぞれのキャパシタCに映像信号が記憶され
る。こうしてゲート線#2n〜2(n+1)で選択され
た全ての画素のキャパシタCに映像信号が記憶される
と、キャパシタCの両端の電圧により、Tr3が一定の
抵抗値を有する素子に固定される。行走査信号ROWが
Lレベルになると、これらの画素の発光素子にそれぞれ
のTr3の抵抗値(映像信号に対応した抵抗値)に応じ
て電流が信号発生電極兼用電源線20から供給されて、
発光素子1(R)、1(G)、1(B)から光が発せら
れる。全てのゲート線18について上述の操作を繰り返
すことにより、所望の画像が表示される。
【0021】次に、指紋画像入力の動作について説明す
る。回路動作の説明の前に、図4(a)を参照しながら
指と画素の構成要素との間に形成される静電容量につい
て説明する。図4(a)に示すように、信号発生電極兼
用電源線20と指Fとの間にはC2、指Fと信号検出電
極28との間にはC1がそれぞれ形成される。また、こ
れら2つの電極の間にも静電容量Cdが形成される。仮
に信号発生電極兼用電源線20の電位をΔVだけ瞬間的
に変化させると、これら3つの静電容量の合成容量
[(1/C1+1/C2)−1+Cd]にΔVを乗じた
電荷量が信号検出電極28に投入される。ここで、信号
発生電極兼用電源線20は入力面のほぼ全域に渡って形
成されているが、信号検出電極28は画素1箇所に存在
するのみである。従ってC1≪C2となり、信号検出電
極28と信号発生電極兼用電源線20間の合成容量は、
ほぼ(C1+Cd)に等しくなる。
【0022】以上の静電容量に関する考察を踏まえて、
指紋画像入力時の回路動作を以下に説明する。図4
(b)のモード切り替え信号DISPをLレベルに設定
して画像入力モードとすると、Tr4がOFF、Tr5
がONとなり、全ての信号発生電極兼用電源線20には
CHARGEが印加される。また同時に、Tr7がON
となって、画像入力用検出回路4の全てのアンプAMP
がそれぞれに対応するデータ線#2m〜#2(m+1)
に電気的に接続される。ここで図5のタイミングチャー
トに示すように、高周波信号CHARGEとして矩形波
が全ての信号発生電極兼用電源線20に印加される。ゲ
ート線#2n〜2(n+1)の走査信号に同期して、リ
セット信号RSTがHレベル、Tr8がONとなり画像
入力用検出回路4のアンプAMPの出力がリセットされ
る。
【0023】まず、図5のタイミングチャートにおいて
ROW#2n+1がHレベルになった瞬間に、画像入力
用検出回路4の中のアンプAMPは全てゲート線#2n
+1によって選択された信号検出電極28に電気的に接
続される。次の瞬間にリセット信号RSTがLレベルに
なり、更にその次の瞬間に高周波信号CHARGEがΔ
Vだけ上昇する。このとき、個々のアンプの出力は、ゲ
ート線#2n+1によって選択された、それぞれに対応
した信号検出電極28に投入される電荷量(C1+Cd)
ΔVに比例した電圧値となる。従って、入力画像データ
を得るには、これらのアンプの出力を外部の回路へ転送
すればよいことになる。
【0024】これは、図5のタイミングチャートに示す
ように、画像入力用検出回路4の内部に備えたシフトレ
ジスタ回路によって生成された読み出し走査信号CLM
#2m〜#2(m+1)を、アンプAMPの出力端に接
続されたTr9に順に与えることにより実現される。そ
の結果、図5に示すように、ゲート線#2n〜2(n+
1)が選択されたときの画像入力用検出回路4の出力O
UTは、ゲート線#2n〜2(n+1)に近接した領域
の指の凹凸情報を反映することになる。全てのゲート線
についてこの動作を繰り返すことにより指の凹凸情報、
即ち指紋画像が得られる。
【0025】次に、本発明の表示機能付き指紋画像入力
装置の製造方法について説明する。図6〜図9は、本発
明の第1の実施の形態の画素部の主な構成要素の製造工
程を工程順に示す断面図〔各図において(a)にて示
す〕と平面図〔各図において(b)にて示す〕である。
なお、断面図はTr1、Tr3の付近の状態を分かりや
すく図示したものであり、必ずしも実際のレイアウトに
合致するようには描かれていない。製造工程は、TFT
と検出素子を形成する前工程と、有機EL材料を用いて
発光素子を形成する後工程とに大別される。TFT製造
工程では、様々な種類のTFTを採用することができ
る。この実施の形態では、トップゲート型の多結晶シリ
コン(poly-Si)TFTの例を取り上げて説明する。
【0026】まず、タングステンシリサイド(WSi)等の
高融点金属シリサイド材料を、ガラス等の透明基板11
上にスパッタ法等により成膜し、これをフォトリソグラ
フィ法によりパターニングして、遮光層12を形成す
る。 WSiの場合は遮光層の厚さとして100〜200n
mもあれば十分である。次に、酸素とシラン(SiH4)等の
Siを含むガスとをプラズマ中で分解して基板上に堆積す
るCVD法等により、SiO2からなるバリア層13を一面
に形成する。これは、後続のプロセス中に透明基板11
の中に含まれる不純物元素がこれより上の層に拡散する
のを防ぐための層で、厚さは300〜500nmとす
る。
【0027】次に、poly-Si層の前駆膜であるアモルフ
ァスSi (a-Si)層を、プラズマCVD法、減圧CVD
法、スパッタ法等のいずれかの成膜方法により、厚さ1
00nm程度に成膜する。これにエキシマレーザから数
10nsの非常に短いパルス光を照射して瞬間的に溶融
し、poly-Si層に改質する。このときの照射エネルギー
密度が400mJ/cm前後であると、特性の良いpo
ly-SiTFTが得られることが知られている。このpoly-
Si層をフォトリソグラフィ法によりパターニングしてT
FT形成領域に島状poly-Si層を形成する。
【0028】次に、厚さ50nm程度のSiO2膜を堆積し
てゲート絶縁膜16を形成し、その上に厚さ200nm
程度のWSi層をスパッタ法等により形成し、フォトリソ
グラフィ法によりWSi層をパターニングしてゲート配線
17とゲート線18を形成する。次に、イオンドーピン
グ法等により、島状poly-Si層に選択的に高濃度のリン
(P)またはボロン(B)を導入する。その後に500℃程度
の温度に基板を加熱することにより、導入した不純物元
素を活性化する。このときの不純物元素の濃度、加熱時
間、温度等のプロセス条件は重要で、後の配線材料との
間にオーミックコンタクトが得られるようにこれらのプ
ロセス条件を決定する。こうして、高濃度に不純物がド
ーピングされた領域がソース・ドレイン領域15とな
り、不純物元素がドーピングされていない領域はチャネ
ル領域14となる。以上の工程により形成された状態が
図6に示されている。なお、平面図ではTFT下にある
遮光層と絶縁膜は図示されていない。ここで、Tr3の
ゲート電極となるゲート配線17は、後にキャパシタC
の下部電極となる領域にまで引き延ばされている。
【0029】次に、SiO2等をプラズマCVD法等により
全面に堆積して第1層間絶縁膜19を形成する。この第
1層間絶縁膜19およびゲート絶縁膜16にコンタクト
ホールを開けた後、Cr等の金属材料を堆積しこれをパタ
ーニングして、信号発生電極兼用電源線20、ソース電
極21、22およびデータ線23を形成する。また、こ
のときTr2のソース領域とゲート配線17との接続が
達成される。以上の工程により、前工程のTFT製造工
程が完了する〔図7〕。
【0030】後工程の製造工程では、まず、全面に第2
層間絶縁膜24を形成した後に、リソグラフィとエッチ
ングによりソース電極21、22上等にコンタクトホー
ルを開口し、インジウム錫酸化物(ITO)を全面にスパ
ッタし、再びリソグラフィとエッチングによりITOを
パターン化して発光素子の下部電極(陽極)となる領域に
透明電極25を形成する。ここで透明電極25として使
用するITOは、シート抵抗20Ω/□程度、厚さは1
00nm程度とする。
【0031】次に、有機EL材料からなる発光材料層2
6を形成する。発光材料層26としては、発光材料層と
正孔注入輸送層からなる2層構成、これに電子注入輸送
層を加えた3層構成、更に金属電極との界面に薄い絶縁
膜を配置した構成等が知られており、これらの構成のど
れでも発光材料層26として採用できる。即ち、図では
単に発光材料層26として示してあるが、多層膜によっ
て構成されることが可能な有機膜である。発光材料層2
6の製造方法は、スピン塗布法、真空蒸着法、インクジ
ェット印刷法等が知られており、それぞれの製造方法に
対応して、高分子系か低分子系か等の有機EL材料の選
択、下地の構造、上部電極の製造方法等の製造条件が決
められる。
【0032】この実施の形態においては、発光材料層2
6は、正孔注入輸送層の材料としては、トリアリールア
ミン誘導体、オキサジアゾール誘導体、ポルフィリン誘
導体等を、発光材料層の材料として、8-ヒドロキシキ
ノリンおよびその誘導体の金属錯体、テトラフェニルブ
タジエン誘導体、ジスチリルアリール誘導体等をそれぞ
れ真空蒸着法により各々50nm程度の厚さに積層して
形成したものを用いることができる。尚、図において
は、発光材料層26が透明電極25をほぼ覆うようにパ
ターン化されて描かれているが、これらの発光材料層2
6は絶縁材料なので、必ずしもパターン化は必要ではな
く、全面を覆っていても構わないこともある。但し、カ
ラーディスプレイへ応用するには少なくとも3種類の発
光材料層とその分離が必要であるので、発光材料層26
のパターン化が必要となる〔図8〕。
【0033】次に、発光素子の陰極として、アルミニウ
ム−リチウム合金AlLi等の仕事関数が低い材料を、
金属のシャドウマスクを通して厚さ200nm程度に真
空蒸着する等して、発光素子の陰極となるGND線27
を形成する。このとき、同時にTr1側には信号検出電
極28が形成される。発光素子の陰極に用いられる材料
は、仕事関数が低い外に光の反射率が高いことがより好
ましい。最後に、プラズマCVD法等の成膜方法によ
り、全面にSiON、SiNx、SiO2等の無機材料を約1μmの
厚さに堆積して保護層29を形成する。これらの無機材
料に加えて、エチレン・ビニルアルコール・コポリマ
ー、シラン変性フッ素樹脂、等の酸素透過度の低い有機
材料を用いて保護層29を形成してもよい〔図9〕。
【0034】以上に説明したように、この実施の形態の
構成では、発光素子から放射された光の殆ど100%を
表示に用いることができる。従って、ガラス等の透明基
板に形成した指紋画像入力装置を液晶ディスプレイ等の
表示装置に積層した構成の積層型表示/画像入力装置に
比較して、光利用効率が高く、その結果として消費電力
が小さいという効果が得られる。更に、前述のように、
指紋画像入力に必要な構成要素と画像表示に必要な構成
要素とに配線の一部を共有させることにより、配線の占
める面積を低減している。その結果、発光素子の面積を
大きくすることができ、明るい表示を実現できる。
【0035】また、本発明の装置の厚さは殆ど基板の厚
さで決まり、通常のTFT工程で用いられるガラス基板
を用いる場合には約0.7mmの厚さになる。すなわ
ち、従来技術による積層型表示/画像入力装置の厚さが
2.4mm程度であるのに比べて大幅な薄型化が達成さ
れている。これは、本構成を携帯機器などに内蔵する場
合に大きな利点になる。また、積層型表示/画像入力装
置では、TFT方式の液晶ディスプレイを採用する場
合、指紋画像入力装置のためにもTFTを多数配列した
透明基板が必要となるため、TFTの製造工程を経た基
板が合計2枚必要となる。これに対して、本発明の構成
ではTFT製造工程を経た基板は1枚のみで足りる。従
って、本発明によれば製造コストを大幅に削減すること
ができる。
【0036】(第2の実施の形態)第1の実施の形態にお
いては、信号発生電極として電源線を用いたが、装置の
ほぼ全面に形成された配線は電源線の他にもGND線と
ゲート線とがある。第2の実施の形態においては、GN
D線を信号発生電極として兼用する。図10(a)は、
本発明の第2の実施の形態において形成される静電容量
を説明する断面図である。ここでもC1は指Fと信号検
出電極28との間に形成される静電容量である。この実
施の形態では、指Fと信号発生電極兼用GND線27a
との間に静電容量C2が形成される。また、静電容量C
dは信号発生電極兼用GND線27aと信号検出電極2
8との間の静電容量である。図10(b)は、本発明の
第2の実施の形態の構成を示す回路図である。本実施の
形態の第1の実施の形態と異なる点は、電源線20aに
は常に電源電圧POWERが印加され、信号発生電極兼
用GND線27aには、表示モードか画像入力モードか
に応じてグランド電圧GNDか高周波信号CHARGE
のいずれかが印加されるという点だけである。従って、
その動作は第1の実施の形態と殆ど同様であり、その説
明において信号発生電極兼用電源線を信号発生電極兼用
GND線と読み変えればよい。
【0037】(第3の実施の形態)第3の実施の形態にお
いては、ゲート線を信号発生電極として使用する。図1
1(a)は、本発明の第3の実施の形態において形成さ
れる静電容量を説明する断面図である。ここでもC1は
指Fと信号検出電極28との間に形成される静電容量で
ある。この実施の形態では、C2は指Fと特定のゲート
線18との間に形成される静電容量である。また、静電
容量Cdはこの特定のゲート線18と信号検出電極28
との間の静電容量である。図11(b)は、本発明の第
3の実施の形態の構成を示す回路図である。本実施の形
態回路は、第1の実施の形態と異なり、電源線20aと
GND線27には常に一定の電位が印加されている。こ
の実施の形態では、ゲート線18に印加される行走査信
号の波形に特徴があり、図12のタイミングチャートに
示すように、隣り合うゲート線には互いにパルス幅の1
/2ずつ重なり合う走査信号が印加される。
【0038】図12は、本発明の第3の実施の形態の動
作を説明するためのタイミングチャートである。動作は
以下の通りである。ゲート線#2nがHレベルのときに
は、画像入力用検出回路4のアンプAMPは全てゲート
線#2nによって選択された信号検出電極28に電気的
に接続されている。更に次のゲート線#2n+1がHレ
ベルになった瞬間に、ゲート線#2n+1と指との間の
静電容量C2と、指と信号検出電極との間の静電容量C
1と、ゲート線#2n+1と信号検出電極との間の静電
容量Cdとの合成容量を介して、ゲート線#2nによっ
て選択された信号検出電極へゲート線#2n+1から電
荷が投入される。
【0039】第1、第2の実施の形態と同様にC1≪C
2であるので、個々のアンプの出力は電荷量(C1+C
d)ΔVに比例した電圧値となる。従って、前述の実施
の形態と同様にしてこれらのアンプの出力を外部の回路
へ転送することにより、ゲート線#2nに近接した領域
の指の凹凸情報が得られる。全てのゲート線についてこ
の動作を繰り返すことにより指の凹凸情報、即ち指紋画
像が得られる。本実施の形態では、高周波信号CHAR
GEを省略するとともにCHARGEと定電位との選択
を行うためのスイッチングトランジスタ(Tr4、Tr
5)を省略し、隣り合うゲート線に印加される走査信号
が互いにパルス幅の1/2ずつ重なるようにして、その
切り替わりのタイミングで、信号検出電極の合成容量に
応じた電圧を読むようにしたものである。従って、本実
施の形態によれば、より簡素な構成により表示機能付き
指紋画像入力装置を実現することができる。
【0040】(第4の実施の形態)以上に説明した実施の
形態においては、発光素子は透明基板の方向へ光を発す
るように構成されていた。従って、表示面は指紋を入力
する面と反対側の面になる。後述するように、応用形態
によっては同じ面で画像表示と指紋画像入力を実現した
い場合がある。有機EL材料を挟む透明電極と金属電極
の配置を入れ替えて上面発光型の素子を形成すれば、そ
のような装置を実現することができる。図13は、本発
明の第4の実施の形態の平面図と断面図である。ここ
で、第1の実施の形態と同一の機能を有するものには同
一の参照番号が付されている。
【0041】図13の断面図において、絶縁性基板11
a上に形成される発光素子1は、金属電極30、有機E
L材料層26、透明電極25の順に積層されて形成され
る。ここで光は透明電極25へ発せられるので、基板は
透明である必要は無い。また透明電極25はGND線を
兼ねている。従って、回路的には前述の実施の形態の場
合と同様の構成である。
【0042】(第5の実施の形態)以上に説明した実施
の形態においては、発光素子はGND線側に接続される
構成となっていたが、電源線側に接続することもでき
る。この第5の実施の形態においては、第4の実施の形
態と同様に画像表示面と指紋画像入力面とを一致させた
構成を、発光素子を電源線側に接続するものにおいて実
現している。図14(a)、(b)、(c)は、それぞ
れ本発明の第5の実施の形態の主要部を示す平面図と回
路図と断面図である。ここで、第4の実施の形態と同一
の構成要素には同一の番号が付されている。図14に示
されるように、第5の実施の形態においては、Tr3の
ソースには信号発生電極兼用GND線27bが接続され
る。そして、この信号発生電極兼用GND線27bとゲ
ート配線17との重なり部において、第1層間絶縁膜1
9を誘電体層としてキャパシタCが形成されている。ま
た、発光材料層26の下層には陰極となる金属電極30
が形成され、素子の上層には陽極となる透明電極25が
形成されている。この透明電極25は行方向の延びて電
源線20aとなっている。すなわち、本実施の形態にお
いては、GND線が列方向に延在しており、電源線20
aが行方向に延在している。本実施の形態の動作は、第
2の実施の形態のそれと同様である。
【0043】本実施の形態においては、GND線が信号
発生電極を兼ねていたが、電源線(透明電極)に信号発
生電極を兼ねさせるようにしてもよい。また、電源線と
GND線とにモード切り替えに関係なく一定電位を印加
するようにし、画像入力モードにおいては、図12に示
されるように、隣り合うゲート線に印加される走査信号
が互いにパルス幅の1/2ずつ重なるようにして、指紋
画像を得るようにしてもよい。また、発光素子が電源線
側に接続される場合においても、上部電極を金属電極、
下部電極を透明透明電極として基板裏面側へ表示光が放
出されるようにしてもよい。
【0044】(第6、第7の実施の形態)本実施の形態の
表示機能を内蔵した画像入力装置は薄型で光の利用効率
が高いので、携帯電話のような携帯機器への搭載に有利
である。図15、図16は、それぞれ本発明の第6、第
7の実施の形態を示す指紋画像入力装置を搭載した携帯
電話の斜視図である。第6の実施の形態では、図15に
示すように、折畳式の携帯電話31のカバー側の筐体
に、電話を折り畳んだ状態で指紋の画像入力面32が外
側に、表示面33が内側になるように、本発明に係る表
示機能付き指紋画像入力装置を実装している。これによ
り以下の使い方が可能になる。例えば、電話を折り畳ん
だ状態で入力面に指を密着させて指紋画像を入力し、電
話の持ち主と照合された場合に限り、電話を使用可能と
する。あるいは、携帯電話を通して各種のサービスの提
供を受けるときに、サービスを提供する側が課金する際
の個人の認証に指紋を用いることができる。更に、指紋
を様々な決済の手段として用いることも可能である。表
示面と入力面が別になっているので、表示面に指を密着
させる必要が無い。従って、残留指紋により表示の画質
が劣化するという問題を回避できる。
【0045】第7の実施の形態では、表示面と指紋画像
入力面とが一致している表示機能付き指紋画像入力装置
を携帯電話に実装している。すなわち、本実施の形態で
は、図16に示すように、折畳式の携帯電話31のカバ
ー側の筐体に、電話を折り畳んだ状態で画像入力面兼用
表示面34が内側になるように、本発明に係る表示機能
付き指紋画像入力装置を実装している。このように、表
示面と指紋画像入力面が一致している場合には、表示し
た指の図形に実際の指を重ねるという動作により指紋入
力の動作を確実にすることができる。従って、指紋画像
入力の安定性が増し、個人認証の精度が向上する可能性
がある。なお、このような機能は、表示された指の図形
に実際の指を重ねた状態で画像モードに切り替えること
により、若しくは表示モードと画像入力モードとに交互
に高速に切り替えることによって実現することができ
る。
【0046】以上、本発明の好ましい実施の形態につい
て説明したが、本発明は、これら実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱することのない範
囲内において適宜の変更が可能なものである。例えば、
本発明の第1の実施の形態においては、200ppi
(7.87pixel/mm)のカラー表示と400dpi(1
5.75dot/mm)の指紋画像入力を実現する例を挙げ
たが、表示と画像入力の解像度および画素レイアウトは
これらの例に限られるものではなく、画素レイアウトを
工夫することにより様々な解像度の組合せが実現でき
る。
【0047】また、以上では、トップゲート型のpoly-S
i TFTの例を挙げて説明したが、その逆の、ボトムゲー
ト型poly-Si TFTを用いて回路を構成してもよい。ある
いは、液晶ディスプレイで多用されているa-Si TFTを用
いてもよい。但し、a-Siにおけるキャリア移動度はpoly
-Si の1/100程度なので、特に発光素子に電流を供
給するTFTとして用いる場合には、その抵抗を十分に
低くするためにTFTの幅を大きく設定したり、ゲート
絶縁膜の厚さを低減する等の設計上の工夫が必要にな
る。
【0048】また、以上では、表示用駆動回路2等を、
poly-Si TFTを用いて透明基板11上に形成する構成
を説明したが、駆動回路、検出回路の実装形態はこれに
限るものではない。例えば、TAB (Tape Automated B
onding)接続、COG (ChipOn Glass) 接続として、液
晶ディスプレイの製造工程等で一般的に実施されている
ように、同様の機能を結晶半導体で形成した集積回路に
より実現し、この集積回路を透明基板11上に固定して
電気的に接続してもよい。
【0049】また、以上では3色の発光材料を正方配置
する構成を示したが、各色をストライプ状に配置する構
成も採用することができる。また、カラーフィルタと白
色発光材料とを組合せる構成、あるいは、青色発光材料
と色変換材料とを組合せる構成を採用してもカラー表示
を実現できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による指紋
画像入力装置は、発光素子から放射された光の略100
%を表示に用いることができるので、光利用効率が高
く、その結果として消費電力を低く抑えることができ
る。更に、指紋画像入力に必要な構成要素と画像表示に
必要な構成要素とに必要な配線の一部を共有させること
により、配線の占める面積を低減することが可能にな
り、その結果、発光素子の面積を大きくすることがで
き、明るい表示を実現できる。また、本発明の装置の厚
さは殆ど基板の厚さで決まり、通常のTFT工程で用い
られるガラス基板を用いる場合には約0.7mmの厚さ
にすることが可能であり、大幅な薄型化を達成すること
ができる。この薄型化は、表示機能付き指紋画像入力装
置を携帯機器などに内蔵する場合に大きな利点になる。
また、高画質の画像表示が可能なTFT方式のディスプ
レイを採用する場合、本発明によれば、TFT製造工程
を1枚の基板に対して行うのみで足りるため、製造コス
トを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の斜視図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の基本単位を示す
平面図と回路図。
【図3】 本発明の第1の実施の形態の主要部の断面
図。
【図4】 本発明の第1の実施の形態において形成され
る静電容量を説明する断面図と回路図。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の動作を説明する
ためのタイミングチャート。
【図6】 本発明の第1の実施の形態の主要部の一製造
工程段階を示す断面図と平面図(その1)。
【図7】 本発明の第1の実施の形態の主要部の一製造
工程段階を示す断面図と平面図(その2)。
【図8】 本発明の第1の実施の形態の主要部の一製造
工程段階を示す断面図と平面図(その3)。
【図9】 本発明の第1の実施の形態の主要部の一製造
工程段階を示す断面図と平面図(その4)。
【図10】 本発明の第2の実施の形態において形成さ
れる静電容量を説明する断面図と回路図。
【図11】 本発明の第3の実施の形態において形成さ
れる静電容量を説明する断面図と回路図。
【図12】 本発明の第3の実施の形態の動作を説明す
るためのタイミングチャート。
【図13】 本発明の第4の実施の形態の主要部の平面
図と断面図。
【図14】 本発明の第5の実施の形態の主要部の平面
図と回路図と断面図。
【図15】 本発明の第6の実施の形態を示す携帯電話
の斜視図。
【図16】 本発明の第7の実施の形態を示す携帯電話
の斜視図。
【図17】 従来の静電容量検出方式の指紋画像入力装
置の斜視図。
【図18】 従来の静電容量検出方式の指紋画像入力装
置の概略構成図。
【図19】 従来の静電容量検出方式の指紋画像入力装
置において形成される静電容量を説明する断面図。
【符号の説明】
1、1(R)、1(G)、1(B) 発光素子 2 表示用駆動回路 3 表示/画像入力用駆動回路 4 画像入力用検出回路 10 表示機能付き指紋画像入力装置 11 透明基板 11a 絶縁性基板 12 遮光層 13 バリア層 14 チャネル領域 15 ソース・ドレイン領域 16 ゲート絶縁膜 17 ゲート配線 18 ゲート線 19 第1層間絶縁膜 20 信号発生電極兼用電源線 20a 電源線 23 データ線 24 第2層間絶縁膜 25 透明電極 26 発光材料層 27 GND線 27a、27b 信号発生電極兼用GND線 28 信号検出電極 29 保護層 30 金属電極 31 携帯電話 32 画像入力面 33 表示面 34 画像入力面兼用表示面 100 信号発生・検出基板 101 絶縁性基板 102 信号発生電極 103 信号検出電極 104 ゲート電極用配線 105 ドレイン電極用配線 106 第1絶縁層 107 第2絶縁層 108 高周波発生源 109 シフトレジスタ回路 110 信号検出回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された複数の信号検
    出電極と発光素子とが同一基板の同一平面側に形成さ
    れ、前記信号検出電極と前記発光素子とが指を接触させ
    ることのできる保護層により被覆されており、表示モー
    ドと指紋画像入力モードとを切り替えて用いる表示機能
    を備えた指紋画像入力装置であって、指と前記各信号検
    出電極との間に形成される静電容量を検出することによ
    り指紋画像を得ることを特徴とする表示機能を備えた指
    紋画像入力装置。
  2. 【請求項2】 指紋画像入力モードにおいては、前記発
    光素子を駆動するための配線の一部が前記静電容量を検
    出するための信号用配線として用いられることを特徴と
    する請求項1記載の表示機能を備えた指紋画像入力装
    置。
  3. 【請求項3】 発光素子が前記信号検出電極と1対1に
    対応してマトリクス状に複数個配置されていることを特
    徴とする請求項1記載の表示機能を備えた指紋画像入力
    装置。
  4. 【請求項4】 前記基板上に互いに直交する走査信号配
    線およびデータ信号配線がそれぞれ複数本配置され、前
    記信号検出電極が、前記走査信号配線と前記データ信号
    配線とに接続された第1のスイッチ素子に接続され、前
    記発光素子が、前記走査信号配線と前記データ信号配線
    とに接続された第2のスイッチ素子に制御端子が接続さ
    れた電流制御素子と直列に接続されていることを特徴と
    する請求項3記載の表示機能を備えた指紋画像入力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記基板上に電源配線と接地配線が配置
    され、前記発光素子と前記電流制御素子との直列接続体
    の一方の側が前記電源配線に接続され、他方の側が前記
    接地配線に接続されていることを特徴とする請求項4記
    載の表示機能を備えた指紋画像入力装置。
  6. 【請求項6】 指紋画像入力モードにおいては、前記電
    源配線または前記接地配線のいずれかが信号発生電極に
    切り替えられ、該信号発生電極に高周波信号が印加され
    ることを特徴とする請求項5記載の表示機能を備えた指
    紋画像入力装置。
  7. 【請求項7】 指紋画像入力モードにおいては、各走査
    信号配線には隣接する他の走査信号配線とある一定の時
    間重複する走査信号が順次印加されることを特徴とする
    請求項4または5記載の表示機能を備えた指紋画像入力
    装置。
  8. 【請求項8】 前記データ信号配線の一端は表示用駆動
    回路に、その他端は画像入力用検出回路にそれぞれモー
    ド切り替え用のスイッチ素子を介して接続され、前記走
    査信号配線の一端は表示/画像入力用駆動回路に接続さ
    れていることを特徴とする請求項4または5記載の表示
    機能を備えた指紋画像入力装置。
  9. 【請求項9】 前記表示用駆動回路、前記画像入力用検
    出回路および前記表示/画像入力用駆動回路は、前記基
    板上に薄膜トランジスタを用いて形成されていることを
    特徴とする請求項8記載の表示機能を備えた指紋画像入
    力装置。
  10. 【請求項10】 前記発光素子は、有機のエレクトロル
    ミネセンス材料を用いて形成されていることを特徴とす
    る請求項1〜9のいずれかに記載の表示機能を備えた指
    紋画像入力装置。
  11. 【請求項11】 前記基板は透明基板であり、前記発光
    素子の下部電極は透明導電膜によって形成されており、
    表示光が基板裏面より放射されることを特徴とする請求
    項10記載の表示機能を備えた指紋画像入力装置。
  12. 【請求項12】 前記発光素子の上部電極は透明導電膜
    によって形成されており、表示光が前記保護層を通して
    放射されることを特徴とする請求項10記載の表示機能
    を備えた指紋画像入力装置。
  13. 【請求項13】 前記発光素子の前記透明導電膜の電極
    と反対側の電極は、光の反射率が高い金属材料によって
    形成されていることを特徴とする請求項11または12
    記載の表示機能を備えた指紋画像入力装置。
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