JP4529069B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、電子機器に関し、特に、使用者固有の情報に基づいて個人認証を行う機能を備えた携帯型の電子機器に関する。
近年、携帯電話機や携帯情報端末(PDA)等の携帯型の電子機器の普及が著しい。このような電子機器は、気軽に音声や電子メール等によりコミュニケーションを図ったり、大量の情報を持ち歩いたりすることができるうえ、電子マネーとしての利用やクレジットカード機能の搭載等も計画されており、今後、一層の普及が見込まれている。
しかしながら、上述したような利便性の向上の反面、携帯型の電子機器においては、個人情報が漏洩したり、重要な機密情報が盗まれたりするという危険性が高いという問題点も有している。そのため、このような各種の情報の盗難や漏洩を防止し、当該情報へのアクセスを制限するために、当該電子機器において使用者本人を識別、認証する個人認証機能の搭載が重要になってきている。
従来、個人認証技術としては、暗証番号等の入力による簡易な手法のほか、近年では、指紋や眼球の虹彩をはじめとする人体固有の生体データを用いて個人を特定する、より高度で厳密な手法が研究、開発され、一部がすでに実用化されている。例えば、指紋を用いた個人認証技術においては、大別して、指(被写体)と検出センサ間に生じる電位の差に基づいて静電容量を検出することにより指紋画像(被写体画像)を読み取る半導体式(静電容量読取型)の指紋読取装置や、指紋画像をプリズムやミラー等の光学系を介して取り込み、マトリクス状に配列されたフォトセンサ(具体的には、CCDやCMOSセンサ等)により明暗情報を読み取る光学式(光学画像読取型)の指紋読取装置等が知られている。
ここで、上述した半導体式の指紋読取装置においては、指が載置され、該指紋画像を読み取る読取検知部(センサアレイ)を、半導体製造技術を用いて極めて薄く、かつ、軽く形成することができるという利点を有している。一方、光学式の指紋読取装置においては、指とフォトセンサの間に光学系が介在するため、薄型化や軽量化に適さないものの、双方の間に電気的な接続状態が存在しないため、被写体に帯電した静電気による指紋読取装置の破損や、使用者本人が静電気放電に伴う不快感を感じることがなく、また、指紋の読取応答速度も比較的速いという利点を有している。
しかしながら、上述した半導体式の指紋読取装置のみならず、上記フォトセンサとして多用されているCCDやCMOSセンサも、周知のように、半導体基板上に形成される構成を有しているため、従来技術に係る指紋読取装置はいずれも不透明であった。そのため、より小型薄型化や軽量化が求められる携帯型の電子機器においては、このような指紋読取装置を電子機器が本来備えている機能部(例えば、画像表示部)上に直接設けることはできなかった。
以下に、従来技術における個人認証機能として、指紋読取装置を搭載した携帯型の電子機器(携帯電話機)について具体的に説明する。
図14は、従来技術における指紋読取装置を搭載した携帯型の電子機器の一例を示す概略構成図である。
図14(a)、(b)に示す装置構成は、例えば、特許文献1等に記載されているように、携帯電話機(電子機器)10P、10Qが本来備えている表示パネル(画像表示部)11P、11Qとは別に、指紋読取センサ(指紋読取装置)12P、12Qを、該携帯電話機10P、10Qの筐体に独立して設けた構成を有している。しかしながら、このような構成においては、携帯電話機(電子機器)10P、10Qの大きさが増大してしまい、携帯型の電子機器に対する小型薄型化等の要望に十分応えることができないという問題があった。
このような問題を回避するためには、指紋読取センサを小型化することが考えられるが、指紋による個人認証においては、指紋画像から数カ所以上の特徴点を抽出する必要があるため、指紋読取センサの検知面が少なくとも指先の大きさに対して十分な大きさを有していることが必要となり、上述したような小型の指紋読取センサでは、指紋画像の良好な読み取りが困難となり、認証精度が低下するという問題があった。
また、指紋読取装置を搭載した電子機器の他の構成例としては、例えば、特許文献2や特許文献3等に記載されているように、電子機器が本来有している画像表示部(表示パネル)に、指紋読取装置(指紋読取センサ)を一体化して搭載するようにしたものも知られている。
例えば、特許文献2には、バックライトを備えた液晶表示パネル上にプリズムを設けて、指紋画像(被写体画像)をフォトセンサに導くようにした構成が記載されており、また、特許文献3には、液晶表示パネルの各表示画素内に、画素トランジスタ(TFT)とともにフォトダイオードを内蔵するようにした構成が記載されている。
特開2002−279412号公報 (図1、図5 第2頁〜第3頁) 特開2001−351099号公報 (図1 第3頁) 特開2002−33823号公報 (図1 第4頁)
しかしながら、上述したような従来技術においては、次に示すような問題点を有している。
すなわち、特許文献2等に記載された装置構成のように、液晶表示パネル上にプリズム等の光学部材を設け、側面に設けたフォトセンサに被写体画像を導くようにした構成においては、被写体画像をフォトセンサまで導くための、プリズム等の光学部材の厚みが比較的大きくなり、また、一部の光学部品(ミラー)やフォトセンサ等を液晶表示パネルの設置領域の外部に設ける必要があり、電子機器を十分に小型薄型化することが困難であるという問題を有している。
また、特許文献3等に記載された装置構成のように、表示画素内にフォトダイオードを形成するようにした構成においては、既存の液晶表示パネルやフォトセンサアレイ等のデバイスや設計資産等をそのまま適用することができないうえ、基板上に形成する素子数が増加し、微細加工が必要となるため、製品歩留まりの低下を招き、製造コストが上昇するという問題を有している。
さらに、特許文献2や特許文献3等に記載された装置構成においては、携帯電話機等の電子機器が本来備えている画像表示部(表示パネル)に指紋読取装置(指紋読取センサ)を一体化して搭載した構成を有しているため、当該画像表示部の表面に直接指や手のひらを載置、接触する必要があり、電子機器の使用者の体質等により画像表示部に皮脂や水分が付着して、画像表示部の表面に傷が生じたり、表示画像の視認性を妨げたりする等の問題を有している。近年の携帯型の電子機器においては、静止画や動画等の大容量データの表示による画像の鮮明さが重要な商品価値となっているため、このような汚れの付着や傷つきが避けられない装置構成を、電子機器の使用者が好まないという問題も有している。
そこで、本発明は、上述した課題に鑑み、使用者固有の情報(指紋画像等)を良好に読み取り、適切な個人認証を実現しつつ、画像表示部本来の良好な画像表示を実現することができ、さらに、装置構成の小型薄型化が可能な携帯型の電子機器を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、所定の表示領域に複数の表示画素が2次元配列された画像表示手段と、前記表示領域に向けて光を照射する発光手段と、所定の読取領域に複数の読取画素が2次元配列されるとともに、前記発光手段と前記読取領域との間に前記表示領域が介在するように前記画像表示手段に積層配置された画像読取手段と、を備え、前記画像読取手段は、被写体が接触可能なように前記読取領域に対応して設けられた検知面を有しているとともに、前記表示領域に対応する領域に、前記読取領域と、前記読取領域を除く領域であって前記読取領域と同一の構成を有するダミー画素が前記読取画素と同一の間隔で配列されている領域と、を有し、前記複数の表示画素を通過してきた前記発光手段からの光を照明光にして、前記検知面に接触した部分の被写体画像を読み取ることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子機器において、前記画像読取手段は、前記照明光が前記検知面で前記読取領域に向けて反射された光を前記複数の読取画素により受光するように形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の電子機器において、前記画像読取手段は、前記照明光が前記読取領域を一旦通過した前記照明光が前記検知面で前記読取領域に向けて反射されるように形成されていることを特徴とする。

請求項4記載の発明は、請求項1から3の何れかに記載の電子機器において、少なくとも、機能動作上、必要不可欠な情報を表示する主表示部と、付加的な情報を表示する副表示部と、を有し、前記画像読取手段は、前記副表示部に形成されている。
請求項5記載の発明は、請求項1から4の何れかに記載の電子機器において、前記読取画素は、半導体層からなるチャネル領域を挟んで形成された透過性を有する電極材料からなるソース電極及びドレイン電極と、前記チャネル領域の上方に透過性を有する絶縁膜を介して形成された透過性を有する電極材料からなる第1のゲート電極と、前記チャネル領域の下方に透過性を有する絶縁膜を介して形成された遮光性を有する電極材料からなる第2のゲート電極と、を有するフォトセンサであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の電子機器において、前記読取画素は、前記第1のゲート電極にリセットパルスを印加して前記読取画素を初期化し、前記ソース電極にプリチャージパルスを印加した後、前記第2のゲート電極に読み出しパルスを印加することにより、前記初期化終了から前記読み出しパルスの印加までの電荷蓄積期間に、前記チャネル領域に入射した光の量に応じて蓄積された電荷の量に対応する電圧信号を出力して前記被写体画像を読み取ることを特徴とする。
請求項記載の発明は、所定の表示領域に複数の表示画素が2次元配列された自発光型の表示パネルと、所定の読取領域に複数の読取画素が2次元配列されるとともに、前記表示パネルに積層配置された画像読取手段と、を備え、前記画像読取手段は、前記表示パネルが発光する光を入射させる入射面と、被写体が接触可能なように前記読取領域に対応して設けられた検知面と、を有しているとともに、前記表示領域に対応する領域に、前記読取領域と、前記読取領域を除く領域であって前記読取領域と同一の構成を有するダミー画素が前記読取画素と同一の間隔で配列されている領域と、を有し、前記入射面を通過してきた前記表示パネルからの光を照明光にして、前記検知面に接触した部分の被写体画像を読み取ることを特徴とする。
本発明によれば、使用者固有の情報(指紋画像等)を良好に読み取り、適切な個人認証を実現しつつ、画像表示部本来の良好な画像表示を実現することができ、さらに、装置構成の小型薄型化が可能になる。
以下に、本発明に係る電子機器の実施の形態について、詳しく説明する。
<全体構成>
図1は、本発明に係る電子機器の一実施形態を示す全体構成図である。ここで、図1(a)は、本実施形態に係る電子機器(携帯電話機)の操作面(内面)側を示す図であり、図1(b)は、電子機器の背面(外面)側を示す図である。なお、本実施形態においては、電子機器の一例として携帯電話機を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の画像表示部(ディスプレイ)を備えるものであれば、携帯情報端末(PDA)等の他の電子機器であってもよい。また、以下に示す実施形態においては、各種の携帯電話機のうち、近年主流である折りたたみ式の筐体構造を有するものを示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、旧来のバー型のものや、いわゆるリボルバ型等の特殊な筐体構造を有しているものであってもよい。
まず、本発明に係る電子機器(携帯電話機)の全体構成について簡単に説明する。
図1(a)、(b)に示すように、本実施形態に係る携帯電話機10は、概略、ヒンジ部14を中心にして、操作ボタン13等が配置された基部筐体BASと、メインディスプレイ11、サブディスプレイ12等が配置された表示部筐体DISと、が折りたたみ可能なように構成されている。
基部筐体BASには、操作面(筐体内面)側に通話先の電話番号や文字入力のための番号ボタンや、電話帳やアプリケーション等の特定の機能の選択、実行を行うための選択ボタン等からなる操作ボタン13が設けられ、表示部筐体DISには、例えば、携帯電話機10の折りたたみ時(基部筐体BASと表示部筐体DISを、ヒンジ部14を支点として操作面側に折りたたんだ状態)に、上記操作ボタン13と対向するように配置され、上記操作ボタン13の操作により入力された番号や文字、あるいは、実行されたアプリケーション等を表示するメインディスプレイ(主表示部)11や、該メインディスプレイ11の背面(筐体外面)側に配置され、携帯電話機10の折りたたみ時に、時刻や、電話、メールの着信状態等を表示するサブディスプレイ(副表示部、画像表示部)12等が設けられている。
ここで、メインディスプレイ11は、携帯電話機10本来の主要な機能情報を表示するための必要不可欠な画像表示部(主表示部)であり、サブディスプレイ12は、例えば、携帯電話機10を折りたたみ、メインディスプレイ11を使用していない状態において、携帯電話機10の使用者に特定の付加情報(例えば、電話やメールの着信を報知する文字情報や簡易な画像等)を通知するための補助的な画像表示部(副表示部)である。
このような筐体構造は、近年、市場に普及している携帯電話機の多くに適用されており、上述したような表示内容の違いに応じて、例えば、メインディスプレイ11においては、対角寸法が2インチ程度の比較的大画面で、高精細の表示パネルが用いられ、一方、サブディスプレイ12においては、対角寸法が1インチ程度の比較的小画面で、低画質の表示パネルが用いられる傾向にある。
このような構成を有する携帯電話機10において、本発明においては、特に、上記サブディスプレイ11部分に、画像表示機能に加え、個人認証に係る画像(例えば、指紋画像)を読み取る画像読取機能を備えた構成を有している。
次いで、本実施形態に係る携帯電話機の画像表示部の構造について、具体的に説明する。
図2は、本実施形態に係る携帯電話機(電子機器)の要部構成例を示す概略断面図である。ここで、図2においては、図示の都合上、表示部筐体要部の断面部分を表すハッチングの一部を省略する。なお、本実施形態においては、携帯電話機(電子機器)10の表示部筐体DISの操作面(筐体内面)側に配置されたメインディスプレイ11の背面側に、サブディスプレイ12(画像表示部200s)及び個人認証用の画像読取部(指紋読取センサ)100が設けられた構成を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子機器の筐体の特定の位置に複数のディスプレイが独立して配置され構成を有するものであればよい。
本実施形態に適用されるメインディスプレイ11は、具体的には、図2に示すように、表示部筐体DISの操作面側(図面下方)に視野が設定されるように、冷陰極線管等の光源LGT3、及び、アクリル等の導光板GDP3からなるバックライトBL3と、該バックライトBL3による照射光の放射方向(すなわち、上記視野側)に配置された主基板SUB31、及び、該主基板SUB31に対向するように配置された対向基板SUB32、主基板SUB31及び対向基板32間に設けられた液晶封入層LYm、主基板SUB31上に搭載されたドライバ回路(ドライバICチップ)DRIC3、該ドライバ回路DRIC3に接続されたフレキシブルプリント配線FPT3からなる画像表示部200mと、を備えた構成を有している。
また、サブディスプレイ200sは、図2に示すように、表示部筐体DISの背面側(図面上方)に視野が設定されるように、上記メインディスプレイ11と同等の光源LGT2及び導光板GDP2からなるバックライト(発光手段)BL2と、該バックライトBL2による照射光の放射方向(上記視野側)に配置された主基板SUB21、及び、該主基板SUB21に対向するように配置された対向基板SUB22、主基板SUB21及び対向基板22間に設けられた液晶封入層LYs、主基板SUB21上に搭載されたドライバ回路(ドライバICチップ)DRIC2、該ドライバ回路DRIC2に接続されたフレキシブルプリント配線FPT2からなる画像表示部(透過型の液晶表示パネル、画像表示手段)200sと、を備えた構成を有している。
また、サブディスプレイ200sの視野側(図面上方)には透過性を有する画像読取部(指紋読取センサ;画像読取手段)100が、少なくとも画像読取エリア(検知エリア)が画像表示エリアに平面的に重なるように積層配置され、詳しくは後述するが、サブディスプレイ200sから放射される光を画像読取部100が透過することにより、サブディスプレイ200sによる情報表示を行うことができるとともに、画像読取部100による画像の読み取りを行うことができるように構成される。この画像読取部100は、図2に示すように、上記サブディスプレイ200sの対向基板SUB22の視野側に配置された透明な絶縁性の基板SUB1と、該基板SUB1上に形成されたフォトセンサアレイ110と、基板SUB1上に搭載されたドライバ回路(ドライバICチップ;集積回路チップ)DRIC1と、該ドライバ回路DRIC1に接続されたフレキシブルプリント配線FPT1と、を備えた構成を有している。
以下、各構成についてさらに具体的に説明する。
<画像読取部>
図3は、本実施形態に係る携帯電話機(電子機器)に適用される画像読取部の一構成例を示す要部構成図である。
図3に示すように、本実施形態に係る画像読取部(指紋読取センサ)100は、大別して、多数のフォトセンサ(読取画素)PSを、例えば、n行×m列(n、mは任意の自然数)のマトリクス状に配列したフォトセンサアレイ110と、各フォトセンサPSのトップゲート端子TGを行方向に接続して伸延するトップゲートラインLtと、各フォトセンサPSのボトムゲート端子BGを行方向に接続して伸延するボトムゲートラインLbと、各フォトセンサPSのソース端子Sを列方向に接続して伸延するソースライン(データライン)Lsと、ドレイン端子Dを所定の低電位電圧(例えば、接地電位)Vssに共通に接続するドレインライン(コモンライン)Ldと、各トップゲートラインLtに接続されたトップゲートドライバ120と、各ボトムゲートラインLbに接続されたボトムゲートドライバ130と、各ソースラインLsに接続されたソースドライバ140と、を有して構成されている。
なお、図3において、トップゲート制御信号は、トップゲートドライバ120において後述するリセット電圧(リセットパルス)及びキャリヤ蓄積電圧のいずれかとして選択的に出力される信号φT1、φT2、…φTi、…φTnを生成するための制御信号であり、ボトムゲート制御信号は、後述する読み出し電圧及び非読み出し電圧のいずれかとして選択的に出力される信号φB1、φB2、…φBi、…φBnを生成するための制御信号であり、ソース制御信号は、後述するプリチャージ電圧Vpgを各フォトセンサPSに印加するとともに、各フォトセンサPSに蓄積されたキャリヤに対応するデータ電圧Vrdの読み出しを制御するための制御信号である。これらの制御信号はいずれも、例えば、図示を省略したシステムコントローラ等により生成されて供給される。また、図3において、CSmは、操作面側の筐体ケースであり、CSsは、背面側の筐体ケースである。
このような構成を有する画像読取部100において、トップゲートドライバ120、ボトムゲートドライバ130及びソースドライバ140は、本実施形態においては、図2に示したように、各々ドライバICチップ(集積回路チップ)の形態を有し、フォトセンサアレイ110が形成された透明な基板SUB1上であって、該フォトセンサアレイ110近傍の周辺領域に配置、実装された構成を有している。
(フォトセンサPS)
図4は、本実施形態に係る画像読取部に適用可能なフォトセンサの素子構造を示す概略断面図である。
上述した画像読取部100(フォトセンサアレイ110)に適用可能なフォトセンサPSは、概略、図4に示すように、励起光(ここでは、可視光)の入射により電子−正孔対が生成されるアモルファスシリコン等の半導体層(チャネル領域)101と、該半導体層101の両端に、各々nシリコンからなる不純物層(オーミックコンタクト層)107、108を介して形成され、クロム、クロム合金、アルミ、アルミ合金等から選択された導電性材料からなり、可視光に対して不透明なソース電極102(ソース端子S)及びドレイン電極103(ドレイン端子D)と、半導体層101の上方(図面上方)にブロック絶縁膜(ストッパ膜)104及び上部ゲート絶縁膜105を介して形成され、酸化スズ膜やITO膜(インジウム−スズ酸化膜)等の透明電極層からなり、可視光に対して透過性を示すトップゲート電極TGx(第1のゲート電極;トップゲート端子TG)と、半導体層101の下方(図面下方)に下部ゲート絶縁膜106を介して形成され、クロム、クロム合金、アルミ、アルミ合金等から選択された導電性材料からなり、可視光に対して不透明なボトムゲート電極BGx(第2のゲート電極;ボトムゲート端子BG)と、を有して構成されている。
すなわち、本実施形態に係るフォトセンサアレイ110に適用されるフォトセンサPSは、いわゆる、ダブルゲート型の薄膜トランジスタ構造を有し、図4に示すように、半導体製造技術を適用して基板SUB1上に薄膜形成されている。また、該フォトセンサPSを含む基板SUB1の一面側全体には保護絶縁膜(パッシベーション膜)109が被覆形成されて、フォトセンサPSの電気的、物理化学的損傷を抑制するように構成されている。
なお、図4に示したフォトセンサPSおいて、トップゲート絶縁膜105、ブロック絶縁膜104、ボトムゲート絶縁膜106を構成する絶縁膜、及び、トップゲート電極TGx上に設けられる保護絶縁膜109は、いずれも半導体層101を励起する可視光に対して高い透過率を有する材質、例えば、窒化シリコンや酸化シリコン等により構成されていることにより、図面下方に設けられた光源(図示を省略;上述したサブディスプレイ12を構成するバックライトBL2)からの照射光を図面上方に透過させるとともに、保護絶縁膜109の上面に設けられた検知面DTCに載置された被写体(指)に反射して、図面上方からフォトセンサPS(詳しくは、半導体層101)に入射する光のみを検知する構造を有している。
(トップゲートドライバ120/ボトムゲートドライバ130)
図5は、本実施形態に係る画像読取部に適用可能なトップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの一構成例を示す概略ブロック図である。ここで、トップゲートドライバ120及びボトムゲートドライバ130は、略同等の構成を有しているので、以下の説明においては、主に、トップゲートドライバの構成について説明する。
トップゲートドライバ120(又は、ボトムゲートドライバ130)は、例えば、図5に示すように、概略、図示を省略したシステムコントローラ等からトップゲート制御信号(又は、ボトムゲート制御信号)として供給されるスタート信号STtb、2相の基準クロック信号CK、CKb、出力イネーブル信号OEtb等に基づいて、スタート信号STtbを所定のタイミングで順次シフトしつつ、各トップゲートラインLt(又は、ボトムゲートラインLb)に対応するシフト信号Sout1、Sout2、・・・Soutn、Soutdを出力するシフトレジスタ回路部121と、該シフトレジスタ回路部121から順次出力されるシフト信号Sout1、Sout2、・・・Soutnを、所定の信号レベルに増幅してリセットパルスφTi(又は、読み出しパルスφBi)として、各トップゲートラインLt(又は、ボトムゲートラインLb)に出力する出力バッファ部122と、を有して構成されている。
(ソースドライバ140)
図6は、本実施形態に係る画像読取部に適用可能なソースドライバの一構成例を示す概略ブロック図である。
ソースドライバ140は、例えば、図6に示すように、概略、図示を省略したシステムコントローラ等からソース制御信号として供給されるスタート信号STs、2相の基準クロック信号ACK、ACKb、出力イネーブル信号OEs等に基づいて、スタート信号STsを所定のタイミングで順次シフトしつつ、各ソースラインLsに対応するシフト信号ASout1、ASout2、・・・ASoutmを出力するシフトレジスタ回路部141と、ソース制御信号として供給されるプリチャージ信号φpgに基づくタイミング(後述するプリチャージ期間)で、各ソースラインLsに所定のプリチャージパルス(プリチャージ電圧Vpg)を一斉に印加するプリチャージ回路部145と、ソース制御信号として供給されるサンプリング信号φsrに基づくタイミング(後述する読み出し期間)で、各ソースラインLsを介して各フォトセンサPSに蓄積されたキャリヤに対応するソースライン電圧VD(データ電圧Vrd)を並列的に読み出して保持するサンプリング回路部144と、上記サンプリング回路部144により読み出された(保持された)ソースライン電圧VDを所定の信号レベルに増幅するソースフォロワ回路部143と、上記シフトレジスタ回路部141から順次出力されるシフト信号ASout1、ASout2、・・・ASoutmに基づくタイミングで、ソースフォロワ回路部143から出力されるデータ電圧を時系列的に取り出してシリアル信号に変換し、読取データ信号Vdataとして出力するパラレル−シリアル変換回路部142と、を有して構成されている。
(駆動制御方法)
次いで、上述した画像読取部(フォトセンサアレイ)の駆動制御方法について、図面を参照して簡単に説明する。
図7は、本実施形態に係る画像読取部(フォトセンサアレイ)における駆動制御方法の一例を示すタイミングチャートである。また、図8は、本実施形態に係る画像読取部を指紋読取センサに適用した場合の指紋画像の読み取り動作を示す概念図である。ここで、図8においては、図示の都合上、フォトセンサアレイ110の断面部分を表すハッチングの一部を省略する。
上述したフォトセンサアレイ110の駆動制御方法は、例えば、図7に示すように、所定の処理動作期間(処理サイクル)に、リセット期間Trst、電荷蓄積期間Ta、プリチャージ期間Tprch及び読み出し期間Treadを設定することにより実現される。
図7に示すように、まず、リセット期間Trstにおいては、トップゲートドライバ120によりトップゲートラインLtを介して、i行目(iは1≦i≦nの任意の自然数)のフォトセンサPSのトップゲート端子TGにリセットパルス(例えば、トップゲート電圧(=リセットパルス電圧)Vtg=+15Vのハイレベル)φTiを印加して、半導体層101に蓄積されているキャリヤ(ここでは、正孔)を放出するリセット動作(初期化動作)を実行する。
次いで、電荷蓄積期間Taにおいては、トップゲートドライバ120によりトップゲート端子TGにローレベル(例えば、トップゲート電圧Vtg=−15V)のバイアス電圧φTiを印加することにより、上記リセット動作を終了し、電荷蓄積動作(キャリヤ蓄積動作)をスタートする。
ここで、電荷蓄積期間Taにおいては、図8に示すように、図4に示したフォトセンサPSが形成された透明な基板SUB1の下方に設けられたバックライトBL(本実施形態に係る携帯電話機10においては、図2に示したサブディスプレイ12を構成するバックライトBL2)から(画像表示部200sを透過して)、フォトセンサアレイ110の上面の検知面DTCに密着して載置された指(被写体)FGに対して照射光Lxが照射され、その反射光Lyが透明電極層からなるトップゲート電極TGxを通過して半導体層101に入射する。これにより、電荷蓄積期間Ta中に半導体層101に入射した光量に応じて、半導体層101の入射有効領域(キャリヤ発生領域)で電子−正孔対が生成され、半導体層101とブロック絶縁膜104との界面近傍(チャネル領域周辺)に正孔が蓄積される。
そして、プリチャージ期間Tprchにおいては、上記電荷蓄積期間Taに並行して、ソースゲート制御信号として供給されるプリチャージ信号φpgに基づいて、ソースドライバ140によりソース端子Sにプリチャージパルス(例えば、プリチャージ電圧Vpg=+5V)を印加し、ソース電極102に電荷を保持させるプリチャージ動作を実行する。
次いで、読み出し期間Treadにおいては、上記プリチャージ期間Tprchを経過した後、ボトムゲートドライバ130によりボトムゲートラインLbを介して、ボトムゲート端子BGに読み出しパルス(例えば、ボトムゲート電圧(=読み出しパルス電圧)Vbg=+10Vのハイレベル)φBiを印加することにより、電荷蓄積期間Taにチャネル領域に蓄積されたキャリヤ(正孔)に応じたソースライン電圧VD(データ電圧Vrd;電圧信号)をソースドライバ140により読み出す読み出し動作が実行される。
ここで、読み出しパルスφBiの印加期間(読み出し期間)におけるソースライン電圧VD(データ電圧Vrd)の変化傾向は、電荷蓄積期間Taに蓄積されたキャリヤが多い場合(明状態)には、電圧が急峻に低下する傾向を示し、一方、蓄積されたキャリヤが少ない場合(暗状態)には緩やかに低下する傾向を示すので、例えば、読み出し期間Treadの開始から所定の時間経過後のデータ電圧Vrdを検出することにより、フォトセンサPSに入射した光の量、すなわち、被写体の明暗パターンに対応した明度データ(明暗情報)を検出することができる。
そして、このような特定の行(i行目)に対する一連の明度データ検出動作を1サイクルとして、上述したフォトセンサアレイ110の各行(i=1、2、・・・n)に対して、同等の動作処理を繰り返すことにより、ダブルゲート型の薄膜トランジスタ構造を有するフォトセンサPSを適用したフォトセンサアレイ110を、被写体の2次元画像(指紋画像)を明度データとして読み取るモノクローム型の画像読取部として動作させることができる。
<画像表示部>
図9は、本実施形態に係る携帯電話機(電子機器)に適用される画像表示部の一構成例を示す要部構成図である。ここで、本実施形態に適用されるメインディスプレイ11及びサブディスプレイ12はいずれも、周知の液晶表示装置と略同等の構成を適用することができるので、以下の説明においては、本発明特有の構成に関連するサブディスプレイ12の構成を示して簡単に説明する。
図9に示すように、本実施形態に係る画像表示部200(200m、200s)は、概略、液晶画素(表示画素)Pxが2次元配列された透過型の液晶画素アレイ210と、該液晶画素アレイ210の各行の液晶画素Px群を行方向に接続して伸延する走査ラインSLと、各表示画素Pxを列方向に接続して伸延するデータラインDLと、各走査ラインSLに接続され、各行の液晶画素Px群を順次走査して選択状態に設定するゲートドライバ(走査ドライバ)220と、各データラインDLに接続され、上記ゲートドライバ220により選択状態に設定された行の液晶画素Px群に、所定の表示信号電圧を印加するデータドライバ(信号ドライバ)230と、を有して構成されている。
なお、図9において、垂直制御信号は、ゲートドライバ220において各行の液晶画素Px群を選択状態に設定するための走査信号を順次生成して出力するための制御信号であり、水平制御信号は、選択状態に設定された各液晶画素Pxにおいて表示データに基づく階調表示を行うための表示信号電圧を生成して印加するための制御信号である。これらの制御信号はいずれも、例えば、図示を省略したLCDコントローラ等により生成されて供給される。
このような構成を有する画像表示部200において、ゲートドライバ220及びデータドライバ230は、本実施形態においては、図2に示したように、各々ドライバICチップの形態を有し、液晶画素アレイ210が形成された透明な基板SUB21(又は、SUB31)上であって、該液晶画素アレイ210近傍の周辺領域に配置、実装された構成を有している。
液晶画素アレイ210は、図9に示すように、相互に直交して配設された複数の走査ラインSL及び信号ラインDLの各交点近傍に、液晶画素Pxが接続されて、マトリクス状に配列された構成を有している。ここで、各液晶画素Pxは、周知のように、走査ラインSLにゲート端子が接続され、信号ラインDLにソース端子が接続された画素トランジスタTFTと、該画素トランジスタTFTのドレイン端子に一端側(画素電極)が接続され、コモン信号電圧Vcomに他端側(共通電極)が接続された液晶容量Clcと、該液晶容量Clcに並列に、画素トランジスタTFTのドレイン端子に一端側(容量電極)が接続され、共通ラインCLを介して共通電圧Vcs(例えば、コモン信号電圧Vcom)に他端側(対向電極)が接続された蓄積容量Csと、を有している。
ゲートドライバ220は、概略、図示を省略したLCDコントローラ等から出力される垂直制御信号(スタート信号、基準クロック信号等)に基づいて、各走査ラインSLに走査信号を順次印加して、当該行の表示画素Px群を選択状態に設定する。
データドライバ230は、概略、図示を省略したLCDコントローラ等から出力される水平制御信号に基づいて、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)各色の表示データを1行単位で取り込んで保持し、上記ゲートドライバ220により選択状態に設定された行の表示画素Px群に対して、保持した表示データに対応する表示信号電圧を、各データラインDLを介して一括して印加する。
なお、図示を省略したLCDコントローラは、画像表示部200に供給される表示データ(あるいは、映像信号)及び水平同期信号、垂直同期信号、システムクロック等の各種タイミング信号に基づいて、上記水平制御信号及び垂直制御信号を生成して、ゲートドライバ220及びデータドライバ230に供給する。
また、図示を省略したバックライトBL2(又は、BL3)は、図2に示したように、冷陰極線管からなる光源LGT2と導光板GDP2(又は、光源LGT3と導光板GDP3)を適用した周知の構成のバックライトのほか、例えば、有機EL素子を2次元配列した構成や、発光ダイオード(LED)等の点光源からの光を導光板により拡散して放射するようにした構成等を適用するものであってもよい。
ここで、特に、サブディスプレイ12の背面側に配置された光源LGT2から放射される光は、サブディスプレイ12を構成する液晶画素アレイ210を透過することにより、画像表示部200sに所望の画像情報を表示して、使用者に視認させるために用いられるとともに、該サブディスプレイ12(液晶画素アレイ210)を透過した光が、さらに視野側に配置されたフォトセンサアレイ110を透過することにより、検知面DTCに載置された被写体の画像(指紋画像)を読み取るための照射光(図8に示した照射光Lx)として用いられる。
このような構成を有する画像表示部200における駆動制御方法は、まず、水平制御信号に基づいて、データドライバ230により液晶画素アレイ210の1行分の表示データが順次取り込み保持される。一方、垂直制御信号に基づいて、ゲートドライバ220により液晶画素アレイ210に配設された各走査ラインSLに走査信号を順次印加して各行の液晶画素Px群を選択状態に設定する。そして、データドライバ230により、各行の液晶画素Px群の選択タイミングに同期して、上記保持した表示データに対応する表示信号電圧を、各データラインDLを介して各表示画素Pxに一斉に印加することにより、当該選択状態に設定された各液晶画素Pxに充填された液晶分子が、上記表示データに応じた配向状態に制御される。
このような一連の動作を、1画面分の各行に対して繰り返し実行することにより、上記表示データ(又は、映像信号)に基づく階調表示が行われ、このとき、バックライトBL2(又は、BL3)を点灯動作させて、照射光を液晶画素アレイ210の視野側に透過させることにより、所望の画像情報が投影されて、当該電子機器の使用者に視認される。
(画像読取エリアと画像表示エリアとの関係)
次いで、本実施形態に係る画像読取部(指紋読取センサ)における画像読取エリア(検知エリア)と、画像表示部(サブディスプレイ)における画像表示エリアとの関係について、図面を参照して説明する。
図10は、本実施形態に係る画像読取部(指紋読取センサ)における画像読取エリア(画像読取領域)と、画像表示部(サブディスプレイ)における画像表示エリア(画像表示領域)との関係を示す概念図である。なお、図10においては、画像読取エリア(検知エリア)を明確にするために便宜的にハッチングを施した。
本実施形態に係る携帯電話機(電子機器)に適用されるサブディスプレイ12は、図2に示したように、単一のバックライトBL2の照射面側に、透過型の液晶表示パネルからなる画像表示部200s、及び、透過型の画像読取部100が順次に積層配置された構成を有している。ここで、例えば、図10(a)に示すように、画像表示部200sは、液晶画素アレイ210により設定される画像表示エリアARiを有し、画像読取部(指紋読取センサ)100は、画像表示部200sによる画像表示を行うために、画像表示エリアARiの全域から放射される光を透過する構成を有するとともに、フォトセンサアレイ110におけるフォトセンサ(読取画素)PSが配列された画像読取エリア(検知エリア)ARfを有する。
この画像読取部(指紋読取センサ)100におけるフォトセンサアレイ110により設定される画像読取エリア(検知エリア)ARfと、画像表示部200sにおける液晶画素アレイ210により設定される画像表示エリアARiとの関係は、例えば、図10(a)に示すように、画像読取エリアARfと画像表示エリアARiとが、略同一領域を有して、平面的に重なるように設定することができる。このような構成は、サブディスプレイ12が被写体(指)に対して、略同等、もしくは、十分小さい面積を有する場合や、被写体の周辺領域をも含めた画像読取動作を行った後、被写体画像のみを抽出ような画像処理を実行する場合等に、有効に適用することができる。
また、画像読取エリアARfと画像表示エリアARiとの他の関係としては、例えば、図10(b)に示すように、画像読取エリアARfが画像表示エリアARiの一部領域にのみ平面的に重なるように(すなわち、画像読取エリアARfを画像表示エリアARiに比較して小さくなるように)設定することができる。
このような構成は、サブディスプレイ12が被写体(指)に対して、十分大きい面積を有する場合や、被写体のごく一部の領域の画像読取動作のみで、良好に個人認証処理を実行することができる場合等に、有効に適用することができる。
このように、本実施形態に係る携帯電話機(電子機器)においては、当該筐体に複数設けられた画像表示部(ディスプレイ)のうち、当該携帯電話機の機能動作に必要不可欠な情報以外の、付加的な情報(例えば、電話やメールの着信を報知する文字情報や簡易な画像等)が表示される画像表示部(サブディスプレイ)上に、個人認証を行うための画像読取部(指紋読取センサ)を平面的に重なるように設けた構成を有しているので、本来、サブディスプレイ用に設定されていた領域を用いて、携帯電話機を大型化することなく、個人認証動作の対象となる被写体画像(指紋画像)を良好に読み取ることができる。特に、近年の携帯電話機においては、サブディスプレイとして対角1インチ程度の大きさを有しており、指紋等の人間固有の生体データ(指紋画像等)を読み取るには十分な広さを確保することができる。
また、このような画像表示部上に画像読取部を平面的に重ね合わせた構成においては、バックライトからの光が画像表示部及び画像読取部を透過して視野側に放射されることになるため、光の透過率が低下して、画像表示部本来の表面輝度が低下し、画像表示部に表示される画像情報の画質が低下することになるが、サブディスプレイは、上述したような付加的な情報を表示するものであり、メインディスプレイに比較して高い表示画質が要求されるものではないので、画質がある程度低下した場合であっても、サブディスプレイ本来の画像表示機能を十分に確保することができる。
また、画像表示部の視野側に配置される画像読取部(フォトセンサアレイ)として、半導体製造技術を適用した薄膜トランジスタ構造を有するダブルゲート型フォトセンサを適用することができるので、フォトセンサアレイを含む画像読取部の構成を、従来技術に示したような光学式の画像読取部(指紋読取センサ)に比較して大幅に薄型化することができ、画像表示部(サブディスプレイ)を含めた電子機器全体の小型薄型化を阻害することがない。
また、ダブルゲート型フォトセンサを用いた画像読取部においては、被写体に照射した光の散乱、反射により入射した光の受光量に基づいて明暗情報を取得する画像読取動作を採用しているので、フォトセンサアレイ上面の検知面に静電気放電用の導電層等を設けることができ、上述した半導体式の画像読取装置に比較して静電気による破壊や誤動作、使用者が感じる不快感を簡易に抑制することができる。
さらに、サブディスプレイを構成する画像表示部の視野側に、別個に製造した画像読取部(フォトセンサアレイ)を平面的に重ね合わせた構成を有しているので、既存の画像表示部や画像読取部における製造技術や設計資産をそのまま流用することができるとともに、製品の歩留まりを向上させて製造コストの削減を図ることができる。
なお、上述した実施形態においては、個人認証動作時(指紋読取動作時)におけるバックライトの発光制御について特に言及しなかったが、例えば、サブディスプレイにおける画像表示動作時とは異なる発光輝度で、上述したようなフォトセンサアレイ(画像読取部)における画像読取動作を実行するものであってもよく、この場合、個人認証動作の対象となる被写体の状態や環境照度等に応じて、画像読取動作に適切な発光輝度に設定するものであってもよい。
(画像表示部の表示画質)
次いで、本実施形態に係る画像表示部(サブディスプレイ)における表示画質について、図面を参照して説明する。
図11は、本実施形態に係る画像表示部(サブディスプレイ)における表面輝度の分布を示す概念図と、該表面輝度を均一化するための構成例を示す概略図である。なお、図11においては、画像表示エリアの各領域における表面輝度を、明確にするために便宜的にハッチングを施した。
図10(b)に示したような画像読取エリアARfと画像表示エリアARiとの関係においては、例えば、画像表示エリアARi(液晶画素アレイ210)の略中央領域に画像読取エリアARf(フォトセンサアレイ110)が配置されることになるが、この場合、画像表示エリアARiであって、画像読取エリアARf以外の領域(すなわち、画像読取エリアARfの周辺領域)には、画像読取エリアARf(フォトセンサアレイ110)と各ドライバ回路(トップゲートドライバ120、ボトムゲートドライバ130及びソースドライバ140)とを接続する各信号ライン(トップゲートラインLt、ボトムゲートラインLb及びソースラインLs)のみが配設された領域が形成されることになる。
具体的には、図11(a)に示すように、画像読取エリアARfとトップゲートドライバ120との間には、トップゲートラインLtのみが配設された配線領域AWtが形成され、画像読取エリアARfとボトムゲートドライバ130との間には、ボトムゲートラインLbのみが配設された配線領域AWbが形成され、画像読取エリアARfとソースドライバ140との間には、ソースラインLsのみが配設された配線領域AWsが形成される。
一方、画像読取エリアARf(フォトセンサアレイ110)には、図3及び図4に示したように、2次元配列されたフォトセンサPS群に加え、各フォトセンサPSに接続されるトップゲートラインLt、ボトムゲートラインLb及びソースラインLsの全ての信号ラインが配設されている。また、画像読取エリアARfの周辺領域であって、上記配線領域AWt、AWb、AWs以外の領域(図11(a)ではハッチングを施していない領域)には、フォトセンサアレイ110を構成する、可視光に対して高い透過率を有する絶縁膜(図4参照)のみが積層された領域ARnが形成される。
そのため、サブディスプレイ12の表示画質について検証すると、画像読取エリアARfにおいては、可視光に対して不透明な各信号ライン及びフォトセンサPSがマトリクス状に配列されているので、バックライトBL2からの放射光の透過率が大幅に低くなり、配線領域AWtにおいては、トップゲートラインLtがITO等の透明電極により構成されているので、その透過率は、画像読取エリアARfにおける透過率に比較して大幅に高くなり、配線領域AWb、AWsにおいては、ボトムゲートラインLb及びソースラインLsが可視光に対して不透明な金属配線により構成されているので、その透過率は、画像読取エリアARfにおける透過率に比較してわずかに高くなるに留まる。
これにより、図11(a)に示すように、サブディスプレイ12における表面輝度にバラツキが生じ、画像表示部200sに表示された画像情報の明るさにムラが生じ、サブディスプレイに表示される画像情報によっては、表示画質の著しい低下を招く可能性がある。
そこで、本発明においては、画像読取エリアARfが画像表示エリアARiに比較して小さくなるように設定した構成においては、例えば、図11(b)に示すように、画像読取エリアARf以外の画像表示エリアARiに対応する全領域(画像読取エリアARfの周辺領域)に、画像読取エリアARf(フォトセンサアレイ110)と同様に、ダミーのトップゲートラインDLt、ボトムゲートラインDLb、ソースラインDLsを配設するとともに、ダミーのフォトセンサ(ダミー画素)DPSを設けるように構成する。これにより、画像表示エリアARiに対応する画像読取部100全域において、バックライトBL2から放射される光の透過率を均一化することができるので、画像表示部200s(サブディスプレイ12)に表示された画像情報の明るさのムラ(表面輝度のバラツキ)を抑制することができ、表示画質の劣化を抑制することができる。
ここで、上記ダミーのフォトセンサDPSに接続されたダミーのトップゲートラインDLt、ボトムゲートラインDLb、ソースラインDLsは、図11(b)に示すように、各ドライバ回路(トップゲートドライバ120、ボトムゲートドライバ130及びソースドライバ140)に電気的に接続されていない構成としてもよいし、各ドライバ回路に接続された構成として、画像読取エリアARfに配列されたフォトセンサPSと同様に駆動電圧を印加して駆動制御するようにしてもよい。
なお、上述した構成例においては、図11(a)に示したような表面輝度のバラツキを抑制する手法として、画像表示エリアARiに対応する画像読取部100全域に、フォトセンサ及び各信号ラインを均一に配列することにより、バックライトBL2から放射される光の透過率を均一化する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、バックライトから放射される光の輝度を、各エリアごとに予め制御することにより、画像読取エリアARfと、その周辺領域における視野側での発光輝度が均一になるように設定するものであってもよい。具体的には、バックライトの放射面と画像表示部の主基板との間にフィルタを介在させたり、バックライトとして有機EL素子等の発光素子を2次元配列した構成を適用し、上記表面輝度の分布に対応させて発光素子の発光輝度を調整することにより、サブディスプレイにおける表面輝度を均一化して表示画質の劣化を抑制することができる。
(ドライバICチップの実装構造)
次いで、本実施形態に係る画像読取部に適用されるドライバICチップの実装構造について、図面を参照して説明する。
図12は、本実施形態に係る携帯電話機に適用される画像読取部(指紋読取センサ)に被写体(指)を載置した状態を示す概略図であり、図13は、本実施形態に係る携帯電話機に適用される画像読取部のドライバICチップの実装レイアウト構造の一例を示す概略図である。
本実施形態に係る携帯電話機(電子機器)10に適用されるサブディスプレイ12は、一般に、図1に示したように、例えば、対角1インチ程度の比較的小さい矩形形状を有しているので、個人認証のために使用者が指先をサブディスプレイ12(指紋読取センサ)に載置すると、その周辺領域にまで指FGが接触することになる。そのため、図12(a)、(b)に示すように、画像読取部100の各ドライバ回路(トップゲートドライバ120、ボトムゲートドライバ130及びソースドライバ140)のICチップがサブディスプレイ12(又は、フォトセンサアレイ110)に近接して配置されていた場合には、サブディスプレイ12の周辺領域に配置されたドライバICチップが、画像読取部100(フォトセンサアレイ110)の検知面DTCよりも突出することになって、指先をサブディスプレイ12に載置する際の障害となり、検知面DTCに指を良好に密着させることができず、良好な指紋画像の読み取り、及び、高精度の個人認証を実現できなくなる可能性がある。また、サブディスプレイ12に載置された指FGと、ドライバICチップ(図12(b)では、ソースドライバ140)とが、薄い筐体ケースCSsを介して密着することになるので、指FGに帯電した静電気により、ドライバICチップが破損したり、誤動作を生じたりする等の可能性がある。
そこで、本発明においては、図13(a)、(b)に示すように、サブディスプレイ12(指紋読取センサ)の周辺領域に配置、実装されるドライバICチップを、指の載置、密着に支障がないように、指FGのサブディスプレイ12への接触方向以外、あるいは、指FGの延在方向以外(図13(a)では、上方及び左右方向)に配置するように実装する。これにより、個人認証動作時にサブディスプレイ12に載置された指FGがドライバICチップに接触することがなく、良好に検知面に密着させることができるとともに、サブディスプレイ12に近接して画像読取部100の各ドライバ回路(ドライバICチップ)を配置することができる。また、サブディスプレイ12に載置された指FGとドライバICチップが直接接触することがないので、指FGが帯電していた場合であってもドライバICチップの破損や誤動作の発生を抑制することができる。
なお、上述した実施形態においては、画像読取部100の構成において、トップゲートドライバ120、ボトムゲートドライバ130及びソースドライバ140は、各々ドライバICチップの形態を有し、フォトセンサアレイ110が形成された透明な絶縁性の基板SUB1上の、該フォトセンサアレイ110近傍の周辺領域に配置、実装された構成を示したが、上記トップゲートドライバ120、ボトムゲートドライバ130及びソースドライバ140を、基板SUB1上に、例えば、薄膜積層技術を用いたトランジスタ素子等を適用して、フォトセンサアレイ110(フォトセンサPS)と略同時に形成するようにしてもよい。
この場合、各ドライバ回路(トップゲートドライバ120、ボトムゲートドライバ130及びソースドライバ140)の厚さを薄くすることができるとともに、フォトセンサアレイ110と各ドライバ回路を一体的に形成することができるので、サブディスプレイ12(指紋読取センサ)に被写体を良好に載置、密着させて、良好な画像読取動作及び個人認証動作を実現することができるとともに、携帯電話機(電子機器)の一層の小型薄型化を図ることができる。
また、上述した実施形態においては、画像表示部(メインディスプレイ及びサブディスプレイ)として、透過型の液晶表示パネルと面光源型のバックライトを備えた構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、有機EL素子等の発光素子を含む表示画素をマトリクス状に配列した自己発光型の表示パネルを適用するものであってもよい。この場合には、画像表示部からの放射光により、上述した画像表示動作及び画像読取動作を実現することができるので、上述したバックライトを備える必要がなくなり、画像表示部及び画像読取部(指紋読取センサ)からなる構成全体の厚みをさらに薄型化することができるとともに、バックライトを発光駆動制御するための制御回路や電源回路等を省略して、携帯電話機(電子機器)の一層の小型薄型化及び省電力化を図ることができる。
さらに、上述した実施形態においては、画像表示部における画像表示動作と、画像読取部における画像読取動作との関連については、特に言及しなかったが、例えば、個人認証に伴う指紋画像の読取動作に先立って、サブディスプレイに指先を載置、密着させるように誘導するためのガイド表示を表示するようにしてもよく、また、個人認証動作が正常に終了した場合、あるいは、認証拒否と判断された場合には、サブディスプレイにその旨を通知する表示を行うようにしてもよい。
本発明に係る電子機器の一実施形態を示す全体構成図である。 本実施形態に係る携帯電話機(電子機器)の要部構成例を示す概略断面図である。 本実施形態に係る携帯電話機(電子機器)に適用される画像読取部の一構成例を示す要部構成図である。 本実施形態に係る画像読取部に適用可能なフォトセンサの素子構造を示す概略断面図である。 本実施形態に係る画像読取部に適用可能なトップゲートドライバ又はボトムゲートドライバの一構成例を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る画像読取部に適用可能なソースドライバの一構成例を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る画像読取部(フォトセンサアレイ)における駆動制御方法の一例を示すタイミングチャートである。 本実施形態に係る画像読取部を指紋読取センサに適用した場合の指紋画像の読み取り動作を示す概念図である。 本実施形態に係る携帯電話機(電子機器)に適用される画像表示部の一構成例を示す要部構成図である。 本実施形態に係る画像読取部(指紋読取センサ)における画像読取エリアと、画像表示部(サブディスプレイ)における画像表示エリアとの関係を示す概念図である。 本実施形態に係る画像表示部(サブディスプレイ)における表面輝度の分布を示す概念図と、該表面輝度を均一化するための構成例を示す概略図である。 本実施形態に係る携帯電話機に適用される画像読取部(指紋読取センサ)に被写体(指)を載置した状態を示す概略図である。 本実施形態に係る携帯電話機に適用される画像読取部のドライバICチップの実装レイアウト構造の一例を示す概略図である。 従来技術における指紋読取装置を搭載した携帯型の電子機器の一例を示す概略構成図である。
符号の説明
10 携帯電話機
11 メインディスプレイ
12 サブディスプレイ
100 画像読取部
110 フォトセンサアレイ
120 トップゲートドライバ
130 ボトムゲートドライバ
140 ソースドライバ
200、200m、200s 画像表示部
210 液晶画素アレイ
PS フォトセンサ
Px 液晶画素
SUB1 基板
SUB21、SUB31 主基板
LGT2、LGT3 バックライト

Claims (7)

  1. 所定の表示領域に複数の表示画素が2次元配列された画像表示手段と、
    前記表示領域に向けて光を照射する発光手段と、
    所定の読取領域に複数の読取画素が2次元配列されるとともに、前記発光手段と前記読取領域との間に前記表示領域が介在するように前記画像表示手段に積層配置された画像読取手段と、
    を備え、
    前記画像読取手段は、
    被写体が接触可能なように前記読取領域に対応して設けられた検知面を有しているとともに、
    前記表示領域に対応する領域に、前記読取領域と、前記読取領域を除く領域であって前記読取領域と同一の構成を有するダミー画素が前記読取画素と同一の間隔で配列されている領域と、を有し、
    前記複数の表示画素を通過してきた前記発光手段からの光を照明光にして、前記検知面に接触した部分の被写体画像を読み取ることを特徴とする電子機器。
  2. 前記画像読取手段は、前記照明光が前記検知面で前記読取領域に向けて反射された光を前記複数の読取画素により受光するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記画像読取手段は、前記照明光が前記読取領域を一旦通過した前記照明光が前記検知面で前記読取領域に向けて反射されるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 少なくとも、機能動作上、必要不可欠な情報を表示する主表示部と、
    付加的な情報を表示する副表示部と、
    を有し、
    前記画像読取手段は、前記副表示部に形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の電子機器。
  5. 前記読取画素は、
    半導体層からなるチャネル領域を挟んで形成された透過性を有する電極材料からなるソース電極及びドレイン電極と、
    前記チャネル領域の上方に透過性を有する絶縁膜を介して形成された透過性を有する電極材料からなる第1のゲート電極と、
    前記チャネル領域の下方に透過性を有する絶縁膜を介して形成された遮光性を有する電極材料からなる第2のゲート電極と、
    を有するフォトセンサであることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の電子機器。
  6. 前記読取画素は、前記第1のゲート電極にリセットパルスを印加して前記読取画素を初期化し、前記ソース電極にプリチャージパルスを印加した後、前記第2のゲート電極に読み出しパルスを印加することにより、前記初期化終了から前記読み出しパルスの印加までの電荷蓄積期間に、前記チャネル領域に入射した光の量に応じて蓄積された電荷の量に対応する電圧信号を出力して前記被写体画像を読み取ることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 所定の表示領域に複数の表示画素が2次元配列された自発光型の表示パネルと、
    所定の読取領域に複数の読取画素が2次元配列されるとともに、前記表示パネルに積層配置された画像読取手段と、
    を備え、
    前記画像読取手段は、
    前記表示パネルが発光する光を入射させる入射面と、被写体が接触可能なように前記読取領域に対応して設けられた検知面と、を有しているとともに、
    前記表示領域に対応する領域に、前記読取領域と、前記読取領域を除く領域であって前記読取領域と同一の構成を有するダミー画素が前記読取画素と同一の間隔で配列されている領域と、を有し、
    前記入射面を通過してきた前記表示パネルからの光を照明光にして、前記検知面に接触した部分の被写体画像を読み取ることを特徴とする電子機器。
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