JP2002245196A - 選挙システム - Google Patents

選挙システム

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JP2002245196A
JP2002245196A JP2001038540A JP2001038540A JP2002245196A JP 2002245196 A JP2002245196 A JP 2002245196A JP 2001038540 A JP2001038540 A JP 2001038540A JP 2001038540 A JP2001038540 A JP 2001038540A JP 2002245196 A JP2002245196 A JP 2002245196A
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Masakazu Kaetsu
正和 嘉悦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 選挙の投票における投票者の本人確認を厳密
に行うと共に、本人確認に要する時間を短縮し、投票者
と投票所の双方の負担を軽減する。 【解決手段】 選挙システムは、選挙の投票を希望する
投票者を受付け、該投票者の投票を受付ける選挙システ
ムであって、前記投票者が指紋を入力する指紋入力手段
46と、選挙人名簿に登録されている複数の選挙人の指
紋を登録した選挙人マスタをコンピュータ読取り可能な
形態で記憶させている記憶手段26と、前記指紋入力手
段で入力された前記投票者の指紋と、前記記憶手段に記
憶している選挙人マスタに登録されている前記指紋とを
照合する本人確認手段22とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選挙システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】国会議員や地方自治体の首長、議員等を
選ぶ選挙の投票では、公職選挙法が適用される。この公
職選挙法に規定されている投票では、投票者が投票所に
行くと、選挙管理人が該投票者について選挙人名簿と照
合し、投票者に投票用紙を渡す。そして、投票者は渡さ
れた投票用紙に投票しようとする候補者名を自書し、投
票箱に投入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、選挙の投票で
は、投票者の本人確認にあたって、投票者は入場券を持
参する必要があり、投票者への負担が大きい。また、投
票所では投票者の受付で選挙人名簿を調べて本人確認を
行う必要があり、選挙管理人の負担が大きい。さらに、
選挙人名簿による照合では、本人確認の厳密性を確保す
ることは困難であり、替え玉投票等の不正投票を完全に
防ぐことはできない。またさらに、この本人確認には選
挙人名簿との照合作業を必要とするので、時間当たりに
処理しうる投票者の数は制限されており、投票時間によ
っては投票者の数が多く受付けで混雑が生じる場合があ
る。また、各投票所では、投票時間中、受付、立会い等
の人員を必要とし、開票作業も手作業のため多くの人
員、時間、費用を要しており、複数選挙の重複等がある
と即日開票が困難な場合もある。また、現在の選挙で
は、投票者はその住所ごとにあらかじめ投票所を指定さ
れている。これを投票者がどの投票所でも投票できるよ
うにしようとすると、各投票所で全ての選挙人について
本人確認のための選挙人名簿を用意しなければならない
が、この選挙人名簿は書面でかさばるため、実現が困難
である。そのため、投票者は、投票日の当日に旅行等の
ため指定された投票所に行くことができない場合に、他
の投票所に行っても本人確認ができないため投票できな
い状態となっている。
【0004】さらに、投票用紙を用いないで電子投票に
よる例では、本人確認をICカード等によって行ってい
る例がある。例えば、特開平7−28915号公報に記
載の電子投票方式では、選挙人が所有するICカードに
よって本人確認を行っている。また、特開平6−251
066号公報に記載の選挙に使用されるトークンの作成
装置では、選挙人が所有する選挙人個人の顔写真情報を
記憶したICカード等のトークンを、本人確認に用いて
いる。さらに、特開平11−73471号公報に記載の
バーコード利用による選挙受付システムでは、バーコー
ドを備えた投票所入場券を用いて本人確認を行ってい
る。またさらに、特開平7−282153号公報に記載
の電子投票装置では、記録カードを用いて本人確認を行
っている。
【0005】しかし、上記特開平7−28915号公
報、特開平6−251066号公報、特開平11−73
471号公報及び特開平7−282153号公報には、
選挙の投票における本人確認にあたって、いずれもIC
カード等のトークンを用いている。そのため、従来の入
場券と同様に、投票にあたってはトークンを所持してい
なければならず、投票者の本人確認は厳密性を十分に確
保しているとはいえず、投票者の負担も依然として軽減
されていない。
【0006】そこで、本発明の目的は、選挙の投票にお
ける投票者の本人確認を厳密に行うと共に、本人確認に
要する時間を短縮し、投票者と投票所の双方の負担を軽
減することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る選挙システ
ムは、選挙の投票を希望する投票者を受付け、該投票者
の投票を受付ける選挙システムであって、前記投票者が
指紋を入力する指紋入力手段と、選挙人名簿に登録され
ている複数の選挙人の指紋を登録した選挙人マスタをコ
ンピュータ読取り可能な形態で記憶させている記憶手段
と、前記指紋入力手段で入力された前記投票者の指紋
と、前記記憶手段に記憶している選挙人マスタに登録さ
れている前記指紋とを照合する本人確認手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る選挙システムは、前記
選挙システムであって、前記投票者が住所情報を入力す
る住所情報入力手段と、前記住所情報入力手段で入力さ
れた前記住所情報に対応する少なくとも一部の前記選挙
人マスタを前記記憶手段に記憶させる選挙人マスタ記憶
手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0009】またさらに、本発明に係る選挙システム
は、前記選挙システムであって、前記住所情報は、郵便
番号であることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る選挙システムは、前記
選挙システムであって、前記投票者による電子的な投票
を受付ける投票受付手段をさらに備えたことを特徴とす
る。
【0011】本発明に係る選挙システムは、選挙人名簿
に登録されている選挙人の指紋をあらかじめコンピュー
タ読取り可能な形態で登録した選挙人マスタを記憶して
いるセンタ記憶手段と接続されているセンタ・サーバ
と、前記センタ・サーバとネットワークで接続され、少
なくとも一部の前記選挙人マスタを記憶している投票所
記憶手段と、指紋入力装置を含む受付・投票端末とに接
続されている複数の投票所サーバとを備え、前記投票所
サーバは、前記指紋入力装置で入力された選挙の投票者
の指紋と、前記投票所記憶手段に記憶している前記選挙
人マスタに登録されている指紋とを照合して、前記投票
者の指紋と同一と判定される指紋が前記選挙人マスタに
登録されているか否かによって、前記投票者を前記選挙
人名簿に登録された選挙人本人と確認する本人確認を行
うことを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る選挙システムは、前記
選挙システムであって、前記投票者サーバは、前記投票
者による住所情報の入力を受付けて、該住所情報に対応
する地区の選挙人の指紋を登録している地区選挙人マス
タを含む少なくとも一部の前記選挙人マスタを、前記セ
ンタの前記記憶手段から受け取り、前記投票所記憶手段
に記憶させることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図1から図21を用いて説明する。
【0014】実施の形態1.本発明の実施の形態1に係
る選挙システムでは、投票者の受付けにあたって、選挙
人名簿に登録された選挙人本人であるか否かを指紋の照
合によって判断している。即ち、この選挙システムで
は、選挙人名簿に登録された選挙人の指紋をあらかじめ
登録した選挙人マスタを記憶している記憶装置を備え
る。そして、投票所サーバで、指紋入力装置で入力され
た投票者の指紋と、選挙人マスタに登録された指紋とを
照合して選挙人本人であるか否かの本人確認を行ってい
る。これによって、投票者は投票にあたって入場券等の
書類を持参する必要がなく、負担が軽減される。また、
各投票所であらかじめ選挙人マスタを用意しておく場合
には、投票者は投票所を限定されることなく任意の投票
所で投票することができる。さらに、投票所の側では、
入場券やICカード等とは異なり、選挙人本人以外が使
用できない指紋によって本人確認を行っているので、投
票受付けにおける本人確認を厳密に行うことができ、二
重投票や替え玉投票等の不正投票を未然に防止すること
ができると共に、投票受付業務の負担を軽減することが
できる。
【0015】この選挙用投票システムは、具体的には、
図1のブロック図に示すように、選挙人マスタや候補者
情報を記憶手段16に記憶し投票システムを管理してい
るセンタ10と、ネットワーク40で接続されており、
投票者の本人確認と投票を受付ける投票所A20、投票
所B30等の複数の投票所を備えている。各構成要素に
ついて説明すると、このセンタ10には、CPU14を
含み、システム全体を管理しているセンタ・サーバ12
と、選挙人マスタや候補者情報を記憶している記憶手段
16とを含んでいる。このセンタ・サーバ12は、各投
票所サーバ22、32から投票内容を受付け、その集計
をして得られた集計結果18を出力する。一方、投票所
Aサーバ22は、センタ・サーバ12とネットワーク4
0で接続され、投票者の受付けを行い、投票者による投
票の入力を受ける受付・投票端末28a、28bと、選
挙人マスタを記憶している記憶手段26と接続されてい
る。この投票所Aサーバ12は、CPU24を含み、投
票所A20全体を管理している。また、投票所B30に
おいても、投票所A20と同様に、投票所Bサーバ32
と、受付・投票端末38と、記憶手段36とを含んでい
る。
【0016】さらに、受付・投票端末28について、図
2のブロック図によってその構成要素について説明す
る。この受付・投票端末28は、入力装置44と、指紋
入力装置46、表示装置48と、これらの各装置を制御
し、投票所Aサーバ22と接続されている制御装置42
とを備えている。
【0017】次に、この選挙システムにおいて、選挙の
投票を希望する投票者の受付及び投票を行う方法につい
て図3から図15により説明する。まず、図3に示すよ
うに、投票者の受付にあたって、投票所Aサーバ22で
実行する手順は以下の手順からなる。 (a)受付時間以内であるか否かを判断(101)す
る。受付時間を超えている場合には、例えば図4の受付
終了画面を表示して(104)終了する。 (b)受付時間以内であれば、投票者が選挙人名簿に登
録された選挙人本人であるかの本人確認を行う(10
2)。 (c)次に、本人確認された投票者の投票を受付ける
(103)。 以上の各手順によって選挙の投票の受付及び投票を行
う。
【0018】さらに、上記各手順についてその詳細を説
明する。この選挙システムでは、図3中で、投票所Aサ
ーバ22で実行する本人確認の手順102は、図5のフ
ローチャートに示す以下の手順からなる。 (d)投票受付けにあたって、あらかじめ選挙人名簿に
登録された選挙人の指紋が登録された選挙人マスタを投
票所記憶手段26に準備する(111)。 (e)次いで、投票者の指紋と、投票所記憶手段26に
記憶している選挙人マスタに登録されている指紋とを照
合して選挙人本人であるか否かの本人確認を行う。
【0019】なお、上記選挙人マスタはあらかじめ各投
票所20、30の記憶手段26、36に記憶させておい
てもよい。また、必要に応じてセンタ10の記憶手段1
6からネットワーク40を通じて受け取り、投票所記憶
手段26、36に記憶させておいてもよい。
【0020】また、図5中で、投票所Aサーバ22で実
行する指紋の照合による本人確認の手順112を、図6
のフローチャートに示す。 (e−1)まず、受付・投票端末28の表示装置48
で、例えば図7の指紋入力要求画面例のように、指紋入
力を要求する(121)。 (e−2)次に、指紋入力装置46に入力された指紋を
制御装置42又は投票所サーバ22のCPU24におい
て認識処理する(122)。この認識処理では、通常行
われる指紋認識処理を用いることができる。 (e−3)上記認識された指紋と、投票所記憶手段26
に記憶している選挙人マスタに登録された指紋とを制御
装置42又は投票所サーバ22のCPU24において照
合して、同一と判定される指紋があるか否かを判断する
(123)。 (e−4)投票者の指紋と同一と判定された指紋が選挙
人マスタに登録されている場合には、投票資格ありとし
て正常終了する(124)。 (e−5)一方、投票者の指紋と同一の指紋が選挙人マ
スタに登録されていない場合には、認識エラーの回数が
規定回数以内かどうかを判断する(125)。 (e−6)認識エラーの回数が規定回数以内の場合に
は、エラー回数を加算して、指紋の再入力を要求する
(126)。 (e−7)一方、認識エラーの回数が規定回数を超える
場合には、投票資格なしとして異常終了する(12
7)。
【0021】さらに、図3中で投票所Aサーバ22で実
行する投票を受付ける手順103は、図8のフローチャ
ートに示すように、以下の手順からなる。 (c−1)まず、投票資格の有無を判断する(13
1)。投票資格なしの場合には、表示装置48で、例え
ば図9の画面表示例に示すように、投票できないことを
表示して終了する。 (c−2)次に、該当する選挙人本人は投票済みか否か
を制御装置42又は投票所サーバ22のCPU24で投
票所記憶手段26に記憶している選挙人マスタを参照し
て判断する(132)。投票済みであると判断された場
合には、表示装置48で、例えば、図10の画面表示例
に示すように投票済みであること及び投票内容を表示し
て終了する。 (c−3)投票が済んでいない場合には、表示装置48
で、例えば図11の画面表示例に示すように、投票用画
面を表示する(133)。 (c−4)投票者の入力を受け付ける(134)。 (c−5)入力装置44による投票者の入力について、
表示装置48で、例えば図12の画面表示例に示すよう
に表示して、再入力するかどうかの確認を行う(13
5)。 (c−6)投票者が再入力を要求したか否かを制御装置
42又は投票所サーバ22のCPUで判断する(13
6)。 (c−7)投票者が再入力を要求した場合には、投票者
に再入力を要求する(138)。 (c−8)投票者が再入力を要求しなかった場合には、
投票終了処理を行って(137)、終了する。
【0022】なお、図11の画面表示例で示す投票用画
面では、最新の投票状況である得票数をセンタ・サーバ
12から取得して、表示装置48で表示してもよい。ま
た、上記投票者による入力は、図12の画面表示例に示
すように、候補者名だけでなく候補者への要望等を入力
できるものとしてもよい。このほか、投票時の入力事項
は必要により追加できる。
【0023】またさらに、図8の投票所Aサーバ22で
実行する投票終了処理の手順137は、詳細には、図1
3のフローチャートに示す以下の手順からなる。 (c−8−1)投票所Aサーバ22からセンタ・サーバ
12に投票内容及び投票済みの投票者名をネットワーク
40を通じて送信する(141)。 (c−8−2)センタ・サーバ22から更新された選挙
人マスタを受信する(142)。 (c−8−3)表示装置48で、例えば、図14の画面
表示例の正常終了画面を表示して(143)終了する。
【0024】なお、上記手順は、各投票所サーバで実行
される手順であるが、上記手順に対応してセンタ・サー
バ12で実行される手順は、図15のフローチャートに
示す以下の手順からなる。 (f)センタ・サーバ12は、投票所Aサーバ22から
投票内容及び投票済みの投票者名をネットワーク40を
通じて受信する(151)。 (g)センタ・サーバ12は、受信した投票内容を記憶
手段16に登録する(152)。 (h)センタ・サーバ12は、受信した投票済みの投票
者名を選挙人マスタに登録して選挙人マスタを更新する
(153)。 (i)センタ・サーバ12は、投票所Aサーバ22に更
新した選挙人マスタ及び最新の投票状況をネットワーク
を通じて送信する(154)。
【0025】またさらに、センタ10からネットワーク
40又は別のネットワークを通じて、投票を済ませてい
ない投票者の携帯端末に、最新の投票状況や、各投票所
20、30の混み具合等の各情報を送信してもよい。ま
た、センタ10からネットワーク40等を通じてインタ
ーネット上に最新の投票状況や、各投票所20、30の
混み具合等の情報を公開し、各投票者が携帯端末を用い
て検索できるようにしてもよい。
【0026】実施の形態2.本発明の実施の形態2に係
る選挙システムでは、各投票所でセンタ・サーバから投
票者の郵便番号に対応する地区選挙人マスタを受け取
り、指紋の照合による投票者の本人確認を行っている。
これにより、投票者は従来のように投票所を限定される
ことなく、開設されている投票所のどこでも投票を行う
ことができる。また、各投票所で、例えば、全国規模の
選挙の場合には、全ての選挙人マスタをあらかじめ記憶
手段に記憶させておく必要がなく、投票者の郵便番号で
特定される住所に対応する選挙人マスタのみを受信する
ことができる。そのため、各投票所で指紋による照合を
迅速に行うことができる。
【0027】この選挙システムは、実施の形態1に係る
選挙システムと比較すると、指紋の照合による本人確認
で用いる選挙人マスタを用意する手順について相違す
る。即ち、この選挙システムでは、各投票所20、30
で全ての選挙人マスタを用意するのではなく、投票者の
入力した郵便番号に対応する住所の地区選挙人マスタを
用意して、指紋による本人確認を行う。具体的には、図
3中で、投票所Aサーバ20で実行する選挙人マスタを
用意する手順111は、図16のフローチャートに示す
以下の手順からなる。 (d−1)例えば、図17の画面表示例のように投票者
に郵便番号の入力を要求する(161)。 (d−2)次に、投票者による郵便番号の入力を受け付
ける(162)。 (d−3)入力された郵便番号により、記憶手段に記憶
させている郵便番号と対応する住所の組の中から該当す
る郵便番号と住所の組を検索する(163)。 (d−4)次いで、図18の画面表示例のように、入力
された郵便番号に該当する住所を確認する(164)。 (d−5)投票者が住所についてOKしたか否かを判断
する(165)。投票者が再入力を要求した場合には手
順161に戻って、例えば図19の画面表示例に示すよ
うに、郵便番号の再入力を要求する。 (d−6)投票者が入力した郵便番号に対応する住所を
確認した場合には、センタ・サーバから投票者の住所の
地区選挙人マスタを受け取る(166)。
【0028】なお、上記の郵便番号の入力は、7桁の番
号を全て入力する場合に限られず、地区を特定できる範
囲として、例えば、最初の3桁のみの入力であってもよ
い。また、上記の地区選挙人マスタは、必要に応じて整
理すればよく、郵便番号の区分と対応する場合に限られ
ない。さらに、この実施の形態2に係る選挙システムで
は、投票者の住所情報として郵便番号を用いたが、これ
に限られず、住所情報として、例えば、住所自体や電話
番号の市外局番等を用いてもよい。
【0029】また、投票所Aサーバ22で実行するセン
タ・サーバ12から投票者の住所の地区選挙人マスタを
受け取る手順166は、詳細には図20のフローチャー
トに示す以下の手順からなる。 (d−6−1)投票所Aサーバ22は、センタ・サーバ
12に投票者の住所情報を送信する(171)。 (d−6−2)投票所Aサーバ22は、センタ・サーバ
12から投票者の地区用選挙人マスタを受信する。
【0030】一方、上記投票所Aサーバ22で実行され
る図20のフローチャートの各手順に対応して、センタ
・サーバ12で実行される手順は、図21のフローチャ
ートに示す以下の手順からなる。 (j)センタ・サーバ12は、投票所Aサーバ22から
投票者の住所情報を受信する(181)。 (k)センタ・サーバ12は、投票所Aサーバ22へ投
票者の地区用選挙人マスタを送信する。
【0031】なお、この選挙システムではセンタ10
と、該センタとネットワークで接続された各投票所2
0、30の階層構造は1段階のみであるが、これに限ら
れず複数段階の階層構造によって構成してもよい。例え
ば、全国規模の選挙システムの場合には、全体のセンタ
の下層にさらに各都道府県センタ、さらに下層に各市町
村レベルのサブ・センタ、またさらにその下層に各投票
所を設ける複数段階の階層構造によって構成してもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明に係る選挙
システムによれば、指紋入力手段で入力された指紋によ
って投票者の本人確認を行っている。そのため、投票者
は投票にあたって入場券等の書類を持参する必要がな
く、負担が軽減される。また、各投票所であらかじめ選
挙人マスタを用意しておく場合には、投票者は投票所を
限定されることなく任意の投票所で投票することができ
る。さらに、投票所の側では、入場券やICカード等と
は異なり、選挙人本人以外が使用できない指紋によって
本人確認を行っているので、投票受付けにおける本人確
認を厳密に行うことができ、二重投票や替え玉投票等の
不正投票を未然に防止することができると共に、業務の
負担軽減をすることができる。
【0033】また、本発明に係る選挙システムによれ
ば、投票者が入力した住所情報によって、各投票所で投
票者の住所情報に対応する少なくとも一部の選挙人マス
タを記憶手段に記憶させることができる。例えば、投票
者の本人確認に最低限必要な投票者の住所を含む地区の
選挙人の指紋を登録している一部の選挙人マスタを全体
の選挙人マスタから抽出して記憶手段に記憶させる。そ
のため、各投票所で、例えば、全国規模の選挙の場合に
は、全ての選挙人についての選挙人マスタをあらかじめ
記憶手段に記憶させておく必要がなく、投票者の住所情
報で特定される住所に対応する一部の選挙人マスタのみ
を記憶させればよい。また、投票者は従来のように投票
所を限定されることなく、開設されている投票所のどこ
でも投票を行うことができる。そのため、各投票所で指
紋による照合を迅速に行うことができる。
【0034】さらに、本発明に係る選挙システムによれ
ば、投票者は住所情報として郵便番号を入力すればよい
ので、入力を簡略化できる。
【0035】またさらに、本発明に係る選挙システムに
よれば、電子的な投票を受付ける投票受付け手段を備え
るので、途中経過の公表が可能となる。さらに、開票を
電子的に行うことができるため、開票作業の負担を解消
することができる。
【0036】本発明に係る選挙システムによれば、セン
タと、該センタとネットワークで接続された複数の投票
所を備えている。この投票所を構成する投票所サーバ
は、指紋入力装置で入力された投票者の指紋と、選挙人
名簿に登録された選挙人の指紋をコンピュータ読取り可
能な形態で記憶手段に登録している選挙人マスタにおけ
る登録された指紋とを照合して本人確認を行っている。
そのため、投票者は投票にあたって入場券等の書類を持
参する必要がなく、負担が軽減される。また、各投票所
であらかじめ選挙人マスタを用意しておく場合には、投
票者は投票所を限定されることなく任意の投票所で投票
することができる。さらに、投票所の側では、入場券や
ICカード等とは異なり、選挙人本人以外が使用できな
い指紋によって本人確認を行っているので、投票受付け
における本人確認を厳密に行うことができ、二重投票や
替え玉投票等の不正投票を未然に防止することができる
と共に、業務の負担軽減をすることができる。
【0037】また、本発明に係る選挙システムによれ
ば、投票者による住所情報の入力によって、各投票所で
投票者の住所情報に対応する地区の選挙人の指紋を登録
している地区選挙人マスタを含む選挙人マスタを準備で
きる。そのため、投票者は従来のように投票所を限定さ
れることなく、開設されている投票所のどこでも投票を
行うことができる。また、各投票所で、例えば、全国規
模の選挙の場合には、全ての選挙人マスタをあらかじめ
記憶手段に記憶させておく必要がなく、投票者の郵便番
号で特定される住所に対応する選挙人マスタのみを受信
することができる。そのため、各投票所で指紋による照
合を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る選挙の投票シス
テムの概略を示すブロック図である。
【図2】 図1の受付・投票端末の詳細なブロック図で
ある。
【図3】 本発明の実施の形態1に係る選挙の投票シス
テムの投票所サーバで実行されるフローチャートであ
る。
【図4】 図3の手順104で表示する受付終了画面の
画面表示例である。
【図5】 図3の手順102における本人確認のフロー
チャートである。
【図6】 図5の手順112における指紋による本人確
認のフローチャートである。
【図7】 図6の手順121で指紋入力を要求する画面
表示例である。
【図8】 図3の手順103で投票者による投票受付の
フローチャートである。
【図9】 図8の手順131で投票資格なしと判断され
た場合に表示される画面表示例である。
【図10】 図8の手順132で投票済みと判断された
場合に表示される画面表示例である。
【図11】 図8の手順133で表示する投票用画面の
例である。
【図12】 図8の手順134及び手順135で投票を
受付けて、確認する場合の画面表示例である。
【図13】 図8の手順137で行う投票終了処理のフ
ローチャートである。
【図14】 図13の手順143で表示される正常終了
画面の例である。
【図15】 投票所サーバによる図13のフローチャー
トの処理に対応して、センタ・サーバで行う処理のフロ
ーチャートである。
【図16】 本発明の実施の形態2に係る選挙の投票シ
ステムにおいて、投票所サーバで選挙人マスタを用意す
るフローチャートである。
【図17】 図16の手順161で表示する郵便番号入
力要求の画面表示例である。
【図18】 図16の手順164で郵便番号に対応する
住所の確認で表示する画面表示例である。
【図19】 図16の手順165から手順161に戻っ
て郵便番号の再入力を要求する場合に表示する画面表示
例である。
【図20】 図16の手順166でセンタ・サーバから
選挙人マスタを受け取る場合のフローチャートである。
【図21】 投票所サーバによる図20のフローチャー
トの処理に対応して、センタ・サーバで行う処理のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 センタ、 12 センタ・サーバ、 14 CP
U(センタ)、 16センタ記憶手段、 18 集計出
力、 20 投票所A、 22 投票所Aサーバ、 2
4 CPU(投票所A)、 26 投票所A記憶手段、
28、28a、28b 受付・投票端末、 30 投
票所B、32 投票所Bサーバ、 34CPU(投票所
B)、 36 投票所B記憶手段、 38 受付・投票
端末、40 ネットワーク、 42 制御装置、 44
入力装置、 46 指紋入力装置、 48 表示装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選挙の投票を希望する投票者を受付け、
    該投票者の投票を受付ける選挙システムであって、 前記投票者が指紋を入力する指紋入力手段と、 選挙人名簿に登録されている複数の選挙人の指紋を登録
    した選挙人マスタをコンピュータ読取り可能な形態で記
    憶させている記憶手段と、 前記指紋入力手段で入力された前記投票者の指紋と、前
    記記憶手段に記憶している選挙人マスタに登録されてい
    る前記指紋とを照合する本人確認手段とを備えたことを
    特徴とする選挙システム。
  2. 【請求項2】 前記選挙システムは、 前記投票者が住所情報を入力する住所情報入力手段と、 前記住所情報入力手段で入力された前記住所情報に対応
    する少なくとも一部の前記選挙人マスタを前記記憶手段
    に記憶させる選挙人マスタ記憶手段とをさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の選挙システム。
  3. 【請求項3】 前記住所情報は、郵便番号であることを
    特徴とする請求項2に記載の選挙システム。
  4. 【請求項4】 前記投票者による電子的な投票を受付け
    る投票受付手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    1から3のいずれか一項に記載の選挙システム。
  5. 【請求項5】 選挙人名簿に登録されている選挙人の指
    紋をあらかじめコンピュータ読取り可能な形態で登録し
    た選挙人マスタを記憶しているセンタ記憶手段と接続さ
    れているセンタ・サーバと、 前記センタ・サーバとネットワークで接続され、少なく
    とも一部の前記選挙人マスタを記憶している投票所記憶
    手段と、指紋入力装置を含む受付・投票端末とに接続さ
    れている複数の投票所サーバとを備え、 前記投票所サーバは、前記指紋入力装置で入力された選
    挙の投票者の指紋と、 前記投票所記憶手段に記憶している前記選挙人マスタに
    登録されている指紋とを照合して、前記投票者の指紋と
    同一と判定される指紋が前記選挙人マスタに登録されて
    いるか否かによって、前記投票者を前記選挙人名簿に登
    録された選挙人本人と確認する本人確認を行うことを特
    徴とする選挙システム。
  6. 【請求項6】 前記投票者サーバは、前記投票者による
    住所情報の入力を受付けて、該住所情報に対応する地区
    の選挙人の指紋を登録している地区選挙人マスタを含む
    少なくとも一部の前記選挙人マスタを、前記センタの前
    記記憶手段から受け取り、前記投票所記憶手段に記憶さ
    せることを特徴とする請求項5に記載の選挙システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102622804A (zh) * 2012-03-23 2012-08-01 陕西科技大学 一种基于网络的投票方法及其系统
CN105205907A (zh) * 2015-10-09 2015-12-30 山东卡尔电气股份有限公司 实现身份认证的智能选举终端
CN113724435A (zh) * 2020-05-25 2021-11-30 上海迎课松数字科技有限公司 一种基于指纹识别的投票管理系统

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