JP3405597B2 - 電子投票システム - Google Patents

電子投票システム

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JP3405597B2
JP3405597B2 JP14915594A JP14915594A JP3405597B2 JP 3405597 B2 JP3405597 B2 JP 3405597B2 JP 14915594 A JP14915594 A JP 14915594A JP 14915594 A JP14915594 A JP 14915594A JP 3405597 B2 JP3405597 B2 JP 3405597B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、選挙における選挙人の
受付け、投票あるいは開票などの処理を、情報処理機器
を用いて電子化する電子投票システムに関し、特に本籍
投票所以外の投票所からでも投票できるシステム性に優
れた電子投票システムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、国会議員、都道府県の知事、同議
員、市町村、および同議員の選挙では、公職選挙法に基
づき、選挙人は地方自治体から郵送される投票時入場券
となるハガキを本籍投票所に持参する。そして、投票所
の受付において、住所氏名をもとに選挙人名簿台帳から
その選挙人が選挙権を持っているか、未投票の選挙があ
るかの確認を行っている。そして、受付けで問題が無い
ものと判断した選挙人に対して投票用紙を配布する。こ
れを受け取った選挙人は、投票場所で例えば立候補者の
氏名を投票用紙に筆記して、投票箱に投票用紙を投函し
ている。その後、投票箱は体育館等の施設に集められ、
人海戦術により開票作業が行われ、投票結果が集計され
ている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
選挙における投票では、受付、投票、集計という一連の
作業においてOA化がほとんど進んでおらず、効率的な
運営が望まれていた。さらに、従来の選挙では、受付時
の選挙人名簿の台帳確認は、本籍投票所以外の投票所で
は行うことができず、選挙等実に投票を行うことのでき
ない選挙人は、わざわざ不在社投票を行わなくてはなら
ず、投票率低下の一要因ともなっていた。 【0004】本発明は、上記のような点に鑑みてなされ
たもので、選挙における受付、投票、集計の一連の作業
においてOA化を促進するものであり、しかも本籍投票
所以外の投票所からでも投票が可能な操作性及び信頼性
の高い電子投票システムを提供することを目的とし、さ
らに、従来から使用されてきた投票用紙または選挙人が
選挙を行う権利を有することを証明する意味のトークン
と呼ばれる記憶媒体を必要としない経済性に優れた電子
投票システムを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、選挙人を特定
するための選挙人情報を入力する選挙人情報入力手段
と、選挙人の投票履歴を含む選挙人情報を確認した選挙
人名簿格納手段と、前記選挙人情報入力手段から入力さ
れた選挙人情報が本籍投票所を示すか否かを判定する判
定手段と、前記選挙人情報入力手段から入力された選挙
人情報と前記選挙人名簿格納手段に格納された選挙人情
報とを比較し、選挙人名簿のチェックを行う手段と、選
挙人個人を特定するための個人情報を入力するための個
人情報入力手段を備えた受付端末装置と、少なくとも、
選挙人個人を特定するための個人情報を入力するための
個人情報入力手段を備えた投票端末装置とを具備し、前
記判定手段において、取得した選挙人情報が本籍投票所
を示すものでない場合には、本籍投票所へ選挙人名簿の
チェックを依頼し、本籍投票所である場合には、自装置
内の選挙人名簿のチェックを行い、前記受付端末装置の
個人情報入力手段から入力された個人情報と一致する個
人情報の入力があった投票端末装置に対して前記投票処
理情報格納手段に格納された投票処理情報を送信するよ
うにしたことを特徴とする。 【0006】 【作用】このような構成によれば、選挙人から取得した
選挙人情報から本籍投票所を判断するので、本籍投票所
ではない他の投票所からでも投票を行うことが可能とな
り、さらに、選挙人個人を特定するための個人情報をも
とに投票を行うための投票処理情報を投票端末装置に送
信するようにしたので、選挙を行う権利を有することを
証明する意味のトークンと呼ばれる記憶媒体を必要とせ
ず、なおかつ他人が替わりに投票を行うことを防止す
る。 【0007】 【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。図1は本発明の電子投票システムにおけるシステ
ム全体の構成の一例を示すブロック図である。 【0008】中央ホストコンピュータ1と各地の投票所
はネットワーク2で接続されている。また、各地の投票
所はそれぞれ、受付け処理を行うための受付端末装置1
0a,10b、後述する投票端末装置の管理を行うため
の投票サーバ装置20a,20b、そして投票処理を行
うための投票端末装置30a,40a,50a,30
b,40b,50bの各装置を備えている。 【0009】次に図2を用いて投票所内のシステム構成
を説明する。図2に示すように投票所Aは、前述したよ
うに受付端末装置10a、投票サーバ装置20a、及び
複数の投票端末装置30a,40a,50aから構成さ
れている。 【0010】受付端末装置10aは、以下に説明する各
構成から成る。受付端末装置10a全体の制御管理を行
う受付情報管理部11a。選挙人を特定するための選挙
人情報を入力するための選挙人情報入力部12a。ある
まとまった選挙人が居住する区域を本籍投票所として、
本籍投票所を区別するための本籍投票所識別情報、及び
選挙人の投票履歴などを格納する選挙人名簿格納部13
a。選挙人個人を特定するための個人情報を入力するた
めの個人情報入力部14a。個人情報と選挙人情報をリ
ンクして格納するリンク情報格納部15a。選挙人に対
して受付処理を促すためのガイダンスなどを表示するた
めの表示部16a。通信ネットワークを介して他の装置
と通信を行いデータのやりとりを制御するための通信制
御部17a。 【0011】ここで、選挙人情報は例えば、選挙人の氏
名、生年月日、住所、本籍投票所識別情報などを言う。
また、選挙人情報は、選挙前に予め配布される投票所入
場はがきに印刷された識別情報を利用しても良いし、選
挙人の居住する地域で配布される住民IDカードに記録
された識別情報を利用しても良い。また、個人情報は例
えば、指紋、手形、肉声などの個人を特定できるもので
あれば良い。さらに、個人情報として、受付端末装置で
重複しない任意のコードデータを発行して、これを個人
情報として用いれば、簡易な装置で個人情報を提供でき
る。 【0012】投票サーバ装置20aは、以下に説明する
構成から成る。後述する投票端末装置の制御管理等の処
理を行うための投票端末装置管理部21a。投票所Aを
本籍投票所とする投票ソフトウェアのマスタを格納する
投票ソフトマスタ格納部22a。受付端末装置から受信
した選挙人リストを格納する選挙人リスト格納部23
a。通信ネットワークを介して他の装置と通信を行いデ
ータのやりとりを制御するための通信制御部24a。 【0013】投票端末装置30aは、以下に説明する構
成から成る。投票処理全体を管理する投票処理管理部3
1a。選挙人個人を特定するための個人情報を入力する
個人情報入力部32a。選挙人が投票処理を行うための
投票情報入力部33a。投票結果や、投票所A以外の投
票ソフトに基づいて投票処理を行う際に必要な情報を退
避格納させるための外部記憶装置34a。選挙人に対し
て投票処理を促すためのガイダンスなどを表示するため
の表示部15a。なお、投票端末装置40a,50aも
投票端末装置30aと同様な構成である。 【0014】中央ホストコンピュータ1において、本実
施例と関係する構成は、次の通りである。他の装置より
問い合わせのあった場合に、本籍投票所が何処に存在す
るかを判別するための本籍投票所判別部3。本籍投票所
を識別するための識別情報を格納する投票所助情報格納
部4。他の装置と通信を行いデータのやりとりを制御す
るための通信制御部4。 【0015】続いて、図を用いて、本発明の実施例の動
作を説明する。動作を説明する際には、選挙人が訪問し
た投票所が本籍投票所である場合と、そうでない場合に
ついて、それぞれ説明する。 【0016】また、本実施例においては、各投票所でシ
ステムが起動されると、投票サーバ20aの投票ソフト
マスタ格納部22aに格納された投票ソフトが、各投票
端末装置30a,40a,50aにそれぞれ送信され
る。各投票端末装置は、初期化の処理を行った後、投票
ソフトの受信待ち状態になる。そして、受信した投票ソ
フトに基づいて、投票処理状態になる。 【0017】また、投票所A以外の投票ソフトに基づい
て投票処理を行う際には、一旦該当する投票端末装置を
初期化して、ダウンロードされた投票ソフトによって装
置を再起動させても良い。さらに、基本的な投票処理の
流れは共通化させおき、選挙人に提示するガイダンス情
報などの一部分のデータを、他の投票所へ転送する投票
ソフトとして登録しておき、この投票ソフトを受信した
投票端末では、既に起動していた投票ソフトの非共通化
部分のデータを外部記憶装置34aに一旦退避させて、
投票処理が終了後に退避させていたデータを呼び出し
て、通常の投票処理を行わせるようにしても良い。 【0018】ここでは、選挙人Aが訪問した投票所Aが
本籍投票所である場合を仮定して、受付処理について図
3のフローチャートを参照しながら説明する。選挙人A
は、投票所Aを訪問すると、まず受付処理を行うため
に、受付端末装置10aの設置された場所へ案内され
る。そこで選挙人Aは、受付端末装置10aの表示部1
5aに表示されたガイダンスに従って、持参した住民I
Dカードを選挙人情報入力部12aへ挿入する。選挙人
情報入力部12aは、挿入された住民IDカードに記録
されている選挙人情報(氏名、生年月日、住所、本籍投
票所識別情報)を読み取る。一方、受付情報管理部13
aは、選挙人情報入力部12aから選挙人情報を取得し
たか否かの判断を行う(ステップ10)。この場合、選
挙人情報入力部12aから選挙人情報を取得したので、
続いて選挙人が訪れた投票所が本籍投票所であるか否か
を判断するために、入力された選挙人情報に含まれる本
籍投票所識別情報と、選挙人名簿格納部13aに格納さ
れた本籍投票所識別情報とが一致するか否かの判断が行
われる(ステップ11)。この場合、選挙人Aから得た
本籍投票所識別情報と選挙人名簿格納部13aに格納さ
れた本籍投票所識別情報は、いずれも投票所Aを示すデ
ータであり、両識別情報は一致するものと判断する。こ
こで、両識別情報が一致しないと判断された場合には、
選挙人が訪問した投票所が本籍投票所でないために、本
籍投票所にて受付処理を行う必要があり、この内容は後
述することにする。 【0019】受付情報管理部11aは、選挙人名簿格納
部13aに格納された選挙人名簿を確認して、選挙人A
が選挙権を持っているか否かの判断及び投票履歴情報を
参照してまだ投票していない選挙があるか否かの判断を
行う(ステップ12,13)。ここで、選挙人名簿は図
9に示すような構造であり、本籍投票所を識別するため
の本籍投票所識別情報60、選挙人を識別するための選
挙人情報61及び選挙人の投票履歴を管理するための投
票履歴情報62から成る。投票履歴情報62は、例えば
同日に複数の選挙がある場合にも対応できるように構成
されている。投票履歴情報62において、「1」は投票
済又は投票を行う必要の無いことを示し、また「0」は
投票を行っていないこと又は投票を棄権したことを示
す。選挙人Aの場合は、選挙人名簿に登録されおり、な
おかつ投票履歴情報62はまだ投票していない選挙があ
るので、投票可能であると判断される。選挙人名簿に訪
問者が登録されていない場合や、投票可能な選挙が無い
場合には、表示部16aにその旨のエラー情報を表示す
る。 【0020】選挙人名簿のチェックの結果、投票可能と
判定された場合には、続いて選挙人が訪れた投票所が本
籍投票所であるか否かを判断するために、入力された選
挙人情報に含まれる本籍投票所識別情報と、選挙人名簿
格納部13aに格納された本籍投票所識別情報62とが
一致するか否かの判断が行われる(ステップ14)。こ
の場合、選挙人Aから得た本籍投票所識別情報と選挙人
名簿格納部13aに格納された本籍投票所識別情報62
は、いずれも投票所Aを示すデータであり、両識別情報
は一致するものと判断する。ここで、両識別情報が一致
しないと判断された場合には、選挙人が訪問した投票所
が本籍投票所でないために、本籍投票所から投票ソフト
のダウンロードを行う必要があり、この内容は後述する
ことにする。 【0021】続いて、選挙人Aは、受付端末装置10a
の表示部15aに表示されたガイダンスに従って、個人
情報の入力にとりかかる。個人情報入力14aにて例え
ば個人情報としての指紋を採取する(ステップ15)。
採取され指紋データは、解析され、特徴データが抽出さ
れる(ステップ16)。投票後、どの選挙について投票
を済ませたかの投票履歴を管理するために、特徴抽出し
た個人情報と選挙人情報とをリンクさせるとともに、リ
ンク情報をリンク情報格納部15aに格納する(ステッ
プ17)。さらに投票端末装置において選挙人がまだ投
票していない選挙について、投票を行わせるための選挙
人リストを作成し、投票サーバ装置20aへ送信する
(ステップ18)。ここで、選挙人リストは、図11に
示した構造となり、特徴抽出した個人情報70、投票履
歴情報71及び投票ソフト72から成る。この場合に
は、選挙人Aが訪れた投票所が本籍投票所であるので、
投票ソフトは添付せずに投票サーバ装置に選挙人リスト
が送信される。選挙人リストの構造を見ても分かるよう
に、選挙人リストが投票サーバへ送信される段階で、選
挙人情報と投票結果は直接関係付けられることなく、選
挙人がどの候補者に投票したのかが判断できないことに
なり、投票内容の秘密が保持される。 【0022】一方、投票ソフトの送信要求を受けた投票
サーバ装置20aは、図5のフローチャートに示すよう
な処理を行う。投票サーバ装置20aの投票端末装置管
理部21aは、受信した内容が受付端末装置10aから
の選挙人情報であると判断すると(ステップ52)、受
信した選挙人リストを選挙人リスト格納部23aに格納
する(ステップ53)。 【0023】次に、選挙人Yが訪問した投票所Aが本籍
投票所ではなく、投票所Bが本籍投票所である場合を仮
定して、受付処理について図3,4,5のフローチャー
トを参照しながら説明する。 【0024】選挙人Yが投票所Aを訪問し、上記で説明
したものと同様に受付端末装置10aに来ると、選挙人
Yは、表示部16aに表示されたガイダンスに従って、
持参した住民IDカードを選挙人情報入力部12aに挿
入する。選挙人情報入力部12aで、選挙人情報の入力
があると受付情報管理部11aが判断する(ステップ1
0)、続いて入力された選挙人情報の本籍投票所識別情
報と選挙人名簿格納部13aに記憶された本籍投票所識
別情報を比較する(ステップ11)。この場合、選挙人
Yの住民IDカードから読み取った本籍投票上識別情報
は、本籍投票所が投票所Bであることを示しており、ま
た選挙人名簿格納部13aに記憶された本籍投票所識別
情報は投票所Aを示しており、両識別情報の一致は取れ
ず、投票所Bの受付端末装置10bへ選挙人名簿のチェ
ックを行うよう通信制御部17aを介して中央ホストコ
ンピュータ1へ要求すると共に選挙人情報を送信する
(ステップ19)。 【0025】この選挙人名簿のチェック要求を受けて、
中央ホストコンピュータは、図5のフローチャートに示
す判断に基づき該当する本籍投票所の受付端末装置へ選
挙人名簿のチェック依頼を出す。中央ホストコンピュー
タ1の本籍投票所判別部3は、通信制御部4を介して受
信した要求が選挙人名簿のチェック要求であるかを判別
して(ステップ40)、チェック処理要求である場合に
は、さらに投票所Aから送信された選挙人情報を受信す
る(ステップ41)。本籍投票所判別部3は、受信した
選挙人情報の本籍投票所識別情報に基づき、投票所情報
格納部に格納された本籍投票所情報を検索し、該当する
本籍投票所を判別する(ステップ42)。このようにし
て選挙人Yの本籍投票所は投票所Bであることが確認さ
れると、つづいて本籍投票所判別部3は、投票所Bの受
付端末装置10bに、該選挙人情報に基づいて選挙人名
簿のチェック処理を行うよう要求を出すと共に選挙人情
報を出力する(ステップ43)。 【0026】投票所Bの受付処理手順も、前述した投票
所Aにおける処理と同じであるため、図3を兼用して受
付処理の説明を行う。中央ホストコンピュータ1から選
挙人名簿チェック処理の要求を受けた投票所Bの受付端
末装置10bの受付情報管理部11bが、チェック処理
要求を受けたことを判別すると(ステップ23)、続い
て受信した選挙人情報に基づいて、選挙人名簿のチェッ
ク処理を行う(ステップ24)。ここで、投票所Bの選
挙人名簿格納部13bに格納された選挙人名簿には、図
10に示すように選挙人Yが登録されており、かつ未投
票の選挙が存在することの確認を行う。続いて、受付情
報管理部11bは投票履歴情報82を含むチェック処理
の結果を通信制御部17bを介して中央ホストコンピュ
ータへ送信する(ステップ25)。 【0027】投票所Bでのチェック処理が終わると、処
理は再び中央ホストコンピュータに移り、本籍投票所判
別部3は、通信制御部4を介して前記チェック処理の結
果を受信し(ステップ44)、このチェック結果を通信
制御部4を介してさらに投票所Aの受付端末装置10a
に送信する(ステップ45)。 【0028】投票所Aの受付情報管理部11aでは通信
制御部17aを介して受信した選挙人名簿のチェック処
理の結果に基づいて、選挙人Yが投票を行えるか否かを
判定する(ステップ13)。ここで、選挙人Yのチェッ
ク結果は、投票可能であり処理は次のステップへ進む。
続いて選挙人情報の本籍投票所識別情報と選挙人名簿格
納部13aに記憶された本籍投票所識別情報を再び比較
する(ステップ14)。この場合、選挙人Yの住民ID
カードから読み取った本籍投票上識別情報は、本籍投票
所が投票所Bであることを示しており、また選挙人名簿
格納部13aに記憶された本籍投票所識別情報は投票所
Aを示しており、両識別情報の一致は取れず、投票所B
の投票サーバ装置20bへ投票ソフトをダウンロードす
るよう通信制御部17aを介して中央ホストコンピュー
タ1へ要求すると共に選挙人情報を送信する(ステップ
21)。 【0029】この投票ソフトのダウンロード要求を受け
て、中央ホストコンピュータ1は、図5のフローチャー
トに示す判断にも基づき該当する本籍投票所の投票サー
バ装置へ投票ソフトのダウンロード配送の依頼を出す。
中央ホストコンピュータ1の本籍投票所判別部3は、通
信制御部4を介して受信した要求が選挙人名簿のチェッ
ク要求であるかを判別し(ステップ40)、この場合選
挙人名簿のチェックではないので、続いて投票ソフトの
配送要求であるかを判別する(ステップ46)。さらに
投票所Aから送信された選挙人情報を受信する(ステッ
プ47)。本籍投票所判別部3は、受信した選挙人情報
の本籍投票所識別情報に基づき、投票所情報格納部に格
納された本籍投票所情報を検索し、該当する本籍投票所
を判別する(ステップ48)。このようにして選挙人Y
の本籍投票所は投票所Bであることが確認されると、つ
づいて本籍投票所判別部3は、投票所Bの投票サーバ2
0bに、該選挙人情報に基づいて投票ソフトをダウンロ
ードするよう要求を出すと共に選挙人情報を出力する
(ステップ49)。 【0030】中央ホストコンピュータ1から投票ソフト
のダウンロード要求を受けた投票サーバ装置20bは、
図7に示すフローチャートに基づき処理を行う。投票所
Bの投票サーバ20の投票端末管理部21bは、中央ホ
ストコンピュータ1から投票ソフトのダウンロード要求
があったかを判断し(ステップ60)、ダウンロード要
求があった場合には、投票ソフトマスタ格納部22bに
格納された投票ソフトを通信制御部24bを介して中央
ホストコンピュータ1に送信する(ステップ61)。 【0031】投票所Bの投票サーバ装置20bから投票
ソフトの送信が終わると、処理は再び中央ホストコンピ
ュータ1に移り、本籍投票所判別部3は、通信制御部4
を介して前記投票ソフトを受信し(ステップ50)、こ
の投票ソフトを通信制御部4を介してさらに投票所Aに
送信する(ステップ51)。 【0032】続く図3のステップ15乃至ステップ18
の処理及び図7のステップ62,63の処理は、上述し
た処理と同様であるので、説明は省略する。この様にし
て、訪問した投票所が本籍投票でない場合でも、確実に
受付処理を行うことが可能である。ちなみに、ステップ
18で投票サーバ装置20aへ送信される選挙人Yの選
挙人リストは、図12に示す構造となる。 【0033】この様にして選挙人に対する受付処理が終
了すると、続いて選挙人は投票端末装置が設置された場
所へ案内され、投票を行うことになる。以下に投票端末
装置を用いての投票について、図8のフローチャートを
用いて説明する。 【0034】選挙人は、投票所に設置された複数の投票
端末装置の中から1台を選び、投票を行うことになる。
例えば投票所Aの投票端末装置30aを選んだ場合に、
まず選挙人は、投票端末装置30aの表示部35aに表
示されたガイダンスに従って、個人情報入力部32aに
よる指紋の採取を行うことになる。投票処理管理部31
aは、個人情報入力部32aから個人情報が入力された
場合には(ステップ71)、取得した指紋から特徴抽出
を行う(ステップ72)。続いて、この特徴抽出した個
人情報を投票サーバへ送信し(ステップ73)、投票端
末を操作している選挙人が受付を済ませた人であるかを
問い合わせるとともに、受付を済ませている場合には、
選挙人リストを投票サーバ装置20aから受け取ること
になる。 【0035】一方、投票サーバ装置では、図7に示す制
御に従って処理を行う。投票端末装置30aから個人情
報が送信されているかを判断して(ステップ60,6
2,64)、個人情報を受信し(ステップ65)、この
個人情報と一致する個人情報が選挙人リスト格納部23
aに格納されているかを判断する(ステップ66)。こ
こで、該当する選挙人リストが選挙人リスト格納部23
に格納されていれば、該当した選挙人情報を投票端末装
置30aに送信する(ステップ67)。また、該当する
選挙人リストが存在しない場合には、該当する選挙人リ
ストが無い旨を投票端末装置30aへ送信する。 【0036】再び処理は、投票端末装置30aに戻り、
投票サーバ装置20aから選挙人リスト又はエラーデー
タを受信する(ステップ74)。エラーデータを受信し
た場合には、選挙人に対して、投票できない旨のメッセ
ージを表示部35aに表示し、また選挙人リストを受け
取った場合には(ステップ75)、続いて受信した選挙
人リストの内容に基づいて、投票処理を行う(ステップ
76)。訪問投票所が本籍投票所である場合には、選挙
人リストの投票履歴情報に従い、まだ投票を行っていな
い選挙について投票を行える状態にする。また、訪問投
票所が本籍投票所ではない場合には、選挙人リストに添
付された投票ソフト及び投票履歴情報に従い、本来本籍
投票所で行う選挙について投票を行える状態にする。こ
こで行われた選挙結果は投票サーバ装置を介してホスト
コンピュータへ送信されて集計される(ステップ7
7)。続いて、選挙人が投票した選挙がどれであるかを
判別して、投票済みの情報を選挙履歴情報に書き換える
(ステップ78)。この書き換えた選挙履歴情報を含む
選挙人リストを、投票サーバ装置20aへ送信する(ス
テップ79)。選挙人リストに投票ソフトが添付されて
いる場合には、この部分を削除してから選挙人リストを
送信しても良い。 【0037】投票サーバ装置20aの投票端末装置管理
部21aは、投票端末装置30aから選挙人リストが送
信されたかを判断して(図7のステップ60,62,6
4,69)、選挙人リストを受信した場合には、選挙人
リスト格納部23aに格納した選挙人リストを削除する
と共に、受信した選挙人リストを受付端末装置10aへ
送信する(ステップ70)。 【0038】受付端末装置10aの受付情報管理部11
aは、投票サーバ装置20aから選挙人リストが送信さ
れたかを判断して(図3,4のステップ10,23,2
6)、選挙人リストを受信した場合には、選挙人リスト
中の個人情報と一致するリンク情報をリンク情報格納部
15aから検索する(ステップ27)。続いて、検索し
た個人情報とリンクした選挙人情報中の本籍投票所識別
情報が選挙人名簿格納部13aに格納された識別情報と
一致するか判断し(ステップ28)、一致した場合に
は、選挙人名簿は投票所Aにあるので、選挙人情報と一
致する選挙人を選挙人名簿格納部13aから検索し(ス
テップ30)、検索した選挙人の投票履歴を書換える
(ステップ30)。一方、本籍投票所識別情報の一致が
とれなかった場合には、選挙人名簿は他の投票所にある
ので、該当する投票所へ中央ホストコンピュータ1を介
してう表裏歴の書き換えを要求すると共に中央ホストコ
ンピュータに選挙人リスト及び選挙人情報を送信する
(ステップ31)。 【0039】中央ホストコンピュータ1の本籍投票所判
別部3は、受付端末装置から選挙人リスト及び選挙人情
報を受信した場合(図5,6のステップ40,46,5
2,53)に、受信した選挙人情報の本籍投票所識別情
報と投票所情報格納部に格納された識別情報から、本籍
投票所を判別する(ステップ54)。この判別結果に基
づく、本籍投票所の受付端末装置へ選挙人リスト及び選
挙人情報を送信する(ステップ55)。 【0040】中央ホストコンピュータ1から選挙人リス
ト及び選挙人情報を受け取った本籍投票所の受付端末装
置は、これら情報を受信すると(図3,4のステップ1
0,23,26,32)、この選挙人情報と一致する選
挙人を選挙人名簿から検索し(ステップ33)、検索で
きた選挙人に対する選挙人名簿の投票履歴情報を受信し
た選挙人リスト中の投票履歴の内容に書換える(ステッ
プ34)。 【0041】 【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、選
挙人が訪問した投票所が本籍投票所でない場合にも、受
付が行えると共に、受付確認後には、選挙人個人を特定
する個人情報の入力された投票端末装置に投票処理を行
うための投票処理情報(投票ソフト)送信することで、
不正投票を確実に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に関わる電子投票システムの
概略構成を示すブロック図。 【図2】本実施例における、受付端末装置、投票端末装
置、投票サーバ装置及び中央ホストコンピュータそれぞ
れの詳細な構成を示したブロック図。 【図3】本実施例における受付端末装置の処理の流れを
示すフローチャート。 【図4】本実施例における受付端末装置の処理の流れを
示すフローチャート。 【図5】本実施例における中央ホストコンピュータの処
理の流れを示すフローチャート。 【図6】本実施例における中央ホストコンピュータの処
理の流れを示すフローチャート。 【図7】本実施例における投票サーバの処理の流れを示
すフローチャート。 【図8】本実施例における投票端末装置の処理の流れを
示すフローチャート。 【図9】投票所Aにおける選挙人名簿格納手段に格納さ
れた選挙人名簿の構造を説明するための図。 【図10】投票所Bにおける選挙人名簿格納手段に格納
された選挙人名簿の構造を説明するための図。 【図11】選挙人Aの選挙人リストの構造を説明するた
めの図。 【図12】選挙人Yの選挙人リストの構造を説明するた
めの図。 【符号の説明】 1…中央ホストコンピュータ、2…通信ネットワーク、
10…受付端末装置、20…投票サーバ装置、30,4
0,50…投票端末装置、11…受付情報管理部、12
…選挙人情報入力部、13…選挙人名簿格納部、14…
個人情報入力部、15…リンク情報格納部、16…表示
部、17…通信制御部、21…投票端末装置管理部、2
2…投票ソフトマスタ格納部、23…選挙人リスト格納
部、31…投票処理管理部、32…個人情報入力部、3
3…投票情報入力部、34…外部記憶装置、35…表示
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 勝敏 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (72)発明者 上田 国生 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (56)参考文献 特開 平6−35934(JP,A) 特開 平6−180709(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 19/00 G07C 13/00 G07G 1/14 G06F 17/60

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 受付端末装置と、投票端末装置とを備え
    て、選挙人が受付から投票までの一連の選挙手続きを行
    う電子投票システムであって、 前記受付端末装置に、 選挙人を特定するための選挙人の本籍投票所を含む選挙
    人情報を入力する選挙人情報入力手段と、 選挙人の投票履歴を含む選挙人情報を格納した選挙人名
    簿格納手段と、 前記選挙人情報入力手段から入力された選挙人情報が本
    籍投票所を示すか否かを判定する判定手段と、 前記選挙人情報入力手段から入力された選挙人情報をも
    とに前記選挙人名簿格納手段から該当する選挙人情報を
    検索し、当該選挙人の投票履歴から投票が可能であるか
    否かをチェックする選挙人名簿チェック手段と、 選挙人個人を特定するための個人情報を入力する個人情
    報入力手段とを備え、 前記投票端末装置に、 選挙人個人を特定するための個人情報を入力する個人情
    報入力手段を備えて、 前記判定手段において選挙人情報が本籍投票所を示すも
    のでない場合には、本籍投票所へ選挙人名簿のチェック
    を依頼し、本籍投票所である場合には、自装置内の前記
    選挙人名簿チェック手段により選挙人名簿のチェックを
    行い、 前記受付端末装置の個人情報入力手段から入力された個
    人情報と一致する個人情報の入力があった投票端末装置
    に対して 投票処理情報を送信するようにしたことを特徴
    とする電子投票システム。
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