JP2002244992A - オンデマンド・インタフェース装置、その方法、そのコンピュータ・プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

オンデマンド・インタフェース装置、その方法、そのコンピュータ・プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2002244992A
JP2002244992A JP2001041356A JP2001041356A JP2002244992A JP 2002244992 A JP2002244992 A JP 2002244992A JP 2001041356 A JP2001041356 A JP 2001041356A JP 2001041356 A JP2001041356 A JP 2001041356A JP 2002244992 A JP2002244992 A JP 2002244992A
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external device
function
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function description
demand interface
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Harumitsu Miyagawa
晴光 宮川
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が外部機器の状態を把握していなくて
も、簡単な操作で使用者が所望する機能を実現すること
が可能なオンデマンド・インタフェース装置を提供する
こと。 【解決手段】 制御部13は、機器接続状態取得部17
によって取得された機器接続状態を参照して動作可能な
外部機器を選択し、選択された外部機器が有する機能に
対応する機能説明データベースを抽出する。そして、制
御部13は、入力部11を介して入力された要求文に基
づいて、抽出した機能説明データベースを検索し、検索
された機能説明データベースに基づいて外部機器を制御
する。したがって、使用者が外部機器の状態を把握して
いなくても、簡単な操作で所望の機能を実現することが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA(Office Aut
omation)機器、オーディオビジュアル機器、家電機器
等を、有線または無線等でパーソナル・コンピュータ
(以下、パソコンと呼ぶ。)等の情報処理装置に接続
し、集中的に遠隔制御する技術に関し、特に、遠隔制御
する装置が多くの機能を有する場合であっても、的確に
処理を行なわせることが可能なオンデマンド・インタフ
ェース装置、その方法、そのコンピュータ・プログラム
およびそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン等の情報処理装置、ビデ
オデッキ等のオーディオビジュアル機器、家電機器など
が広く普及している。これらの機器を有線や無線等によ
ってパソコンに接続し、パソコンが集中的に遠隔操作す
るような使用形態が普及しつつある。これに関連する技
術として、特開平8−305531号公報に開示された
発明および特開平10−55372号公報に開示された
発明がある。
【0003】特開平8−305531号公報に開示され
た家電パソコン用エージェントインタフェース方式は、
ユーザインタフェースとしてエージェントを表示し、こ
のエージェントに合成音声でメッセージを通知させる。
ユーザがエージェントに音声で応答すると、家電機器制
御AP(アプリケーション・プログラム)が制御されて
家電機器の制御が行なわれる。
【0004】また、特開平10−55372号公報に開
示されたオンデマンド・インタフェース装置は、使用者
が入力した要求文の意味に合致する機能を検索し、検索
された機能を実行するものである。図9は、この特開平
10−55372号公報に開示されたオンデマンド・イ
ンタフェース装置の概略構成を示すブロック図である。
このオンデマンド・インタフェース装置は、要求文を入
力するキーボード等によって構成される入力部101
と、ディスプレイ装置等によって構成される出力部10
2と、装置全体の制御を行なう制御部103と、機能説
明データベース104とを含む。
【0005】また、制御部103は、所望の機能を選択
し、選択された機能の機能説明およびアクションスクリ
プトを検索する検索部105と、検索部105によって
検索されたアクションスクリプトを順次実行するスクリ
プト実行部106とを含む。出力部102は、スクリプ
ト実行部106がアクションスクリプトを実行する際
に、アクションスクリプトの各スクリプトが実行毎にど
のような操作を行なったかを表示する。
【0006】図10は、機能説明データベース104の
内容の一例を示す図である。なお、オンデマンド・イン
タフェース装置の一例として、電卓の機能を実現する装
置について説明する。機能説明データベース104に
は、“電卓を使う”、“関数電卓を使う”および“16
進演算をする”等の機能名と、その機能の説明と、その
機能を実現する操作手順の説明と、操作手順を自動実行
可能な形式で書き下したアクションスクリプトとが格納
されている。
【0007】図11は、図9に示すオンデマンド・イン
タフェース装置の処理手順を説明するためのフローチャ
ートである。電卓の操作を行ないたい使用者がヘルプキ
ーを押下すると(S101)、電卓の機能などがその機
能の説明文とともに表示される。使用者は、その表示さ
れた機能の中に所望の機能があれば、その機能を実行す
るための要求文を入力する(S102)。要求文の入力
がなければ(S103,No)、そのまま処理を終了す
る。
【0008】要求文の入力があれば(S103,Ye
s)、検索部105が機能説明データベース104を検
索することにより、選択された機能の機能名、機能説
明、アクションスクリプト等を検索し(S104)、出
力部102に検索された機能説明を表示する(S10
5)。所望の機能がなければ(S106,No)、その
まま処理を終了する。また、所望の機能があれば(S1
06,Yes)、スクリプト実行部106がアクション
スクリプトを順次実行してその機能を実現する(S10
7)。
【0009】図12は、アクションスクリプトのコマン
ド名およびコマンド内容の一例を示す図である。図12
に示すように、OpenMenu(item)はite
mのメニューを開くコマンドである。また、Choos
eMenu(string)はメニュー中の項目str
ing(文字列)を選択するコマンドである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平8−3
05531号公報に開示された家電パソコン用エージェ
ントインタフェース方式によれば、エージェントを介し
て家電機器を制御することが可能となる。しかし、ユー
ザは所望の機能に適した機器を選択し、その機器に的確
な操作命令を行なわなければ所望の目的を達成すること
ができないという問題点があった。たとえば、音楽をコ
ピーする場合のように複数の家電機器を連動させて動作
させる必要がある場合や、1つの家電機器が複数のメデ
ィアを扱うことができるものである場合がこれに相当す
る。
【0011】また、上述した特開平10−55372号
公報に開示されたオンデマンド・インタフェース装置を
用いた場合であっても、上記問題点を解決することはで
きない。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、第1の目的は、使用者が外部機器の
状態を把握していなくても、簡単な操作で所望の機能を
実現することが可能なオンデマンド・インタフェース装
置を提供することである。
【0013】第2の目的は、使用者が簡単な操作で複数
の外部機器を連動させて動作させることが可能なオンデ
マンド・インタフェース装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のある局面に従え
ば、オンデマンド・インタフェース装置は、外部機器を
制御する記述を含んだ機能説明データベースと、要求文
を入力するための入力手段と、外部機器の機器接続状態
を取得するための取得手段と、取得手段によって取得さ
れた機器接続状態を参照して動作可能な外部機器を選択
し、選択された外部機器が有する機能に対応する機能説
明データベースを抽出するための抽出手段と、入力手段
を介して入力された要求文に基づいて、抽出手段によっ
て抽出された機能説明データベースを検索し、検索され
た機能説明データベースに基づいて外部機器を制御する
ための制御手段とを含む。
【0015】制御手段は、機器接続状態を参照して選択
された動作可能な外部機器が有する機能に対応する機能
説明データベースに基づいて外部機器を制御するので、
使用者が外部機器の状態を把握していなくても、簡単な
操作で所望の機能を実現することが可能となる。
【0016】好ましくは、機器接続状態は、外部機器か
ら機器が動作中であるかを示す情報、機器の使用可能な
ユーザであるかを示す情報および機器にメディアがセッ
トされているかを示す情報を含む。
【0017】したがって、制御手段は動作可能な外部機
器を的確に把握することができ、外部機器の制御を効率
よく行なうことが可能となる。
【0018】好ましくは、機能説明データベースは、外
部機器の制御手順を記述したアクションスクリプトを含
み、制御手段は、アクションスクリプトを実行すること
によって外部機器を制御する。
【0019】したがって、オンデマンド・インタフェー
ス装置の開発者は、外部機器を制御するための記述を簡
単に作成することが可能となる。
【0020】さらに好ましくは、機能説明データベース
のうち少なくとも1つの機能は、複数の外部機器の一連
の制御手順を記述したアクションスクリプトを含む。
【0021】したがって、使用者が簡単な操作で複数の
外部機器を連動させて動作させることが可能となる。
【0022】好ましくは、オンデマンド・インタフェー
ス装置はさらに、外部機器を遠隔制御するための遠隔制
御手段を含む。
【0023】したがって、外部機器が有するリモコン等
の機能を利用して、外部機器を制御することが可能とな
る。
【0024】本発明の別の局面に従えば、オンデマンド
・インタフェース方法は、要求文を入力するステップ
と、外部機器の機器接続状態を取得するステップと、取
得された機器接続状態を参照して動作可能な外部機器を
選択し、選択された外部機器が有する機能に対応する機
能説明データベースを抽出するステップと、入力された
要求文に基づいて、抽出された機能説明データベースを
検索し、検索された機能説明データベースに基づいて外
部機器を制御するステップとを含む。
【0025】機器接続状態を参照して選択された動作可
能な外部機器が有する機能に対応する機能説明データベ
ースに基づいて外部機器を制御するので、使用者が外部
機器の状態を把握していなくても、簡単な操作で所望の
機能を実現することが可能となる。
【0026】本発明のさらに別の局面に従えば、機能説
明データベースに基づいて外部機器を制御するオンデマ
ンド・インタフェース方法をコンピュータに実行させる
ためのコンピュータ・プログラムであって、オンデマン
ド・インタフェース方法は、要求文を入力するステップ
と、外部機器の機器接続状態を取得するステップと、取
得された機器接続状態を参照して動作可能な外部機器を
選択し、選択された外部機器が有する機能に対応する機
能説明データベースを抽出するステップと、入力された
要求文に基づいて、抽出された機能説明データベースを
検索し、検索された機能説明データベースに基づいて外
部機器を制御するステップとを含む。
【0027】機器接続状態を参照して選択された動作可
能な外部機器が有する機能に対応する機能説明データベ
ースに基づいて外部機器を制御するので、使用者が外部
機器の状態を把握していなくても、簡単な操作で所望の
機能を実現することが可能となる。
【0028】本発明のさらに別の局面に従えば、機能説
明データベースに基づいて外部機器を制御するオンデマ
ンド・インタフェース方法をコンピュータに実行させる
ためのプログラムを記録したコンピュータで読取可能な
記録媒体であって、オンデマンド・インタフェース方法
は、要求文を入力するステップと、外部機器の機器接続
状態を取得するステップと、取得された機器接続状態を
参照して動作可能な外部機器を選択し、選択された外部
機器が有する機能に対応する機能説明データベースを抽
出するステップと、入力された要求文に基づいて、抽出
された機能説明データベースを検索し、検索された機能
説明データベースに基づいて外部機器を制御するステッ
プとを含む。
【0029】機器接続状態を参照して選択された動作可
能な外部機器が有する機能に対応する機能説明データベ
ースに基づいて外部機器を制御するので、使用者が外部
機器の状態を把握していなくても、簡単な操作で所望の
機能を実現することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態にお
けるオンデマンド・インタフェース装置1、外部機器A
2および外部機器B3の概略構成を示すブロック図であ
る。オンデマンド・インタフェース装置1は、要求文を
入力するキーボード等によって構成される入力部11
と、ディスプレイ装置等によって構成される出力部12
と、装置全体の制御を行なう制御部13と、機能説明デ
ータベース14と、外部機器A2およびB3から機器の
接続状態を取得する機器接続状態取得部17と、外部機
器A2またはB3との間で赤外線通信等によってデータ
通信を行なう遠隔制御部18とを含む。なお、本実施の
形態においては、遠隔制御部18は赤外線通信によって
データ通信を行なう場合について説明するが、遠隔制御
部18によるデータ転送は、電波等の無線を利用したデ
ータ通信であっても良く、また有線によるデータ通信で
あってもよいことは言うまでもない。また、機器接続状
態取得部17による機器接続状態の取得は、遠隔制御部
18と同様に、赤外線や電波等の無線を利用したデータ
通信であっても良く、またIEEE1394で接続され
たHAViネットワークなどの有線によるデータ通信で
あってもよい。
【0031】制御部13は、所望の機能を選択し、選択
された機能の機能説明およびアクションスクリプトを、
機能説明データベース14の中から検索する検索部15
と、検索部15によって検索されたアクションスクリプ
トを順次実行するスクリプト実行部16とを含む。な
お、制御部13は、遠隔制御部18を介して外部機器A
2およびB3の動作を制御する機能も有している。出力
部12は、スクリプト実行部16がアクションスクリプ
トを実行する際に、アクションスクリプトの各スクリプ
トが実行毎にどのような操作を行なったかを表示する。
【0032】外部機器A2は、オンデマンド・インタフ
ェース装置1との間で赤外線通信等によってデータ通信
を行なう遠隔制御部21と、外部機器A2全体の制御を
行なう機器制御部22と、オンデマンド・インタフェー
ス装置1へ機器接続情報を転送する機器接続部23とを
含む。
【0033】また、外部機器B3は、オンデマンド・イ
ンタフェース装置1との間で赤外線通信等によってデー
タ通信を行なう遠隔制御部31と、外部機器B3全体の
制御を行なう機器制御部32と、オンデマンド・インタ
フェース装置1へ機器接続情報を転送する機器接続部3
3とを含む。
【0034】図2は、機能説明データベース14の内容
の一例を示す図である。なお、図2はオンデマンド・イ
ンタフェース装置の一例として、CD(Compact Disc)
プレーヤおよびMD(Mini Disc)レコーダを制御する
場合の機能説明データベース14の内容を示している。
機能説明データベース14には、「CDを聴く」、「C
DをMDにコピー」などの機能名と、その機能の説明
と、その機能を実現する操作手順の説明と、操作手順を
自動実行可能な形式で書き下したアクションスクリプト
とが格納されている。たとえば、機能名「CDを聴く」
には、「CDを演奏する」、「CDをかける」、「CD
をコピーするときの再生」などの機能の説明、「CDプ
レーヤにCDをセットし、PLAYボタンを押す。」な
どの操作手順の説明および「Message(“CDを
セットしてください”)、PushButton(CD
player,PLAY)」などのアクションスクリプ
トが保持されている。なお、アクションスクリプトの実
行手順については、本出願人が出願した特開2000−
20236号等を参照されたい。
【0035】図3は、アクションスクリプトのコマンド
名およびコマンドの内容の一例を示す図である。Pus
hButton(item,button)コマンド
は、item(外部機器の機能)のbuttonを押す
指示を遠隔制御部18に出力するコマンドである。Me
ssage(string)コマンドは、ダイアログボ
ックスにstring(文字列)を表示し、使用者が外
部機器の操作終了後にダイアログボックスの確認ボタン
を押すまで動作を中断して待つことを指示するコマンド
である。SelectDevice(device)コ
マンドは、有効な外部機器を機器接続状態取得部17か
ら取得し、deviceの機能を果たす外部機器を選択
するコマンドである。
【0036】図4は、図1に示す本実施の形態における
オンデマンド・インタフェース装置および外部機器の処
理手順を説明するためのフローチャートである。まず、
外部機器の操作をする使用者がヘルプキーを押下すると
(S10)、機器接続状態取得部17は外部機器A2お
よびB3に対して接続状態の転送要求を出力し(S1
1)、機器接続状態が転送されるのを待つ(S12)。
【0037】機器接続状態取得部17が外部機器A2お
よびB3から機器接続状態を取得すると、制御部13が
その情報を機能説明データベース14にセットする(S
13)。なお、この処理の詳細は後述する。
【0038】そして、制御部13は出力部12にメッセ
ージを表示する等を行なって入力部11による要求文の
入力を促す(S14)。要求文が入力されない場合には
(S15,No)、そのまま処理を終了する。また、要
求文が入力された場合には(S15,Yes)、検索部
15は機能説明データベース14を検索することにより
その要求文に合致した機能を検索し(S16)、検索さ
れた機能名およびその機能説明を出力部12に表示する
(S17)。
【0039】表示された機能の中から使用者によって所
望の機能が選択されると(S18,Yes)、検索部1
5は機能説明データベース14を検索し、選択された機
能のアクションスクリプトを順次実行することにより
(S19)、遠隔制御部18を介して機器制御要求を出
力する。
【0040】外部機器A2またはB3は、遠隔制御部2
1または31を介して機器制御要求を受信すると、機器
制御部22または32は機器制御要求に応じて機器の制
御を実行し(S21)、再び機器制御要求待ちとなる
(S20)。
【0041】図5は、機器接続状態取得部17が外部機
器から取得する情報の一例を示す図である。図5に示す
外部機器の場合には、機器接続状態取得部17が機器に
メディアがセットされているか否か、機器が使用中(動
作中)か否か、機器の使用可能ユーザであるか否か等の
情報を取得する。機器接続状態取得部17が各外部機器
から機器接続状態を取得すると、たとえば、制御部13
が「使用可能なユーザであり、現在使用中でない」とい
う条件を満たす外部機器を抽出し、それらの外部機器が
有する機能の中で重複する機能がある場合には1つだけ
残して他を削除して機能の一覧を作成する。そして、そ
の機能に含まれる機能説明、アクションスクリプト等を
機能説明データベース14から抽出して、検索部15が
その中から機能を選択するようにセットする。
【0042】たとえば、使用者が「CDを聴く」場合に
は、機器接続状態取得部17が各外部機器から図5に示
すような情報を取得し、「使用可能なユーザであり、現
在使用中でなく、CDを再生する機能を持つ」という条
件を満たす外部機器を選択する。このとき、DVD(Di
gital Versatile Disc)プレーヤ、CDプレーヤ、ゲー
ム機が選択されたとすると、制御部13はこれらの外部
機器の一覧を作成し、いずれかを自動的に選択する。な
お、この選択は、使用者に行なわせるようにしてもよ
い。
【0043】たとえば、CDプレーヤが選択された場合
には、検索部15が上述した処理によってセットされた
機能説明データベースを検索し、スクリプト実行部16
がそのアクションスクリプトを実行することによって、
出力部12に「CDプレーヤにCDを挿入してくださ
い。」というメッセージを表示させる。機器接続状態取
得部17がCDプレーヤからCDがセットされたことを
示す情報を取得すると、制御部13が遠隔制御部18を
制御してCDプレーヤに再生の開始を指示する。
【0044】また、使用者が「CDをMDにコピーす
る」場合には、機器接続状態取得部17が各外部機器か
ら図5に示すような情報を取得し、「使用可能なユーザ
であり、現在使用中でなく、CDを再生する機能を持
つ」という条件を満たす外部機器と、「使用可能なユー
ザであり、現在使用中でなく、MDを録音する機能を持
つ」という条件を満たす外部機器とを選択する。
【0045】たとえば、CDプレーヤおよびMDレコー
ダが選択された場合には、検索部15が上述した処理に
よってセットされた機能説明データベースを検索し、ス
クリプト実行部16がそのアクションスクリプトを実行
することによって、出力部12に「CDプレーヤにCD
を挿入してください。」というメッセージを表示させ
る。機器接続状態取得部17がCDプレーヤからCDが
セットされたことを示す情報を取得すると、出力部12
に「MDレコーダにMDを挿入してください。」という
メッセージを表示させる。機器接続状態取得部17がM
DレコーダからMDがセットされたことを示す情報を取
得すると、制御部13が遠隔制御部18を制御してCD
プレーヤに再生の開始を指示するとともに、MDレコー
ダに録音の開始を指示する。
【0046】図6は、外部機器A2またはB3が機器接
続状態を転送する処理手順を説明するためのフローチャ
ートである。まず、外部機器A2またはB3は、オンデ
マンド・インタフェース装置1から機器接続状態の問合
を待つ(S30)。オンデマンド・インタフェース装置
1から問合せがあると(S31,Yes)、外部機器A
2またはB3の状態を機器接続部23または33を介し
て出力する(S32)。そして、ステップS30に戻っ
て以降の処理を繰返す。
【0047】図7は、本発明の実施の形態におけるオン
デマンド・インタフェース装置1をコンピュータによっ
て実現した場合の外観例を示す図である。このオンデマ
ンド・インタフェース装置1は、コンピュータ本体4
1、グラフィックディスプレイ装置42、FD(Flexib
le Disk)44が装着されるFDドライブ43、キーボ
ード45、マウス46、CD−ROM(Compact Disc-R
ead Only Memory)48が装着されるCD−ROM装置
47およびネットワーク通信装置49を含む。
【0048】オンデマンド・インタフェース・プログラ
ムは、FD44またはCD−ROM48等の記録媒体に
よって供給される。オンデマンド・インタフェース・プ
ログラムはコンピュータ本体41によって実行され、操
作者はグラフィックディスプレイ装置42を見ながらキ
ーボード45またはマウス46を操作することによって
外部機器の制御を行なう。また、オンデマンド・インタ
フェース・プログラムは他のコンピュータより通信回線
を経由し、ネットワーク通信装置49を介してコンピュ
ータ本体41に供給されてもよい。
【0049】図8は、本発明の実施の形態におけるオン
デマンド・インタフェース装置の構成例を示すブロック
図である。図7に示すコンピュータ本体41は、CPU
(Central Processing Unit)50、ROM(Read Only
Memory)51、RAM(Random Access Memory)52
およびハードディスク53を含む。CPU50は、機器
接続状態取得部17、遠隔制御部18、グラフィックデ
ィスプレイ装置42、FDドライブ43、キーボード4
5、マウス46、CD−ROM装置47、ネットワーク
通信装置49、ROM51、RAM52またはハードデ
ィスク53との間でデータを入出力しながら処理を行
う。FD44またはCD−ROM48に記録されたオン
デマンド・インタフェース・プログラムは、CPU50
によってFDドライブ43またはCD−ROM装置47
を介して一旦ハードディスク53に格納される。CPU
50は、ハードディスク53から適宜オンデマンド・イ
ンタフェース・プログラムをRAM52にロードして実
行することによってオンデマンド・インタフェースに関
する処理が行なわれる。
【0050】以上説明したように、本実施の形態におけ
るオンデマンド・インタフェース装置によれば、機器接
続状態取得部17が複数の外部機器から機器接続状態を
取得し、外部機器の状態を判断してから外部機器の選
択、制御等を行なうようにしたので、使用者は所望の機
能を簡単な操作で実現することが可能となった。
【0051】また、CDをMDにコピーする場合のよう
に、複数の外部機器を連動させて動作させる必要がある
ような一連の操作を1つの機能として機能説明データベ
ース14に保持するようにしたので、使用者は簡単な操
作で所望の機能を実現することが可能となった。
【0052】今回開示された実施の形態は、すべての点
で例示であって制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請
求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味
および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図さ
れる。
【0053】
【発明の効果】本発明のある局面によれば、制御手段が
機器接続状態を参照して選択された動作可能な外部機器
が有する機能に対応する機能説明データベースに基づい
て外部機器を制御するので、使用者が外部機器の状態を
把握していなくても、簡単な操作で所望の機能を実現す
ることが可能となった。
【0054】また、機器接続状態が外部機器から機器が
動作中であるかを示す情報、機器の使用可能なユーザで
あるかを示す情報および機器にメディアがセットされて
いるかを示す情報を含むので、制御手段は動作可能な外
部機器を的確に把握することができ、外部機器の制御を
効率よく行なうことが可能となった。
【0055】また、機能説明データベースが外部機器の
制御手順を記述したアクションスクリプトを含み、制御
手段がアクションスクリプトを実行することによって外
部機器を制御するので、オンデマンド・インタフェース
装置の開発者は、外部機器を制御するための記述を簡単
に作成することが可能となった。
【0056】また、機能説明データベースのうち少なく
とも1つの機能が、複数の外部機器の一連の制御手順を
記述したアクションスクリプトを含むので、使用者が簡
単な操作で複数の外部機器を連動させて動作させること
が可能となった。
【0057】また、オンデマンド・インタフェース装置
はさらに、外部機器を遠隔制御するための遠隔制御手段
を含むので、外部機器が有するリモコン等の機能を利用
して、外部機器を制御することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるオンデマンド・
インタフェース装置1、外部機器A2および外部機器B
3の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 機能説明データベース14の内容の一例を示
す図である。
【図3】 アクションスクリプトのコマンド名およびコ
マンドの内容の一例を示す図である。
【図4】 図1に示す本実施の形態におけるオンデマン
ド・インタフェース装置1と、外部機器A2およびB3
との処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図5】 機器接続状態取得部17が外部機器から取得
する情報の一例を示す図である。
【図6】 外部機器A2またはB3が機器接続状態を転
送する処理手順を説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】 本発明の実施の形態におけるオンデマンド・
インタフェース装置1をコンピュータによって実現した
場合の外観例を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態におけるオンデマンド・
インタフェース装置1の構成例を示すブロック図であ
る。
【図9】 従来のオンデマンド・インタフェース装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図10】 機能説明データベース104の内容の一例
を示す図である。
【図11】 図9に示す従来のオンデマンド・インタフ
ェース装置の処理手順を説明するためのフローチャート
である。
【図12】 アクションスクリプトのコマンド名および
コマンド内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 オンデマンド・インタフェース装置、2,3 外部
機器、11 入力部、12 出力部、13 制御部、1
4 機能説明データベース、15 検索部、16 スク
リプト実行部、17 機器接続状態取得部、18,2
1,22 遠隔制御部、22,32 機器制御部、2
3,33 機器接続部、41 コンピュータ本体、42
グラフィックディスプレイ装置、43 FDドライ
ブ、44 FD、45 キーボード、46 マウス、4
7 CD−ROM装置、48 CD−ROM、49 ネ
ットワーク通信装置、50 CPU、51 ROM、5
2 RAM、53 ハードディスク装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 321 H04Q 9/00 321E

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器を制御する記述を含んだ機能説
    明データベースと、 要求文を入力するための入力手段と、 前記外部機器の機器接続状態を取得するための取得手段
    と、 前記取得手段によって取得された機器接続状態を参照し
    て動作可能な外部機器を選択し、該選択された外部機器
    が有する機能に対応する機能説明データベースを抽出す
    るための抽出手段と、 前記入力手段を介して入力された要求文に基づいて、前
    記抽出手段によって抽出された機能説明データベースを
    検索し、該検索された機能説明データベースに基づいて
    前記外部機器を制御するための制御手段とを含むオンデ
    マンド・インタフェース装置。
  2. 【請求項2】 前記機器接続状態は、前記外部機器から
    機器が動作中であるかを示す情報、機器の使用可能なユ
    ーザであるかを示す情報および機器にメディアがセット
    されているかを示す情報を含む、請求項1記載のオンデ
    マンド・インタフェース装置。
  3. 【請求項3】 前記機能説明データベースは、外部機器
    の制御手順を記述したアクションスクリプトを含み、 前記制御手段は、前記アクションスクリプトを実行する
    ことによって前記外部機器を制御する、請求項1または
    2記載のオンデマンド・インタフェース装置。
  4. 【請求項4】 前記機能説明データベースのうち少なく
    とも1つの機能は、複数の外部機器の一連の制御手順を
    記述したアクションスクリプトを含む、請求項3記載の
    オンデマンド・インタフェース装置。
  5. 【請求項5】 前記オンデマンド・インタフェース装置
    はさらに、前記外部機器を遠隔制御するための遠隔制御
    手段を含む、請求項1〜4のいずれかに記載のオンデマ
    ンド・インタフェース装置。
  6. 【請求項6】 要求文を入力するステップと、 外部機器の機器接続状態を取得するステップと、 前記取得された機器接続状態を参照して動作可能な外部
    機器を選択し、該選択された外部機器が有する機能に対
    応する機能説明データベースを抽出するステップと、 前記入力された要求文に基づいて、前記抽出された機能
    説明データベースを検索し、該検索された機能説明デー
    タベースに基づいて前記外部機器を制御するステップと
    を含むオンデマンド・インタフェース方法。
  7. 【請求項7】 機能説明データベースに基づいて外部機
    器を制御するオンデマンド・インタフェース方法をコン
    ピュータに実行させるためのコンピュータ・プログラム
    であって、 前記オンデマンド・インタフェース方法は、要求文を入
    力するステップと、 前記外部機器の機器接続状態を取得するステップと、 前記取得された機器接続状態を参照して動作可能な外部
    機器を選択し、該選択された外部機器が有する機能に対
    応する機能説明データベースを抽出するステップと、 前記入力された要求文に基づいて、前記抽出された機能
    説明データベースを検索し、該検索された機能説明デー
    タベースに基づいて前記外部機器を制御するステップと
    を含む、コンピュータ・プログラム。
  8. 【請求項8】 機能説明データベースに基づいて外部機
    器を制御するオンデマンド・インタフェース方法をコン
    ピュータに実行させるためのプログラムを記録したコン
    ピュータで読取可能な記録媒体であって、 前記オンデマンド・インタフェース方法は、要求文を入
    力するステップと、 前記外部機器の機器接続状態を取得するステップと、 前記取得された機器接続状態を参照して動作可能な外部
    機器を選択し、該選択された外部機器が有する機能に対
    応する機能説明データベースを抽出するステップと、 前記入力された要求文に基づいて、前記抽出された機能
    説明データベースを検索し、該検索された機能説明デー
    タベースに基づいて前記外部機器を制御するステップと
    を含む、コンピュータで読取可能な記録媒体。
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