JP2002244686A - 音声加工方法、これを用いた電話機及び中継局 - Google Patents

音声加工方法、これを用いた電話機及び中継局

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JP2002244686A
JP2002244686A JP2001035947A JP2001035947A JP2002244686A JP 2002244686 A JP2002244686 A JP 2002244686A JP 2001035947 A JP2001035947 A JP 2001035947A JP 2001035947 A JP2001035947 A JP 2001035947A JP 2002244686 A JP2002244686 A JP 2002244686A
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Yasushi Nemoto
保志 根本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受話音声の周波数を周波数に応じて変換させ
て聴き取りやすくすることが出来る音声加工技術及び本
加工技術を用いた機器を提供する。 【解決手段】 本発明は、入力音声の周波数を任意に変
換することができる周波数変換手段において、周波数の
変換量は、周波数ごとに任意に設定できるようにし、入
力音声が低い音の場合は周波数を変換せず、高い音ほど
低音域への周波数の変換量を大きくし、聴き取りやすく
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、聴力特性を配慮し
受話音声の周波数を低音域へ変換させて聴き取りやすく
することができ、特に高齢者に好適な音声加工方法、こ
れを用いた電話機及び中継局に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の高齢化社会の進展に伴い、高齢化
による聴力障害、いわゆる老人性難聴者は増加の傾向を
たどるものと予想される。高齢化により衰えた聴力の障
害としては周波数に対する聴力の衰えがある。特に高い
音が聞こえにくくなってくる。このため、通話相手の送
話音声の周波数が高い場合には聞き取りにくいことがあ
る。従来、高齢者の聴力を補助する手段としては、一般
的に受話音声の音量を上げる及びまたは聞き取り難い高
音の周波数帯域のレベルを上げて特性を補完するように
ることが必要であった。しかしながら、この手段では電
話機、特に携帯電話機の場合、音量が上がるため、周囲
への漏話が問題となる。また、電話機の音量を上げると
ダイナミックレンジのオーバーにより受話音声がひず
み、聴き取りにくさが増大する等の問題がある。
【0003】上記問題を解決する手段の例として、特開
平10−70425号公報には、受話回路と受話器との
間に受話音声周波数変換部を設け、受話音声の周波数を
変換する方法が開示されている。この方法では、電話使
用者、特に高齢者の聴力に応じた聴き取りやすい任意の
周波数に受話音声を変換し、受話器から音として再生し
ている。このため、例えば通話相手が高い声の人の場合
でも、電話使用者の聴力の特性のよいとことに受話音声
の周波数を変換できるので、音量を上げなくても聴き取
りやすくなる。また、この変換する任意の周波数は通話
中に電話使用者が任意に設定でき、通話中はその情報を
保持するように配慮されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の方法では全ての通話相手からの受話音声を一つの周
波数に変換してしまうため、通話相手を声から識別する
ことが出来なくなってしまうという第一の問題がある。
さらには、本来、周波数を変換する必要のない低音域の
受話音声まで変換してしまうことにもなる。第二の問題
としては、電話をかける度に受話音声の周波数を変換す
るモードを選択し、さらに受話音声を聞きながら周波数
の変換量を電話使用者が自分で設定する必要がある等、
操作が煩雑であるという問題がある。第三の問題として
は、受話音声の周波数を変換するモードになると応答が
遅れ会話が不自然になる場合があるが、受話音声の周波
数を変換するモードであることを通話相手に知らせるこ
とには配慮されていないという問題がある。第四の問題
としては、通話中の受信音声により変換する周波数を設
定しなければならず、使い勝手が悪く不便であるという
問題がある。
【0005】本発明の目的は、上述した従来技術の問題
点を解決し、受話音声の周波数を周波数に応じて変換さ
せて聴き取りやすくすることが出来る音声加工技術及び
本加工技術を用いた機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第一の問題を解決す
るために、本発明では、音声を入力し、該入力音声の周
波数を任意に変換することができる周波数変換手段を設
け、該入力音声の周波数の低音域への変換量は、該入力
音声の周波数ごとに任意に設定できるようにし、周波数
の変換量は、該入力音声の周波数が高いほど周波数の低
い方へ変換する変換量が大きくなるような音声加工方法
を用いることで効果的に解決することができる。
【0007】上記第二の問題は、電話機に上記記載の音
声加工方法を適用した周波数変換手段を搭載し、情報を
入力する入力手段からの操作により、該受話音声の周波
数を変換するモードに設定することができ、解除の操作
をするまで該受話音声の周波数を変換する状態(モー
ド)を保持すること、また、受話音声の周波数ごとの変
換量は、予め複数の組合せパターンに設定し、該各種情
報を記憶する記憶手段に記憶しておき、使用時に該複数
の組合せパターンから選択できることようにすることで
効果的に解決することができる。
【0008】上記第三の問題は、電話機に上記の音声加
工方法を適用した周波数変換手段を搭載し、該受話音声
の周波数を変換するモードに設定すると、該受話音声の
周波数を変換するモードであることを通信データを使用
して通話相手に通知するようにすることで効果的に解決
することができる。
【0009】上記第四の問題は、電話機に上記記載の音
声加工方法を適用した周波数変換手段を搭載し、受話音
声の周波数ごとの変換量の組合せパターンからの選択
時、各種情報を記憶する記憶手段に記憶されている音声
情報による再生音声により組合せパターンを選択できる
ようにすることで効果的に解決することができる。
【0010】さらに、受話音声の周波数を変換するモー
ドであることを通話相手に通信データにより通知し、表
示する機能を設けることにより、通話相手に状態が分か
るため、受話音声の周波数を変化するモードに設定した
時の応答の不自然さによる不具合を改善できる。
【0011】以下、本発明について、更に詳細に説明す
る。第1の発明では、音声加工方法は、受話音声の複数
の所定の周波数を検出するステップと、該検出された該
周波数をそれぞれ該周波数に応じて定められた変換量に
従って周波数変換するステップとを備える。第1の発明
において、該変換量は、該受話音声の周波数が高いほど
周波数の低い方へ変換する量が大きくなる。
【0012】第2の発明では、電話機は、受話音声の周
波数を検出する周波数検出部と、該周波数検出部で検出
された周波数を変換する周波数変換部と、該周波数検出
部と該周波数変換部とを制御する制御部とを備え、該周
波数変換部は該検出された該周波数をそれぞれ該周波数
に応じて定められた変換量に従って周波数変換するよう
に構成されている。第2の発明において、情報を入力す
る入力手段を設け、該入力手段からの操作により、受話
音声の周波数を変換する状態(モード)に設定し、解除
の操作をするまで該周波数変換状態(モード)を保持す
る機能を設ける。また、該受話音声の周波数ごとの変換
量の複数の組合せを設定した情報を記憶する記憶部を設
け、該入力手段によって該記憶部に記憶されている変換
量の複数組合せの一つを選択する。また、該受話音声の
周波数を変換する状態(モード)に設定すると、該受話
音声の周波数を変換する状態(モード)であることを通
話相手に通知する機能を設ける。
【0013】第3の発明では、電話機は、受話音声の周
波数を検出する周波数検出部と、該周波数検出部で検出
された周波数を変換する周波数変換部と、該周波数検出
部と該周波数変換部とを制御する制御部と、該受話音声
の周波数ごとの変換量の複数の組合せを設定した情報を
記憶する記憶部とを備え、該受話音声の周波数ごとの変
換量の複数の組合せを設定した情報から一つの組合せを
選択し、該周波数変換部は該検出されたそれぞれの周波
数を選択した組合せの周波数変換量に従って周波数変換
するように構成されている。
【0014】第4の発明では、中継局は、高周波回路部
の出力側に受話音声の周波数を検出する周波数検出部
と、該周波数検出部で検出された周波数を変換する周波
数変換部と、該周波数検出部と該周波数変換部とを制御
する制御部とを備え、該周波数変換部は該検出された該
周波数をそれぞれ該周波数に応じて定められた変換量に
従って周波数変換するように構成されている。第4の発
明において、該受話音声の周波数を変換する状態(モー
ド)を保持する機能、記憶手段に記憶されている受話音
声の周波数ごとの変換量の複数の組合せから選択できる
機能、該受話音声の周波数を変換する状態(モード)で
あることを通話相手に通知する機能、該記憶手段に記憶
されている該受話音声の周波数ごとの変換量の組合せを
選択できる機能のいずれかを備える。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態を
実施例を用い、図を参照して説明する。なお、本発明の
実施例を示す図1〜図5において、同一の符号は、同一
物又は類似物を表示する。以下、本発明による高齢者の
ための音声加工方法である入力音声の周波数を変換する
方法の一実施例について、図1を用いて説明する。図1
は本発明による音声加工方法における音声周波数の変換
倍率特性と入力出力信号の周波数変換関係の一実施例を
示す特性図である。図1(a)は音声入力信号の周波数
に対する変換倍率を示す特性図であり、横軸に周波数
を、縦軸に変換量を示す。図1(b)は音声入力信号の
周波数特性を示す特性図であり、横軸に周波数を、縦軸
に信号レベルを示す。図1(c)は音声出力信号の周波
数特性を示す図であり、横軸に周波数を、縦軸に信号レ
ベルを示す。
【0016】図1(a)の変換倍率特性線1に示すよう
に、入力信号の周波数F0、F1、F2、…Fn(但
し、 F0>F1>F2>、…>Fn )に対して周波数
の変換倍率を1.0、k、m、nを設定する。但し、1
>k、m、n>0、k>m>nである。すなわち、入力
信号の周波数が高いほど周波数のシフト量は大きくな
る。このような周波数ごとの変換倍率を設定し、後述す
る記憶手段(図4参照)に記憶する。ここで、変換倍率
とは周波数変換のために入力信号の周波数に掛けあわせ
る倍率のことで、倍率の値が小さいほど入力信号の周波
数からの変換量(シフト量)が大きいことを示してい
る。
【0017】音声入力信号の内、図1(b)のF0〜F
nの周波数について以下説明する。まず、周波数F0H
zの信号の場合を述べる。周波数F0Hzの信号が入力
されると、図1(a)に示された特性から変換倍率は
1.0となっているため、周波数の変換は行われずその
ままの周波数で信号が出力される。上記周波数F0Hz
の信号は使用者の聴力の特性が落ちていない低音のた
め、周波数を変換する必要がない。
【0018】次に、周波数F1Hzの信号の場合を述べ
る。周波数F1Hzの信号が入力されると、図1(a)
に示された特性から変換倍率はk(0<k<1)となっ
ているため、周波数は図1(c)に示すように、(F1
×k)Hzの低音側の周波数に変換され信号が出力され
る。上記周波数F1Hzの信号は使用者の聴力の特性が
少し落ちているだけの音のため、聴き取りやすくするに
は少し低音側へ周波数を変換すればよい。
【0019】次に、周波数F2Hzの信号の場合を述べ
る。周波数F2Hzの信号が入力されると、図1(a)
に示された特性から変換倍率はm(0<m<1、m<
k)となっているため、周波数は図1(c)に示すよう
に、(F2×m)Hzの低音側の周波数に変換された信
号が出力される。周波数F2Hzの信号は使用者の聴力
の特性が落ちている高音であるため、聴き取りやすくす
るには周波数を大きく低音側へ変換する必要があり変換
倍率mは周波数FnHzの信号時の変換倍率kより小さ
な値となっている。
【0020】図1(a)に示すように、周波数FnHz
の信号の変換倍率はn(0<n<1、n<m<k)とな
っているため、図1(c)に示すように(Fn×n)H
z低音側の周波数に変換された信号が出力される。周波
数FnHzの信号は使用者の聴力の特性が大きく落ちて
いる高音であるため、聴き取りやすくするには周波数を
大きく低音側へ変換する必要があるり変換倍率mは周波
数FmHzの信号時の変換倍率mより更に小さな値とな
っている。上記の受話音声の周波数をシフトするには、
受話音声信号がデジタルに変換されていると好適に行う
ことが出来る。
【0021】次に、図1(a)で示された入力信号の各
周波数に対する周波数の変換倍率の特性の組合せパター
ンの具体例を図2(a)、図2(b)、図2(c)を使
って説明する。図2は本発明による音声加工方法におけ
る音声周波数の変換倍率特性と入力出力信号の周波数変
換関係の幾つかのパターンの実施例を示す特性図であ
る。図2(a)は音声入力信号の周波数に対する変換倍
率を示す特性図であり、横軸に周波数を、縦軸に変換量
を示す。図2(b)は音声入力信号の周波数特性を示す
特性図であり、横軸に周波数を、縦軸に信号レベルを示
す。図2(c)〜(e)はそれぞれ異なった音声出力信
号の周波数特性を示す図であり、横軸に周波数を、縦軸
に信号レベルを示す。
【0022】図2(b)では音声入力信号の周波数が1
00Hz、500Hz、1kHz、5kHz、10kH
zの場合を示している。図2(c)〜(e)は音声入力
信号の周波数が100Hz、500Hz、1kHz、5
kHz、10kHzの場合における本発明の音声加工方
法により周波数が変換された出力信号を示している。
【0023】この実施例では図2(a)の周波数変換倍
率特性線21、22、23をそれぞれパターン1、パタ
ーン2、パターン3として設定し、後述する記憶手段1
11(図4参照)に周波数ごとの変換倍率の組合せパタ
ーンとして記憶、設定される。
【0024】周波数変換倍率特性線21で示されている
パターン1は比較的聴力の特性の衰えが小さな場合を示
している。少しの低音側への周波数の変換でよいため、
図2(a)に示される周波数の変換倍率の特性は信号周
波数が500Hzまでは変換倍率は1.0で、500H
zより高音になるに従い、周波数の変換倍率が小さくな
り、1kHzで変換倍率は0.8、5kHzで変換倍率
は0.6、10kHzで変換倍率は0.5となってお
り、周波数の変換量(シフト量)は小さく設定されてい
る。この結果、図2(c)に示すように、周波数が1k
Hzの声の通話相手からの受話音声は800Hzとな
り、5kHzの音声入力信号は3kHzにシフトされ、
10kHzは5kHzにシフトされ、聴き取りやすくな
る。
【0025】パターン2は聴力の特性の衰えが比較的大
きな場合を示している。高音になるほどさらに大きな周
波数の変換が必要なため、図2(a)に示される周波数
の変換倍率の特性は音声信号周波数が500Hzまでは
変換倍率は1.0で、500Hzより高音になるに従
い、周波数の変換倍率が小さくなり、1kHzで変換倍
率は0.6、5kHzで変換倍率は0.3、10kHz
で変換倍率は0.2となっており、周波数の変換量とし
ては大きく設定されている。この結果、図2(d)に示
すように、1kHzの声の通話相手からの受話音声は6
00Hzにシフトされ、5kHzは1.5kHzに、1
0kHzは2kHzにシフトされ、聴力の特性の衰えが
比較的大きな場合でも聴き取りやすくなる。
【0026】パターン3は聴力の特性の衰えが大きく、
さらに聴き取りやすい周波数が低音側に偏った場合を示
している。図2(a)に示される周波数の変換倍率の特
性はこの場合は信号周波数が300Hzまでは変換倍率
は1.0で、300Hzより高音になるに従い、周波数
の変換倍率が小さくなり、500Hzで変換倍率は0.
65、1kHzで変換倍率は0.4、5kHzで変換倍
率は0.2、10kHzで変換倍率は0.1となってお
り、周波数の変換量としてはさらに大きく設定されてい
る。この結果、図2(e)に示すように、1kHzの声
の通話相手からの受話音声は400Hzにシフトされ、
5kHzは1kHzに、10kHzも1kHzにシフト
され、聴力の特性の衰えがさらに大きな場合でも聴き取
りやすくなる。
【0027】本実施例では3つの組合せパターンを示し
てあるが、さらに多くの組合せパターンを持つようにし
ても良い。さらに、各周波数における周波数の変換倍率
や変換量は上記例に固定されるものではないことは言う
までもない。
【0028】次に、本発明による音声加工方法を携帯電
話機に適用した場合の一実施例を図3及び図4を使用し
て説明する。図3は本発明による携帯電話機の外観の一
実施例を示す斜視図である。図において、101は送受
信用アンテナ、102は受話部、103は各種情報を表
示する表示部、104は電話番号及び機能設定時に使用
する数字釦(10キー)を含む情報を入力するための入
力釦、105は送話部を示す。
【0029】図4は本発明による携帯電話機の一実施例
を示すブロックである。図において、106は送受信機
能を有する高周波回路部、107は受話音声を生成する
音声回路部、108は受話音声の周波数を変換する周波
数変換部、109は受話音声の周波数を分析検出する周
波数検出部、110は本携帯電話機を制御する制御部を
示す。111は各種情報を記憶する記憶手段である。
【0030】まず、周波数を変換するモードに設定する
操作を図3及び図4を用いて説明する。入力釦104の
釦操作により、制御部110は表示部103を制御し、
表示部103に周波数変換モードにするか否かを表示さ
せ、その表示を用いて周波数を変換するモードに設定す
る。このとき、あらかじめ設定してある周波数ごとの変
換倍率または変換量の組合せパターンでよい場合は、こ
こで設定操作は終了し、この周波数を変換するモードを
記憶手段111に記憶する。その後、着信があった場合
はこの周波数を変換するモードで立上げ、動作する。
【0031】使用者がさらに自分に適した周波数ごとの
変換倍率の組合せパターンを設定したい場合は、入力釦
104からの釦操作により、制御部109を介して表示
部103に幾つかの変換倍率のパターンや音声入力ボタ
ン等を表示させ、この表示部103の表示に従い、記憶
手段110に記憶されている音声データを再生しなが
ら、予め設定され記憶手段110に記憶されていた周波
数ごとの変換量の複数の組合せパターンから使用者の聴
感にあった周波数ごとの変換量の組合せパターンを選択
する。これで、設定ができたことになる。
【0032】上記説明では、周波数ごとの変換倍率また
は変換量の組合せパターン設定時には記憶手段110に
記憶されている音声データを使用したが、通話中の音声
により設定されるようにしてもよい。また、記憶手段1
10に記憶されている音声データは、製造者によるもの
及びまたは使用者が後から追加したものでもよい。ま
た、予め設定されていた周波数ごとの変換倍率または変
換量の組合せの複数のパターンは、製造者によるもの及
びまたは使用者が後から追加したものでもよい。
【0033】次に、本携帯電話機が周波数を変換するモ
ードである場合の受話動作について説明する。送受信用
アンテナ101から入力された受信信号は高周波回路部
106により音声用データを取り出し周波数検出部10
9及び周波数変換部108を介して音声回路部107へ
出力される。音声回路部107では音声用データから受
話音声を生成し受話器102に出力する。高周波回路部
106から出力された音声信号は周波数検出手段109
により今取り扱っている周波数を検出し、周波数情報を
制御部110に通知する。制御部110は周波数検出手
段109からの周波数情報により、記憶手段111から
周波数の変換量の情報を入手し、周波数変換手段108
の周波数の変換量(シフト量)を制御する。このように
して周波数がシフトされた音声信号は音声回路部107
で再生され、受話器102に送られ音として再生され
る。本実施例では受話音声の周波数は設定されたパター
ンに従って周波数変換手段108において周波数が変換
され、この周波数が変換された受話音声が音声回路部1
07に出力されるため、聴き取りやすい音声が受話器1
02から得られる。なお、図において、105は送話部
である。本実施例において、周波数を変換するモードに
設定しない場合には、周波数変換を行わず受話器102
に送り、音として再生される。
【0034】また、図4では周波数変換手段108と周
波数検出手段109は音声回路部107と別ブロックと
して記載してあるが、音声回路部107内で処理される
ようにしてもよいし、周波数変換手段108と周波数検
出手段109を一つのブロックとしてもよい。また、通
話開始時、周波数を変換するモードである場合は、制御
部109により高周波回路部106及びアンテナ101
を介し、周波数を変換するモードであることを通話相手
に通信データにより通知するようにしてもよい。
【0035】受話音声の周波数を変換するモードである
ことを通話相手に通信データにより通知した時の、通話
相手の携帯電話機の表示の一実施例を図5に示す。図5
は表示部に表示される画面の一実施例を示す正面図であ
る。周波数を変換するモードであることの情報を通信デ
ータにより入手した携帯電話機の表示部には“通信中の
相手は「高齢者モード」になっています。”と表示す
る。
【0036】本実施例においては、携帯電話機を例に挙
げて説明したが、携帯電話機に限定されるものではな
く、例えば、コードレス電話、PHS,ISDN、回線
電話等の電話機全般に適用できるものである。
【0037】上記実施例においては、音声加工技術を携
帯電話機に応用した場合の実施例について説明したが、
この音声加工技術を基地局や交換機などの中継局に用
い、予め受話音声の周波数をシフトすることを登録した
ユーザに対して、中継局で周波数をシフトしてユーザに
送信してもよい。このために、中継局に周波数検出部、
周波数変換部、受話音声の周波数ごとの変換量の複数の
組合せを記憶する記憶部及びこれらを制御する制御部を
設け、制御部で記憶手段を制御することによって、受話
音声の周波数を変換する状態(モード)を保持する機
能、記憶手段に記憶されている受話音声の周波数ごとの
変換量の複数の組合せから選択できる機能、上記受話音
声の周波数を変換する状態(モード)であることを通話
相手に通知する機能、または、上記記憶手段に記憶され
ている音声情報による再生音声により周波数ごとの変換
量の組合せを選択できる機能を持たせる。
【0038】以上述べたように、本発明によれば、聴力
の特性の補完の必要な高い受話音声は低音側に変換する
ことができるので聴き取りやすくすることができ、聴力
の特性の補完の不要な低い受話音声はそのままなので、
通話相手を声から識別することが出来る。また、本発明
を適用した電話機では、電話をかける度に受話音声の周
波数を変換するモード及び周波数の変換のレベルをその
都度設定する必要がなく。また、受話音声の周波数ごと
の変換量は複数の組合せパターンから選択できるように
することができるため、操作性を改善することが出来
る。
【0039】また、受話音声の周波数を変換するモード
であることを通話相手に知らせ、相手方の携帯電話機に
表示することによって、応答が遅れ会話が不自然になる
ことを通話相手に認識させることが出来る。また、通話
中の受信音声以外にも記憶されている音声情報による再
生音声により組合せパターンを選択できるようにするこ
とによって、使い勝手が改善される。
【0040】ユーザに対する周波数シフトのサービスを
ビジネスモデルとした例を図6,図7により説明する。
このビジネスモデルは上記実施例で用いられた携帯電話
機100を用いたものである。図7に示すように、ま
ず、ユーザがこのサービスを現在あるいは将来受けよう
とするときはその旨をユーザが所有している携帯電話機
100の通信事業者(キャリア)200に申し込みをす
る。この申し込みは携帯電話機からの基地局300を介
しての通話あるいはインターネット又は電子メールによ
り行う。または、携帯電話機を購入するとき、あるいは
機種変更するときに契約と同時に申し込んでもよい。申
し込み時にユーザはキャリア200に自分の携帯電話機
100の電話番号と生年月日を連絡する。キャリア20
0はこのサービスが開始される年齢を例えば60才と決
めている。キャリア200はこれらのデータをホストコ
ンピュータ250に登録するとともに、ホストコンピュ
ータ250が生年月日から計算してユーザが申し込み時
点で60才に達していない場合には60才の誕生日でこ
のサービスを保留にし、60才の誕生日からサービスを
開始する。もし、ユーザが申し込み時点で60才に達し
ていた場合、あるいは60才未満であってもこのサービ
スを受けたい場合には申し込み受付後からサービスが開
始される。
【0041】サービス開始にあたり、聴力の低下は個人
差があるので、周波数変換倍率のパターンを決める前に
キャリア200のホストコンピュータ250から聴力検
査のための信号を携帯電話機100宛てに送信する。こ
の検査は例えば、検査方法のメッセージを送った後、1
00Hz,500Hz,1KHz、5KHz、10KH
zの信号を音のレベルに徐々に上げながらユーザに送信
し、ユーザはその音が聞こえ始めたところで予め定めら
れたキーを押す。これによりユーザが携帯電話100を
使ったときの聴力の特性が判定され、ホストコンピュー
タ250に登録される。次にホストコンピュータ250
はユーザの携帯電話機100に、ユーザの聴力特性に適
するパターンを設定して送信する。ユーザの携帯電話機
100はこのパターンを登録し、それ以後の通話から登
録されたパターンで受話音声の周波数変換を行う。携帯
電話機100側でパターンが予め何種類か設定されてい
る場合は、ホストコンピュータ250がユーザの聴力特
性とそれらのパターンを比較して、それらの中から最適
のものを選択するようにしてもよい。この聴力検査は両
耳について行うようにしてもよく、その場合は右耳の特
性、左耳の特性のそれぞれのパターンをホストコンピュ
ータ250から携帯電話機100に送信する。携帯電話
機100は右耳の特性、左耳の特性のそれぞれのパター
ンを記憶し、そのいずれかをユーザが選択できるように
してもよい。この場合の選択は携帯電話機100カーソ
ル移動キーの右方向、左方向のキーを用いるようにして
もよい。これによれば右、左を自然に選ぶことができ
る。
【0042】有線の電話機の場合は複数の人が1台の電
話機を利用することが多いが、携帯電話機の場合は1台
の携帯電話機の利用者は1人に限られることがほとんど
であり、利用者に適した周波数特性に設定してしまって
も問題はない。聴力検査はサービス開始時点だけではな
く、定期的(年1回あるいは半年に1回)に行って、パ
ターンを更新するようにしてもよい。また、ユーザから
の希望があればその時点で行ないパターンを更新するよ
うにしてもよい。
【0043】このサービスは無料で行ってもよく、この
場合は、キャリアの評判が上がることによりキャリアへ
の加入者数の増加が見込め、契約料、通話料などによる
収入の増加を図ることができる。
【0044】このサービスに対し、課金を行う場合は、
月額100円程度の定額の利用料を通話料に加算するよ
うにしてもよい。また、ユーザが高齢者あるいは一種の
聴力障害者であることを考え、利用料は取らずに聴力検
査だけ有料にしてもよい。この聴力検査は、初回は無料
として2回目以降は1回百円程度に設定し、通話料に加
算するようにしてもよい。また、この場合、聴力検査で
周波数変換サービスが必要と判定されたときに通話料金
の割引を設定するようにしてもよい。この場合にもキャ
リアの評判が上がることによりキャリアへの加入数の増
加が見込め、収入の増加を図ることができる。なお、聴
力検査で正常と判定された場合には周波数変換サービス
も割引も行わない。
【0045】このサービスにより高齢化社会においても
携帯電話機の普及を図ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、聴
力の特性の補完の必要な高い受話音声は低音側に変換す
ることができるので受話音声を聴き取りやすくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による音声加工方法における音声周波数
の変換倍率特性と入力出力信号の周波数変換関係の一実
施例を示す特性図である。
【図2】本発明による音声加工方法における音声周波数
の変換倍率特性と入力出力信号の周波数変換関係の幾つ
かのパターンの実施例を示す特性図である。
【図3】本発明による携帯電話機の外観の一実施例を示
す斜視図である。
【図4】本発明による携帯電話機の一実施例を示すブロ
ックである。
【図5】表示部に表示される画面の一実施例を示す正面
図である。
【図6】本発明の1実施例における携帯電話機を用いた
周波数変換システムの構成を示す図である。
【図7】本発明の1実施例における携帯電話機を用いた
周波数変換システムのサービスを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
101…アンテナ、102…受話部、103…表示部、
104…入力釦、105…送話部、106…高周波回路
部、107…音声回路部、108…周波数変換手段、1
09…周波数検出手段、110…制御部、111…記憶
手段、100…携帯電話機、200…キャリア、250
…ホストコンピュータ、300…基地局。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受話音声の複数の所定の周波数を検出する
    ステップと、該検出された該周波数をそれぞれ該周波数
    に応じて定められた変換量に従って周波数変換するステ
    ップとを備えることを特徴とする音声加工方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の音声加工方法において、該
    変換量は、該受話音声の周波数が高いほど周波数の低い
    方へ変換する量が大きくなることを特徴とする音声加工
    方法。
  3. 【請求項3】受話音声の周波数を検出する周波数検出部
    と、該周波数検出部で検出された周波数を変換する周波
    数変換部と、該周波数検出部と該周波数変換部とを制御
    する制御部とを備え、該周波数変換部は該検出された該
    周波数をそれぞれ該周波数に応じて定められた変換量に
    従って周波数変換することを特徴とする電話機。
  4. 【請求項4】受話音声の周波数を検出する周波数検出部
    と、該周波数検出部で検出された周波数を変換する周波
    数変換部と、該周波数検出部と該周波数変換部とを制御
    する制御部と、該受話音声の周波数ごとの変換量の複数
    の組合せを設定した情報を記憶する記憶部とを備え、該
    受話音声の周波数ごとの変換量の複数の組合せを設定し
    た情報から一つの組合せを選択し、該周波数変換部は該
    検出されたそれぞれの周波数を選択した組合せの周波数
    変換量に従って周波数変換することを特徴とする電話
    機。
  5. 【請求項5】高周波回路部の出力側に受話音声の周波数
    を検出する周波数検出部と、該周波数検出部で検出され
    た周波数を変換する周波数変換部と、該周波数検出部と
    該周波数変換部とを制御する制御部とを備え、該周波数
    変換部は該検出された該周波数をそれぞれ該周波数に応
    じて定められた変換量に従って周波数変換することを特
    徴とする中継局。
  6. 【請求項6】携帯電話機に複数の周波数の信号を送信し
    て、これらの信号に対する応答を受信し、受信した応答
    データから周波数に対する応答特性を判定して周波数変
    換特性を設定し、この設定された周波数特性を上記携帯
    電話に送信して携帯電話機の受話時の周波数特性を変化
    させることを特徴とする周波数変換方法。
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