JP2008278327A - 音声通信装置及び音声通信装置の周波数特性制御方法 - Google Patents

音声通信装置及び音声通信装置の周波数特性制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通話時の聞き取り難さを簡単な手順で解消することが可能な音声通信装置を提供する。
【解決手段】音声信号を送受信することにより通信を行う音声通信装置であって、使用者によって発話された音声が入力音声信号として入力される音声入力部111と、予め定められた1以上の語句がそれぞれ発話された音声を音声データとして記憶する音声データ記憶部123と、入力音声信号から、音声データ記憶部123に記憶された各音声データに対応する箇所を検出する検出部122と、検出部122によっていずれかの音声データに対応する箇所が検出された場合に、通信先から受信した受信音声信号の周波数特性を制御する周波数特性制御部128と、周波数特性制御部128によって周波数特性が制御された受信音声信号を音声として出力する音声出力部112と、を備える音声通信装置が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は、音声通信装置、及び音声通信装置の周波数特性制御方法に関する。
従来より、電話による通話時に、通話者が受話音声を聞き取りやすくするための方法が考案されている。例えば、特許文献1には、周囲の騒音が大きい場所での受話音声の聞き取りを容易にする機能を持つ電話機が記載されている。これによると、電話機は、送話器から入力される音声信号から周囲の騒音の音量や周波数分布を分析し、分析結果に応じて受話音声の音量や音域を制御する。また、電話における音声帯域幅を拡大することによって、従来の電話機よりも音質を向上させるようにした「e音」モードを備える電話機も考案されている。
また、高齢化社会と呼ばれる現代では、高齢者にとって聞き取りやすいように音声を調整できるようにすることも重要である。一般に、高齢者の場合は、加齢とともに聴力が低下する老人性難聴の症状が発生することが多い。老人性難聴の場合、聴力の低下が高音域から発生するため、特に高域周波数の音声が聞き取り難くなる特徴がある。このような老人性難聴の対策としては、一般的に補聴器が用いられている。
特開平8−265075号公報
しかしながら、従来の補聴器は、基本的に音量レベルを上げるだけであるため、老人性難聴の場合、高域周波数の音声は聞き取りやすくなる一方、低域周波数の音声は大きすぎると感じてしまう。また、大きい音で長時間聞いていると、細胞の損傷が激しくなり、難聴がさらに悪化するという悪循環に陥る可能性がある。
また、上述した特許文献1の電話機で用いられる方法の場合、周囲の騒音と相手の声とを確実に判別できない可能性があり、意図せずに音声調節機能が作動してしまうことが考えられる。また、この方法では、周囲音の大小によってのみ作動し、聴覚の個人差や補聴器使用等の考慮がなされていないため、人間の聴覚によって生じる聞き取り難さを解決できないという問題がある。
また、電話機の「e音」モードを使用する場合、受話音声の高域周波数帯域が拡張されるため、老人性難聴の人にとっては音声が聞き取りやすくなるが、予め電話機のファンクションキーにこのモードを登録しておかなければならないため、音量レベルのように通話しながら変更することが難しく、高齢者にとっては特に使い勝手が悪いという欠点があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、通話時の聞き取り難さを簡単な手順で解消することが可能な、新規かつ改良された音声通信装置、及び音声通信装置の周波数特性制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、音声信号を送受信することにより通信を行う音声通信装置であって、使用者によって発話された音声が入力音声信号として入力される音声入力部と、予め定められた1以上の語句がそれぞれ発話された音声を音声データとして記憶する音声データ記憶部と、入力音声信号から、音声データ記憶部に記憶された各音声データに対応する箇所を検出する検出部と、検出部によっていずれかの音声データに対応する箇所が検出された場合に、通信先から受信した受信音声信号の周波数特性を制御する周波数特性制御部と、周波数特性制御部によって周波数特性が制御された受信音声信号を音声として出力する音声出力部と、を備える音声通信装置装置が提供される。
かかる構成により、通話時の音声が聞き取り難い場合に通話者が発する特定の語句を送話音声から検出し、受話音声の周波数特性を調節することが可能となる。これにより、通話者は、煩雑な操作を行うことなく、聞き取りやすい音声で通話を行うことができるようになる。
また、音声通信装置の通信状態を表示する表示部と、検出部によっていずれかの音声データに対応する箇所が検出された場合に、音声出力部によって出力される音声の周波数特性の値を表示部に表示させる表示制御部と、をさらに備えてもよい。これにより、通話者は、現在の周波数特性の状態を表示部の表示によって確認することができる。また、自動的に、あるいは通話者自身の操作によって周波数特性が変更されたことを確認しながら通話することができ、周波数特性の状態を通話者が希望する状態に確実に調整することが可能となる。
また、表示制御部は、音声出力部によって出力される音声の周波数を複数の周波数帯域に分割し、分割された各周波数帯域毎の出力レベルに該当する値を表示部に表示させるようにしてもよい。
また、受信音声信号の周波数特性を示す信号が入力される入力部をさらに備え、周波数特性制御部は、入力部より入力される信号に基づいて、受信音声信号の周波数特性を制御するようにしてもよい。これにより、通話者は、自分の希望する周波数特性の状態を入力して調整することが可能となる。
また、入力部によって入力される信号に基づいて求められる周波数特性の値を記憶する記憶部をさらに備え、周波数特性制御部は、記憶部に記憶された周波数特性の値に基づいて、受信音声信号の周波数特性を制御するようにしてもよい。これにより、以前に調整あるいは入力部より入力された周波数特性の状態を記憶しておき、次に周波数特性を調整する際に記憶された内容を用いて調整を行うことが可能となる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、音声信号を送受信することにより通信を行う音声通信装置の周波数特性制御方法であって、使用者によって発話された音声が入力音声信号として入力される音声入力ステップと、予め定められた1以上の語句がそれぞれ発話された音声の各音声データに対応する箇所を、上記入力音声信号から検出する検出ステップと、検出ステップにおいていずれかの音声データに対応する箇所が検出された場合に、通信先より受信される受信音声信号の周波数特性を制御する周波数特性制御ステップと、周波数特性制御ステップにおいて、周波数特性が制御された受信音声信号を音声として出力する音声出力ステップと、を含む音声通信装置の周波数特性制御方法が提供される。
かかる構成により、通話時の音声が聞き取り難い場合に通話者が発する特定の語句を送話音声から検出し、受話音声の周波数特性を調節することが可能となる。これにより、通話者は、煩雑な操作を行うことなく、聞き取りやすい音声で通話を行うことができるようになる。
また、検出ステップにおいていずれかの音声データに対応する箇所が検出された場合に、音声出力ステップで出力される音声の周波数特性の値を表示する表示ステップをさらに含むようにしてもよい。これにより、通話者は、現在の周波数特性の状態を表示部の表示によって確認することができる。また、自動的に、あるいは通話者自身の操作によって周波数特性が変更されたことを確認しながら通話することができ、周波数特性の状態を通話者が希望する状態に確実に調整することが可能となる。
また、表示ステップにおいて、音声出力ステップで出力される音声の周波数を複数の周波数帯域に分割し、分割された各周波数帯域毎の出力レベルに該当する値を表示するようにしてもよい。
また、受信音声信号の周波数特性を示す信号が入力される周波数特性入力ステップをさらに含み、周波数特性制御ステップにおいて、周波数特性入力ステップより入力される信号に基づいて受信音声信号の周波数特性を制御するようにしてもよい。これにより、通話者は、自分の希望する周波数特性の状態を入力して調整することが可能となる。
また、周波数特性入力ステップで入力される信号に基づいて求められる周波数特性の値を記録する周波数特性記録ステップをさらに含み、周波数特性制御ステップにおいて、周波数特性記録ステップで記録された周波数特性の値に基づいて受信音声信号の周波数特性を制御するようにしてもよい。これにより、以前に調整あるいは入力部より入力された周波数特性の状態を記憶しておき、次に周波数特性を調整する際に記憶された内容を用いて調整を行うことが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、通話時の聞き取り難さを簡単な手順で解消することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る電話装置について説明する。本実施形態においては、本発明に係る音声通信装置の一例として電話装置を用いて説明するが、本発明はかかる例に限定されず、通信用のネットワークを介して音声信号を送受信することにより通信を行うための通信装置であればどのようなものであってもよい。
図1は、本実施形態に係る電話装置100の概略構成を示すブロック図である。また、図2は、電話装置100のハンドセット110及び電話機本体120の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る電話装置100は、図1に示すように、家庭や会社等で使用される多機能電話機である。電話装置100は、通話中に通話者が相手の声をよく聞き取れないと感じたときに相手の声の音質を変更できるモードに自動的に移行し、通話者が簡単な操作で音質を変更できるインタフェースを提供する機能を有する。通常、通話者は、電話で相手の声がよく聞き取れないと感じたときに、「え?」や「もう一度お願いします」等と言って聞き返したり、「よく聞こえません」等と言って聞こえないことを相手に伝える言葉を発する。電話装置100は、このことを利用して、予め登録しておいた上記のような言葉を通話者が発したか否かを判別し、発したと判別されたときに音質を変更できるモードに移行するようにしたものである。以下、電話装置100の構成について説明する。
図1を参照して説明すると、電話装置100は、ハンドセット110と、電話機本体120とからなる。また、電話機本体120には、現在の日時や通話状態、相手の電話番号等を表示するための表示部130と、通話者が電話機に対し入力を行うための入力部140とが設けられている。
(ハンドセット110)
ハンドセット110は、通話者が、通話相手が発話した声を聞いたり、自分が発話した声を入力するために用いられる。ハンドセット110は、図2に示すように、ハンドセット送話部111と、ハンドセット受話部112とを内部に備える。なお、ハンドセット送話部111及びハンドセット受話部112は、それぞれ本発明の音声入力部及び音声出力部の一実施例を示したものである。
ハンドセット送話部111は、ハンドセット110の送話口から入力される音声(送話音声)を音声信号に変換して電話機本体120に入力する。入力された音声は、電話機本体120から音声信号電話回線を経由して通話相手の電話端末に送信される。また、ハンドセット受話部112は、電話回線を経由して通話相手から送信される音声信号(受話音声)を電話機本体120から受け取り、音声としてハンドセット110の受話口から出力する。
このように、通話者は、ハンドセット受話部112によって出力される相手の声の音声を聞き、それに応答して発話した音声をハンドセット送話部111に入力して相手に送信することにより、電話装置100を用いて通話することができる。
(表示部130)
表示部130は、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイからなり、電話機本体120の上面等に配置される。表示部130は、電話機本体120の表示制御部125の制御により、通話中の通話状態や通話時間、相手の電話番号等を表示する。また、通話中に受話音量を変更する際に、現在の音量レベルを表示するため等にも用いられる。
(入力部140)
入力部140は、電話を掛けるときに電話番号をダイヤルするためのダイヤルボタンや、通話時に呼を別の電話に転送したり音量を変更する等、電話の各種の機能を利用するためのファンクションボタン等を含む。入力部140は、上記ダイヤルボタンやファンクションボタン等が押されることにより発生する電気的信号を検出し、電話機本体120の電話機制御部124及び周波数特性変更部126に入力する。
(電話機本体120)
さらに、図2を参照して、電話機本体120内部の構成について説明する。電話機本体120は、図2に示すように、アナログ音声処理部121と、指定語句検出部122と、音声データ記憶部123と、電話機制御部124と、表示制御部125と、周波数特性変更部126と、周波数特性制御部127と、周波数特性記憶部128と、により構成される。
(アナログ音声処理部121)
アナログ音声処理部121は、ハンドセット送話部111から入力されるアナログ音声信号に所定の信号処理を施して、指定語句検出部122及び電話機制御部124に入力する。また、通話相手の電話端末から電話回線を経由して送信される音声信号に所定の処理を施してハンドセット受話部112に入力する。
(指定語句検出部122)
指定語句検出部122は、通話者が発話しハンドセット送話部111から入力された音声信号(送話音声)を分析し、特定の語句が含まれるか否かを検出する機能部である。ここで、特定の語句とは、例えば、「もう一度お願いします」や「よく聞こえません」等、通常人が電話をしていて相手の声が聞こえない場合に言うと思われる言葉を指す。以下では、上記判別に用いられるために登録された語句を指定語句と呼ぶ。なお、指定語句検出部122は、本発明に係る検出部の一例を示したものである。
指定語句検出部122は、アナログ音声処理部121から入力された送話音声の音声信号を分析し、音声データ記憶部123に格納された音声データと比較して、送話音声の中に指定語句の音声と一致する部分があるか否かを検出する。検出結果は、電話機制御部124及び表示制御部125に入力され、電話機の動作を制御するために用いられる。
(音声データ記憶部123)
音声データ記憶部123は、「もう一度お願いします」や「よく聞こえません」等の指定語句を発話したときの音声のデータを記憶するための記憶部である。音声データ記憶部123に記憶される音声データは、電話装置100の使用前に予め登録されたものであってもよく、使用者によって発せられた音声を録音したものであってもよい。
(電話機制御部124)
電話機制御部124は、電話機の動作全体を制御する機能部である。電話機制御部124は、アナログ音声処理部121より入力されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換して、電話回線に送出する。また、逆に電話回線から受け取ったデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換してアナログ音声処理部121または周波数特性制御部127に入力する。
また、電話機制御部124は、指定語句検出部122から出力される値に応じて、周波数特性入力モードのオン/オフを切り替える機能を有する。ここで、周波数特性入力モードとは、通話者が周波数特性を変更するための入力を受け付けるか否かを決定するモードであって、オンの場合は周波数特性を変更することが可能となる。電話機制御部124は、図2に示すように、切換部124aを含み、切換部124aによって周波数特性入力モードのオン/オフ切り替えを行う。
切換部124aは、指定語句検出部122から出力される値に応じて、電話機制御部124の電話回線から受け取った音声信号(受話音声)をアナログ音声処理部121と周波数特性制御部127とのいずれに入力するかを切り替える。通常の場合、即ち、指定語句検出部122で送話音声に指定語句が含まれないと判断される場合、周波数特性入力モードはオフの状態であるため、受話音声はアナログ音声処理部121に入力される。ここで、指定語句検出部122から指定語句が検出されたことを示す値が入力されると、切換部124aは、受話音声を周波数特性制御部127に入力するように切り替えを行う。これにより、周波数特性入力モードがオンの状態に移行し、入力部140からの入力に応じて周波数特性が制御された状態の受話音声を出力することができるようになる。
また、切換部124aは、受話音声の入力先を切り替えてから一定時間が経過した場合、あるいは、入力部140からの入力が一定時間なかった場合に、再び受話音声の入力先をアナログ音声処理部121に切り替えるようにしてもよい。これにより、モード切換後、一定時間が経過したり、通話者が操作を行わなかった場合は、再びモードをオフの状態にして、通話者が別の操作を行うことができるようになる。
(表示制御部125)
表示制御部125は、表示部130を制御して各種のデータを表示させる機能部である。表示制御部125は、指定語句検出部122より出力される値に応じて、周波数特性入力モードがオンまたはオフになったことを通話者に通知するための表示画面を表示部130に表示させる。
図3は、周波数特性入力モードがオンになったときに表示部130の表示内容を示す図である。図3の表示画面131は、周波数特性入力モードがオフの状態のときに表示部130に表示される画面の一例であって、例えば、通話中の相手の電話番号や電話番号に対応して電話装置100に予め登録された名前等が表示されている。
ここで、指定語句検出部122より、受話音声から指定語句が検出されたことが通知された場合、表示制御部125は、図3に示す表示画面132のような周波数特性入力画面を表示部130に表示させる。表示画面132は、現在の受話音声の出力における周波数特性の状態を表示したもので、出力音声の周波数帯域が6段階に分割され、各周波数帯域の音声出力レベルがバーの高さによって示されている。
通話者は、このような表示画面132を見ながら、入力部140のダイアルボタン等を押下することによって、各周波数帯域の出力レベルを上昇させたり、低下させたりして周波数特性を調整することができる。その際、入力部140によって入力された内容が電話機制御部124を経由して表示制御部125に入力され、表示制御部125はそれに応じて表示部130の表示画面を変更する。
図4及び5は、入力部140から入力を行ったときの周波数特性変更時の表示部130の表示内容を示す図である。図4及び5に示す例では、1〜6までのダイアルボタンが、表示画面132に表示された1〜6までの各周波数帯域に対応している。また、各ダイアルボタンを一定時間以上押したままの状態にした場合は、ボタンが押された時間に応じて、対応する周波数帯域の出力レベルを上昇させることを意味する。一方、ダイアルボタンを一定時間以下の短い時間押した場合は、ボタンが押された回数に応じて、対応する周波数帯域の出力レベルを低下させることに対応しているものとする。
例えば、図4は、表示画面132が表示された状態で、ダイアルボタンの6が一定時間以上押されたままの状態にされたときに表示部130に表示される表示画面133の例を示している。この場合、6番に対応する周波数帯域、即ち、最も高域の周波数帯域の出力レベルを上昇させることを意味している。従って、表示制御部125は、表示部130を制御して、表示画面133のように6番に対応する周波数帯域のバーの高さを上昇させた画面を表示させるようにする。
また、図5は、表示画面132が表示された状態で、ダイアルボタンの3が一定時間以下の短い時間で2回押されたときに表示部130に表示される表示画面134の例を示している。この場合、3番に対応する周波数帯域、即ち、低い方から3番目の周波数帯域の出力レベルを低下させることを意味している。従って、表示制御部125は、表示部130を制御して、表示画面134のように3番に対応する周波数帯域のバーの高さを低下させた画面を表示させるようにする。
また、表示制御部125は、周波数特性入力モードがオンの状態を示す表示画面を表示部130に表示させてから一定時間が経過した場合、あるいは、入力部140からの入力が一定時間なかった場合に、再び表示画面を元の画面に戻すようにしてもよい。例えば、図6に示すように、表示画面132を表示部130に表示させてから一定時間入力がなかった場合、再び元の表示画面131を表示部130に表示させるようにしてもよい。
(周波数特性変更部126)
周波数特性変更部126は、周波数特性入力モードがオンの状態のときに、入力部140からの入力内容に応じて、周波数特性記憶部128に格納されている周波数特性値を変更する。また、周波数特性変更部126は、入力部140からの入力内容に基づく変更後の周波数特性の値を周波数特性制御部127に直接入力するようにしてもよい。
例えば、図4に示す例のように、6のダイヤルボタンが一定時間以上押されたままの状態であることを示す信号が入力部140から入力された場合、周波数特性変更部126は、周波数特性記憶部128に記憶されている6番に該当する周波数帯域のレベル値を、ボタンが押し続けられた時間に応じて上昇させた値に変更する。
あるいは、図5に示す例のように、3のダイヤルボタンが一定時間以下の短い時間、複数回押されたことを示す信号が入力された場合、周波数特性変更部126は、周波数特性記憶部128に記憶されている3番に該当する周波数帯域のレベル値を、ボタンが押された回数に応じて低下させた値に変更する。
(周波数特性制御部127)
周波数特性制御部127は、入力部140からの入力に基づいて、受話音声の周波数特性を制御する機能部である。周波数特性制御部127には、電話機制御部124の切換部124aの働きによって、周波数特性入力モードがオンに切り替えられた間だけ受話音声の音声信号が入力される。この間、周波数特性制御部127は、周波数特性記憶部128に記憶された周波数特性値を読み出し、読み出された値に従って音声信号の周波数特性を制御して出力する。あるいは、周波数特性制御部127は、周波数特性変更部126から出力される値に基づいて、周波数特性を制御するようにしてもよい。
周波数特性制御部127より出力される音声信号は、アナログ音声処理部121に入力され、ハンドセット受話部112より音声として出力される。これにより、通話者は、自分が入力部140から入力した内容に基づいて受話音声の周波数特性を調整することができ、自分が聞き易い音質で相手の声を聞くことができる。
(周波数特性記憶部128)
周波数特性記憶部128は、ハンドセット受話部112より出力する音声の周波数特性の値を記憶するための記憶部である。図7は、周波数特性記憶部128に記憶されるデータの一例を示す図である。周波数特性記憶部128は、図7に示すように、出力音声の周波数帯域を複数の段階に分割し、各周波数帯域の音声出力レベルに該当する数値を周波数特性値として格納するようにしてもよい。図7の例では、周波数帯域が6つに分割され、1〜6までの各周波数帯域のレベル値が格納されている。
以上、電話装置100の構成について説明した。かかる構成により、電話装置100は、通話時の音声が聞き取り難い場合に通話者が発する特定の語句を検出し、自動的に周波数帯域調節モードに移行することができる。これにより、通話者は、煩雑な操作を行うことなく、聞き取りやすいように音声を調節することができる。
なお、アナログ音声処理部121、指定語句検出部122、電話機制御部124、表示制御部125、周波数特性変更部126及び周波数特性制御部127の各部は、上述した各機能を実行可能な回路素子等のハードウェアで構成されてもよいし、あるいは、上述した各機能を実行可能なプログラムモジュールをコンピュータ等の情報処理装置にインストールしたソフトウェアで構成されてもよい。また、音声データ記憶部123及び周波数特性記憶部128は、例えば、半導体メモリ、光ディスク、磁気ディスク等の各種の記憶媒体等により構成されてもよい。
次に、図8及び図9を参照して、電話装置100の動作について説明する。ここで、図8は、電話装置100において実行される周波数特性入力モードの切り替え処理の流れを示すフローチャートである。また、図9は、周波数特性変更処理の流れを示すフローチャートである。
まず、図8に基づいて、電話装置100において実行される周波数特性入力モードの切り替え処理の一例について説明する。図8に示す処理は、電話装置100によって通話者の通話中に行われるものである。
まず、ステップS200において、電話装置100で通話中の通話者によって発話された送話音声が、ハンドセット送話部111より入力される。ハンドセット送話部111は、送話音声をアナログ音声信号として電話機本体120に入力する。入力された音声信号は、アナログ音声処理部121を経由して指定語句検出部122に入力される。
次いで、ステップS202において、指定語句検出部122は入力された音声信号を分析して指定語句が含まれるか否かを判別する。より詳細には、指定語句検出部122によって、アナログ音声処理部121から入力された送話音声の中に音声データ記憶部123に格納された指定語句の音声データと一致する部分があるか否かを検出する。検出処理後、指定語句検出部122は、検出結果を電話機制御部124及び表示制御部125に入力する。
ステップS202で検出された検出結果に基づいて、ステップS204で処理が分岐される。入力された送話音声に指定語句が含まれると判定された場合は、ステップS206に遷移し、電話機制御部124は、各部を制御して周波数特性入力モードをオンに切り替える。一方、入力された送話音声には指定語句が含まれないと判定された場合は、処理を終了し、周波数特性入力モードの切り替え処理は行わない。
ステップS206で、表示制御部125は、表示部130に周波数特性入力画面(例えば、図3の表示画面132)が表示されるように制御する。また、電話機制御部124の切換部124aは、電話回線より受信した受話音声の入力先を、アナログ音声処理部121から周波数特性制御部127に切換える。
次いで、ステップS208で入力部140からの入力を待つ。ここで、入力部140からの入力が検出された場合は、ステップS220に遷移して周波数特性の調整処理を実行する。
一方、入力が検出されない場合は、ステップS210で、周波数特性入力モードがオンに移行してからの経過時間が一定時間を超えたか否かを判定する。ここで、経過時間が一定時間以上でない場合は、ステップS208に戻って入力待ち状態が継続される。経過時間が一定時間以上である場合、即ち、一定時間以上入力部140から入力がない場合は、ステップS212に遷移し、表示制御部125により表示部130の表示を元の状態に戻して周波数入力モードをオフにする。また、電話機制御部124の切換部124aは、電話回線より受信した受話音声の入力先を、周波数特性制御部127からアナログ音声処理部121に切換える。
次に、図9を参照して、図8のステップS220で実行される周波数特性調整処理の一例を説明する。
まず、ステップS222で、周波数特性変更部126は、入力部140から入力される信号に基づいてどのボタンが押されたかを判断し、それによって変更後の周波数特性の値を求め、ステップS224で周波数特性記憶部128に格納する。
例えば、図4に示す例のように、6のダイヤルボタンが一定時間以上押したままの状態にされたことを示す信号が入力された場合、周波数特性変更部126は、周波数特性記憶部128に記憶されている6番に該当する周波数帯域のレベル値を、ボタンが押し続けられた時間に応じて上昇させた値に変更する。
あるいは、図5に示す例のように、3のダイヤルボタンが一定時間以下の短い時間、複数回押されたことを示す信号が入力された場合、周波数特性変更部126は、周波数特性記憶部128に記憶されている3番に該当する周波数帯域のレベル値を、ボタンが押された回数に応じて低下させた値に変更する。
次いで、ステップS226で、表示制御部125は、周波数特性変更部126によって求められた変更後の周波数特性の値に基づいて、表示部130に表示されている周波数特性のレベル値を変更する。これにより、通話者が入力部140から入力した内容に基づいて表示部130の表示内容が変更され、通話者は、自分が入力した内容を表示部130の表示によって確認することができる。
次いで、ステップS228で、周波数特性制御部127は、周波数特性記憶部128に記憶されたデータに従って、電話機制御部124から入力される受話音声の周波数特性を制御する。例えば、図4に示す例の場合、受話音声の6番に該当する周波数帯域、即ち、最も高域の周波数帯域の音声レベルが上昇されて、アナログ音声処理部121に出力される。あるいは、図5に示す例の場合、受話音声の3番に該当する周波数帯域、即ち、3番目に低い周波数帯域の音声レベルが低下されて、アナログ音声処理部121に出力される。
以上のような処理を通じて、電話装置100は、受話音声の周波数特性を調整してハンドセットの受話口から出力することが可能となる。また、通話者は、受話音声が聞き取り難いと感じたときに発した言葉によって自動的に電話装置100の状態を周波数特性の調整が可能な状態に切換えることができ、煩雑な操作を行うことなく聞き取りやすい音声に調整することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、周波数特性制御部127は、入力部140から入力に基づいて周波数特性を制御するものとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、周波数特性制御部127は、ある周波数帯域のレベルを1つ上昇させる等、予め定められた周波数特性の値になるように自動的に周波数特性を制御してもよい。あるいは、前回の入力内容を周波数特性記憶部128に記憶させておき、記憶された値を読み出して自動的に制御するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、周波数特性を制御する方法として、複数に分割された各周波数帯域毎に制御値の設定を行う方法を用いて説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、予め設定された複数の周波数特性パターンを記憶させておき、通話者がそれらのパターンの中から1つを選択できるようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る電話装置の概略構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る電話装置のハンドセット及び電話機本体の概略構成を示すブロック図である。 周波数特性入力モードがオンになったときの表示部の表示内容を示す図である。 周波数特性変更時の表示部の表示内容を示す図である。 周波数特性変更時の表示部の表示内容を示す図である。 周波数特性入力モードがオフになったときの表示部の表示内容を示す図である。 周波数特性記憶部に記憶されるデータ内容の一例を示す図である。 周波数特性入力モードの切り替え処理の流れを示すフローチャートである。 周波数特性変更処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100 電話装置
110 ハンドセット
111 ハンドセット送話部
112 ハンドセット受話部
120 電話機本体
121 アナログ音声処理部
122 指定語句検出部
123 音声データ記憶部
124 電話機制御部
124a 切換部
125 表示制御部
126 周波数特性変更部
127 周波数特性制御部
128 周波数特性記憶部
130 表示部
140 入力部

Claims (10)

  1. 音声信号を送受信することにより通信を行う音声通信装置であって、
    使用者によって発話された音声が入力音声信号として入力される音声入力部と、
    予め定められた1以上の語句がそれぞれ発話された音声を音声データとして記憶する音声データ記憶部と、
    前記入力音声信号から、前記音声データ記憶部に記憶された各音声データに対応する箇所を検出する検出部と、
    前記検出部によっていずれかの前記音声データに対応する箇所が検出された場合に、通信先から受信した受信音声信号の周波数特性を制御する周波数特性制御部と、
    前記周波数特性制御部によって周波数特性が制御された前記受信音声信号を音声として出力する音声出力部と、
    を備えることを特徴とする、音声通信装置。
  2. 前記音声通信装置の通信状態を表示する表示部と、
    前記検出部によっていずれかの前記音声データに対応する箇所が検出された場合に、前記音声出力部によって出力される音声の周波数特性の値を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の音声通信装置。
  3. 前記表示制御部は、前記音声出力部によって出力される音声の周波数を複数の周波数帯域に分割し、分割された各周波数帯域毎の出力レベルに該当する値を前記表示部に表示させることを特徴とする、請求項2に記載の音声通信装置。
  4. 前記受信音声信号の周波数特性を示す信号が入力される入力部をさらに備え、
    前記周波数特性制御部は、前記入力部より入力される信号に基づいて、前記受信音声信号の周波数特性を制御することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の音声通信装置。
  5. 前記入力部によって入力される信号に基づいて求められる周波数特性の値を記憶する周波数特性記憶部をさらに備え、
    前記周波数特性制御部は、前記周波数特性記憶部に記憶された周波数特性の値に基づいて、前記受信音声信号の周波数特性を制御することを特徴とする、請求項4に記載の音声通信装置。
  6. 音声信号を送受信することにより通信を行う音声通信装置の周波数特性制御方法であって、
    使用者によって発話された音声が入力音声信号として入力される音声入力ステップと、
    前記音声入力ステップにおいて入力された前記入力音声信号から、予め定められた1以上の語句がそれぞれ発話された音声の各音声データに対応する箇所を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいていずれかの前記音声データに対応する箇所が検出された場合に、通信先より受信される受信音声信号の周波数特性を制御する周波数特性制御ステップと、
    前記周波数特性制御ステップで周波数特性が制御された前記受信音声信号を、音声として出力する音声出力ステップと、
    を含むことを特徴とする、音声通信装置の周波数特性制御方法。
  7. 前記検出ステップにおいていずれかの前記音声データに対応する箇所が検出された場合に、前記音声出力ステップで出力される音声の周波数特性の値を表示する表示ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項6に記載の音声通信装置の周波数特性制御方法。
  8. 前記表示ステップにおいて、前記音声出力ステップで出力される音声の周波数を複数の周波数帯域に分割し、分割された各周波数帯域毎の出力レベルに該当する値を表示することを特徴とする、請求項7に記載の音声通信装置の周波数特性制御方法。
  9. 前記受信音声信号の周波数特性を示す信号が入力される周波数特性入力ステップをさらに含み、
    前記周波数特性制御ステップにおいて、前記周波数特性入力ステップより入力される信号に基づいて前記受信音声信号の周波数特性を制御することを特徴とする、請求項6〜8のいずれかに記載の音声通信装置の周波数特性制御方法。
  10. 前記周波数特性入力ステップで入力される信号に基づいて求められる周波数特性の値を記録する周波数特性記録ステップをさらに含み、
    前記周波数特性制御ステップにおいて、前記周波数特性記録ステップで記録された周波数特性の値に基づいて前記受信音声信号の周波数特性を制御することを特徴とする、請求項9に記載の音声通信装置の周波数特性制御方法。
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