JP3325147B2 - 電話機 - Google Patents

電話機

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JP3325147B2
JP3325147B2 JP05473795A JP5473795A JP3325147B2 JP 3325147 B2 JP3325147 B2 JP 3325147B2 JP 05473795 A JP05473795 A JP 05473795A JP 5473795 A JP5473795 A JP 5473795A JP 3325147 B2 JP3325147 B2 JP 3325147B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる留守番機能を
備えた電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的な留守番電話機は、外部か
ら入力される用件メッセージを録音する際に、入力され
る音声レベルに従って録音レベルを自動的に調節する自
動利得調節装置を備えており、留守番電話機の使用者は
用件メッセージを再生する際、常に一定の音量レベルで
聴取することができる。
【0003】また、一般的な留守番電話機として、外部
からDTMF(Dual Tone MultiFrequency)信号を出力
することができる電話機によって予め定めるコードを入
力することで、電話回線網を通じて留守番電話機を操作
する、いわゆる遠隔操作(リモート操作)を行うことが
できる留守番電話機がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】リモート操作によって
用件メッセージの再生を行う場合には、再生された用件
メッセージが受話者側に伝わるまでの間で線路損失の影
響を受けることとなり、常に最適な再生音量レベルを得
ることができない。また、受話者側の周囲の雑音のレベ
ルが高い場合は、再生音量レベルが充分でないと用件メ
ッセージが聞き取りにくくなることがある。
【0005】上述のようなリモート操作時において、受
話者の所望する音量レベルで用件メッセージを再生する
ための技術が特開平5−268324号公報に開示され
ている。前記公報における留守番電話機においては、D
TMF信号を出力することができる電話機から、DTM
F信号による複数のリモート信号を入力することによっ
て、送受話の切換えおよび音量の調節などを行ってい
る。
【0006】本発明の目的は、DTMF信号によるリモ
ート操作時において、複雑な操作を行うことなく常に最
適な音量で音声メッセージを聴取することができる電話
機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、DTMF信号
によるリモート操作が可能な電話機において、呼出信号
を予め定める回数受信した後に着信し、応答メッセージ
を送出した後に発呼側から送出される音声メッセージを
記憶手段に記憶する自動応答手段と、前記記憶手段に記
憶された音声メッセージを再生して出力する再生手段
と、前記再生手段による再生音量を調節する音量調節手
段と、DTMF信号によるリモート操作時において電話
回線から受信したDTMF信号が予め定めるコマンドか
どうかを解析するコマンド解析手段と、電話回線から受
信した音声信号の音量を測定する音量測定手段とを備
え、前記音量調節手段は、予め定めるコマンドが受信さ
れたときは、前記音量測定手段の出力に基づいて再生音
量を調節することを特徴とする電話機である。
【0008】
【作用】本発明に従えば、自動応答手段によって記憶手
段に記憶録音された音声メッセージを、再生手段によっ
て再生させて電話回線を介して聴取する際に、DTMF
信号によって音量調節コマンドを入力することによって
当該音声メッセージの再生音量を調節する。したがっ
て、電話回線の状況によって再生音量が充分でない場合
であっても、再生音量を調節することによって受話者の
所望する音量で音声メッセージを再生することができ
る。
【0009】また本発明に従えば、音声メッセージを電
話回線を介して聴取する際に、電話機を操作するために
入力されるDTMF信号の音量を音量測定手段によって
測定し、当該DTMF信号がコマンド解析手段によって
予め定めるコマンドであると判断されたときには、音量
測定手段の出力に基づいて再生音量を調節する。したが
って、音量調節のためにDTMF信号に基づくコマンド
を改めて入力しなくても電話回線の状況に応じた再生音
量で音声メッセージを再生することができる。
【0010】さらに本発明に従えば、音声メッセージを
電話回線を介して聴取する際に、電話回線を介して受信
される音声信号を音量測定手段によって測定し、入力さ
れたDTMF信号がコマンド解析手段によって予め定め
るコマンドであると判断されたときには、音量測定手段
の出力に基づいて再生音量を調節する。したがって、音
量調節のためにDTMF信号に基づくコマンドを改めて
入力しなくても電話回線の状況に応じた再生音量で音声
メッセージを再生することができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例である電話機1
の構成を示すブロック図である。電話機1は、制御装置
2と、網制御装置3と、録音装置4と、音声データ記憶
装置5と、再生装置6と、記憶装置7と、再生ボタン群
8と、再生音量調節装置9と、DTMF信号検出装置1
0と、DTMF音量測定装置11と、音量測定装置12
と、送受器13と、スピーカ14とを含んで構成され
る。また、操作ボタン群8は、数字、記号などのキーに
よって構成されるダイヤルボタン15と、再生ボタン1
6と、停止ボタン17と、留守ボタン18とを含む。
【0012】制御装置2は、電話機1を構成する各装置
と接続されており、それぞれの制御を行う。網制御装置
3は、電話機1において電話回線網21との接続を制御
する。通常の使用の場合には、網制御装置3に接続され
ている送受器13を用いて音声信号の授受を行う。網制
御装置3は、電話回線網21から入力される音声信号を
録音装置4と、DTMF信号検出装置10と、DTMF
音量測定装置11と、音量測定装置12とに供給し、再
生音量調節装置9から入力される音声信号を電話回線網
21へと出力する。
【0013】録音装置4は、網制御装置3から供給され
るアナログの信号である音声信号をデジタル信号である
音声データに変換して音声データ記憶装置5に入力す
る。音声データ記憶装置5には、応答メッセージおよび
用件メッセージが音声データとして記憶される。音声デ
ータ記憶装置5は、出力時には先に記憶された音声デー
タから出力される、いわゆる先入れ先出し方式の記憶装
置であり、後述する再生装置6による用件メッセージの
再生時には1番古い用件メッセージから再生されること
となる。
【0014】再生装置6は、音声データ記憶装置5に記
憶されている各音声データを対応する音声信号へと変換
する。変換された音声信号は、電話機1を直接操作して
いる場合には、スピーカ14へと出力されて、電話回線
網21を通じてのリモート操作である場合には、いわゆ
る電子ボリュームなどで実現される再生音量調節装置9
において再生音量レベルが調節された後に網制御装置3
を経て電話回線網21へと出力される。記憶装置7は、
後述する各種設定を記憶することができる。
【0015】コマンド解析手段であるDTMF信号検出
装置10は、入力される音声信号中にDTMF信号が含
まれていた場合には、対応するコードに変換して制御装
置2へと入力する。DTMF音量測定装置11は、電話
回線網21を介して入力されたDTMF信号の振幅を数
値に変換して制御装置2に入力する。同様に音量測定装
置12は、電話回線網21を介して入力された音声信号
の振幅を数値に変換する。
【0016】電話機1においては、使用者が送受器13
を取り上げるなどしてオフフック状態とした後に、使用
者がダイヤルボタン15を用いて電話番号を入力するこ
とによって相手に電話を賭けることができ、網制御装置
3を介して送受器13によって相手に音声を送り、また
相手からの音声を聞く。また、相手から電話がかかって
きた場合には、電話回線網21を介して入力される呼出
信号に基づく呼出音が電話機1から出力される。使用者
の操作によって、網制御装置3と電話回線網21との接
続が有効とされると送受器13によって音声の授受を行
う。
【0017】電話機1における留守番電話機能について
説明を行う。使用者によって留守ボタン18が押される
と、電話機1は留守番モードとなり応答メッセージの送
出および用件メッセージの記憶が可能な待機状態とな
る。待機状態となった電話機1に電話回線網21を介し
て呼出信号が予め定める回数入力されると、網制御装置
3は電話回線網21との接続を有効とする。待期状態で
電話回線が閉結されたので、制御装置2は再生装置6と
再生音量調節装置9、および再生音量調節装置9と網制
御装置3との接続を有効とする。制御装置2は、音声デ
ータ記憶装置5から予め記憶されている応答用メッセー
ジの音声データを再生装置6へと出力させる。音声デー
タは、再生装置6において音声信号に変換されて、再生
音量調整装置9に出力される。当該音声信号は、再生音
量調節装置9において所定の信号レベルに調整された
後、網制御装置3を経て電話回線網21に出力される。
【0018】応答用メッセージの再生終了後、相手から
の音声信号である用件メッセージが電話回線網21を介
して入力されると、当該用件メッセージは網制御装置3
を介して録音装置4に入力され、録音装置4において音
声データに変換されて音声データ記憶装置5に記憶され
る。音声データ記憶装置5に記憶される際に、記憶装置
7の各記憶領域に何件目の用件メッセージであるかを示
すデータと、当該用件メッセージが格納されている音声
データ記憶装置5の開始アドレスと終了アドレスとを対
応付けて記憶する。予め定める録音時間が経過すると、
制御装置2は網制御装置3において接続されている電話
回線網21との回線を切断する。その後、電話機1は再
び待機状態となる。
【0019】また、録音された用件メッセージを再生す
るには、留守ボタン18を押すなどして留守番モードを
解除して再生ボタン16を押す。再生ボタン16の押圧
によって、記憶装置7に記憶されている各音声データの
開始アドレスを順番に読出して、当該開始アドレスに基
づいて音声データ記憶装置5から音声データを読み出し
再生装置6に入力する。再生装置6に入力された音声デ
ータは、再生装置6において音声信号へと変換されて、
スピーカ14から音響出力として出力される。録音され
ている用件メッセージを全て再生し終えるか、もしくは
停止ボタン17が押されるまで再生を行う。電話回線網
21を介して外部から用件メッセージを聞く場合は、D
TMF信号によって再生開始および停止を指示する。
【0020】電話回線網21からの着呼によって自動的
に応答しているときに、DTMF信号によって暗証番号
などの入力および特定の操作によって、電話回線網21
からの操作が可能となった場合に、入力されるコマンド
とそれぞれに対応する動作を以下の表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】表1に示す各コマンドを入力することによ
って、再生、停止および音量の設定を行うことができ
る。なお、電話機1において入力可能なコマンドは表1
の例に限らない。
【0023】図2は、電話機1において録音された用件
メッセージを電話回線網21を通して聞くときの処理を
示すフローチャートである。電話機1が待機状態である
場合に、ステップs1において網制御装置3が電話回線
網21を通じて着信信号が入力されたことを検出し、当
該着信信号が所定の回数入力されると、ステップs2に
おいて網制御装置3内で電話回線網21が閉結されて自
動的に着信する。
【0024】ステップs3では、音声データ記憶装置5
から応答メッセージの音声データを再生装置6に入力し
て音声信号に変換し、さらに再生音量調節装置9によっ
て音量レベルを調節されて網制御装置3を介して電話回
線網21へと出力される。応答メッセージ再生中に、電
話回線網21を介してDTMF信号が入力されると、D
TMF信号検出装置10において当該DTMF信号に対
応するコードへと変換される。
【0025】ステップs4では、変換されて制御装置2
に入力されたコードが、予め定められた暗証番号などの
特定のコードであるかどうかを判断する。特定のコード
が入力されていない場合にはステップs5に進む。ステ
ップs5では、応答メッセージの再生が終了したかどう
かを判断する。応答メッセージの再生が終了していない
場合には、ステップs4以降の処理を行う。すなわち、
応答メッセージの再生が終了するまで特定のコードが入
力されたかどうかを判断する。応答メッセージの再生が
終了した場合にはステップs6に進む。ステップs6で
は、電話回線網21を介して入力される音声信号である
用件メッセージを、録音装置4において音声データへと
変換して音声データ記憶装置5に記憶する。同時に、当
該用件メッセージの記憶されている開始アドレスなどが
記憶装置7に記憶される。予め定める時間、用件メッセ
ージの録音を行った後に処理を終了する。
【0026】ステップs4において、特定のコードが入
力された場合には、ステップs7に進む。ステップs7
以降の処理は、電話機1の使用者が、遠隔地から行うリ
モート操作モードの処理となる。ステップs7では、再
生音量の設定値X(X=0〜9:Xが大きい程大きな音
量レベルを示す)を初期設定値であるX=5とする。定
められた設定値は記憶装置7に格納される。また、設定
値Xは再生音量調節装置9に入力されて再生音量の基準
となる。
【0027】続くステップs8では、前述の表1に示し
たようなDTMF信号によるコマンドを検出するまで、
ステップs8において待ち合わせる。いずれかのコマン
ドを検出した場合にはステップs9に進む。ステップs
9では、検出されたコマンドがどのような機能を指示す
るコマンドであるかを判断する。検出したコマンドが1
♯であった場合にはステップs10に進む。ステップs
10では、コマンド1♯に対応する動作として再生を開
始する。以後はステップs8以降の処理を行う。
【0028】ステップs9において検出したコマンドが
2♯であった場合には、ステップs11に進む。ステッ
プs11では、コマンド2♯に対応する動作として再生
音量の設定値Xを1増加させる。なお設定値XがX=9
であった場合には設定値を変更しない。続くステップs
12において、設定値Xを改めて再生音量調節装置9に
入力して再生音量を設定する。以後はステップs8以降
の処理を行う。
【0029】ステップs9において検出したコマンドが
3♯であった場合には、ステップs13に進む。ステッ
プs13では、コマンド3♯に対応する動作として再生
音量の設定値Xを1減少させる。なお、設定値XがX=
0であった場合には、設定値を変更しない。以後はステ
ップs12以降の処理を行う。
【0030】ステップs9において検出したコマンドが
4X♯であった場合には、ステップs14に進む。ステ
ップs14では、コマンド4X♯に含まれるXの値を再
生音量の設定値Xとして定める。以後はステップs12
以降の処理を行う。
【0031】ステップs9において検出したコマンドが
9♯であった場合には、ステップs15に進む。ステッ
プs15では、コマンド9♯に対応する動作として再生
を停止する。なお、再生中でない場合にはこの処理は無
効となる。以後はステップs8以降の処理を行う。
【0032】ステップs9において検出したコマンドが
上述したいずれのコマンドでもない場合は、ステップs
16に進む。ステップs16では、検出された各コマン
ドに対応する処理が行われる。以後はステップs8以降
の処理を行う。
【0033】以上に説明したフローチャートによれば、
録音された用件メッセージをリモート操作によって再生
する場合において、用件メッセージが録音されたときの
音量、線路における損失、受話者の聴力、受話器から出
力されるときの音量、および受話側の周囲の雑音などに
よってそれぞれ用件メッセージを聞き取りやすい再生音
量は異なるが、再生音量を切換える手段を設けDTMF
信号によってコマンドを入力することで再生音量を設定
しているので、受話者は常に最適な音量に調節して用件
メッセージを聴取することができる。
【0034】図3は、電話機32において録音された用
件メッセージを電話回線網21を通して聞くときの処理
を示す他のフローチャートである。電話機32は図1に
示す電話機1と同一の構成であるので説明を省略する。
【0035】この例における電話機32の特徴は、リモ
ート操作モードで用件メッセージの再生を行う際に、コ
マンドを指示するために入力されるDTMF信号の音量
レベルに基づいて用件メッセージの再生音量を定めるこ
とである。
【0036】図3に示すフローチャートにおいて、図2
のフローチャートと同一の処理には同一のステップ番号
を付して説明を省略する。本フローチャートは、図2に
示すフローチャートからステップs7の処理を削除し、
ステップs8とステップs9との間にステップs21の
処理を挿入したものである。
【0037】ステップs4において、特定のコードの入
力が行われた場合にはステップs8に進む。ステップs
8においてDTMF信号によるコマンドが入力されたか
どうかを判断する。
【0038】ステップs8において、コマンドが検出さ
れた場合にはステップs21に進む。ステップs21で
は、DTMF信号の音量に従って再生音量を設定する。
すなわち、コマンドを指示するために入力されるDTM
F信号が、同時にDTMF音量測定装置11に入力され
る。当該DTMF信号の振幅が、数値に変換されて音量
レベルとなり制御装置2に入力される。DTMF音量測
定装置11によって測定された音量レベル従って、制御
装置2は再生音量調節装置9における用件メッセージの
再生音量を定める。測定した音量レベルと設定する音量
レベルとの関係を以下の表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】表2に示されるように、測定した音量レベ
ルが0のときは設定する音量レベルを9とし、測定レベ
ルが1増加する毎に設定レベルを1減少させる。音量レ
ベルが0というのは、人が内容を聞き分けることが困難
であるような極めて低い音量レベルであることを示して
おり、DTMF音量測定装置11によるDTMF信号の
検出のみが可能な音量レベルである。測定レベルが5以
上のときは設定レベルを5とする。再生音量の設定後、
ステップs9に進み、検出されたコマンドがいずれの機
能を指示するものかを判断する。
【0041】以上のフローチャートによれば、コマンド
を指定するために入力されるDTMF信号の音量レベル
をDTMF音量測定装置11によって測定し、当該音量
レベルに基づいて再生音量調節装置9における用件メッ
セージの再生音量を設定するので、線路損失による音声
の減衰量に応じて再生音量レベルが変化し、快適に用件
メッセージを聴取することができる。
【0042】また、再生音量レベルの設定は、コマンド
指定のために入力され、DTMF音量測定装置11によ
って測定されたDTMF信号の音量レベルに基づいて自
動的に行われるので、受話者は再生音量レベルの設定を
手動で行う必要がなく、設定の手間を省くことができ
る。
【0043】さらに、再生音量レベルは自動的に設定さ
れるので、設定を行うための時間を省くことができ、通
話時間を短縮することができる。
【0044】またさらに、個人の聴感の違いによって、
自動的に設定された再生音量レベルでは充分に用件メッ
セージを聞き取ることができない場合であっても、再生
音量を切換えるコマンドを入力することによって再生音
量レベルを設定することができるので、快適な音量レベ
ルで用件メッセージを聴取することができる。
【0045】図4は、本発明の実施例における電話機3
3において録音された用件メッセージを電話回線網21
を通して聞くときの処理を示すフローチャートである。
電話機33は、図1に示す電話機1と同一の構成である
ので説明を省略する。
【0046】本実施例における電話機33の特徴は、リ
モート操作モードで用件メッセージの再生を行う際に受
話側の周囲の音量を測定し、測定された音量レベルに基
づいて用件メッセージの再生音量を定めることである。
【0047】図4に示すフローチャートにおいて、図2
のフローチャートと同一の処理には同一のステップ番号
を付して説明を省略する。本フローチャートは、図2に
示すフローチャートのステップs2とステップs3との
間にステップs31の処理を挿入し、さらにステップs
8とステップs9との間にステップs32の処理を挿入
したものである。また、図3のフローチャートと同様に
ステップs8の処理は削除される。
【0048】ステップs2において、網制御装置3内で
電話回線網21が閉結されて自動的に着信されると、続
くステップs31において、受話側の送受器を介して入
力される周囲の音量を音量測定装置12によって測定
し、測定された音量レベルに基づいて、制御装置2が再
生音量調節装置9の再生音量レベルを設定する。測定し
た音量レベルと設定する音量レベルとの関係を以下の表
3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】表3に示されるように、測定した音量レベ
ルが0〜5の値である場合、再生音量調節装置9におけ
る再生音量レベルを5に設定する。測定した音量レベル
が6以上となる場合には、測定した音量レベルが1増加
する毎に設定する音量レベルを1増加させる。
【0051】図4のフローチャートの説明を続ける。ス
テップs31において設定された再生音量レベルに従っ
て、続くステップs3において応答メッセージが再生さ
れる。ステップs4において、特定のコードの入力が行
われた場合にはステップs8に進む。ステップs8にお
いてDTMF信号によるコマンドが入力されたかどうか
を判断する。ステップs8において、コマンドが検出さ
れた場合にはステップs32に進む。ステップs32で
は、ステップs31と同一の処理を再び行う。ステップ
s32において再生音量レベルを設定した後にステップ
s9以降の処理が行われる。
【0052】以上のように本実施例によれば、受話者側
の周囲の音量レベルを音量測定装置12によって測定
し、当該音量レベルに基づいて再生音量調節装置9にお
ける用件メッセージの再生音量を設定するので、雑音な
どによって周囲の音量レベルが高い場合であっても、用
件メッセージを快適に聴取することができる。
【0053】また、再生音量レベルの設定は、音量測定
装置12によって測定された周囲の音量レベルに基づい
て自動的に行われるので、受話者は再生音量レベルの設
定を手動で行う必要がなく、設定の手間を省くことがで
きる。さらに、再生音量レベルは自動的に設定されるの
で、設定を行うための時間を省くことができ、通話時間
を短縮することができる。またさらに、個人の聴感の違
いによって、自動的に設定された再生音量レベルでは充
分に用件メッセージを聞き取ることができない場合であ
っても、再生音量を切換えるコマンドを入力することに
よって再生音量レベルを設定することができるので、快
適な音量レベルで用件メッセージを聴取することができ
る。
【0054】
【0055】
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外部から
電話回線を介して音声メッセージを再生させて聴取する
場合において、電話回線を介して受信される音声信号に
基づいて再生音量を調節して出力するので、受話者が再
生音量の調節を行わなくても、受話者の周囲の音量レベ
ルに応じた再生音量で音声メッセージを聴取することが
でき、また調節のための手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電話機1,32,33の構成を示すブロック図
である。
【図2】電話機1において録音された用件メッセージを
電話回線網21を通して聞くときの処理を示す1のフロ
ーチャートである。
【図3】電話機32において録音された用件メッセージ
を電話回線網21を通して聞くときの処理を示す他のフ
ローチャートである。
【図4】本発明の実施例における電話機33において、
録音された用件メッセージを電話回線網21を通して聞
くときの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,32,33 電話機 2 制御装置 3 網制御装置 4 録音装置 5 音声データ記憶装置 6 再生装置 7 記憶装置 8 操作ボタン群 9 再生音量調節装置 10 DTMF信号検出装置 11 DTMF音量測定装置 12 音量測定装置 13 送受器 14 スピーカ 15 ダイヤルボタン 16 再生ボタン 17 停止ボタン 18 留守ボタン 21 電話回線網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/64 - 1/65 H04M 3/42 - 3/58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DTMF信号によるリモート操作が可能
    な電話機において、 呼出信号を予め定める回数受信した後に着信し、応答メ
    ッセージを送出した後に発呼側から送出される音声メッ
    セージを記憶手段に記憶する自動応答手段と、 前記記憶手段に記憶された音声メッセージを再生して出
    力する再生手段と、 前記再生手段による再生音量を調節する音量調節手段
    と、 DTMF信号によるリモート操作時において電話回線か
    ら受信したDTMF信号が予め定めるコマンドかどうか
    を解析するコマンド解析手段と、 電話回線から受信した音声信号の音量を測定する音量測
    定手段とを備え、 前記音量調節手段は、予め定めるコマンドが受信された
    ときは、前記音量測定手段の出力に基づいて再生音量を
    調節することを特徴とする電話機。
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