JP3058135B2 - 電話機 - Google Patents

電話機

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JP3058135B2
JP3058135B2 JP9289301A JP28930197A JP3058135B2 JP 3058135 B2 JP3058135 B2 JP 3058135B2 JP 9289301 A JP9289301 A JP 9289301A JP 28930197 A JP28930197 A JP 28930197A JP 3058135 B2 JP3058135 B2 JP 3058135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話等の電話機
に係わり、特に携帯電話を建物の外で使用する場合のよ
うに騒音の大きな環境下で使用するのに適した電話機に
関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やPHSの普及によってオフィ
スや電話ボックス内といったある程度静かな環境以外の
比較的騒がして環境下で電話が使用される機会が増大し
ている。
【0003】電話機の送受話器は、自分の声を電話の相
手先に送るための送話器と、相手先から送られてきた声
または音を聞くための受話器から構成されている。従来
の電話機では、送話器側から送られる音声信号の一部が
受話器側に一定の比率で流れ込むようになっている。こ
れを側音と呼んでいる。このようにして、従来の電話機
では自分の話した声が受話器側から耳に入るようになっ
ている。これは、オフィスのように周囲が静かな環境下
で、電話を使用している場合と電話以外で通常の会話を
行っている場合とで自分の耳に入る自分の声をほぼ同じ
レベルに設定するためであり、違和感なく電話先の相手
と会話ができるようにするための工夫である。
【0004】ところが、電話機を屋外のように周囲の雑
音が大きい環境で使用すると、送話器から入力された比
較的大きな周囲の雑音が受話器から耳に入るようにな
る。この結果として受話器から同時に入力される相手の
音声が聞き取りにくくなるという問題があった。そこ
で、側音のレベルを制御するようにした電話機が各種提
案されている。
【0005】例えば特開昭62−296453号公報で
は、プッシュボタンスイッチが押されたときに発振器か
ら出力された音声帯域の信号を防側音回路に入力して、
電話機が接続された線路のインピーダンスに防側音回路
の平衡回路網がマッチングし受話器端での発振器からの
信号レベルが最低になるように自動調整を行うようにし
た技術が開示されている。
【0006】また、特開昭60−148259号公報で
は、電話機の周囲騒音のレベルを電話をかけた当初の通
話の開始しない1秒ないし10秒の間検出して、この検
出したレベルに応じて側音の減衰量を変化させるように
した技術が開示されている。特開昭59−117849
号公報では、周囲雑音の大きさを検出するマイクロフォ
ンを送受話器とは別に用意し、このマイクロフォンの検
出出力に応じて受話音量を増大すると共に側音の大きさ
を減衰させるようにした技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の電話
機では、2線−4線変換のためのハイブリッドトランス
を使用することである程度の側音が受話器側に生じるの
を回路の付加によって減少させるようにしている。この
うちのプッシュボタンスイッチを設けた電話機では、携
帯電話のように比較的小型の装置に単独でしかも他のキ
ーと押し間違わない場所にプッシュボタンスイッチを配
置する必要があり、装置の小型化に障害となるという問
題があった。また、プッシュボタンスイッチ以外のスイ
ッチあるいはキーを誤って押す場合もあり、操作性がよ
くないという問題もあった。
【0008】更に、周囲の音を測定して側音の大きさを
決定する技術では、自分の声が測定されると周囲の音と
区別がつかず測定値に狂いが生じるという問題がある。
このため、前記した従来の技術では、測定を通話電話機
開始前の比較的短い時間に限定する必要があった。しか
しながら、この通話開始直前の時間には電話機のダイヤ
ル操作を行った後にこれを持ち替える際に送話器を手で
覆ったり、同じく送話器を手で覆った状態で咳払いを行
うような行動が多く見受けられる。したがって、これら
の時間帯に測定した音は周囲の音の大きさを反映するも
のとはいえない場合が多く、結果として騒音の大きな場
所で相手側の音声が聞き取りにくい場合が頻繁に発生す
ることになった。
【0009】そこで本発明の目的は、周囲の雑音が多い
場所で相手側の音声を明瞭に聞き取ることのできる電話
機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)音声を入力する送話器と、(ロ)この送話器
から得られた音声信号を交換機を介して通話相手に送信
する送信手段と、(ハ)交換機から送られてきた通話相
手の声を受信する受信手段と、(ニ)この受信手段から
得られた通話相手の音声を再生する受話器と、(ホ)通
話相手の電話番号をプッシュボタンで入力するダイアル
手段と、(ヘ)このプッシュボタンで電話番号を入力す
るときのボタンが押されるそれぞれ合間での送話器から
入力される音のレベルを記憶する音レベル記憶手段と、
(ト)ダイアル手段が電話番号の入力を終了した時点
で、音レベル記憶手段に記憶されたそれぞれの音レベル
から送話器から入力される周囲の騒音レベルを決定する
騒音レベル決定手段と、(チ)この騒音レベル決定手段
によって決定された騒音レベルに応じて受話器に混入さ
せる側音のレベルを設定する側音レベル設定手段とを電
話機に具備させる。
【0011】
【0012】
【0013】すなわち請求項記載の発明では、プッシ
ュボタンで電話番号を入力していると記憶装置の合間の
時間帯でそれぞれ周囲の音のレベルを記憶していき、音
レベル記憶手段に記憶されたそれぞれの音レベルから送
話器から入力される周囲の騒音レベルを決定し、側音の
レベルを設定するようにしている。すなわち、電話をか
けているときのプッシュボタンを押している合間の時間
で周囲の音をサンプリングして、これを基にして側音を
大きくしたり小さくするように調整することにしてい
る。
【0014】請求項記載の発明では、請求項記載の
電話機で騒音レベル算出手段は音レベル記憶手段に記憶
されたそれぞれの音レベルからもっとも低い音レベルを
側音のレベルを設定するための値として決定することを
特徴としている。これは、電話機側で発生させる騒音や
話者の声が騒音のレベルの判別に悪影響を与えないよう
にこれらを除去するためである。
【0015】請求項記載の発明では、請求項記載の
電話機で騒音レベル算出手段は音レベル記憶手段に記憶
されたそれぞれの音レベルの平均値を側音のレベルを設
定するための値として決定することを特徴としている。
受話器から聞こえる騒音の平均を取る主旨である。
【0016】請求項記載の発明では、請求項記載の
電話機でプッシュボタンで入力する電話番号は、2桁以
上の電話番号であり、短縮番号を含むものであることを
特徴としている。すなわち、入力される電話番号が2桁
以上であれば、プッシュボタンの押下の合間が存在する
ので、周囲の音のレベルを測定することが可能である。
この意味で、入力される電話番号は短縮番号であっても
よい。
【0017】請求項記載の発明では、請求項記載の
電話機で側音レベル設定手段は、次の側音レベルの設定
を行うまで現在の設定値を保持することを特徴としてい
る。電話機に相手から電話がかかってきたときに、騒音
の影響で通話相手の声が聞き取りにくい場合があるの
で、直前にかけたときの状況と同じ状況に側音の状態を
設定しておくことで、現在の状況にそった対応ができる
可能性を大きくしている。
【0018】
【発明の実施の形態】
【0019】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0020】第1の実施例
【0021】図1は本発明の第1の実施例における電話
機の構成を表わしたものである。この実施例の電話機で
送話器11は符号器12を介してトランシーバ13と接
続されており、このトランシーバ13ないの図示しない
送信回路を介して音声が無線で図示しない交換機に送信
されるようになっている。また、この交換機からトラン
シーバ13に無線で送られてきた通話相手の音声信号
は、トランシーバ13内の図示しない受信回路で受信さ
れ、復号器14で復号され、受話器15で音声に再生さ
れる。
【0022】図2は、本実施例の電話機の回路構成を従
来の電話機の回路構成と対比して示したものである。従
来の電話機では、送話器11と受話器15の間のアナロ
グ信号が伝達される線路部分に側音生成回路21が配置
されており、送話器11に入力された音声の一部が受話
器15側に流れるような構成となっている。本発明の第
1の実施例では、この側音生成回路21を積極的に削除
している。この結果として、側音は発生しない。したが
って、本実施例の電話機を街頭のように騒音がひどい個
所で使用した場合、騒音が通話相手の音声と共に受話器
15側で出力されることはない。このため、通話相手の
音声を騒音にかき消されることなく、明瞭に聴取するこ
とができる。
【0023】しかも、側音生成回路21を必要としない
ので、電話機より小型、軽量に作成することができ、コ
ストダウンにも寄与することになる。携帯電話は周囲の
騒音が大きな場所で使用することが多いので、このよう
に側音を一律にカットしても問題が生じることは少な
い。
【0024】第2の実施例
【0025】図3は、本発明の第2の実施例における電
話機の構成を表わしたものである。この第2の実施例で
第1の実施例と同一部分には同一の符号を付しており、
これらの説明を適宜省略する。
【0026】本実施例の電話機は、各種の制御を行うた
めの中枢的な機能を有するCPU(中央処理装置)1を
備えている。CPU1は、データバス等のバス32を通
じて電話機内の各部と接続されている。このうち、RO
M33はこの電話機の制御プログラムを格納したリード
・オンリ・メモリである。RAM34は、作業用のメモ
リであり、ランダム・アクセス・メモリによって構成さ
れている。側音生成回路35は、ディジタル的な制御信
号によって、側音の生成率を調整することのできる回路
である。側音生成回路35の配置個所は、図2に示した
従来の側音生成回路21と同様である。プッシュボタン
スイッチ36は、電話機の表面に配置されたテンキーの
ようにダイヤルを行うときに使用する一群のスイッチで
ある。送話器11、符号器12、トランシーバ13、復
号器14および受話器15波第1の実施例の者と同一で
ある。
【0027】図4は、この第2の実施例における電話機
の側音の調整制御の様子を表わしたものである。図3に
示したCPU31は、プッシュボタンスイッチ36を監
視してダイヤル操作が開始するのを待機している(ステ
ップS101)。ダイヤル操作が開始されたら(Y)、
ダイヤル番号あるいはそのための短縮番号を入力するた
めのプッシュボタンスイッチ36の操作の合間であるか
どうかの判別を行う(ステップS102)。この判別
は、プッシュボタンスイッチ36のオン・オフの検出に
よって行われる。プッシュボタンスイッチ36が押され
ている間の信号音の発生や操作時の音が周囲の騒音レベ
ルを正確に測定できなくなる事態を回避するためであ
る。
【0028】プッシュボタンスイッチ36の操作の合間
が検出されたときには、その区間だけ騒音レベルを送話
器11によって測定する(ステップS103)。そし
て、次にダイヤル操作がそのボタン操作によって終了し
たかどうかの判別が行われ(ステップS104)、終了
していなければ(N)、再び捨て02に戻って次の区間
での騒音レベルの測定が行われる。このようにして、プ
ッシュボタンスイッチ36の操作の合間でそれぞれ周囲
の騒音レベルの測定が行われる。測定結果は、図3のR
AM34に順次格納される。
【0029】このようにして一連の測定が終了したら
(ステップS104:Y)、CPU31は各区間の騒音
レベルをRAM34から読み出して最小の騒音レベルを
選択する(ステップS105)。これは、電話機を操作
した者の発生するノイズを除去するためである。このよ
うにして、騒音レベルが設定されたらCPU1は側音生
成回路35にその騒音レベルに応じた制御信号を送って
側音の調整を行う(ステップS106)。この調整値
は、次の電話をかけるまで保持される。したがって、こ
の電話機で着信する場合にも、その調整値が適用される
ことになる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、電話をかけているときのプッシュボタンを押
している合間の時間で周囲の音をサンプリングするよう
にしたので、ダイヤル操作に際して音が発生するような
場合にもその影響を除去して周囲の音のレベルを判別す
ることができる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における電話機の構成を
表わした回路図である。
【図2】第1の実施例の電話機の回路構成を従来の電話
機の回路構成と対比して示した説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例における電話機の構成を
表わしたブロック図である。
【図4】第2の実施例における電話機の側音の調整制御
の様子を表わした流れ図である。
【符号の説明】
11 送話器 12 符号器 13 トランシーバ 14 復号器 15 受話器 31 CPU 33 ROM 34 RAM 35 側音生成回路 36 プッシュボタンスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/58 H04M 1/725 H04B 7/26 H04Q 7/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声を入力する送話器と、 この送話器から得られた音声信号を交換機を介して通話
    相手に送信する送信手段と、前記 交換機から送られてきた通話相手の声を受信する受
    信手段と、 この受信手段から得られた通話相手の音声を再生する受
    話器と、 通話相手の電話番号をプッシュボタンで入力するダイア
    ル手段と、 このプッシュボタンで電話番号を入力するときのボタン
    が押されるそれぞれ合間での前記送話器から入力される
    音のレベルを記憶する音レベル記憶手段と、 前記ダイアル手段が電話番号の入力を終了した時点で、
    音レベル記憶手段に記憶されたそれぞれの音レベルから
    前記送話器から入力される周囲の騒音レベルを決定する
    騒音レベル決定手段と、 この騒音レベル決定手段によって決定された騒音レベル
    に応じて前記受話器に混入させる側音のレベルを設定す
    る側音レベル設定手段 とを具備することを特徴とする電
    話機。
  2. 【請求項2】 前記騒音レベル算出手段は音レベル記憶
    手段に記憶されたそれぞれの音レベルからもっとも低い
    音レベルを側音のレベルを設定するための値として決定
    することを特徴とする請求項1記載の電話機。
  3. 【請求項3】 前記騒音レベル算出手段は音レベル記憶
    手段に記憶されたそれぞれの音レベルの平均値を側音の
    レベルを設定するための値として決定することを特徴と
    する請求項記載の電話機。
  4. 【請求項4】 前記プッシュボタンで入力する電話番号
    は、2桁以上の電話番号であり、短縮番号を含むもので
    あることを特徴とする請求項記載の電話機。
  5. 【請求項5】 前記側音レベル設定手段は、次の側音レ
    ベルの設定を行うまで現在の設定値を保持することを特
    徴とする請求項記載の電話機。
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