JP2002243873A - ダイバーズ用情報処理装置、ダイバーズ用情報処理装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

ダイバーズ用情報処理装置、ダイバーズ用情報処理装置の制御方法、プログラム及び記録媒体

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JP2002243873A
JP2002243873A JP2001044006A JP2001044006A JP2002243873A JP 2002243873 A JP2002243873 A JP 2002243873A JP 2001044006 A JP2001044006 A JP 2001044006A JP 2001044006 A JP2001044006 A JP 2001044006A JP 2002243873 A JP2002243873 A JP 2002243873A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイバーがダイビングを行った後に、飛行機
に搭乗するような気圧の変化を伴う移動を行う場合に、
その移動の安全を確保する。 【解決手段】 ダイバーが操作部5によって飛行機搭乗
時刻を入力すると、この入力操作に応じて、潜水可能時
間算出部92が飛行機搭乗を考慮した潜水可能時間を算
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイバーズ用情報
処理装置、当該装置の制御方法、当該装置を制御するた
めのプログラム、及びこのプログラムを記録した記録媒
体に係り、特に陸上での気圧の減少によって及ぼされる
ダイバーへの影響を考慮するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイブコンピュータと称せられるダイバ
ーズ用情報処理装置は、ダイバーが安全に潜水を行うこ
とができるように各種の安全機能を備えている。例え
ば、ダイバーズ用情報処理装置は、ダイバーの体内に蓄
積される不活性ガス量(特に窒素ガス)を各種潜水理論
に基づいて算出し、算出された不活性ガス量に基づいて
ダイバーが安全に潜水することが可能な潜水可能時間を
計算するようになっている。ダイバーは、ダイバーズ用
情報処理装置が提示する潜水可能時間を超えない範囲
で、ダイビングを行う必要がある。
【0003】また、上記のような潜水中の制約に加え
て、潜水終了後に気圧の減少を伴う移動(例えば飛行機
による移動や山岳地帯の移動など)を行う場合には、ダ
イバーはその移動開始時点で体内不活性ガス量がほぼ平
衡値に至ったのを確認してから移動を行うのが好まし
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特に外国でダイビング
を行うような場合、ダイバーには、予定されている飛行
機搭乗に影響が及ぶようになる時間帯ぎりぎりまで、ダ
イビングを楽しみたいというようなニーズがある。しか
しながら、上述したような安全機能は、潜水終了後の移
動を考慮して潜水可能時間を計算するようにはなってい
ない。せいぜい、潜水終了後の水面休止時間が12時間
を経過するまでは飛行機による移動を禁止させる旨の表
示であるフライト不可フラグを表示したり、飛行機によ
る移動が可能となるまでの時間を潜水終了後に表示した
り、或いは、予め設定したフライト時刻の12時間前に
なると潜水不可フラグを表示したりする事により、潜水
終了後の安全性の確保をダイバーに促しているにすぎな
い。
【0005】そこで、本発明の目的は、例えば飛行機に
よる移動のような気圧の減少を伴う移動を安全に行うた
めにどのようなダイビングを行えばよいかということ
を、潜水前ないし潜水中においてダイバーに知らせるこ
とが可能なダイバーズ用情報処理装置、ダイバーズ用情
報処理装置の制御方法、プログラム及び記録媒体を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の構成は、ダイバーが潜水を行う際の
水圧を設定する水圧設定手段と、前記ダイバーが潜水を
行う潜水時間を設定する潜水時間設定手段と、前記水圧
設定手段によって設定された水圧と前記潜水時間設定手
段によって設定された潜水時間とに基づいて、ダイバー
が行う潜水によって前記ダイバーの体内に蓄積される不
活性ガスの量を算出するガス量算出手段と、前記ダイバ
ーが予定している、気圧の減少を伴う移動に関する移動
情報を入力するための入力手段と、前記入力された移動
情報を記憶する記憶手段と、前記ガス量算出手段によっ
て算出された不活性ガスの量と、前記記憶手段によって
記憶されている移動情報とに基づいて、前記移動の安全
性に関する情報を生成する演算手段と、前記演算手段に
よって演算された情報を出力する出力手段とを備えたこ
とを特徴とする。この構成によれば、水圧設定手段によ
って設定された水圧と潜水時間設定手段によって設定さ
れた潜水時間とに基づいて、ダイバーが行う潜水によっ
てダイバーの体内に蓄積される不活性ガスの量を算出
し、この不活性ガスの量と、気圧の減少を伴う移動に関
する移動情報とに基づいて、ダイバーによる移動の安全
性に関する情報を生成し、出力するので、ダイバーはこ
の情報を参照することによって安全な潜水を行うことが
できる。
【0007】本発明の第2の構成は、第1の構成におい
て、前記演算手段は、前記ガス量算出手段によって算出
された不活性ガスの量と、前記記憶手段によって記憶さ
れている移動情報とに基づいて、前記ダイバーが前記移
動を安全に行うことができるような潜水可能時間を算出
し、前記出力手段は、前記算出された潜水可能時間を出
力することを特徴とする。
【0008】本発明の第3の構成は、第2の構成におい
て、前記演算手段は、前記潜水において無減圧潜水が可
能な無減圧潜水可能時間を算出する算出手段と、前記算
出された無減圧潜水可能時間が前記算出された潜水可能
時間より小さい場合には、当該算出された無減圧潜水可
能時間を前記潜水可能時間として選択する選択手段とを
備え、前記出力手段は、前記選択された潜水可能時間を
出力することを特徴とする。
【0009】本発明の第4の構成は、第2又は第3の構
成において、前記演算手段は、前記ガス量算出手段によ
って算出された不活性ガスの量の時間的変位を示す曲線
と、前記記憶手段によって記憶されている移動情報に基
づいて前記移動までの不活性ガスの量の時間的変位を示
す曲線との交点を求めることによって、前記潜水可能時
間を算出することを特徴とする。
【0010】本発明の第5の構成は、第2又は第3の構
成において、前記演算手段は、前記ガス量算出手段によ
って算出された不活性ガスの量の時間的変位を示す曲線
と、前記記憶手段によって記憶されている移動情報に基
づいて前記移動までの不活性ガスの量の時間的変位を示
す曲線との交点の前後点を求めることによって、前記潜
水可能時間を算出することを特徴とする。
【0011】また、本発明の第6の構成は、ダイバーが
潜水を行う際の水圧を設定する水圧設定ステップと、前
記ダイバーが潜水を行う潜水時間を設定する潜水時間設
定ステップと、前記水圧設定ステップによって設定され
た水圧と前記潜水時間設定ステップによって設定された
潜水時間とに基づいて、ダイバーが行う潜水によって前
記ダイバーの体内に蓄積される不活性ガスの量を算出す
るガス量算出ステップと、前記ダイバーが予定してい
る、気圧の減少を伴う移動に関する移動情報の入力を受
け付ける受付ステップと、前記入力された移動情報を記
憶する記憶ステップと、前記ガス量算出ステップによっ
て算出された不活性ガスの量と、前記記憶ステップによ
って記憶されている移動情報とに基づいて、前記移動の
安全性に関する情報を生成する演算ステップと、前記演
算ステップによって演算された情報を出力する出力ステ
ップとを備えたことを特徴とする。この構成によれば、
水圧設定ステップによって設定された水圧と潜水時間設
定ステップによって設定された潜水時間とに基づいて、
ダイバーが行う潜水によってダイバーの体内に蓄積され
る不活性ガスの量を算出し、この不活性ガスの量と、気
圧の減少を伴う移動に関する移動情報とに基づいて、ダ
イバーによる移動の安全性に関する情報を生成し、出力
するので、ダイバーはこの情報を参照することによって
安全な潜水を行うことができる。
【0012】本発明の第7の構成は、第6の構成におい
て、前記演算ステップは、前記ガス量算出ステップによ
って算出された不活性ガスの量と、前記記憶ステップに
よって記憶されている移動情報とに基づいて、前記ダイ
バーが前記移動を安全に行うことができるような潜水可
能時間を算出し、前記出力ステップは、前記算出された
潜水可能時間を出力することを特徴とする。
【0013】本発明の第8の構成は、第7の構成におい
て、前記演算ステップは、前記潜水において無減圧潜水
が可能な無減圧潜水可能時間を算出する算出ステップ
と、前記算出された無減圧潜水可能時間が前記算出され
た潜水可能時間より小さい場合には、当該算出された無
減圧潜水可能時間を前記潜水可能時間として選択する選
択ステップとを備え、前記出力ステップは、前記選択さ
れた潜水可能時間を出力することを特徴とする。
【0014】本発明の第9の構成は、第7又は第8の構
成において、前記演算ステップは、前記ガス量算出ステ
ップによって算出された不活性ガスの量の時間的変位を
示す曲線と、前記記憶ステップによって記憶されている
移動情報に基づいて前記移動までの不活性ガスの量の時
間的変位を示す曲線との交点を求めることによって、前
記潜水可能時間を算出することを特徴とする。
【0015】本発明の第10の構成は、第7又は第8の
構成において、前記演算ステップは、前記ガス量算出ス
テップによって算出された不活性ガスの量の時間的変位
を示す曲線と、前記記憶ステップによって記憶されてい
る移動情報に基づいて前記移動までの不活性ガスの量の
時間的変位を示す曲線との交点の前後点を求めることに
よって、前記潜水可能時間を算出することを特徴とす
る。
【0016】また、本発明の第11の構成は、ダイバー
が潜水を行う際の水圧を設定する水圧設定機能と、前記
ダイバーが潜水を行う潜水時間を設定する潜水時間設定
機能と、前記水圧設定機能によって設定された水圧と前
記潜水時間設定機能によって設定された潜水時間とに基
づいて、ダイバーが行う潜水によって前記ダイバーの体
内に蓄積される不活性ガスの量を算出するガス量算出機
能と、前記ダイバーが予定している、気圧の減少を伴う
移動に関する移動情報の入力を受け付ける受付機能と、
前記入力された移動情報を記憶する記憶機能と、前記ガ
ス量算出機能によって算出された不活性ガスの量と、前
記記憶機能によって記憶されている移動情報とに基づい
て、前記移動の安全性に関する情報を生成する演算機能
と、前記演算機能によって演算された情報を出力する出
力機能とをコンピュータに実現させるためのプログラム
である。この構成によれば、水圧設定機能によって設定
された水圧と潜水時間設定機能によって設定された潜水
時間とに基づいて、ダイバーが行う潜水によってダイバ
ーの体内に蓄積される不活性ガスの量を算出し、この不
活性ガスの量と、気圧の減少を伴う移動に関する移動情
報とに基づいて、ダイバーによる移動の安全性に関する
情報を生成し、出力するので、ダイバーはこの情報を参
照することによって安全な潜水を行うことができる。
【0017】本発明の第12の構成は、第11の構成に
おいて、前記演算機能は、前記ガス量算出機能によって
算出された不活性ガスの量と、前記記憶機能によって記
憶されている移動情報とに基づいて、前記ダイバーが前
記移動を安全に行うことができるような潜水可能時間を
算出し、前記出力機能は、前記算出された潜水可能時間
を出力することを特徴とする。
【0018】本発明の第13の構成は、第12の構成に
おいて、前記演算機能は、前記潜水において無減圧潜水
が可能な無減圧潜水可能時間を算出する算出機能と、前
記算出された無減圧潜水可能時間が前記算出された潜水
可能時間より小さい場合には、当該算出された無減圧潜
水可能時間を前記潜水可能時間として選択する選択機能
とを備え、前記出力機能は、前記選択された潜水可能時
間を出力することを特徴とする。
【0019】本発明の第14の構成は、第12又は13
の構成において、前記演算機能は、前記ガス量算出機能
によって算出された不活性ガスの量の時間的変位を示す
曲線と、前記記憶機能によって記憶されている移動情報
に基づいて前記移動までの不活性ガスの量の時間的変位
を示す曲線との交点を求めることによって、前記潜水可
能時間を算出することを特徴とする。
【0020】本発明の第15の構成は、第12又は第1
3の構成において、前記演算機能は、前記ガス量算出機
能によって算出された不活性ガスの量の時間的変位を示
す曲線と、前記記憶機能によって記憶されている移動情
報に基づいて前記移動までの不活性ガスの量の時間的変
位を示す曲線との交点の前後点を求めることによって、
前記潜水可能時間を算出することを特徴とする。
【0021】本発明の第16の構成は、第11〜第15
のいずれか1の構成のプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好適な実施形態について説明する。 A:構成 (1)ダイブコンピュータの外観構成 図1は、本実施形態に係るダイブコンピュータ1を正面
から見た場合の外観構成を示す模式図である。このダイ
ブコンピュータ1は、潜水中のダイバーの深度や潜水時
間を計算して表示するとともに、潜水中に体内に蓄積さ
れる不活性ガス量(ここでは窒素ガス量)を分圧として
計測し、この計測値と、予定されている飛行機搭乗時刻
とに基づいて、どのようなダイビングであれば安全であ
るかという情報を表示するように構成されている。
【0023】図1に示すように、ダイブコンピュータ1
は、円盤状の装置本体2に対して、図面上下方向に腕バ
ンド3,4がそれぞれ連結され、この腕バンド3,4に
よって腕時計と同様にダイバーの腕に装着されて使用さ
れるようになっている。装置本体2は、上ケースと下ケ
ースとが完全水密状態でビス止めなどの方法で固定さ
れ、図示しない各種電子部品が内蔵されている。
【0024】装置本体2の図面正面側には、液晶表示パ
ネル11を有する表示部10が設けられ、図面下側には
ダイブコンピュータ1における各種動作モードの選択/
切替を行うための操作部5が形成されている。この操作
部5は、プッシュボタン形式の二つのスイッチA、Bを
有している。
【0025】装置本体2の図面左側には潜水を開始した
か否かを判別するために用いられる導通センサを用いた
潜水動作監視スイッチ30が設けられている。この潜水
動作監視スイッチ30は、装置本体2の図面正面側に設
けられた電極31,32を有し、電極31,32間が海
水などにより導通状態となることにより、電極31,3
2間の抵抗値が小さくなった場合に入水したと判断する
ものである。ただし、この潜水動作監視スイッチ30
は、あくまで入水したことを検出してダイブコンピュー
タ1の動作モードをダイビングモードに移行させるため
に用いるだけであり、実際に潜水(ダイビング)を開始
した旨を検出するために用いられる訳ではない。すなわ
ち、ダイブコンピュータ1を装着したダイバーの腕が海
水に浸かっただけの場合もあり、このような状態で潜水
を開始したの判断するのは好ましくないからである。こ
のため、このダイブコンピュータ1においては、装置本
体2に内蔵した圧力センサによって水圧(水深)が一定
値以上、より具体的には、水圧が水深にして1.5
[m]相当以上となった場合にダイビングを開始したも
のとみなし、かつ、水圧が水深にして1.5[m]未満
となった場合にダイビングが終了したものとみなしてい
る。
【0026】次に、前述した表示部10の構成について
詳細に説明する。図1に示すように、液晶表示パネル1
1の表示領域は、中央に位置する表示領域11Aと、そ
の外周側に位置する環状表示領域11Bとに大別され
る。表示領域11Aは、第1の表示領域111〜第7の
表示領域117によって構成されている。なお、本実施
形態では、表示領域11A及び環状表示領域11Bが円
形の例を示したが、円形に限定されるものではなく、楕
円形状、トラック形状、多角形状など他の形状であって
もかまわない。
【0027】表示領域11Aのうち、図面上部左側に位
置する第1の表示領域111は、各表示領域111〜1
17のうちで最も大きく構成されている。この表示領域
111には、後述するダイビングモード、サーフェスモ
ード、プランニングモード、ログモード、飛行機搭乗設
定モードにおいて、それぞれ、現在水深、現在月日、水
深ランク、潜水月日(或いはログ番号)、搭乗予定月日
が表示されるようになっている。
【0028】次に、第2の表示領域112は、第1の表
示領域111の図面右側に位置している。この第2の表
示領域112には、ダイビングモード、サーフェスモー
ド、プランニングモード、ログモード、飛行機搭乗設定
モードにおいて、それぞれ潜水時間、現在時刻、無減圧
潜水可能時間、潜水開始時刻(或いは潜水時間)、搭乗
予定時刻が表示されるようになっている。
【0029】次に、第3の表示領域113は、第1の表
示領域111の図面下側に位置している。この第3の表
示領域113には、ダイビングモード、サーフェスモー
ド、プランニングモード、ログモード、飛行機搭乗設定
モードにおいて、それぞれ、最大水深、体内窒素排出時
間、セーフティレベル、最大水深(或いは平均水深)、
飛行機搭乗予定を考慮するか否かを示すON/OFFが
表示されるようになっている。
【0030】次に、第4の表示領域114は、第3の表
示領域113の図面右側に位置している。この第4の表
示領域114には、ダイビングモード、サーフェスモー
ド、プランニングモード、ログモード、飛行機搭乗設定
モードにおいて、それぞれ無減圧潜水可能時間、水面休
止時間、温度、潜水終了時刻(或いは最大水深時水
温)、搭乗予定年が表示されるようになっている。
【0031】次に、第5の表示領域115は、第3の表
示領域113の図面下側に位置している。この第5の表
示領域115は、電源容量切れを表示する電源容量切れ
警告表示領域104と、ダイバーが位置する地点の高度
をランク別に表示するための高度ランク表示領域103
によって構成されている。
【0032】第6の表示領域116は、表示領域11A
のうち図面下部左側に位置している。この第6の表示領
域116には、ダイバーの体内に残存する窒素量(以
下、体内窒素量と呼ぶ)がグラフ表示される。
【0033】第7の表示領域117は、第6の表示領域
116の図面右側に位置している。この第7の表示領域
117は、ダイビングモードで減圧潜水状態になった場
合に、窒素が吸収傾向にあるのか、排出傾向にあるかを
示す(図中、上下方向矢印が図示されている)領域と、
浮上速度が高すぎる場合に浮上速度違反警告のひとつと
して減速を指示するための「SLOW」を表示する領域
と、潜水中に減圧潜水を行わなければならない旨を警告
するための「DECO」を表示する領域とを備えて構成
されている。
【0034】(2)ダイブコンピュータ1の電気的構成 次に、図2のブロック図を参照しながら、ダイブコンピ
ュータ1の電気的構成について説明する。図2に示すよ
うに、ダイブコンピュータ1は、大別すると、各種操作
を行うための操作部5、各種情報を表示する表示部1
0、潜水動作監視スイッチ30、ブザーなどのアラーム
音によりダイバーに報知を行う報音装置37、振動によ
りダイバーに報知を行う振動発生装置38、ダイブコン
ピュータ1全体の制御を行う制御部50、気圧あるいは
水圧を計測するための圧力計測部61、および各種計時
処理を行う計時部68を備えて構成されている。
【0035】表示部10は、各種の情報を表示するため
の液晶表示パネル11および液晶表示パネル11を駆動
するための液晶ドライバ12を備えて構成されている。
【0036】制御部50は、操作部5、潜水動作監視ス
イッチ30、報音装置37および振動発生装置38が接
続されてい。この制御部50は、装置全体の制御を行う
CPU51と、CPU51の制御下で各動作モードに対
応した表示を液晶表示パネル11に行わせるため液晶ド
ライバ12を制御するとともに時刻用カウンタ33にお
ける各動作モードにおける処理を行う制御回路52と、
制御用プログラムおよび制御用データを格納したROM
53と、各種データを一時的に格納するRAM54とを
備えている。CPU51は、ROM53から制御プログ
ラム及び制御データを読み出してRAM54上にロード
し、これにより後述する各種動作モードにおける処理を
実行する。
【0037】ダイブコンピュータ1においては、水深そ
のものを計測・表示してダイバーに報知する必要がある
とともに、水深(水圧)および潜水時間からダイバーの
体内に蓄積される窒素量を計測することが必要である。
このため、圧力計測部61は気圧および水圧を計測して
いる。この圧力計測部61は、半導体圧力センサにより
構成される圧力センサ34と、この圧力センサ34の出
力信号を増幅するための増幅回路35と、増幅回路35
の出力信号のアナログ/ディジタル変換を行い、制御部
50に出力するA/D変換回路36とを備えている。
【0038】計時部68は、ダイブコンピュータ1にお
いては通常時刻の計測や潜水時間の監視をおこなうため
に、所定の周波数を有するクロック信号を出力する発振
回路31と、この発振回路31からのクロック信号の分
周を行う分周回路32と、分周回路32の出力信号に基
づいて1秒単位での計時処理を行う時刻用カウンタ33
とを備えている。
【0039】(3)ダイブコンピュータ1の機能構成 次に、図3のブロック図を参照しながら、ダイブコンピ
ュータ1において、ダイバーに蓄積される窒素量を計算
するための機能構成について説明する。図3に示すよう
に、ダイブコンピュータ1は、前述した圧力計測部6
1、計時部68、表示部10及び操作部5のほか、体内
窒素量算出部60、体内窒素排出時間算出部91、潜水
可能時間算出部92、条件設定部94を備えている。こ
れら体内窒素量算出部60、体内窒素排出時間算出部9
1、潜水可能時間算出部92、および条件設定部94
は、図2に示したCPU51、ROM53、RAM54
によって実行されるソフトウェアによって実現可能であ
る。ただし、これに限らず、ハードウェアである論理回
路のみ、あるいは、論理回路とCPUを含む処理回路と
ソフトウェアとを組み合わせることで実現することも可
能である。
【0040】体内窒素量算出部60は、ダイバーがダイ
ビングを行うことによってそのダイバーの体内に蓄積さ
れる窒素の分圧(以下、体内窒素分圧と呼ぶ)を算出す
るように構成されている。この体内窒素量算出部60
は、呼吸気窒素分圧計算部62、呼吸気窒素分圧記憶部
63、体内窒素分圧計算部64、体内窒素分圧計算部6
5、比較部66及び半飽和時間選択部67からなる。潜
水可能時間算出部92は、体内窒素算出部70によって
求められた体内窒素分圧に基づいて、上記ダイバーによ
って無減圧潜水が可能な時間(以下、無減圧潜水可能時
間と呼ぶ)を算出する。さらに、潜水可能時間算出部9
2は、ダイバーが飛行機に搭乗する予定を考慮する場合
は、上記の体内窒素算出部70によって求められた体内
窒素分圧と、ダイバーによって入力された飛行機搭乗時
刻とに基づいて、上記ダイバーが潜水可能な時間を算出
する。また、体内窒素排出時間算出部91は、体内窒素
算出部70によって求められた体内窒素分圧に基づい
て、上記ダイバーの体内に残留した窒素が水面浮上後に
排出されるまでの時間(以下、体内窒素排出時間と呼
ぶ)を算出する。以上が、本実施形態に係るダイブコン
ピュータ1の構成である。
【0041】(4)体内窒素分圧の計算方法 ここで、図3を参照しながら、体内窒素分圧の計算方法
について説明する。本実施形態のダイブコンピュータ1
において行われる体内窒素分圧の計算方法については、
例えばKEN LOYST et al.著の「DIVE COMPUTERS A CONSU
MER'S GUIDE TO HISTORY, THEORY & PERFORMANCE」Wate
rsport Publishing Inc.(1991)や、A.A.Buhlmann著の
「Decompression-Decompression Sickness」(特に第1
4頁)、Springer,Berlin(1984)に記載されている。な
お、ここで示す体内窒素分圧の計算方法はあくまで一例
であり、この他にも各種の方法を用いることができる。
【0042】この構成例において、まず、圧力計測部6
1は、時刻tに対応する水圧P(t)を出力する。ここ
で、P(t)は、大気圧も含めた絶対圧を意味する。呼
吸気窒素分圧計算部62は、圧力計測部61から出力さ
れた水圧P(t)に基づいて、ダイバーが呼吸している
空気中の窒素分圧(以下、呼吸気窒素分圧PIN2
(t)と呼ぶ)を計算し、出力する。ここで、呼吸気窒
素分圧PIN2(t)は、水圧P(t)を用いた次式に
より算出される。 PIN2(t)=0.79×P(t)[bar]・・・ なお、式における「0.79」は、空気中に占める窒
素の割合を示す数値である。呼吸気窒素分圧記憶部63
は、呼吸気窒素分圧計算部62によって式のように計
算された呼吸気窒素分圧PIN2(t)の値を記憶す
る。
【0043】体内窒素分圧計算部64は、窒素の吸収/
排出の速度が異なる体内組織毎にそれぞれ体内窒素分圧
を計算することとなる。例えばある一つの組織を例に取
ると、潜水時間t=t0〜tEまでに吸収/排出する体
内窒素分圧PGT(tE)は、計算開始時(=t0時)
の体内窒素分圧PGT(t0)として、次式によって計
算される。 PGT(tE)=PGT(t0) +{PIN2(t0)−PGT(t0)} ×{1−exp(−K(tE−t0)/HT)}・・・ ここで、Kは実験的に求められる定数であり、HTは各
組織に窒素が溶け込んで飽和状態の半分に達するまでの
時間(以下、半飽和時間と呼ぶ)であり、各組織によっ
て異なる数値である。この半飽和時間HTは、後述する
ように、PGT(t0)とPIN2(t0)の大小に応じ
て可変となる。なお、時刻t0や時刻tEなどの時間の
計測は、図2に示した計時部68によって管理されてい
る。
【0044】体内窒素量算出部60は、上記のような体
内窒素分圧PGT(t)の計算を所定のサンプリング周
期tEで繰り返し実行する。この際、式によってサン
プリング周期毎に計算された体内窒素分圧PGT(t
E)は、体内窒素排出時間算出部91と潜水可能時間算
出部92に供給されるほか、比較部66と体内窒素分圧
計算部64にPGT(t0)として供給される。これ
は、即ち、式におけるPGT(t0)として前回サン
プリング時のPGT(tE)が用いられることを意味し
ている。
【0045】さて、上記計算に先立ち、比較部75は、
呼吸気窒素分圧記憶部63に記憶されている呼吸気窒素
分圧PIN2(t0)と、体内窒素分圧記憶部74から
供給さえるPGT(t0)とを比較し、その比較結果を
半飽和時間選択部74に出力する。半飽和時間選択部7
4は、体内窒素分圧計算部64が分圧計算に用いるべき
半飽和時間HTを2種類(後述する半飽和時間HT1及
びHT2)記憶しており、比較部75による比較結果に
応じて半飽和時間HT1或いはHT2を選択し、体内窒
素分圧計算部64に出力する。
【0046】体内窒素分圧計算部64は、半飽和時間選
択部74により選択された半飽和時間HT1又はHT2
を用いて、時刻t=tEのときの体内窒素分圧PGT
(tE)を下式により計算する。 (1) PGT(t0)>PIN2(t0)の場合 PGT(tE)=PGT(t0) +{PIN2(t0)−PGT(t0)} ×{1−exp(−K(tE−t0)/HT1)} ・・・ (2) PGT(t0)<PIN2(t0)の場合 PGT(tE)=PGT(t0) +{PIN2(t0)−PGT(t0)} ×{1−exp(−K(tE−t0)/HT2)} ・・・’ なお、上記式及び式’では、 HT2<HT1 となっている。なお、 PGT(t0)=PIN2(t0) の場合には、半飽和時間HTを次式のように定めるのが
好ましい。 HT=(HT1+HT2)/2
【0047】ここで、 PGT(t0)>PIN2(t0) の場合と、 PGT(t0)<PIN2(t0) の場合とで、半飽和時間HTが異なる理由について説明
する。まず、 PGT(t0)>PIN2(t0) の場合は、体内から窒素が排出される場合であり、逆に PGT(t0)<PIN2(t0) の場合は、体内へ窒素が吸収される場合である。すなわ
ち、窒素の排出は窒素の吸収に比較して時間がかかるの
で、窒素が排出される場合の半飽和時間HT1が窒素を
吸収する場合の半飽和時間HT2より長く設定するので
ある。このように排出時と吸収時とで異なる半飽和時間
HTを用いることにより、体内窒素量のシミュレーショ
ンをより厳密に行うことができる。従って、この仮想体
内窒素算出部80によって求められた窒素分圧に基づい
て、後述するような無減圧潜水可能時間や体内窒素排出
時間を求める際にも、より正確な値を算出することが可
能となる。体内窒素量算出部60は、上記のような体内
窒素分圧PGT(t)の計算を行うことにより、ダイビ
ングを行っているダイバーについて最新の体内窒素分圧
を把握することが可能となる。
【0048】(5)無減圧潜水可能時間及び体内窒素排
出時間の算出方法 上記のようにして求められた体内窒素分圧PGT(t
E)と、呼吸気窒素分圧計算部62によって算出される
t=tE時の呼吸気窒素分圧PIN2(tE)とに基づ
いて、無減圧潜水可能時間と体内窒素排出時間とが、以
下のようにして算出される。無減圧潜水可能時間は、
式において計算されるPGT(tE)が、各組織の許容
過飽和窒素量を示すPtolとなる場合の(tE−t
0)を求めることによって算出される。このとき、現時
点がt0と考えるので、式おけるPGT(t0)とし
て、体内窒素量算出部60によって求められた体内窒素
分圧PGT(tE)が用いられ、PIN2(t0)とし
て、呼吸気窒素分圧計算部62によって算出される呼吸
気窒素分圧PIN2(tE)が用いられる。即ち、 tE−t0=−HT×(ln(1−f))/K・・・ ただし、 f=(Ptol−PGT(tE))/(PIN2(t
E)−PGT(tE)) である。この式によって、各組織における無減圧潜水
可能時間が全て算出され、その中でもっとも小さい値
が、求めるべき無減圧潜水可能時間となる。このように
して算出された無減圧潜水可能時間は、後述するような
ダイビングモードにおいて表示されるようになってい
る。
【0049】次に、水面浮上後において体内窒素が排出
されるまでの体内窒素排出時間の算出方法について説明
する。この体内窒素排出時間を算出するには、前述した PGT(tE)=PGT(t0) +{PIN2(t0)−PGT(t0)} ×{1−exp(−K(tE−t0)/HT)}・・・ において、水面浮上時をt0として、PGT(tE)=
0となるtEを求めればよい。しかしながら、上記式
のような指数関数では、tEが無限大にならなければ、
PGT(tE)=0とならないため、便宜的に下式を用
いて各組織ごとの体内窒素排出時間tZを算出してい
る。 tZ=−HT×ln(1−f)/K・・・ ここで、f=(Pde−PIN2)/(0.79−PI
N2)である。ここで、HTは前述した半飽和時間であ
り、Pdeは各組織ごとの残留窒素排出とみなす窒素分
圧(以下、許容窒素分圧と呼ぶ)であり、これらは全て
既知の値である。また、PIN2は、水面浮上時の各組
織内の窒素分圧であり、体内窒素量計算部60によって
算出される値である。上記式によって各組織ごとにt
Zが算出され、その中でもっとも大きい値が体内窒素排
出時間となる。このようにして算出された体内窒素排出
時間は、後述するようなサーフェスモードにおいて表示
されるようになっている。
【0050】(6)飛行機搭乗を考慮した場合の潜水可
能時間の算出方法 次に、飛行機搭乗を考慮した場合の潜水可能時間の算出
方法について説明する。図4は、潜水開始から飛行機搭
乗までのダイバーの体内に蓄積されている窒素量(ここ
では、分圧として表現する)の推移を示す模式図であ
る。図4において、窒素分圧曲線fdは、潜水開始から
潜水終了までの時間TD(以下潜水時間と呼ぶ)に間に
ダイバーの体内に蓄積されている窒素分圧を示してい
る。図4の例では、時間の経過とともに、大気圧におけ
る窒素分圧Psurfから最大の窒素分圧Pまで増加してい
ることを意味している。なお、実際のダイビングにおい
ては、ダイバーは様々に水深の変化させながら潜水する
ため、必ずしも図示のような滑らかな曲線にはならない
が、ここでは、簡単に説明するため、典型的な曲線を例
示している。
【0051】また、窒素分圧曲線fsは、潜水終了から
飛行機搭乗までの間にダイバーに蓄積されている窒素分
圧を示している。図4の例では、時間の経過とともに、
最大の窒素分圧Pからほぼ許容窒素分圧Pdeまで減少
していることを意味している。これら窒素分圧曲線fd
及び窒素分圧曲線fsは、ともに上述した式によって
表現されるものであるが、ダイバーの体内に窒素が吸収
されているか排出されているかによって、式における
{PIN2(t0)−PGT(t0)}の正負が異なるた
め、窒素分圧曲線fdは上に凸の指数関数となり、窒素
分圧曲線fsは下に凸の指数関数となっている。また、
前述した体内窒素排出時間tE−t0は、図4において
は、時間Tsに相当する。図4に示すように、飛行機搭
乗までの間にダイバーに蓄積されている窒素分圧が許容
窒素分圧Pde以下になれば、ダイバーが飛行機に搭乗
しても減圧症等が発症するおそれはない。これは、図4
を参照すればわかるように、潜水時間TDと体内窒素排
出時間Tsの和が、潜水開始から飛行機搭乗までの時間
T以下になっておく必要があることを意味している。
【0052】図5は、潜水開始の時刻が異なる場合のダ
イバーの体内に蓄積されている窒素分圧の推移を示す模
式図である。図5において、曲線fda及びfsaは、
時刻Aから潜水を開始した場合の窒素分圧曲線であり、
曲線fdb及びfsbは、時刻Bから潜水を開始した場
合の窒素分圧曲線であり、曲線fdc及びfscは、時
刻Cから潜水を開始した場合の窒素分圧曲線である。こ
こで、窒素分圧曲線fsa、fsb及びfscは、全
て、飛行機搭乗時に許容窒素分圧Pdeの値をとるよう
になっている。即ち、時刻A、B、Cから開始された潜
水は、それぞれ飛行機搭乗時に体内窒素分圧が許容窒素
分圧Pdeの値をとるような、潜水時間が可能な限り長
い潜水であることを示している。
【0053】この場合、図5に示すように、それぞれの
潜水終了時の最大の窒素分圧Pmaxは、ある曲線fpmax
の軌跡上に存在することになる。この曲線fpmaxを示
す式は、式において、PGT(tE)=Pde、PG
T(t)=Pmax、PIN2(t0)=Psurf、tE−t
0=Tsを代入して、Pmaxについて整理することによ
り得られ、次式のようになる。 Pmax=Psurf+(Pe−Psurf)/exp(−K・Ts/HT) ・・・ なお、式が示す曲線fpmaxは、上記窒素分圧曲線f
sa、fsb、fscと互いに重なり合う曲線である
が、図5においては説明の便宜上区別できるように別々
に図示している。
【0054】この曲線fpmaxは、ダイバーがどのよう
な時刻から潜水を開始しようが、そのダイバーが飛行機
搭乗時に自身の体内窒素分圧を許容窒素分圧Pdeにま
で減少できるような、潜水終了時の最大の体内窒素分圧
の集合を意味している。従って、ダイバーが安全に飛行
機に搭乗するためには、ダイバーの潜水終了時の体内窒
素分圧が、曲線fpmaxによって示されるPmax以下の値
である必要がある。そこで、ダイバーの潜水終了時の体
内窒素分圧がPmax以下の値となるような最大の潜水時
間(以下、潜水可能時間Tdと呼ぶ)を求めてみる。こ
れは、窒素分圧曲線曲線fdと曲線fpmaxとの交点に
おける潜水時間を求めることにほかならない。従って、
式において、PGT(tE)=Pmax、tE−t0=
Tdに置き換え、Tdについて変形した次式によって得
られることになる。 Td=(−HT/K) ×ln{(Pmax−PIN2(t0))/(PIN2(t0)−PGT(t0) )} ・・・ さらに、図5より、 Ts=T−Td・・・ という関係が得られる。そこで、式及び式を式に
代入して、
【数1】 という関係式が得られる。従って、この式を満たすよ
うなTdを計算すればよい。具体的には、潜水可能時間
算出部92は、条件設定部94によって設定された飛行
機搭乗時刻と計時部68から供給される現在時刻とに基
づいて現在から飛行機搭乗までの時間Tを算出し、この
算出値Tを式に代入して、潜水可能時間Tdを算出す
る。
【0055】なお、上述の図4ないし図5の説明では、
単独に行われるダイビングを前提に説明していた。一
方、連続してダイビングを行う場合も、図6に示すよう
に、第2回目の潜水開始時点での体内窒素分圧P0を示
す点が体内窒素分圧曲線fd2の起点となるだけで、計
算方法は上記と同様である。
【0056】さて、このようにして潜水可能時間Tdが
算出されることとなるが、この潜水可能時間Tdは、1
回1回のダイビングにおいて定められる無減圧潜水可能
時間を超えるもであってはならない。即ち、図7に示す
ように、飛行機搭乗までの時間が例えば「数日」という
ように十分にある場合、上記の計算を行うと、潜水可能
時間として例えば何十時間というような大きい数値を算
出してしまう。これは、1回のダイビングにおける無減
圧潜水可能時間を考慮していないからである。このよう
な場合を避けるべく、潜水可能時間算出部92は、同図
に示すPtolを超えない範囲で潜水可能時間を算出す
る。具体的には、潜水可能時間算出部92は、飛行機搭
乗を考慮した潜水可能時間を算出する一方、式におい
て説明したように無減圧潜水可能時間を算出し、算出さ
れた潜水可能時間と無減圧潜水可能時間とを比較して、
小さいほうをダイバーが現実に潜水可能な潜水可能時間
Tdとして表示するのである。ダイバーはこのようにし
て算出された潜水可能時間Tdを参照することにより、
どのようなダイビングであれば、安全に飛行機に搭乗で
きるかということを把握することができる。
【0057】B:動作 次に、上記構成からなるダイブコンピュータ1の動作に
ついて説明する。図8は、ダイブコンピュータ1の各種
動作モードを模式的に表す図である。図8に示すよう
に、ダイブコンピュータ1の動作モードには、時刻モー
ドST1、サーフェスモードST2、プランニングモー
ドST3、設定モードST4、ダイビングモードST
5、ログモードST6及び飛行機搭乗設定モードST7
がある。また、図9〜図14は、各モードにおいて表示
される項目をより詳細に説明する図である。なお、これ
ら図8〜図14においては、液晶表示パネル11の表示
領域のうち、表示領域11Aに表示される項目のみを表
している。以下、これらの図8〜図14を参照しなが
ら、各種動作モードについて説明する。なお、これらの
各種動作モードにおける処理は、前述したように制御部
54によって実行される。
【0058】(1)時刻モード 時刻モードST1は、スイッチ操作を行わず、かつ、体
内窒素分圧が平衡状態にあり、陸上で携帯するときの動
作モードである。この時刻モードにおいて、液晶表示パ
ネル11には、図9に示すように、現在月日100、現
在時刻101及び高度ランク102が表示される。な
お、高度ランク=0の場合には高度ランク表示はおこな
われない。例えば、図9においては、現在月日100が
12月5日であり、現在時刻101が10時06分であ
ることを意味しており、特に現在時刻101は、コロン
(:)が点滅することによって、現在の時刻を表示して
いることをユーザに知らせている。
【0059】この時刻モードST1においてスイッチA
を押すと、図9に示すようにプランニングモードST3
に移行する。また、スイッチBを押すとログモードST
6に移行する。さらにスイッチAを押したままスイッチ
Bを所定時間(例えば、5秒)押し続けると設定モード
ST4に移行することとなる。
【0060】(2)サーフェスモード サーフェスモードST2は、前回のダイビングから48
時間経過するまで陸上で携帯するときのモードであり、
ダイブコンピュータ1は、前回のダイビングの終了後、
ダイビング中に導通状態にあった潜水動作監視スイッチ
30が絶縁状態になると自動的にサーフェスモードST
2に移行するようになっている。このサーフェスモード
ST2においては、時刻モードST1で表示される現在
月日100、現在時刻101および高度ランク102の
他に、体内窒素排出時間201がカウントダウン表示さ
れる。ただし、体内窒素排出時間201として表示すべ
き時間が0時間00分に至ると、それ以降は無表示状態
となる。また、サーフェスモードST2においては、ダ
イビング終了後の経過時間が水面休止時間202として
表示される。この水面休止時間202は、後述するダイ
ビングモードにおいて、水深が1.5メートルよりも浅
くなった次点をダイビングの終了として計時が開始さ
れ、ダイビング終了から48時間が経過した時点で無表
示状態となる。従って、ダイブコンピュータ1におい
て、ダイビング終了後48時間が経過するまでは陸上に
おいて、このサーフェスモードST2となり、それ以降
は、時刻モードST1に移行することとなる。
【0061】例えば図10に示すサーフェスモードST
2においては、水面休止時間202が1時間13分、即
ち、ダイビング終了後1時間13分経過していることが
表示されている。また、これまでに行ったダイビングに
より体内に吸収された窒素量が体内窒素グラフ203の
マーク4個分に相当することが表示され、この状態から
体内の過剰な窒素が排出されて平衡状態なるまでの時
間、即ち体内窒素排出時間201が10時間55分であ
ることを表示している。
【0062】このサーフェスモードST2においてスイ
ッチAを押すと、図8に示すように、プランニングモー
ドST3に移行する。また、スイッチBを押すとログモ
ードST6に移行する。さらにスイッチAを押したまま
スイッチBを所定時間(例えば、5秒)押し続けると設
定モードST4に移行することとなる。
【0063】(3)プランニングモード プランニングモードST3は、次に行うダイビングの最
大水深と潜水時間の目安を、そのダイビング前に入力す
ることが可能な動作モードである。このプランニングモ
ードST3においては、図11(b)に示すように、水
深ランク301、無減圧潜水可能時間302、水面休止
時間202、体内窒素グラフ203が表示される。水深
ランク301のランクは、所定時間毎に順次、表示が変
わっていくようになっている。各水深ランク301は、
例えば、9m、12m、15m、18m、21m、24
m、27m、30m、33m、36m、39m、42
m、45m、48mの各ランクがあり、その表示は5秒
毎に切り替わるようにされている。この場合において、
時刻モードST1からプランニングモードST3に移行
したのであれば、過去の潜水によって体内に過剰な窒素
蓄積がない場合、すなわち、初回潜水のプランニングで
あるため、体内窒素グラフ203の表示マークは0個で
あり、例えば図11(a)に示すように水深が15mの
場合に無減圧潜水可能時間=66分と表示される。これ
は、水深12m以上15m以下の水深で66分未満まで
は無減圧潜水が可能であることを表している。
【0064】これに対して、サーフェスモードST2か
らプランニングモードST3に移行したのであれば、図
11(b)に示すように、過去の潜水によって体内に過
剰の窒素蓄積がある反復潜水のプランニングであるた
め、体内窒素グラフ203においてマークが4個表示さ
れ、例えば水深が15mの場合に無減圧潜水可能時間=
45分と表示される。これは、水深12m以上15m以
下の水深で45分未満までは無減圧潜水が可能であるこ
とを表している。なお、後述するように飛行機搭乗設定
モードST7において、飛行機搭乗を考慮した潜水可能
時間を表示する設定がなされている場合は、上記の無減
圧潜水時間の表示に代えて、安全に飛行機に搭乗するた
めの潜水可能時間が表示されることになる。
【0065】このプランニングモードST3において、
水深ランク301が9mから48mへと順次表示されて
いく間に、スイッチAを2秒以上押し続けると、図8に
示すように、サーフェスモードST2に移行する。ま
た、水深ランク301が48mと表示された後には、時
刻モードST1またはサーフェスモードST2に自動的
に移行する。このように所定の期間スイッチ操作がない
場合には、サーフェスモードST2または時刻モードS
T1に自動的に移行するので、その都度スイッチ操作を
行う必要がなく、ダイバーにとって便利である。また、
スイッチBを押すとログモードST6に移行する。
【0066】(4)設定モード 設定モードST4は、現在月日や現在時刻の設定の他
に、警告アラームのオン/オフ設定、セーフティレベル
の設定を行うための動作モードである。この設定モード
ST4では、図12(a)に示すように、現在月日10
0,現在年106、現在時刻101の他にも、セーフテ
ィレベル(図示せず)、アラームのオン/オフ(図示せ
ず)、高度ランク(図示せず)が表示される。これらの
表示項目のうち、セーフティレベルは、通常の減圧計算
を行うレベルと、ダイビング後に1ランク高い高度ラン
クの場所へ移動することを前提として減圧計算を行うレ
ベルの二つのレベルを選択することが可能である。な
お、過去の潜水によって体内に過剰の窒素蓄積がある場
合には、図12(b)に示すように、体内窒素グラフ2
03も表示される。アラームのオン/オフは、報音装置
37から各種警告のアラームを鳴らすか否かを設定する
ための機能であり、アラームをオフに設定しておけば、
アラームが鳴ることはない。これは、ダイバーズ用情報
処理装置1のように電池切れを極力さける必要がある装
置では、アラームのために電力が消費されて不用意に電
池切れに至ることをさけることができ、好都合だからで
ある。なお、アラームをオンにする場合としては、浮上
速度違反時や減圧潜水時等がある。
【0067】この設定モードST4では、スイッチAを
押す度に設定項目が時、秒、分、年、月、日、セーフテ
ィレベル、アラームオン/オフの順に切り替わり、設定
対象部分の表示が点滅することとなる。このとき、スイ
ッチBを押すと設定項目の数値または文字が変わり、押
し続けると設定項目の数値や文字が素早く変わる。ま
た、アラームのオン/オフが点滅している状態でスイッ
チAを押すとサーフェスモードST2または時刻モード
ST1に戻ることとなる。また、アラームのオン/オフ
が点滅している状態でスイッチAとBとを同時に押すと
飛行機搭乗設定モードST7に移行する。さらにスイッ
チA、Bのいずれについても予め定めた期間(例えば、
1〜2分)操作されなければ、サーフェスモードST2
または時刻モードST1に自動的に復帰することとな
る。
【0068】(5)ダイビングモード ダイビングモードST5とは、潜水時の動作モードであ
り、無減圧潜水モードST51、現在時刻表示モードS
T52、減圧潜水表示モードST53、飛行機搭乗潜水
モードST54からなる。図13に示すように、無減圧
潜水モードST51では、現在水深501、潜水時間5
02、最大水深503、無減圧潜水可能時間302、体
内窒素グラフ203、高度ランクなどダイビングに必要
な情報が表示される。例えば、図13に示す無減圧潜水
モードST51においては、ダイビングを開始してから
12分が経過し、現在、ダイバーは水深16.8mの深
さの場所に位置し、この水深では、あと42分間だけ無
減圧潜水を続けることができる旨が表示されている。ま
た、現在までの最大水深503は、20.0mである旨
が表示され、さらに現在の体内窒素量は体内窒素グラフ
203におけるマーク4個が点灯しているレベルである
旨が表示されている。
【0069】一方、後述する飛行機搭乗設定モードによ
って、ダイバーが飛行機に搭乗する場合を考慮するよう
な設定がなされている場合には、上記の無減圧潜水モー
ドST51に代えて、このダイバーが飛行機に安全に搭
乗できるような潜水可能時間を示す飛行機搭乗潜水モー
ドST54が表示されることになる。例えば図13に示
す飛行機搭乗潜水モードST54においては、潜水可能
時間501(12分)、現在水深502(16.8
m)、最大水深503(20.0m)、体内窒素グラフ
203(マーク4個)は、上述した無減圧潜水モードS
T51と同じ数値が表示されているが、飛行機に安全に
搭乗できるような潜水可能時間501は、無減圧潜水可
能時間302(42分)より小さい数値(35分)が表
示されている。これは、無減圧潜水は42分まで可能で
あるが、その後に飛行機に安全に搭乗するためには、3
5分間の潜水しか許されないことを意味する。
【0070】このダイビングモードST5においては、
急激な浮上が減圧症の原因となることから、浮上速度監
視手段が働く。すなわち、所定時間毎(例えば、6秒
毎)に現在の浮上速度を算出するとともに、算出した浮
上速度と現在水深に対応する浮上速度上限値とを比較
し、算出した浮上速度が浮上速度上限値よりも速い場合
には、報音装置37から4[kHz]の周波数でアラー
ム音(浮上速度違反警告アラーム)を3秒間発するとと
もに、浮上速度を落とすように液晶表示パネル11にお
いて、「SLOW」の表示と、現在水深の表示とを所定
周期(例えば、1秒周期)で交互に表示して浮上速度違
反警告を行う。さらに振動発生装置38から浮上速度違
反である旨を振動でダイバーに警告する。そして浮上速
度が正常なレベルにまで低下したときには、浮上速度違
反警告を停止することとなる。
【0071】また、ダイビングモードST5では、スイ
ッチAを押すと、スイッチAが押し続けられている間だ
け、現在時刻表示モードST52に移行し、現在時刻1
01と、現在水温504が表示される。例えば図13に
示す現在時刻表示モードST52においては、現在時刻
が10時18分であり、現在水温504が23[℃]で
あることが表示されている。このように、ダイビングモ
ードST5においてその旨のスイッチ操作があったとき
には所定の期間だけ現在時刻101や現在水温504の
表示を行うため、小さな表示画面内で通常はダイビング
に必要なデータだけを表示するように構成したとして
も、現在時刻101などを必要に応じて表示できるので
便利である。しかも、このようにダイビングモードST
5においても、表示の切り替えにスイッチ操作を用いた
ので、ダイバーが知りたい情報を適正なタイミングで表
示することが可能となっている。
【0072】また、ダイビングモードST5の状態で、
水深が1.5mより浅いところにまで浮上したときに
は、ダイビングが終了したものとみなされ、潜水により
導通状態となって潜水動作監視スイッチ30が絶縁状態
になった時点でサーフェスモードST2に自動的に移行
する。なお、水深が1.5m以上となったときから再び
水深が1.5m未満となった時までを1回の潜水動作と
して、この期間中の潜水結果(ダイビングの日付、潜水
時間、最大水深などの様々なデータ)がRAM54に記
憶される。併せて、今回のダイビング中に上述した浮上
速度違反警告が連続して2回以上あった場合には、その
旨も潜水結果に含めて記録される。
【0073】本実施形態のダイブコンピュータ1は、無
減圧潜水を前提に構成されているものであるが、減圧潜
水を行う必要が生じた場合には、その旨のアラームオン
でダイバーに告知し、動作モードを減圧潜水表示モード
ST53に移行する。この減圧潜水表示モードST53
においては、現在水深501、潜水時間502、体内窒
素グラフ203、高度ランク、減圧停止深度505、減
圧停止時間506、総浮上時間507を表示する。例え
ば図13に示す減圧潜水表示モードST53において
は、潜水開始から24分経過し、水深が29.5mのと
ころにいる旨が表示されている。また、体内窒素量が最
大許容値を超え危険であるため、安全な浮上速度を守り
ながら水深3mのところまで浮上し、そこで1分間の減
圧停止をするようにとの指示が表示されている。ダイバ
ーは、上記のような表示内容に基づいて減圧停止した
後、浮上することとなるが、この減圧を行っている間、
体内窒素量が減少傾向にある旨が下向きの矢印509に
より表示される。
【0074】(6)ログモード ログモードST6は、ダイビングモードST5に入った
状態で水深1.5mよりも深くに3分以上潜水したとき
の各種データを記憶、表示する機能である。このような
ダイビングのデータは、ログデータとして潜水毎に順次
記憶され、所定数(例えば、10回)の潜水のログデー
タを記憶保持する。ここで、最大記憶数以上の潜水を行
った場合には、古いデータから順に削除され常に最新の
ログデータが記憶されていることとなる。なお、最大記
憶数以上の潜水を行った場合でも、予め設定しておくこ
とにより、ログデータの一部を削除せずに保持するよう
に構成することも可能である。
【0075】このログモードST6へは、時刻モードS
T1あるいはサーフェスモードST2において、スイッ
チBを押すことにより移行することが可能となってい
る。ログモードST6においては、ログデータは所定時
間(例えば、4秒)毎に切り替わる二つのモード画面を
有している。図14に示すように、第1のログモードS
T61では、潜水月日601、平均水深609、潜水開
始時刻603、潜水終了時刻604、高度ランク、潜水
を終了した時点における体内窒素グラフ203が表示さ
れる。第2のログモードST62では、潜水を行った日
における何回目の潜水であるかを示すログナンバー60
5、最大水深608、潜水時間606、最大水深時の水
温607、高度ランク、潜水を終了したときの体内窒素
グラフ203が表示される。例えば、図14に示す状態
では、高度ランク=0の状態において、12月5日の2
回目のダイビングでは、潜水が10時07分に開始さ
れ、10時45分で終了し、38分間の潜水であった旨
が表示されている。このときのダイビングでは、平均水
深が14.6m、最大水深が26.0m、最大水深時の
水温607=23[℃]であり、ダイビング終了後、体
内窒素グラフ203のマークが4個点灯に相当する窒素
ガスが体内に吸収されていた旨を表している。
【0076】このように本実施形態のログモードST6
においては、2つのモード画面を自動的に切り替えなが
ら各種情報を表示するので、表示画面が小さくても実質
的に表示可能な情報量を多くする事ができ、視認性が低
下することがない。
【0077】さらにログモードST6においては、スイ
ッチBを押す度に新しいデータから古いデータに順次表
示が切り替わり、最も古いログデータが表示された後
は、時刻モードST1またはサーフェスモードST2に
移行する。全ログデータのうち一部のログデータを表示
し終わった状態においても、スイッチBを2秒以上押し
続けることにより時刻モードST1またはサーフェスモ
ードST2に移行することができる。さらにスイッチ
A、Bのいずれもが所定時間(1〜2分)操作されない
場合であっても、動作モードがサーフェスモードST2
または時刻モードST1に自動的に復帰する。従ってダ
イバーがスイッチ操作を行う必要がなく使い勝手が向上
している。また、スイッチAを押すとプランニングモー
ドST3に移行する。
【0078】(7)飛行機搭乗設定モード 飛行機搭乗設定モードST7は、ダイバーが潜水終了後
に飛行機に搭乗することが予定されている場合に、その
飛行機搭乗に関する情報を入力・設定するための動作モ
ードである。以下では、ダイバーが、現在(1996年
12月5日)から4日後(1996年の12月9日)の
18:00に飛行機に搭乗する場合を例に挙げて、動作
説明を行う。
【0079】前述したように、ダイバーは、まず、設定
モードST4からスイッチA及びBの同時押しによって
飛行機搭乗設定モードST7に移行させる。
【0080】飛行機搭乗設定モードST7に移行した直
後は、図15に示す飛行機搭乗設定モードST7におい
て搭乗予定時刻702の内の「時」のみが点滅状態とな
っており、これにより搭乗予定時刻702の「時」が入
力可能状態となっていることをダイバーに示している。
【0081】ここで、ダイバーがスイッチBを押すと、
その押下操作の度に、図15に示す「時」が1時間づつ
加算されるので、ダイバーは複数回スイッチAを押して
所望の「時」に調節する。なお、ダイバーが所定時間以
上スイッチAを押すと、「時」の表示は早送りされるよ
うになっている。これは「時」の入力時に限らず、以下
に述べる分、年、月、日の入力時であっても同様であ
る。
【0082】ダイバーが所望の「時」に調節した後、ス
イッチAを押すと、これに応じて、次は、搭乗予定時刻
702の内の「分」のみが点滅状態となる。これは、上
記と同様に、搭乗予定時刻702の「分」が入力可能状
態となっていることをダイバーに示している。この状態
において、ダイバーがスイッチBを押すと、その押下操
作の度に、図15に示す「分」が1分づつ加算されるの
で、ダイバーは複数回スイッチAを押して所望の「分」
に調節する。このように、搭乗予定時刻を入力した後、
ダイバーがスイッチAを押すと、これに応じて、搭乗予
定年703のが点滅状態となる。これは、上記と同様
に、搭乗予定年703が入力可能状態となっていること
をダイバーに示している。以上のように、入力項目を変
えたい場合はスイッチAを押し、その入力項目に数値を
入力したい場合はスイッチBを押すことにより、ダイバ
ーが予定している飛行機搭乗に関する情報が、時、分、
年、月(飛行機搭乗月日701)、日(飛行機搭乗月日
701)の順に入力される。
【0083】ダイバーは、搭乗予定月日701を入力し
た後、スイッチAを押すと、これに応じて、飛行機搭乗
を考慮した潜水可能時間を表示するか否かを選択するた
めのON/OFF設定表示704が点滅状態となる。こ
の状態において、ダイバーがスイッチBを押す度に、図
15に示すような「ON」と図示せぬ「OFF」とが入
れ替わり表示される。このON/OFFを確認したダイ
バーがスイッチBを押すと、入力された情報が確定され
る。ここでは、ONの表示状態で確定され、この結果、
ダイバーがダイビング中は、飛行機搭乗時刻を考慮した
潜水可能時間を表示するような飛行機搭乗潜水モードS
T54が表示されるようになる。なお、ON/OFF設
定表示704の点滅時において、スイッチAが押される
とサーフェスモードST2に移行する。
【0084】また、スイッチA、Bのいずれもが所定時
間(1〜2分)操作されない場合は、動作モードがサー
フェスモードST2または時刻モードST1に自動的に
復帰する。従ってダイバーがスイッチ操作を行う必要が
なく使い勝手が向上している。
【0085】上述した実施形態によれば、ダイバーがダ
イビングを行った後に、飛行機に搭乗するような気圧の
変化を伴う移動を行う場合に、その移動が安全に行われ
るためにはどのようなダイビングを行えばよいかをダイ
バーに提示することができる。これにより、ダイバーに
対する危険を回避することができ、より一層の安全の確
保することができる。
【0086】C:変形例 (1)潜水可能時間Tdの計算方法 実施形態では、式を満たす潜水可能時間Tdを求めれ
ばよいと説明した。ただし、式を満たす潜水可能時間
Tdを算出する処理に相当な時間がかかるような場合
は、以下のようにしておおよその潜水可能時間Tdを求
めてもよい。潜水可能時間Tdを求めるためには、前述
したように、式をTdで示した PGT(Td)=PGT(t0) +{PIN2(t0)−PGT(t0)} ×{1−exp(−K・Td/HT)}・・・’ によって算出される潜水終了時のPGT(Td)が、
式をTdで示した Pmax=Psurf+(Pe−Psurf)/exp(−K・(T−Td)/HT) ・・・’ によって算出されるPmax以下であるようなTdの値を
求めればよい。従って、図16に示すように、両式’
及び’のTdに対し、例えば0分、1分、2分、3分
というように1分単位で時間を代入し、これによって得
られるPGT(Td)(図16中の○印)とPmax(図
16中の△印)とを比較し、PmaxよりPGT(Ts)
が大きくなった場合のTd(図16中に示す46分)の
1回前に代入したTd(図16中に示す45分)を、求
めるTd値とすればよい。このようにすれば、正確な潜
水過剰時間Tdを求めるには相当な時間が必要な場合で
あっても、より迅速に潜水可能時間Tdを求めることが
できる。
【0087】(2)不活性ガスの種類 本実施形態では、不活性ガスとして窒素を想定している
が、これに限らず、例えばヘリウム等のガスであっても
よい。
【0088】(3)ROM53に記憶されたプログラム 実施形態では、上述した各種動作を行うためのプログラ
ムが予めROM53に記憶されていることを前提として
いた。ただし、これに限らず、図示せぬパーソナルコン
ピュータとダイブコンピュータ1を通信接続し、このパ
ーソナルコンピュータからダイブコンピュータ1に上記
プログラムをダウンロードするような形態であってもよ
い。この場合、ダイブコンピュータ1内の書き換え可能
な不揮発性メモリ(図示略)にプログラムが記憶される
ことになる。そして、CPU51は、この不揮発性メモ
リからプログラムを読み出して、これを実行すればよ
い。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、ダイバーが気圧の減少
を伴う移動を予定している場合、その移動の安全性に関
する情報をダイバーに提示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るダイブコンピュー
タを正面から見た場合の外観構成を示す模式図である。
【図2】 同実施形態に係るダイブコンピュータの電気
的構成を示すブロック図である。
【図3】 同実施形態に係るダイブコンピュータの機能
構成を示すブロック図である。
【図4】 潜水開始から飛行機搭乗までのダイバーの体
内に蓄積されている窒素分圧の推移を示す模式図であ
る。
【図5】 潜水開始時点が異なる場合におけるダイバー
の体内に蓄積されている窒素分圧の推移を示す模式図で
ある。
【図6】 連続した潜水を行う場合におけるダイバーの
体内に蓄積されている窒素分圧の推移を示す模式図であ
る。
【図7】 無減圧潜水を考慮する必要を説明する模式図
である。
【図8】 同実施形態に係るダイブコンピュータの各種
動作モードの遷移図である。
【図9】 同実施形態における時刻モードの説明図であ
る。
【図10】 同実施形態におけるサーフェスモードの動
作説明図である。
【図11】 同実施形態におけるプランニングモードの
動作説明図である。
【図12】 同実施形態における設定モードの動作説明
図である。
【図13】 同実施形態におけるダイビングモードの動
作説明図である。
【図14】 同実施形態におけるログモードの動作説明
図である。
【図15】 同実施形態における飛行機搭乗設定モード
の動作説明図である。
【図16】 同実施形態の変形例における潜水可能時間
の算出方法を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1・・・ダイブコンピュータ(ダイバーズ用情報処理装
置)、 5・・・操作部(入力手段)、 10・・・表示部(出力手段)、 37・・・報音装置(出力手段)、 38・・・振動発生装置(出力手段) 50・・・制御部(水圧設定手段、潜水時間設定手段、
ガス量算出手段、演算手段)、 61…圧力計測部(水圧設定手段) 68…計時部(潜水時間設定手段) 60・・・体内窒素量算出部(ガス量算出手段)、 91・・・体内窒素排出時間算出部、 92・・・潜水可能時間算出部(演算手段)、 94・・・条件設定部(記憶部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA00 AB06 AD06 AD07 AE03 BA04 BD01 BD05 CB02 CB11 DA00 EA01 EB07 EB13 ED01 ED02 ED04 ED05 EE00 EE01 EE02 EE03 EE04 EE08 EF03 EG07 EH06 FA32 GA04 GA05 GB00

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイバーが潜水を行う際の水圧を設定す
    る水圧設定手段と、 前記ダイバーが潜水を行う潜水時間を設定する潜水時間
    設定手段と、 前記水圧設定手段によって設定された水圧と前記潜水時
    間設定手段によって設定された潜水時間とに基づいて、
    ダイバーが行う潜水によって前記ダイバーの体内に蓄積
    される不活性ガスの量を算出するガス量算出手段と、 前記ダイバーが予定している、気圧の減少を伴う移動に
    関する移動情報を入力するための入力手段と、 前記入力された移動情報を記憶する記憶手段と、 前記ガス量算出手段によって算出された不活性ガスの量
    と、前記記憶手段によって記憶されている移動情報とに
    基づいて、前記移動の安全性に関する情報を生成する演
    算手段と、 前記演算手段によって演算された情報を出力する出力手
    段とを備えたことを特徴とするダイバーズ用情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のダイバーズ用情報処理
    装置において、 前記演算手段は、 前記ガス量算出手段によって算出された不活性ガスの量
    と、前記記憶手段によって記憶されている移動情報とに
    基づいて、前記ダイバーが前記移動を安全に行うことが
    できるような潜水可能時間を算出し、 前記出力手段は、前記算出された潜水可能時間を出力す
    ることを特徴とするダイバーズ用情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のダイバーズ用情報処理
    装置において、 前記演算手段は、 前記潜水において無減圧潜水が可能な無減圧潜水可能時
    間を算出する算出手段と、 前記算出された無減圧潜水可能時間が前記算出された潜
    水可能時間より小さい場合には、当該算出された無減圧
    潜水可能時間を前記潜水可能時間として選択する選択手
    段とを備え、 前記出力手段は、前記選択された潜水可能時間を出力す
    ることを特徴とするダイバーズ用情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のダイバーズ用情
    報処理装置において、 前記演算手段は、 前記ガス量算出手段によって算出された不活性ガスの量
    の時間的変位を示す曲線と、前記記憶手段によって記憶
    されている移動情報に基づいて前記移動までの不活性ガ
    スの量の時間的変位を示す曲線との交点を求めることに
    よって、前記潜水可能時間を算出することを特徴とする
    ダイバーズ用情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3に記載のダイバーズ用情
    報処理装置において、 前記演算手段は、 前記ガス量算出手段によって算出された不活性ガスの量
    の時間的変位を示す曲線と、前記記憶手段によって記憶
    されている移動情報に基づいて前記移動までの不活性ガ
    スの量の時間的変位を示す曲線との交点の前後点を求め
    ることによって、前記潜水可能時間を算出することを特
    徴とするダイバーズ用情報処理装置。
  6. 【請求項6】 ダイバーが潜水を行う際の水圧を設定す
    る水圧設定ステップと、 前記ダイバーが潜水を行う潜水時間を設定する潜水時間
    設定ステップと、 前記水圧設定ステップによって設定された水圧と前記潜
    水時間設定ステップによって設定された潜水時間とに基
    づいて、ダイバーが行う潜水によって前記ダイバーの体
    内に蓄積される不活性ガスの量を算出するガス量算出ス
    テップと、 前記ダイバーが予定している、気圧の減少を伴う移動に
    関する移動情報の入力を受け付ける受付ステップと、 前記入力された移動情報を記憶する記憶ステップと、 前記ガス量算出ステップによって算出された不活性ガス
    の量と、前記記憶ステップによって記憶されている移動
    情報とに基づいて、前記移動の安全性に関する情報を生
    成する演算ステップと、 前記演算ステップによって演算された情報を出力する出
    力ステップとを備えたことを特徴とするダイバーズ用情
    報処理装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のダイバーズ用情報処理
    装置の制御方法において、 前記演算ステップは、 前記ガス量算出ステップによって算出された不活性ガス
    の量と、前記記憶ステップによって記憶されている移動
    情報とに基づいて、前記ダイバーが前記移動を安全に行
    うことができるような潜水可能時間を算出し、 前記出力ステップは、前記算出された潜水可能時間を出
    力することを特徴とするダイバーズ用情報処理装置の制
    御方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のダイバーズ用情報処理
    装置の制御方法において、 前記演算ステップは、 前記潜水において無減圧潜水が可能な無減圧潜水可能時
    間を算出する算出ステップと、 前記算出された無減圧潜水可能時間が前記算出された潜
    水可能時間より小さい場合には、当該算出された無減圧
    潜水可能時間を前記潜水可能時間として選択する選択ス
    テップとを備え、 前記出力ステップは、前記選択された潜水可能時間を出
    力することを特徴とするダイバーズ用情報処理装置の制
    御方法。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載のダイバーズ用情
    報処理装置の制御方法において、 前記演算ステップは、 前記ガス量算出ステップによって算出された不活性ガス
    の量の時間的変位を示す曲線と、前記記憶ステップによ
    って記憶されている移動情報に基づいて前記移動までの
    不活性ガスの量の時間的変位を示す曲線との交点を求め
    ることによって、前記潜水可能時間を算出することを特
    徴とするダイバーズ用情報処理装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項7又は8に記載のダイバーズ用
    情報処理装置の制御方法において、 前記演算ステップは、 前記ガス量算出ステップによって算出された不活性ガス
    の量の時間的変位を示す曲線と、前記記憶ステップによ
    って記憶されている移動情報に基づいて前記移動までの
    不活性ガスの量の時間的変位を示す曲線との交点の前後
    点を求めることによって、前記潜水可能時間を算出する
    ことを特徴とするダイバーズ用情報処理装置の制御方
    法。
  11. 【請求項11】 ダイバーが潜水を行う際の水圧を設定
    する水圧設定機能と、 前記ダイバーが潜水を行う潜水時間を設定する潜水時間
    設定機能と、 前記水圧設定機能によって設定された水圧と前記潜水時
    間設定機能によって設定された潜水時間とに基づいて、
    ダイバーが行う潜水によって前記ダイバーの体内に蓄積
    される不活性ガスの量を算出するガス量算出機能と、 前記ダイバーが予定している、気圧の減少を伴う移動に
    関する移動情報の入力を受け付ける受付機能と、 前記入力された移動情報を記憶する記憶機能と、 前記ガス量算出機能によって算出された不活性ガスの量
    と、前記記憶機能によって記憶されている移動情報とに
    基づいて、前記移動の安全性に関する情報を生成する演
    算機能と、 前記演算機能によって演算された情報を出力する出力機
    能とをコンピュータに実現させるためのプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のプログラムにおい
    て、 前記演算機能は、 前記ガス量算出機能によって算出された不活性ガスの量
    と、前記記憶機能によって記憶されている移動情報とに
    基づいて、前記ダイバーが前記移動を安全に行うことが
    できるような潜水可能時間を算出し、 前記出力機能は、前記算出された潜水可能時間を出力す
    ることを特徴とするプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のプログラムにおい
    て、 前記演算機能は、 前記潜水において無減圧潜水が可能な無減圧潜水可能時
    間を算出する算出機能と、 前記算出された無減圧潜水可能時間が前記算出された潜
    水可能時間より小さい場合には、当該算出された無減圧
    潜水可能時間を前記潜水可能時間として選択する選択機
    能とを備え、 前記出力機能は、前記選択された潜水可能時間を出力す
    ることを特徴とするプログラム。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13に記載のプログラ
    ムにおいて、 前記演算機能は、 前記ガス量算出機能によって算出された不活性ガスの量
    の時間的変位を示す曲線と、前記記憶機能によって記憶
    されている移動情報に基づいて前記移動までの不活性ガ
    スの量の時間的変位を示す曲線との交点を求めることに
    よって、前記潜水可能時間を算出することを特徴とする
    プログラム。
  15. 【請求項15】 請求項12又は13に記載のプログラ
    ムにおいて、 前記演算機能は、 前記ガス量算出機能によって算出された不活性ガスの量
    の時間的変位を示す曲線と、前記記憶機能によって記憶
    されている移動情報に基づいて前記移動までの不活性ガ
    スの量の時間的変位を示す曲線との交点の前後点を求め
    ることによって、前記潜水可能時間を算出することを特
    徴とするプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項11〜15のいずれか1に記載
    のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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