JP2002243343A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2002243343A
JP2002243343A JP2001035416A JP2001035416A JP2002243343A JP 2002243343 A JP2002243343 A JP 2002243343A JP 2001035416 A JP2001035416 A JP 2001035416A JP 2001035416 A JP2001035416 A JP 2001035416A JP 2002243343 A JP2002243343 A JP 2002243343A
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refrigerator
compartment
cooling
cooler
blower
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JP2001035416A
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Hideo Shiraishi
秀雄 白石
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンパー装置による圧力損失で冷蔵室に冷気
が回りにくいという問題を解決すると共に、除霜に要す
る電気代の上昇を抑え、除霜終了後の冷凍室温度の上昇
を極力抑えること。 【解決手段】 仕切壁22内に冷却器30を配設した共
通ダクト31の吹出側を分岐させ、その一方を冷凍室冷
却用の送風機36に接続して冷凍用吐出ダクト41の吹
出口42、43より製氷室7、温度切換室8及び冷凍室
9に冷気を吹出し仕切壁22前部下面に開設した吸込口
44から共通ダクト31に帰還させる第1の冷気循環経
路を形成すると共に、他方を野菜室6及び冷蔵室5背面
に沿って上方に向かって形成された冷蔵用吐出ダクト4
6内に配設された冷蔵室冷却用の送風機47に接続して
冷蔵用吐出ダクト46の吹出口48を介して冷蔵室6に
前部上方から冷気を吹出し仕切壁22上面に開設した吸
込口49から共通ダクト31に帰還させる第2の冷気循
環経路を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部に冷蔵室、下
部に冷凍室を配置して冷凍サイクルユニットにより各室
内の食品等を冷蔵及び冷凍する冷蔵庫に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の冷蔵庫は特開2000−292
046号公報等に開示されているが、一般にこの種の冷
蔵庫は冷却器で生成された冷気を送風機を運転させて、
冷凍室用ダクトを通して下段の冷凍室に送り込むと共
に、上段の冷蔵室へはダンパー装置を介在させた冷蔵室
用ダクトを通して送り込むように構成されている。そし
て、冷凍室の温度制御は冷凍室に設けた温度センサによ
る圧縮機の運転又は停止により行い、冷蔵室の温度制御
は冷蔵室の温度センサによる前記ダンパー装置のバッフ
ルの開閉により行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、冷蔵室が所定
温度に冷えていないにもかかわらず、冷凍室が所定温度
に冷えてしまうと圧縮機は停止し、送風機も運転を停止
する。すると、前記ダンパー装置のバッフルをいくら開
いても冷蔵室は冷却されることなく、温度が上昇するこ
ととなる。特に、最近流行している上部に冷蔵室、下部
に冷凍室を配置したタイプの冷蔵庫では、冷気の自然落
下も起こらないため、この現象は顕著である。
【0004】更に、冷却器が冷蔵庫の下部に位置し、冷
蔵室の上部まで冷気を押し上げねばならず、その経路中
にダンパー装置があると、圧力損失が増えて冷蔵室の上
部まで届かなくなり、その結果冷蔵室が冷えにくいとい
う問題もあった。
【0005】一方、除霜も電気ヒータのみで行なうの
で、電気代の上昇を招いていた。また、電気ヒータのみ
で行なう除霜終了後に圧縮機が運転し送風機が駆動する
と、温まった冷却器から暖気が生成され、それが冷凍室
に回り込んでしまうため、冷凍室温度が一気に上昇して
しまうという問題もあった。
【0006】そこで本発明は、ダンパー装置による圧力
損失で冷蔵室に冷気が回りにくいという問題を解決する
と共に、除霜に要する電気代の上昇を抑え、除霜終了後
に圧縮機が運転し送風機が駆動すると、温まった冷却器
から暖気が生成されて冷凍室温度が上昇してしまうとい
うことを極力抑えることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため第1の発明は、
上部に冷蔵室、下部に冷凍室を配置して冷凍サイクルユ
ニットにより各室内の食品等を冷蔵及び冷凍する冷蔵庫
において、前記冷蔵室と冷凍室との仕切壁内に冷却器を
配設した共通ダクトの吹出側を分岐させ、その一方を冷
凍室冷却用の送風機に接続して冷凍用吐出ダクトの吹出
口より前記冷凍室に冷気を吹出し前記仕切壁下面に開設
した吸込口から前記共通ダクトに帰還させる第1の冷気
循環経路を形成すると共に、他方を冷蔵室背面に沿って
上方に向かって形成された冷蔵室吐出ダクト内に配設さ
れた冷蔵室冷却用の送風機に接続して前記冷蔵室吐出ダ
クトの吹出口から前記冷蔵室に冷気を吹出し前記仕切壁
上面に開設した吸込口から前記共通ダクトに帰還させる
第2の冷気循環経路を形成したことを特徴とする。
【0008】第2の発明は、庫内上部から第1の冷蔵
室、第2の冷蔵室、冷凍室の順に配置したことを特徴と
する。
【0009】第3の発明は、前記第1の冷蔵室には特定
低温室を有することを特徴とする。
【0010】第4の発明は、前記冷却器は後方に向かっ
て低く傾斜した横向きに配設したことを特徴とする。
【0011】第5の発明は、前記冷却器の後方に該冷却
器の除霜水を排水するための庫外に連通する通水路を設
け、該通水路の後方に冷凍室冷却用の前記送風機を配設
したことを特徴とする。
【0012】第6の発明は、前記冷凍サイクルユニット
を構成する圧縮機及び冷凍室冷却用の前記送風機の運転
制御を前記冷凍室の温度センサに基づいて行い、冷蔵室
冷却用の前記送風機の運転制御を前記冷蔵室の温度セン
サに基づいて行なうようにしたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づき説明する。1はそれぞれ前面扉が設けられた複数
の食品保存室から成る冷蔵庫本体で、外箱2と内箱3及
び両箱間に充填された発泡ウレタン等の断熱材4により
構成されている。この冷蔵庫本体1の内部は断熱作用の
ある仕切壁22により仕切られ、上部より冷蔵室5、野
菜室6、製氷室7及び使用者の選択により例えばマイナ
ス3度C前後の温度環境(チルドやパーシャル)やマイ
ナス1度C前後(氷温)の温度環境とすることができる
温度切換室8、冷凍室9を備えており、冷蔵室5前面開
口は開閉可能な回動式の冷蔵室扉10により閉塞可能で
あり、冷蔵室5の下の野菜室6、製氷室7及び温度切換
室8、冷凍室9は引出し式の野菜室扉11、製氷室扉1
2、温度切換室扉13、冷凍室扉14により夫々閉塞さ
れている。前記の各扉は、夫々鋼板から成る扉外箱と硬
質樹脂材料から成る扉内箱との間に発泡ウレタン等の断
熱材を充填して構成される。
【0014】前記冷蔵室5内には所定間隔を存して食品
等を載置する複数の棚15が配設され、冷蔵室5の下部
には特定低温室16を配置する。該特定低温室16に
は、前面に開閉可能な扉17が設けられたスライド式保
存容器18が備えられる。そして、該特定低温室16に
は後述する冷蔵用吐出ダクト46の吹出口51から直接
冷気が供給され、食品等の鮮度を長く保ち保存すること
が可能である。冷蔵室5の背面には、前記特定低温室1
6部分を除き、複数の棚15にわたって、吸込口を有す
るパンチングメタル19が設けられるが、庫内灯20の
交換や掃除の際はこのパンチングメタル19は取り外し
が可能である。前記冷蔵室扉10の背面には高さや奥行
の異なる複数の扉ラック21が設けられ、用途に応じて
使い分けが可能である。
【0015】図3に示すように、冷蔵室5の底部には前
記特定低温室16と仕切壁を介して隣接して給水タンク
25を設置し、図示しない給水ポンプによりこの給水タ
ンク25からステンレス製の給水パイプ26を介して前
記製氷室7の製氷皿27に自動的に給水可能とし、この
製氷皿27でつくられた氷は貯氷容器28に蓄えられ
る。
【0016】そして、前記野菜室6と製氷室7・温度切
換室8の仕切壁22内に冷却器30を配設する共通ダク
ト31を形成し、後方に向かって低く傾斜する形で斜め
横向きに前記冷却器30を配設し、冷却器30の下方の
前記仕切壁22中に除霜用の電気ヒータ32を設ける。
【0017】また、冷却器30の直後方には、冷却器3
0の除霜により発生した水を排水するため前記冷却器3
0の横幅と同等長さの通水口33を冷蔵庫本体1に設
け、この除霜水は通水路であるドレンパイプ34を介し
て庫外に配設された蒸発皿35に溜められる。このよう
に、冷却器30を仕切壁22内に後方に向けて低く傾斜
させて配設したことで、庫内の奥行を深くすることがで
き、また除霜水が通水口33を介してドレンパイプ34
にスムーズに流れ、更に通水口33の後方に冷凍室冷却
用の送風機36を配設することで、除霜水と冷気の分離
が容易となり、特に除霜水が冷凍室用送風機36にかか
って凍結したり漏電したりすることなどが防止される。
しかも、冷凍室冷却用の前記送風機36を前記冷却器3
0と略同等幅のクロスフローファンとし、冷却器30の
ほぼ全幅にわたって均一に風が流れように構成する。こ
のため、吹出された冷気が庫内のほぼ全幅にわたるた
め、庫内の冷えムラを解消することができる。
【0018】尚、図2に示すように、前記仕切壁22は
前記共通ダクト31を形成して冷却器30を配設するた
めに、上面に段差部を形成して前部を薄い厚さとし、共
通ダクト31を形成する後部を厚くして階段状に形成
し、しかも仕切壁22の後部底面を後方に向けて低く傾
斜させている。従って、仕切壁22上方に位置する前記
野菜室6の底面が階段状に形成され、この底面の形状に
沿って野菜容器40を形成すると、該容器40の野菜室
扉11側が深く、奥側が浅い形となる。このため、この
野菜容器40の形状から手前側には背の高いペットボト
ルや野菜を立てて収納することができ、また奥側には背
の低い野菜を収納することができ、実用に即した空間を
提供できることとなる。
【0019】次に、図2に基づき、冷気の循環について
説明するが、概略は以下の通りである。先ず、前記仕切
壁22内に冷却器30を配設した共通ダクト31の吹出
側を分岐させ、その一方を冷凍室冷却用の前記送風機3
6に接続して冷凍用吐出ダクト41の吹出口42、43
より前記製氷室7、図示しないダンパー装置を介して温
度切換室8及び冷凍室9に冷気を吹出し前記仕切壁22
前部下面に開設した吸込口44から前記共通ダクト31
に帰還させる第1の冷気循環経路を形成すると共に、他
方を野菜室6及び冷蔵室5背面に沿って上方に向かって
形成された冷蔵用吐出ダクト46内に配設された冷蔵室
冷却用の送風機47に接続して前記冷蔵用吐出ダクト4
6の吹出口48を介して前記冷蔵室5に前部上方から冷
気を吹出し前記仕切壁22上面に開設した吸込口49か
ら前記共通ダクト31に帰還させる第2の冷気循環経路
を形成する。
【0020】以下冷気の循環について更に詳述するが、
当該冷蔵庫には公知の冷凍サイクルユニットが設けられ
る。即ち、冷蔵庫本体1の底部に設けられた圧縮機50
が冷媒を吸入圧縮して高温高圧にし、該圧縮機50から
の高温高圧のガス状冷媒を凝縮器が凝縮し、キャピラリ
ーチューブにより低温低圧となった冷媒を前記冷却器3
0が気化させるが、該冷却器30で冷却され生成された
冷気は冷却器30後部に設置された冷凍室用送風機36
を介して冷凍用吐出ダクト41を経て、吹出口42及び
43から製氷室7、図示しないダンパー装置を介して温
度切換室8及び冷凍室9に吹出され、吸込口44から共
通ダクト31に帰還する。
【0021】また、前記冷却器30で冷却され生成され
た冷気は冷蔵庫背面の冷蔵用吐出ダクト46内の送風機
47を介して、特定低温室用吹出口51を介して特定低
温室16に供給され、更に上昇し冷蔵用吐出ダクト46
の一部である天面ダクト52を通って冷蔵室5に吹出口
48から吐出される。前記吐出された冷気の一部は冷蔵
室5背面に設けられたパンチングメタル19の吸込口を
介して冷蔵用戻りダクト53に入り、また他の一部は図
4に示すように庫内のほぼ全幅にわたって形成された吹
出口48の真下に位置する吸込口54(仕切板55に開
設されている)から吸い込まれ、前記冷蔵用戻りダクト
53に吐出された冷気と合流し、更に野菜室6内の野菜
容器40の前面及び後面に沿って下降し、冷蔵用の前記
吸込口49から共通ダクト31に帰還する。
【0022】尚、冷却器30からの冷気は、冷蔵用吐出
ダクト46内を流れるが、該冷蔵用吐出ダクト46は断
熱材56を介して冷蔵用戻りダクト53と分離され、こ
の断熱材56とパンチングメタル19との間は隙間Sが
形成されている。冷蔵用吐出ダクト46を形成する断熱
材56の左方のパンチングメタル19の吸込口から吸い
込まれた戻り空気と右方のパンチングメタル19の吸込
口から吸い込まれた戻り空気のための戻りダクトを別々
に形成する必要が無い。
【0023】そして、前記圧縮機50の運転・停止は冷
凍室9に配設された温度センサ60に基づいて行い、冷
凍室冷却用の送風機36は圧縮機50とほぼ同期(多少
遅延も含む)させて運転させ、冷蔵室冷却用の送風機4
7の運転制御を前記冷蔵室5に配設した温度センサ61
に基づいて行なうようする。ここで、もし冷蔵室5が冷
却不足で圧縮機50が停止しても、冷蔵室用の送風機4
7のみ運転すれば冷却器30で生成された冷気を冷蔵室
空間のみ循環することができ、言い換えれば第2の冷気
循環経路のみ循環させ、冷蔵室5及び野菜室6の冷却不
足を緩和することができる。また、圧縮機50の停止中
に冷蔵室用の送風機47を運転することにより、冷却器
30に付着した霜を解かして、冷蔵室5や野菜室6の相
対湿度を高くすることができ、特に乾燥に弱い野菜の鮮
度を長期間にわたって維持することができる。
【0024】そして、前記冷却器30の除霜を、該冷却
器30の下部に設けられた除霜用の電気ヒータ32であ
る第1の除霜手段と、前述したように前記圧縮機50の
運転停止中に冷蔵室冷却用の前記送風機47のみの運転
による冷蔵室5からの戻り空気で除霜する第2の除霜手
段とで行なう。従って、通常は第2の除霜手段で霜取り
を行いながら冷蔵室5及び野菜室6を冷却することで冷
却不足を緩和し、電気ヒータ32に通電しないことで電
気代を節約できると共に除霜終了後に圧縮機が運転し送
風機が駆動することにより温まった冷却器から暖気が生
成されて冷凍室温度が上昇してしまうということを極力
抑えることができる。
【0025】また、ときに電気ヒータ32である第1の
除霜手段で霜取りを行うことで、冷却器30に付着した
霜を完全に除去することができ、霜残りなどの問題を解
決することができるものである。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は、ダンパー装置に
よる圧力損失で冷蔵室に冷気が回りにくいという問題を
解決すると共に、除霜に要する電気代の上昇を抑え、除
霜終了後に圧縮機が運転し送風機が駆動すると、温まっ
た冷却器から暖気が生成されて冷凍室温度が上昇してし
まうということを極力抑えることができる。
【0027】即ち、請求項1に記載の発明は、上部に冷
蔵室、下部に冷凍室を配置して冷凍サイクルユニットに
より各室内の食品等を冷蔵及び冷凍する冷蔵庫におい
て、前記冷蔵室と冷凍室との仕切壁内に冷却器を配設し
た共通ダクトの吹出側を分岐させ、その一方を冷凍室冷
却用の送風機に接続して冷凍用吐出ダクトの吹出口より
前記冷凍室に冷気を吹出し前記仕切壁下面に開設した吸
込口から前記共通ダクトに帰還させる第1の冷気循環経
路を形成すると共に、他方を冷蔵室背面に沿って上方に
向かって形成された冷蔵室吐出ダクト内に配設された冷
蔵室冷却用の送風機に接続して前記冷蔵室吐出ダクトの
吹出口から前記冷蔵室に冷気を吹出し前記仕切壁上面に
開設した吸込口から前記共通ダクトに帰還させる第2の
冷気循環経路を形成するものであるから、従来の冷蔵庫
のように冷蔵室が冷却不足になったり、ダンパー装置に
よる圧力損失で冷蔵室に冷気が回りにくくなるという問
題が解決できる。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、庫内上部
から第1の冷蔵室、第2の冷蔵室、冷凍室の順に配置し
たものであるから、野菜室が独立した冷蔵庫において
も、前述したような効果を奏する。また、圧縮機の停止
中に冷蔵室用の送風機を運転することにより、冷却器に
付着した霜を解かして、冷蔵室や野菜室の相対湿度を高
くすることができ、特に乾燥に弱い野菜の鮮度を長期間
にわたって維持することができる。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、前記第1
の冷蔵室には特定低温室を有するものであるから、該特
定低温室には冷蔵用吐出ダクトの吹出口から直接冷気が
供給可能となり、食品等の鮮度を長く保ち保存すること
ができる。
【0030】請求項4に記載の発明によれば、前記冷却
器は後方に向かって低く傾斜した横向きに配設したか
ら、庫内の奥行を深くすることができ、また冷却器の下
流側に通水口を設ければ除霜水がこの通水口を介してド
レンパイプにスムーズに流すことができ、更に仕切壁上
面に段差部を形成して前部を薄い厚さとし、共通ダクト
を形成する後部を厚くして階段状に形成すると前記野菜
室の底面が階段状に形成され、この底面の形状に沿って
野菜容器を形成すると、該容器の野菜室扉側が深く、奥
側が浅い形となるため、この野菜容器の形状から手前側
には背の高いペットボトルや野菜を立てて収納すること
ができ、奥側には背の低い野菜を収納することができ、
実用に即した空間を提供できることとなる。
【0031】請求項5に記載の発明によれば、前記冷却
器の後方に該冷却器の除霜水を排水するための庫外に連
通する通水路を設け、該通水路の後方に冷凍室冷却用の
前記送風機を配設したから、除霜水と冷気の分離が容易
となり、特に除霜水が冷凍室用送風機にかかって凍結し
たり漏電したりすることなどが防止される。
【0032】請求項6に記載の発明によれば、前記冷凍
サイクルユニットを構成する圧縮機及び冷凍室冷却用の
前記送風機の運転制御を前記冷凍室の温度センサに基づ
いて行い、冷蔵室冷却用の前記送風機の運転制御を前記
冷蔵室の温度センサに基づいて行なうようにしたから、
もし冷蔵室が冷却不足で圧縮機が停止しても、冷蔵室用
の送風機のみ運転すれば冷却器で生成された冷気を冷蔵
室空間のみ循環することができ、冷蔵室の冷却不足を緩
和することができ、また圧縮機の停止中に冷蔵室用の送
風機を運転することにより、冷却器に付着した霜を解か
して、冷蔵室の相対湿度を高く維持できる。
【0033】請求項7に記載の発明によれば、前記冷却
器の除霜を、該冷却器の下部に設けられた除霜用電気ヒ
ータである第1の除霜手段と、前記圧縮機の運転停止中
に冷蔵室冷却用の前記送風機のみの運転による冷蔵室か
らの戻り空気で除霜する第2の除霜手段とで行なうと、
通常は第2の除霜手段で霜取りを行いながら冷蔵室を冷
却することで冷却不足を緩和し、電気ヒータに通電しな
いことで、電気代を節約できると共に除霜終了後に圧縮
機が運転し送風機が駆動することにより温まった冷却器
から暖気が生成されて冷凍室温度が上昇してしまうとい
うことを極力抑えることができる。また、ときに電気ヒ
ータである第1の除霜手段で霜取りを行うことで、冷却
器に付着した霜を完全に除去することができ、霜残りな
どの問題を解決することができる。
【0034】請求項8に記載の発明によれば、冷凍室冷
却用の前記送風機を前記冷却器と略同等幅のクロスフロ
ーファンとしたために、冷却器のほぼ全幅にわたって均
一に風が流れるため冷却効率の向上が図れ、また吹出さ
れた冷気が庫内のほぼ全幅にわたるため、庫内の冷えム
ラを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵庫の正面図である。
【図2】冷蔵庫の縦断面図である。
【図3】冷蔵庫の各扉を外した状態の正面図である。
【図4】冷蔵室の横断面図である。
【符号の説明】
5 冷蔵室 22 仕切壁 30 冷却器 31 共通ダクト 32 電気ヒータ 36 冷凍室用の送風機 42、43 吹出口 44 吸込口 46 冷凍用吐出ダクト 47 冷蔵室用の送風機 48 吹出口 49 吸込口 51 吹出口 53 冷蔵室戻りダクト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に冷蔵室、下部に冷凍室を配置して
    冷凍サイクルユニットにより各室内の食品等を冷蔵及び
    冷凍する冷蔵庫において、前記冷蔵室と冷凍室との仕切
    壁内に冷却器を配設した共通ダクトの吹出側を分岐さ
    せ、その一方を冷凍室冷却用の送風機に接続して冷凍用
    吐出ダクトの吹出口より前記冷凍室に冷気を吹出し前記
    仕切壁下面に開設した吸込口から前記共通ダクトに帰還
    させる第1の冷気循環経路を形成すると共に、他方を冷
    蔵室背面に沿って上方に向かって形成された冷蔵室吐出
    ダクト内に配設された冷蔵室冷却用の送風機に接続して
    前記冷蔵室吐出ダクトの吹出口から前記冷蔵室に冷気を
    吹出し前記仕切壁上面に開設した吸込口から前記共通ダ
    クトに帰還させる第2の冷気循環経路を形成したことを
    特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 庫内上部から第1の冷蔵室、第2の冷蔵
    室、冷凍室の順に配置したことを特徴とする請求項1に
    記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記第1の冷蔵室には特定低温室を有す
    ることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記冷却器は後方に向かって低く傾斜し
    た横向きに配設したことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3に記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記冷却器の後方に該冷却器の除霜水を
    排水するための庫外に連通する通水路を設け、該通水路
    の後方に冷凍室冷却用の前記送風機を配設したことを特
    徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記冷凍サイクルユニットを構成する圧
    縮機及び冷凍室冷却用の前記送風機の運転制御を前記冷
    凍室の温度センサに基づいて行い、冷蔵室冷却用の前記
    送風機の運転制御を前記冷蔵室の温度センサに基づいて
    行なうようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    5に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記冷却器の除霜を、該冷却器の下部に
    設けられた除霜用電気ヒータである第1の除霜手段と、
    前記圧縮機の運転停止中に冷蔵室冷却用の前記送風機の
    みの運転による冷蔵室からの戻り空気で除霜する第2の
    除霜手段とで行なうことを特徴とする請求項1乃至請求
    項6に記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 冷凍室冷却用の前記送風機を前記冷却器
    と略同等幅のクロスフローファンとしたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項7に記載の冷蔵庫。
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