JP2002243174A - ガスグリル付きテーブルこんろ - Google Patents

ガスグリル付きテーブルこんろ

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JP2002243174A
JP2002243174A JP2001036786A JP2001036786A JP2002243174A JP 2002243174 A JP2002243174 A JP 2002243174A JP 2001036786 A JP2001036786 A JP 2001036786A JP 2001036786 A JP2001036786 A JP 2001036786A JP 2002243174 A JP2002243174 A JP 2002243174A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手良く、楽な姿勢で、バーナ点火時の
着火状態を良好に確認できることを目的とする。 【解決手段】 T型アーム83の下部先端には、押し片
87が、その先端を、点滅器90に備えられた点火レバ
ー91の頭部91aに向かい合い、燃焼位置(c)にお
いてこの頭部91aに当接するように設けられる。押し
片87がこの位置にある場合には、つまみ86は、閉位
置(上)にあり、回動扉81は閉じている。点火操作時
に、点火レバー91が押し切られ位置になると、押し片
87も器具の奥行き方向に押しきられる。この場合に
は、つまみ86は、開位置(下)となり、回動扉81が
開く。つまり、点火操作に連動して、回動扉81が開
き、グリル庫12内が覗き窓40から視認可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚等の被調理物を
グリル庫内で加熱調理するガスグリル付きテーブルこん
ろに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からガスグリル付きテーブルこんろ
においては、グリル正面に覗き窓を設けたものが一般的
であるが、庫内の視認性を良くするために、グリル庫の
上面にも覗き窓を設けたものが提案されている。例え
ば、特開平12−300442で提案されたグリルは、
図13に示すように、グリル庫112から被調理物Fを
出し入れするための開閉扉61にガラス製の回動窓61
aを、グリル庫112の天井部となるグリル天板130
に透過性の覗き窓140をそれぞれ備えている。このグ
リル101は、覗き窓140を通してグリル庫112内
に採光が得られるので、覗き窓140を覗くことによ
り、腰をかがめることなく立った姿勢のままグリル庫1
12内の様子を確認できる。さらに、覗き窓140の下
にシャッター141を設け、グリル庫112内の様子を
確認したいときには開閉つまみ148を操作してシャッ
ター141を開け、それ以外の時には、シャッター14
1を閉めて被調理物Fから覗き窓140を隔離すること
により、被調理物Fからの焼き脂Gや油煙によって覗き
窓140が汚れることを防止できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、グリル
点火時に、バーナ20の着火状態を確認するためには、
点火操作とは別に、シャッター141の開操作も同時に
行わなければならないために、使い勝手が悪かった。ま
た、正面の回動窓61aを通して着火状態を確認しよう
とすると、回動窓61aが使用者の腰のあたりに位置す
るため、体をかがめて窮屈な姿勢をとらなければならな
いうえに、回動窓61aが被調理物Fからの焼き脂Gや
油煙によって汚れやすいこともあって見にくいものであ
った。本発明のガスグリル付きテーブルこんろは上記課
題を解決し、使い勝手良く、楽な姿勢で、バーナ点火時
の着火状態を良好に確認できることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のガスグリル付きテーブルこんろは、
グリル庫内に被調理物を載置して、点火操作手段を操作
して着火したバーナの燃焼熱により該被調理物を加熱調
理し、器体上面に設けられた覗き窓からグリル庫内の様
子を確認可能なガスグリル付きテーブルこんろにおい
て、上記覗き窓と上記グリル庫内の調理スペースとの間
に開閉可能に設けられ、閉状態である時は上記被調理物
から飛散してくる油の該覗き窓への付着を防止する汚れ
防止手段と、上記汚れ防止手段を開閉操作する開閉操作
手段と、上記点火操作手段の点火操作に連動して上記汚
れ防止手段を開成する連動手段とを備えたことを要旨と
する。
【0005】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
ガスグリル付きテーブルこんろは、点火操作手段でバー
ナに点火すると、それにあわせて連動手段が汚れ防止手
段を開成し、グリル庫内が視認可能となる。また、点火
後の調理中において開閉操作手段を開操作すれば、汚れ
防止手段が開いてグリル庫内を立った姿勢のまま楽に確
認できる。確認後は、汚れ防止手段が閉じて被調理物の
焼き脂や油煙によって覗き窓が汚れることを防止する。
【0006】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のガスグリル付
きテーブルこんろの好適な一実施形態について図1〜図
11を用いて説明する。
【0007】テーブルこんろは、図11に示されるよう
に、トッププレート10に左右2組のこんろバーナ74
a、74bが設けられ、それらの周囲に設けられた五徳
75a、75b上に図示しない調理鍋を載せ、テーブル
こんろの前面に設けられる操作ボタン71a、71bを
押すことにより、それぞれのこんろバーナ74a、74
bが点火され、調理鍋が加熱されるものである。こんろ
バーナ74a、74b間の器体の中心部には、魚等の被
調理物を焼くためのグリル1が設けられ、操作ボタン7
1cを押して点火し加熱調理が行われる。
【0008】このグリル1は、図2〜4に示すように片
面焼きタイプのグリルで、被調理物Fを加熱調理するグ
リル庫12を備える。グリル庫12には、上段左右側面
に設けられ燃料ガスを燃焼させて被調理物Fを加熱する
バーナ20と、中段に設けられ被調理物Fを載せる焼網
22と、底部に設けられ焼網22を載せたまま手前にス
ライドさせて引き出すことができる受皿24とを備え
る。
【0009】グリル庫12の正面中央には、受皿24と
一体的に固定され受皿24を手前に引き出す取手62
と、受皿24を引き出す時に連動して開閉する開閉扉6
1とが設けられ、その開閉扉61にはガラス製の回動窓
61aが設けられる。取手62を手前に引き出すと、取
手62に固定された受皿24がグリル庫12の底面をス
ライドし、受皿24に載置された焼網22が同時に引き
出される。
【0010】グリル庫12の左右側面に設けたバーナ2
0は、多孔質セラミックスの平面プレートに多数の小炎
口を貫通させた燃焼面を有し、燃焼に必要な空気の殆ど
を一次空気として吸入する全一次空気式のバーナであ
る。尚、バーナ20に臨んで図示しない点火電極が設け
られる。
【0011】グリル庫12の背部には、仕切壁52を介
して排気室50を併設し、この仕切壁52に開口してグ
リル庫12と排気室50とを連通する連通口54を焼網
22よりも下方に設けている。従って、バーナ20から
発生した燃焼排気をいったん庫内に充満させた後、排気
室50を介して排気口51より排出されるよう排気路を
構成している。
【0012】また、図5に示すように、操作ボタン71
cの後ろの器体内には、操作ボタン71cの操作により
バーナ20へのガス流路を開閉するとともに図示しない
火力調節ツマミの左右への操作に連動してガス量を調節
する点滅器90が設けられる。この点滅器90は、ガス
流路を開閉する開閉弁として、メイン弁92とマグネッ
ト弁93とを備える。また、点滅器90には、操作ボタ
ン71cの押し操作に連動して動作する点火レバー91
が操作ボタン71cに当接して設けられる。メイン弁9
2は、この点火レバー91を介して進退するスピンドル
94の移動位置に応じて開閉する。一方、マグネット弁
93は、スピンドル94の先端により弁体が押し開かれ
て開弁し、バーナ20近傍に設けられる図示しない熱電
対の熱起電力によりコイル96に通電されている間、吸
着され開弁状態を保持する。また、このスピンドル94
はバネ95により閉弁方向(図面左方向)に付勢されて
いる。消火位置(a)から操作ボタン71cを押して、
点火レバー91を点火位置(b)まで押し切ると、スピ
ンドル94も後方まで押し切られ、メイン弁92を開弁
し、マグネット弁93を押し込みコイル96の鉄心に吸
着させて、ガス流路を開く。点火後、操作スイッチ71
cから手を離すと、図示しない周知のハートカム機構に
よりスピンドル95は所定位置まで戻る。この時、メイ
ン弁92は開弁状態に保持され、マグネット弁93はコ
イル96に吸着された状態で閉弁可能状態に置かれる。
また、点火レバー91もスピンドルの動きによって押し
戻されて燃焼位置(c)となる。再度、点火レバー91
を押し、手を離すとハートカムの係合がとれてスピンド
ル94が元の消火位置(a)に戻り、メイン弁92が閉
じてガス流路が閉じられる。バーナ20が消火するとコ
イル96への通電が停止し、マグネット弁94は吸着さ
れなくなり、閉弁する。この際、点火レバー91は消火
位置(a)まで押し戻される。
【0013】トッププレート10には、五徳75a,7
6bの手前中央に、図10に示されるように、グリル庫
12内の被調理物Fを確認するための長方形の下窓孔1
0aが横長に開口される。グリル庫12の天井部となる
グリル天板30は、トッププレート10より低い位置に
形成される。このグリル天板30には、筒状で上部ほど
狭く形成された突出枠30aが下窓孔10aから突き出
て設けられ、その上端全周を内側へ折り曲げて窓取付部
30bを形成する。この窓取付部30bは、奥側ほど若
干高く傾斜して形成され、その内周は、長方形の上窓孔
30fとして形成される。突出枠30aは、前部30c
と後部30dと左右の鉛直面となる側部30eとからな
る。この側部30eの左右外側には、コの字形状のスペ
ーサ39を介して、先端を内側に折り曲げた引掛片37
aを形成する板バネ37が立設される。
【0014】また、上窓孔30fの上には、図6,図7
に示されるように、覗き窓組立38が設けられる。この
覗き窓組立38は、上窓孔30fより大きい長方形状の
耐熱ガラスで形成された覗き窓40と、覗き窓40の前
後に設けられ覗き窓40の前後の移動を制限する前後押
さえ34と、覗き窓40の左右に設けられ覗き窓40を
下から支える窓受け36と、覗き窓40の外周を上から
覆う外枠35と、覗き窓40と外枠35との隙間を埋め
るパッキン32と、外枠35の外周に嵌着されるパッキ
ン枠64とにより構成される。
【0015】覗き窓組立38の窓受け36は、図6〜図
9に示されるように、覗き窓40の左右側面に当接する
垂直面36aと、覗き窓40の下面を支えるために垂直
面36aの前後下部を水平に内側に曲げた支え面36
b,36cと、垂直面36aと同一面で支え面36bと
支え面36cとの間から下方に伸びて形成され板バネ3
7の引掛片37aを掛止するバネ孔36eが開口された
バネ受け部36dと、カシメ用の水平鍔部36fとを備
える。尚、図9は、外枠35とパッキン枠64とを組み
付ける前の覗き窓組立38を示す。
【0016】一方、覗き窓組立38の前後押さえ34
は、覗き窓40の前面と後面とに当接する垂直面34a
と、垂直面34aの上端から外側(覗き窓40から見
て)へ下向きに傾斜する傾斜面34bと、カシメ用の水
平鍔部34cとからなる。覗き窓組立38は、窓受け3
6の支え面36b,36cの上に覗き窓40を載置し、
前後押さえ34を覗き窓40の前後に並べ、覗き窓40
上にパッキン32を載せて、外枠35によって覗き窓4
0を上から覆い、窓受け36の水平鍔部36fと前後押
さえ34の水平鍔部34cとを外枠35の外周でかしめ
て、その外枠35の外周を、上下段に水平内周切り込み
の入ったパッキン枠64の上段切り込みにはめて一体と
なる。
【0017】こうして形成される覗き窓組立38は、図
7,図10に示されるように、グリル天板30の窓取付
部30bに長方形リング形状の断熱材33を載置した上
から押さえられ、窓受け36のバネ孔36eにグリル天
板30の板バネ37の引掛片37aがはまって突出枠3
0aに固定される。この時、断熱材33が押し潰されて
窓取付部30bと覗き窓40とに密着するため、調理鍋
から煮汁がふきこぼれても上窓孔30fを通ってグリル
庫12に入ることはない。また、断熱材33は、グリル
庫12の熱によるトッププレート10への加熱を抑える
と共に、グリル庫12から燃焼排気がトッププレート1
0へ流出することを防止する。また、覗き窓組立38の
頂部が、図11に示されるように、五徳75a,76b
の頂部よりも低い位置に設けられ、このため、大きい調
理鍋を五徳75a,76bに載置しても鍋底が覗き窓組
立38に当たることはなく、調理鍋を傾かせることがな
い。しかも、パッキン枠64がトッププレート10上面
に接する際、パッキン枠64の下段切り込みがクッショ
ンとなるため、トッププレート10上面が外枠35によ
り傷つくことを防止する。
【0018】一方、覗き窓組立38を取り外す時は、外
枠35を上方に引っ張って板バネ37の引掛片37aを
バネ孔36eから外す。このように取り外すことによ
り、調理鍋から直接煮汁がかかって覗き窓40が汚れて
も、水洗いすることができる。
【0019】覗き窓40の下方には、図2〜4に示され
るように、覗き窓40を覆うような位置に回動扉81が
設けられる。尚、図2は、回動扉81の閉状態を示し、
図3及び図4は、開状態を示している。この回動扉81
の両側には扉支持片81aが設けられ、突出枠30aの
側部30eの手前上方に貫通されるリンク棒82を扉支
持片81aに挿通して回動扉81が軸支される。このリ
ンク棒82は、左右の扉支持片81a間を曲折して設け
られ、その途中で回動扉81の掛止片81bと連結さ
れ、回転扉81と共に回動可能となる。回動扉81を開
閉操作するために、リンク棒82の右端となるアーム連
結部82aがT型アーム83の横棒の上部先端に横長に
開口されたリンク棒連結部83aと連結される。このT
型アーム83は、支え板84の支点84aを中心に上下
に回動可能に設けられ、図11に示されるように、その
縦棒の先端が器体前面に形成された縦長のレバー開口7
2から突き出てつまみ86が嵌着される。また、グリル
庫12上部には、図2及び図3に示されるように、T型
アーム83の横棒の上部先端を図面左方向へ付勢する引
っ張りバネ85が設けられる。
【0020】従って、T型アーム83が引っ張りバネ8
5により図2及び図3の反時計方向に付勢され、回動扉
81は覗き窓組立38に当接する閉位置に至って静止す
る。一方、つまみ86を開位置(下)へ回動させると、
図3に示すように、T型アーム83,リンク棒82を介
して回動扉81が図面反時計方向へ回動して突出枠30
aの下方手前側へ隠れて、グリル庫12内に光が差込
み、グリル庫12内の様子をグリル庫12の奥の方まで
良好に確認できるようになる。
【0021】また、図1に示すように、T型アーム83
の横棒の下部先端には、押し片87が、点滅器90に備
えられた点火レバー91の頭部91aに向かい合い、燃
焼位置(c)においてこの頭部91aに当接するように
設けられる。押し片87がこの位置にある場合には、つ
まみ86は、閉位置(上)にあり、回動扉81は閉じて
いる。また、点火操作時に、点火レバー91が押し切ら
れ、点火位置(b)になると、押し片87も頭部91a
により後方に押しきられる。この場合には、T字アーム
83が支点84aを支点として図面反時計方向に回動
し、つまみ86は、開位置(下)となり、回動扉81が
開く。尚、図中において点滅器90は、本願とは直接関
係しないため、その上部を省略してある。また、押し片
87の上下面には、それぞれ水平方向に伸びるガイド棒
88a,88bが備えられており、支え板84には、支
点84aを中心とする円弧状に内外2段でガイド孔89
a,89bが設けられる。ガイド棒88a,88bは、
それぞれガイド孔89a,89bに挿通される。このた
め、87の動作方向はT字アーム83の回動方向にのみ
規制される。
【0022】上述したグリル付テーブルこんろによれ
ば、操作ボタン71cを押すと、点火レバー91が押し
切られ、バーナ20へのガス流路を開閉する点滅器90
に備えられたメイン弁92とマグネット弁93が開弁さ
れ、バーナ20から燃料ガスが噴出されると共に、点火
電極の連続放電により点火する。この時、点火レバー9
1の押し切り動作に連動して押し片87をガイド孔89
a,89bに沿って後方に押し、回動扉81を開くた
め、覗き窓40からバーナ20の着火状態を確認するこ
とができる。すなわち、点火操作ボタン71cを押すだ
けで、バーナ20への点火と回動扉81の開操作の両方
を行うことができるため、バーナ20の着火状態を使い
勝手よく確認できる。しかも、押し片87はガイド孔8
9a,89bにガイドされ、T字アーム83の回動方向
のみに動くので、T字アーム83をスムーズに動かすこ
とができ、回動扉81もスムーズに開けることができ
る。また、覗き窓40からグリル庫12内を見る場合、
普通に立ったまま見ることができるので、わざわざ腰を
かがめて窮屈な姿勢をとる必要がなく、身体に対する負
担が小さくてすむ。操作ボタン71cから手をはなし
て、点火操作を終了すると、点火レバー91は、燃焼位
置(c)まで戻る。この時、押し片87も引っ張りバネ
85の付勢力によって、元の位置、つまり点火レバー9
1に当接する位置まで戻り、回動扉81が閉まって覗き
窓40が被調理物Fからの焼き脂Gや油煙によって汚れ
てしまうことを防ぐ。
【0023】調理中にバーナ20で発生した高温の燃焼
排気は、いったんグリル庫12の上部に溜まり連通口5
4から溢れて、排気室50を介して排出される。従っ
て、被調理物Fは、輻射熱と滞留した排気熱とにより加
熱され、被調理物Fが効率良く調理される。
【0024】調理中は通常、つまみ86は閉位置にあ
り、回動扉81が閉まっているため、調理中に被調理物
Fからの焼き脂Gや油煙が覗き窓40に付着することは
ない。調理の様子を確認したい時は、つまみ86を開位
置へ操作することにより、点滅器90を動作させること
なく、回動扉81を開けグリル庫12内を覗くことがで
きる。確認後、つまみ86から手を離すと引っ張りバネ
85の付勢力により自動的に閉位置に戻り、回動扉81
が閉まって再び覗き窓40が油によって汚れることを防
止する。従って、回動扉81が引っ張りバネ85の付勢
力により閉じるため、閉め忘れにより覗き窓40が汚れ
てしまうといった不具合を防止できる。
【0025】また、回動扉81は、回動により開閉する
ため摩擦抵抗が少なく、しかも、接触面積が小さいので
被調理物Fから出た油により回転扉81が固着すること
もなく、開閉操作し易い。更に、グリル天板30の突出
枠30a内側の高い位置を軸にして回動扉81が回動す
るため、回動扉81が開いても、グリル庫12内の調理
スペースに侵入することがなく、回動扉81が大きな被
調理物に当たることはない。
【0026】また、覗き窓40がトッププレート10上
面より高い位置に設けられているため、トッププレート
10上の五徳75に載置される調理鍋から煮汁がふきこ
ぼれても、覗き窓40上に溜まりにくい。しかも、覗き
窓40が奥側ほど高く傾斜して設けられるため、煮汁が
覗き窓40に直接こぼれても、前方に流下し溜まりにく
く、また、グリル庫12内の奥を見るための視野を十分
確保でき、奥行の長い覗き窓40を必要とせず製造コス
トを抑えることができる。
【0027】このように、覗き窓40の奥行寸法に対す
る水平距離が短いため、狭い五徳75a,b間に、覗き
窓40を設ける必要が無く、幅の大きな覗き窓40を設
けて、グリル庫12内の左右両端まで隅々見ることがで
きる。しかも、五徳75a,b間に覗き窓40を設けな
いため、グリル調理の熱が覗き窓40越しに調理鍋の取
手に伝わって過熱することがなく、安全である。
【0028】覗き窓40の汚れが気になる場合には、覗
き窓組立38の外枠35の外周をつかんで覗き窓組立3
8を器体から簡単に取り外して、汚れた覗き窓組立38
を水洗いすることができ、再び良好に被調理物Fの焼け
具合を確認できる。また、覗き窓組立38の外周にはパ
ッキン枠64が嵌着されているため、トッププレート1
0の上面を傷つけることがない。
【0029】加えて、覗き窓40がグリル天板30より
も高い位置の窓取付部30bにあって被調理物Fから遠
ざかるため、加熱調理中に被調理物Fから飛び散った焼
き脂Gや油煙が覗き窓40に付着しにくく、しかも、覗
き窓40がグリル庫12内の雰囲気により加熱されにく
い。また、回動扉81により覗き窓40が過熱されるこ
とを防止する。加えて、覗き窓40が器体外部の空気に
より冷却される。この結果、煮汁,焼き脂Gや油煙が覗
き窓40に焦げ付きにくくなり、視界を確保できて被調
理物Fの焼け具合を良好に確認できる。
【0030】また、覗き窓40がグリル天板30に設け
られトッププレート10とは分離しているため、トップ
プレート10ががたついたり熱変形を起こしたりしても
グリル天板30に対する覗き窓組立38の位置がずれる
ことはなく、覗き窓組立38とグリル天板30上の断熱
材33とのシール性が良好に維持でき、グリル庫12内
の熱気がトッププレート10へ漏れない。しかも、加熱
された覗き窓40の熱がトッププレート10に伝わりに
くく、トッププレート10の温度を大きく上昇させな
い。従って、トッププレート10に手が触れても火傷の
心配がなく安全である。加えて、覗き窓40をトッププ
レート10と分離して設けるため、製造上高い精度を必
要としない。
【0031】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実
施形態では、片面焼きグリルにおいて説明したが、焼網
の上下にバーナを備えた両面焼きグリルに適用しても差
し支えない。また、バーナをグリル庫天井面などの上部
に設けても良い。しかも、覗き窓40を突出枠から着脱
しない構成にしてもよい。
【0032】また、グリル庫の様子を確認するための窓
としては、器具正面の回動窓61aを設けず、器具上面
の覗き窓40だけであっても構わない。しかも、図12
に示すように、器具正面の上部には、開閉扉を設けずに
グリル庫12の前面上部をグリル前面部3により密閉
し、取手162を大きくして、その開口から被調理物F
を取り出すようにしたガスグリル付きテーブルこんろで
あってもよい。この場合には、開閉扉とグリル前面部3
との間にあった隙間がなくなり、バーナ20の燃焼排気
をより有効に被調理物Fの加熱に使うことができるた
め、さらに効率良く調理することができる。
【0033】また、汚れ防止手段として、従来例に示し
たシャッターを用いて、その開操作をバーナの点火操作
に連動したものであってもよい。要するに、覗き窓を被
調理物からの焼き脂等から保護する開閉式の汚れ防止手
段の開操作が、バーナへの点火操作に連動して行えるよ
うにしたものであればよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のガスグリル付きテーブルこんろによれば、バーナ
の点火操作と連動して汚れ防止手段が開操作され、グリ
ル庫内が覗き窓を通して視認可能となるため、点火操作
を行いながら、バーナの着火状態を楽な姿勢で確認で
き、しかも、1つの操作で点火と開成とを同時に行える
ので使い勝手も良い。確認後は、汚れ防止手段により覗
き窓が汚れるのを防ぐことができるため、覗き窓からの
視界をいつまでも良好に維持することが可能となる。し
かも、覗き窓の過熱を防止できる。また、調理中にその
焼け具合を確認したいときは、開閉操作手段によりいつ
でもグリル庫内を確認することができるため、より使い
勝手がよい器具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のテーブルこんろを側面からみた断
面図である。
【図2】本実施形態のグリルを側面からみた断面図であ
る。
【図3】本実施形態のグリルを側面からみた断面図であ
る。
【図4】本実施形態のグリルを正面からみた断面図であ
る。
【図5】本実施形態の点滅器を側面からみた断面図であ
る。
【図6】本実施形態の覗き窓組立を側面からみた断面図
である。
【図7】覗き窓組立を正面からみた断面図である。
【図8】窓受けの斜視図である。
【図9】覗き窓組立の一部を上面からみた断面図であ
る。
【図10】本実施形態の覗き窓組立を外したテーブルこ
んろの外観図である。
【図11】テーブルこんろの外観図である。
【図12】開閉扉を設けない場合の本発明の実施形態と
してのグリルを側面から見た断面図である。
【図13】従来例のグリルを側面からみた断面図であ
る。
【符号の説明】
1…グリル、10…トッププレート、12…グリル庫、
20…バーナ、40…覗き窓、71c…操作スイッチ、
81…回動扉、82…リンク棒、83…T型アーム、8
4…支え板、85…引っ張りバネ、86…つまみ、87
…押し片、90…点滅器、91…点火レバー、91a…
頭部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリル庫内に被調理物を載置して、点火
    操作手段を操作して着火したバーナの燃焼熱により該被
    調理物を加熱調理し、器体上面に設けられた覗き窓から
    グリル庫内の様子を確認可能なガスグリル付きテーブル
    こんろにおいて、 上記覗き窓と上記グリル庫内の調理スペースとの間に開
    閉可能に設けられ、閉状態である時は上記被調理物から
    飛散してくる油の該覗き窓への付着を防止する汚れ防止
    手段と、 上記汚れ防止手段を開閉操作する開閉操作手段と、 上記点火操作手段の点火操作に連動して上記汚れ防止手
    段を開成する連動手段とを備えたことを特徴とするガス
    グリル付きテーブルこんろ。
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