JP2002243151A - ガスタービンの燃焼調整システム - Google Patents

ガスタービンの燃焼調整システム

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JP2002243151A JP2001045684A JP2001045684A JP2002243151A JP 2002243151 A JP2002243151 A JP 2002243151A JP 2001045684 A JP2001045684 A JP 2001045684A JP 2001045684 A JP2001045684 A JP 2001045684A JP 2002243151 A JP2002243151 A JP 2002243151A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃焼振動とNOX発生とを周波数域ごとに制御
すること。 【解決手段】ガスタービンユニット4,5の燃焼振動対
応信号28に基づいて複数の周波数領域ごとの周波数領
域対応振動成分値30を計算する計算ユニット31と、
ガスタービンユニット4,5が排出するNOXのNOX
量33を出力するセンサー32と、周波数領域対応振動
成分値30が周波数領域対応振動成分許容値を越え、又
は、NOX量33がNOX量許容値を越える場合に、周
波数領域対応振動成分値30又はNOX量33に基づい
て、周波数領域対応振動成分値30又はNOX量33を
周波数領域対応振動成分許容値又はNOX量許容値に向
かわせるための調整操作方向値をガスタービンユニット
に出力する制御ユニットとから構成されている。周波数
領域対応振動成分許容値は周波数領域ごとに設定されて
いて、二律背反傾向にある燃焼振動制御とNOX量制御
とが、高い自由度で周波数領域ごとに行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンの燃
焼調整システムに関し、特に、燃焼振動制御とNOX量
制御の操作方向が逆になる傾向が一般的に認められるガ
スタービンの燃焼調整システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンには、燃焼器で生成される
燃焼ガスが供給される。燃焼器として、いわゆる予混合
式の燃焼器が採用されるようになった。予混合式の燃焼
器は、NOX抑制のためにメインノズルから噴射される
燃料が予め空気と混合されることにより希薄燃焼が行わ
れる。このような希薄燃焼は、失火・振動燃焼のような
燃焼の不安定を招く。このような燃焼不安定を回避する
ために、パイロットノズルから燃料が噴射されて拡散燃
焼が行われるとともに、圧縮機から供給される空気の一
部がバイパス弁を介して燃焼ガスと下流側で混合される
ようになっている。負荷変動・安定燃焼・NOX発生の
抑制のための制御システムが、複数の燃焼器のそれぞれ
にに組み込まれている。
【0003】燃焼振動を防止して安定な燃焼状態を確保
するための操作と燃焼ガスに含まれるNOXの量を容値
以下に抑制するための操作とは、互いに相反する物理的
性格を有している。燃焼振動を防止しようとする操作N
OX量が増大し、NOX量を許容値以下に抑制しようと
する操作は燃焼を不安定にする。このように、両操作の
間には、二律背反的性格が一般的に認められ、燃焼振動
を抑制し、且つ、NOX量を抑制する操作は、その範囲
が極めて限定されている。
【0004】燃焼振動は広い周波数領域の範囲で発生す
る。ある周波数領域に対応して有効である操作が他の周
波数領域では無効であることがあり、且つ、対応の仕方
が周波数領域ごとに異なることがある。燃焼振動を所定
のレベルに低下させるためには、経験豊富な運転員の試
行錯誤的な長時間の操作が必要であり、極めて高度の専
門的知識と経験とを備えた専門家による調整技術が要求
されている。特開平7−224689号は、大気温度、
湿度、燃料の発熱量の変化に係わりなく、常に低NOX
量であり、且つ、安定した燃焼が行われるためのシステ
ムを提案している。このような公知装置は、燃焼安定域
とNOXの制御値を表すマップに基づいて負荷指令値に
対して制御信号を生成する点を開示しているが、極めて
重要である周波数領域ごとの燃焼振動防止とNOX削減
の点では何も開示しておらず、周波数領域ごとの制御の
必要性について示唆すら示していない。
【0005】燃焼振動とNOX発生とを周波数域ごとに
制御することができることが求められる。その制御は、
経験則的な視点が必要である。関連データに基づいて経
験則的に知られる装置系の制御因子の制御傾向を提示す
ることが重要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、燃焼
振動とNOX発生とを周波数域ごとに制御することがで
きるガスタービンの燃焼調整システムを提供することに
ある。本発明の他の課題は、関連データに基づいて経験
則的に知られる装置系の制御因子を組み込むことにより
燃焼振動とNOX発生とを周波数域ごとに制御すること
ができるガスタービンの燃焼調整システムを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0008】本発明によるガスタービンの燃焼調整シス
テムは、ガスタービンユニット(4,5)の燃焼振動対
応信号(28)に基づいて複数の周波数領域ごとの周波
数領域対応振動成分値(30)を計算する計算ユニット
(31)と、ガスタービンユニット(4,5)が排出す
るNOXのNOX量(33)を出力するセンサー(3
2)と、周波数領域対応振動成分値(30)が周波数領
域対応振動成分許容値を越え、又は、NOX量(33)
がNOX量許容値を越える場合に、周波数領域対応振動
成分値(30)又はNOX量(33)に基づいて、周波
数領域対応振動成分値(30)又はNOX量(33)を
周波数領域対応振動成分許容値又はNOX量許容値に向
かわせるための調整操作方向値をガスタービンユニット
に出力する制御ユニットとから構成されている。周波数
領域対応振動成分許容値は周波数領域ごとに設定されて
いる。
【0009】周波数領域対応振動成分値(30)を周波
数領域対応振動成分許容値に向かわせる操作とNOX量
をNOX量許容値に向かわせるための操作とは、逆方向
に向くことがあるが、とりあえず、周波数領域対応振動
成分値(30)を周波数領域対応振動成分許容値に向か
わせる操作か、NOX量をNOX量許容値に向かわせる
ための操作かのいずれかが行われる。周波数領域対応振
動成分値(30)を周波数領域対応振動成分許容値に向
かわせる操作は、周波数対応の操作であり、両操作が同
じ方向に向く自由度は高い。周波数対応操作は、周波数
領域により異なる多様な燃焼振動を適正に抑制すること
ができる。
【0010】計算ユニットは、燃焼振動対応信号(2
8)を周波数分析し周波数領域対応振動成分を抽出する
周波数分析器(31)を備えている。計算ユニットは、
周波数領域対応振動成分のピーク値を周波数領域対応振
動成分値(30)としてホールドする。NOX値は、周
波数領域対応振動成分値(30)がホールドされる時系
列点上で周波数領域対応振動成分値に対応している。こ
の時系列点上のホールドにより、時々刻々のNOX値と
周波数領域対応振動成分値とが高精度に対応する。
【0011】調整操作方向値は、ガスタービンユニット
(4,5)の燃焼室に導入する燃料(20,22)と空
気量との比を規定する空気量調整弁(16)の周波数領
域対応の開閉方向とNOX対応の開閉方向である。両方
向の背反性が収束的に解消することができ、その解消の
自由度は、周波数領域対応によりその開閉制御の自由度
が高くなったことにより、その背反性の収束的解消の自
由度が高くなっている。
【0012】調整操作方向値は、更に、パイロット比の
周波数領域対応の大小方向とNOX対応の大小方向、I
GVの周波数領域対応の開閉方向と、燃料温度の周波数
領域対応の高低方向と、蒸気流量の周波数領域対応の多
少方向と、IGVのNOX対応の開閉方向と、燃料温度
のNOX対応の高低方向と、蒸気流量のNOX対応の多
少方向とから選択される1又は複数の方向である。
【0013】周波数領域対応の調整操作方向値とNOX
対応の調整操作方向値が正反対であるか否かによらず
に、負荷と調整操作方向値とにより作成される燃焼振動
調整不可範囲とNOX調整不可範囲を示すマップに基づ
いて前記調整操作方向値が決定される。マップ上で許容
される調整可能範囲はかなり狭く制限される場合がある
が、その狭い範囲で周波数対応の開閉とNOX対応の開
閉の方向が一致するように、単一の方向が決定され得
る。
【0014】調整操作方向値を表示する表示器(35)
が更に追加されていて、表示器(35)は、ガスタービ
ンユニット(4,5)に近い場所に設置され、計算ユニ
ット(31)はガスタービンユニット(4,5)から遠
隔にあるサービスセンタ(1)に配置されている。制御
ユニット(36)はガスタービンユニット(4,5)に
近い場所に設置され、計算ユニット(31)はガスター
ビンユニット(4,5)から遠隔にあるサービスセンタ
(1)に配置され、周波数分析器(31)とシミュレー
ションシステム(41)とを含む計算ユニットと制御器
(36)とは、調整操作方向値を計算ユニット(31,
41)から制御ユニット(36)に送信する通信線(信
号48を伝送する通信線等)により接続されている。通
信回線の利用により、過去のデータに基づいて即座に調
整操作方向値を現場に提供して高度専門家に代わって適
格なアドバイスをすることができ、更には、遠隔自動操
作が可能である。計算ユニットは、周波数分析器(3
1)と、シミュレーションシステム(41)とを含み、
既述の通り、遠隔地に配置されている。
【0015】
【発明の実施の形態】図に対応して、本発明によるガス
タービンの燃焼調整システムの実施の形態は、サービス
センタがガスタービンプラントとともに設けられてい
る。そのガスタービンプラント2は、図1に示されるよ
うに、専用回線3と後述される信号48を通信する通信
線を介してサービスセンタ1に双方向に接続している。
【0016】ガスタービンプラント2には、複数の燃焼
器4が複数のガスタービン5とともに設けられている。
燃焼器4で生成される高温・高圧の燃焼ガスがガスター
ビン5に導入される。複数の空気圧縮機6が、燃焼器4
に接続している。空気圧縮機6は、ガスタービン5に同
軸に回転的に結合されている。空気圧縮機6で圧縮され
た空気が、燃料とともに燃焼器4に導入される。IGV
(インレット・ガイド・ベーン)7が、入口側で空気圧
縮機6に設けられている。開度調整が可能であるIGV
7は、空気圧縮機6に吸引される空気量を調整する。
【0017】図2は、燃焼器4を詳細に示している。燃
焼器4は、外部ハウジング8と内筒9とから構成されて
いる。内筒9の下流側部分は、尾筒11として形成され
ている。尾筒11は、その流路断面積がより下流側でよ
り狭くなるように、絞り込まれて外部ハウジング8から
抜け出している。内筒9の中で生成される燃焼ガスは、
尾筒11を通されてガスタービン5に供給される。
【0018】外部ハウジング8には、空気圧縮機6から
送られてくる圧縮空気12が導入される導入口13を有
している。導入口13から外部ハウジング8に流入する
圧縮空気12の大部分は、内筒9の上流側開口14から
内筒9に流入する。その圧縮空気12の残り分は、尾筒
11に形成されている開口15に介設されているバイパ
ス弁16から尾筒11に内筒9の下流側域で流入する。
このように、圧縮空気12は、内筒9の上流側と内筒9
の下流側部分である尾筒11に分割的に配分されて流入
する。
【0019】内筒9の中心軸線領域に、パイロットノズ
ル17が配置されている。パイロットノズル17の周域
で内筒9の内側に複数本のメインノズル18が配列され
て配置されている。パイロットノズル17とメインノズ
ル18のそれぞれの周域には、互いに隔絶された空気流
路(その隔絶構造は図示されず)が形成されている。パ
イロットノズル17には、第1燃料弁19を介して第1
燃料20が供給される。メインノズル18には、第2燃
料弁21を介して第2燃料22が供給される。メインノ
ズル18には、蒸気23が第2燃料22とともに導入さ
れる。
【0020】パイロットノズル17の尾端から噴出され
る第1燃料20は、パイロットノズル17の周囲の既述
の空気流路を流れる空気とパイロットノズル17の尾端
よりも下流側で拡散的に混合して燃焼し、そこで拡散炎
と言われる火炎が形成される。メインノズル18の尾端
から噴出される第2燃料22は、メインノズル18の周
囲の既述の空気流路を形成する予混合筒9’の中で予混
合され、第2燃料22は予混合筒9’の尾端より下流側
で既述の拡散炎により着火され、そこで予混合炎と言わ
れる火炎が形成される。
【0021】バイパス弁16が閉じられれば、圧縮空気
12はその全てが内筒9の上流端に流入し、燃料に対す
る空気の割合が大きくなり、いわゆる燃空比が低くな
る。バイパス弁16が開けられれば、その開度に応じて
内筒9に流入する空気の配分量が減少して、その燃空比
が高くなり、燃焼ガスは開口15から流入する空気によ
って希釈されることになる。
【0022】燃焼によって生じる燃焼振動は、燃焼ガス
の圧力、各部のガス流速、各火炎の輝度とにそれぞれの
変動として現れる。各燃焼器4には、図1に示されるよ
うに、燃焼ガスの圧力、各部のガス流速、各火炎の輝度
とをそれぞれに計測する圧力センサ24、流速センサ2
5、輝度センサ26とが設けられている。圧力センサ2
4、流速センサ25、輝度センサ26の内の少なくとも
1つが出力する燃焼振動対応信号(例示:燃焼ガス圧
力)28は、インタフェース29を介して周波数分析器
31に入力される。周波数分析器31は、計算ユニット
の一部分を形成している。
【0023】周波数分析器31は、燃焼振動対応信号2
8をフーリエ変換して、燃焼振動スペクトルを計算して
求め、且つ、フィルタ要素によって複数の周波数領域の
振動成分を抽出する。その周波数領域は、低周波数領域
(0〜50Hz)、中周波数領域(50〜160H
z)、高周波数領域(160〜1200Hz)、第1高
高周波数領域(1200〜1700Hz)、第2高高周
波数領域(1700〜2500Hz)、第3高高周波数
領域(2500〜3500Hz)、第4高高周波数領域
(3500〜5000Hz)とから形成されている。周
波数分析器31は、信号処理部34に接続している。
【0024】ガスタービン5の出口側には、更に、NO
Xセンサ32が設けられている。NOXセンサ32が出
力するNOX量信号33は、インタフェース29と周波
数分析器31を介して信号処理部34に入力される。信
号処理部34は、周波数分析器31が出力する周波数領
域対応振動成分30のピーク値をホールドし、振動数成
分の検出時刻列に対応する時刻列でNOX量信号33を
記憶する。周波数領域対応振動成分30とNOX量信号
33は、表示部35に表示され得る。
【0025】図3は、第1〜第8CHの燃焼器4の0〜
5000Hzの周波数領域の燃焼振動スペクトルを示し
ている。図4は、第9〜第16CHの燃焼器4の0〜5
00Hzの周波数領域の燃焼振動スペクトルを示してい
る。図5は、第1〜第16CHに関して信号処理部34
によりホールドされる周波数領域対応振動成分30のピ
ーク値又は平均値(以下、周波数領域対応振動成分値3
0という)を示している。図5中のOAは、0〜500
Hzの周波数領域の振動成分のピーク値を示している。
信号処理部34は、このように、図3、図4、図5に示
されるような燃焼振動スペクトルを任意の周波数領域に
分け直して周波数領域対応振動成分値30としてデータ
整理を行う機能を有し、整理されたデータは表示部35
に表示され得る。周波数領域対応振動成分値は、下記す
る制御用信号37として信号処理部34から出力され
る。
【0026】信号処理部34は、制御部36に接続して
いる。制御用信号37は信号処理部34から出力され制
御部36に入力される。制御部36は、制御用信号37
に基づいて、下記されるパイロット比、バイパス弁16
の弁開閉度、IGV7のIGV開閉度を調整する手動又
は自動の制御機器である。バイパス弁16の弁開閉度と
IGV7のIGV開閉度の変化は、燃空比の変化に連動
的である。パイロット比は、次式で定義される: パイロット比=Gp/(Gm+Gp) Gp:パイロットノズル17に供給される第1燃料供給
量 Gm:メインノズル18に供給される第2燃料供給量
【0027】ガスタービンプラント2には、図1に示さ
れるように、調整支援システム38が設けられている。
調整支援システム38は、周波数領域対応振動成分値3
0、NOX量信号33で示されるNOX量がそれぞれに
設定される許容値を越えたとき、又は、その許容値を越
える恐れがあるときに、周波数領域対応振動成分値30
とNOX量信号33とで示される運転状態値が入力され
れば、運転員に調整指針を提供することができる。
【0028】調整支援システム38は、データベース3
9とシミュレーションシステム41とを備えている。シ
ミュレーションシステム41は、既述の計算ユニットの
一部分を形成している。データベース39は、過去に製
作されたガスタービンプラントのガスタービン形式、I
GV形式、燃焼器形式、蒸気噴射の有無、燃料加熱の有
無のようなタービンプラントに固有である物理形式と、
その物理形式について燃焼振動・NOX量の既述の運転
状態値を運転状態許容値以下に抑える過去の運転の運転
調整実績の類型化の蓄積とから構成されている。その物
理形式と類型化の蓄積から形成されるデータベース39
は、調整の特性・傾向を示す表・マップとして整理され
た状態のデータを保有し、更に、調整作業に関する注意
事項・助言を添付的に保有している。このようなデータ
は、検索により所望部分が抽出され所望形式で出力され
ることが可能である状態で保存されている。このように
保存されているデータは、これ自体が問題解決のために
かなりの程度の指針を運転者に提供することができる。
調整因子としては、パイロット比、バイパス弁開閉度、
IGV開閉度、燃料温度、蒸気噴射量が主として採用さ
れる。
【0029】シミュレーションシステム41は、プラン
ト名、運転状態値(例示:負荷、周波数領域対応振動成
分値30、NOX量、既述の調整因子の値、吸気温度)
を入力する入力ユニット42を備えている。入力ユニッ
ト42は、運転状態判定ユニット43に接続している。
運転状態判定ユニット43は、周波数領域対応振動成分
値30とNOX量とから形成される既述の運転状態値が
それぞれの運転状態許容値を越えているかどうかを判定
する。運転状態判定ユニット43は、調整値選定ユニッ
ト44に接続している。調整値選定ユニット44は、運
転状態値がそれぞれの運転状態許容値を越えていると運
転状態判定ユニット43が判定した場合に、データベー
ス39の運転調整実績の類型化蓄積に基づいて、各調整
因子の調整因子値を増減させる増減方向とその増減方向
の増減幅との周波数対応調整量を選定する。
【0030】調整値選定ユニット44は、演算ユニット
45に接続している。演算ユニット45は、調整値選定
ユニット44により選定された周波数対応調整量48に
基づいて変動すると予測される運転状態予測値を演算す
る。演算ユニット45は、調整量積算ユニット46に接
続している。調整量積算ユニット46は、各調整因子の
周波数対応調整量を積算する。調整量積算ユニット46
は、出力ユニット47に接続している。出力ユニット4
7は、運転状態値が運転状態許容値よりも小さく、且
つ、調整因子値が調整因子許容値よりも小さいと判断す
る場合に、各調整因子の周波数対応調整量48と、運転
状態予測値(周波数領域対応振動成分値30の予測値と
NOX量の予測値)とを出力する。各調整因子の周波数
対応調整量48は制御部36に入力される。周波数対応
調整量48は、サービスセンタ1を制御部36に接続す
る通信線により伝送される。その通信線は、サービスセ
ンタ1を表示部35にも接続している。
【0031】図6は、シミュレーションシステム41に
より実行されるシミュレーションの流れを表す対応表4
9を示している。対応表49は、特定機種の物理形式に
ついて、発生周波数帯毎の調整因子の周波数対応調整量
の調整方向を示し、その調整方向は、発生周波数帯毎の
振動力又は発生周波数帯毎の既述のピーク値を低減する
低減方向に一致している。対応表49は、更に、NOX
量が増大した場合に、そのNOX量を低減させる調整因
子の周波数対応調整量の調整方向を示し、その調整方向
はNOX量を低減させる低減方向に一致している。NO
X制御の操作方向(バイパス弁に関して閉方向、パイロ
ット比に関して低方向、IGVに関して開方向、燃料温
度に関して高方向、蒸気流量に関して大方向)は、燃焼
振動を抑制するための操作方向に一般には一致せず(二
律背反的)、且つ、周波数領域ごとに一致せず、両方向
の関係は極めて複雑であり、理論的に割り出すことがで
きない。図6に示される表に基づいて、運転員により手
動的に制御され、又は、制御部36により自動的に制御
される。
【0032】予混合気の噴出速度がある値を越えると失
火し、燃焼振動はその噴出速度が失火速度より小さくな
れば発生する。そのような値は、燃料の種類、燃焼器の
形式が同一であれば概ね一定であると言われている。基
本的には、負荷が一定であれば、IGVとバイパス弁そ
れぞれに閉じる方向に調整し、パイロット比を上げる方
向に調整することにより、燃焼は安定する方向に向かっ
て燃焼振動が抑制される方向に向かう。このようなこと
は、一般的傾向であることが知られている。しかし、現
象は必ずしもこのような一般的傾向に従わず、燃料温
度、蒸気噴射量、その他の諸因子が複雑に絡み合ってい
て、各周波数領域の振動成分のピーク値が許容値を越え
ることのみによって、IGV、バイパス弁、パイロット
比の調整対応は、図6の操作方向と、図7〜図11に現
れる周波数対応調整不可能性とに示されるように、周波
数領域ごとに複雑に変動し、低中周波数領域と高高周波
数領域ではその対応が正反対になっており、その中間の
周波数領域では更に複雑になっている。
【0033】図7に示されるように、負荷が大きい領域
では、1200〜3500Hzの範囲で燃焼振動調整は
困難であり、パイロット比が小さい範囲で漸くその調整
が可能になる。負荷の全範囲にわたって、0〜50Hz
又は150〜500Hzの範囲では、燃焼振動調整は不
可能である。パイロット比が小さい領域では、全負荷範
囲でNOX調整が不可能である。1200Hzより低く
500Hzより高く、且つ、パイロット比が40%より
大きい範囲で、燃焼振動制御とNOX量制御の両制御が
可能である。
【0034】図8に示されるように、燃空比(バイパス
弁開閉度に連動)が高すぎても低すぎても、燃焼振動と
NOX量との制御が困難であり、その困難性は周波数領
域ごとに顕著に現れる。図9,10は、ICV開度、燃
料温度についてNOX・燃焼振動の調整負荷範囲の周波
数依存を示している。図7〜図11に示されるように、
燃焼振動調整とNOX量調整の一般的な二律背反性の傾
向と、周波数依存性とが負荷の全範囲で複雑に絡み合う
ことを示している。このような傾向と図6に示される制
御方向とが調和する狭いマップ領域に入るように、バイ
パス比、パイロット比、IGV開度、燃料温度、蒸気流
量が制御される。
【0035】データベースには、ガスタービン形式、燃
焼器形式の他に、蒸気噴射の有無、燃料加熱の有無等に
よって分類され、燃焼振動とNOXを許容値以下に抑え
るための諸因子の対応関係が整理されて、図6に示され
るマップ、図7〜図11に示される周波数対応範囲が纏
められて更新可能に保存されている。シミュレーション
システム41にプラント名と運転状態(値)が入力され
ると、制御のための操作方向による調整対応が検索さ
れ、その検索の結果が短時間に指針として出力される。
運転員は、その指針に基づいて諸因子を調整し、又は、
その結果が周波数対応調整量48として直接に制御部3
6に入力される。このように周波数対応の調整指針が蓄
積されていて、運転員は高度専門家に相談することなく
適正に即座に対応が可能であり、又は、運転員によらな
い自動対応が可能である。
【0036】本発明によるガスタービンの燃焼調整シス
テムは、サービスセンタの1ヶ所に設置され、各プラン
トと通信回線によって結ばれていて、各プラントの運転
員がパスワードを用いてサービスセンタにアクセスすれ
ば、ガスタービンプラント2が起動して、そのプラント
に関係するデータのみが利用可能であり、サービスセン
タの本支援システムは、周波数対応調整の周波数対応調
整量48をそのプラントに送信する。周波数対応調整量
48は、そのプラントの表示部35に表示され、又は、
そのプラントの制御部36に直接に入力される。
【0037】
【発明の効果】本発明によるガスタービンの燃焼調整シ
ステムは、諸因子が複雑に絡み合って一般的には二律背
反的であるが周波数領域毎には必ずしも二律背反的では
ない燃焼振動の抑制とNOX量の抑制とを同時的に調整
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるガスタービンの燃焼調整
システムの実施の形態を示すシステムブロック図であ
る。
【図2】図2は、燃焼器を示す断面図である。
【図3】図3は、8チャンネルの周波数スペクトラムを
それぞれに示すグラフである。
【図4】図4は、他の8チャンネルの周波数スペクトラ
ムをそれぞれに示すグラフである。
【図5】図5は、各チャンネルの周波数領域毎のピーク
値を示すグラフである。
【図6】図6は、各周波数領域、NOXについて各因子
の操作方向を示す表である。
【図7】図7は、負荷とパイロット比に基づく調整不可
範囲を示すマップである。
【図8】図8は、負荷とバイパス弁開度に基づく調整不
可範囲を示すマップである。
【図9】図9は、負荷とIGV開度に基づく調整不可範
囲を示すマップである。
【図10】図10は、負荷と燃料温度に基づく調整不可
範囲を示すマップである。
【図11】図11は、負荷と蒸気流量比に基づく調整不
可範囲を示すマップである。
【符号の説明】 1…サービスセンタ 2…ガスタービンプラント 4,5…ガスタービンユニット 16…空気量調整弁 22…燃料 28…燃焼振動対応信号 30…周波数領域対応振動成分値 31,34又は41…計算ユニット 32…センサー 33…NOX量 35…表示器 48…通信線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスタービンユニットの燃焼振動対応信号
    に基づいて複数の周波数領域ごとの周波数領域対応振動
    成分値を計算する計算ユニットと、 前記ガスタービンユニットが排出するNOXのNOX量
    を出力するセンサーと、 前記周波数領域対応振動成分値が周波数領域対応振動成
    分許容値を越え、又は、前記NOX量がNOX量許容値
    を越える場合に、前記周波数領域対応振動成分値又は前
    記NOX量に基づいて、前記周波数領域対応振動成分値
    又は前記NOX量を前記周波数領域対応振動成分許容値
    又はNOX量許容値に向かわせるための調整操作方向値
    をガスタービンユニットに出力する制御ユニットとを含
    み、 前記周波数領域対応振動成分許容値は前記周波数領域ご
    とに設定されているガスタービンの燃焼調整システム。
  2. 【請求項2】前記計算ユニットは燃焼振動対応信号を周
    波数分析し前記周波数領域対応振動成分を抽出する周波
    数分析器を更に含み、 前記計算ユニットは、前記周波数領域対応振動成分のピ
    ーク値を前記周波数領域対応振動成分値としてホールド
    する請求項1のガスタービンの燃焼調整システム。
  3. 【請求項3】前記NOX値は、前記周波数領域対応振動
    成分値がホールドされる時系列点上で前記周波数領域対
    応振動成分値に対応している請求項2のガスタービンの
    燃焼調整システム。
  4. 【請求項4】前記調整操作方向値は、前記ガスタービン
    ユニットの燃焼室に導入する燃料と空気量との比を規定
    する空気量調整弁の周波数領域対応の開閉方向とNOX
    対応の開閉方向である請求項1のガスタービンの燃焼調
    整システム。
  5. 【請求項5】前記調整操作方向値は、更に、パイロット
    比の周波数領域対応の大小方向とNOX対応の大小方向
    とである請求項4のガスタービンの燃焼調整システム。
  6. 【請求項6】前記調整操作方向値は、更に、IGVの周
    波数領域対応の開閉方向と、燃料温度の周波数領域対応
    の高低方向と、蒸気流量の周波数領域対応の多少方向
    と、IGVのNOX対応の開閉方向と、燃料温度のNO
    X対応の高低方向と、蒸気流量のNOX対応の多少方向
    とである請求項5のガスタービンの燃焼調整システム。
  7. 【請求項7】前記周波数領域対応の前記調整操作方向値
    と前記NOX対応の前記調整操作方向値が正反対である
    か否かによらずに、負荷と前記調整操作方向値とにより
    作成される燃焼振動調整不可範囲とNOX調整不可範囲
    を示すマップに基づいて前記調整操作方向値が決定され
    る請求項4〜6から選択される1請求項のガスタービン
    の燃焼調整システム。
  8. 【請求項8】前記調整操作方向値を表示する表示器を更
    に含み、 前記表示器は、前記ガスタービンユニットから遠隔にあ
    るサービスセンタに配置され、 前記計算ユニットと前
    記表示器とは、前記調整操作方向値を前記計算ユニット
    から前記表示器に送信する通信線により接続されている
    請求項1のガスタービンの燃焼調整システム。
  9. 【請求項9】前記制御ユニットは前記ガスタービンユニ
    ットに近い場所に設置され、前記計算ユニットは前記ガ
    スタービンユニットから遠隔にあるサービスセンタに配
    置され、 前記計算ユニットと前記制御ユニットとは、前記調整操
    作方向値を前記計算ユニットから前記制御ユニットに送
    信する通信線により接続されている請求項1のガスター
    ビンの燃焼調整システム。
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