JPH11324725A - ガスタービン異常監視装置 - Google Patents

ガスタービン異常監視装置

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JPH11324725A
JPH11324725A JP13695998A JP13695998A JPH11324725A JP H11324725 A JPH11324725 A JP H11324725A JP 13695998 A JP13695998 A JP 13695998A JP 13695998 A JP13695998 A JP 13695998A JP H11324725 A JPH11324725 A JP H11324725A
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JP
Japan
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gas turbine
frequency component
data
frequency
detection signal
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JP13695998A
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Keisuke Miyabe
圭介 宮部
Katsuhiko Yoshida
勝彦 吉田
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスタービンの燃焼振動現象の異常事態を比較
的初期の徴候段階から正確に把握し、より健全性を重視
した監視を実施する。 【解決手段】ガスタービン異常監視装置10は、ガスタ
ービンTGの燃焼器CDに設置された圧力変動センサ1
からの検出信号S10をデジタルデータS11に変換し
て受けるA/D変換装置11と、そのデジタルデータS
11をその周波数成分に分解して解析する周波数解析装
置12と、ガスタービン発電機出力及びその燃料供給量
で規定されるパラメータに基づいて監視対象の周波数成
分に関する基準データS13を可変設定する判定条件設
定部13と、その基準データS13に基づいて周波数成
分の解析データS12から燃焼振動現象に起因する周波
数成分を抽出し、その周波数成分の振幅値と監視対象の
周波数成分に関するデータの正常時の振幅値との比較に
よりガスタービンの燃焼振動状態を判定する判定処理部
14と、この判定結果に関するデータS14を表示する
結果表示部15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発電プラントで
使用されるガスタービン異常監視装置にかかり、とくに
ガスタービンの燃焼異常現象やそのロータの振動異常現
象を比較的早期に発見可能な信号処理およびデータ解析
の工夫に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のエネルギー資源の枯渇化やその利
用による環境問題を背景にして、とくに発電プラントで
はエネルギーの有効利用が要請され、いわゆるコンバイ
ンドサイクルプラントが増えてきている。この種のプラ
ントでも一般の発電プラントと同様に電力を安定に供給
する必要があり、より一層の安定運用と信頼性の高い運
転の実現が重要なテーマとなっている。
【0003】しかしながら、コンバインドサイクルプラ
ントでは、その事業化に際しては構成機器の中で最も重
要とされるガスタービンがこれよりも長年使用されてき
た蒸気タービンに比べて実績が少なく、特にガス温度等
の各種プロセス値や振動の監視が十分ではない。
【0004】そこで、事業用ガスタービンについては、
その構成機器の中で最も高温で過酷な条件で運用されて
いる燃焼器の排ガス温度の異常やロータ振動の異常現象
を検出して監視する方法が提案されている(例えば、特
開平6−193866号及び特開平9−88629号参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例のガス
タービン監視方法では、排ガス温度の異常現象やロータ
振動の増大等の事態をその発生後に検出する構成であっ
たため、これを検出後に直ちに装置を停止させなければ
ならず、このことは複雑でかつ過酷な条件下で運用され
るガスタービンにとっては好ましいものではない。この
点で前述の安定運用の要請に反するといった問題があっ
た。
【0006】この発明は、このような従来の問題を改善
するもので、ガスタービンの燃焼振動現象の異常事態を
比較的初期の徴候段階から正確に把握し、健全性をより
重視した監視を実施できるガスタービン異常監視装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者は、ガスタービン燃焼器の圧力変動を圧カ
センサにより検出し、これをA/D変換して周波数解析
を施した後、判定処理部で異常判定を行う際に、燃焼ガ
スの性状、負荷等の運転状態を表すパラメータによって
監視対象の周波数帯域を複数に可変設定し、その各周波
数帯域毎に正常時の振幅値を使い分けることが有効であ
る知見を得た。加えて、同様の異常判定手法で用いる燃
焼器内の圧力検出手段として、圧力センサのほか、ガス
タービンのロータ振動を検出する軸受振動センサまたは
燃焼器外筒の固体伝搬音を検出する音響センサも十分に
適用できることも分かった。
【0008】この発明は、以上の知見により完成された
ものであり、ガスタービンの燃焼振動現象を監視するデ
ータとして、そのガスタービンに設置されたセンサから
の検出信号を受ける信号入力手段と、この信号入力手段
により入力された検出信号をその周波数成分に分解して
解析する周波数解析手段と、前記ガスタービンの発電機
出力及びその燃料供給量で規定されるパラメータに基づ
いて前記検出信号における監視対象の周波数成分に関す
るデータを可変設定するデータ設定手段と、このデータ
設定手段による周波数成分に関するデータに基づいて前
記検出信号の周波数成分から前記燃焼振動現象に起因す
る周波数成分を抽出し且つその周波数成分と前記監視対
象の周波数成分に関するデータの正常時の振幅値との比
較により前記ガスタービンの燃焼振動状態を判定する判
定処理手段と、この判定処理手段による判定結果に関す
るデータを出力する出力手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記信号入力手段は、前記ガスタービン
の燃焼器に設置された圧力変動センサからの検出信号を
受ける手段であることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記信号入力手段は、前記ガスタービン
のロータ軸受部あるいはその近傍に配置されたロータ振
動センサからの検出信号を受ける手段であることを特徴
とする。
【0011】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記信号入力手段は、前記ガスタービン
の燃焼器缶の外筒部に設置された固体伝搬音検出用の音
響センサからの検出信号を受ける手段であることを特徴
とする。
【0012】請求項5記載の発明では、請求項1乃至4
のいずれか1項に記載の発明において、前記データ設定
手段は、前記監視対象の周波数成分に関するデータの振
動周波数をヘルムホルツの振動式に基づいて算出する手
段を備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるガスター
ビン異常監視装置の実施の形態を図面を参照して説明す
る。
【0014】(第1の実施の形態)図1に示すガスター
ビン異常監視装置10は、ガスタービン設備GT(図中
の符号RTはロータを示す)における複数の燃焼器CD
…CD内の燃焼振動現象を圧力変動として監視するもの
である。具体的に、この異常監視装置10は複数の燃焼
器CD…CDに個別に取り付けられた複数の圧カセンサ
1…1からの圧力変動を反映したアナログ検出信号S1
0…S10をデジタルデータS11…S11に変換して
サンプリングするA/D変換装置11、その出力側に接
続される周波数解析装置12、判定条件設定部13、判
定処理部14、及び判定結果をオペレータが確認するた
めのディスプレイ等の結果表示部15を備えている。
【0015】周波数解析装置12は、例えば高速フーリ
エ変換法(FFT)等の周波数解析原理を適用したもの
で、A/D変換装置11からのデジタルデータS11…
S11を周波数成分に分解してその波形特性を解析し、
その解析データS12を判定処理部14に供給する。
【0016】判定条件設定部13は、ガスタービンの発
電機出力及び燃料供給量で規定される燃焼ガスの性状、
回転数、負荷等を表すパラメータに基づいて監視対象の
周波数成分(周波数帯域及びその正常時の振幅値)に関
する基準データS13を異常判定条件として可変設定
し、この基準データS13を例えばメモリ等のデータ保
持部13aで参照可能に保持する。
【0017】データ保持部13aは、例えば図2に示す
ように可変パラメータである「負荷」と「燃焼温度」と
の互いの大中小の組み合わせで決まる9つの監視周波数
成分の周波数帯域FB…FBとその正常時の振幅値上限
に相当する異常判定基準量TL…TLに関するデータS
13を参照テーブルTa1…Ta9(縦軸:振幅値のレ
ベル、横軸:周波数)のパターンを持つ。例えば、ガス
タービン発電機出力及び燃料供給量によりパラメータが
「負荷:小、燃焼温度:小」の条件に相当する場合に
は、図示の第1の参照テーブルTa1により「監視周波
数帯域FB=f1〜f2、異常判定基準量TL=L1」
に相当する周波数成分が基準データS13として設定さ
れる。
【0018】判定処理部14は、例えばマイクロコンピ
ュータ(CPU)14aを搭載してなり、このCPU1
4aの処理により、データ保持部13aで保持されてい
る基準データS13の監視周波数帯域FBに基づいて周
波数成分解析データS12から燃焼器CD内の圧力変動
に起因する周波数成分を抽出し、その周波数成分の振動
振幅値と基準データS13の監視周波数成分における異
常判定基準量TLとを比較して燃焼器CDの圧力変動が
正常か否かを判定し、その判定結果に関するデータS1
4を結果表示部15に送る。
【0019】次に、図3に示す判定処理部14のCPU
14aによる処理を中心にガスタービン異常監視装置1
0の全体動作を説明する。
【0020】まずガスタービン設備GTの運用に際し、
各燃焼器CD…CDに取り付けた圧力センサ1…1から
のアナログ検出信号S10…S10が異常監視装置10
に入力される。そこで、この検出信号S10…S10が
A/D変換装置11にてデジタルデータS11に変換し
てサンプリングされ、そのデータS11が周波数解析装
置12にて周波数成分に分解して解析され、その解析デ
ータS12が判定処理部14に供給される。
【0021】そこで、CPU14aにて図3に示す処理
が実行される。すなわち、ステップST1にて周波数成
分の解析データS12が入力されると、ステップST2
にて判定条件設定部13により予め設定されたパラメー
タ可変の監視周波数成分に関する基準データS14が参
照され、ステップST3にてその基準データS14の監
視周波数帯域FBに基づいて周波数成分解析データS1
2から燃焼器CD内の圧力変動に起因する周波数成分が
抽出される。
【0022】そして、ステップST4にて「抽出された
周波数成分の圧力変動量に相当する振幅値Ts≧監視周
波数成分の異常判定基準量TL」であるか否かが判断さ
れ、YES(振幅値Tsが基準量TLを超えている)の
場合にはステップST5にて「燃焼異常」、NO(振幅
値Tsが異常判定量TLよりも小さい)の場合にはステ
ップST6にて「燃焼正常」であるとそれぞれ判定さ
れ、その判定結果に関するデータS14がステップST
7にて結果表示部15に出力される。このような動作を
センサーの数の分だけ繰り返す。
【0023】従ってこの実施の形態によれば、ガスター
ビン発電機出力と燃料供給量で規定されるパラメータ
(負荷、燃焼温度)に基づいて圧力センサ検出信号にお
ける監視対象の周波数帯域およびその正常時の振幅値に
関するデータを可変設定する構成としたため、燃焼異常
現象を従来のように発生後ではなく、運転中の早期段階
で検出できることから、より安全で効率的なガスタービ
ンプラント運用を実現できる。
【0024】(第2の実施の形態)図4に示すガスター
ビン異常監視装置は、前述と同様の構成に加え、この発
明のデータ設定手段の一部として監視周波数算出部16
を備えたものである。この監視周波数算出部16は、前
述の監視周波数成分の振動周波数として下記の「ヘルム
ホルツの振動式」に基づいて燃焼器CD内の燃焼振動現
象の周波数を求める演算を行うものである。
【0025】すなわち、ヘルムホルツの振動式は燃焼振
動周波数をω、燃焼器CD中のガス音速をa0、燃焼器
1の長さをI、燃焼器CDの断面積をA、燃焼器CDの
容量をVとしたとき、燃焼振動周波数ωを、
【数1】 の算出式で求めるものである。
【0026】この内、燃焼器CD中のガス音速a0は、
燃焼器CD内の温度により変化し、その燃焼温度をT、
比熱比(Cp/Cv)をκ、気体定数をRとしたとき、
【数2】 で表される。ここでの燃焼温度Tは直接測定または排ガ
ス温度からの推定値が採用できる。
【0027】従って以上の2つの数式をまとめると、ヘ
ルムホルツの振動式は、
【数3】 の算出式で表される。
【0028】従ってこの監視周波数算出部16では、パ
ラメータとして燃焼温度Tを受けたときに上記数式3に
基づく演算を行って燃焼振動周波数ωを算出し、その算
出データを判定処理部14に送る。
【0029】判定処理部14は、このように算出された
燃焼振動周波数ωとデータ保持部13aが持つパラメー
タ可変のパターン化された参照テーブルTa1…Ta9
とに基づいて監視対象の周波数成分を特定し、この周波
数帯域FBに基づいて周波数成分の解析データS11か
ら燃焼器CDの燃焼振動に起因する周波数成分を抽出
し、その振幅値と先に特定された監視対象周波数成分の
異常判定基準量TLとを比較して燃焼振動が正常か否か
を判定する。
【0030】従ってこの実施の形態によれば、前記と同
様の効果に加え、判定条件として用いる監視周波数成分
の精度をより一層高めることができるといった利点があ
る。
【0031】(第3の実施の形態)図5に示すガスター
ビン異常監視装置20は、ガスタービン設備GTのロー
タRTの軸受部あるいはその近傍に配置されたロータ振
動センサ2、2からのロータ振動検出信号S20、S2
0を受けて燃焼器CD内の燃焼振動現象を監視するもの
である。具体的な構成は、センサ検出信号としてロータ
振動信号を対象とする点を除けば前記の場合とほぼ同様
であり、軸受振動センサ2、2からの検出信号S20、
S20を受けるA/D変換装置21、この出力側に接続
される周波数解析装置22、判定条件設定部23(デー
タ保持部23aを内蔵)、判定処理部24(CPU24
aを搭載)、及び結果表示部25を備えている。
【0032】このようなガスタービン異常監視装置20
においては、A/D変換装置21にて軸受振動センサ2
からのアナログ検出信号S20がデジタルデータS21
に変換され、これが周波数解析装置22にて周波数成分
に分解して解析される。
【0033】そこで、判定条件設定部23にてロータ振
動測定時のガスタービン発電機出力及び燃料供給量で規
定されるパラメータ(負荷、燃焼温度)に基づいて前記
と同様の処理により監視対象の周波数成分に関するデー
タS23(監視周波数帯域FB及びその異常判定基準量
TL)が設定され、その基準データS23を判定条件と
して判定処理部24にて周波数成分解析データS22に
対する前記と同様の処理アルゴリズムが実行される。
【0034】その結果、軸受振動センサ2による検出信
号S20の周波数成分解析データS22から燃焼器CD
の燃焼振動に起因する周波数成分が抽出され、この周波
数成分の振動レベルの大きさと予め設定された監視対象
周波数成分の異常判定基準量TLとの比較により燃焼器
CD内の燃焼異常が判定される。
【0035】従ってこの実施の形態によれば、前記と同
様の効果に加え、多くのガスタービンに設置されかつ安
便で信頼性の高い軸受振動センサを用いて圧力センサの
場合と同様の監視を実現できるといった利点がある。
【0036】(第4の実施の形態)図6に示すガスター
ビン異常監視装置30は、各燃焼器CD…CDの本体を
なす燃焼器缶の外筒部に取り付けられた固体伝搬音検出
用の音響センサ(振動検出センサ)3…3からの検出信
号S3を受けて燃焼器CD内の燃焼振動現象を監視する
ものである。
【0037】具体的な構成は、センサ検出信号として振
動信号を対象とする点を除けば前記の場合と同様であ
り、振動検出センサ3…3からの検出信号S30…S3
0を受けるA/D変換装置31、この出力側に接続され
る周波数解析装置32、判定条件設定部33(データ保
持部33aを内蔵)、判定処理部34(CPU34aを
搭載)、及び結果表示部35を備えている。
【0038】このような異常監視装置30においては、
A/D変換装置31にて振動センサ3…3からの検出信
号S30がデジタルデータS31に変換され、これが周
波数解析装置32にて周波数成分に分解して解析され
る。
【0039】そこで、判定条件設定部33にて燃焼器振
動測定時のガスタービン発電機出力及び燃料供給量で規
定されるパラメータ(負荷、温度)に基づいて前記と同
様の処理により監視対象の周波数成分に関するデータ
(周波数帯域FB及びその異常判定基準量TL)S33
が設定され、その基準データS33に基づいて判定処理
部34にて前記と同様の異常判定アルゴリズムを実行さ
れる。
【0040】その結果、振動検出センサ3による検出信
号S30の周波数成分解析データS32から燃焼器CD
の燃焼振動の起因する周波数成分が抽出され、この周波
数成分の振動レベルの大きさと予め設定された監視対象
周波数成分の異常判定基準量TLとの比較により燃焼器
CD内の燃焼異常が判定される。
【0041】従ってこの実施の形態によれば、前記と同
様の効果に加え、燃焼器の中で比較的温度が低い外筒部
にセンサを設置でき、その点で耐久性及び信頼性をより
一層高めた監視を行うことができるといった利点があ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
ガスタービン発電機出力及びその燃料供給量で規定され
るパラメータ(燃焼ガスの性状、回転数、負荷等)によ
って監視対象の周波数成分を複数に可変設定し、その正
常時の値に基づいて正常か否かを判定する構成としたた
め、ガスタービンにおける燃焼機内の燃焼振動現象の異
常事態をいち早く察知でき、より安全で効率的なガスタ
ービンプラントの運用を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態にかかるガスター
ビン異常監視装置の全体構成を示す概略ブロック図。
【図2】判定条件設定部での負荷及び燃料消費量に基づ
く監視周波数帯域パターンを説明する概略図。
【図3】判定処理部での処理を説明する概略フローチャ
ート。
【図4】第2の実施の形態にかかるガスタービン異常監
視装置の全体構成を示す概略ブロック図。
【図5】第3の実施の形態にかかるガスタービン異常監
視装置の全体構成を示す概略ブロック図。
【図6】第4の実施の形態にかかるガスタービン異常監
視装置の全体構成を示す概略ブロック図。
【符号の説明】
1 圧力センサ 2 ロータ振動センサ 3 振動検出センサ 10、20、30 異常監視装置 11、21、31 AD変換装置 12、22、32 周波数解析装置 13、23、33 判定処理部 14、24、34 判定条件設定部 15、25、35 結果表示部 16 監視周波数算出部 TG ガスタービン設備 CD 燃焼器 RT ロータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンの燃焼振動現象を監視する
    データとして、そのガスタービンに設置されたセンサか
    らの検出信号を受ける信号入力手段と、この信号入力手
    段により入力された検出信号をその周波数成分に分解し
    て解析する周波数解析手段と、前記ガスタービンの発電
    機出力及びその燃料供給量で規定されるパラメータに基
    づいて前記検出信号における監視対象の周波数成分に関
    するデータを可変設定するデータ設定手段と、このデー
    タ設定手段による周波数成分に関するデータに基づいて
    前記検出信号の周波数成分から前記燃焼振動現象に起因
    する周波数成分を抽出し且つその周波数成分の振幅値と
    前記監視対象の周波数成分に関するデータの正常時の振
    幅値との比較により前記ガスタービンの燃焼振動状態を
    判定する判定処理手段と、この判定処理手段による判定
    結果に関するデータを出力する出力手段とを備えたこと
    を特徴とするガスタービン異常監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記信号
    入力手段は、前記ガスタービンの燃焼器に設置された圧
    力変動センサからの検出信号を受ける手段であることを
    特徴とするガスタービン監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明において、前記信号
    入力手段は、前記ガスタービンのロータ軸受部近傍に配
    置されたロータ振動センサからの検出信号を受ける手段
    であることを特徴とするガスタービン監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の発明において、前記信号
    入力手段は、前記ガスタービンの燃焼器の外筒部に設置
    された固体伝搬音検出用の音響センサからの検出信号を
    受ける手段であることを特徴とするガスタービン異常監
    視装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    発明において、前記データ設定手段は、前記監視対象の
    周波数成分に関するデータの振動周波数をヘルムホルツ
    の振動式に基づいて算出する手段を備えたことを特徴と
    するガスタービン異常監視装置。
JP13695998A 1998-05-19 1998-05-19 ガスタービン異常監視装置 Pending JPH11324725A (ja)

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