JP2002242802A - スタータ用マグネットスイッチ - Google Patents

スタータ用マグネットスイッチ

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JP2002242802A
JP2002242802A JP2001042140A JP2001042140A JP2002242802A JP 2002242802 A JP2002242802 A JP 2002242802A JP 2001042140 A JP2001042140 A JP 2001042140A JP 2001042140 A JP2001042140 A JP 2001042140A JP 2002242802 A JP2002242802 A JP 2002242802A
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JP
Japan
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terminal
cover
mold cover
magnet switch
starter
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001042140A
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English (en)
Inventor
Kazuo Hirama
一夫 平間
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリからのケーブル10が接続されるB
端子7を具備するモールドカバー6を外力から保護し、
万が一、モールドカバー6が損傷しても短絡を防止でき
る構造を提供すること。 【解決手段】 モールドカバー6に組付けられる保護カ
バー9は、リング部9bの開口部を押し広げてモールド
カバー6のタワー部6aにリング部9bを嵌合して組付
けられる。カバー本体9cは、B端子7の取り付け方向
に、固定接点12が配置されている部位より長く設けら
れ、且つモールドカバー6の外周面を周方向に半周程度
覆うことができる大きさを有している。この保護カバー
9によりモールドカバー6の外周面(B端子7周辺)を
保護しているので、保守作業等が行われる時に工具類が
直接モールドカバー6に当たることを阻止できる。その
結果、モールドカバー6の損傷を防止でき、固定接点1
2が外部に露出する様な事態を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタータ用のマグ
ネットスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スタータに用いられるマグネ
ットスイッチは、図6に示す様に、モールドカバー100
を挿通して取り付けられた外部端子110 を具備し、その
外部端子110 にバッテリからのケーブル120 がターミナ
ル130 を介して接続されている。この外部端子110 に
は、ケーブル120 を介してバッテリ電圧が常時印加され
ているため、短絡防止のために例えばゴム製のターミナ
ルカバー140 が被せられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のター
ミナルカバー140 は、モールドカバー100 から露出して
いる外部端子110 の周辺を覆っているだけで、モールド
カバー100 を外力から保護するものではない。モールド
カバー100 は、外部端子110 に設けられた固定接点150
を保持する重要な部品であるため、一般に高強度な樹脂
材料が用いられている。しかし、高強度な樹脂材料は、
反面、靱性に乏しく、スタータ周辺の保守作業中等に誤
って工具類が当たると、損傷する可能性があった。本発
明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的
は、バッテリからのケーブルが接続される外部端子を具
備するモールドカバーを外力から保護し、モールドカバ
ーが損傷しても短絡を防止できる構造を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】(請求項1の手段)本発
明のマグネットスイッチは、端子ボルト周辺のモールド
カバー外周面を覆う保護カバーを設けている。これによ
り、スタータ周辺の保守作業中等に工具類が直接モール
ドカバーに当たることを阻止できるので、モールドカバ
ーの損傷を防止できる。
【0005】(請求項2の手段)請求項1に記載したス
タータ用マグネットスイッチにおいて、保護カバーは、
端子ボルトの取付け方向に沿って固定接点が配置されて
いる部位より長く設けられ、且つ少なくとも固定接点の
周囲を半周以上覆っている。この構成によれば、万が
一、モールドカバーが損傷して端子ボルトを保持してい
る部分が脱落しても、固定接点の周囲が保護カバーによ
って覆われているので、固定接点が車体等に短絡するこ
とを防止できる。
【0006】(請求項3の手段)請求項1または2に記
載したスタータ用マグネットスイッチにおいて、保護カ
バーは、モールドカバーに対し軸方向の移動が規制され
る手段を用いて組付けられている。これにより、保護カ
バーのがたつきを抑えることができ、モールドカバーか
ら保護カバーが脱落することを防止できる効果がある。
【0007】(請求項4の手段)請求項3に記載したス
タータ用マグネットスイッチにおいて、軸方向の移動が
規制される手段は、モールドカバーと保護カバーとの嵌
合構造によって設けられている。例えば、モールドカバ
ーの外周面に嵌合凹部を形成し、保護カバーに嵌合凸部
を設けて、両者を嵌合させることにより、モールドカバ
ーに対する保護カバーの軸方向の移動を規制することが
できる。
【0008】(請求項5の手段)請求項1〜4に記載し
た何れかのスタータ用マグネットスイッチにおいて、モ
ールドカバーの外部に取り出されたボルト端部の周辺を
覆うターミナルカバーを具備し、このターミナルカバー
が、保護カバーと一体に設けられている。この場合、保
護カバーがターミナルカバーに隣接して配置されるた
め、両者を一体化することで部品点数を削減でき、部品
管理が容易になる上、組付け性も向上できる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1はマグネットスイッチの接点構
造を示すモールドカバーの断面図である。本実施例のマ
グネットスイッチ2は、図2に示す様に、コンベンショ
ナルタイプと呼ばれる標準的なスタータ1に用いられる
もので、スタータハウジング3に対し始動用モータ4と
並設して取り付けられている。このマグネットスイッチ
2は、図1に示す様に、スイッチケース5(ヨーク)の
後端側に樹脂製のモールドカバー6が組付けられ、その
モールドカバー6に2本の端子ボルト7、8が固設され
ている。
【0010】モールドカバー6は、自身の後端面に端子
ボルト7、8を挿通するための貫通孔が2箇所開けら
れ、一方の貫通孔の周囲には後方(図1の右方向)へ筒
体状に突出するタワー部6aが一体に設けられている。
このタワー部6aには、後述する保護カバー9が組付け
られる。2本の端子ボルト7、8は、バッテリからのケ
ーブル10が接続される第1の端子ボルト(B端子7と
呼ぶ)と、始動用モータ4のフィールドコイル(図示し
ない)へ通電するためのリード線11が接続される第2
の端子ボルト(M端子8と呼ぶ)であり、それぞれボル
ト頭部に固定接点12、13が設けられている。
【0011】B端子7は、モールドカバー6の一方の貫
通孔に内側から外側へ挿通され、ボルト端部がタワー部
6aの端面から外部に取り出され、ワッシャ14によっ
て固定されている。このB端子7には、外部に取り出さ
れたボルト端部にケーブル10のターミナル10aが嵌
合して、ナット15により締め付け固定されている。な
お、タワー部6aから取り出されているB端子7には、
ケーブル10のターミナル10aをB端子7に取り付け
てナット15を締め付けた後、短絡防止のためにゴム製
のターミナルカバー16が被せられる。
【0012】M端子8は、モールドカバー6の他方の貫
通孔に内側から外側へ挿通され、ボルト端部がモールド
カバー6の後端面から外部に取り出され、ワッシャ17
によって固定されている。このM端子8には、外部に取
り出されたボルト端部にリード線11のターミナル11
aが嵌合して、ナット18により締め付け固定されてい
る。
【0013】保護カバー9は、モールドカバー6のB端
子7周辺を保護するもので、靱性に富んだゴム材料ある
いは熱可塑性樹脂材料で成型されている。この保護カバ
ー9は、図4に示す様に、開口部9aを有するリング部
9bと、モールドカバー6の外周面を覆うカバー本体9
cとが一体に設けられ、リング部9bの開口部9aを押
し広げてモールドカバー6のタワー部6aにリング部9
bを嵌合させ、更に、リング部9bの両端部に設けられ
る爪部9dをタワー部6aの外周面に形成されたスリッ
ト状の溝部6b(図5参照)に嵌め入れて組付けられ
る。
【0014】リング部9bは、図3に示す様に、開口部
9aがM端子8側を向く様に組付けられ、タワー部6a
の略全周を覆っている。カバー本体9cは、図1に示す
様に、B端子7の取り付け方向(図1の左右方向)にお
いて、固定接点12が配置されている部位より長く設け
られ、カバー本体9cの先端がモールドカバー6の開口
面(スイッチケース5に嵌合する端面)と略同じ位置ま
で延設されている。また、カバー本体9cは、モールド
カバー6の外周面を周方向に半周程度覆うことができる
大きさを有している(図3参照)。
【0015】この保護カバー9は、モールドカバー6に
組付けられた状態で、リング部9bの端面がB端子7に
嵌合するワッシャ14に当接してターミナル10a側へ
の移動が規制され、更にリング部9bの爪部9dがタワ
ー部6aに形成された溝部6bに嵌め入れられること
で、反ターミナル側(図1の左側)への移動が規制され
ている。
【0016】(本実施例の効果)本実施例のマグネット
スイッチ2は、モールドカバー6に靱性に富んだ保護カ
バー9を組付けて、モールドカバー6の外周面(特にB
端子7周辺)を保護しているので、スタータ1の周辺で
保守作業等が行われる時に、工具類が直接モールドカバ
ー6に当たることを阻止できる。その結果、モールドカ
バー6の損傷を防止でき、固定接点12が外部に露出す
る様な事態を防ぐことができる。万が一、モールドカバ
ー6が強い衝撃を受けて、B端子7を保持している部分
(タワー部6a)が保護カバー9と共にスイッチ本体か
ら脱落しても、固定接点12の周囲が保護カバー9によ
って覆われているので、固定接点12が車体等に短絡す
ることを防止できる。
【0017】なお、保護カバー9は、ターミナルカバー
16と近接してモールドカバー6に組付けられ、且つタ
ーミナルカバー16と同じ材料(例えばゴム)で成型す
ることができるため、両者を一体に設けることも可能で
ある。この場合、部品点数を削減でき、且つ両者を一体
化しても全体形状が必要以上に大きくなることがないの
で、部品管理が容易になり、組付け性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】マグネットスイッチの接点構造を示すモールド
カバーの断面図である。
【図2】スタータの側面全体図である。
【図3】マグネットスイッチの後方正面図である。
【図4】保護カバーの側面図(a)とA視図(b)であ
る。
【図5】溝部が形成されたタワー部の斜視図である。
【図6】マグネットスイッチの接点構造を示すモールド
カバーの断面図である(従来技術)。
【符号の説明】
1 スタータ 2 マグネットスイッチ 6 モールドカバー 6b 溝部(嵌合構造) 7 B端子(端子ボルト) 9 保護カバー 9d 爪部(嵌合構造) 10 ケーブル 10a ターミナル 12 固定接点 14 ワッシャ 16 ターミナルカバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に固定接点を有する端子ボルトと、 この端子ボルトの他端側が内側から外側に挿通され、前
    記端子ボルトのボルト端部が外部に取り出された状態で
    前記端子ボルトを保持するモールドカバーとを備え、前
    記モールドカバーの外部に取り出された前記ボルト端部
    にバッテリからのケーブルがターミナルを介して接続さ
    れるマグネットスイッチであって、 前記端子ボルト周辺の前記モールドカバー外周面を覆う
    保護カバーを設けたことを特徴とするスタータ用マグネ
    ットスイッチ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したスタータ用マグネット
    スイッチにおいて、 前記保護カバーは、前記端子ボルトの取付け方向に沿っ
    て前記固定接点が配置されている部位より長く設けら
    れ、且つ少なくとも前記固定接点の周囲を半周以上覆っ
    ていることを特徴とするスタータ用マグネットスイッ
    チ。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載したスタータ用マ
    グネットスイッチにおいて、 前記保護カバーは、前記モールドカバーに対し軸方向の
    移動が規制される手段を用いて組付けられていることを
    特徴とするスタータ用マグネットスイッチ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載したスタータ用マグネット
    スイッチにおいて、 前記軸方向の移動が規制される手段は、前記モールドカ
    バーと前記保護カバーとの嵌合構造によって設けられて
    いることを特徴とするスタータ用マグネットスイッチ。
  5. 【請求項5】請求項1〜4に記載した何れかのスタータ
    用マグネットスイッチにおいて、 前記モールドカバーの外部に取り出された前記ボルト端
    部の周辺を覆うターミナルカバーを具備し、このターミ
    ナルカバーが、前記保護カバーと一体に設けられている
    ことを特徴とするスタータ用マグネットスイッチ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106686A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Asti Corp マグネットスイッチ用カバーとマグネットスイッチ保護構造
WO2021187527A1 (ja) * 2020-03-18 2021-09-23 ショット日本株式会社 気密端子およびその気密端子を用いた接点装置
JP2021153045A (ja) * 2020-03-18 2021-09-30 ショット日本株式会社 気密端子およびその気密端子を用いた接点装置

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