JP2002242598A - トンネル用複合防水シート - Google Patents
トンネル用複合防水シートInfo
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- JP2002242598A JP2002242598A JP2001039413A JP2001039413A JP2002242598A JP 2002242598 A JP2002242598 A JP 2002242598A JP 2001039413 A JP2001039413 A JP 2001039413A JP 2001039413 A JP2001039413 A JP 2001039413A JP 2002242598 A JP2002242598 A JP 2002242598A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】施工時の損傷を防止して止水性を確保する。
【構成】本発明に係るトンネル用複合防水シート1は、
樹脂シートで構成された防水性を有するシート本体2
と、該シート本体の一方の面に積層されシート本体2の
損傷を防護可能な可撓性防護層3とから構成された二層
構造となっている。
樹脂シートで構成された防水性を有するシート本体2
と、該シート本体の一方の面に積層されシート本体2の
損傷を防護可能な可撓性防護層3とから構成された二層
構造となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、山岳トンネル工
法、シールドトンネル工法、開削トンネル工法等におい
て防水工として用いるトンネル用複合防水シートに関す
る。
法、シールドトンネル工法、開削トンネル工法等におい
て防水工として用いるトンネル用複合防水シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】山岳トンネル工法では、ロックボルトを
併用しながら吹付けコンクリートを地山に施工して掘削
地山の緩みを防止した後、該吹付けコンクリートの上に
さらに覆工コンクリートを巻き立ててトンネルの長期安
定を図るが、覆工コンクリートの施工に先立ち、所定の
防水シートを吹付けコンクリートの凹凸になじませるよ
うにして取り付けてトンネル内への漏水を防止するのが
一般的である。
併用しながら吹付けコンクリートを地山に施工して掘削
地山の緩みを防止した後、該吹付けコンクリートの上に
さらに覆工コンクリートを巻き立ててトンネルの長期安
定を図るが、覆工コンクリートの施工に先立ち、所定の
防水シートを吹付けコンクリートの凹凸になじませるよ
うにして取り付けてトンネル内への漏水を防止するのが
一般的である。
【0003】また、シールドトンネル工法では、シール
ドをジャッキで推進しながら掘削するとともに一次覆工
としてシールドのテール内でセグメントの組立てを行っ
た後、二次覆工として現場打ちコンクリートの巻き立て
を行うが、二次覆工に先立ち、セグメントのピース間や
セグメントリング間に生じる若干の隙間を介した漏水を
防止するための防水工を施すのが一般的である。
ドをジャッキで推進しながら掘削するとともに一次覆工
としてシールドのテール内でセグメントの組立てを行っ
た後、二次覆工として現場打ちコンクリートの巻き立て
を行うが、二次覆工に先立ち、セグメントのピース間や
セグメントリング間に生じる若干の隙間を介した漏水を
防止するための防水工を施すのが一般的である。
【0004】さらに、開削トンネル工法では、開削溝を
掘削してトンネル躯体を構築した後、その外面に沿って
防水シートを取り付けてトンネル躯体の水密性を保持
し、しかる後、防水シートの上に保護コンクリートや保
護モルタルを打設してから開削溝を埋め戻す、いわゆる
後防水が一般的である。
掘削してトンネル躯体を構築した後、その外面に沿って
防水シートを取り付けてトンネル躯体の水密性を保持
し、しかる後、防水シートの上に保護コンクリートや保
護モルタルを打設してから開削溝を埋め戻す、いわゆる
後防水が一般的である。
【0005】ここで、所定の防水シートをトンネルの内
面又は外面に施工した後、二次覆工や保護モルタル等を
形成するまでの間は、防水シート自体が露出した状態と
なっていた。
面又は外面に施工した後、二次覆工や保護モルタル等を
形成するまでの間は、防水シート自体が露出した状態と
なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、防水シ
ートが露出していると、シールドトンネル工法や山岳ト
ンネル工法の場合においては、溶接の火花、鉄筋の接
触、二次覆工コンクリート打設時の打設圧や骨材の接触
等によって防水シートが損傷することがある。かかる場
合には、シートの損傷部が漏水の原因とならないよう、
補修工事を行う必要が生じ、工事に多大な費用を要する
という問題を生じていた。
ートが露出していると、シールドトンネル工法や山岳ト
ンネル工法の場合においては、溶接の火花、鉄筋の接
触、二次覆工コンクリート打設時の打設圧や骨材の接触
等によって防水シートが損傷することがある。かかる場
合には、シートの損傷部が漏水の原因とならないよう、
補修工事を行う必要が生じ、工事に多大な費用を要する
という問題を生じていた。
【0007】また、開削トンネル工法の場合において
も、溶接の火花、支保工解体時の鋼材の接触、開削溝埋
め戻し時の衝撃等によって防水シートが損傷することが
あり、かかる場合にも同様な補修が必要となるため、工
事に多大な費用を要するという問題を生じていた。
も、溶接の火花、支保工解体時の鋼材の接触、開削溝埋
め戻し時の衝撃等によって防水シートが損傷することが
あり、かかる場合にも同様な補修が必要となるため、工
事に多大な費用を要するという問題を生じていた。
【0008】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、施工時の損傷を防止して止水性を確保するこ
とが可能なトンネル用複合防水シートを提供することを
目的とする。
たもので、施工時の損傷を防止して止水性を確保するこ
とが可能なトンネル用複合防水シートを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るトンネル用複合防水シートは請求項1
に記載したように、防水性を有するシート本体に該シー
ト本体の損傷を防護可能な可撓性防護層を積層してなる
ものである。
め、本発明に係るトンネル用複合防水シートは請求項1
に記載したように、防水性を有するシート本体に該シー
ト本体の損傷を防護可能な可撓性防護層を積層してなる
ものである。
【0010】また、本発明に係るトンネル用複合防水シ
ートは、前記可撓性防護層を前記シート本体の両面に積
層したものである。
ートは、前記可撓性防護層を前記シート本体の両面に積
層したものである。
【0011】また、本発明に係るトンネル用複合防水シ
ートは、前記可撓性防護層を、炭素繊維、ガラス繊維、
アラミド繊維等の繊維が混入されてなる硬質被膜シート
で構成したものである。
ートは、前記可撓性防護層を、炭素繊維、ガラス繊維、
アラミド繊維等の繊維が混入されてなる硬質被膜シート
で構成したものである。
【0012】また、本発明に係るトンネル用複合防水シ
ートは、前記可撓性防護層を、鋼線をメッシュ状に配設
した網目体が埋設又は表面に取り付けられてなる硬質被
膜シートで構成したものである。
ートは、前記可撓性防護層を、鋼線をメッシュ状に配設
した網目体が埋設又は表面に取り付けられてなる硬質被
膜シートで構成したものである。
【0013】本発明に係るトンネル用複合防水シートに
おいては、防水性を有するシート本体に該シート本体の
損傷を防護可能な可撓性防護層を積層してあり、例え
ば、山岳トンネルやシールドトンネルに適用する際に
は、これらのトンネルの内部空間に可撓性防護層が露出
するように該トンネルの内面に沿ってそれぞれ取り付け
る。また、開削トンネルに適用する際には、可撓性防護
層が開削溝に露出するように、先行構築されたトンネル
躯体の外面に沿って取り付けるか(後防水)、あるいは
開削溝の側壁に所定の防水下地を施した後、可撓性防護
層が開削溝に露出するように、該防水下地の上に取り付
け、しかる後にトンネル躯体を構築する(先防水)。な
お、開削トンネルの場合には、後防水にしろ先防水にし
ろ、トンネル躯体の構築に先だって、可撓性防護層が開
削溝に露出するようにトンネル躯体の基礎が構築される
予定位置の下方にトンネル用複合防水シートを敷設する
とともに、可撓性防護層が開削溝に露出するように構築
済みのトンネル躯体の上面に敷設する場合も考えられ
る。
おいては、防水性を有するシート本体に該シート本体の
損傷を防護可能な可撓性防護層を積層してあり、例え
ば、山岳トンネルやシールドトンネルに適用する際に
は、これらのトンネルの内部空間に可撓性防護層が露出
するように該トンネルの内面に沿ってそれぞれ取り付け
る。また、開削トンネルに適用する際には、可撓性防護
層が開削溝に露出するように、先行構築されたトンネル
躯体の外面に沿って取り付けるか(後防水)、あるいは
開削溝の側壁に所定の防水下地を施した後、可撓性防護
層が開削溝に露出するように、該防水下地の上に取り付
け、しかる後にトンネル躯体を構築する(先防水)。な
お、開削トンネルの場合には、後防水にしろ先防水にし
ろ、トンネル躯体の構築に先だって、可撓性防護層が開
削溝に露出するようにトンネル躯体の基礎が構築される
予定位置の下方にトンネル用複合防水シートを敷設する
とともに、可撓性防護層が開削溝に露出するように構築
済みのトンネル躯体の上面に敷設する場合も考えられ
る。
【0014】このようにすると、山岳トンネルやシール
ドトンネルを施工する場合においては、トンネル内面に
溶接の火花がとんだり、鉄筋が接触したり、二次覆工コ
ンクリート打設時の打設圧が作用したり、骨材が接触し
たりした場合であっても、シート本体は、可撓性防護層
によって防護されることとなり、かくしてシート本体の
損傷、ひいてはトンネル内への漏水が未然に防止され
る。
ドトンネルを施工する場合においては、トンネル内面に
溶接の火花がとんだり、鉄筋が接触したり、二次覆工コ
ンクリート打設時の打設圧が作用したり、骨材が接触し
たりした場合であっても、シート本体は、可撓性防護層
によって防護されることとなり、かくしてシート本体の
損傷、ひいてはトンネル内への漏水が未然に防止され
る。
【0015】また、開削トンネルを後防水で施工する場
合においても、トンネル外面に溶接の火花がとんだり、
支保工解体時に鋼材が接触したり、開削溝埋め戻し時の
衝撃を受けたりした場合であっても、シート本体は、可
撓性防護層によって防護されることとなり、かくしてシ
ート本体の損傷、ひいてはトンネル内への漏水が未然に
防止される。
合においても、トンネル外面に溶接の火花がとんだり、
支保工解体時に鋼材が接触したり、開削溝埋め戻し時の
衝撃を受けたりした場合であっても、シート本体は、可
撓性防護層によって防護されることとなり、かくしてシ
ート本体の損傷、ひいてはトンネル内への漏水が未然に
防止される。
【0016】また、開削トンネルを先防水で施工する場
合においても、トンネル躯体工事の際に溶接の火花がと
んだり、鉄筋が当たったり、支保工解体時に鋼材が接触
したり、開削溝埋め戻し時の衝撃を受けたりした場合で
あっても、シート本体は、可撓性防護層によって防護さ
れることとなり、かくしてシート本体の損傷、ひいては
トンネル内への漏水が未然に防止される。
合においても、トンネル躯体工事の際に溶接の火花がと
んだり、鉄筋が当たったり、支保工解体時に鋼材が接触
したり、開削溝埋め戻し時の衝撃を受けたりした場合で
あっても、シート本体は、可撓性防護層によって防護さ
れることとなり、かくしてシート本体の損傷、ひいては
トンネル内への漏水が未然に防止される。
【0017】なお、後防水にしろ先防水にしろ、トンネ
ル躯体の構築に先だって、トンネル躯体の基礎が構築さ
れる予定位置の下方にトンネル用複合防水シートを敷設
した場合においては、トンネル躯体工事、特に基礎構築
の際に溶接の火花がとんだり、鉄筋が当たったり、躯体
コンクリート打設時の打設圧が作用したり、骨材が接触
したりした場合であっても、同様に、シート本体は、可
撓性防護層によって防護されることとなり、かくしてシ
ート本体の損傷、ひいてはトンネル内への漏水が未然に
防止される。
ル躯体の構築に先だって、トンネル躯体の基礎が構築さ
れる予定位置の下方にトンネル用複合防水シートを敷設
した場合においては、トンネル躯体工事、特に基礎構築
の際に溶接の火花がとんだり、鉄筋が当たったり、躯体
コンクリート打設時の打設圧が作用したり、骨材が接触
したりした場合であっても、同様に、シート本体は、可
撓性防護層によって防護されることとなり、かくしてシ
ート本体の損傷、ひいてはトンネル内への漏水が未然に
防止される。
【0018】シート本体は、防水性を有するのであれば
どのような材料で構成するかは任意であり、ゴムアスフ
ァルト系、合成ゴム系、プラスチック系等の材料が考え
られるが、例えば、樹脂シートで構成することができ
る。
どのような材料で構成するかは任意であり、ゴムアスフ
ァルト系、合成ゴム系、プラスチック系等の材料が考え
られるが、例えば、樹脂シートで構成することができ
る。
【0019】可撓性防護層は、シート本体の損傷を防護
する機能、例えば、所定の耐衝撃性や耐貫通性を有する
とともに、施工に適した可撓性を有していればその材質
や構造は問わないが、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、
アラミド繊維等の繊維が混入されてなる硬質被膜シート
で構成したり、鋼線をメッシュ状に配設した網目体が埋
設又は表面に取り付けられてなる硬質被膜シートで構成
したりすることが考えられる。
する機能、例えば、所定の耐衝撃性や耐貫通性を有する
とともに、施工に適した可撓性を有していればその材質
や構造は問わないが、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、
アラミド繊維等の繊維が混入されてなる硬質被膜シート
で構成したり、鋼線をメッシュ状に配設した網目体が埋
設又は表面に取り付けられてなる硬質被膜シートで構成
したりすることが考えられる。
【0020】なお、かかる可撓性防護層については、防
水性を有するかどうかも問わないが、従来の防水シート
と同等の防水性材料で形成すれば、可撓性防護層にも所
定の防水性を持たせることができる。
水性を有するかどうかも問わないが、従来の防水シート
と同等の防水性材料で形成すれば、可撓性防護層にも所
定の防水性を持たせることができる。
【0021】可撓性防護層をシート本体に積層するにあ
たっては、シート本体の一方の面にのみ積層し、他方の
面はシート本体を露出させたままにしておいてもかまわ
ないが、ここで、可撓性防護層をシート本体の両面に積
層した場合においては、シート本体の両面を損傷から防
護することが可能となるとともに、トンネル用複合防水
シートを取り付けるときに表裏を区別する必要がないの
で、作業性が向上する。
たっては、シート本体の一方の面にのみ積層し、他方の
面はシート本体を露出させたままにしておいてもかまわ
ないが、ここで、可撓性防護層をシート本体の両面に積
層した場合においては、シート本体の両面を損傷から防
護することが可能となるとともに、トンネル用複合防水
シートを取り付けるときに表裏を区別する必要がないの
で、作業性が向上する。
【0022】なお、本発明に係るトンネル用複合防水シ
ートは、主として山岳トンネル工法、シールドトンネル
工法又は開削トンネル工法で使用されることが考えられ
るが、本発明に係るトンネル用複合防水シートをどのよ
うなトンネルに適用するかは任意であり、例えば、沈埋
トンネル工法や推進工法等の工法によって施工されるト
ンネルに用いてもかまわない。
ートは、主として山岳トンネル工法、シールドトンネル
工法又は開削トンネル工法で使用されることが考えられ
るが、本発明に係るトンネル用複合防水シートをどのよ
うなトンネルに適用するかは任意であり、例えば、沈埋
トンネル工法や推進工法等の工法によって施工されるト
ンネルに用いてもかまわない。
【0023】また、シート本体と可撓性防護層とをどの
ようにして積層するかは任意であり、公知の方法によっ
て適宜製造すればよいが、例えば、熱溶着によって両者
を一体化させることが考えられる。
ようにして積層するかは任意であり、公知の方法によっ
て適宜製造すればよいが、例えば、熱溶着によって両者
を一体化させることが考えられる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るトンネル用複
合防水シートの実施の形態について、添付図面を参照し
て説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等に
ついては同一の符号を付してその説明を省略する。
合防水シートの実施の形態について、添付図面を参照し
て説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等に
ついては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0025】図1は、本実施形態に係るトンネル用複合
防水シート1を示した図で、(a)は斜視図、(b)は断面図
である。同図に示すように、本実施形態に係るトンネル
用複合防水シート1は、樹脂シートで構成された防水性
を有するシート本体2と、該シート本体の一方の面に積
層されシート本体2の損傷を防護可能な可撓性防護層3
とから構成された二層構造となっている。
防水シート1を示した図で、(a)は斜視図、(b)は断面図
である。同図に示すように、本実施形態に係るトンネル
用複合防水シート1は、樹脂シートで構成された防水性
を有するシート本体2と、該シート本体の一方の面に積
層されシート本体2の損傷を防護可能な可撓性防護層3
とから構成された二層構造となっている。
【0026】可撓性防護層3は、母材である樹脂シート
に炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の繊維を混入
してなる硬質被膜シートで構成してあり、繊維による引
張強度の向上によってシート本体2の損傷を防護するこ
とが可能な耐衝撃性や耐貫通性を備えるとともに、母材
である樹脂シートによって所定の防水性も備えている。
なお、かかる可撓性防護層3は、施工に適した可撓性を
備えるよう、その厚みを適宜調整する。
に炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の繊維を混入
してなる硬質被膜シートで構成してあり、繊維による引
張強度の向上によってシート本体2の損傷を防護するこ
とが可能な耐衝撃性や耐貫通性を備えるとともに、母材
である樹脂シートによって所定の防水性も備えている。
なお、かかる可撓性防護層3は、施工に適した可撓性を
備えるよう、その厚みを適宜調整する。
【0027】本実施形態に係るトンネル用複合防水シー
ト1を製造するには、例えば、シート本体2と可撓性防
護層3とをそれぞれ個別に製造しておき、それらを熱溶
着して一体化させてもよいし、シート本体2を製造する
際の押出し工程において可撓性防護層3を一体化させる
ようにしてもよい。
ト1を製造するには、例えば、シート本体2と可撓性防
護層3とをそれぞれ個別に製造しておき、それらを熱溶
着して一体化させてもよいし、シート本体2を製造する
際の押出し工程において可撓性防護層3を一体化させる
ようにしてもよい。
【0028】本実施形態に係るトンネル用複合防水シー
ト1を山岳トンネル工法で使用する場合には、図2(a)
に示すように、地山11の掘削面に吹付けコンクリート
12を施工し、次いで、可撓性防護層3がトンネル坑内
13に露出するように、トンネル用複合防水シート1を
トンネル内の吹付けコンクリート12の凹凸面に沿って
取り付ける。次に、トンネル用複合防水シート1にコン
クリートを巻き立てて二次覆工18を形成する。
ト1を山岳トンネル工法で使用する場合には、図2(a)
に示すように、地山11の掘削面に吹付けコンクリート
12を施工し、次いで、可撓性防護層3がトンネル坑内
13に露出するように、トンネル用複合防水シート1を
トンネル内の吹付けコンクリート12の凹凸面に沿って
取り付ける。次に、トンネル用複合防水シート1にコン
クリートを巻き立てて二次覆工18を形成する。
【0029】また、シールドトンネル工法で使用する場
合には、図2(b)に示すように、地山11をシールド
(図示せず)で掘削するとともに一次覆工としてシール
ドのテール内でセグメント14の組立て及び裏込め材1
5の注入を行い、次いで、可撓性防護層3がトンネル坑
内13に露出するように、トンネル用複合防水シート1
をトンネル内面のセグメント14に沿って取り付ける。
次に、トンネル用複合防水シート1にコンクリートを巻
き立てて二次覆工18を形成する。
合には、図2(b)に示すように、地山11をシールド
(図示せず)で掘削するとともに一次覆工としてシール
ドのテール内でセグメント14の組立て及び裏込め材1
5の注入を行い、次いで、可撓性防護層3がトンネル坑
内13に露出するように、トンネル用複合防水シート1
をトンネル内面のセグメント14に沿って取り付ける。
次に、トンネル用複合防水シート1にコンクリートを巻
き立てて二次覆工18を形成する。
【0030】また、開削トンネル工法で後防水で使用す
る場合には、図3に示すように、開削溝16を掘削して
からその根切り底にトンネル用複合防水シート1を敷設
し、次にトンネル躯体17を構築した後、可撓性防護層
3が開削溝16内に露出するように、別のトンネル用複
合防水シート1をトンネル躯体17の外面に沿って取り
付ける。なお、かかるトンネル用複合防水シート1と根
切り底に先行敷設したトンネル用複合防水シ−ト1は、
それらの縁部にて互いに溶着等の手段で水密に構成す
る。次に、保護モルタル19をトンネル用複合防水シー
ト1の上に打設し、しかる後、開削溝16を埋め戻す。
る場合には、図3に示すように、開削溝16を掘削して
からその根切り底にトンネル用複合防水シート1を敷設
し、次にトンネル躯体17を構築した後、可撓性防護層
3が開削溝16内に露出するように、別のトンネル用複
合防水シート1をトンネル躯体17の外面に沿って取り
付ける。なお、かかるトンネル用複合防水シート1と根
切り底に先行敷設したトンネル用複合防水シ−ト1は、
それらの縁部にて互いに溶着等の手段で水密に構成す
る。次に、保護モルタル19をトンネル用複合防水シー
ト1の上に打設し、しかる後、開削溝16を埋め戻す。
【0031】このようにすると、山岳トンネルやシール
ドトンネルにおいては、トンネル内面に溶接の火花がと
んだり、鉄筋が接触したり、二次覆工コンクリート打設
時の打設圧が作用したり、骨材が接触したりした場合で
あっても、トンネル抗内13には可撓性防護層3が露出
しているので、シート本体2は、可撓性防護層3によっ
て防護されることとなり、かくしてシート本体2の損
傷、ひいてはトンネル内への漏水が未然に防止される。
ドトンネルにおいては、トンネル内面に溶接の火花がと
んだり、鉄筋が接触したり、二次覆工コンクリート打設
時の打設圧が作用したり、骨材が接触したりした場合で
あっても、トンネル抗内13には可撓性防護層3が露出
しているので、シート本体2は、可撓性防護層3によっ
て防護されることとなり、かくしてシート本体2の損
傷、ひいてはトンネル内への漏水が未然に防止される。
【0032】また、開削トンネルにおいては、トンネル
外面に溶接の火花がとんだり、支保工解体時に鋼材が接
触したり、開削溝16を埋め戻す時に衝撃を受けたりし
た場合であっても、開削溝16内には可撓性防護層3が
露出しているので、シート本体2は、可撓性防護層3に
よって防護されることとなり、かくしてシート本体2の
損傷、ひいてはトンネル内への漏水が未然に防止され
る。
外面に溶接の火花がとんだり、支保工解体時に鋼材が接
触したり、開削溝16を埋め戻す時に衝撃を受けたりし
た場合であっても、開削溝16内には可撓性防護層3が
露出しているので、シート本体2は、可撓性防護層3に
よって防護されることとなり、かくしてシート本体2の
損傷、ひいてはトンネル内への漏水が未然に防止され
る。
【0033】なお、トンネル躯体17の構築に先だっ
て、トンネル躯体17の基礎が構築される予定位置の下
方にトンネル用複合防水シート1を敷設してあるので、
トンネル躯体17の工事、特にその基礎を構築する際に
溶接の火花がとんだり、鉄筋が当たったり、躯体コンク
リート打設時の打設圧が作用したり、骨材が接触したり
した場合であっても、上述したと同様に、シート本体2
は、可撓性防護層3によって防護されることとなり、か
くしてシート本体2の損傷、ひいてはトンネル内への漏
水が未然に防止される。
て、トンネル躯体17の基礎が構築される予定位置の下
方にトンネル用複合防水シート1を敷設してあるので、
トンネル躯体17の工事、特にその基礎を構築する際に
溶接の火花がとんだり、鉄筋が当たったり、躯体コンク
リート打設時の打設圧が作用したり、骨材が接触したり
した場合であっても、上述したと同様に、シート本体2
は、可撓性防護層3によって防護されることとなり、か
くしてシート本体2の損傷、ひいてはトンネル内への漏
水が未然に防止される。
【0034】以上説明したように、本実施形態に係るト
ンネル用複合防水シート1によれば、防水性を有するシ
ート本体2に該シート本体の損傷を防護可能な可撓性防
護層3を積層したので、トンネル抗内13又は開削溝1
6内には可撓性防護層3が露出することとなり、シート
本体2は可撓性防護層3によって防護される。したがっ
て、施工時におけるシート本体2の損傷、ひいてはトン
ネル内への漏水を未然に防止することが可能となる。
ンネル用複合防水シート1によれば、防水性を有するシ
ート本体2に該シート本体の損傷を防護可能な可撓性防
護層3を積層したので、トンネル抗内13又は開削溝1
6内には可撓性防護層3が露出することとなり、シート
本体2は可撓性防護層3によって防護される。したがっ
て、施工時におけるシート本体2の損傷、ひいてはトン
ネル内への漏水を未然に防止することが可能となる。
【0035】本実施形態では、シート本体2の一方の面
にのみ可撓性防護層3を積層した2層構造のトンネル用
複合防水シート1としたが、図4に示すように、シート
本体2の両面に可撓性防護層3、3を積層した3層構造
のトンネル用複合防水シート21としてもかまわない。
にのみ可撓性防護層3を積層した2層構造のトンネル用
複合防水シート1としたが、図4に示すように、シート
本体2の両面に可撓性防護層3、3を積層した3層構造
のトンネル用複合防水シート21としてもかまわない。
【0036】かかる場合においては、シート本体2の両
面を損傷から防護することが可能となるとともに、トン
ネル用複合防水シート21を取り付けるときに表裏を区
別する必要がないので、作業性が向上する。
面を損傷から防護することが可能となるとともに、トン
ネル用複合防水シート21を取り付けるときに表裏を区
別する必要がないので、作業性が向上する。
【0037】また、本実施形態では、母材である樹脂シ
ートに炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の繊維を
混入してなる硬質被膜シートで可撓性防護層3を構成す
るようにしたが、これに代えて、図5に示すように母材
である樹脂シート33の表面に鋼線をメッシュ状に配設
した網目体32が取り付けられてなる硬質被膜シートで
可撓性保護層34を構成したトンネル用複合防水シート
31を採用してもよい。
ートに炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の繊維を
混入してなる硬質被膜シートで可撓性防護層3を構成す
るようにしたが、これに代えて、図5に示すように母材
である樹脂シート33の表面に鋼線をメッシュ状に配設
した網目体32が取り付けられてなる硬質被膜シートで
可撓性保護層34を構成したトンネル用複合防水シート
31を採用してもよい。
【0038】また、本実施形態では、トンネル用複合防
水シート1を山岳トンネル工法、シールドトンネル工法
又は開削トンネル工法で使用する場合について説明した
が、本発明に係るトンネル用複合防水シート1をどのよ
うなトンネルに適用するかは任意であり、例えば、沈埋
トンネル工法や推進工法等の工法によって施工されるト
ンネルに用いてもかまわない。
水シート1を山岳トンネル工法、シールドトンネル工法
又は開削トンネル工法で使用する場合について説明した
が、本発明に係るトンネル用複合防水シート1をどのよ
うなトンネルに適用するかは任意であり、例えば、沈埋
トンネル工法や推進工法等の工法によって施工されるト
ンネルに用いてもかまわない。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るトンネ
ル用複合防水シートによれば、防水性を有するシート本
体に該シート本体の損傷を防護可能な可撓性防護層を積
層したので、トンネル抗内又は開削溝内には可撓性防護
層が露出することとなり、シート本体は可撓性防護層に
よって防護される。したがって、施工時におけるシート
本体の損傷、ひいてはトンネル内への漏水を未然に防止
することが可能となる。
ル用複合防水シートによれば、防水性を有するシート本
体に該シート本体の損傷を防護可能な可撓性防護層を積
層したので、トンネル抗内又は開削溝内には可撓性防護
層が露出することとなり、シート本体は可撓性防護層に
よって防護される。したがって、施工時におけるシート
本体の損傷、ひいてはトンネル内への漏水を未然に防止
することが可能となる。
【0040】
【図1】本実施形態に係るトンネル用複合防水シートを
示した図で、(a)は斜視図、(b)は断面図。
示した図で、(a)は斜視図、(b)は断面図。
【図2】本実施形態に係るトンネル用複合防水シートの
作用を示した断面図。
作用を示した断面図。
【図3】同じく本実施形態に係るトンネル用複合防水シ
ートの作用を示した断面図。
ートの作用を示した断面図。
【図4】本実施形態の変形例に係るトンネル用複合防水
シートを示した図で、(a)は斜視図、(b)は断面図。
シートを示した図で、(a)は斜視図、(b)は断面図。
【図5】本実施形態の変形例に係るトンネル用複合防水
シートを示した斜視図。
シートを示した斜視図。
1、21、31 トンネル用複合防水シー
ト 2 シート本体 3、34 可撓性防護層 32 網目体
ト 2 シート本体 3、34 可撓性防護層 32 網目体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守屋 洋一 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 近藤 由也 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 吉田 公宏 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 Fターム(参考) 2D055 BA01 BA04 BA05 BA07 CA02 DB00 HA01 HA02 LA02
Claims (4)
- 【請求項1】 防水性を有するシート本体に該シート本
体の損傷を防護可能な可撓性防護層を積層してなること
を特徴とするトンネル用複合防水シート。 - 【請求項2】 前記可撓性防護層を前記シート本体の両
面に積層した請求項1記載のトンネル用複合防水シー
ト。 - 【請求項3】 前記可撓性防護層を、炭素繊維、ガラス
繊維、アラミド繊維等の繊維が混入されてなる硬質被膜
シートで構成した請求項1記載のトンネル用複合防水シ
ート。 - 【請求項4】 前記可撓性防護層を、鋼線をメッシュ状
に配設した網目体が埋設又は表面に取り付けられてなる
硬質被膜シートで構成した請求項1記載のトンネル用複
合防水シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001039413A JP2002242598A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | トンネル用複合防水シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001039413A JP2002242598A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | トンネル用複合防水シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002242598A true JP2002242598A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18902204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001039413A Pending JP2002242598A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | トンネル用複合防水シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002242598A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006241800A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Japan Railway Construction Transport & Technology Agency | トンネル施工方法 |
| KR100819822B1 (ko) | 2006-10-18 | 2008-04-07 | 연일화섬공업(주) | 복합 방수시트를 이용한 터널의 방수공법 |
| CN109083199A (zh) * | 2018-09-30 | 2018-12-25 | 广西壮族自治区城乡规划设计院 | 一种综合管廊及其箱体防水结构 |
| JP2019143380A (ja) * | 2018-02-21 | 2019-08-29 | テクノプロ株式会社 | ドレーンマットの破損防止方法及び防弾シート一体型ドレーンマット |
-
2001
- 2001-02-16 JP JP2001039413A patent/JP2002242598A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006241800A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Japan Railway Construction Transport & Technology Agency | トンネル施工方法 |
| KR100819822B1 (ko) | 2006-10-18 | 2008-04-07 | 연일화섬공업(주) | 복합 방수시트를 이용한 터널의 방수공법 |
| JP2019143380A (ja) * | 2018-02-21 | 2019-08-29 | テクノプロ株式会社 | ドレーンマットの破損防止方法及び防弾シート一体型ドレーンマット |
| JP7142282B2 (ja) | 2018-02-21 | 2022-09-27 | テクノプロ株式会社 | ドレーンマットの破損防止方法及び防弾シート一体型ドレーンマット |
| CN109083199A (zh) * | 2018-09-30 | 2018-12-25 | 广西壮族自治区城乡规划设计院 | 一种综合管廊及其箱体防水结构 |
| CN109083199B (zh) * | 2018-09-30 | 2023-10-27 | 广西壮族自治区城乡规划设计院 | 一种综合管廊及其箱体防水结构 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051118 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051128 |
|
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