JP2002242405A - 外壁施工構造及び接合柄板 - Google Patents
外壁施工構造及び接合柄板Info
- Publication number
- JP2002242405A JP2002242405A JP2001035645A JP2001035645A JP2002242405A JP 2002242405 A JP2002242405 A JP 2002242405A JP 2001035645 A JP2001035645 A JP 2001035645A JP 2001035645 A JP2001035645 A JP 2001035645A JP 2002242405 A JP2002242405 A JP 2002242405A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- plate
- joint pattern
- joint
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 接合目地部が目立たず,意匠面の柄模様が連
続して表出され,かつ安価な外壁施工構造及びこれに用
いる接合柄板を提供すること。 【解決手段】 意匠面21に柄模様を有する外壁板2を
上下左右に接合してなる外壁施工構造1。外壁施工構造
1は,左右に隣り合う外壁板2が直接接合されている部
分と,左右に隣り合う外壁板2が接合柄板3を介して接
合されている部分とを有する。接合柄板3の左側の外壁
板2は右辺23に,右側の外壁板2は左辺22に,それ
ぞれ突出部24を有している。接合柄板3は,基部35
と,その前方において基部35よりも左右幅の大きい前
部34とを有し,左右の外壁板2と同等の上下幅を有す
る。接合柄板3は,基部35を左右の外壁板2の突出部
24の間に配置し,前部34を突出部24の前面242
に配置して施工されている。
続して表出され,かつ安価な外壁施工構造及びこれに用
いる接合柄板を提供すること。 【解決手段】 意匠面21に柄模様を有する外壁板2を
上下左右に接合してなる外壁施工構造1。外壁施工構造
1は,左右に隣り合う外壁板2が直接接合されている部
分と,左右に隣り合う外壁板2が接合柄板3を介して接
合されている部分とを有する。接合柄板3の左側の外壁
板2は右辺23に,右側の外壁板2は左辺22に,それ
ぞれ突出部24を有している。接合柄板3は,基部35
と,その前方において基部35よりも左右幅の大きい前
部34とを有し,左右の外壁板2と同等の上下幅を有す
る。接合柄板3は,基部35を左右の外壁板2の突出部
24の間に配置し,前部34を突出部24の前面242
に配置して施工されている。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は,意匠面に柄模様を有する外壁板
を上下左右に接合して施工してなる外壁施工構造及びこ
れに用いる接合柄板に関する。
を上下左右に接合して施工してなる外壁施工構造及びこ
れに用いる接合柄板に関する。
【0002】
【従来技術】従来より,図14,図15に示すごとく,
意匠面91に柄模様を有する外壁板9を上下左右に接合
してなる外壁施工構造8がある。上記外壁板9は矩形状
の意匠面91を有し,該意匠面91にレンガ積みやタイ
ル張りその他のバリエーションの柄模様を形成してな
る。
意匠面91に柄模様を有する外壁板9を上下左右に接合
してなる外壁施工構造8がある。上記外壁板9は矩形状
の意匠面91を有し,該意匠面91にレンガ積みやタイ
ル張りその他のバリエーションの柄模様を形成してな
る。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の外
壁施工構造8は,同寸法の矩形状の外壁板9を上下左右
に接合してなるため,図14,図15に示すごとく,上
記外壁板9の左辺及び右辺が揃って施工される。それ
故,左右に隣り合う外壁板9の間に形成される接合目地
部82は,図15に示すごとく,上記外壁施工構造8の
上端から下端にかけて,上下方向に連続する。また,上
下に隣り合う外壁板9の間に形成される接合目地部82
0も,同様に,外壁施工構造8の左端から右端にかけ
て,左右方向に連続する。
壁施工構造8は,同寸法の矩形状の外壁板9を上下左右
に接合してなるため,図14,図15に示すごとく,上
記外壁板9の左辺及び右辺が揃って施工される。それ
故,左右に隣り合う外壁板9の間に形成される接合目地
部82は,図15に示すごとく,上記外壁施工構造8の
上端から下端にかけて,上下方向に連続する。また,上
下に隣り合う外壁板9の間に形成される接合目地部82
0も,同様に,外壁施工構造8の左端から右端にかけ
て,左右方向に連続する。
【0004】上記外壁施工構造8の上下方向に連続的に
形成される上記接合目地部82は,目立ちやすく,この
部分で左右の外壁板9の意匠面91の柄模様が分断され
てしまう。それ故,外壁施工構造8全体の意匠面81と
して違和感が生じ,外観意匠性が低下するおそれがあ
る。
形成される上記接合目地部82は,目立ちやすく,この
部分で左右の外壁板9の意匠面91の柄模様が分断され
てしまう。それ故,外壁施工構造8全体の意匠面81と
して違和感が生じ,外観意匠性が低下するおそれがあ
る。
【0005】一方,例えば,特開2000−12988
6号公報に開示されているような,接合部分に特殊な形
状を有する外壁板を使用して外壁施工構造を得ることに
より,上記の「直線的な接合目地部による柄模様の分
断」という問題を解決する方法もある。しかし,この方
法による場合には,外壁板の作製が複雑になり,製造コ
ストが大幅に高くなるという問題がある。
6号公報に開示されているような,接合部分に特殊な形
状を有する外壁板を使用して外壁施工構造を得ることに
より,上記の「直線的な接合目地部による柄模様の分
断」という問題を解決する方法もある。しかし,この方
法による場合には,外壁板の作製が複雑になり,製造コ
ストが大幅に高くなるという問題がある。
【0006】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,接合目地部が目立たず,意匠面の柄模様
が連続して表出され,かつ安価に構築することが可能な
外壁施工構造及びこれに用いる接合柄板を提供しようと
するものである。
されたもので,接合目地部が目立たず,意匠面の柄模様
が連続して表出され,かつ安価に構築することが可能な
外壁施工構造及びこれに用いる接合柄板を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,意匠面に
柄模様を有する外壁板を上下左右に接合してなる外壁施
工構造において,該外壁施工構造は,左右に隣り合う上
記外壁板が直接接合されている部分と,左右に隣り合う
上記外壁板が,意匠面に柄模様を有する接合柄板を介し
て接合されている部分とを有し,該接合柄板の左側の外
壁板は右辺に,右側の外壁板は左辺に,それぞれ上記意
匠面から後退した位置に突出部を有しており,上記接合
柄板は,基部と,該基部の前方において該基部よりも左
右幅の大きい前部とを有し,また,左右の上記外壁板と
同等の上下幅を有し,かつ,上記接合柄板は,上記基部
を上記左右の外壁板の突出部の間に配置し,上記前部を
上記突出部の前面に配置して施工されていることを特徴
とする外壁施工構造にある。
柄模様を有する外壁板を上下左右に接合してなる外壁施
工構造において,該外壁施工構造は,左右に隣り合う上
記外壁板が直接接合されている部分と,左右に隣り合う
上記外壁板が,意匠面に柄模様を有する接合柄板を介し
て接合されている部分とを有し,該接合柄板の左側の外
壁板は右辺に,右側の外壁板は左辺に,それぞれ上記意
匠面から後退した位置に突出部を有しており,上記接合
柄板は,基部と,該基部の前方において該基部よりも左
右幅の大きい前部とを有し,また,左右の上記外壁板と
同等の上下幅を有し,かつ,上記接合柄板は,上記基部
を上記左右の外壁板の突出部の間に配置し,上記前部を
上記突出部の前面に配置して施工されていることを特徴
とする外壁施工構造にある。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,左
右に隣り合う上記外壁板が直接接合されている部分と,
左右に隣り合う上記外壁板が上記接合柄板を介して接合
されている部分とが,上記外壁施工構造に存在すること
である(図2参照)。なお,本明細書においては,上記
外壁板や接合柄板等の意匠面側を「前」,その反対側を
「後」と表現する。
右に隣り合う上記外壁板が直接接合されている部分と,
左右に隣り合う上記外壁板が上記接合柄板を介して接合
されている部分とが,上記外壁施工構造に存在すること
である(図2参照)。なお,本明細書においては,上記
外壁板や接合柄板等の意匠面側を「前」,その反対側を
「後」と表現する。
【0009】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記外壁施工構造は,左右に隣り合う外壁板が直接接合
されている部分と,左右に隣り合う外壁板が接合柄板を
介して接合されている部分とを有する。そのため,上下
方向に配置されている外壁板の左辺及び右辺が揃うこと
を防ぐことができる。それ故,左右に隣り合う外壁板の
間に形成される接合目地部が,上記外壁施工構造の上端
から下端にかけて,上下方向に連続することを防ぐこと
ができる。これにより,上記外壁施工構造の意匠面が,
上記接合目地部によって,上端から下端にかけて直線的
に左右に分断されず,柄模様が連続して表出される。
上記外壁施工構造は,左右に隣り合う外壁板が直接接合
されている部分と,左右に隣り合う外壁板が接合柄板を
介して接合されている部分とを有する。そのため,上下
方向に配置されている外壁板の左辺及び右辺が揃うこと
を防ぐことができる。それ故,左右に隣り合う外壁板の
間に形成される接合目地部が,上記外壁施工構造の上端
から下端にかけて,上下方向に連続することを防ぐこと
ができる。これにより,上記外壁施工構造の意匠面が,
上記接合目地部によって,上端から下端にかけて直線的
に左右に分断されず,柄模様が連続して表出される。
【0010】また,上記接合柄板は,上記基部を上記左
右の外壁板の突出部の間に配置し,上記前部を上記突出
部の前面に配置して施工されている。そのため,上記接
合柄板は,左右の外壁板の間に,安定して施工すること
ができる。また,上記接合柄板は,左右の上記外壁板と
同等の上下幅を有しているため,上下に配される外壁板
又は他の接合柄板と接合することができ,安定して施工
することができる。また,上記接合柄板は,他の外壁板
と同様に,例えば留め付け金具等により下地材に固定す
ることもできるため,接着剤等を用いることなく,安定
して施工することができる。また,上記接合柄板の左右
の外壁板は,右辺又は左辺に上記突出部を有すればよ
く,特に複雑な形状に形成する必要がない。それ故,上
記外壁施工構造を安価に得ることができる。
右の外壁板の突出部の間に配置し,上記前部を上記突出
部の前面に配置して施工されている。そのため,上記接
合柄板は,左右の外壁板の間に,安定して施工すること
ができる。また,上記接合柄板は,左右の上記外壁板と
同等の上下幅を有しているため,上下に配される外壁板
又は他の接合柄板と接合することができ,安定して施工
することができる。また,上記接合柄板は,他の外壁板
と同様に,例えば留め付け金具等により下地材に固定す
ることもできるため,接着剤等を用いることなく,安定
して施工することができる。また,上記接合柄板の左右
の外壁板は,右辺又は左辺に上記突出部を有すればよ
く,特に複雑な形状に形成する必要がない。それ故,上
記外壁施工構造を安価に得ることができる。
【0011】以上のごとく,本発明によれば,意匠面の
柄模様が連続して表出され,かつ安価に構築することが
可能な外壁施工構造を提供することができる。
柄模様が連続して表出され,かつ安価に構築することが
可能な外壁施工構造を提供することができる。
【0012】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記接合柄板は,上記基部の後方において該基部よりも左
右幅の大きい後部を有し,上記前部と上記後部との間に
形成される溝部に,上記外壁板の突出部が嵌入している
ことが好ましい。これにより,上記接合柄板と左右の外
壁板とを,より安定して接合することができる。
記接合柄板は,上記基部の後方において該基部よりも左
右幅の大きい後部を有し,上記前部と上記後部との間に
形成される溝部に,上記外壁板の突出部が嵌入している
ことが好ましい。これにより,上記接合柄板と左右の外
壁板とを,より安定して接合することができる。
【0013】次に,請求項3に記載の発明のように,意
匠面に柄模様を有する外壁板を上下左右に接合してなる
外壁施工構造において,該外壁施工構造は,上下に隣り
合う上記外壁板が直接接合されている部分と,上下に隣
り合う上記外壁板が,意匠面に柄模様を有する接合柄板
を介して接合されている部分とを有し,該接合柄板の上
側の外壁板は下辺に,下側の外壁板は上辺に,それぞれ
上記意匠面から後退した位置に突出部を有しており,上
記接合柄板は,基部と,該基部の前方において該基部よ
りも上下幅の大きい前部とを有し,また,上下の上記外
壁板と同等の左右幅を有し,かつ,上記接合柄板は,上
記基部を上記上下の外壁板の突出部の間に配置し,上記
前部を上記突出部の前面に配置して施工されていること
が好ましい。
匠面に柄模様を有する外壁板を上下左右に接合してなる
外壁施工構造において,該外壁施工構造は,上下に隣り
合う上記外壁板が直接接合されている部分と,上下に隣
り合う上記外壁板が,意匠面に柄模様を有する接合柄板
を介して接合されている部分とを有し,該接合柄板の上
側の外壁板は下辺に,下側の外壁板は上辺に,それぞれ
上記意匠面から後退した位置に突出部を有しており,上
記接合柄板は,基部と,該基部の前方において該基部よ
りも上下幅の大きい前部とを有し,また,上下の上記外
壁板と同等の左右幅を有し,かつ,上記接合柄板は,上
記基部を上記上下の外壁板の突出部の間に配置し,上記
前部を上記突出部の前面に配置して施工されていること
が好ましい。
【0014】これにより,上下の外壁板の間に形成され
る接合目地部が,外壁施工構造の左端から右端にかけて
直線的に形成されることを防ぐことができる。これによ
り,上記外壁施工構造の意匠面が,上記接合目地部によ
って,直線的に上下に分断されず,柄模様が上下に連続
して表出される。
る接合目地部が,外壁施工構造の左端から右端にかけて
直線的に形成されることを防ぐことができる。これによ
り,上記外壁施工構造の意匠面が,上記接合目地部によ
って,直線的に上下に分断されず,柄模様が上下に連続
して表出される。
【0015】また,上記請求項1の発明と同様に,上記
接合柄板を安定して施工することができると共に,上記
外壁施工構造を安価に得ることができる。以上のごと
く,本発明によれば,意匠面の柄模様が連続して表出さ
れ,かつ安価に構築することが可能な外壁施工構造を提
供することができる。
接合柄板を安定して施工することができると共に,上記
外壁施工構造を安価に得ることができる。以上のごと
く,本発明によれば,意匠面の柄模様が連続して表出さ
れ,かつ安価に構築することが可能な外壁施工構造を提
供することができる。
【0016】次に,請求項4に記載の発明のように,上
記接合柄板は,上記基部の後方において該基部よりも上
下幅の大きい後部を有し,上記前部と上記後部との間に
形成される溝部に,上記外壁板の突出部が嵌入している
ことが好ましい。これにより,上記接合柄板と左右の外
壁板とを,より安定して接合することができる。
記接合柄板は,上記基部の後方において該基部よりも上
下幅の大きい後部を有し,上記前部と上記後部との間に
形成される溝部に,上記外壁板の突出部が嵌入している
ことが好ましい。これにより,上記接合柄板と左右の外
壁板とを,より安定して接合することができる。
【0017】次に,請求項5に記載の発明のように,上
記外壁板と上記接合柄板との接合部分には,弾性シール
部材が上記外壁板及び上記接合柄板の裏側面に密着する
ように配設されていることが好ましい。これにより,上
記外壁板と接合柄板との接合部分からの浸水を防ぐこと
ができる。それ故,耐久性に優れた外壁施工構造を得る
ことができる。上記弾性シール部材としては,例えば,
エチレンゴムやEPDM(エチレン・プロピレンゴム)
等からなるゴム発泡体,或いはポリエチレン等の合成樹
脂発泡体等がある。
記外壁板と上記接合柄板との接合部分には,弾性シール
部材が上記外壁板及び上記接合柄板の裏側面に密着する
ように配設されていることが好ましい。これにより,上
記外壁板と接合柄板との接合部分からの浸水を防ぐこと
ができる。それ故,耐久性に優れた外壁施工構造を得る
ことができる。上記弾性シール部材としては,例えば,
エチレンゴムやEPDM(エチレン・プロピレンゴム)
等からなるゴム発泡体,或いはポリエチレン等の合成樹
脂発泡体等がある。
【0018】次に,請求項6に記載の発明のように,左
右の外壁板の間に配設される接合柄板であって,該接合
柄板は,意匠面に柄模様を有すると共に左右の外壁板と
同等の上下幅を有し,かつ,基部と,該基部の前方にお
いて該基部よりも左右幅の大きい前部とを有することを
特徴とする接合柄板がある。
右の外壁板の間に配設される接合柄板であって,該接合
柄板は,意匠面に柄模様を有すると共に左右の外壁板と
同等の上下幅を有し,かつ,基部と,該基部の前方にお
いて該基部よりも左右幅の大きい前部とを有することを
特徴とする接合柄板がある。
【0019】上記接合柄板は,左右の上記外壁板と同等
の上下幅を有しているため,上下に配される外壁板又は
他の接合柄板とも接合することができ,安定して施工す
ることができる。また,上記接合柄板は,他の外壁板と
同様に,例えば留め付け金具等により下地材に固定する
こともできるため,接着剤等を用いることなく,安定し
て施工することができる。
の上下幅を有しているため,上下に配される外壁板又は
他の接合柄板とも接合することができ,安定して施工す
ることができる。また,上記接合柄板は,他の外壁板と
同様に,例えば留め付け金具等により下地材に固定する
こともできるため,接着剤等を用いることなく,安定し
て施工することができる。
【0020】また,上記接合柄板の左右の外壁板は,右
辺又は左辺に上記突出部を有すればよく,特に複雑な形
状に形成する必要がない。それ故,上記外壁板を安価に
得ることができる。
辺又は左辺に上記突出部を有すればよく,特に複雑な形
状に形成する必要がない。それ故,上記外壁板を安価に
得ることができる。
【0021】次に,請求項7に記載の発明のように,上
下の外壁板の間に配設される接合柄板であって,該接合
柄板は,意匠面に柄模様を有すると共に上下の外壁板と
同等の左右幅を有し,かつ,基部と,該基部の前方にお
いて該基部よりも上下幅の大きい前部とを有することを
特徴とする接合柄板がある。上記接合柄板は,上下の上
記外壁板と同等の左右幅を有しているため,左右に配さ
れる外壁板又は他の接合柄板とも接合することができ,
安定して施工することができる。
下の外壁板の間に配設される接合柄板であって,該接合
柄板は,意匠面に柄模様を有すると共に上下の外壁板と
同等の左右幅を有し,かつ,基部と,該基部の前方にお
いて該基部よりも上下幅の大きい前部とを有することを
特徴とする接合柄板がある。上記接合柄板は,上下の上
記外壁板と同等の左右幅を有しているため,左右に配さ
れる外壁板又は他の接合柄板とも接合することができ,
安定して施工することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる外壁施工構造及び接合柄板
につき,図1〜図10を用いて説明する。なお,図3,
図6〜図10においては,下地材である胴縁41,留め
付け金具5,弾性シール部材44等(図4参照)は省略
してある。また,図3,図4,図10は,外壁施工構造
1等の水平断面図,図5は,外壁施工構造1の垂直断面
図である。
につき,図1〜図10を用いて説明する。なお,図3,
図6〜図10においては,下地材である胴縁41,留め
付け金具5,弾性シール部材44等(図4参照)は省略
してある。また,図3,図4,図10は,外壁施工構造
1等の水平断面図,図5は,外壁施工構造1の垂直断面
図である。
【0023】本例の外壁施工構造1は,図1に示すごと
く,意匠面21に柄模様を有する外壁板2を上下左右に
接合してなる。該外壁施工構造1は,図2に示すごと
く,左右に隣り合う上記外壁板2が直接接合されている
部分と,左右に隣り合う上記外壁板2が,意匠面31に
柄模様を有する接合柄板3を介して接合されている部分
とを有する。
く,意匠面21に柄模様を有する外壁板2を上下左右に
接合してなる。該外壁施工構造1は,図2に示すごと
く,左右に隣り合う上記外壁板2が直接接合されている
部分と,左右に隣り合う上記外壁板2が,意匠面31に
柄模様を有する接合柄板3を介して接合されている部分
とを有する。
【0024】図3(A),(B)に示すごとく,該接合
柄板3の左側の外壁板2aは右辺23に,右側の外壁板
2bは左辺22に,それぞれ上記意匠面21から後退し
た位置に突出部24を有している。図3,図6(B)に
示すごとく,上記接合柄板3は,基部35と,該基部3
5の前方において該基部35よりも左右幅の大きい前部
34とを有する。また,上記接合柄板3は,左右の上記
外壁板2と同等の上下幅を有する。また,図3(A),
(B)に示すごとく,上記接合柄板3は,上記基部35
を上記左右の外壁板2の突出部24の間に配置し,上記
前部34を上記突出部24の前面242に配置して施工
されている。
柄板3の左側の外壁板2aは右辺23に,右側の外壁板
2bは左辺22に,それぞれ上記意匠面21から後退し
た位置に突出部24を有している。図3,図6(B)に
示すごとく,上記接合柄板3は,基部35と,該基部3
5の前方において該基部35よりも左右幅の大きい前部
34とを有する。また,上記接合柄板3は,左右の上記
外壁板2と同等の上下幅を有する。また,図3(A),
(B)に示すごとく,上記接合柄板3は,上記基部35
を上記左右の外壁板2の突出部24の間に配置し,上記
前部34を上記突出部24の前面242に配置して施工
されている。
【0025】上記外壁板2は,図1,図6(A)に示す
ごとく,意匠面21に溝部211を形成してなる窯業系
の外壁板であり,成形エンボス加工と切削加工により製
造される。また,上記接合柄板3も,図1,図6(B)
に示すごとく,意匠面31に溝部311を形成してな
り,上記外壁板2と同様の製造方法により製造される,
矩形状の窯業系の板である。また,図3に示すごとく,
上記外壁板2の突出部24は,上記接合柄板3の前部3
4の厚み分だけ上記意匠面21から後退して形成されて
いる。
ごとく,意匠面21に溝部211を形成してなる窯業系
の外壁板であり,成形エンボス加工と切削加工により製
造される。また,上記接合柄板3も,図1,図6(B)
に示すごとく,意匠面31に溝部311を形成してな
り,上記外壁板2と同様の製造方法により製造される,
矩形状の窯業系の板である。また,図3に示すごとく,
上記外壁板2の突出部24は,上記接合柄板3の前部3
4の厚み分だけ上記意匠面21から後退して形成されて
いる。
【0026】そして,上記外壁板2の意匠面21と上記
接合柄板3の意匠面31とは,同様の色調,質感等を有
する柄模様を形成してなる。また,図1に示すごとく,
上記接合柄板3を左右の外壁板2の間に配置したとき,
上記溝部211と溝部311とは一体化するよう構成さ
れている。
接合柄板3の意匠面31とは,同様の色調,質感等を有
する柄模様を形成してなる。また,図1に示すごとく,
上記接合柄板3を左右の外壁板2の間に配置したとき,
上記溝部211と溝部311とは一体化するよう構成さ
れている。
【0027】また,図4に示すごとく,上記外壁板2と
上記接合柄板3との接合部分13には,弾性シール部材
44が上記外壁板2及び上記接合柄板3の裏側面26,
36に密着するように配設されている。
上記接合柄板3との接合部分13には,弾性シール部材
44が上記外壁板2及び上記接合柄板3の裏側面26,
36に密着するように配設されている。
【0028】即ち,図5に示すごとく,上記外壁板2
は,留め付け金具5を用いて下地材である胴縁41に固
定してある。そして該胴縁41には,図4に示すごと
く,上記弾性シール部材44が接着剤43によって接着
されている。そして,上記接合柄板3の基部35と上記
外壁板2との接合部分13に,裏側面26,36から上
記弾性シール部材44が押圧されて密着している。ま
た,上記弾性シール部材44は,EPDM(エチレン・
プロピレンゴム)等からなるゴム発泡体である。
は,留め付け金具5を用いて下地材である胴縁41に固
定してある。そして該胴縁41には,図4に示すごと
く,上記弾性シール部材44が接着剤43によって接着
されている。そして,上記接合柄板3の基部35と上記
外壁板2との接合部分13に,裏側面26,36から上
記弾性シール部材44が押圧されて密着している。ま
た,上記弾性シール部材44は,EPDM(エチレン・
プロピレンゴム)等からなるゴム発泡体である。
【0029】また,上記接合柄板3も,図5に示すごと
く,留め付け金具5によって胴縁41に固定してある。
即ち,上記留め付け金具5は,上記胴縁41にビス42
により固定されていると共に,図2に示すごとく,上下
左右の外壁板2と接合柄板3にまたがるように配置され
ている。
く,留め付け金具5によって胴縁41に固定してある。
即ち,上記留め付け金具5は,上記胴縁41にビス42
により固定されていると共に,図2に示すごとく,上下
左右の外壁板2と接合柄板3にまたがるように配置され
ている。
【0030】上記留め付け金具5は,図5に示すごと
く,外壁板2の裏側面26に当接する基板部51と,該
基板部51から前方に立設された支承部52と,該支承
部52から斜め上方へ屈曲した上板係止部53と,上記
支承部52から斜め下方へ屈曲した下板係止部54とを
有する。上記留め付け金具5は,図5に示すごとく,上
記下板係止部54を下側の外壁板2及び接合柄板3の上
辺部271,371(図6)に係止させ,上記支承部5
2によって,上側の外壁板2及び接合柄板3を支承する
と共に,上記上板係止部53を上側の外壁板2及び接合
柄板3の下辺部272,372(図6)に係止させてい
る。
く,外壁板2の裏側面26に当接する基板部51と,該
基板部51から前方に立設された支承部52と,該支承
部52から斜め上方へ屈曲した上板係止部53と,上記
支承部52から斜め下方へ屈曲した下板係止部54とを
有する。上記留め付け金具5は,図5に示すごとく,上
記下板係止部54を下側の外壁板2及び接合柄板3の上
辺部271,371(図6)に係止させ,上記支承部5
2によって,上側の外壁板2及び接合柄板3を支承する
と共に,上記上板係止部53を上側の外壁板2及び接合
柄板3の下辺部272,372(図6)に係止させてい
る。
【0031】上記外壁板2及び接合柄板3は共に,図6
(A),(B)に示すごとく,上記上辺部271,37
1に,下実273,373を有し,下辺部272,37
2に上実274,374を有する。そして,図5に示す
ごとく,上記外壁板2及び接合柄板3は,その上実27
4,374を下側に配される外壁板2及び接合柄板3の
下実273,373に被せるようにして上下合決り接合
してある。また,上記接合柄板3は,左右の外壁板2
a,2bのいずれにも,接着されていない。
(A),(B)に示すごとく,上記上辺部271,37
1に,下実273,373を有し,下辺部272,37
2に上実274,374を有する。そして,図5に示す
ごとく,上記外壁板2及び接合柄板3は,その上実27
4,374を下側に配される外壁板2及び接合柄板3の
下実273,373に被せるようにして上下合決り接合
してある。また,上記接合柄板3は,左右の外壁板2
a,2bのいずれにも,接着されていない。
【0032】上記外壁施工構造1を施工するに当って
は,図7,図8,図10(A),(B)に示すごとく,
下地材としての胴縁41(図4参照)に配置された左側
の外壁板2aに,右方から上記接合柄板3を接合する。
即ち,上記外壁板2aの突出部24の前面242に上記
接合柄板3の前部34を被せ,上記突出部24の先端面
241に上記接合柄板3の基部35の側壁351を対向
させる。
は,図7,図8,図10(A),(B)に示すごとく,
下地材としての胴縁41(図4参照)に配置された左側
の外壁板2aに,右方から上記接合柄板3を接合する。
即ち,上記外壁板2aの突出部24の前面242に上記
接合柄板3の前部34を被せ,上記突出部24の先端面
241に上記接合柄板3の基部35の側壁351を対向
させる。
【0033】そして,上記接合柄板3の下辺部372
を,図5に示すごとく,上記胴縁41に固定された留め
付け金具5の支承部52に支承させると共に上板係止部
53に係止させる。また,図8に示すごとく,上記外壁
板2aの右上角部と上記接合柄板3の左上角部に,上記
留め付け金具5を固定する。このとき,図5に示すごと
く,上記外壁板2の上辺部271と上記接合柄板3の上
辺部371を,上記留め付け金具5の下板係止部54に
係止させる。
を,図5に示すごとく,上記胴縁41に固定された留め
付け金具5の支承部52に支承させると共に上板係止部
53に係止させる。また,図8に示すごとく,上記外壁
板2aの右上角部と上記接合柄板3の左上角部に,上記
留め付け金具5を固定する。このとき,図5に示すごと
く,上記外壁板2の上辺部271と上記接合柄板3の上
辺部371を,上記留め付け金具5の下板係止部54に
係止させる。
【0034】次いで,図8,図9,図10(B),
(C)に示すごとく,右側の外壁板2bを,右方からス
ライドさせるようにして,上記接合柄板3に突き合わせ
接合する。即ち,該接合柄板3を,左側の外壁板2aと
右側の外壁板2bとにより挟みこむようにして,上記外
壁板2bを配設する。ただし,左右の外壁板2a,2b
は,上記接合柄板3と接着させない。
(C)に示すごとく,右側の外壁板2bを,右方からス
ライドさせるようにして,上記接合柄板3に突き合わせ
接合する。即ち,該接合柄板3を,左側の外壁板2aと
右側の外壁板2bとにより挟みこむようにして,上記外
壁板2bを配設する。ただし,左右の外壁板2a,2b
は,上記接合柄板3と接着させない。
【0035】そして,上記外壁板2bの下辺部272
を,図5に示すごとく,上記胴縁41に固定された留め
付け金具5の支承部52に支承させると共に上板係止部
53に係止させる。また,図9に示すごとく,上記外壁
板2bの左上角部と上記接合柄板3の右上角部に,上記
留め付け金具5を固定する。このとき,図5に示すごと
く,上記外壁板2の上辺部271と上記接合柄板3の上
辺部371を,上記留め付け金具5の下板係止部54に
係止させる。
を,図5に示すごとく,上記胴縁41に固定された留め
付け金具5の支承部52に支承させると共に上板係止部
53に係止させる。また,図9に示すごとく,上記外壁
板2bの左上角部と上記接合柄板3の右上角部に,上記
留め付け金具5を固定する。このとき,図5に示すごと
く,上記外壁板2の上辺部271と上記接合柄板3の上
辺部371を,上記留め付け金具5の下板係止部54に
係止させる。
【0036】次に,本例の作用効果につき説明する。上
記外壁施工構造1は,図2に示すごとく,左右に隣り合
う外壁板2が直接接合されている部分と,左右に隣り合
う外壁板2が接合柄板3を介して接合されている部分と
を有する。
記外壁施工構造1は,図2に示すごとく,左右に隣り合
う外壁板2が直接接合されている部分と,左右に隣り合
う外壁板2が接合柄板3を介して接合されている部分と
を有する。
【0037】そのため,上下方向に配置されている外壁
板2の左辺22及び右辺23が揃うことを防ぐことがで
きる。それ故,左右に隣り合う外壁板2の間に形成され
る接合目地部12が,上記外壁施工構造1の上端から下
端にかけて,上下方向に連続することを防ぐことができ
る。これにより,上記外壁施工構造1の意匠面11が,
上記接合目地部12によって,上端から下端にかけて直
線的に左右に分断されず,柄模様が連続して表出され
る。
板2の左辺22及び右辺23が揃うことを防ぐことがで
きる。それ故,左右に隣り合う外壁板2の間に形成され
る接合目地部12が,上記外壁施工構造1の上端から下
端にかけて,上下方向に連続することを防ぐことができ
る。これにより,上記外壁施工構造1の意匠面11が,
上記接合目地部12によって,上端から下端にかけて直
線的に左右に分断されず,柄模様が連続して表出され
る。
【0038】また,図3(A),(B)に示すごとく,
上記接合柄板3は,上記基部35を上記左右の外壁板2
の突出部24の間に配置し,上記前部34を上記突出部
24の前面242に配置して施工されている。そのた
め,上記接合柄板3は,左右の外壁板2の間に,安定し
て施工することができる。
上記接合柄板3は,上記基部35を上記左右の外壁板2
の突出部24の間に配置し,上記前部34を上記突出部
24の前面242に配置して施工されている。そのた
め,上記接合柄板3は,左右の外壁板2の間に,安定し
て施工することができる。
【0039】また,上記接合柄板3は,左右の上記外壁
板2と同等の上下幅を有しているため,図1,図2,図
5,図9に示すごとく,上下に配される外壁板2又は他
の接合柄板3と接合することができ,安定して施工する
ことができる。また,図5に示すごとく,上記接合柄板
3は,他の外壁板2と同様に,留め付け金具5により下
地材としての胴縁41に固定することができる。そのた
め,接着剤等を用いることなく,安定して施工すること
ができる。また,図3,図6に示すごとく,上記接合柄
板3の左右の外壁板2は,右辺23又は左辺22に上記
突出部24を有すればよく,特に複雑な形状に形成する
必要がない。それ故,上記外壁施工構造1を安価に得る
ことができる。
板2と同等の上下幅を有しているため,図1,図2,図
5,図9に示すごとく,上下に配される外壁板2又は他
の接合柄板3と接合することができ,安定して施工する
ことができる。また,図5に示すごとく,上記接合柄板
3は,他の外壁板2と同様に,留め付け金具5により下
地材としての胴縁41に固定することができる。そのた
め,接着剤等を用いることなく,安定して施工すること
ができる。また,図3,図6に示すごとく,上記接合柄
板3の左右の外壁板2は,右辺23又は左辺22に上記
突出部24を有すればよく,特に複雑な形状に形成する
必要がない。それ故,上記外壁施工構造1を安価に得る
ことができる。
【0040】また,上記接合柄板3は,左右の外壁板2
a,2bのいずれにも,接着されていない。そのため,
上記外壁板2や接合柄板3が伸縮した場合にも,これら
は独立して微小移動する。それ故,上記外壁板2や接合
柄板3が伸縮したとき,該外壁板2及び接合柄板3に無
理な応力が働くことを防ぐことができる。従って,一層
耐久性に優れた外壁施工構造1を得ることができる。
a,2bのいずれにも,接着されていない。そのため,
上記外壁板2や接合柄板3が伸縮した場合にも,これら
は独立して微小移動する。それ故,上記外壁板2や接合
柄板3が伸縮したとき,該外壁板2及び接合柄板3に無
理な応力が働くことを防ぐことができる。従って,一層
耐久性に優れた外壁施工構造1を得ることができる。
【0041】また,図4に示すごとく,上記外壁板2と
上記接合柄板3との接合部分13,には,弾性シール部
材44が,裏側面26,36に配設されている。そのた
め,上記外壁板2と接合柄板3との接合部分13からの
浸水を防ぐことができる。それ故,耐久性に優れた外壁
施工構造1を得ることができる。
上記接合柄板3との接合部分13,には,弾性シール部
材44が,裏側面26,36に配設されている。そのた
め,上記外壁板2と接合柄板3との接合部分13からの
浸水を防ぐことができる。それ故,耐久性に優れた外壁
施工構造1を得ることができる。
【0042】以上のごとく,本例によれば,意匠面の柄
模様が連続して表出され,かつ安価に構築することが可
能な外壁施工構造を提供することができる。
模様が連続して表出され,かつ安価に構築することが可
能な外壁施工構造を提供することができる。
【0043】実施形態例2 本例は,図11に示すごとく,前部34の外形が略十字
型である接合柄板30を用いた外壁施工構造10の例で
ある。従って,上記外壁施工構造10に用いる外壁板2
0の突出部24も,上記接合柄板30の前部34の外形
に合わせた形状としている。即ち,上記外壁板2におけ
る意匠面21と突出部24との境界線249が,上記接
合柄板30の前部34の外形に沿った形状に形成されて
いる。
型である接合柄板30を用いた外壁施工構造10の例で
ある。従って,上記外壁施工構造10に用いる外壁板2
0の突出部24も,上記接合柄板30の前部34の外形
に合わせた形状としている。即ち,上記外壁板2におけ
る意匠面21と突出部24との境界線249が,上記接
合柄板30の前部34の外形に沿った形状に形成されて
いる。
【0044】上記接合柄板30の前部34は,図11に
示すごとく,上記突出部24の前面242に配置されて
いる。一方,上記接合柄板30の基部35は,実施形態
例1と同様に矩形状である。そして,該基部35の左右
の側面351は,それぞれ左右の外壁板20の上記突出
部24の先端面241に対向している。その他は,実施
形態例1と同様である。
示すごとく,上記突出部24の前面242に配置されて
いる。一方,上記接合柄板30の基部35は,実施形態
例1と同様に矩形状である。そして,該基部35の左右
の側面351は,それぞれ左右の外壁板20の上記突出
部24の先端面241に対向している。その他は,実施
形態例1と同様である。
【0045】本例の場合にも,接合目地部が目立たず,
意匠面の柄模様が連続して表出され,かつ安価な外壁施
工構造を提供することができる。その他,実施形態例1
と同様の作用効果を有する。
意匠面の柄模様が連続して表出され,かつ安価な外壁施
工構造を提供することができる。その他,実施形態例1
と同様の作用効果を有する。
【0046】実施形態例3 本例は,図12に示すごとく,基部35の後方において
該基部35よりも左右幅の大きい後部352を有する接
合柄板300を用いた,外壁施工構造100の例であ
る。該外壁施工構造100は,図12(A),(B)に
示すごとく,上記接合柄板300における前部34と後
部352との間に形成される溝部353に,左右の外壁
板200の突出部24が嵌入してなる。
該基部35よりも左右幅の大きい後部352を有する接
合柄板300を用いた,外壁施工構造100の例であ
る。該外壁施工構造100は,図12(A),(B)に
示すごとく,上記接合柄板300における前部34と後
部352との間に形成される溝部353に,左右の外壁
板200の突出部24が嵌入してなる。
【0047】上記外壁板200における上記突出部24
は,その後方に切欠部243を有し,該切欠部243に
上記接合柄板300の後部352が配置される。これに
より,上記外壁板200の裏側面26と,上記接合柄板
300の裏側面36とが略同一平面上に配置される。ま
た,上記接合柄板300の前部34は,上記基部35に
対する左右の突出量が,図12(A)に示すごとく略同
一であってもよいし,図12(B)に示すごとく異なっ
ていてもよい。その他は,実施形態例1と同様である。
は,その後方に切欠部243を有し,該切欠部243に
上記接合柄板300の後部352が配置される。これに
より,上記外壁板200の裏側面26と,上記接合柄板
300の裏側面36とが略同一平面上に配置される。ま
た,上記接合柄板300の前部34は,上記基部35に
対する左右の突出量が,図12(A)に示すごとく略同
一であってもよいし,図12(B)に示すごとく異なっ
ていてもよい。その他は,実施形態例1と同様である。
【0048】これにより,上記接合柄板300と左右の
外壁板200とを,より安定して接合することができ
る。その他,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
外壁板200とを,より安定して接合することができ
る。その他,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0049】実施形態例4 本例は,図13に示すごとく,左右の外壁板2c及び接
合柄板3cに起伏を有する外壁施工構造1cの例であ
る。図13に示すごとく,上記外壁施工構造1cにおい
ては,上記外壁板2cの意匠面21の起伏と,上記接合
柄板3cの意匠面31の起伏は連続して形成されてい
る。その他は,実施形態例1と同様である。
合柄板3cに起伏を有する外壁施工構造1cの例であ
る。図13に示すごとく,上記外壁施工構造1cにおい
ては,上記外壁板2cの意匠面21の起伏と,上記接合
柄板3cの意匠面31の起伏は連続して形成されてい
る。その他は,実施形態例1と同様である。
【0050】これにより,上記外壁板2cの間の接合目
地部12が目立たず,また,上記接合柄板3cの意匠面
31が違和感なく外壁板2cの意匠面21と融合する。
本例の場合には,意匠面に起伏を設けた外壁施工構造に
おいても,接合目地部が目立たず,意匠面の柄模様が連
続して表出され,かつ安価に構築することが可能な外壁
施工構造を提供することができる。
地部12が目立たず,また,上記接合柄板3cの意匠面
31が違和感なく外壁板2cの意匠面21と融合する。
本例の場合には,意匠面に起伏を設けた外壁施工構造に
おいても,接合目地部が目立たず,意匠面の柄模様が連
続して表出され,かつ安価に構築することが可能な外壁
施工構造を提供することができる。
【0051】また,上記実施形態例1〜4に示した以外
にも,更に,上記接合柄板の形状や配置を変化させた
り,上記接合柄板と左右の外壁板との交叉量を変化させ
たり,或いは各実施形態例を組合せたりすることによ
り,様々な柄模様に応じて,より自然な意匠面を有する
外壁施工構造を得ることができる。また,接合柄板を上
下に隣り合う外壁板の間に配置して外壁施工構造を施工
することも可能である。これにより,上下方向に関し
て,意匠面の柄模様が連続して表出された外壁施工構造
を得ることができる。
にも,更に,上記接合柄板の形状や配置を変化させた
り,上記接合柄板と左右の外壁板との交叉量を変化させ
たり,或いは各実施形態例を組合せたりすることによ
り,様々な柄模様に応じて,より自然な意匠面を有する
外壁施工構造を得ることができる。また,接合柄板を上
下に隣り合う外壁板の間に配置して外壁施工構造を施工
することも可能である。これにより,上下方向に関し
て,意匠面の柄模様が連続して表出された外壁施工構造
を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,接合目
地部が目立たず,意匠面の柄模様が連続して表出され,
かつ安価に構築することが可能な外壁施工構造及びこれ
に用いる接合柄板を提供することができる。
地部が目立たず,意匠面の柄模様が連続して表出され,
かつ安価に構築することが可能な外壁施工構造及びこれ
に用いる接合柄板を提供することができる。
【図1】実施形態例1における,外壁施工構造の正面
図。
図。
【図2】実施形態例1における,外壁施工構造の正面
図。
図。
【図3】(A)図1のA−A線矢視断面図,(B)図1
のB−B線矢視断面図。
のB−B線矢視断面図。
【図4】実施形態例1における,弾性シール部材の配設
状態を表す外壁施工構造の断面図。
状態を表す外壁施工構造の断面図。
【図5】図1のC−C線矢視断面図。
【図6】実施形態例1における,(A)外壁板の斜視
図,(B)島状柄板の斜視図。
図,(B)島状柄板の斜視図。
【図7】実施形態例1における,外壁施工構造の施工方
法の正面説明図。
法の正面説明図。
【図8】実施形態例1における,外壁施工構造の施工方
法の正面説明図。
法の正面説明図。
【図9】実施形態例1における,外壁施工構造の施工方
法の正面説明図。
法の正面説明図。
【図10】(A)図7のD−D線矢視断面図,(B)図
8のE−E線矢視断面図,(C)図9のF−F線矢視断
面図。
8のE−E線矢視断面図,(C)図9のF−F線矢視断
面図。
【図11】実施形態例2における,外壁施工構造の正面
図。
図。
【図12】実施形態例3における,外壁施工構造の断面
図。
図。
【図13】実施形態例4における,外壁施工構造の断面
図。
図。
【図14】従来例における,外壁施工構造の正面図。
【図15】従来例における,外壁施工構造の正面図。
1,10,100,1c...外壁施工構造, 12...接合目地部, 2,2a,2b,20,200,2c...外壁板, 21...意匠面, 22...左辺, 23...右辺, 24...突出部, 3,30,300,3c...接合柄板, 31...意匠面, 34...前部, 35...基部,
Claims (7)
- 【請求項1】 意匠面に柄模様を有する外壁板を上下左
右に接合してなる外壁施工構造において,該外壁施工構
造は,左右に隣り合う上記外壁板が直接接合されている
部分と,左右に隣り合う上記外壁板が,意匠面に柄模様
を有する接合柄板を介して接合されている部分とを有
し,該接合柄板の左側の外壁板は右辺に,右側の外壁板
は左辺に,それぞれ上記意匠面から後退した位置に突出
部を有しており,上記接合柄板は,基部と,該基部の前
方において該基部よりも左右幅の大きい前部とを有し,
また,左右の上記外壁板と同等の上下幅を有し,かつ,
上記接合柄板は,上記基部を上記左右の外壁板の突出部
の間に配置し,上記前部を上記突出部の前面に配置して
施工されていることを特徴とする外壁施工構造。 - 【請求項2】 請求項1において,上記接合柄板は,上
記基部の後方において該基部よりも左右幅の大きい後部
を有し,上記前部と上記後部との間に形成される溝部
に,上記外壁板の突出部が嵌入していることを特徴とす
る外壁施工構造。 - 【請求項3】 意匠面に柄模様を有する外壁板を上下左
右に接合してなる外壁施工構造において,該外壁施工構
造は,上下に隣り合う上記外壁板が直接接合されている
部分と,上下に隣り合う上記外壁板が,意匠面に柄模様
を有する接合柄板を介して接合されている部分とを有
し,該接合柄板の上側の外壁板は下辺に,下側の外壁板
は上辺に,それぞれ上記意匠面から後退した位置に突出
部を有しており,上記接合柄板は,基部と,該基部の前
方において該基部よりも上下幅の大きい前部とを有し,
また,上下の上記外壁板と同等の左右幅を有し,かつ,
上記接合柄板は,上記基部を上記上下の外壁板の突出部
の間に配置し,上記前部を上記突出部の前面に配置して
施工されていることを特徴とする外壁施工構造。 - 【請求項4】 請求項3において,上記接合柄板は,上
記基部の後方において該基部よりも上下幅の大きい後部
を有し,上記前部と上記後部との間に形成される溝部
に,上記外壁板の突出部が嵌入していることを特徴とす
る外壁施工構造。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
上記外壁板と上記接合柄板との接合部分には,弾性シー
ル部材が上記外壁板及び上記接合柄板の裏側面に密着す
るように配設されていることを特徴とする外壁施工構
造。 - 【請求項6】 左右の外壁板の間に配設される接合柄板
であって,該接合柄板は,意匠面に柄模様を有すると共
に左右の外壁板と同等の上下幅を有し,かつ,基部と,
該基部の前方において該基部よりも左右幅の大きい前部
とを有することを特徴とする接合柄板。 - 【請求項7】 上下の外壁板の間に配設される接合柄板
であって,該接合柄板は,意匠面に柄模様を有すると共
に上下の外壁板と同等の左右幅を有し,かつ,基部と,
該基部の前方において該基部よりも上下幅の大きい前部
とを有することを特徴とする接合柄板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001035645A JP2002242405A (ja) | 2001-02-13 | 2001-02-13 | 外壁施工構造及び接合柄板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001035645A JP2002242405A (ja) | 2001-02-13 | 2001-02-13 | 外壁施工構造及び接合柄板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002242405A true JP2002242405A (ja) | 2002-08-28 |
Family
ID=18899062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001035645A Pending JP2002242405A (ja) | 2001-02-13 | 2001-02-13 | 外壁施工構造及び接合柄板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002242405A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53102522U (ja) * | 1976-10-02 | 1978-08-18 | ||
JPS5469721U (ja) * | 1977-10-26 | 1979-05-17 | ||
JPH04228764A (ja) * | 1991-04-19 | 1992-08-18 | Eidai Co Ltd | 化粧材の施工方法 |
JPH04250243A (ja) * | 1991-01-28 | 1992-09-07 | Matsushita Electric Works Ltd | 外壁の施工方法 |
JPH10102726A (ja) * | 1996-09-30 | 1998-04-21 | Misawa Homes Co Ltd | サイディング材の取り付け方法 |
JPH10331380A (ja) * | 1997-05-28 | 1998-12-15 | Inax Corp | サイディング材及び壁面施工方法 |
JP2000129809A (ja) * | 1998-10-28 | 2000-05-09 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 表面化粧材及びその製造方法 |
-
2001
- 2001-02-13 JP JP2001035645A patent/JP2002242405A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53102522U (ja) * | 1976-10-02 | 1978-08-18 | ||
JPS5469721U (ja) * | 1977-10-26 | 1979-05-17 | ||
JPH04250243A (ja) * | 1991-01-28 | 1992-09-07 | Matsushita Electric Works Ltd | 外壁の施工方法 |
JPH04228764A (ja) * | 1991-04-19 | 1992-08-18 | Eidai Co Ltd | 化粧材の施工方法 |
JPH10102726A (ja) * | 1996-09-30 | 1998-04-21 | Misawa Homes Co Ltd | サイディング材の取り付け方法 |
JPH10331380A (ja) * | 1997-05-28 | 1998-12-15 | Inax Corp | サイディング材及び壁面施工方法 |
JP2000129809A (ja) * | 1998-10-28 | 2000-05-09 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 表面化粧材及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004501300A (ja) | 床仕上げ材 | |
JP2006233743A (ja) | 目地用止水材及びその製造方法 | |
JP2002242405A (ja) | 外壁施工構造及び接合柄板 | |
JP2000129831A (ja) | パーティションにおける並設されたパネル単板の連結構造 | |
CN112012422A (zh) | 地板系统和地板扣 | |
JP3446743B2 (ja) | 外壁施工構造及び外壁板 | |
TWI844859B (zh) | 顯示裝置 | |
JP6043638B2 (ja) | 床見切り、床構造 | |
JP4525053B2 (ja) | 入隅構造 | |
JP4939186B2 (ja) | 外壁構造 | |
KR100660354B1 (ko) | 벽면 흡음제 시공을 위한 결합부재 및 그 시공방법 | |
JP2005240429A (ja) | 外壁施工構造及び乾式目地部材 | |
JP2000120627A (ja) | フレーム連結構造 | |
JP4908108B2 (ja) | コーナー棚 | |
JP2000213086A (ja) | 間仕切等におけるパネル構造及びパネルの製造方法 | |
JP3593629B2 (ja) | 洗面器の取付構造 | |
JPS5835803Y2 (ja) | 建築用板 | |
JPH08135152A (ja) | 置敷床タイルユニットにおける樹脂ベースとタイルの接合方法 | |
JP4081563B2 (ja) | 外壁化粧部材の固定構造及びその施工方法 | |
JPS6236906Y2 (ja) | ||
JP2003252045A (ja) | ウィンドサイドモール | |
JPH0396429A (ja) | ドアライニングの形成方法 | |
JP4681157B2 (ja) | 成型建材の接合構造、成型建材の接合方法および成型建材 | |
JPH0740429U (ja) | ヒンジ部構造 | |
JP2567028Y2 (ja) | 天井の構造 |