JP2002242226A - 上部旋回体傾動式作業車両 - Google Patents

上部旋回体傾動式作業車両

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JP2002242226A
JP2002242226A JP2001035545A JP2001035545A JP2002242226A JP 2002242226 A JP2002242226 A JP 2002242226A JP 2001035545 A JP2001035545 A JP 2001035545A JP 2001035545 A JP2001035545 A JP 2001035545A JP 2002242226 A JP2002242226 A JP 2002242226A
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hydraulic
pilot pressure
tilting
valve
hydraulic jack
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JP2001035545A
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Yukinobu Matsuda
行信 松田
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上部旋回体を2基の油圧ジャッキで前後左右
方向へ傾倒でき、かつコンパクトな上部旋回体傾動装置
を備えた上部旋回体傾動式作業車両を提供する。 【解決手段】 一端が上下方向に揺動する片側揺動傾動
台11を下部走行体2に取り付け、この片側揺動傾動台
11の上面に上部旋回体3を左右方向に揺動する左右揺
動傾動台12を取り付け、同時同方向伸縮および同時相
対方向伸縮可能に構成される左右一対の油圧ジャッキ1
5,16を下部走行体2と左右揺動傾動台12との間に
傾倒させて装着する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部旋回体を有す
る作業車両が傾斜地を登るとき、または傾斜地において
旋回作業をするときに、下部走行体の傾斜に対して上部
旋回体を水平姿勢にすることができるようにした上部旋
回体傾動装置を有する上部旋回体傾動式作業車両に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の上部旋回体傾動式作業車
両として、例えば実開平3−79367号公報に開示さ
れているものが知られている。この従来の上部旋回体傾
動式作業車両は、下部走行体に、その下部走行体に対し
て左右方向に傾く左右方向揺動傾動台を取り付け、この
左右方向揺動傾動台の上部に前後方向に傾く前後方向揺
動傾動台を載せて取り付け、この前後方向揺動傾動台上
に上部旋回体を取り付けて、下部走行体の傾斜に応じて
左右方向揺動傾動台と前後方向揺動傾動台の傾きを制御
し、上部旋回体を水平姿勢に転じるように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上部旋回体傾動式作業車両においては、傾倒支点回りに
回動する左右方向揺動傾動台および前後方向揺動傾動台
で姿勢制御および姿勢維持を行うために、下部走行体と
その左右方向揺動傾動台との間および下部走行体とその
前後方向揺動傾動台との間には、それぞれ前後および左
右に一対の油圧ジャッキが設けられており、上部旋回体
傾動装置が嵩張るという問題点があるとともに、4基の
油圧ジャッキを備えることで、油圧駆動制御装置および
油圧配管構成が複雑化して、上部旋回体の水平制御が手
動操作操縦では困難であるという問題点がある。また、
自動制御による操縦ではコスト高になるという問題点が
ある。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、上部旋回体を2基の油圧ジャッキにより前
後左右方向へ傾倒可能にしたコンパクトな上部旋回体傾
動装置と、その2基の油圧ジャッキを駆動、制御するた
めのジャッキ駆動油圧回路装置と、手動モノレバーパイ
ロット圧操縦装置とを備えた上部旋回体傾動式作業車両
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、第1発明による上部旋回体傾動式
作業車両は、下部走行体の上部に作業機、運転室または
運転席、およびエンジンを搭載した上部旋回体を旋回自
在に設置してなる上部旋回体傾動式作業車両であって、
下部走行体と上部旋回体との間に、一端を上下方向へ片
揺動可能とした上部旋回体の片側揺動傾動台(11)を
下部走行体に取り付け、前記片側揺動傾動台(11)の
上面に上部旋回体を左右方向へ両揺動可能とした左右揺
動傾動台(12)を取り付け、下部走行体から左右揺動
傾動台(12)に向って左右一対の油圧ジャッキ(1
5,16)を傾斜状に配置した上部旋回体傾動装置を設
けたことを特徴とするものである。
【0006】本発明においては、左右一対の油圧ジャッ
キを同時に同方向伸縮させることにより、上部旋回体の
片揺動傾動台(11)を上下方向に片揺動して、下部走
行体の前後方向傾きに対応した相対前後方向に上部旋回
体を起こして水平位置に姿勢制御でき、また左右一対の
油圧ジャッキを同時に相対方向伸縮させることにより、
上部旋回体の左右揺動傾動台を左右方向に両揺動して、
下部走行体の左右方向傾きに対応した相対左右方向に上
部旋回体を起こして水平位置に姿勢制御できることにな
る。また、左右一対の油圧ジャッキが下部走行体と左右
揺動傾動台との間に傾斜状に倒して取り付けられている
ので、下部走行体から左右揺動傾動台までの間の油圧ジ
ャッキの取付高さが低くても、伸縮ストロークの長い油
圧ジャッキを取付することができ、下部走行体から左右
揺動傾動台までの間の距離を高くする必要がないので、
上部旋回体傾動装置の取付高さ位置が低くなり車体重心
位置も下がって走行安定性、上部旋回体の旋回安定性が
良くなるという効果を奏する。
【0007】前記第1発明において、前記上部旋回体傾
動装置が、分配流弁(26)を経由して分岐(41a,
41b)した第1駆動油圧ポンプ回路(41)、分岐し
ない管路(53)の第2駆動油圧ポンプ回路(42)か
らなる駆動油圧回路と、前記第1駆動油圧ポンプ回路
(41)の分岐管路(41a,41b)に、それぞれ左
と右のボトム側油室(15A,16A)を接続し、第2
駆動油圧ポンプ回路(42)の管路(53)に、左と右
のヘッド側油室(15B,16B)を連通接続にした、
ダブルパイロットチェック弁(29,30,31,3
2)を有する左右油圧ジャッキ(15,16)と、前記
第1駆動油圧ポンプ回路(41)の分岐管路(41a,
41b)と、第2駆動油圧ポンプ回路(42)の管路
(53)に介在して、左と右の油圧ジャッキのボトム側
油室、ヘッド側油室に対するポンプ流体流れ、タンク流
体流れを切り換えて、同時同方向へ伸縮動作にする1つ
の同時伸縮動作組合回路(22N)と、互いに反対方向
への相対伸縮動作にする2つの相対方向伸縮動作組合回
路(22N,22B)を選択する油圧ジャッキ伸縮方向
選択弁(22)と、前記第1駆動油圧ポンプ回路(4
1)と第2駆動油圧ポンプ回路(42)を、油圧駆動ポ
ンプ(23)とタンク(24)へ選択的に接続および遮
断にして、前記3つの伸縮動作組合せ回路への駆動流体
流れとタンク排出流れ、および、伸縮動作を中立にする
油圧ジャッキ動作流体供給切換弁(21)とからなるジ
ャッキ駆動油圧回路装置を備えるのが好ましい(第2発
明)。
【0008】本発明においては、油圧ジャッキ伸縮方向
選択弁(22)が中立位置のときに、油圧ジャッキ動作
流体供給切換弁(21)により、選択的に第1駆動油圧
ポンプ回路、第2駆動油圧ポンプ回路を油圧駆動ポンプ
(23)とタンク(24)とに接続することにより、左
右一対の油圧ジャッキを同時同方向伸縮にして上部旋回
体傾動装置の片揺動傾動台を上方または下方揺動にする
油圧回路が形成される。また、第1駆動油圧ポンプ回
路、第2駆動油圧ポンプ回路と油圧ポンプおよびタンク
との接続を遮断することにより、左右一対の油圧ジャッ
キの伸縮を止めダブルパイロットチェック弁にてジャッ
キ停止位置の保持を図り上部旋回体傾動装置の片揺動傾
動台および左右揺動傾動台を傾動位置に留めて上部旋回
体を姿勢保持にする油圧回路が形成される。また、油圧
ジャッキ動作流体供給切換弁(21)により第1駆動油
圧ポンプ回路を油圧駆動ポンプと接続し、第2駆動油圧
ポンプ回路をタンクに接続した切換状態に連動して、油
圧ジャッキ伸縮方向選択弁(22)を中立位置から選択
的に切り換えのうえ、油圧ポンプに接続した第1駆動油
圧ポンプ回路を一方側分岐回路を経由して一方側ジャッ
キのボトム油室に接続し、タンクに接続した第2駆動油
圧ポンプ回路を他方側分岐回路を経由して他方側ジャッ
キのボトム油室に接続することにより、一方側ジャキの
ボトム油室へ導入させた油圧ポンプ駆動流体圧によっ
て、一方側ジャッキのヘッド油室の流体を他方側ジャッ
キのヘッド側油室へ流動させ、他方側ジャッキのボトム
側油室流体をタンクに還流させて、左右一対の油圧ジャ
ッキの異なる相対方向伸縮を可能にし、上部旋回体傾動
装置の左右揺動傾動台を左または右方向へ揺動する油圧
回路が形成される。したがって、油圧ポンプから一対の
油圧ジャッキに対する油圧配管数が3本と少なくて済
み、構成簡素な配管にすることができる。
【0009】前記第2発明において、前記油圧ジャッキ
伸縮方向選択弁(22)および油圧ジャッキ動作流体供
給切換弁(21)を共にパイロット圧受圧部(21a,
21b,22a,22b)を有する弁手段とし、操作モ
ノレバー(25a)の前後左右揺動操作によって作動さ
れる前後一対のパイロット圧弁(61a,61b)、左
右一対のパイロット圧弁(61c,61d)からなるパ
イロット圧流体出力手段と、前後一対のパイロット圧弁
(61a,61b)からのパイロット圧信号が、前記油
圧ジャッキ動作流体供給切換弁(21)のパイロット受
圧部(21a,21b)に接続されるパイロット圧信号
回路と、左右一対のパイロット圧弁(61c,61d)
からのパイロット圧信号が、前記油圧ジャッキ動作流体
供給切換弁(21)のパイロット受圧部(21a)と、
前記油圧ジャッキ伸縮方向選択弁(22)のパイロット
圧受圧部(22a,22b)とに連携出力手段(60
b)を経由して接続されるパイロット圧信号回路とから
なる手動モノレバーパイロット圧操縦装置によって操作
するのが好ましい(第3発明)。
【0010】本発明においては、モノレバーの前後方向
傾倒によりパイロット圧流体がジャッキ動作流体供給切
換弁(21)の左右パイロット圧受圧部(21a,21
b)に選択的に供給されて、ジャッキ動作流体供給切換
弁を上部旋回体傾動装置の片揺動傾動台を上方または下
方揺動にする油圧回路に切換えられ、モノレバーの前後
方向傾倒を中立に操作するとパイロット圧流体がジャッ
キ動作流体供給切換弁(21)の左右パイロット圧受圧
部(21a,21b)に流れなくなってジャッキ動作流体
供給切換弁(21)が中立位置に戻り、片揺動傾動台およ
び左右揺動傾動台を傾動位置に留めて上部旋回体を姿勢
保持にする油圧回路に切換えられる。また、モノレバー
を左右方向に傾倒すると、連携出力手段(60b)を経
由してパイロット圧流体がジャッキ動作流体供給切換弁
(21)の油圧駆動ポンプと第1駆動油圧ポンプ回路を
接続にする切換受圧部(21a)に供給されるとともに、
ジャッキ伸縮方向選択弁(22)の左右パイロット圧受
圧部(22a,22b)に選択的に供給されて、ジャッキ
伸縮方向選択弁(22)を上部旋回体傾動装置の左右揺
動傾動台を左方または右方揺動する油圧回路に切換えら
れ、モノレバーの左右方向傾倒を中立に操作するとパイ
ロット圧流体がジャッキ動作流体供給切換弁(21)の
左右パイロット圧受圧部(21a,21b)とジャッキ伸
縮方向選択弁(22)の左右パイロット圧受圧部(22
a,22b)とに流れなくなって、ジャッキ動作流体供
給切換弁(21)、ジャッキ伸縮方向選択弁(22)が
中立位置に戻り、片揺動傾動台および左右揺動傾動台を
傾動位置に留めて上部旋回体を姿勢保持にする油圧回路
に切換えられる。したがって、上部旋回体を水平状態に
したい前後左右方向へモノレバーを操作することによ
り、上部旋回体傾動装置を動かすことができ、操作が簡
単で誤操作する恐れが少ないという効果を奏する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明による上部旋回体傾
動式作業車両の具体的な実施の形態につき、図面を参照
しつつ説明する。
【0012】図1には、本発明の一実施形態に係る上部
旋回体傾動式作業車両の全体図が示されている。また、
図2には、同上部旋回体傾動式作業車両における上部旋
回体傾動装置の要部構成図が示され、(a)には側面図
が、(b)には(a)におけるP矢視図がそれぞれ示さ
れている。また、図3には、ジャッキ駆動油圧回路装置
の油圧回路図が示されている。
【0013】本実施形態の上部旋回体傾動式作業車両1
は、下部走行体2と、この下部走行体2に対して旋回自
在で、作業機4および運転室5を搭載する上部旋回体3
と、この上部旋回体3を前後左右に傾動させるための上
部旋回体傾動装置6とを備えて構成されている。
【0014】前記上部旋回体傾動装置6は、図2(a)
(b)に示されるように前後回動機構および左右回動機
構を兼備する上部旋回体支持台10と、この上部旋回体
支持台10を傾動するための左右一対のジャッキ15,
16とを備えて構成されている。
【0015】前記上部旋回体支持台10は、片側揺動傾
動台11と左右揺動傾動台12とを備えて構成されてい
る。前記片側揺動傾動台11は、その前端部が前記下部
走行体2のトラックフレーム7に設けられたブラケット
7aにピン13を介して前後に回動自在に取り付けら
れ、その後端部が上下に揺動するようにされている。ま
た、前記左右揺動傾動台12は、その片側揺動傾動台1
1の上面中央の前部と後部とに設けられた各ブラケット
11a,11bにそれぞれピン14,14を介して左右
に回動自在に取り付けられている。なお、各ピン14,
14は、互いの軸線が一致し、ピン13の軸線とは直交
配列されている。こうして、上部旋回体支持台10は、
その全体がピン13を中心に前後に傾動するようにされ
るとともに、左右揺動傾動台12が各ピン14,14を
中心に左右に傾動するようにされている。
【0016】前記左右一対の油圧ジャッキ15,16
は、それぞれ下部走行体2と左右揺動傾動台12との間
にその伸縮方向が鉛直方向に対して後方(図2では右
側)に傾倒した状態で設けられるとともに、その左右揺
動傾動台12の左右回動中心、すなわちピン14の軸線
に対して左右等間隔に設けられている。それら左側油圧
ジャッキ15および右側油圧ジャッキ16において、各
ロッドエンド15a,16aは、左右揺動傾動台12に
おける下側面後部で左右に設けられた各ブラケット12
a,12bにピン17,17を介して連結され、各ボト
ム側エンド15b,16bは、下部走行体2のトラック
フレーム7に設けられた各ブラケット7b,7bにピン
18,18を介して連結されている。
【0017】このように構成される本実施形態の上部旋
回体傾動式作業車両1においては、左右の油圧ジャッキ
15,16を同時同方向に伸縮させて上部旋回体支持台
10全体を前後に傾動させることにより、また左右の油
圧ジャッキ15,16を同時相対伸縮させて左右揺動傾
動台12を左右に傾動させることにより、上部旋回体3
を前後左右に傾動させて下部走行体2の前後左右の傾斜
に対して上部旋回体3を水平にすることが可能となる。
以下、左右一対の油圧ジャッキ15,16を駆動するた
めのジャッキ駆動油圧回路装置について図3を参照しつ
つ説明する。
【0018】図3には、ジャッキ駆動油圧回路装置の油
圧回路図が示されている。
【0019】ジャッキ駆動油圧回路装置20は、駆動油
圧回路40と、左側油圧ジャッキ15および右側油圧ジ
ャッキ16と、これら各油圧ジャッキ15,16に圧油
を供給するポンプ23と、作動油流れを制御する油圧ジ
ャッキ動作流体供給切換弁21および油圧ジャッキ伸縮
方向選択弁22と、これら油圧ジャッキ動作流体供給切
換弁21および油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22を操作
するための手動モノレバーパイロット圧操縦装置25と
を備えて構成されている。
【0020】前記駆動油圧回路40は、管路41cが分
配流弁26を経由して分岐管路41aと分岐管路41b
とに分岐した第1駆動油圧ポンプ回路41と、分岐しな
い管路53の第2駆動油圧ポンプ回路42とから構成さ
れている。この駆動油圧回路40において、前記管路4
1cは駆動ポンプ23およびタンク24と接続された油
圧ジャッキ動作流体供給切換弁21に接続され、前記分
岐管路41aおよび前記分岐管路41bはそれぞれ左側
油圧ジャッキ15のボトム側油室15Aおよび右側油圧
ジャッキ16のボトム側油室16Aに接続されている。
また、前記第2駆動油圧ポンプ回路42の管路53は、
前記油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21に接続される
とともに、左側油圧ジャッキ15のヘッド側油室15B
と右側油圧ジャッキ16のヘッド側油室16Bとを連通
接続する管路80に接続されている。そして、前記分岐
管路41aおよび前記分岐管路41b並びに前記管路5
3の途中に介在するように油圧ジャッキ伸縮方向選択弁
22が設けられている。なお、図3中、符号27および
28は、それぞれ管路41cおよび後述する管路53'
に設けられた逆止弁付絞り弁である。
【0021】ここで、前記分岐管路41aにおいて、分
配流弁26から油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22までを
管路41a'とし、油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22か
ら左側油圧ジャッキ15のボトム側油室15Aまでを管
路41a"とする。また、前記分岐管路41bにおい
て、分配流弁26から油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22
までを管路41b'とし、油圧ジャッキ伸縮方向選択弁
22から右側油圧ジャッキ16のボトム側油室16Aま
でを管路41b"とする。続いて、管路53において、
油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21から油圧ジャッキ
伸縮方向選択弁22までを管路53'とし、油圧ジャッ
キ伸縮方向選択弁22から管路80までを管路53"と
する。また、管路80において、管路53(管路5
3")との接続部Pから左側油圧ジャッキ15のヘッド
側油室15Bまでを管路80aとし、その接続部Pから
右側油圧ジャッキ16のヘッド側油室16Bまでを管路
80bとする。
【0022】前記左右一対の油圧ジャッキ15,16
は、共に複動片ロッド油圧シリンダであり、各ボトム側
油室15A,16Aに圧油が供給されると各油圧ジャッ
キ15,16が伸長し、各ヘッド側油室15B,16B
に圧油が供給されると各油圧ジャッキ15,16が収縮
する構造のものである。これら左右の油圧ジャッキ1
5,16において、各油室15A,15B,16A,1
6Bからの作動油流出を阻止するために、前記管路41
a"、80a,41b",80bには、それぞれパイロッ
ト操作逆止弁29,30,31,32(本発明における
ダブルパイロットチェック弁に相当)が設けられてい
る。ここで、パイロット操作逆止弁29は、パイロット
圧管路54を介して管路80aに接続され、パイロット
操作逆止弁30は、パイロット圧管路55を介して管路
41a"に接続されている。同様に、パイロット操作逆
止弁31は、パイロット圧管路56を介して管路80b
に接続され、パイロット操作逆止弁32は、パイロット
圧管路57を介して管路41b"に接続されている。こ
うして、いわゆるロッキング回路70が形成されてい
る。
【0023】前記油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21
は、6ポート3位置パイロット圧操作形方向切換弁であ
り、駆動ポンプ23がタンク24に接続される中立位置
21N(図3参照)と、駆動ポンプ23が第1駆動油圧
ポンプ回路41に接続されるとともに、タンク24が第
2駆動油圧ポンプ回路42に接続される前傾選択位置2
1A(図4参照)と、駆動ポンプ23が第2駆動油圧ポ
ンプ回路42に接続されるとともに、タンク24が第1
駆動油圧ポンプ回路41に接続される後傾選択位置21
B(図5参照)とを有し、パイロット圧が一方の操作部
21a(本発明のパイロット圧受圧部に相当)に入力さ
れると、弁位置が中立位置21Nから前傾選択位置21
Aに切り換えられ、パイロット圧が他方の操作部21b
(本発明のパイロット圧受圧部に相当)に入力される
と、弁位置が中立位置21Nから後傾選択位置21Bに
切り換えられるように構成されるものである。
【0024】前記油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22は、
7ポート3位置パイロット圧操作形方向切換弁であり、
管路41a'および管路41b'がそれぞれ管路41a"
および管路41b"に接続されるとともに、管路53'が
管路53"に接続される中立位置22N(本発明における
同時伸縮動作組合回路に相当、図3〜図5参照)と、バ
イパス管路42aが管路41a"に接続されるととも
に、管路41b'が管路41b"に接続される左傾選択位
置22A(本発明における相対方向伸縮動作組合回路に
相当、図6参照)と、管路41a'が管路41a"に接続
されるとともに、管路53'が管路41b"に接続される
右傾選択位置22B(本発明における相対方向伸縮動作
組合回路に相当、図7参照)とを有し、パイロット圧が
一方の操作部22a(本発明のパイロット圧受圧部に相
当)に入力されると、弁位置が中立位置22Nから左傾
選択位置22Aに切り換えられ、パイロット圧が他方の
操作部22b(本発明のパイロット圧受圧部に相当)に
入力されると、弁位置が中立位置22Nから右傾選択位
置22Bに切り換えられるように構成されるものであ
る。
【0025】次に、このように構成される油圧ジャッキ
動作流体供給切換弁21および油圧ジャッキ伸縮方向選
択弁22の各切換弁を操作するための手動モノレバーパ
イロット圧操縦装置60について説明する。
【0026】本実施形態の手動モノレバーパイロット圧
操縦装置60は、パイロット圧を発生させるためのポン
プ65と、パイロット圧流体出力手段60aと、パイロ
ット圧信号回路60',60"とを備えて構成されてい
る。なお、図3において、符号66は、パイロット圧を
保持するための逆止弁である。
【0027】前記パイロット圧流体出力手段60aは、
前後一対のパイロット圧弁61a,61bおよび左右一
対のパイロット圧弁61c,61dを有するパイロット
弁61と、このパイロット弁61を操縦するための操作
装置25とを備え、その操作装置25における操作モノ
レバー25aを前後左右に傾動することによって、それ
らパイロット圧弁61a,61b,61c,61dの開
閉動作が行われるように構成されている。そして、操作
モノレバー25aを前傾動させると、ポンプ65からの
パイロット圧流体がパイロット圧弁61aから出力さ
れ、操作モノレバー25aを後傾動させるとパイロット
圧流体がパイロット圧弁61bから出力されるようにさ
れている。同様に操作モノレバー25aを左傾動させる
とパイロット圧弁61cから、操作モノレバー25aを
右傾動させるとパイロット弁61dから、それぞれパイ
ロット圧流体が出力されるようにされている。
【0028】前記パイロット圧信号回路60'は、パイ
ロット圧弁61aがパイロット圧管路71を介してシャ
トル弁62の一方の入口62aに接続されるとともに、
そのシャトル弁62の出口62cがパイロット圧管路7
2を介して油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21の一方
の操作部21aに接続され、パイロット圧弁61bがパ
イロット圧管路73を介して油圧ジャッキ動作流体供給
切換弁21の他方の操作部21bに接続され、操作モノ
レバー25aを前後に傾動することによって、パイロッ
ト圧が油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21における一
方の操作部21aまたは他方の操作部21bに入力され
るように構成されている。
【0029】前記パイロット圧信号回路60"は、パイ
ロット圧弁61cがパイロット圧管路74を介して油圧
ジャッキ伸縮方向選択弁22の一方の操作部22aに接
続されるとともに、パイロット圧弁61dがパイロット
圧管路76を介して油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22の
他方の操作部22bに接続されてなる回路に、連携出力
手段60bが設けられて構成されている。前記連携出力
手段60bは、シャトル弁63における一方側の入口6
3aがパイロット圧管路75を介してパイロット圧管路
74に接続されるとともに、他方側の入口63bがパイ
ロット圧管路77を介してパイロット圧管路76に接続
され、更にそのシャトル弁63の出口63cがパイロッ
ト圧管路78を介してシャトル弁62の他方の入口62
bに接続されて構成され、パイロット圧管路74または
パイロット圧管路76にパイロット圧流体が流通する
と、そのパイロット圧流体がシャトル弁63の出口63
cからパイロット圧管路78を介してシャトル弁62の
他方の入口62bに入力され、そのシャトル弁62の出
口62cからパイロット圧管路72を介して油圧ジャッ
キ動作流体供給切換弁21の一方の操作部21aに入力
されるようにされている。こうして、操作モノレバー2
5aの左傾動操作によって、パイロット圧流体が油圧ジ
ャッキ動作流体供給切換弁21の一方の操作部21aに
入力されるとともに、油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22
の一方の操作部22aに入力されることとなる。また、
操作モノレバー25aの右傾動操作によって、パイロッ
ト圧流体が油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21の一方
の操作部21aに入力されるとともに、油圧ジャッキ伸
縮方向選択弁22の他方の操作部22bに入力されるこ
ととなる。
【0030】このように構成されるジャッキ駆動油圧回
路装置20において、操作モノレバー25aを操作する
と、以下に述べるように左右のジャッキ15,16が作
動する。この作動について図4乃至図7を参照しつつ説
明する。
【0031】図4乃至図7は、操作モノレバー25aの
各傾動操作におけるジャッキ駆動油圧回路装置の油圧回
路図であり、図4には操作モノレバー25aを前傾動さ
せた場合、図5には操作モノレバー25aを後傾動させ
た場合、図6には操作モノレバー25aを左傾動させた
場合、図7には操作モノレバー25aを右傾動させた場
合がそれぞれ示されている。
【0032】操作モノレバー25aが中立位置にある場
合には、図3に示されるように油圧ジャッキ動作流体供
給切換弁21および油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22が
共に中立位置21N,22Nにあり、駆動ポンプ23か
らの圧油はタンク24に開放され、左右の油圧ジャッキ
15,16は前述したロッキング回路70により、その
動作が完全に固定される。
【0033】この中立位置から図4に示されるように、
操作モノレバー25aを前傾動させると、パイロット圧
が油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21の一方の操作部
21aに入力され、その油圧ジャッキ動作流体供給切換
弁21は前傾選択位置21Aに切り換えられる。一方、
油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22は、パイロット圧が入
力されないため、中立位置22Nのままである。これに
より、駆動ポンプ23からの圧油は、油圧ジャッキ動作
流体供給切換弁21を介して第1駆動油圧ポンプ回路4
1の管路41cに導かれ、分配流弁26にて等量に分流
されて分岐管路41aおよび分岐管路41bに導かれ、
左側油圧ジャッキ15のボトム側油室15Aおよび右側
油圧ジャッキ16のボトム側油室16Aに供給される。
このとき、左側油圧ジャッキ15のヘッド側油室15B
および右側油圧ジャッキ16のヘッド側油室16Bにお
ける各作動油は、それぞれ管路80aおよび管路80b
を介して第2駆動油圧ポンプ回路42の管路53に導か
れてタンク24に開放される。したがって、操作モノレ
バー25aの前傾動操作により、左右の油圧ジャッキ1
5,16が同時同方向に伸長する。
【0034】次に、前記中立位置から図5に示されるよ
うに、操作モノレバー25aを後傾動させると、パイロ
ット圧が油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21の他方の
操作部21bに入力され、その油圧ジャッキ動作流体供
給切換弁21は後傾選択位置21Bに切り換えられる。
一方、油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22は、パイロット
圧が入力されないため、中立位置22Nのままである。
これにより、駆動ポンプ23からの圧油は、油圧ジャッ
キ動作流体供給切換弁21を介して第2駆動油圧ポンプ
回路42の管路53に導かれて管路80aおよび管路8
0bを介して左右の油圧ジャッキ15,16の各ヘッド
側油室15B,16Bに供給される。このとき、左右の
油圧ジャッキ15,16におけるボトム側油室15Aお
よびボトム側油室16Aの作動油は、それぞれ分岐管路
41aおよび分岐管路41bを介して分配流弁26にて
等量ずつ集流されて第1駆動油圧ポンプ回路41の管路
41cに導かれ、タンク24に開放される。このため、
左右の油圧ジャッキ15,16の各ヘッド側油室15
B,16Bには、それぞれ等量の圧油が供給されること
となる。したがって、操作モノレバー25aの後傾動操
作により、左右の油圧ジャッキ15,16が同時同方向
に収縮する。
【0035】また、前記中立位置から図6に示されるよ
うに、操作レバー25aを左傾動させると、パイロット
圧が、油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21の一方の操
作部21aと、油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22の一方
の操作部22aに入力される。これにより、前記油圧ジ
ャッキ動作流体供給切換弁21は前傾選択位置21Aに
切り換えられるとともに、前記油圧ジャッキ伸縮方向選
択弁22は左傾選択位置22Aに切り換えられる。これ
により、駆動ポンプ23からの圧油は、油圧ジャッキ動
作流体供給切換弁21を介して第1駆動油圧ポンプ回路
41の管路41cに導かれ、分配流弁26を経て分岐管
路41bにのみ導かれて右側ジャッキ16のボトム側油
室16Aに供給される。このとき、右側油圧ジャッキ1
6のヘッド側油室16Bの作動油は、管路80を介して
左側油圧ジャッキ15のヘッド側油室15Bに送り込ま
れる。このとき、左側油圧ジャッキ15のボトム側油室
15Aの作動油は、管路41a"およびバイパス管路4
2aを介して第2駆動油圧ポンプ回路42の管路53'
に導かれてタンク24に開放される。したがって、操作
モノレバー25aの左傾動操作により、右側油圧ジャッ
キ16が伸長すると同時に、その伸長分と同じだけ左側
油圧ジャッキ15が収縮する。
【0036】また、前記中立位置から図7に示されるよ
うに、操作レバー25aを右傾動させると、パイロット
圧が、油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21の一方の操
作部21aと、油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22の他方
の操作部22bに入力される。これにより、前記油圧ジ
ャッキ動作流体供給切換弁21は前傾選択位置21Aに
切り換えられるとともに、前記油圧ジャッキ伸縮方向選
択弁22は右傾選択位置22Bに切り換えられる。これ
により、駆動ポンプ23からの圧油は、油圧ジャッキ動
作流体供給切換弁21を介して第1駆動油圧ポンプ回路
41の管路41cに導かれ、分配流弁26を経て分岐管
路41aにのみ導かれ、左側油圧ジャッキ15のボトム
側油室15Aに供給される。このとき、左側油圧ジャッ
キ15のヘッド側油室15Bの作動油は、管路80を介
して右側油圧ジャッキ16のヘッド側油室16Bに送り
込まれる。このとき、右側油圧ジャッキ16のボトム側
油室16Aの作動油は、管路41b"を経て第2駆動油
圧ポンプ回路42の管路53'に導かれてタンク24に
開放される。したがって、操作モノレバー25aの右傾
動操作により、左側油圧ジャッキ15が伸長すると同時
に、その伸長分と同じだけ右側油圧ジャッキ16が収縮
する。
【0037】本実施形態によれば、左右の油圧ジャッキ
15,16を同時同方向および同時相対方向に伸縮させ
ることができるので、上部旋回体支持台10を前後左右
に傾動させることができ、下部走行体2の前後左右の傾
斜に対して、上部旋回体3を水平にすることが可能とな
り、傾斜地盤における作業性を向上させることができ
る。しかも、下部走行体2と左右揺動傾動台12との間
に左右の油圧ジャッキ15,16が傾斜した状態で設け
られいるので、上部旋回体傾動装置6の取付高さを低く
でき、車体重心位置を下げることができて走行安定性、
上部旋回体の旋回安定性を向上させることができる。ま
た、駆動ポンプ23から左右のジャッキ15,16に対
する油圧配管数が3本と少なくて済み、構成簡素な配管
にすることができる。
【0038】本実施形態によれば、左右の油圧ジャッキ
15,16にロッキング回路70を適用しているので、
左右の油圧ジャッキ15,16の自然降下を確実に防止
できるとともに、それら左右の油圧ジャッキ15,16
を長時間所望の位置で固定することが可能となる。した
がって、上部旋回体3の姿勢を安定して維持することが
可能となる。
【0039】本実施形態によれば、手動モノレバーパイ
ロット圧操縦装置60により油圧ジャッキ動作流体供給
切換弁21および油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22を操
作するように構成されているので、遠隔操作が容易に可
能となり、またその操作性も良いという効果を奏する。
また、操作モノレバー25aによる一本のレバー操作で
油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21および油圧ジャッ
キ伸縮方向選択弁22をスムーズに操作することがで
き、上部旋回体3の傾動操作における操作性の向上と装
置構成の簡易化を図ることができる。
【0040】本実施形態においては、油圧ジャッキ動作
流体供給切換弁21および油圧ジャッキ伸縮方向選択弁
22をパイロット圧操作形切換弁とし、操作モノレバー
25aの操作にて制御されるパイロット圧により、これ
ら油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21および油圧ジャ
ッキ伸縮方向選択弁22の各弁を切り換える例について
述べたが、それら油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21
および油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22をそれぞれ電磁
操作形切換弁とし、レバー操作を電気信号に変換して、
その電気信号により、これら電磁操作形切換弁の各弁を
切り換える方式を適用することも可能である。この方式
を適用することにより、更に遠隔操作が容易にでき、加
えて上部旋回体3の傾動動作を自動制御することも可能
となる。なお、油圧ジャッキ動作流体供給切換弁21お
よび油圧ジャッキ伸縮方向選択弁22を機械操作形切換
弁とし、操作レバーを動かしてリンクもしくはケーブル
により直接的に操作する方式を適用することももちろん
可能である。
【0041】なお、本実施形態のジャッキ駆動油圧回路
装置20とその基本構成を同じくして、操作モノレバー
25aの操作に対応するパイロット圧入力を変更するこ
とで、左右の油圧ジャッキ15,16の各ボトム側油室
15A,16Aと各ヘッド側油室15B,16Bとを入
れ替えても本実施形態と同様の作用効果を得ることが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る上部旋回体
傾動式作業車両の全体図である。
【図2】図2(a)(b)は、上部旋回体傾動式作業車
両における上部旋回体傾動装置の要部構成図で、(a)
は側面図、(b)は(a)におけるP矢視図である。
【図3】図3は、ジャッキ駆動油圧回路装置の油圧回路
図である。
【図4】図4は、操作モノレバーを前傾動させた場合に
おけるジャッキ駆動油圧回路装置の油圧回路図である。
【図5】図5は、操作モノレバーを後傾動させた場合に
おけるジャッキ駆動油圧回路装置の油圧回路図である。
【図6】図6は、操作モノレバーを左傾動させた場合に
おけるジャッキ駆動油圧回路装置の油圧回路図である。
【図7】図7は、操作モノレバーを右傾動させた場合に
おけるジャッキ駆動油圧回路装置の油圧回路図である。
【符号の説明】
1 上部旋回体傾動式作業車両 2 下部走行体 3 上部旋回体 4 作業機 5 運転室 6 上部旋回体傾動装置 10 上部旋回体支持台 11 片側揺動傾動台 12 左右揺動傾動台 15 左側油圧ジャッキ 15A ボトム側油室(左側油圧ジャッキ) 15B ヘッド側油室(左側油圧ジャッキ) 16 右側油圧ジャッキ 16A ボトム側油室(右側油圧ジャッキ) 16B ヘッド側油室(右側油圧ジャッキ) 20 ジャッキ駆動油圧回路装置 21 油圧ジャッキ動作流体供給切換弁 22 油圧ジャッキ伸縮方向選択弁 21a,21b,22a,22b 操作部(本発明
におけるパイロット圧受圧部に相当) 23 駆動ポンプ 24 タンク 25a 操作モノレバー 26 分配流弁 41 第1駆動油圧ポンプ回路 41a 分岐管路 41b 分岐管路 42 第2駆動油圧ポンプ回路 29,30,31,32 パイロット操作逆止
弁(本発明におけるダブルパイロットチェック弁に相
当) 60 手動モノレバーパイロット圧操縦装置 60',60" パイロット圧信号回路 60a パイロット圧出力手段 60b 連携出力手段 61 パイロット弁 61a〜61d パイロット圧弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体の上部に作業機、運転室また
    は運転席、およびエンジンを搭載した上部旋回体を旋回
    自在に設置してなる上部旋回体傾動式作業車両であっ
    て、 下部走行体と上部旋回体との間に、一端を上下方向へ片
    揺動可能とした上部旋回体の片側揺動傾動台(11)を
    下部走行体に取り付け、前記片側揺動傾動台(11)の
    上面に上部旋回体を左右方向へ両揺動可能とした左右揺
    動傾動台(12)を取り付け、下部走行体から左右揺動
    傾動台(12)に向って左右一対の油圧ジャッキ(1
    5,16)を傾斜状に配置した上部旋回体傾動装置を設
    けたことを特徴とする上部旋回体傾動式作業車両。
  2. 【請求項2】 前記上部旋回体傾動装置が、分配流弁
    (26)を経由して分岐(41a,41b)した第1駆
    動油圧ポンプ回路(41)、分岐しない管路(53)の
    第2駆動油圧ポンプ回路(42)からなる駆動油圧回路
    と、 前記第1駆動油圧ポンプ回路(41)の分岐管路(41
    a,41b)に、それぞれ左と右のボトム側油室(15
    A,16A)を接続し、第2駆動油圧ポンプ回路(4
    2)の管路(53)に、左と右のヘッド側油室(15
    B,16B)を連通接続にした、ダブルパイロットチェ
    ック弁(29,30,31,32)を有する左右油圧ジ
    ャッキ(15,16)と、 前記第1駆動油圧ポンプ回路(41)の分岐管路(41
    a,41b)と、第2駆動油圧ポンプ回路(42)の管
    路(53)に介在して、左と右の油圧ジャッキのボトム
    側油室、ヘッド側油室に対するポンプ流体流れ、タンク
    流体流れを切り換えて、同時同方向へ伸縮動作にする1
    つの同時伸縮動作組合回路(22N)と、互いに反対方
    向への相対伸縮動作にする2つの相対方向伸縮動作組合
    回路(22N,22B)を選択する油圧ジャッキ伸縮方
    向選択弁(22)と、 前記第1駆動油圧ポンプ回路(41)と第2駆動油圧ポ
    ンプ回路(42)を、油圧駆動ポンプ(23)とタンク
    (24)へ選択的に接続および遮断にして、前記3つの
    伸縮動作組合せ回路への駆動流体流れとタンク排出流
    れ、および、伸縮動作を中立にする油圧ジャッキ動作流
    体供給切換弁(21)とからなるジャッキ駆動油圧回路
    装置を備えた請求項1に記載の上部旋回体傾動式作業車
    両。
  3. 【請求項3】 前記油圧ジャッキ伸縮方向選択弁(2
    2)および油圧ジャッキ動作流体供給切換弁(21)を
    共にパイロット圧受圧部(21a,21b,22a,2
    2b)を有する弁手段とし、 操作モノレバー(25a)の前後左右揺動操作によって
    作動される前後一対のパイロット圧弁(61a,61
    b)、左右一対のパイロット圧弁(61c,61d)か
    らなるパイロット圧流体出力手段と、 前後一対のパイロット圧弁(61a,61b)からのパ
    イロット圧信号が、前記油圧ジャッキ動作流体供給切換
    弁(21)のパイロット受圧部(21a,21b)に接
    続されるパイロット圧信号回路と、 左右一対のパイロット圧弁(61c,61d)からのパ
    イロット圧信号が、前記油圧ジャッキ動作流体供給切換
    弁(21)のパイロット受圧部(21a)と、前記油圧
    ジャッキ伸縮方向選択弁(22)のパイロット圧受圧部
    (22a,22b)とに連携出力手段(60b)を経由
    して接続されるパイロット圧信号回路とからなる手動モ
    ノレバーパイロット圧操縦装置によって操作するように
    した請求項2に記載の上部旋回体傾動式作業車両。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009144504A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 Volvo Construction Equipment Ab 掘削機及び林業機械のレベリング装置用油圧システム
JP2012062684A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Toa Harbor Works Co Ltd 水中バックホウの姿勢制御装置
US8330683B2 (en) 2004-03-26 2012-12-11 Lg Display Co., Ltd. Driving method of organic electroluminescence display
JP2014194115A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Ryozo Matsumoto クローラ式林内作業機械

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